オンプレミス型のおすすめグループウェア4選【2025年最新】
社内の情報共有やスケジュール管理などを円滑にするグループウェアには、大きく分けて「クラウド型」と「オンプレミス型」の2つの導入形態があります。なかには双方の形態に対応しているサービスもありますが、グループウェア導入の目的や要望、社内のリソースなどによってどちらが適しているかが異なるため注意が必要です。
この記事では、発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」が、オンプレミス型のグループウェアについて徹底調査。おすすめのサービスを紹介するとともに、オンプレミス型のグループウェアを選ぶ際のポイントなどを解説していきます。
- オンプレミス型とクラウド型の違い
- 【比較表】オンプレミス型でおすすめのグループウェア
- オンプレミス型でおすすめのグループウェア4選
- オンプレミス型のグループウェアを導入すべき企業
- オンプレミス型のグループウェアを選ぶ際の注意点
- まとめ
オンプレミス型とクラウド型の違い
「オンプレミス型」とは、ソフトウェアを自社の保有するサーバーへインストールして利用する形態を指すものです。クラウド型と比べると費用は高額になり、導入までの時間もかかりますが、より厳重なセキュリティ対策や細かなカスタマイズを施すことができます。サービスによっては「パッケージ型」として提供していることもあるようです。
一方で、「クラウド型」はインターネット環境とデバイスがあれば、最短で当日からサービスの利用をはじめられるのが大きな特徴。費用もリーズナブルなので、中小企業であっても導入しやすいといえます。
また、オンプレミス型のグループウェアを利用する場合は、メンテナンスやソフトウェアのバージョンアップなどに対応する人材が必要というのもクラウド型とは異なる部分です。オンプレミス型はクラウド型と比べると導入ハードルは高い印象ですが、社内ネットワークに限定した利用も可能なので、セキュリティ面を重視する企業や規模の大きな企業の場合は、オンプレミス型が適しているといえるのではないでしょうか。
【比較表】オンプレミス型でおすすめのグループウェア
ここからはオンプレミス型でおすすめのグループウェアを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するグループウェアでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、グループウェア選びの参考にしてください。
オンプレミス型でおすすめのグループウェア4選
ここからは、オンプレミス型にも対応しているグループウェアを紹介していきます。
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料金
月360円/名 -
初期費用
50,000円
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最低利用期間
6ヵ月
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最低利用人数
1
「NI Collabo 360」は、東京都港区に本社を構えるNIコンサルティングが提供しているグループウェアです。スケジュールやプロジェクト管理、設備備品・予約など豊富な機能を実装しています。レスポンシブデザインを採用しており、スマートフォンやタブレットからも利用が可能です。
最大の特徴としてあげられるのは、リーズナブルな価格設定。パッケージ型の場合でも、10ユーザーで5万8,000円(税抜)となっているため、小規模でもオンプレミス型でグループウェアを導入したいという場合にもうってつけです。
また、30日間の無料トライアルが用意されているのも魅力的なポイント。無料トライアルではSFA・CRMなども同時に試すことができるので、複数のツールの導入を検討している場合にもおすすめといえるでしょう。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
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社員一覧の予定が見やすく、使いやすいです。使い方もシンプルでわかりやすいです。 ここ1、2年くらいで、グループウェアが変わったのですが、以前使用していたものと比べても予定の登録や閲覧方法が安易で使いやすくなった気がします。
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ログインするアカウントごとに内容を変えれるところがいいと思います。 また、検索機能が精度が高いと思います。タイトルだけで検索をかけれるのではなくて、アカウント全体でソートしてくれるのは助かります。
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料金
月400円/人 -
初期費用
なし
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最低利用期間
1ヵ月
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最低利用人数
5人
「desknet's NEO」は、神奈川県横浜市に本社を構えるネオジャパンが提供するグループウェアです。ポータルやスケジュールをはじめ、ワークフロー、設備予約、webメール、プロジェクト管理など業務の効率化に役立つ機能が搭載されています。
信頼性の高いサービスであることも強みで、販売実績数は約480万ユーザーにものぼります。
価格もリーズナブルに設定されており、パッケージ型の場合は5ユーザーで3万9,800円(税抜)から。5ユーザーから300ユーザーの比較的小規模での導入はもちろん、1万ユーザーを超える大規模な導入にも対応が可能です。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
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メールやお知らせだけでなく、スケジュール管理ができ、それを全社員で共有できるところが良いです。また、施設管理もデスクネッツ1本でできるところも魅力で、誰でも施設(会議室)を簡単に予約出来るところが良いと思いました。更に、会社の文書が一括管理されていて閲覧しやすいところもいいポイントです。
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それひとつで来訪者、上位者の予定、車輌の仕様状況、就業規則等、見たり、使ったり、様々な事が出来て便利だと思います。簡単なので、早く使い方を覚える事が出来ました。
Chat&Messenger
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料金
月200円/ユーザ -
初期費用
なし
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最低利用期間
12ヵ月
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最低利用人数
なし
「Chat&Messenger」は、東京都港区にあるChat&Messengerが提供しているグループウェアです。スケジュール管理やファイル共有、ビジネスチャット、ビデオ通話といった基本的な機能を搭載しています。
無料で利用できるプランのほか、「プレミアム」や「ビジネスプレミアム」「オンプレミスCAMServer」「クラウド」の計5種のプランが用意されているのが特徴。なかでも「オンプレミスCAMServer」は、1ユーザーあたり150円で利用可能でありながらも、セキュアなグループウェアの構築やモバイル連携が可能です。
暗号化技術によって高いセキュリティ環境下での運用が可能なのも大きな魅力で、これまでに銀行やIT、大学、病院、官公庁など幅広い業種への豊富な導入実績を誇ります。
- スマホアプリ(iOS)対応
- メールサポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- 会議室の予約機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 文書管理機能
- 通信の暗号化
- IP制限
- クラウド(SaaS)
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報・連・相などお堅い文章になりやすい内容でも気軽にできて意思疎通が容易になった。チームの活性と情報共有には良いツールと思慮
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既読がつかないところ。 社内だけでなく、社外とのコミュニケーションツールでもある。 既読がつくと、早く返せとなるので、既読がつかない方がビジネスには、合っている。
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料金
月300円/ユーザー -
初期費用
なし
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最低利用期間
12ヵ月
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最低利用人数
5人
「GroupSession」は、札幌市厚別区に本社を構える日本トータルシステムが提供するグループウェアです。スケジュールやワークフロー、チャットのほか、施設予約や日報など20以上の機能が搭載されています。
プランについては「無料版」と「クラウド型」「エンタープライズ型」の3種を用意。インストールタイプの「エンタープライズ型」は「ZION(ジオン)」という名称で提供されており、100ユーザー40万円(税抜)で導入することができます。オプションとしてリモートサポートやオンサイトサポートも行っているのもうれしいポイントです。
くわえて、札幌医科大学や下田市、DMM.comラボなど幅広い業種で導入されている点からも、確かな実力のあるグループウェアといえるでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- 社内ポータル作成機能
- 文書管理機能
- ISMS
- 通信の暗号化
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スケジュール管理ができ上司や同僚の行動予定が把握でき会議の時間調整や行事の日程調整を効率よくできるのでとても便利。
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無料で利用でき、UIも分かりやすい。 一通り、必要な機能を備えている。 バックアップやアップロードファイルの履歴管理などをカスタマイズできるので障害発生に備えられる。
オンプレミス型のグループウェアを導入すべき企業
ここからは、オンプレミス型のグループウェアの導入に適している企業について解説していきます。
セキュリティ面を重視する企業
オンプレミス型のグループウェアには、セキュリティ性が高いという特徴があります。自社のサーバーでシステムを構築することで、ウイルス感染や情報漏洩といったリスクを軽減させることが可能です。
機密情報を多く取り扱う企業の場合は、セキュリティ面は重視したいポイント。グループウェアをオンプレミス型で導入すれば、自社の水準によるセキュリティ対策が施せるため、より安心・安全な運用が叶うでしょう。
従業員が多く自社向けに機能をカスタマイズしたい企業
オンプレミス型のグループウェアはカスタマイズ性に優れているので、自社の業務形態に合わせたシステムの構築が可能です。「従業員が多く、クラウド型では細かな部分の管理が困難」という場合でも、オンプレミス型なら安心だといえます。
細かな部分もカスタマイズができるグループウェアを導入すれば、社内での定着もスムーズだと考えられるため、企業全体の業務効率化が実現するのではないでしょうか。
オンプレミス型のグループウェアを選ぶ際の注意点
ここからは、オンプレミス型のグループウェアの導入時に注意したいポイントを解説していきます。
社内に運用・管理できる技術者がいるか
オンプレミス型のグループウェアの導入を希望する際は、社内に運用・管理ができる人材が在籍しているかを確認する必要があります。サーバーにソフトウェアをインストールするだけでなく、導入後にもメンテナンスが必要となるためです。
社内にシステムエンジニアが不在の場合は、オンプレミス型のグループウェアの導入・運用は困難だといえます。グループウェアをオンプレミス型で導入したいという場合は、技術者の確保も並行して進めておきましょう。
外出先での利用に対応しているか
グループウェアに限らず、オンプレミス型でシステムを導入する場合は、社内に限った利用が前提となっているケースが大半です。しかし、外出先でもスマートフォンなどからグループウェアにアクセスができれば、空き時間の有効活用にもつながるでしょう。
オンプレミス型のグループウェアのなかには、スマートフォンやタブレットからの利用に対応しているものもあるので、複数のサービスの詳細をよく比較しながら検討を進めることをおすすめします。
まとめ
社内で保有するサーバーにソフトウェアをインストールして使用するオンプレミス型のグループウェアは、セキュリティ性やカスタマイズ性に優れているのが特徴です。しかし、導入にはシステムエンジニアが欠かせない存在であり、なかには社外での使用に向いていないサービスもあるなど、導入を進める際には注意点もあります。
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