【2023年最新】クラウド経費精算システムおすすめ10選
今、バックオフィス業務のクラウド化が企業のオーソドックスとなりつつあります。 企業のあらゆる業務において生産性の向上は課題とされている時代であり、実際に多くの開発会社から、さまざまな業種をサポートするクラウド製品が提供されるようになりました。 今回はそんなバックオフィス業務の中でも、経理業務の効率化ができる「クラウド経費精算システム」をご紹介!オンプレミス型と打って変わって、使い回しの利くクラウド型は多くの企業におすすめのサービスです。あわせてクラウド経費精算システムの導入メリットと選び方も解説しています。ぜひ参考にしてみてください。

アイミツコンシェルジュ 伊藤
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.クラウド経費精算システムとは
- 2.【比較表】人気のクラウド経費精算システム
- 3.人気のクラウド経費精算システム3選
- 4.【比較表】無料トライアル期間があるクラウド経費精算システム
- 5.無料トライアル期間があるクラウド経費精算システム3選
- 6.導入実績が豊富な経費精算システム3選
- 7.経費精算システムをクラウド化するメリット
- 8.経費精算システムを選ぶポイント3つ
- 9.【まとめ】自社にぴったりの経費精算システムを選ぼう
1.クラウド経費精算システムとは
経理業務を効率化するソフトウェアである経費精算システムですが、それぞれ「オンプレミス型」と「クラウド型」の二種類にタイプが分かれています。
クラウド型とオンプレミス型の2種類が存在
「オンプレミス型」とは、自社のサーバーに直接導入して運用・管理するタイプのこと。メリットとしては、社内の管理体制を敷くためセキュリティが強固なことが挙げられます。しかし導入の際は環境構築のために費用がかさむ、アップデートやカスタマイズを行う際には苦労する、といったデメリットがありました。
「クラウド型」はベンダーと呼ばれる開発元が管理する経費精算システムに、インターネットを介して接続、利用するタイプのサービスです。こうしたクラウド型のサービスはSaaS(Software as a Service)とも呼ばれ、サブスクリプションの料金システムを採用しているものがほとんどです。クラウド型のメリットは初期費用が安いため導入しやすいこと、外出先でも経費申請できること、管理は提供元のベンダーなので、開発やアップデート作業が不要なことなどが挙げられます。
低コストで導入が可能なため中小企業でも導入がしやすい
クラウド型はオンプレミス型と比べ、比較的、安価に導入が可能。事業規模に合わせたプランやアカウント数など料金体系も柔軟な対応ができるサービスもあります。また。オンプレミス型のように自社でサーバを用意する必要もなく、初期費用も抑えることもできるでしょう。そのため、中小企業やスタートアップ企業でも導入がしやすいのも特徴です。
2.【比較表】人気のクラウド経費精算システム
ここからは人気のクラウド経費精算システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する経費精算システムでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、経費精算システム選びの参考にしてください。
3.人気のクラウド経費精算システム3選
ここからは人気のクラウド型の経費精算システムをご紹介します。

東京都渋谷区に本社を置くラクスが提供している「楽楽精算」は、国内企業10,000社が導入している国内導入社数No,1(※)の経費精算システムです。最大の魅力は、申請者と経理担当者の負担を軽減する豊富な機能。例えば交通費の申請では、スマホアプリやカードリーダーを使ってICカードを読み取り、運賃や経路の情報を申請データとして簡単に取り込むことが可能です。
その他経費もスマホの専用アプリを使って領収証やレシートを撮影するだけで、利用した分の経費申請が行えます。AIによる入力補助で誤差をなくす工夫がなされているのもポイントです。
こうして受け付けた申請は、勘定科目や税区分を紐づけ自動的に仕訳することができます。規定違反があった場合の通知メールまで自動送信が可能なので、差戻しや承認の工数が減り経理担当者のパフォーマンスを向上させるでしょう。
(※:デロイト トーマツ ミック経済研究所「電帳法対応進むクラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2021年6月号: https://mic-r.co.jp/micit/)より)
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
- 今まではフォーマットに内容を記載して裏に領収書を貼り付けして提出していたが、楽々精算になってからはポチポチとクリックしていけばいいだけなのでかなり楽になりました。 提出時に経理のご機嫌に怯えなくてよくなったのも助かります。
- 私が承認者ですが、確認画面が見やすく、添付領収書の確認が容易である点が良い。社内での回覧も従前の紙回覧に比べスピーディーになり大変便利
「Staple」は、東京都千代田区にオフィスをおくクラウドキャストが提供しているクラウド型の経費精算システムです。
使いやすいデザイン性が強みで、洗練されたインターフェイスは「グッドデザイン賞」を受賞しました。特にスマホアプリでの操作感は好評でサービス利用継続率も99%以上と数字に現れています。
機能面で特徴的なのが、国内外のVisa加盟店で利用できるプリペイドカード「Staple カード」を発行していること。従業員の立替を削減することができます。
そのほか交通系ICとの連携や、スマホの撮影による領収証・レシートの経費申請、会計ソフトとの連携など、基本的な経理業務に必要な機能も揃っています。1人あたり月額600円で利用できるので、コストパフォーマンスは高い経費精算システムといえるでしょう。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能

「マネーフォワード クラウド経費」は、東京都港区に本社をおき個人・法人向けの金融系webサービスを展開するマネーフォワードが提供しているクラウド型の経費精算システムです。
クレジットカードや電子マネー、ICカードなど多くのサービスと連携しており、従業員が経費を入力せずとも、自動で明細を取り込むことが可能です。またOCR機能によるレシート撮影やスマホアプリなど、スマホで経費申請をできる豊富な機能を備えています。外出する従業員が多い事業内容の会社には多くのメリットが見込めるでしょう。
そのほか、電子帳簿保存法に対応するタイムスタンプ機能やスキャナ保存による領収書の電子化など、ペーパーレス化の経費精算業務を実現することも可能です。従業員や経理部門がこれまでの経理業務に必要としていた時間を大幅にカットできるでしょう。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 領収書・レシートのオペレーター代理入力機能
- 詳細な説明書などを参照しなくても十分使いこなせます。一般的にとても使いやすいと評価できるソフトだといえます。
- システムがしっかりしているので便利。わかりやすく、引き継ぎがしやすい。誰でも簡単に使いこなせると思う。
4.【比較表】無料トライアル期間があるクラウド経費精算システム
ここからは無料トライアル期間があるクラウド経費精算システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する経費精算システムでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、経費精算システム選びの参考にしてください。
5.無料トライアル期間があるクラウド経費精算システム3選
無料トライアルが可能なクラウド経費精算システムを紹介します。
「ジョブカン経費精算」は、東京都渋谷区に本社をおくDonutsが提供しているクラウド型の経費精算システムです。
大きな強みは、経費精算業務を約1/10に削減する豊富な機能と、導入しやすい料金でサービスを提供していること。仕訳やFBデータの自動生成機能や、ジョルダンの乗換案内と連携した交通費の算出、承認経路の条件設定など、幅広い機能で経理担当者の業務をサポートします。申請者は外出先でスマホのブラウザから申請可能。従業員にとっても利便性がよい点も魅力です。
またスマホで撮影した領収書やレシートには、自動的にタイムスタンプが付与されます。電子帳簿保存法にも対応しているので安心して利用できるでしょう。どんな企業でも使えて高いコストパフォーマンスを発揮する経費精算システムだといえます。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 定期区間自動控除機能
- 申請へのファイル添付機能
- 経費の入力・申請機能
- 代理申請機能
- マニュアルを読む必要がなく、直感的に操作ができること。サポートが充実しており、コールセンターも繋がりやすい。
- 初めてこの経費精算システムをつかいましたが、使い方が分かり易いので苦にならずに精算作業ができました。

東京都新宿区に本社をおくjinjer株式会社は、クラウド型の経費精算システム「jinjer経費」を提供しています。
特徴はスマホでの経費業務に強いこと、柔軟なワークフローが設定できることが大きな強みです。従業員は専用のスマホアプリを利用することで、場所を選ばずに経費の承認・申請をすることが可能。空き時間を有効活用することで生産性の向上が期待できるでしょう。
14日間の無料トライアル期間を設けており、期間中は初期設定のサポートを受ける事が可能。本番環境と同様のアカウントで操作感を試すことができるので、自社に合うサービスかどうか導入前に判断することができます。
申請の承認フローも10段階まで設定できます。所属グループや個人単位で設定可能なので、導入前に複雑な承認フローを組んでいた企業も体制を変える必要はありません。基本的な経理処理も充実しているほか、労務管理や勤怠管理などの関連製品を利用することで、より企業の環境に合わせた運用も可能です。もちろん困ったときのサポートも充実しています。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 申請へのファイル添付機能

「クラウド経費精算システム freee」は、東京都品川区に本社をおくfreeeが提供しているクラウド型の法人向け経理・会計ソフトです。30日間の無料トライアル期間を実施しており、操作感を実際に試すことができます。また、導入関する相談も30分無料できるのもポイントでしょう。
最大の特徴は、中小企業の経理・会計をまとめて解決できるパッケージ製品であること。誰でも使いやすいインターフェイスをもち、各会計ソフトともシームレスに連携。見積・請求・納品書作成などの通常経理業務から、会計登録までを効率化します。上位のプランでは、請求書の一括請求機能や振込をワンクリックで行えるなど、多くのバックオフィス業務を効率化できるでしょう。「人事労務」や「マイナンバー管理」など関連製品との連携や、経理業務を部門別に仕分けできるタグ機能もおすすめです。個人事業主や、経理・会計業務をまとめて効率化したい中小企業に向くクラウド経費精算システムだといえます。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 経費の入力・申請機能
- 経費精算以外の各種申請のワークフロー機能
- 申請のメール通知機能
- 画面が見やすい。各項目欄も分かりやすく、記入しやすいです。
- 利用手順が初めてでもスムーズに使えることです。入力項目や編集操作が簡便なことも気にいった点です。昔は経費精算に手間、時間がかかりましたが今はストレスフリーです。
6.導入実績が豊富な経費精算システム3選
ここからは、数ある製品の中から厳選した、おすすめのクラウド経費精算システムをご紹介していきます。

東京都中央区にオフィスをおくコンカーは、経費精算システム「Concur Expense」を提供しています。国内では1,005社以上が導入し、利用者満足度95%以上と高い評価を獲得。国内売上シェアNo.1の実績を誇っています。
機能面での強みには、外部サービスとの連携と、大手企業でも運用できる機能性が充実していることが挙げられます。外部サービスとの連携では、飲食店やタクシー手配サービスとの法人契約により、従業員の経費申請にかかる負担を減らします。サービスを利用した際には日付や勘定項目の記録もされるため、経理担当者が従業員の不正を防止する上でも役立つでしょう。
そのほか、プロジェクト別で投資対効果を分析できる機能も備えているので、長期的な経費のマネジメント戦略を立てることも可能。自社の経理業務における弱点を適切に把握できるのです。
- 電子帳簿保存法への対応
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 入力しやすい、経費がいまどういった状況下なのかがすぐにわかってとても良くなった。これからも使い続けていきたいなとおもっている。
- Apple Watch連動して交通系ICのスキャンが出来、20件まで一気に交通費精算が簡単に出来る。
「HRMOS経費」は、神奈川県相模原市に本社をおくイージーソフトが提供している経費精算システムです。経費精算システムのパイオニアとして20年の歴史と実績をもち、累計58万ユーザー、2,300社以上の企業で導入されています。
クラウド型とオンプレミス型を提供しており、クラウド型は導入のしやすさが魅力。初期費用は無料で、50ユーザーにつき月額2万9,000円~と比較的安価に利用できます。
機能面では、経理の知識が不要のわかりやすいシステムを採用しています。勘定科目や税区分、税計算などが一切不要。金額を入力するのみで、さまざまな経費の申請から承認、支払処理といった経費精算処理を可能にします。サポート体制も充実しており、導入支援から導入後の運用にも対応。顧客満足度は98%と高い品質を保っています。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカードの取込機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 長くこのシステムを使用しています。他のシステムを利用したことが無いので比較はできませんが、ekeihiは簡単に入力が出来る点で使い易いです。
- 初めから使いやすくスムーズに導入できました。使い方がわからない場合も、サポート体制が万全で導入には不安がなかったです。

「TOKIUM経費精算」は、東京都千代田区に本社をおくTOKIUMが提供しているクラウド経費精算システムです。
強みとして挙げられるのは、カメラ撮影による経費申請の精度が高いこと。撮影されたレシートや領収証の確認は、全て専任のオペレーターが行っておりシステムへの入力も代行してくれます。オプション料金が必要ないことも嬉しいポイントです。
大手企業から中小企業まで多くの企業に導。累計導入件数は1000件を超えています。
また、スマホによる経費精算機能を多く備えている点も特徴の1つです。クレジット明細や交通系ICとも連携することで、自動的に利用履歴・乗車履歴を取得できます。マルチデバイスに対応しており、スマホやタブレットにかざすだけで交通費が精算できます。専用のICカードリーダーも不要なので使う場所を選びません。
領収書の回収から保管・破棄の代行、電子帳簿保存法への完全対応など、経理業務のペーパーレス化を実現するサービスが満載です。
- 電子帳簿保存法への対応
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- ICカードの取込機能
- 領収書・レシートのオペレーター代理入力機能
- 定期区間自動控除機能
- 経費の入力・申請機能
- 経費精算のワークフロー設定
- 申請情報の一括出力機能
- 従業員情報のCSVインポート機能
- 申請のメール通知機能
- 総額で経費の申請ができ、領収書を明細として張り付けられるので見た目的にもわかりやすく、メモを記載できるので似通った内容の領収書が連続してもきちんと判別可能なのが良い。
- 手間だけど細かく正確に管理できる 慣れるまで面倒だと感じる 経費精算システムを使ってよかったと思ってる
7.経費精算システムをクラウド化するメリット
自社の経費精算業務をクラウド化すると、多くのメリットを享受できるでしょう。
ここからはクラウド型経費精算システムの魅力について解説していきます。
業務の手間を削減して効率化できる
経費精算システムをクラウド化することで、経費精算の入力業務をより効率的に行えるようになります。
特にスマホのカメラ機能を使って領収証やレシートを撮影し、そのまま経費の申請が行えるOCR機能は、手作業での経費申請に比べて圧倒的な時間短縮になります。必要な書類も減り、ペーパーレス化が可能な経理業務も増えることでしょう。
クラウド型の経費精算システムがあることで、経費を申請する従業員と承認する経理担当者の負担が減り、企業全体の生産性向上が期待できるのです。
いつでもどこでも手軽に利用できる
クラウド型の経費精算システムを導入するメリットには、場所を選ばずに経理業務を行えるという点も挙げられます。
出張の際に生まれがちなスキマ時間も溜まっていた経費の処理ができるので時間の浪費を防げます。これまで領収書やレシートの申請を忘れがちだった従業員も、その場で経費申請が行えるので安心です。またクラウドサービスによっては海外でも利用できるので、遠方への長期出張でも経理業務を行うことができます。
8.経費精算システムを選ぶポイント3つ
現在、SaaS市場には多くの経費精算システムがリリースされています。自社にぴったりの製品を見極めるためには、どのようなポイントが大切でしょうか。
既存システムとの連携が可能か
経費精算システムでは、従業員が申請されたデータを一手に引き受け整理した仕訳データを会計ソフトや給与計算ソフトといった経理システムに取り込んで利用します。
すでに会社で利用している会計ソフトや経理ソフトがある企業は、既存システムとの連携ができるかどうかをまず確認しましょう。開発会社の協力も得ることで経費の申請と承認、精算から経費処理まで完結できれば、経理業務を適切に効率化できるでしょう。
自社の目的に沿った利用方法ができるか
経費精算システムはさまざまな会社から提供されており、必要なライセンス数、機能もそれぞれ異なります。
例えば大規模なクラウドサービスであれば、分析機能や外部サービスとの連携など豊富な機能が揃っています。しかし、中小企業が運用するには無駄なケースもあるでしょう。
従業員の入力作業の遅れや、経理担当の仕訳対応や給与計算による業務の圧迫など、社内の課題を洗い出すことで適切に解決できるサービスを選びましょう。
法改正に対応した内容が反映されているか
国内で経理上必要な手続きの電子化が進んでいることを受け、2022年1月より「電子帳簿保存制度」が改正されています。今回の改正では、事前申告の撤廃やタイムスタンプ押す期間の2か月以内に延長、電子保存データの紙管理が不要など大幅に規制緩和されています。
オンプレミス型は法改正の度に自社で対応する必要があります。ですが、クラウド型経費精算システムの多くは最新の法令に対応したシステムに自動的にアップデート。更新ボタンを押すだけで最新の法令に対応したシステムを導入できます。
また、普段よりキャッシュレス決済やデータによる経費申請を行っている企業の方は、導入する予定の経費精算システムが国税庁公認の「JIIMA(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)」から、「電子帳簿保存制度」の要件を満たしたシステムとして認証を受けているかどうか、というのも判断基準として持っておきましょう
もっと詳しく電子保存法対応した経費精算システムについて知りたい方はこちら
9.【まとめ】自社にぴったりの経費精算システムを選ぼう
いかがでしたでしょうか。ここまでクラウドに対応する経費精算システムを紹介してきました。
クラウド型の経費精算システムは、製品によって対象となる企業規模、料金体系が異なります。
これから経費精算システムの導入を検討している企業は、利用する機能やオプションなどを適切な規模に留めておかないと、月々の料金が割高となってしまうので注意しましょう。
また経理担当者が扱える操作性を持ったシステムか、自社ですでに導入している基幹システムとの連携が可能かなど、確認すべき項目は多岐に渡ります。気になる製品を幾つか見積もりを取ったうえで、比較的安価な経費精算システムからスモールスタートしてみるのもおすすめです。
経費精算システムの料金相場を知りたい方はコチラ!



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