【2024年11月】タレントマネジメントシステムのランキング
タレントマネジメントシステム
最新のタレントマネジメントシステム26件をランキング形式で一覧掲載(2024年11月21日時点のランキングを表示中)。タレントマネジメントシステムの料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。画面左に設置された【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。また、画面下に表示される【比較表を作る】から最大6サービスの比較表を作成することも可能です。従業員1人ひとりのスキル・能力開発に注力したい企業や、組織の人材配置を最適化したい企業は、ぜひご活用ください。
タレントマネジメントシステムとは
タレントマネジメントシステムとは、従業員の基本情報をはじめ、スキル・経験・評価などを一元管理し、人事に活用するためのシステムです。従業員の情報を一元管理し可視化することで、会社が抱える現状の課題を分析でき、「次のリーダーはこの人」「次に採用するのはこのスキル・経験がある人」など、課題に対する施策の立案が可能に。また、その対策に必要な目標管理・採用管理・人事評価などを効果的に行うためのサポート機能も搭載されています。
人材配置や人事異動を経営戦略のひとつとして数える「戦略人事」を実現するのに適したツールとして、導入する企業が増えています。
タレントマネジメントシステムの選び方
タレントマネジメントシステムの選び方で重要なのは以下の3つです。
・自社に必要な機能はあるか
・誰にでも扱いやすい操作性か
・柔軟性や拡張性があるか
自社が実現したい人事を実行するために必要な機能があるかを確認しましょう。例えば、現状の分析がしたいなら課題を可視化できるダッシュボード機能が、戦略的な人材配置を行いたいなら組織図シミュレーション機能などが必要です。
加えて、それらの機能を使いこなすためにも誰にでも扱いやすい操作性のシステムを選ぶ必要があります。無料トライアル等で実際に操作画面を触る機会を設けてもらい確認するのがおすすめです。
また、従業員規模の変化や利用するほかシステム変更に伴う連携に柔軟に対応・拡張できると、追加費用が発生しないなどのメリットがあります。
タレントマネジメントシステムの価格・料金相場
タレントマネジメントシステムの料金体系は、初期費用+月額費用+オプション費用で、基本的には提供会社に問い合わせが必要です。タレントマネジメントシステムは必要な機能を組み合わせて運用するモジュールタイプになっているサービスが多く、そのモジュール数と利用人数により料金が異なり、数が多ければ多いほど料金は高くなります。
タレントマネジメントシステムのメリット・デメリット
タレントマネジメントシステム導入による代表的なメリットは以下の2つです。
・戦略人事の実現
・人事、労務の効率化
タレントマネジメントシステムの活用により、従業員情報の一元管理・公平な人事評価・適正な人材育成や人材配置ができるようになるため、戦略人事を実現できます。戦略人事は企業における重要な資本である「ヒト」の価値を最大まで高めるための経営戦略で、実現すれば経営改善・業績向上などに期待できるでしょう。
また、情報がひとつのデータベースに集約されるため、人事関連の業務が効率化するだけでなく、勤怠管理や給与計算システムとの連携により労務業務の効率化も可能です。
タレントマネジメントシステムの機能
タレントマネジメントシステムの機能は多岐にわたりますが、大きく3つに大別できます。
・従業員データベース
・人事支援機能
・分析機能
従業員データベース機能では、氏名・住所といった基本的な情報から、顔写真・経歴・スキルなどを登録できます。詳細な項目での検索機能もついているので、人事担当者の負担を軽減可能です。
人事支援機能には、人事評価・1on1活用・サーベイなど、人事に活用できる機能を具えています。
また、人事支援機能の活用によって得られた結果は、分析機能により課題の可視化や対策の立案などに役立てられます。
タレントマネジメントシステムの導入事例
タレントマネジメントシステムの導入により、実際に人事業務の工数削減、離職率の低下などを実現している企業は多くあります。
約1,300名ほどの従業員を抱えるとある銀行では、人材情報の管理・活用を実施するための人事情報を集める作業とデータ加工に合計3カ月以上もかかっていたため、工数の削減を図るべくタレントマネジメントシステムを導入。導入後は、工数を1か月未満にまで削減し、人事情報の一元化により、人事に関する迅速な経営判断が下せるようになりました。
また、タレントマネジメントシステムの人事評価機能を活用し、離職率を1/2まで削減した医療法人の例も実在します。
このように人事業務の効率化と最大化や、離職率などの課題解決が必要な企業にはタレントマネジメントシステムの導入がおすすめです。
タレントマネジメントシステムの市場規模・シェア率
株式会社HRBrainが2020年に行った調査(※1)では、タレントマネジメントシステムを「現在利用している」と回答した割合は13%でした。一方、Manegyによる2023年の調査(※2)では、「現在の人事部門の課題」として「人事評価・タレントマネジメント」が全体の上位5つ以内に入る結果となっています。
人材不足などの理由により、今いる従業員の育成や新たな人材の確保を課題としている企業は多いです。こうした課題を解決できる機能を多くそろえているタレントマネジメントシステムの市場シェア率は上がり続けると予想されます。
※1:株式会社HR Brain|タレントマネジメントシステム導入の実態と課題(https://www.hrbrain.jp/news/press/research_20201221)
※2:Manegy|株式会社MS-Japan(エムエス ジャパン)(https://www.manegy.com/news/detail/7288/)