slackボットの運用方法は?外部チャットボットとの連携メリットも詳しく解説
Slackは社内外のコミュニケーションを円滑にする便利なツールとして、多くの企業に浸透しています。しかし、業務システムとは切り離されて使われるケースも多く、情報の分散や運用の非効率さに悩む企業も少なくありません。そこで注目されるのが、Slackとボットを組み合わせた活用です。
本記事では、Slackでボットを運用する3つの方法や外部チャットボット連携のメリット、選び方のポイントまで詳しく解説します。おすすめの外部チャットボットも比較し、紹介します。
- Slack運用の課題
- Slackでボットを運用する3つの方法
- 外部チャットボットとslackを連携するメリット
- 【比較表】Slackと連携可能なチャットボット
- Slackと連携可能なチャットボットのおすすめ9選
- チャットボットの選び方
- まとめ:Slackとチャットボットの活用で日々の業務をもっとスマートに
Slack運用の課題
Slackはアメリカ発のコミュニケーションツールとして、いまや日本企業でも広く利用されています。掲示板や社内SNSのように活用できる汎用性が魅力ですが、自社の業務システムとは切り離されて運用されることが多く、情報が分散しやすいという課題があります。さらにSlackは高度に設計されているため、自社独自の機能を追加開発するのは容易ではありません。そのため、多くの企業が別のツールを組み合わせて対応しているのが実情です。
Slackでボットを運用する3つの方法
Slackには、業務を効率化するためにボットを活用する大きく3つの方法があります。自社のリソースや目的に合わせて、最適な方法を選ぶことが重要です。
デフォルト搭載のSlackbotをカスタマイズする
Slackには標準で「Slackbot」が搭載されており、リマインダー機能や定型メッセージの送信といった簡単な自動化を行えます。例えば「毎朝9時に進捗報告を促すリマインダーを送る」など、日常的なタスクをSlackbotに任せることで業務の抜け漏れを防げます。プログラミング知識がなくても設定できる手軽さが魅力ですが、応答できる内容はシンプルに限られるため、複雑な問い合わせ対応や外部システムとの連携には不向きです。
Slack APIを活用して独自にボットを開発する
より柔軟な運用を求める場合は、Slack APIや開発フレームワークを利用して自社専用のボットを構築する方法があります。外部システムと連携した高度な自動化や、独自の業務フローに合わせたカスタム機能を実装できます。
例えば、社内の勤怠管理システムやプロジェクト管理ツールと連携し、Slack上で入力や確認を完結させることも可能です。ただし、この方法はプログラミングやシステム設計の知識が必要となり、開発や保守のリソースを確保できる企業に適しています。
外部のチャットボットサービスと連携する
近年はChatPlusやKUZEN、HiTTOなど、Slackと簡単に連携できる外部チャットボットサービスが登場しています。多くはノーコードやローコードで利用でき、専門知識がなくても導入可能です。Slackをそのままプラットフォームとして使えるため、社内に新しいツールを浸透させる手間を減らせるのが大きな特徴です。
外部チャットボットとslackを連携するメリット
外部チャットボットをSlackと連携させると、FAQや問い合わせへの自動応答、人手対応が必要な場合の通知などをSlack上で完結できます。さらにCRMや予約管理システムと接続することで、業務の自動化が進み、顧客体験も向上します。社内外の情報をSlackに集約できる点が、他の方法にはない大きなメリットです。
【比較表】Slackと連携可能なチャットボット
ここからは実際に、Slackと連携可能なチャットボットを比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金
月1,500円
初期費用 0円
(他5プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月7,200円~
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月2,980円
初期費用 0円
(他3プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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有人対応機能
Q&A登録
チャット履歴のメール送信機能
IVR(自動音声応答)機能
ABテスト機能
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導入実績社数 20,000社以上 |
導入実績社数 約100社 |
導入実績社数 160,000社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 300社以上 |
導入実績社数 情報なし |
また、導入スピードとコストパフォーマンスの高さも魅力で、チャット運用までのスピードは最短で3分。運用コストは1ライセンスあたり月額1,500円からと、リーズナブルな料金設定となっています。
ユーザーがインプットした自然言語に対して高レベルで学習を進められるため、精度の高い回答をアウトプットできる環境を迅速に整備できます。
また、LINEやSlackとの連携機能を活用すれば、ユーザーに最適な利用環境を提供できるのもポイント。新たにシステムを構築し、移行する負担を軽減できます。
また、LINEやFacebookをはじめとするさまざまなプラットフォームにも対応でき、Slackボットの作成も可能。音声認識機能や有人オペレーターへの接続で、電話業務の効率化にも貢献します。
また、テキスト主体のUIはシンプルで見やすく、誰でも気軽に利用できるため、問い合わせ対応の改善にも効果的。さまざまな手段を利用できるマルチコンタクトを実現したい方におすすめです。
独自の機械学習技術で言語の揺れを吸収できるため、検索型の問い合わせに対しても柔軟に回答できます。また、単語やQ&A登録は専用画面のほか、CSVによる作成も可能。自社の環境に合わせて運用体制を構築できます。有人への切り替えもスムーズです。
また、SNSの分析で蓄積した60億件のテキスト解析結果を活かして、高度な回答を実現できる高いポテンシャルも見逃せません。AI FAQシステムを活用することで、Q&Aデータの統合管理や問い合わせ履歴の自動分類も可能です。
また、曜日や時間を組み合わせることで、休日や営業時間外でも無人による対応を実現できます。さらに、ユーザーが特定のシナリオへ到達した際に通知する機能や、必要な情報が揃ったレポート作成機能など、便利な機能も豊富です。
また、業務環境に応じたカスタマイズにも対応しており、Slackやその他のツールと連携することも可能。環境改善にも大いに役立つでしょう。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、チャットボット選びの参考にしてください。
Slackと連携可能なチャットボットのおすすめ9選
ここでは、Slackと連携できるチャットボットをご紹介します。Slackのみならず、ほかのツールと連携可能なサービスも少なくありません。カスタマイズすれば更に自社環境への最適化を図れるでしょう。ぜひ参考にしてください。
Slack×チャットボットの連携を実現!
ChatPlus
ChatPlusは、チャットボットのなかでも非常にポピュラーなサービスのひとつで、高い顧客満足度を達成しているのが特徴です。メール配信システムやCRM、Slackとの連携機能など、汎用性の高さも見逃せません。
また、導入スピードとコストパフォーマンスの高さも魅力で、チャット運用までのスピードは最短で3分。運用コストは1ライセンスあたり月額1,500円からと、リーズナブルな料金設定となっています。
主な機能
KARAKURI chatbot
KARAKURI chatbotは、チャットボット運用において非常に重要視されている正答率に強みを持つサービスです。世界最高精度の言語処理アルゴリズムとして注目されているBERTを採用しており、高い回答パフォーマンスを発揮できます。もちろん、Slackとも連携することが可能です。
ユーザーがインプットした自然言語に対して高レベルで学習を進められるため、精度の高い回答をアウトプットできる環境を迅速に整備できます。
主な機能
チャネルトーク
チャネルトークは、カスタマーサポートの業務効率化と、コンバージョン率の改善に特化したチャットボットです。WebチャットとCRMマーケティング、ビジネスチャットの3機能を軸としており、データ連携機能を活用してスムーズな送客や回答を可能にしています。
また、LINEやSlackとの連携機能を活用すれば、ユーザーに最適な利用環境を提供できるのもポイント。新たにシステムを構築し、移行する負担を軽減できます。
主な機能
FirstContact
自動応答AIが搭載されているFirstContactは、テキストでの対話はもちろんのこと、画像を使ったコミュニケーションや、選択式の対話も行えるのが特徴です。文章では伝わりにくい表現も、これらの機能を活用することで、ストレスのない問い合わせ対応を実現できます。
また、LINEやFacebookをはじめとするさまざまなプラットフォームにも対応でき、Slackボットの作成も可能。音声認識機能や有人オペレーターへの接続で、電話業務の効率化にも貢献します。
主な機能
anybot
anybotは、複数のコミュニケーションツールを統合し、自動で接客を行えるよう設計されたチャットボットサービスです。SlackやLINE、メール、電話など、基本的なツールは網羅的に対応されており、あらゆる企業に導入できます。
また、テキスト主体のUIはシンプルで見やすく、誰でも気軽に利用できるため、問い合わせ対応の改善にも効果的。さまざまな手段を利用できるマルチコンタクトを実現したい方におすすめです。
主な機能
PEP
PEPは、シンプルな操作で豊富な機能を活用できる、汎用性の高いチャットボットです。Slack、LINE WORKS、Microsoft Teamsなど、外部サービスとの連携も問題ありません。
独自の機械学習技術で言語の揺れを吸収できるため、検索型の問い合わせに対しても柔軟に回答できます。また、単語やQ&A登録は専用画面のほか、CSVによる作成も可能。自社の環境に合わせて運用体制を構築できます。有人への切り替えもスムーズです。
主な機能
SupportChatbot
社内のヘルプデスクと、顧客向けのカスタマーサポートの両方に対応できるのが、SupportChatbotです。Slackをはじめとするさまざまなビジネスツールと連携できるため、社内からの問い合わせにも既存環境を活用して柔軟に対応できます。
また、SNSの分析で蓄積した60億件のテキスト解析結果を活かして、高度な回答を実現できる高いポテンシャルも見逃せません。AI FAQシステムを活用することで、Q&Aデータの統合管理や問い合わせ履歴の自動分類も可能です。
主な機能
KUZENサポート
リード獲得の最適化と顧客対応の自動化を実現できるのが、KUZENサポートです。運用に際してはプログラミングの知識は不要で、簡単な操作で高度なシナリオを構築できます。さまざまなツールと連携でき、Slackにも対応可能です。
また、曜日や時間を組み合わせることで、休日や営業時間外でも無人による対応を実現できます。さらに、ユーザーが特定のシナリオへ到達した際に通知する機能や、必要な情報が揃ったレポート作成機能など、便利な機能も豊富です。
主な機能
テキストチャットだけでなく音声入力も活用したい場合は、SPALOがおすすめ。SPALOは、システム入力の負担を軽減するためのチャットボットです。ボットの質問に答えるだけでデータ入力を終えられる手軽さが魅力で、はじめてのチャットボット運用や人手が不足している現場でも安心して利用できます。
また、業務環境に応じたカスタマイズにも対応しており、Slackやその他のツールと連携することも可能。環境改善にも大いに役立つでしょう。
主な機能
チャットボットの選び方
チャットボットを選ぶ際には、以下をチェックしましょう。
チャットボットの選び方をチェック!
- 自社の利用目的・用途に合っているかを比較する
- AI搭載型かシナリオ型かを比較する
- 導入後のサポート体制を比較する
自社の利用目的・用途に合っているかを比較する
チャットボットを選ぶ際は、まず何を解決したいのかを明確にすることが重要です。主に「問い合わせ対応型」「社内ヘルプデスク型」「マーケティング支援型」の3タイプに分けられます。
問い合わせ対応型はFAQ応答や営業時間外の対応を担い、顧客対応を効率化できます。社内ヘルプデスク型は、規定・マニュアル検索やITトラブルの初期対応を自動化し、社員の業務負担を軽減します。
マーケティング支援型は、サイト訪問者へのリアルタイム対応や顧客データに基づくパーソナライズ提案が可能で、売上向上に直結しやすいのが特徴です。自社の課題に合わせて適切なタイプを選ぶことが成功の第一歩です。
AI搭載型かシナリオ型かを比較する
チャットボットは大きく「シナリオ型(非AI)」と「AI搭載型」に分けられます。シナリオ型は、あらかじめ設定したシナリオや定型回答に沿って動作する仕組みで、FAQや単純な問い合わせの効率化に向いています。低コストで導入しやすい一方、想定外の質問には対応できません。
一方のAI搭載型は、さらに「従来型AI」と「生成AI型」に分かれます。従来型AIは自然言語処理や機械学習を活用し、過去のデータを基に柔軟な応答が可能です。生成AI型はChatGPTのような大規模言語モデルを利用し、複雑な質問にも対応できる高い応答力を持ちます。ただし、誤回答のリスクやコスト増加への配慮が必要です。
なお、特定用途に限定されず幅広い質問に対応できるAIチャットボットを「汎用型」と表現することもあります。汎用型は柔軟性が高い反面、導入コストや管理体制をしっかり検討することが重要です。
導入後のサポート体制を比較する
チャットボットを長期的に活用するには、導入後のサポート体制が不可欠です。特に初期段階では、設定やFAQ作成の支援があるとスムーズに立ち上げられます。運用が始まってからも、回答精度の低下や新しい要望に応じて修正・追加が必要になるため、迅速に対応できるサポートが重要です。
さらに、定期的なアップデート提供や運用データに基づいた改善アドバイスを行う提供会社であれば、ツールの効果を最大化できます。サポート内容を確認せずに導入すると「機能はあるのに活用できない」といった事態になりやすいため、契約前にサポート範囲や対応体制をしっかり比較しておくことが安心につながります。
まとめ:Slackとチャットボットの活用で日々の業務をもっとスマートに
Slackとチャットボットを連携させることで、社内外の問い合わせ対応や業務フローをSlack上に集約でき、効率的な運用が可能になります。定型的な作業を自動化し、人手が必要な場面だけ通知を受けられるため、無駄を減らしながら対応品質を高められるのが魅力です。既にSlackを導入している企業にとっては、業務効率化と顧客体験向上を両立できる実用的な手段となるでしょう。
実際にチャットボットを選定する際には、「AI型かシナリオ型か」など検討すべきポイントが多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったチャットボットが分かる診断(無料)ができます。
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