経費精算システムおすすめ10選を比較!選び方も解説
現在、法人全体の約半数が経費精算システムを導入し、企業DXの手法として定番となりつつあります。紙やExcelからシステム運用に切り替え、業務効率化を実現している企業も多数です。
経費精算システムの選定を行う際には、ポイントを押さえた比較が必要です。いくら高性能なシステムでも、自社に必要な機能が使えなければ効率化は進みません。導入を成功させるためにも、「どこに重点をおくのか」「どのような機能が必要なのか」を明確にした上で比較検討を進めましょう。
本記事では、経費精算システムの選び方を解説した上で、料金や機能比較でおすすめの経費精算システム10選を紹介します。ぜひ自社に最適なシステムをご確認ください。
SaaSの導入・運用支援のプロ
杉野 愼
株式会社TECO Designにて800社へのツール導入支援を行い、中小企業のDX化をサポートしている。以前は大手の社会保険労務士事務所にて、給与 …続きを見る
株式会社TECO Designにて800社へのツール導入支援を行い、中小企業のDX化をサポートしている。以前は大手の社会保険労務士事務所にて、給与計算業務などに従事し、顧問先担当企業のIPO、M&Aも経験。同時にIT推進室室長として、社内のマニュアル整備、IT推進などに注力した。 株式会社TECO Design 代表取締役社長
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- 経費精算システムを選ぶ際の比較ポイント
- 経費精算システムの比較表
- 【2024年最新】おすすめの経費精算システム10選
- 中小企業向けおすすめ経費精算システム3選
- 無料で使えるおすすめ経費精算システム3選
- 交通費精算に特化したおすすめシステム3選
- 経費精算をシステム化するメリット
- まとめ:経費精算ソフト選びに迷ったら相見積もりがおすすめ
- よくある質問
経費精算システムを選ぶ際の比較ポイント
経費精算システムとは、精算業務に関わる一連の作業を効率化するシステムです。交通費・出張旅費・物品購入費・交際費などの経費申請から承認までシステム内で完結するため、従業員や経理担当者の負担を軽減することができます。
経費申請の際は、これまで紙やExcelで行っていた手作業が不要になり、全てPCやスマートフォンから操作が可能です。スマートフォンで領収書を撮影するだけで申請内容が自動入力される機能(OCR機能)もあり、そのまま送信すれば経費申請が完了します。
便利な経費精算システムは、経理DX・ペーパーレス化・電子帳簿保存法対応を背景に、多くの企業で導入されています。株式会社矢野経済研究所の調査によると、2020年度の経費精算ソリューションの市場規模は前年度比130.2%となり154億4,500万円に拡大。今後も「経理のペーパーレス化を推進するため」「電子帳簿保存法対応のため」に、経費精算ソリューションを導入する企業が増加すると見込んでいます。
出典:株式会社矢野経済研究所「経費精算ソリューション市場に関する調査(2021年)」(2022年2月28日発表)
では、自社に最適な経費精算システムを選ぶ際には、どんな観点に注意すべきなのでしょうか。以下、重要な比較ポイント5つを解説します。
- 自社の規定に沿った申請・承認フローを設定できるか
- 交通費や旅費の精算を効率化する機能があるか
- 会計ソフトへのデータ連携が可能か
- 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しているか
- 初期費用・月額料金を比較する
自社の規定に沿った申請・承認フローを設定できるか
経費精算システムを選ぶ際は、「自社の規定に沿った申請・承認フローを再現できるか」が重要です。たとえば、申請項目や金額によって承認者を分岐できるシステムなら、「1万円以内の交際費は課長承認、1万円を超える交際費は部長承認」といった分岐設定ができます。
そのほか、経費精算システムには複数人への一斉承認依頼、多数決承認、代理申請・承認といった機能があり、自社運用を変えることなくスムーズなシステム化が実現します。事前に自社の承認フローを洗い出し、どのような設定が必要なのか確認しましょう。
従業員にとって使い勝手の良い経費精算システムを選択することで、心理的ハードルを下げて、スムーズな申請が可能となります。
交通費や旅費の精算を効率化する機能があるか
経費精算の中でも頻繁に発生して面倒なのが、交通費や旅費の精算。経費精算システムの以下の機能を使えば、ミスなくスムーズに交通費・旅費精算ができます。
機能 | 詳細 |
---|---|
交通系ICカード・モバイルIC連携 | 交通費データを一括読み取り、経費精算システムに連携する機能。 |
乗換案内サービス連携 | 経路検索の情報を経費精算時に反映する機能。定期区間の自動控除も可能。 |
経費精算システムによっては、古いOSに対応していない場合があるため注意が必要。上記の機能を使って経費精算を効率化したい場合は、対応OS・デバイスを確認しましょう。
会計ソフトへのデータ連携が可能か
経費精算では経費の計上や支払い処理が発生するため、会計ソフトに仕訳データを記録する必要があります。紙やExcelで経費精算を行っている場合は経理担当者が1つひとつ手入力で仕訳データを作成する必要がありましたが、経費精算システムなら仕訳データの自動作成が可能です。
あらかじめ経費精算の種類ごとに勘定科目を設定するだけで、会計仕訳が自動作成されます。人の手による作業がなくなるため、転記漏れや入力ミスの削減にもつながるでしょう。なお、連携方法にはCSV・API・シリーズ連携の3パターンがあり、API・シリーズ連携なら自動で仕訳データを反映することができます。
電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しているか
電子帳簿保存法とは、領収書や請求書をはじめ、これまで紙での保存を求められていた書類を電子データでも保管可能とする法律です。ただし、領収書や請求書をスキャナ保存する際には細かな要件(画像の解像度や色の階調、タイムスタンプの付与など)が定められており、電子帳簿保存法に対応した経費精算システムが必要となります。
関連記事:紙・PDFの請求書の保管におすすめの経費精算システム
また、2023年10月に開始したインボイス制度によって、領収書に「適格請求書発行事業者」を示す登録番号が掲載されます。そして、この登録番号が記載されているか否かによって、会計の仕訳区分が変わります。もしシステムがインボイスに対応していない場合、会計ソフトへデータ連携した後に仕訳区分の手直しが発生してしまいます。経理担当者の負担をなくすためにも、インボイス制度・電子帳簿保存法に対応したシステムを選びましょう。
関連記事:インボイス制度で経費精算はどう変わった?おすすめソフトも解説
初期費用・月額料金を比較する
経費精算システムを利用する際は、初期費用と月額料金が発生します。料金体系は、月額料金が固定のタイプ・従量課金制のタイプの2種類があり、料金相場は下記の通りです。
経費項目 | 月額料金が固定のタイプ | 従量課金制 |
---|---|---|
初期費用 | 無料~30万円程 | 無料 |
月額料金 | 5千円~3万円程 | 200円~600円/1ユーザー |
また、経費精算システムによっては機能ごとに千円〜3千円程のオプション料金が発生する場合もあります。複数社の経費精算システムを選定できたら、相見積もりを依頼して各社の料金を比較するのがおすすめです。
関連記事:経費精算システムの平均費用と料金相場
SaaSの導入・運用支援のプロ
杉野 愼のコメント
月額料金は固定制であっても 、利用人数で割ると従量課金制と同じくらいになることが多いです。しかし、利用人数が少ない企業やチームだと割高になってしまうことも。
経費精算システムの比較表
ここからは、経費精算システムの機能・料金・特徴を比較します。自社の予算や必要な機能と照らし合わせながら、おすすめの経費精算システムをご確認ください。
下記ボタンから、経費精算システムを最大6社まで並べて比較できます。各社の料金や機能を比較したい場合にぜひご活用ください。
【2024年最新】おすすめの経費精算システム10選
機能や料金を比較した結果、2024年最新のおすすめ経費精算システム10選は下記の通り。気になるサービスの詳細をご確認ください。
- ジンジャー経費
- 楽楽精算
- マネーフォワードクラウド経費
- バクラク経費精算
- freee支出管理_経費精算Plus
- Concur Expense
- ジョブカン経費精算
- HRMOS経費
- TOKIUM経費精算
- Spendia(スペンディア)
ジンジャー経費
ジンジャー経費は、業界トップクラスの月額料金と使い勝手の良さで人気の経費精算システムです。シリーズ累計登録者数は18,000社を突破し、多くの小規模・中小企業に導入実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは、わかりやすく誰でも使えるシンプルな画面です。利用者の導線を考慮した画面設計がなされており、初めての人でもミスなく安心して精算業務を行うことができます。メニュー表示も色分けされているため、スマートフォンからでも直感的な操作が可能です。
ジンジャー経費の料金は業界最安クラスの月額500円。限られた予算内でシンプルに使いたい企業にはおすすめの経費精算システムです。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
楽楽精算は、国内のSaaS型経費精算市場において、累計導入社数ランキング1位(※)の実績を誇る経費精算システムです。圧倒的なシェアとシステムの安定性から、多くの企業で利用されています。※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より
他社と比較したおすすめポイントは、業務効率化や生産性向上に向けた機能が充実している点です。経費精算はもちろん、請求書処理や汎用ワークフロー、事前申請機能、経費・予算管理、規定違反チェックなどの機能があり、さまざまな場面で活用することができます。ICカード連携や会計ソフト連携、FBデータ自動作成なども使えるため、経理業務の負担も大幅に削減できるでしょう。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
- ペーパーレースもさることながら、何よりも精算業務が楽である。乗換案内の機能が1番有効活用できる素敵な機能である。
- 精算までの処理時間が早い 支払いが自身の口座へ振り込みなので支払いの履歴が残り、請求漏れがないか等の確認がしやすい。
マネーフォワード クラウド経費
マネーフォワードクラウド経費は、使い勝手の良さとムダのない料金体系で人気の経費精算システムです。3つのプランが用意されており、中小企業から大企業まで、組織規模に合わせて最適なプランを利用できます。
搭載される機能としては、スマホによる申請・承認、OCR入力、オペレーター入力、クレジットカード・電子マネー連携、振込API・総合振込対応、汎用ワークフロー、キャッシュレス決済などがあり、幅広い業務をカバーできます。また、レポート共有・分析機能や決算書自動作成機能もあり、管理者や経理担当者の生産性向上にも役立つでしょう。
マネーフォワードクラウド経費の月額料金は、経費精算を利用したユーザー分のみ課金される仕組みです。システム利用にかかる費用を少しでも抑えたい企業に、おすすめの経費精算システムです。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 領収書・レシートのオペレーター代理入力機能
バクラク経費精算
バクラク経費精算は、領収書の一括アップロードによってスピーディな経費精算を実現できるシステムです。経理担当者に寄り添った設計で、インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応しています。
最大の特徴はAI-OCR機能で、領収書の一括アップロードが可能です。向きがバラバラになっていてもAIが自動で領収書を回転して読み取るため、手間がかかりません。隙間時間を使ってスピーディに申請できるようになり、申請者の作業効率が大幅にアップするでしょう。
また、バクラク経費精算には、経理担当者の負担削減に役立つ機能も数多く搭載されています。会計ソフトや給与ソフトとの連携、FBデータ(銀行用振込データ)の出力、請求書支払いなどの機能を使えば、ほぼ全ての経理業務が自動化されます。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- 経路検索・交通費計算機能
- 定期区間自動控除機能
- 申請へのファイル添付機能
- 経費の入力・申請機能
- 事前申請機能
「freee支出管理_経費精算Plus」は、freee株式会社が提供する経費精算システム。購買申請から従業員立替、経費申請、消込まで対応します。法人カードをシステムに紐づけて経費処理を行うことも可能です。
主な機能としては、スマートフォンによる申請・承認、OCR(領収書読み取り)機能、駅すぱあと連携、交通系ICカードの履歴読込などがあり、承認経路も最大15件まで登録可能です。承認された経費はワンクリックでfreee会計に反映されるため、経理担当者の大幅な工数削減につながるでしょう。
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 領収書・レシートのオペレーター代理入力機能
- 定期区間自動控除機能
- 画面が見やすい。各項目欄も分かりやすく、記入しやすいです。
- 利用手順が初めてでもスムーズに使えることです。入力項目や編集操作が簡便なことも気にいった点です。昔は経費精算に手間、時間がかかりましたが今はストレスフリーです。
Concur Expenseはカスタマイズ性に優れ、国内外で最も多く利用されている経費精算システムです。企業規模に応じた料金プランが用意されており、コストを抑えながら精算業務の効率化を実現できます。
他社と比較したおすすめポイントは、充実した外部連携機能です。PayPayなどのQRコード決済アプリやコーポレートカード支払い、ホテル手配、タクシー配車などさまざまなサービスと連携することができます。多言語・多通貨対応で海外のホテルや航空券の予約もできるため、グローバル展開する企業におすすめです。
さらに、ワークフローでは規定違反の自動チェックにも対応可能です。ミスや不正申請を削減できるようになれば、内部統制の強化にもつながるでしょう。
- 電子帳簿保存法への対応
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 使い慣れもあるかもしれませんが、特に操作について迷うことなく作業が可能で満足しております。マニュアルもわかりやすいです。
- 最初は抵抗があったが、事務作業の工数が減るので効率化できた 会社としても経費の使用状況がリアルタイムで把握できると思います 私は性格的にすぐ清算しますが、だらしない人は清算を溜めてしまうので、そこはシステム以外の問題点となる
ジョブカン経費精算は、業界最安クラスの価格でシンプルに使える経費精算システム。コストパフォーマンスの良さから、企業規模を問わず導入実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは、安い価格設定です。初期費用とサポート費用が無料であるにもかかわらず、1ユーザーあたり月額料金400円と安い価格で利用可能。最低料金は月額5,000円からの設定ですが、同シリーズのワークフローと併用すれば、割引特典を受けることも可能です。
また、シンプルながら、スマートフォンによる申請や承認、ICカード読み取り、仕訳データ連携、乗換案内連携といった機能は全て網羅されています。コストパフォーマンスを重視する企業に、おすすめの経費精算システムです。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 定期区間自動控除機能
- 申請へのファイル添付機能
- 経費の入力・申請機能
- 代理申請機能
- マニュアルが無くても視覚的に使えるUIで、ほぼ全員が簡単に使いこなせています。経路検索や領収書の無い切符の金額なども簡単に調べることができます。
- マニュアルを読む必要がなく、直感的に操作ができること。サポートが充実しており、コールセンターも繋がりやすい。
HRMOS経費(ハーモス経費)は23年の実績を誇るパイオニア的存在で、申請・承認・支払処理の一元管理ができる経費精算システムです。初期費用無料という導入ハードルの低さと充実したサポート体制が人気で、多くの企業に導入実績があります。
他社と比較したおすすめポイントは、基本プランに含まれる機能の充実度です。精算業務に必要な領収書AI-OCRや承認フロー、スマホアプリはもちろん、ICカード読込やクレジットカード連携、駅すぱあと連携、Amazonビジネス連携、帳票一覧、Slack連携なども、全て基本プラン内で利用することができます。
また、HRMOS経費はサポート体制も充実しており、導入した後も問い合わせや運用サポートが回数制限なしで利用可能です。手厚いサポートで長く利用し続けたい企業におすすめの経費精算システムと言えます。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- キャッシュレス立替・送金機能
- 定期区間自動控除機能
- 長くこのシステムを使用しています。他のシステムを利用したことが無いので比較はできませんが、ekeihiは簡単に入力が出来る点で使い易いです。
- 初めから使いやすくスムーズに導入できました。使い方がわからない場合も、サポート体制が万全で導入には不安がなかったです。
TOKIUM経費精算は、使いやすさとユーザー満足度の高さに定評がある経費精算システムです。高度な機能によって、完全ペーパーレス化と業務効率化を実現することができます。
他社と比較したおすすめポイントは、スマホ撮影した領収書のデータを正確に反映できる点です。専任オペレーターによる入力代行が行われ、99%以上(※)の高精度でデータ化します。入力内容を確認する手間が省け、経費申請の工数軽減につながるでしょう。(※TOKIUMが規定した条件を満たした書類における、対象項目あたりの精度)
また、TOKIUM経費精算ではオプションで、領収書の突合や保管を代行してくれるサービスも利用可能です。領収書を社内の専用ポストに投函するだけで毎月回収されるので、経理担当者の負担も大幅に削減できるでしょう。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- 承認ルートの分岐機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- 領収書・レシートのオペレーター代理入力機能
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 総額で経費の申請ができ、領収書を明細として張り付けられるので見た目的にもわかりやすく、メモを記載できるので似通った内容の領収書が連続してもきちんと判別可能なのが良い。
- スマホ一台で領収書を写真で撮れて、申請と処理がすごく楽にできる。進捗具合も確認できるようになったのでとても便利です。 また、ダメなところも来るので再申請も迷わない。
Spendiaは、スマートフォン操作のみで精算業務が完結できるように設計された経費精算システムです。あらゆる業種・業態に合わせて柔軟にカスタマイズできるため、多くの企業に導入されています。
他社と比較したおすすめポイントが、充実した入力支援機能です。領収書OCR自動入力はもちろん、GPS移動距離精算、経路検索・定期控除、仮払い申請・精算、日当等自動計算といったさまざまな機能が搭載されています。AIチャットボットを利用した対話型入力も可能なため、経費申請の負担を大幅に軽減します。
カスタマイズの観点でも優秀で、ドラッグ&ドロップによって直感的に画面の作成や申請項目の変更、ワークフローのメンテナンスなどが可能です。企業独自のプロセスや規定違反チェックも自由に設定できるため、管理者にとっても利便性の高い経費精算システムといえます。
- 電子帳簿保存法への対応
- FBデータ自動作成・出力機能
- 請求書・領収書・レシートのOCR機能
- 仕訳データ自動作成・出力機能
- ICカード利用履歴の取込み
- 経路検索・交通費計算機能
- 外貨入力の対応
- 定期区間自動控除機能
- 日当・宿泊手当の自動計算機能
- 経費の入力・申請機能
中小企業向けおすすめ経費精算システム3選
中小企業にはシンプルで使いやすい経費精算システムがおすすめです。以下、中小企業向けの経費精算システムおすすめ3選をご覧ください。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
freee支出管理_経費精算Plus | freeeの会計ソフトとスムーズに連携可能。経費精算と会計処理を同時に効率化したい企業におすすめ。 |
ジンジャー経費 | 使い勝手の良さから小規模・中小企業に人気のシステム。利用者の導線を考慮した設計で直感的な操作が可能。 |
MOT経費精算 | 月額料金は1人あたり199円と低コスト。スマホによる申請・承認、ICカード読み取り、会計ソフトへの連携など基本機能も充実。 |
中小企業向け経費精算システムは、「会計処理が簡単」「使いやすい」「コストが安い」などの特徴があります。自社の経費精算の運用方法・希望要件と照らし合わせて、経費精算システムを選びましょう。 上記以外にも中小企業向けの経費精算システムは存在します。ほかのシステムもチェックしたい方は「中小企業向けのおすすめ経費精算システム」をご覧ください。
経費精算システム選びに迷っている企業担当者は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)にご相談ください。ITツール受発注支援のプロであるコンシェルジュが、希望要件を踏まえておすすめの経費精算システム(最大6社)を無料でご案内します。
無料で使えるおすすめ経費精算システム3選
経費精算システムを導入する前にぜひおすすめしたいのが、無料トライアルの利用です。以下、無料トライアルを実施するおすすめ経費精算システム3選を紹介します。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
マネーフォワードクラウド経費 | 充実した機能で幅広い業務をカバー。分析や決算書自動作成機能もあり、管理者の生産性を向上させたい企業におすすめ。 |
kincone | 勤怠管理と同時に交通費精算ができるシステム。マルチデバイス対応で、営業社員が多い企業におすすめ。 |
経費BANK | マルチデバイス対応で、誰でも使えるわかりやすい画面。月額料金1,500円(5ID)から利用可能。 |
無料トライアルを利用することで、「使い勝手が良いか」「自社の運用に合うか」がわかります。導入を成功させるためにも、積極的に無料トライアルを活用しましょう。 上記以外の経費精算システムは、「無料で使えるおすすめ経費精算システム」で紹介してるので、ぜひご覧ください。
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交通費精算に特化したおすすめシステム3選
経費精算の中でもとくに発生頻度が高いのが交通費精算です。ここでは交通費精算に特化したおすすめのシステム3選を紹介します。
サービス名 | 特徴 |
---|---|
rakumoケイヒ | rakumoカレンダーとの連携で外出予定の登録と同時に交通費を自動計算。rakumoワークフローとも連携可能。 |
WAVE225旅費 | 交通費精算だけでなく、国外出張精算や渡航管理、仮払申請にも対応。ワークフローの柔軟性も高い。 |
ネクストICカード | 交通費精算と経費精算、勤怠管理が一体になったシステム。交通系ICカード全般に対応。 |
交通費精算に特化したシステムを使えば、面倒な交通費の計算もスピーディに行えます。とくに、外回りで電車を使う営業職を多く抱える企業には、交通費精算に対応したシステムがおすすめです。上記以外の交通費精算に特化したシステムは、「交通費精算におすすめの経費精算システム」で紹介しています。様々な企業からシステムが出てるので、自社に合うものを選んでください。
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経費精算をシステム化するメリット
経費精算のシステム化は、全ての従業員にとって大きなメリットと言えます。具体的にどのようなメリットがあるか確認しましょう。
- Excelでの管理と比較して手間・時間を削減できる
- 作業中の入力ミスを防止できる
- スマホからいつでも申請・承認でき、経費精算がスピーディに完了
Excelでの管理と比較して手間・時間を削減できる
経費精算システムの最大のメリットは、経費精算にかかる手間や時間を削減できる点です。Excelで管理する場合、申請書は手入力で作成し領収書の転記や交通費の計算といった面倒な作業が発生します。提出した申請に不備があれば差し戻しになり、再度作り直しが発生。書類の受け渡しも必要なため、決裁完了までに多くの時間がかかります。
経費精算をシステム化することで、領収書のスマホ撮影やICカードの履歴取り込みだけで申請書を作成することができます。承認者には通知が届き、そのまま画面上から承認・チェックが可能です。差し戻しが発生しても全てシステム上で行えるため、スムーズな精算業務を実現できるでしょう。
作業中の入力ミスを防止できる
経費精算のシステム化は、作業中の入力ミスを防止できる点もメリット。たとえば、経費申請システムでは、スマホアプリのOCR機能によって領収書の自動読み取りが可能です。ICカードやクレジットカード、プリペイドカードも履歴が取り込めるため、手入力自体が必要なくなります。さらに、役職に応じた「日当」や地域毎の「宿泊費」を自動反映させる機能もあり、申請時の入力ミスはほとんど発生しなくなるでしょう。
また、会計処理についても、承認された経費申請の内容をそのまま会計ソフトへ反映させることができます。手作業では勘定科目の選択や金額入力で誤りが発生することもありますが、自動反映することでミスの防止につながるでしょう。
SaaSの導入・運用支援のプロ
杉野 愼のコメント
システムを連携して入力の時間やミスを削減できれば、連携した情報の確認に時間を充てることができます。
スマホからいつでも申請・承認でき、経費精算がスピーディに完了
多くの経費精算システムはスマホアプリに対応しており、場所を問わずいつでも経費申請が可能です。たとえば、外出先や移動中などの隙間時間でも、領収書を撮影するだけで申請書を作成できます。外回りの営業社員もわざわざ会社に戻る必要がなく、その場で申請が可能です。
また、承認側でも、スマホアプリに通知が届けば即座に確認することができます。紙を用いた申請ではハンコを押す作業が必要ですが、スマホアプリを使えばボタン一つで承認・否認・差し戻しの選択が可能です。処理状況もひと目で把握できるため、全ての経費精算をスピーディに完了させることができるでしょう。
SaaSの導入・運用支援のプロ
杉野 愼のコメント
経費精算システムを導入した企業様からは、「雑然としていた経費申請の経路や内訳が整理できた」「会計処理時に改めて仕訳をする必要がなくなった」「レシートの写真だけで情報を取り込めるのが楽」といった声がよく聞かれます。
スマホ1台で領収書管理や、電子帳簿保存法に対応したアプリを導入したい方は、「領収書管理・電子保存におすすめのアプリ」をぜひご覧ください。おすすめの経費精算アプリを紹介しています。
まとめ:経費精算ソフト選びに迷ったら相見積もりがおすすめ
経費精算ソフトには領収書の自動読み取り(OCR)機能やICカード・クレジットカード連携、会計ソフトへの仕訳データ連携など、精算業務に役立つさまざまな機能が搭載されています。経費申請に悩みを抱える企業は、すぐにでも導入を進めたいと思っているでしょう。
しかし、いざ選定しようとしても、どのシステムが良いのか判断は難しいもの。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った経費精算システムが分かる診断(無料)ができます。
よくある質問
経費精算システムについて、よくある質問に答えます。
経費精算システムとは?
経費精算システムとは、精算業務で発生する一連の作業を効率化できるシステムです。経費申請者は、スマホのカメラで領収書を読み取って申請書を自動作成し、システム上で経費を申請できます。管理者や経理部の担当者が承認を行ったものについては、会計仕訳データが自動で作成され、会計ソフトに取り込むことが可能です。
ICカードやクレジットカードの履歴読み取り機能などもあり、経費精算にかかる多くの作業を自動化でき、精算業務をスムーズに進められるでしょう。
経費精算システムにはどんな機能がある?
経費精算システムの主な機能は、下記の通りです。自社に必要な機能をご確認ください。
経費精算システムの機能 | 詳細 |
---|---|
スマートフォン対応 | スマホアプリでの経費申請・承認する。 |
OCR機能(領収書自動読み取り) | スマホカメラで撮影した領収書データを読み取り、自動で申請書を作成する。 |
交通費数理計算 | 乗換案内サービスと連携し、定期区間を自動控除して経費を計算する。 |
各種データ連携 | 交通系ICカード、クレジットカード、コーポレートカード、スマホ決済アプリなどの利用明細を自動で取り込む。 |
会計ソフト連携 | 経費精算データをもとに自動仕訳・会計ソフトへ連携する。 |
FBデータ作成 | 経費精算データから振込データを自動作成する。 |
請求書処理 | 受け取った請求書をもとに、振込依頼申請を作成する。 |
API・CSV連携 | 既存システムと連携する機能。 |
規定違反チェック | 申請書作成時に社内規定に違反していないか機械的にチェックし、違反時には警告表示・申請ブロック。 |
電子帳簿保存法対応 | 法的要件に従って領収書・請求書をスキャナ保存する。 |
インボイス対応 | インボイス制度に則って会計仕訳データを作成する。 |
汎用ワークフロー | 社内稟議・押印申請に利用できる汎用的なワークフローを設定する。 |
ワークフローシステムと経費精算システムの違いは?
ワークフローシステムとは、社内稟議の申請・承認・決裁に対応したシステムです。稟議の手続きを効率化し、迅速な意思決定を実現することを目的としています。一方、経費精算システムは、精算業務の中で発生する一つひとつの作業を効率化するためのツールです。経費申請者や承認者、経理担当者が行うほとんどの作業を自動化することができます。
それぞれ目的は異なりますが、汎用ワークフロー機能が搭載された経費精算システムを使えば、経費精算以外の社内稟議申請もすべてシステム上で完結することができ、全社の業務効率化を実現できるでしょう。
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杉野 愼
株式会社TECO Design 代表取締役社長
株式会社TECO Designにて800社へのツール導入支援を行い、中小企業のDX化をサポートしている。以前は大手の社会保険労務士事務所にて、給与計算業務などに従事し、顧問先担当企業のIPO、M&Aも経験。同時にIT推進室室長として、社内のマニュアル整備、IT推進などに注力した。
SaaSの導入・運用支援のプロ
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