低価格で導入できるおすすめWeb接客ツール10選!費用相場も解説
「Web接客ツールを導入したいが費用が気になる」という方も多いでしょう。Web接客ツールはWeb上のマーケティングを効率化する便利なツールですが、利用する際には月額料金がかかります。
本記事では、Web接客ツールの費用相場、そして低価格で導入できるおすすめのWeb接客ツール10選を紹介します。Web接客ツールの導入を検討中のマーケティング・カスタマーサポートの担当者はぜひご覧ください。
- Web接客ツールの費用相場
- Web接客ツールの料金比較表
- 料金が安いおすすめのWeb接客ツール7選
- 無料トライアルを利用できるWeb接客ツールおすすめ3選
- Web接客ツール選びで失敗しないためのポイント
- Web接客ツールを導入するメリット
- まとめ:コストを抑えてCVR改善に役立つWeb接客ツールを導入しよう
Web接客ツールの費用相場
Web接客ツールとは、Webサイトを訪れたユーザーに適切なメッセージを表示したり、チャットウィンドウを表示させることでユーザーが問い合わせがしやすい環境を整えることができるツールです。
Web接客ツールが注目された背景には、ECサイト市場の成長やオンラインコミュニケーション増加によりWeb接客によるアプローチが求められていることがあります。特にデジタルマーケティングやカスタマーサポート分野でのツール導入が増え続けており、企業はWebサイト・ECサイトで顧客体験の向上を図っています。
そこで、Web接客ツールの重要性が高まっており、2023年の時点で、日本のWeb接客ツール市場規模は約300億円と推定されています。今後も、オンラインコミュニケーションが活発化し、Web接客ツールの市場規模はさらに拡大し続けることが想定されます。
Web接客ツール利用に必要な費用
Web接客ツールの導入で気になるのは費用でしょう。必要な費用としては、初期費用・月額料金になります。これは、Web接客ツールのほとんどが月額料金制を採用しています。
また、Web接客ツールには、「ポップアップ型」「チャット型」「ハイブリッド型」の3種類あります。以下に3タイプの基本的な特徴を記載しています。
タイプ | 特徴 |
---|---|
ポップアップ型 | Webサイトを訪問したユーザーに対してクーポンやメッセージを表示させ購入機会などを創出するツール |
チャット型 | チャットボットを活用し、よくある質問などを自動応答化し、問い合わせ業務の効率化を実現するツール |
ハイブリッド型 | チャットとポップアップ、両方の機能が搭載されたツール |
続いては、3タイプに発生する料金を以下にまとめましたので、ご参照ください。
費用 | ポップアップ型 | チャット型 | ハイブリット型 |
---|---|---|---|
初期費用 | △(発生するツールもある) | △(発生するツールもある) | 〇 |
月額料金 | 〇 | 〇 | 〇 |
追加費用 | 〇 | 〇 | 〇 |
ポップアップ型とチャット型は初期費用がかかることがほとんどです。ハイブリッド型は高機能なツールなため、数万円〜数十万円の初期費用がかかることがあります。
導入費用・月額料金の相場
ポップアップ型とチャット型の料金は月額数千円から数万円程度が相場で、ハイブリッド型は5万円以上です。
以下、Web接客ツールの初期費用・月額料金の相場をご参照ください。
導入形態 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
ポップアップ型 | 基本的に発生しない | 9,800円~10万以上 |
チャット型 | 基本的に発生しない | 1,500円~5万円 |
ハイブリッド型 | 数万~数十万円 | 5万円~10万円以上 |
Web接客ツールの料金比較表
ここからは実際に、Web接客ツールの初期費用や月額料金を比較します。以下、2024年最新のWeb接客ツールの料金比較表をご覧ください。
ツール名 | 初期費用 | 月額料金 | 導入形態 | 無料トライアル |
---|---|---|---|---|
KARTE | 要問い合わせ | 要問い合わせ | ポップアップ | なし |
GENIEE CHAT | 要問い合わせ | 接客チャット:5万円~ チャットEFO:成果報酬型 |
チャット | なし |
Robee | 無料 | 要問い合わせ | ポップアップ | なし |
MATTRZ CX | 20万円 | 6万円~ | ハイブリッド | なし |
TETORI | 無料 | 1万円~ | ポップアップ | あり |
Flipdesk | 5万円 | 5万円 | ポップアップ | なし |
Zendesk | 無料 | $55(約7,800円)~ | チャット | あり |
ecコンシェル | 無料 | 9,800円~ | ポップアップ | あり(無料プラン) |
チャットプラス | 無料 | 1,980円~ | チャット | あり |
チャネルトーク | 無料 | 7,200円~ | チャット | あり |
料金を比較すると、チャットプラスが安く、次に安いのがチャネルトークで、両ツールはどちらもチャット型なります。月額料金が安いサービスはチャット型に多い傾向があります。
また、ポップアップ型で安いのが、ecコンシェルです。少なくとも、ポップアップ型の月額料金は1万円以上かかることを想定しましょう。さらに、ハイブリッド型は高額で、最低でも数万~数十万円の初期費用と、5万円の月額料金がかかります。
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料金が安いおすすめのWeb接客ツール7選
2024年最新比較で、価格が安いおすすめのWeb接客ツール10選を紹介します。各サービスの特徴や他社と比較したおすすめポイントも解説しますので、ぜひご参照ください。
- KARTE
- GENIEE CHAT
- Robee
- MATTRZ CX
- TETORI
- Flipdesk
- Zendesk
KARTE
プレイドが提供している「KARTE」は、個別のユーザーの行動に合わせて顧客体験を提供できるWeb接客ツールです。特徴はリアルタイムで顧客情報を分析できることです。これにより、ユーザー目線のアクションを起こすことが可能。ニーズに沿った施策を実現できます。
くわえて、様々な業界で成果が高い施策シナリオをテンプレート化しており、種類は300以上に及びます。そのため、エンジニアを通すことなく成果に繋がりやすい、施策を実行できるので、誰でも簡単に運用が可能です。料金に関しては問い合わせですが、無料相談を実施しており、課題をヒアリングした上でプランを提案してくれます。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
GENIEE CHAT(ジーニーチャット)は、株式会社ジーニーが提供するAIチャットボットと有人チャットを組み合わせたチャットツールです。AIチャットボットによる高精度な自動応答機能により、オペレーターの問い合わせを削減してくれます。
特徴はシステム構築が不要で導入ができるため初期コストをおさえることが可能です。さらにわかりやすい管理画面により操作性も優れているため、運用もしやすいのもメリットです。ユーザーサポート強化を目的にした、接客チャットとマーケティング強化に特化した、チャットEFOの2タイプを提供しているのも特徴。チャットツールをマーケティングに活用したい場合におすすめです。
料金は接客チャットが月額5万円から利用が可能。チャットEFOに関しては、成果報酬制を採用しているため、無駄な予算が掛からないのもポイントです。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 通信の暗号化
- 中国語
- 英語
Macbee Planet(マクビープラネット)が提供する「Robee」は、広告効果の分析・CVR効果を向上させるWeb接客ツールです。顧客の深層心理(ユーザーインサイト)を可視化することで、獲得効率の最大化を図ることができます。
広告効果の自動分析、A/Bテスト、離脱防止のポップアップ、チャットボットなど、幅広い機能が搭載されていながら、初期費用は無料。利用料金は要問い合わせですが、搭載する機能やサイト訪問ユーザー数に応じて料金を決めるため、無駄な予算をかけることなく導入が可能です。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- チャットの設置
- チャットbot構築機能
- ポップアップ表示機能
- 顧客行動の分析レポート機能
- コンテンツのABテスト機能
- アンケートの表示機能
- ユーザーの利用状況把握機能
MATTRZ CX
MATTRZ CX(マッターズ シーエックス)は、株式会社MATTRZが提供するWeb接客ツールです。Webサイトを訪問したユーザーの反応を即座に分析し、個別に最適化されたアクションを可能にしてくれます。
また、専任の担当者によるサポートも充実。施策の設定代行から、問い合わせ対応まで基本料金内で対応してくれます。加えて、タグを設置するだけで導入ができるため、サイトを改修する必要がありません。料金は月額6万円からで利用が可能。チャットとポップアップ機能をはじめ高度な分析機能を搭載されたツールのなかでは低価格なのが特徴です。
TETORI(テトリ)は、Webサイトの訪問者分析やポップアップ作成、効果測定を簡単に行えるWeb接客ツールです。リアルタイムアクセス解析や、ユーザー属性に基づいたシナリオ設定、パーソナライズされたポップアップの表示など、多彩な機能を搭載しています。
業界別の課題に沿ったテンプレートが豊富に用意しているため、スムーズな施策展開を実現。複数のデザインを自動生成するオートテンプレート機能もあり、専門的な知識がなくてもポップアップを作成ができます。料金は月額1万円から利用が可能。無料デモ画面によるトライアルも実施しており、すべての機能を試した上で導入の検討ができます。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- チャットbot構築機能
Flipdesk
FLIPDESKは、株式会社マテリアルデジタルが提供するWEB接客ツールです。サイト訪問者の行動データをもとに、ユーザー一人ひとりに合わせた施策で、CVRを向上させます。
機能はカート内商品のリマインドやキャンペーン告知など、多彩な機能を搭載、自社で提供しているチャットボット「Cross Talk」と連携することで業務効率化と売上げUPと両立も可能です。料金は月額5万円からで、導入実績は1,500社以上。コストパフォーマンスに優れたサービスを提供します。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
Zendesk社が提供する「Zendesk Suite」は、パワフルな顧客サポートを実現するライブチャット&メッセージソフトウェアです。ユーザーからの質問にリアルタイムで回答ができるため、顧客満足度の向上を図ることができます。
特徴としてあげられるのは、遠隔であっても実店舗のような接客ができること。たとえば、決済ページに長く留まるユーザーに不明点がないかをチャットで話しかけられるので、コンバージョン率の向上につなげられるでしょう。LINEやFacebook Messengerなど連携もできるので、より気軽にユーザーとやりとりができるのも魅力です。
料金は,ドル支払いになりますが、日本円に換算すると約7,800円から利用ができます。くわえて、最上位プランの「Enterprise」も含むすべてのプランが無料でトライアルできるのもうれしいポイントといえるでしょう
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
無料トライアルを利用できるWeb接客ツールおすすめ3選
ここからは無料トライアルやフリープランを提供していているおすすめのWeb接客ツール3選を紹介します。無料トライアルやプランを活用することで操作性を試すことが可能。自社にあっているか判断することが可能です。
- ecコンシェル
- チャットプラス
- チャンネルトーク
ECコンシェルは、NTTドコモが開発した、AI搭載のWeb接客ツールです。ユーザー行動に合わせた最適なバナーをポップアップ表示し、CVRや顧客満足度を改善してくれます。
ユーザーの行動データ蓄積・分析から効果検証までAIによる自動最適化が可能。高速でPDCAサイクルを回すことができます。 料金プランは、展開できるキャンペーンやサイト数が1つまでの制限がありますが、無料で利用できるフリープランから無制限で利用ができるエンタープライズプランまで提供。 初めての導入でもリスクが少なく、ECサイト運営者におすすめのサービスです。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- チャットの設置
- チャットの営業時間指定
- 会員情報の連携機能
- ポップアップ表示機能
ChatPlus
ChatPlusは、企業の顧客対応を効率化するチャットボット・有人チャットサービスです。初期費用が無料、月額1,500円で利用可能。無料トライアルも提供しており、初めての導入でも安心です。特徴は、生成AIによるテキスト入力の質問にも自動応答が可能な点。これにより、よくある質問の自動応答化など効率化を実現できます。加えて、5,000個を超える機能を搭載できるため、さまざまな要件に沿ったシステムにカスタマイズも可能です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
チャネルトーク
チャネルトークは、AIエージェント「ALF」がオペレーターの代わりに応答してくれるWeb接客ツールです。特徴は、自然言語を理解して対応してくれる高機能なAIを搭載している点です。これにより、会話の流れを理解し適切な返信をAIが行ってくれるため、オペレーターの負担を軽減してくれます。そのほかにも、顧客データの蓄積からABテストによる効果分析までが可能なCRMマーケティング機能も搭載しています。無料トライアル全機能を14日間、試すことができます。詳細は公式サイトで確認できます。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
Web接客ツール選びで失敗しないためのポイント
Web接客ツールの選定は、適切な導入によって売上CVRの改善に大きな影響を与えるものです。しかし、選び方を間違えると、費用対効果が低くなり、逆に運用が負担となる可能性もあります。ここでは、失敗しないためのポイントを解説します。
ポップアップやチャットなど必要な機能を明確にする
Web接客ツールに求める機能を明確にすることが重要です。例えば、顧客サポートの効率化が目的ならば、AIを活用したチャットボット搭載したツールが必要になります。
一方、マーケティング施策として離脱防止や購入促進を重視するなら、クーポンやオファーが表示できるポップアップ機能が搭載されたツールを選ぶ必要があります。そのため、Web接客ツールを導入する目的を明確にすることで、適切なツールを導入することで成果をあげられます。
操作性を確認し運用がやりやすいツールを選ぶ
Web接客ツールは、導入後も継続して運用する事を前提としたツールになります。また、主に利用するのはカスタマーサポートやマーケティング部署に所属する現場の当社です。そのため、操作が難しいものより、直感的なUIを採用した操作性に優れたツールの方が誰でも簡単に利用ができ、長期的な運用につながりやすくなります。
分析や効果検証が行えるか
Web接客は施策を実施するだけでは成果につなげることは難しいです。施策後に効果分析を実施し検証を行い改善していくことが重要なため、分析機能が搭載されたツールが望ましいです。
例えば、A/Bテスト機能やヒートマップ、クリックマップなどの機能があれば、どの施策が効果的だったかを具体的に検証ができます。加えて、分析結果をレポートとしてまとめる、レポーティング機能があればより効果検証のサイクルを効果的にまわすことができます。
Web接客ツールを導入するメリット
Web接客ツールは、Webサイトの訪問者の行動や属性に沿った接客を行う事が重要になります。ここでは、Web接客ツールを導入することで得られる主要なメリットを解説します。
マーケティング施策にWeb接客ツールを導入するメリット
Web接客ツールは、Webマーケティング施策の実施に役立ちます。例えば、Webサイトを訪問したユーザーの行動データを分析し、ユーザーが購入を迷っている場合はクーポンを提示することで、購買意欲を向上させる事ができます。これにより、商品購入やサービス申し込みの機会を創出することが可能になり、CVRの向上や売り上げアップにつなげられます。
さらに、A/Bテストやヒートマップ分析を通じて、どの施策が最も効果的であるかを測定し、効果検証を行いながら施策を改善していくことが可能です。これにより、マーケティングチームは、顧客の行動パターンの分析を行い、ターゲットに応じた最適なアプローチを実施できます。
カスタマーサポートにWeb接客ツールを導入するメリット
Web接客ツールは、カスタマーサポート業務の効率化に役立てられます。例えば、チャットボットを活用することで、よくある質問を自動応答化することでオペレーターの負荷を軽減してくれます。
また、Webサイトにチャットウィンドウを表示させることで、ユーザーが疑問を生じた時に迅速に問い合わせ対応を実現できます。これにより、オペレーターが迅速に対応することができるため、顧客満足度の向上することができます。
まとめ:コストを抑えてCVR改善に役立つWeb接客ツールを導入しよう
Web接客ツールの導入は、顧客との効果的なコミュニケーションと問い合わせ業務の効率化を実現してくれます。ですが、Web接客ツールは高機能になるつれ、高額になる傾向があります。コストを抑えたい場合は、目的を明確にし、要件に沿ったWeb接客ツールを導入しましょう。例えば、問い合わせ業務の効率化ならばチャット型を導入。WebサイトのCVR率の改善ならば、ポップアップ型を導入することで、無駄な料金の発生を防ぐことができます。
しかし、Web接客ツールは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、Web接客ツール選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったWeb接客ツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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