PBXの価格相場|費用が安いおすすめ電話サービスは?
PBXの導入を検討している企業では、「レガシーPBXから、価格が安いPBXに乗り換えたい」「IP-PBXの導入費用を抑えたい」という担当者も多いのではないでしょうか。 PBXにはIP-PBXのほかにも、クラウドPBXという形態があります。他のPBXに比べて、クラウドPBXは価格が安いため、費用を抑えてPBXを導入・運用したい企業にはおすすめです。
そこで本記事では、PBXの価格相場を解説し、費用が安いおすすめの電話サービスを紹介。IP-PBXの費用相場に加え、PBXの価格をさらに安く抑えられるクラウドPBXについても解説します。PBXのコストを抑えたい担当者は、ぜひ参考にしてください。
- IP-PBXの価格相場
- IP-PBXとクラウドPBXの費用比較
- クラウドPBXの料金比較表
- 【2024年最新】価格比較でおすすめのクラウドPBX10選
- クラウドPBXの選び方・比較ポイント
- まとめ:IP電話の利用なら、価格の安いクラウドPBXがおすすめ
- よくある質問
IP-PBXの価格相場
IP-PBXは、電話交換機(PBX)を社内に設置し、インターネット回線を利用して通話をする電話システムです。ここでは、IP-PBXの価格相場について詳しく解説します。
IP-PBXの利用に必要な価格
最初に、IP-PBXの利用に必要な価格の内訳と、各内訳の価格相場を解説します。IP-PBXの利用には、初期費用、機器本体(電話交換機、IP電話機)の価格、月額料金、通話料金が必要となります。企業によっては、オプション料金も発生しますので、それぞれの価格相場を確認していきましょう。
費目 | 平均的な相場 | 備考 |
---|---|---|
IP-PBX本体(電話交換機)の価格 | 10万円~数百万 | 接続台数や回線容量で異なる |
IP電話機本体の値段 | 6,500円〜1万2,000円 | 3台を5年リースの場合 |
月額料金 | 5,000円〜2万円 | 1回線あたりの料金 |
通話料金 | 3分あたり8円前後 | 固定電話の場合 |
なお、IP-PBXには、社内サーバ上にインストールして使うソフトウェアタイプと、オフィスに装置を設置するハードウェアタイプがあります。ソフトウェアタイプと比較してハードウェアタイプは値段が高くなる傾向があり、企業によってはPBXの本体価格が100万円以上になることもあります。
IP-PBXの初期費用の相場
IP-PBXの導入にかかる初期費用の相場は、数万円〜数百万円と幅広いです。先述の通り、IP-PBXにはソフトウェアタイプとハードウェアタイプがあり、本体価格のみで100万円以上かかるケースもあります。
また、IP-PBXの初期費用は、PBXの本体価格に加えて設置工事費用やIP電話本体の購入費用も発生します。ソフトウェアタイプを導入する、中古のIP電話を導入する、既存の電話機を利用するなど費用を抑える方法はありますが、ゼロから導入する場合は高額になりがちです。
IP-PBXの電話交換機の値段、電話機リース代の価格相場
IP-PBXを利用するには、電話交換機本体の値段、そして電話機本体のリース代が発生します。
費目 | 相場 |
---|---|
IP-PBXの電話交換機本体の値段 | 10万円~数百万 |
電話機本体の値段 | リースの場合: 6,500円〜1万2,000円(3台を5年) 購入の場合:3万円〜10万円 |
前述のとおり、大企業向けのIP-PBXは非常に高額です。NTT、NEC、日立といったメーカーが販売している大企業向け製品は安くても1台100万円以上。数千台以上のIP電話を統合するハイスペックモデルになると、優に1,000万円を超えてきます。
そのため、一般的な中小企業がIP-PBXを導入する場合は、内線登録数40~60前後のモデルが人気を集めているようです。このようなIP-PBXの価格相場は3万円~10万円前後。
また、電話機をリースする場合には毎月のリース代が発生します。仮に3台の電話機を5年契約でリースするとなると、相場価格は月額6,500円〜12,000円ほど。契約中は毎月支払いが発生するので、リースは購入よりもトータルコストが高くなる場合が多いです。トータルで費用を抑えたい企業は電話機の購入を検討しましょう。
IP-PBXの月額料金の相場
IP-PBXの月額料金の相場は、1回線につき月額5,000円〜2万円程度です。通話料金とは別で毎月定額で発生し、内訳はネットワーク利用料・ルーターのレンタル料・ID利用手数料などです。リース契約の場合、この月額料金にPBX本体の価格を分割した費用が加わり、月額2万円~5万円前後になります。
IP-PBXの通話料金の相場
IP-PBXの通話料金は従来のビジネスフォンとほぼ変わらず、3分8円前後(固定電話同士の場合)です。業者による価格差もそれほどありません。しかし、使用するVoIP基盤(IP電話を提供する事業者のネットワーク)が同じ場合、通話料金は無料に。オフィスの内外関係なく内線でつなげられるので、各地に支社・支店のある企業は通話料金の大幅なコストカットが可能です。
全国各地に拠点を置く企業ではこの点にメリットを見出し、相応の予算を用意したうえでビジネスフォンからIP-PBXに切り替える企業も多いです。
IP-PBXのオプション料金の相場
IP-PBXの利用時にオプションを追加する場合、価格相場は各オプション内容によって異なります。例えば、自動音声ガイダンスを流せるIVR(自動音声応答)機能は、月額1,500円~3,000円が相場です。デフォルトの文章でなく新たに作成する場合には、追加で費用がかかることもあるので注意しましょう。
また、通話内容を自動で録音する機能をオプションで追加すると、月額2,000円~3,500円ほどが上乗せされます。オプション利用の有無で月額料金が変わるので、必要な機能に絞り費用が膨らまないようにしましょう。
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IP-PBXとクラウドPBXの費用比較
PBXは大まかに「IP-PBX」と「クラウドPBX」に分類されます。IP-PBXとは、PBXを社内に設置した上で、インターネット回線を使って接続するPBXを指します。インターネット回線を用いることから、オフィス内外を問わず内線通話が可能となるのが大きな特徴です。
一方、クラウドPBXは、インターネット回線を使って接続するものの、IP-PBXとは異なりPBXをオフィス内に設置する必要がありません。クラウドPBXは、クラウド上にあるPBXに接続して内線・外線通話や転送を行います。インターネット環境下であればいつでもどこでも利用でき、価格が安いPBXです。「IP-PBXよりも費用が安い電話サービスを導入したい」という企業にはクラウドPBXがおすすめです。
IP-PBXとクラウドPBXの特徴・費用の違い
比較項目 | IP-PBX | クラウドPBX |
---|---|---|
通話の仕組み | インターネット回線 | インターネット回線 |
配線工事 | 不要 | 不要 |
機器の設置 | ハードウェアタイプの場合、設置工事あり | クラウド上のPBXを利用するため不要 |
費用 | 初期費用:10万円~数百万 ・電話交換機本体の費用 ・電話機のリース代/購入代 月額料金:1回線あたり5,000円〜2万円 通話料金:3分あたり8円前後 |
初期費用:無料~1万円程 月額料金:1席あたり1,000円程 通話料金:3分あたり8円前後 |
上の比較表から分かる通り、オフィスに機器を設置する必要はあるか、電話交換機や電話機を用意する必要があるかといった点でIP-PBXとクラウドPBXは大きく異なります。クラウドを通じて利用するクラウドPBXは、わざわざ設置工事を行う必要がありません。
また、クラウド上で内線・外線通話や転送ができることから、固定電話機のみならずスマートフォンやタブレット、PCまでビジネスフォン化が可能です。電話交換機本体の費用や電話機代をカットできるため、クラウドPBXは安く導入できます。
「費用を抑えてPBXを導入・運用したい」「スマートフォンやPCを使って電話機の導入コストを抑えたい」「外出中の社員とも内線通話を可能にしたい」という企業は、クラウドPBXもご検討ください。
クラウドPBXの料金比較表
ここからは実際に、クラウドPBXの初期費用や月額料金を比較します。無料トライアルの有無もまとめて比較できるので、以下、2024年最新のクラウドPBXの料金比較表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 通話料 (国内) |
無料トライアル |
---|---|---|---|---|
03plus | 5,000円 | 980円〜/1ユーザー | 8円/3分 | ◯ |
TramOneCloud | 要問い合わせ | 800円〜/1ユーザー + 基本料金5,000円〜 |
8円/3分 | ◯ |
Dialpad | 要問い合わせ | 1,000円〜/1ユーザー | 7.9円/3分 | × |
Zoom Phone | 無料 | 1,080円〜/1ユーザー | 要問合せ | ◯ |
SimpleConnect | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 要問合せ | × |
ClocoクラウドPBX | 2,000円〜 |
2,000円〜 | 7.8円/3分 | × |
回線.com | 1万円 | 3,000円〜 | 8円/3分 | ◯ |
IVRy(アイブリー) | 要問い合わせ | 3,000円〜 | 着信 3.3円/1分 発信 11円/1分 |
◯ |
トビラフォン Cloud | 3万3,000円 | 3,000円〜 | 8.8円/3分 | × |
GoodLine | 1万円 | 6,000円 | 8円/3分 | × |
料金を比較すると、03plusは初期費用が全プランで5,000円と低価格で、月額料金は1ユーザーあたり980円〜と安い費用で利用できるクラウドPBXです。また、Zoom Phoneは初期費用無料、月額料金は1ユーザーあたり1,080円から利用可能。導入費用がかからないうえ安い料金で利用できるので、コストパフォーマンスを重視する企業におすすめのクラウドPBXです。
また、無料トライアルを利用可能なサービスは、03plus、TramOneCloud、Zoom Phone、回線.com、IVRyです。導入前に通話品質を確認したい企業は、ぜひトライアルを活用ください。
「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったPBXが分かる診断(無料)ができます。
【2024年最新】価格比較でおすすめのクラウドPBX10選
ここからは、比較的低価格で使えるおすすめのクラウドPBX10選を紹介します。「PBXを導入したいものの、IP-PBXは予想以上に費用が高い」と悩んでいる企業は、以下の10選をご覧ください。
- 03plus(ゼロサンプラス)
- TramOneCloud
- Dialpad
- Zoom Phone
- SimpleConnect
- ClocoクラウドPBX
- 回線.com
- Dialpad
- IVRy(アイブリー)
- トビラフォン Cloud
- GoodLine
03plus
03plus(ゼロサンプラス)は、株式会社グラントンが提供する、低価格でおすすめのクラウドPBXです。ユーザー数は7万人、継続利用率は97%を記録し、多くの人気と信頼を集めています。
導入方法はシンプルで、スマートフォンアプリをインストールするだけ。スマホであっても03や06といった市外局番から始まる番号を使用でき、複数名による同じ番号での発着信も可能となります。パーク保留機能もあるので、保留にして外出中の社員に取り次ぐといった活用方法も問題ありません。
部門別グループ番号は無料で追加でき、内線外線問わず社内間通話は無料になるのもおすすめできるポイント。年払いの場合は初期費用5,000円(税抜)、利用料金は年額11,760円(税抜)で始められるので、低価格なクラウドPBXをお探しの企業には特におすすめです。
TramOneCloud(旧:UNIVOICE)は、トラムシステム株式会社が提供する、低価格でおすすめのクラウドPBXです。500社以上に導入されてきた実績を誇るだけでなく、利用継続率は98%を記録し、使いやすさや品質の高さが評価されています。
アプリをインストールすればスマートフォンを内線化でき、転送やパーク保留などの基本機能のほか、IVR(自動音声応答)や全通話録音、会議通話といったプラスアルファの機能も搭載。通話内容のテキスト化や要約を可能とするAI連携も、オプションで追加可能です。
充実した機能でありながら、基本料金5,000円(税抜)〜、1ユーザーあたり800円(税抜)〜で利用できるので、PBXの導入費用を抑えたい小規模企業におすすめします。
- ISMS
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
Dialpadは、Dialpad Japan株式会社が提供する、低価格でおすすめのクラウドPBXです。世界中で数多くの企業に導入されており、日本国内においては2,300社で利用されています。
音声通話のみならず、ビデオ通話、メッセージまでこれ1つでカバーできるほか、外部のビジネスツールとも連携可能です。Google WorkspaceやOffice 365、Salesforce、Zendeskなどと連携できるので、電話対応業務がよりスムーズに。
料金プランは、Standard・Pro・Enterpriseの3つが用意され、最もリーズナブルなStandardであれば1ユーザーあたり月額1,000円(税抜)です。
Zoom Phoneは、ZVC JAPAN株式会社が提供する、低価格のクラウドPBXです。Web会議ツールとして有名なZoomが提供する電話サービスで、世界中で約700万台の利用実績があります。
料金の安さと通信品質の高さがおすすめの理由。また、Zoom PhoneはSalesforceをはじめとしたCRM・SFAや、Microsoft Teams、Slack、Google Workspaceとも柔軟に連携できることもメリット。CRMとの連携により、着信時に顧客情報をポップアップ表示できるため顧客対応が円滑になるでしょう。
初期費用無料なので導入コストを削減できます。利用料金は1ユーザーあたり年額12,960円~。月額換算で1ユーザーあたり1,080円から利用でき低価格。コストを抑えながら、顧客満足度や生産性を向上したい企業に、Zoom PhoneはおすすめのクラウドPBXです。
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- アカウント権限
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- チャットサポートあり
- 電話サポートあり
SimpleConnect
SimpleConnectは、Cloopen(クルーペン)株式会社が提供する、低価格なクラウドPBX/コンタクトセンターシステムです。これまでに300社以上の企業に導入されてきた実績を誇ります。
電話をはじめSMSやメール、チャットボット、チャットなどオムニチャネルを管理でき、電話以外の窓口も展開する企業におすすめ。また、1ヶ月1IDから利用でき、スポット利用にも便利です。
ID数の増減が柔軟に行えるので、拡張性にも長けています。加えて、最短で2営業日で稼働というスピード感も魅力の1つ。SimpleConnectは気軽に導入できるクラウドPBXをお探しの企業におすすめです。
ClocoクラウドPBXは、Cloco株式会社が提供する、低価格でおすすめのクラウドPBXです。初期費用・月額料金ともに、電話番号代200円、ユニーク(回線)代1,800円(税抜)から利用できるのが特徴で、PBXの導入費用を抑えたい企業も安心。
発信仕分やモニタリング、ウィスパリング、IVR(自動音声応答)などのオプションも500円〜800円(税抜)で利用でき、気軽に追加できます。加えて、回線数や番号数を変更したい場合には、管理画面から操作するだけで簡単に増減可能。
幅広いスケールに対応できるので、繁忙期・閑散期に合わせて導入規模を変更したい企業にもおすすめです。
- 通信の暗号化
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
回線.comは、株式会社サンシスコンが提供する、低価格でおすすめのクラウドPBXです。スマートフォンの内線化が可能で、NTTの電話番号をはじめ03や06、050、0120番号にも対応。
誰でも気軽に会社番号や代表番号の電話に対応できます。転送や全通話録音、留守番電話メッセージの機能を通常で搭載し、IVR(自動音声応答)機能やウィスパリング機能などのオプションも充実。遠隔サポートや出張サポートを利用すれば、PBX導入時の各種設定がスムーズです。
料金はスターター・ベーシック・ビジネスプロの3つから選択でき、小規模事業者向けのスタータープランは初期費用10,000円(税抜)・月額3,000円(税抜)とリーズナブルに利用できます。
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- 代表番号での発信
- 複数電話機のグループ着信機能
IVRy(アイブリー)は、株式会社IVRyが提供する、PBXをお探しの方にもおすすめの電話自動応答サービスです。これまでに累計で10,000件以上のアカウント発行実績があり、70以上の業界で導入されています。
新規電話番号の取得をはじめ、音声ガイダンスの設定やSMSによる自動返信、PCやスマートフォンのブラウザからの架電、スマホアプリでの受電などさまざまな便利な機能を搭載し、これ1つで顧客情報の管理も可能。スマホの内線化などはできませんが、顧客対応を効率化させたいとお悩みの企業にはおすすめです。
料金は、ベーシック・プラス・エンタープライズの3プランから選択でき、ベーシックプランであれば月額3,000円(税抜)。3ユーザー分の料金も含まれています。
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- 外線接続機能
- 転送機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
トビラフォン Cloudは、トビラシステムズ株式会社が提供する、低価格でおすすめのクラウドPBXです。ブランド累計ユーザー数は1,500万人を記録しており、業種を問わず幅広い企業に導入されています。
現在使用中の電話番号をそのままスマートフォンで利用でき、内線・外線通話や国際通話、通話録音のほか、コールキューイングやIVR(自動音声応答)も標準で搭載。コールフローによる通話制御やスケジュール管理、SalesforceやHubSpot、Sansanなどの外部システムとの連携にも対応しています。
初期費用は33,000円(税抜)、基本料金は1ヶ月あたり3,300円(税抜)と通話料金で、オプションになりますが番号数や同時通話数などは自由に拡張可能です。
GoodLine
GoodLineは、株式会社グッドリレーションズが提供する、低価格でおすすめのクラウドPBXです。導入社数は7,500社以上(※2024年11月時点)を誇り、導入しやすさや使いやすさが評価され多くの人気を集めています。
オプションを追加せずとも機能が充実している点がおすすめ。スマートフォンの内線化のみならず、全通話の録音、発着信データの分析、稼働状況のモニタリングなど、電話対応を効率化するさまざまな機能を搭載しています。顧客データの管理もできるので、CRMとしても活用可能です。
機能が豊富でありながらも、初期費用が1回線あたり10,000円(税抜)、月額基本料金は5,000円(税抜)〜と始めやすい価格です。
以上、機能比較や料金比較でおすすめのクラウドPBXを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、クラウドPBX選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
クラウドPBXの選び方・比較ポイント
最後に、クラウドPBXの選び方や比較ポイントを紹介します。
- 通話の品質をトライアルで確認できるか
- 必要な機能・サポートがあるシステムか
- 利用人数・利用期間を比較
通話の品質をトライアルで確認できるか
クラウドPBXを選ぶ時には、通話品質をトライアルやデモで確認できるものを選びましょう。ビジネスで使用することとなるため、音質が安定していることは重要です。基本的にはビジネスフォンでの音質と変わらないクオリティですが、品質の高さ・安定感にこだわりたい方は、無料トライアルや無料デモで通話品質を確かめてください。
また、総務省によって設定されている「IP電話の音声品質基準」を参考に、クラスAに分類されているサービスを選ぶこともおすすめです。
総務省 IP電話の音声品質基準
音質レベル | 音声品質基準 |
---|---|
クラスA | 高品質で固定電話と同レベル |
クラスB | 携帯電話と同レベル |
クラスC | 携帯電話以下のレベル |
出典元:総務省「IP電話の通話品質評価の標準化動向と課題について」
必要な機能・サポートがあるシステムか
クラウドPBXを導入する際には、必要な機能やサポートが揃っているシステムを選んでください。スマートフォンの内線化や転送、パーク保留などの基本的な機能はどのPBXでも利用できますが、IVR(自動音声応答)や全通話録音、AIによる音声通話のテキスト化といった機能はオプションの場合もあります。自社が必要な機能は標準搭載か、あるいはオプションかを把握しておきましょう。
また、導入時の支援のほか、導入後のメールや電話、チャットでの運用サポートなど、万全なサポートが用意されていると安心です。はじめてクラウド型のPBXを導入する企業でも、サポートが万全であればスムーズに導入できます。
利用人数・利用期間を比較
クラウドPBXを選ぶ際には、利用人数や利用期間において制限がないか比較しておきましょう。クラウドPBXによっては、最低利用人数が3人以上、利用期間は3ヶ月以上、のように利用人数・利用期間の制限が設けられていることがあります。まずはスモールスタートしたい、スポットで利用したい場合は、利用人数1人で1ヶ月から導入できるクラウドPBXを選んでください。
また、利用人数とは別に、チャネル数にも注意が必要です。チャネル数とは、クラウドPBXを使って同時に通話ができる人数のこと。利用人数=チャネル数ではないので各サービス・各料金プランのチャネル数を必ずチェックしましょう。
まとめ:IP電話の利用なら、価格の安いクラウドPBXがおすすめ
今回はIP-PBXの価格相場について解説しました。IP電話を利用するなら、より低価格なクラウドPBXがおすすめです。クラウドPBXであれば、わざわざ設置工事を行う必要がく、初期費用や月額料金がリーズナブルです。また、スマートフォンを内線化できるので、外出中の社員とも内線通話ができます。多拠点を展開していても社内間の通話はすべて無料です。PBXを新たに導入したいものの費用面が気になる方には、クラウドPBXをおすすめします。
とはいえ、数あるクラウドPBXからどれを選ぶべきか分からない方は、ぜひPRONIアイミツの診断サービスをご利用ください。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウドPBXが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
ここではPBXの価格について、よくある質問に回答します。
IP-PBXに価格差が出る理由は?
IP-PBXに価格差が出る理由は、IP-PBX本体の価格が回線容量や内線数といったスペックによって大きく変わるためです。大企業向けのハイスペックモデルと廉価モデルとでは、100倍以上の価格差があることも珍しくありません。
利用ケース別に見るIP-PBXの費用相場は?
利用ケース別のIP-PBXの費用相場は、小規模な店舗やオフィスにIP-PBXを導入する場合 、初期費用が10万円~15万円ほど、月額料金が5,000円~1万5,000円ほど。20名~30名の企業がリース契約でIP-PBXを導入する場合、初期費用が30万円~120万円ほど、月額料金が3万円~5万円ほどです。
IP-PBXの費用を抑えるおすすめの方法は?
IP-PBXの費用を抑えるおすすめの方法は、「中古製品をうまく活用する」「業者からリーズナブルな提案を引き出す」「複数のサービスから見積もりをとる」の3つです。中古製品と新品・現行モデルのIP電話では3倍~5倍程度の価格差がありますが、コールや通話といった基本機能にほとんど違いはありません。また、電話料金の明細書には回線の数、通話時間などが細かく記載されており、明細書のあり・なしによって必要な機器の選定やプランニングの精度が変わります。
レガシーPBXの価格は?
レガシーPBXの価格は、初期費用が数百万円~数千万円、月額料金が数万円~数十万円、通話料金が数万円~数十万円です。それ以外に、メンテナンス費用、オプション費用などがかかります。
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