領収書管理・電子保存ができるアプリおすすめ17選【2025年最新】
日々発生する領収書・レシートの処理や出張経費の精算など、領収書管理は手間のかかる作業です。申請や内容のチェック、紙書類の管理などを効率化するために「領収書を電子化したい」と考える企業も多いのではないでしょうか。
しかし、領収書・レシートの電子保存で注意すべきは電子帳簿保存法への対応です。改正電子帳簿保存法ではデータの保存要件が大幅に緩和されていますが、領収書をスキャナ保存する際は一定のルールに沿った運用が求められています。
本記事では、電子帳簿保存法対応のおすすめの領収書管理アプリや、経費精算まで一括対応できるアプリをご紹介。領収書管理の効率化・電子化を検討している経理担当者や個人事業主は、ぜひおすすめのアプリを確認ください。
SaaSの導入・運用支援のプロ
杉野 愼
株式会社TECO Designにて800社へのツール導入支援を行い、中小企業のDX化をサポートしている。以前は大手の社会保険労務士事務所にて、給与 …続きを見る
株式会社TECO Designにて800社へのツール導入支援を行い、中小企業のDX化をサポートしている。以前は大手の社会保険労務士事務所にて、給与計算業務などに従事し、顧問先担当企業のIPO、M&Aも経験。同時にIT推進室室長として、社内のマニュアル整備、IT推進などに注力した。 株式会社TECO Design 代表取締役社長
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- 領収書管理・電子保存ができるアプリとは
- 領収書・レシートをスマホアプリ上で電子保存するメリット
- 【比較表】領収書・レシート管理、電子保存ができるアプリ
- 【無料あり】領収書管理・電子保存ができるアプリおすすめ5選
- 経費精算まで一括対応できるアプリおすすめ12選
- 領収書アプリの選び方・比較ポイント
- まとめ:領収書・レシート管理の効率化には、電子帳簿保存法に対応するアプリがおすすめ
- よくある質問
領収書管理・電子保存ができるアプリとは
領収書管理・電子保存ができるアプリには、シンプルに電子保存ができるアプリと、経費精算までできるアプリがあります。
- 電子保存ができるアプリ:電子帳票アプリ、請求書受領アプリ
- 経費精算までできるアプリ:経費精算アプリ
経費精算アプリとは、スマホやタブレットなどのモバイル端末を利用して、領収書やレシートの管理から経費申請・承認まで、経費精算に関わる一連の業務を行えるアプリケーションです。経費精算アプリを導入することで、テレワークや外出・出張先でもスマホで手軽に経費の申請ができるようになり、支払い精算までスピーディに進められます。
手作業による経費精算は、従業員と経理担当者の双方にとって負担となる業務です。申請者は領収書を確認しながら一つずつ転記作業を行わなければならず、経理側では提出された申請書と添付書類の突き合わせ作業が発生します。一方、経費精算アプリを使えば搭載された機能によって全ての作業を簡略化できます。
また、経費精算アプリでは社内の承認フローに従って管理者や経理部に承認依頼の通知がいくため、手続き漏れが発生しにくい点もメリット。承認までのプロセスがスムーズになるだけでなく、ミスが発生しにくいワークフローを実現できるのです。
便利な経費精算アプリは、経理DX・ペーパーレス化・電子帳簿保存法対応を背景に、多くの企業で導入されています。株式会社矢野経済研究所の調査によると、2020年度の経費精算ソリューションの市場規模は前年度比130.2%の154億4,500万円に拡大。今後も「経理のペーパーレス化を推進するため」「電子帳簿保存法対応のため」に、経費精算ソリューションを導入する企業が増加すると見込んでいます。
領収書・レシートをスマホアプリ上で電子保存するメリット
現在、紙やExcelでの経費精算を行っている企業が、領収書・レシートの電子保存・管理ができるスマホアプリを利用するメリットを3つ紹介します。
スマホ撮影で領収書・レシートを簡単にデータ化できる
多くの領収書管理/経費精算アプリでは、スマホ撮影によって領収書・レシートを簡単に電子データ化できるOCR機能(領収書読み取り機能)が搭載されています。OCR機能とは画像を文字として認識する技術で、撮影した領収書画像から日付や金額、取引先などの自動入力が可能です。申請者は読み込まれた内容を確認するだけで経費申請を済ませられ、入力にかかる工数を大幅に削減できます。
さらに、申請業務が簡略化されることで従業員の心理的負担が軽減できるのも大きなメリット。これまで面倒だと感じていた申請を、スマホで簡単に行えるようになり、申請を後回しにして月末にまとめて申請するケースを減らすことができます。
電子帳簿保存法の要件を満たして、領収書やレシートをスキャン・電子保存できる
領収書管理/経費精算アプリを導入することで、電子帳簿保存法の要件を満たした形で領収書やレシートをスキャン・電子保存できる点もメリットです。
電子帳簿保存法とは、各種手続きのペーパーレス化を促進するために定められた法律で、領収書やレシートの紙も電子データとして保存・管理することが可能となりました(領収書の原本保存は不要)。ただし、下記のようなスキャナ保存の要件を満たす必要があります。
- 改ざん防止措置として、タイムスタンプなどで訂正削除の履歴を残す
- 日付・金額・取引先名で検索可能な状態とする(※1)
- 税務調査の際に使用できるディスプレイ、プリンターを備え付ける
※1 特例として、売上高が5,000万円以下の個人事業主・法人の場合は検索機能が不要。また売上高5,000万円以上の場合でも、取引日・取引先名ごとに整理された出力書面があれば検索機能は不要です。
領収書管理/経費精算アプリでは、上記の要件を満たした形式で領収書を電子データ化し、保存することが可能。「内部監査の対応のためワークフローを見直したい」「内部統制を強化したい」という企業にも、領収書管理/経費精算アプリの導入がおすすめです。
スマホ上で経費申請・承認でき、経費精算の時間が短縮
領収書管理/経費精算アプリがあれば、スマホ上で領収書の管理、交通費・経費の記録、申請がワンストップで完結。従来のように、領収書をExcelやシステムに転記したり、申請用紙に張り付ける作業がなくなるため、経費精算業務の時間を短縮できる点がメリットです。
外出の多い営業担当者の場合、これまでは「申請書類を揃えるために会社に戻らなければいけない」などの制約がありましたが、経費精算アプリを利用すれば社外でもスマホ一つで申請可能。撮影するだけなので、移動といった隙間時間でも対応できます。
また、経費の承認者においても、申請書と領収書をスマホ上で確認できるためその場で承認が完了。承認待ちや申請件数などの処理状況もひと目でわかり、全てのワークフローをスムーズに進められます。
SaaSの導入・運用支援のプロ
杉野 愼のコメント
PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った経費精算アプリ(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】領収書・レシート管理、電子保存ができるアプリ
ここからは、実際に領収書・レシート管理、電子保存ができるアプリを比較します。iPhone・Androidスマホに対応した経費精算アプリもピックアップしています。まずは、下記の無料プラン・機能の比較表をご覧ください。
| サービス名 | 領収書・レシート読み取り機能 | 電子帳簿保存法対応 | スマホアプリ |
|---|---|---|---|
| バクラク電子帳簿保存 | 〇 | 〇 | - |
| Bill One経費 | 〇 | 〇 | - |
| ClimberCloud | 〇 | 〇 | - |
| invox電子帳簿保存 | 〇 | 〇 | - |
| 弥生レシート取込アプリ | 〇 | 〇 | 〇 |
| Zoho Expense | 〇 | 〇 | 〇 |
| ジンジャー経費 | 〇 | 〇 | 〇 |
| 楽楽精算 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ハーモス経費 | 〇 | 〇 | 〇 |
| TOKIUM経費精算 | 〇 ※専任オペレーターによる入力代行 |
〇 | 〇 |
| Streamed | 〇 ※1営業日以内にデータ化 |
〇 | 〇 |
| マネーフォワードクラウド経費 | 〇 | 〇 | 〇 |
| freee支出管理_経費精算Plus | 〇 | 〇 | 〇 |
| Concur Expense | 〇 | 〇 | 〇 |
| バクラク経費精算 | 〇 | 〇 | 〇 |
| ジョブカン経費精算 | × | 〇 | 〇 |
| Staple | 〇 | 〇 | 〇 |
上記比較表をご覧の通り、機能の比較では、ほとんどのアプリには領収書読み取り機能(OCR機能)・電子帳簿保存法に対応した保管機能があり、大きな違いはありません。スマホアプリ(iPhone・Android対応)は、ジンジャー経費をはじめとした経費精算アプリであれば利用可能です。
バクラク電子帳簿保存、Zoho Expenseは無料プランも提供するアプリです。サービスの月額料金を比較すると、1法人あたりの利用料金が決まっているアプリもあれば、1ユーザーごとの課金料金が決まっているアプリもあり、自社の従業員数を加味して料金比較をする必要があるでしょう。
【無料あり】領収書管理・電子保存ができるアプリおすすめ5選
領収書管理・電子保存ができるアプリを比較し、2025年最新のおすすめアプリ5選を紹介します。無料で利用可能なアプリも厳選し、特徴や機能を紹介していますのでぜひ参考にしてください。
領収書管理・電子保存に対応するアプリ一覧
バクラク電子帳簿保存
バクラク電子帳簿保存は、株式会社LayerXが提供する領収書管理・電子保存ができるアプリです。電子帳票管理システムとして、管理者や利用者にとって使いやすいインターフェースをそなえ、帳票管理の効率化をサポート。
電子帳簿保存法やインボイス制度に対応した環境で、さまざまな帳票を保存できることが強み。書類をアップロードすると自動でタイムスタンプが付与され、画像データが法的要件を満たしているかを自動判定する機能も搭載。さらに、AI-OCRを活用してアップロードした画像をデータ化し、インボイス番号のチェックも効率的に行えます。
無料プランでは、1か月あたり200件まで利用可能で、タイムスタンプの付与や画像の自動判定、登録番号管理、帳票の保存機能がすべて含まれています。コストをかけずに電子帳簿保存法に対応したい企業や、領収書管理をしたい個人事業主におすすめのアプリです。
Bill One経費
Bill One経費は、Sansan株式会社が提供する領収書管理・電子保存ができるサービスです。領収書の受け取りから承認・仕訳・保存まで、経費精算に関する業務をオンラインで完結できます。従業員はスマートフォンで領収書を撮影することで、場所を問わずに提出が可能。また、未処理の経費は一覧で確認でき、リマインド機能により申告漏れを防止できることもメリット。
領収書は、AI、OCR、入力オペレーターにより、99.9%という高い精度でデータ化(※Sansan株式会社が規定する条件を満たした場合のデータ化精度)。利用明細との突合も自動で実施し、確認が必要な場合は通知されます。もちろん、電子帳簿保存法・インボイス制度など経費管理に関する法令にも対応。
Bill One経費は、専用のビジネスカードを利用することで立替精算を不要にし、経費処理を大幅に効率化できることも特徴。従業員の個人口座への振込や小口現金の取り扱いといった煩雑な業務を排除し、月次決算業務の迅速化にも貢献します。料金体系は、初期費用+年額費用となっており、詳しくは見積もりをとって確認しましょう。
主な機能
ClimberCloud
ClimberCloudは、株式会社NTTデータビジネスブレインズが提供する領収書管理・電子保存ができるアプリ。2,500社以上の導入実績を持ち、請求書の作成、送信、受領データの管理といった多岐にわたる業務を一元的に処理できる電子帳票管理システムです。
ClimberCloudは電子帳簿保存法の全区分に対応し、受領した電子明細やスキャンした書類、自社発行の帳票にタイムスタンプを付与することが可能。また、WebAPIや自動登録ツールを活用して、ワークフローシステムやERP、販売管理システムで作成したデータをClimberCloud上に集約できます。取引に関連する書類や税務関連の帳簿を一元管理でき、バックオフィス業務全体の効率化を実現。
さらに、利用量に応じた従量課金制を採用しているため、コストを抑えつつ、領収書管理・電子保存ができます。
invox電子帳簿保存
invox電子帳簿保存は、株式会社invoxが提供する領収書管理・電子保存ができるアプリ。初期費用無料で導入でき、月額1,980円(税抜)~と手頃な価格設定が特徴のクラウド型電子帳票管理システムです。
請求書や契約書、領収書、納品書、見積書、注文書など、さまざまな国税関係書類や電子取引情報を取り込み、日付、金額、取引先といった検索に必要な項目を自動的にデータ化できます。また、訂正削除の履歴や申請・承認記録を保持したまま電子保存が可能です。
データ化の方法は、コスト重視の「セルフ入力」、精度を優先した「オペレータ入力」、スピードを追求した「AI OCR」の3種類から選べることもおすすめ。さらに、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会(JIIMA)の「電子取引ソフト法的要件認証」と「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証」を取得し、法的要件を満たした運用が可能です。
弥生レシート取込アプリ
弥生レシート取込アプリとは、弥生株式会社が提供する領収書管理・電子保存ができるアプリ。弥生会計・やよいの青色申告といった弥生製品の利用者専用のスマホアプリです。弥生のサービスを利用していれば無料で利用可能なため、追加コストは発生しません。
特徴は、領収書やレシートをスマホで撮影し、簡単に取り込みができること。画像データは会計ソフトや確定申告ソフトに取り込むことができ、自動仕訳が可能です。また、撮影したレシートの画像データには、メモができる機能もあり便利です。弥生会計を導入している企業や、やよいの確定申告ソフトを使っている個人事業主におすすめの無料アプリです。
以上、領収書管理・電子保存ができるアプリを紹介しました。領収書管理・電子保存ができるアプリは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った領収書管理・電子保存ができるアプリの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
経費精算まで一括対応できるアプリおすすめ12選
ここでは、経費精算アプリを比較し、2025年最新のおすすめサービス12選を紹介します。他社と比較した特徴について詳しく解説しますのでぜひご覧ください。
経費精算アプリ一覧
Zoho Expense
Zoho Expense(ゾーホー・エクスペンス)は、ゾーホージャパン株式会社が提供する経費管理アプリです。領収書の自動スキャン、クレジットカード取引の自動取り込み、多段階の承認プロセス、経費レポートの監査、会計ソフトウェアとの連携など、多彩な機能を搭載していることが特徴。便利な機能が揃っているため、経費精算業務の効率化と正確性の向上が期待できます。
料金プランは、無料プランから始められ、スタンダードプラン(月額360円/ユーザー)、プレミアムプラン(月額600円/ユーザー)など、企業の規模やニーズに合わせて選択可能です。手頃な価格で導入できるおすすめのアプリです。また、30日間の無料トライアルも提供しており、導入前に機能や使い勝手を確認できます。
経費精算の負担を軽減し、業務効率化を図りたい中小企業や個人事業主に、Zoho Expenseは、おすすめの経費管理アプリです。
ジンジャー経費
ジンジャー経費は誰でも使えるシンプルな画面が特徴の経費精算アプリです。導入顧客数18,000社を誇ります。経費精算における工数やぺーバーレスの悩みなど、さまざまな課題を解決できます。
主な搭載機能としては、OCR(領収書読み取り)機能、スマホ上での経費申請および承認、交通系ICカードの読み取り、クレジットカード連携など。承認ルートも柔軟に設定できます。「領収書管理のペーパーレス化」「入力ミスなどのヒューマンエラー削減」を図りたい企業におすすめの経費申請アプリです。
さらに仕訳やFBデータ(銀行の振込用データ)の作成も自動で行えるため、申請者や承認者だけでなく経理担当者の負担も大きく軽減できます。
主な機能
楽楽精算はコストパフォーマンスに優れており、中堅・中小企業を中心に国内導入社数No.1(※)の実績を持つ経費精算アプリです。導入の際はマンツーマンによる手厚いサポートが受けられ、経費精算のペーパーレス化・効率化を実現できます。
また、楽楽精算では豊富なオプション機能が用意されており、必要な機能だけを選択できる点もおすすめ。機能としては、スマホアプリによる領収書読み取り・経費申請、交通系ICカードの読み取り及び乗換案内を内臓した交通費申請、クレジットカード・プリペイドカード連携、汎用ワークフローなどがあります。もちろん、アップロードした領収書データにはタイムスタンプが自動付与され、そのまま電子保存可能です。
(
※:デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2025年1月号:https://mic-r.co.jp/micit/2025/)より)
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
ハーモス経費(HRMOS経費)は23年の実績を誇る経費精算システムのパイオニア。経費申請から承認、支払処理まで一元管理できるサービスです。経費精算業務に関わる全ての負担を減らすことを第一に、開発・改良が重ねられています。
他社と比較したおすすめポイントは、基本プランに含まれる機能の充実度。精算業務に必要な領収書AI-OCR・承認フロー設定・スマホアプリ対応はもちろんのこと、ICカード読込・クレジットカード連携・駅すぱあと連携・Amazonビジネス連携・帳票一覧出力・Slack連携といった機能も全て基本プラン内で利用できます。
ハーモス経費はサポート体制も万全で、導入した後も問い合わせや運用サポートが回数制限なしで利用可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
TOKIUM経費精算は、使いやすさとユーザー満足度の高さに定評がある経費精算アプリです。電子帳簿保存法対応に対応したシステムで、領収書を電子データとして保存できます。
他社と比較したおすすめポイントは、スマホで撮影された領収書のデータ入力精度です。TOKIUM経費精算では専任オペレーターによる入力代行サービスがあり、99%以上(※)の高精度で領収書を電子データ化できます。
※TOKIUMが規定した条件を満たした書類における、対象項目あたりの精度
また、交通系ICカード・モバイルSuica連携、各種クレジットカード・法人カードとの自動連携、全銀データ出力、会計ソフト連携、自由にカスタマイズ可能なワークフローなどの機能が搭載されているため、あらゆる業務の効率化が可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
STREAMED
STREAMED(ストリームド)は、主に個人事業主や会計事務所を対象とした「紙証憑の自動記帳サービス」です。国内大手の会計事務所では約半数以上が導入済みで、インボイス制度と電子帳簿保存法に対応した自動記帳を行ってくれます。
他社と比較したおすすめポイントは、領収書やレシートなどの証憑画像をスキャンするだけで1営業日以内に仕訳データ化される点です。枚数制限が設けられておらず何枚でもアップロード可能なため、急ぎの場合でも安心して利用できます。AI-OCRとオペレーターによるデータ化により、手書きの領収書でも99.9%の精度で自動記帳が可能です。
主な機能
マネーフォワードクラウド経費は、ムダのない料金体系と豊富な機能によって中小企業から大企業まで事業規模を問わず導入実績のある経費精算システムです。3つのプランが用意されており、コストを抑えながら効率的に経費精算・領収書の電子保存を実現できます。
スマートフォンで撮影した領収書の自動入力に対応し、電子帳簿保存法に従った領収書の電子保存も可能です。そのほかの搭載機能としては、スマホによる申請及び承認、オペレーター入力、クレジットカード・電子マネー連携、振込API・総合振込対応、経費分析、汎用ワークフロー、キャッシュレス決済などがあり、幅広い業務のカバーが可能です。
また、他のマネーフォワードシリーズとの連携によって、経理業務全体の効率化を進められる点も他社と比較したメリット。「バックオフィス全体の業務効率化」をお考えの企業にマネーフォワードクラウド経費はおすすめです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
「freee支出管理_経費精算Plus」は、freee株式会社が提供する経費精算システムです。誰でも使いやすいインターフェイスとなっており、初めてシステム導入する企業におすすめできます。
主な搭載機能としては、スマホによる申請及び承認、OCR(領収書読み取り)機能、駅すぱあと連携、交通系ICカードの履歴読込などがあり、承認経路は最大15件まで登録可能です。また、承認された経費はワンクリックでfreee会計に反映され、経理担当者の業務をラクにしてくれる点もおすすめ。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Concur Expenseはアメリカ発祥の経費精算・領収書管理アプリ。経費精算における世界標準システムとして多くの企業に導入実績があります。導入コストが掛からない中小企業向けStandardプラン、高度な機能で業務改革を実現する中堅・大企業向けProfessionalプランがあり、企業規模やニーズに合わせて最適なプランを選べます。
Concur Expenseでは、iPhone・Androidのスマートフォンに対応したOCR(領収書読み取り)機能で、領収書をスムーズに電子データ化。そのほかの搭載機能としては、スマホによる申請及び承認、交通系ICカードの履歴取り込み、出張管理、分析機能などがあります。監査ルールも柔軟に設定できるため、経理担当者によるチェックの工数を大幅に削減することが可能です。
また、PayPayなどのスマホ決済アプリやコーポレートカード支払い、ホテル手配、タクシー配車などの多様なサービスとの連携機能があり、申請者の工数削減や不正経費防止にも役立ちます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
バクラク経費精算
バクラク経費精算は精算業務における手作業を自動化し、簡単で正確な経費精算が実現できる経費精算アプリです。インボイス制度・電子帳簿保存法にも対応し、領収書にタイムスタンプを付与して電子データ保存できます。
他社と比較したおすすめポイントは、領収書一括AI-OCR機能。複数書類をまとめてアップロード可能で、書類の向きが正しくない場合は、AIが自動で領収書を回転して正しく読み取ることもできます。
領収書の使いまわし自動判定機能もあり、不正やミスを防止しながら、領収書管理を効率化することも可能。また、会計ソフトや給与ソフトとの連携や、FBデータ(銀行用振込データ)の出力にも対応しています。
主な機能
ジョブカン経費精算は、シンプルで使いやすいデザインと格安料金が魅力の経費精算アプリ。事業規模の大小を問わず幅広い企業に導入実績があります。
他社と比較した最大のメリットは料金が安い点。最低料金が月額5,000円と設定されているものの、1ユーザーあたり月額400円といった安い料金で利用可能です。さらに同シリーズの「ワークフロー」と併用すれば、割引特典を受け取ってさらに安く利用できます。
搭載機能としては、スマホによる申請及び承認、交通費明細・乗換案内連携、交通系ICカードの読み取り、仕訳データ・FBデータ作成、承認経路作成、チャットツール連携などがあり、経費申請や領収書管理業務を効率化できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Staple
Staple(ステイプル)は分かりやすく使いやすいUIが特徴で、過去にはグッドデザイン賞も受賞している経費精算アプリです。主に小規模・中小企業を対象としたサービスで、99%という高い利用継続率を維持しています。
Staple(ステイプル)は電子帳簿保存法に対応。スマートフォンで撮影した領収書にタイムスタンプを付与して電子保存できます。そのほか、スマホによる申請及び承認、交通系ICカードの履歴読み取り、ビジネスチャット連携、会計ソフト連携などの機能があり経費申請を効率化できます。
また、Staple(ステイプル)は経費精算サービス一体型法人プリペイドカード「Stapleカード」を提供しています。与信審査不要で全社員に配布・事前にチャージすることで国内外の VISA加盟店で経費の支払いとして利用可能です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
以上、スマホ対応の領収書管理・電子保存ができる経費精算アプリを紹介しました。領収書管理・電子保存ができるアプリは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った領収書管理・電子保存ができるアプリの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
領収書アプリの選び方・比較ポイント
ここでは、領収書アプリの選び方・比較ポイントを解説します。
OCR機能(読み取り機能)の精度を比較
領収書アプリの利便性を大きく左右するのがOCR機能の精度です。スマートフォンのカメラで領収書を撮影するだけで、日付、金額、取引先などを自動で読み取りデータ化できるOCR機能は、手入力の手間を削減し、入力ミスも防ぎます。
OCRの精度が高いほど、修正の手間が少なくなり、従業員の負担も軽減します。複数の領収書アプリで無料トライアルを活用し、自社の領収書やレシートで実際に試してみて、認識精度を比較検討することをおすすめします。
電子帳簿保存法の保存要件に対応しているアプリか
領収書アプリを選ぶ上で重要なのは、改正電子帳簿保存法に対応しているかです。電子帳簿保存法の保存要件に対応する領収書管理アプリであれば、法令を順守した電子保存が可能です。
ペーパーレス化による業務効率化だけでなく、税務調査時にも安心して対応でき、法的なリスク回避にもつながります。導入前に必ず最新の法的要件を満たしたアプリかを確認しましょう。
他システムとの連携は可能か
経費精算業務全体の効率化を図るには、現在利用している会計ソフトやERPシステム、銀行口座などと、領収書管理アプリを連携することがおすすめ。システム連携によってデータの手動入力が不要になり、仕訳作業の自動化やスムーズなデータ移行が可能。
これにより、経理業務の一元化が進み、業務全体のスピードアップと正確性の向上が期待できます。API連携やCSVエクスポートなど、連携方法や対応可能なシステムを確認し、自社のシステム環境に合うかを事前に比較しましょう。
まとめ:領収書・レシート管理の効率化には、電子帳簿保存法に対応するアプリがおすすめ
近年、電子帳簿保存法の改正をきっかけに、企業のペーパーレス化はますます加速しています。「電子データ(PDF)で受け取った請求書だけでなく、紙の領収書やレシートも電子データとして保存したい」という経理担当者も多いでしょう。
経費精算アプリを導入すれば、スマホ撮影で手間なく領収書の電子保存が可能です。電子帳簿保存法への対応だけでなく、経費申請・確認・承認など全てのプロセスが効率化され、スピード感を持った経費精算を実現できます。
とはいえ、数多くの経費精算・領収書管理アプリから自社に最適なサービスを選ぶのは時間がかかるもの。PRONIアイミツでは、ITツール受発注のプロとして、導入する経費精算アプリ選びのご相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った経費精算アプリが分かる診断もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
最後に、経費精算/領収書管理アプリについてよくある質問に答えます。
無料で使える経費精算/領収書管理アプリはある?
多くの経費精算/領収書管理アプリでは、無料トライアルを利用可能。無料トライアルでは一部の機能が制限されることもありますが、事前に使用感やUIを確認できるためおすすめです。無料トライアルが設けられているサービスは、主に以下のようなものがあります。
- ジンジャー経費(1か月無料)
- マネーフォワードクラウド経費(1か月無料)
- ジョブカン経費精算(30日間無料)
- バクラク経費精算(2週間無料)
- freee支出管理_経費精算Plus(30日間無料)
新しい領収書管理アプリを導入する際、一見機能が揃っていて使いやすそうに思えてもじつは運用フローに合わないことがあります。運用後のミスマッチを防ぐためにも、無料トライアルは積極的に活用しましょう。
iPhone・Android対応の領収書作成アプリのおすすめは?
iPhone・Android対応の領収書作成アプリのおすすめは、「ジンジャー経費」「楽楽精算」「TOKIUM経費精算」などです。誰でも簡単に使えるシンプルな画面が特徴で、導入実績も豊富です。
個人事業主の経費精算や領収書管理におすすめのアプリは?
個人事業主が経費精算や領収書管理をするなら、おすすめは「freee支出管理_経費精算Plus」です。freee株式会社は個人事業主向けに使いやすい会計ソフト「freee会計」を提供しており、経費・会計の2システムを連携して会計業務まで効率化できます。
「経費精算や領収書管理などのバックオフィス業務にかける手間や時間を省きたい」とお考えの個人事業主は多いでしょう。よりシンプルで直感的に使えるfreeeの経費精算アプリなら、スムーズに業務を遂行できるためおすすめです。
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