【2023年最新】オンプレミス型のおすすめグループウェア6選
社内の情報共有やスケジュール管理などを円滑にするグループウェアには、大きく分けて「クラウド型」と「オンプレミス型」の2つの導入形態があります。なかには双方の形態に対応しているサービスもありますが、グループウェア導入の目的や要望、社内のリソースなどによってどちらが適しているかが異なるため注意が必要です。 この記事では、発注業者比較サービス「アイミツSaaS」が、オンプレミス型のグループウェアについて徹底調査。 おすすめのサービスを紹介するとともに、オンプレミス型のグループウェアを選ぶ際のポイントなどを解説していきます。

アイミツコンシェルジュ 伊藤
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.オンプレミス型とクラウド型の違い
- 2.【比較表】オンプレミス型でおすすめのグループウェア
- 3.オンプレミス型でおすすめのグループウェア6選
- 4.オンプレミス型のグループウェアを導入すべき企業
- 5.オンプレミス型のグループウェアを選ぶ際の注意点
- 6.まとめ
1.オンプレミス型とクラウド型の違い
「オンプレミス型」とは、ソフトウェアを自社の保有するサーバーへインストールして利用する形態を指すものです。クラウド型と比べると費用は高額になり、導入までの時間もかかりますが、より厳重なセキュリティ対策や細かなカスタマイズを施すことができます。サービスによっては「パッケージ型」として提供していることもあるようです。
一方で、「クラウド型」はインターネット環境とデバイスがあれば、最短で当日からサービスの利用をはじめられるのが大きな特徴。費用もリーズナブルなので、中小企業であっても導入しやすいといえます。
また、オンプレミス型のグループウェアを利用する場合は、メンテナンスやソフトウェアのバージョンアップなどに対応する人材が必要というのもクラウド型とは異なる部分です。オンプレミス型はクラウド型と比べると導入ハードルは高い印象ですが、社内ネットワークに限定した利用も可能なので、セキュリティ面を重視する企業や規模の大きな企業の場合は、オンプレミス型が適しているといえるのではないでしょうか。
2.【比較表】オンプレミス型でおすすめのグループウェア
ここからはオンプレミス型でおすすめのグループウェアを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するグループウェアでアイミツSaaSがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、グループウェア選びの参考にしてください。
3.オンプレミス型でおすすめのグループウェア6選
ここからは、オンプレミス型にも対応しているグループウェアを紹介していきます。
「Garoon(ガルーン)」は、東京都中央区にあるサイボウズが手がけるグループウェアです。ポータルやスケジュールにくわえて、ワークフロー、プロジェクトに関する情報の一元管理など、ビジネスシーンで役立つさまざまな機能が搭載されています。クラウド型とパッケージ型(オンプレミス型)の2種類を用意しており、利用者のニーズに応じて選択できる点も魅力です。
5,400社・260万人を超える導入実績も強みで、導入先にはKDDIや星野リゾート、大和証券といった有名企業も。また、他社のグループウェアからの乗り換えが多いという点からも、クオリティの高いサービスであることがうかがい知れます。
パッケージ型のライセンス料は、50ユーザーで60万円(税抜)、51〜249ユーザーの場合は1ユーザーあたり1万1,000円(税抜)となっています。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- メッセージ機能があるのがよい。メールと違い連続性が保たれ、チャットみたいに参加者同士で意見が言いあえたり情報共有できるところが良いと思う。
- Garoonにグループウェアが変更になってから10年程経ちましたが不便だと思った事はありません。スケジュールも入れやすく掲示板機能を活用して全社に周知する事も出来るので便利に使っています。

「NI Collabo 360」は、東京都港区に本社を構えるNIコンサルティングが提供しているグループウェアです。スケジュールやプロジェクト管理、設備備品・予約など豊富な機能を実装しています。レスポンシブデザインを採用しており、スマートフォンやタブレットからも利用が可能です。
最大の特徴としてあげられるのは、リーズナブルな価格設定。パッケージ型の場合でも、10ユーザーで5万8,000円(税抜)となっているため、小規模でもオンプレミス型でグループウェアを導入したいという場合にもうってつけです。
また、30日間の無料トライアルが用意されているのも魅力的なポイント。無料トライアルではSFA・CRMなども同時に試すことができるので、複数のツールの導入を検討している場合にもおすすめといえるでしょう。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 社員一覧の予定が見やすく、使いやすいです。使い方もシンプルでわかりやすいです。 ここ1、2年くらいで、グループウェアが変わったのですが、以前使用していたものと比べても予定の登録や閲覧方法が安易で使いやすくなった気がします。
- 商談履歴を確認出来、顧客情報も簡単に絞り込みが出来るため、重宝している。 また社内資料の共有でも役立っている。

「サイボウズ Office」は、東京都中央区に本社を構えるサイボウズが提供している中小企業向けのグループウェアです。日本人のワークスタイルの変化を熟知した会社ならではの設計が特徴で、スケジュールや掲示板、ファイル管理、報告書、ワークフロー、ToDoリストなどさまざまな機能を実装しています。
手ごろな価格設定も注目したいポイントで、パッケージ型の基本ライセンスは「スタンダードコース」が10ユーザーで6万3,800円(税抜)、「プレミアムコース」が10ユーザーで8万2,800円(税抜)。「プレミアムコース」では、標準機能だけでなくカスタムアプリが利用可能です。
また、セミナーやイベントも開催されているので、実際に製品を操作してから導入を検討したいという方にもおすすめといえるでしょう。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- とても使いやすいです。いつも利用をしていますが満足しています。時間の短縮及び改善をしており問題ありません。
- アイコンが大きくてわかりやすいので幅広い年齢層で使いやすいと思います。また、困ったときには管理部門に連絡すると遠隔操作で助けてくれます。

「desknet's NEO」は、神奈川県横浜市に本社を構えるネオジャパンが提供するグループウェアです。ポータルやスケジュールをはじめ、ワークフロー、設備予約、webメール、プロジェクト管理など業務の効率化に役立つ機能が搭載されています。
信頼性の高いサービスであることも強みで、日経コンピュータが実施した「顧客満足度調査 2019-2020」では、グループウェア/ビジネスチャット部門で1位を獲得。実勢も豊富で、利用ユーザー数は約415万にものぼります。
価格もリーズナブルに設定されており、パッケージ型の場合は5ユーザーで3万9,800円(税抜)から。5ユーザーから300ユーザーの比較的小規模での導入はもちろん、1万ユーザーを超える大規模な導入にも対応が可能です。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- 操作性が良い。 シンプルであり、簡単に使うことができる。 また、グルーピングや設備予約等、社内システムや設備の更新にも柔軟に対応することができる。 但し、登録先の社員をもっと素早く検索し見つけることが出来ると尚良い。
- メールやお知らせだけでなく、スケジュール管理ができ、それを全社員で共有できるところが良いです。また、施設管理もデスクネッツ1本でできるところも魅力で、誰でも施設(会議室)を簡単に予約出来るところが良いと思いました。更に、会社の文書が一括管理されていて閲覧しやすいところもいいポイントです。

Chat&Messenger
「Chat&Messenger」は、東京都港区にあるChat&Messengerが提供しているグループウェアです。スケジュール管理やファイル共有、ビジネスチャット、ビデオ通話といった基本的な機能を搭載しています。
無料で利用できるプランのほか、「プレミアム」や「ビジネスプレミアム」「オンプレミスCAMServer」「クラウド」の計5種のプランが用意されているのが特徴。なかでも「オンプレミスCAMServer」は、1ユーザーあたり150円で利用可能でありながらも、セキュアなグループウェアの構築やモバイル連携が可能です。
暗号化技術によって高いセキュリティ環境下での運用が可能なのも大きな魅力で、これまでに銀行やIT、大学、病院、官公庁など幅広い業種への豊富な導入実績を誇ります。
- スマホアプリ(iOS)対応
- メールサポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- 会議室の予約機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 文書管理機能
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
- 報・連・相などお堅い文章になりやすい内容でも気軽にできて意思疎通が容易になった。チームの活性と情報共有には良いツールと思慮
- 既読がつかないところ。 社内だけでなく、社外とのコミュニケーションツールでもある。 既読がつくと、早く返せとなるので、既読がつかない方がビジネスには、合っている。

「GroupSession」は、札幌市厚別区に本社を構える日本トータルシステムが提供するグループウェアです。スケジュールやワークフロー、チャットのほか、施設予約や日報など20以上の機能が搭載されています。
プランについては「無料版」と「クラウド型」「エンタープライズ型」の3種を用意。インストールタイプの「エンタープライズ型」は「ZION(ジオン)」という名称で提供されており、100ユーザー40万円(税抜)で導入することができます。オプションとしてリモートサポートやオンサイトサポートも行っているのもうれしいポイントです。
くわえて、札幌医科大学や下田市、DMM.comラボなど幅広い業種で導入されている点からも、確かな実力のあるグループウェアといえるでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- 社内ポータル作成機能
- 文書管理機能
- ISMS
- 通信の暗号化
- スケジュール管理ができ上司や同僚の行動予定が把握でき会議の時間調整や行事の日程調整を効率よくできるのでとても便利。
- 無駄にゴテゴテしていなくて見やすい。 また、個人個人の予定はもちろん、ほかの人のスケジュールも把握がしやすい仕様がいい。
4.オンプレミス型のグループウェアを導入すべき企業
ここからは、オンプレミス型のグループウェアの導入に適している企業について解説していきます。
セキュリティ面を重視する企業
オンプレミス型のグループウェアには、セキュリティ性が高いという特徴があります。自社のサーバーでシステムを構築することで、ウイルス感染や情報漏洩といったリスクを軽減させることが可能です。
機密情報を多く取り扱う企業の場合は、セキュリティ面は重視したいポイント。グループウェアをオンプレミス型で導入すれば、自社の水準によるセキュリティ対策が施せるため、より安心・安全な運用が叶うでしょう。
従業員が多く自社向けに機能をカスタマイズしたい企業
オンプレミス型のグループウェアはカスタマイズ性に優れているので、自社の業務形態に合わせたシステムの構築が可能です。「従業員が多く、クラウド型では細かな部分の管理が困難」という場合でも、オンプレミス型なら安心だといえます。
細かな部分もカスタマイズができるグループウェアを導入すれば、社内での定着もスムーズだと考えられるため、企業全体の業務効率化が実現するのではないでしょうか。
5.オンプレミス型のグループウェアを選ぶ際の注意点
ここからは、オンプレミス型のグループウェアの導入時に注意したいポイントを解説していきます。
社内に運用・管理できる技術者がいるか
オンプレミス型のグループウェアの導入を希望する際は、社内に運用・管理ができる人材が在籍しているかを確認する必要があります。サーバーにソフトウェアをインストールするだけでなく、導入後にもメンテナンスが必要となるためです。
社内にシステムエンジニアが不在の場合は、オンプレミス型のグループウェアの導入・運用は困難だといえます。グループウェアをオンプレミス型で導入したいという場合は、技術者の確保も並行して進めておきましょう。
外出先での利用に対応しているか
グループウェアに限らず、オンプレミス型でシステムを導入する場合は、社内に限った利用が前提となっているケースが大半です。しかし、外出先でもスマートフォンなどからグループウェアにアクセスができれば、空き時間の有効活用にもつながるでしょう。
オンプレミス型のグループウェアのなかには、スマートフォンやタブレットからの利用に対応しているものもあるので、複数のサービスの詳細をよく比較しながら検討を進めることをおすすめします。
6.まとめ
この記事では、オンプレミス型にも対応している6つのグループウェアを紹介してきました。
社内で保有するサーバーにソフトウェアをインストールして使用するオンプレミス型のグループウェアは、セキュリティ性やカスタマイズ性に優れているのが特徴です。しかし、導入にはシステムエンジニアが欠かせない存在であり、なかには社外での使用に向いていないサービスもあるなど、導入を進める際には注意点もあります。
「アイミツSaaS」では、オンプレミス型対応のグループウェアの資料請求を受け付けています。
複数の資料の一括請求も可能なので、グループウェアの導入でお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。