PBXの価格相場はいくら?必要な費用やおすすめの安いサービスを紹介
新しい電話システムの導入や、PBXの乗り換えを検討しているとき、PBXの価格は気になるでしょう。PBXには3種類あり、それぞれ価格が異なります。もしかしたら、今検討しているPBXよりも価格を押さえられるPBXが見つかるかもしれません。
今回は、クラウドPBX、IP-PBX、レガシーPBXの価格相場を解説。さらに、費用を抑えられるおすすめのクラウドPBXサービスや、クラウドPBX選びのコツも紹介します。コストを削減して電話システムを導入したいとお考えの情報システム担当者は、ぜひ参考にしてください。
- PBXの特徴:種類によって価格が異なる
- PBXの価格相場はいくら?
- コストを抑えたいならクラウドPBXの導入がおすすめ
- クラウドPBXの価格比較表
- 【2025年最新】価格比較でおすすめのクラウドPBX10選
- 価格以外も重要!クラウドPBXの選び方
- まとめ:電話システムは、価格の安いクラウドPBXの導入がおすすめ
- よくある質問
PBXの特徴:種類によって価格が異なる
PBXとは、外線・内線接続や電話転送などの機能をそなえた電話交換機で、企業や組織の電話システムの中核を担うシステムです。PBXには3つの種類があり、それぞれ特徴が異なります。ここでは、各PBXの基礎知識を解説します。
クラウドPBX

クラウドPBXとは、クラウド上にPBXの機能を集約したサービス。インターネット回線を通じて電話の発着信を行い、回線がつながる場所ならどこでも電話ができます。クラウドサービスなので、社内にPBX専用の機器を設置する必要がないことや、スマホ・PCでも発着信できることが特徴。従来のPBXと比較して手軽に導入可能です。
物理的な機器がないため、従業員数や拠点の増減に対し、柔軟に対応できます。さらに、システムの保守や運用はサービスの提供会社が実施するため、常に最新の機能を利用できる上、自社内で保守運用する必要はありません。
一方で、通話品質がインターネット環境に左右される点や、セキュリティ対策がサービス提供会社に依存する点には注意しましょう。
IP-PBX

IP-PBXとは、PBXを社内に設置し、インターネット回線(IPネットワーク)を利用する電話システムです。社内ネットワークを利用するため外部からの不正アクセスを防ぎやすく、かつ安定・高品質な音声通話が期待できます。ソフトウェアベースのIP-PBXなら、機能の追加や拡張が簡単にできたり、拠点や従業員の増減に対して柔軟に対応可能。
一方で、保守運用を自社で行う必要がある点や、社外からの利用にはVPNの構築が必要になる点は、クラウドPBXと比較したときの注意点です。
レガシーPBX

レガシーPBXとは昔から企業で利用されてきた電話交換機のことで、PBXを社内に設置して、電話回線を利用する電話システムです。音声通信専用の回線を利用するため、音声品質がほかのPBXよりも安定しています。また、クローズドなシステムのため、セキュリティに強い点が特長。
しかし、PBXを設置した場所でしか電話の利用ができないため、リモートワークや外出先で電話を利用したい企業には向いていません。また、保守運用は自社で行う必要があり、専門知識を持った人材が必要です。
PBXの価格相場はいくら?
クラウドPBX、IP-PBX、レガシーPBXはそれぞれ価格帯も違います。社内に物理的にPBXを設置しなければならないIP-PBXやレガシーPBXは、初期費用がクラウドPBXと比較して高額です。ここでは、各PBXの価格相場を紹介します。
クラウドPBXの価格相場
費目 | 価格相場 |
---|---|
初期費用 | 無料~数万円(大規模コールセンターの場合は50万~100万円) |
月額料金 | 1,000~3,000円/席 |
クラウドPBXは、社内にPBXを設置しないため、ほかのPBXよりも初期費用を抑えることが可能です。IP-PBXやレガシーPBXだと、最低でも10万〜数十万円はかかりますが、クラウドPBXなら無料、多くても数万円程度しかかかりません。月額料金は、1席あたりの利用料がかかりますが、メンテナンス費用は不要です。また、既存の電話端末を利用すれば、端末レンタル代もかかりません。
通話料は、PBXの種類によって大きく変わることはなく、基本的には従量課金です。ただし、クラウドPBXの中には、定額制プランを提供しているサービスもあります。プランを利用することで、通話料を抑えられる場合もあるでしょう。また、インターネット回線を利用しているため、場所が離れた本社・支社間でも無料で内線通話ができます。拠点間の通話が多い企業や、リモートワークを導入している企業は、通話料の大幅削減を期待できます。
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IP-PBXの価格相場
費目 | 価格相場 |
---|---|
初期費用 | IP-PBX本体の価格:10万~数百万円/台 IP-PBXの設置工事費用:数万円/台 IP電話機(購入):数千円~数万円/台 |
月額料金 | 基本料金:5,000円〜2万円/回線 IP電話機(レンタル):数百~数千円/台 |
IP-PBXの導入には、IP-PBX本体とIP電話機の購入費用がかかり、初期費用は少なくとも十数万円程度が必要です。ちなみに、IP電話機の導入方法には、購入とレンタルの選択肢があります。新品の購入には1台あたり数千〜数万円の費用がかかりますが、長期的に見るとコストを抑えられます。中古品を購入すれば、初期費用をさらに抑えることも可能です。一方、レンタルは初期費用を抑えられますが、月額料金が発生します。
IP-PBXでは、同一のVoIP基盤(IP電話サービスを提供する事業者のネットワーク)を利用している拠点間であれば通話料が無料になる場合もあり、拠点間の通話が多い企業は通話料の大幅な削減が期待できます。
レガシーPBXの価格相場
費目 | 価格相場 |
---|---|
初期費用 | PBX本体の価格:数十万円から数百万円/台 PBXの設置工事費用:数万円/台 IP電話機(購入):数千円~数万円/台 |
月額料金 | 基本料金:3,000〜5,000円程度/回線 メンテナンス費用:1,000〜2,000円程度/回線 IP電話機:数百~数千円/台 |
レガシーPBXの導入には、PBX本体の購入費用がかかり、規模の小さいシステムでも数十万円程度、大規模なシステムや高機能モデルでは数千万円になることもあります。設置工事は、PBX本体の設置だけでなく、配線工事なども含まれるため、規模によっては高額になるケースも。月額料金は、利用人数ではなく、電話回線の基本料金や保守契約の内容(定期点検や故障時の修理など)によって変動します。
PBX本体の老朽化が進むと、故障のリスクが高まります。交換が必要になった場合は、高額なPBX本体を再度購入する必要があるため、交換コストを削減したい企業にはクラウドPBXがおすすめです。
コストを抑えたいならクラウドPBXの導入がおすすめ
ここまで、クラウドPBX、IP-PBX、レガシーPBXの概要と価格を紹介しました。「これから自社に電話システムを導入する」「既存のPBXから乗り換える」という予定なら、クラウドPBXがおすすめです。
クラウドPBXなら、社内にPBXを設置する必要がないため、初期費用を大幅に抑えられ、予想外の出費に悩む心配もありません。インターネット回線を利用し、拠点間やリモートワーク中の内線通話が無料になる点も大きなメリットです。例えば、支社との連絡が多い企業や、リモートワーク中心の働き方を推進している企業なら、毎月の電話代が大幅に削減され、その分をほかの事業に投資できるでしょう。
さらに、従業員が増えたり、拠点が新しくなっても、クラウドPBXなら柔軟に対応可能。面倒な保守・運用はプロにお任せできるので、会社はビジネスの成長に集中しやすくなります。初期費用を抑え、運用も手軽なクラウドPBXは、コスト削減と効率化を両立したい企業にこそおすすめです。
クラウドPBXの価格比較表
ここでは、クラウドPBXサービスの価格(初期費用・月額料金)を表にまとめました。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
03plus | 月払い:5,000円(税抜) 年払い:3,800円(税抜) |
月払い:1,280円(税抜)/基本ID+契約番号 年払い:15,360円(税抜)/基本ID+契約番号 |
○ |
TramOneCloud | 要問合せ | 月額料金:800円~/ユーザー 基本料金:5,000円/システム |
○ |
Dialpad | 要問合せ | 1,000円~/ユーザー | ○ |
Zoom Phone | 要問合せ | 1,200円〜/ユーザー | ○ |
SimpleConnect | 1,980円 | 1,980円~ | × |
ClocoクラウドPBX | 電話番号:200円(税抜)~ 回線種別:500円(税抜)~ |
電話番号:200円(税抜)~ 回線種別:500円(税抜)~ |
× |
回線.com | 10,000円(税抜) | 3,000円(税抜)〜 | ○ |
IVRy | 要問合せ | 2,980円(税抜)〜 | ○ |
トビラフォン Cloud | 33,000円(税込) | 3,300円(税込)〜 | × |
GoodLine | 10,000円~ | 月額料金:1,000円~ 基本料金:無料~ |
× |
どのサービスも価格は手頃ですが、無料トライアルを利用できるサービスは限られています。導入前に通話品質を確認したい企業は、03plus、TramOneCloud、Zoom Phone、回線.com、IVRyでトライアルをすることがおすすめです。
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【2025年最新】価格比較でおすすめのクラウドPBX10選
ここでは、ほかと比較して低価格で利用できるクラウドPBX10選を紹介します。各サービスの特徴を紹介するので、比較表と合わせてサービスの比較検討にお役立てください。
- 03plus(ゼロサンプラス)
- TramOneCloud
- Dialpad
- Zoom Phone
- SimpleConnect
- ClocoクラウドPBX
- 回線.com
- IVRy(アイブリー)
- トビラフォン Cloud
- GoodLine

03plus
-
料金
月1,280円/基本ID+契約番号 -
初期費用
5,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
03plus(ゼロサンプラス)は、株式会社グラントンが提供するクラウドPBXです。ユーザー数は7万人、継続利用率は97%を記録し、多くの人気と信頼を集めています。部門別グループ番号の追加と、内線外線問わず社内間通話に費用は掛かりません。年払いの場合は初期費用5,000円(税抜)、利用料金は15,360円(税抜)で始められるので、低価格なクラウドPBXをお探しの企業には特におすすめです。
導入方法は、スマホアプリをインストールするだけ。スマホであっても03や06といった市外局番から始まる番号を利用でき、複数名による同じ番号での発着信も可能です。パーク保留機能もあるので、保留にして外出中の社員に取り次ぐといった活用方法も問題なくできます。
-
料金
月1,200円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
TramOneCloud(旧:UNIVOICE)は、トラムシステム株式会社が提供するクラウドPBXです。500社以上に導入されてきた実績を誇るだけでなく、利用継続率は98%を記録し、使いやすさや品質の高さが評価されています。充実した機能でありながら、基本料金5,000円(税抜)〜、1ユーザーあたり800円(税抜)〜で利用可能。PBXの導入費用を抑えたい小規模企業にも向いています。
アプリをインストールすればスマホを内線化でき、転送やパーク保留などの基本機能のほか、IVR(自動音声応答)や全通話録音、会議通話といったプラスαの機能も利用可能に。通話内容のテキスト化や要約を可能とするAI連携も、オプションで追加できます。
- ISMS
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応

-
料金
月800円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
1人
Dialpadは、Dialpad Japan株式会社が提供するクラウドPBX。世界中で数多くの企業が導入しており、日本国内においては2,700社が利用しています。料金プランは、Standard・Pro・Enterpriseの3つが用意され、最もリーズナブルなStandardであれば1ユーザーあたり月額1,000円(税抜)で、1ライセンスから利用可能。また、Proなら1ユーザーあたり月額1,500円(税抜)で、3ライセンスから利用可能なので、個人事業主や小規模企業にも導入しやすい価格です。
音声通話のみならず、ビデオ通話、メッセージまで Dialpad一つでカバーできるほか、外部のビジネスツールとも連携できます。Google WorkspaceやOffice 365、Salesforce、Zendeskなどと連携できるので、電話対応業務がよりスムーズになるでしょう。
-
料金
月1,500円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zoom Phoneは、ZVC JAPAN株式会社が提供するクラウドPBXです。Web会議ツールとして有名なZoomが提供する電話サービスで、世界中で約700万台の利用実績があります。初期費用が無料で、利用料金は1ユーザーあたり年額12,960円〜。月額換算で1ユーザーあたり1,500円から利用でき、コストを抑えながら、顧客満足度や生産性を向上したい企業に、Zoom Phoneはおすすめです。
Zoom PhoneはSalesforceをはじめとしたCRM・SFAや、Microsoft Teams、Slack、Google Workspaceとも柔軟に連携できることもメリット。CRMとの連携により、着信時に顧客情報をポップアップ表示できるため顧客対応が円滑になるでしょう。
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- アカウント権限
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- チャットサポートあり
- 電話サポートあり

SimpleConnect
-
料金
月1,980円/ID -
初期費用
1,980円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
1ID
SimpleConnectは、Cloopen株式会社が提供するクラウドPBX/コンタクトセンターシステムです。300社以上の導入実績を誇り、初期費用1,980円、月額料金は1IDあたり1,980円~という手軽さが魅力です。1IDから契約でき、費用を抑えたスポット利用にも適しています。
電話、SMS、メール、チャットボット、チャットなど、多彩なチャネルを管理できるオムニチャネル対応。ID数の増減にも柔軟に対応でき、事業規模の変化に合わせた拡張が可能です。最短2営業日での稼働開始というスピード感も、導入のハードルを下げます。SimpleConnectは、手軽に導入できるクラウドPBXをお探しの企業に最適な選択肢です。

-
料金
月200円 -
初期費用
200円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ClocoクラウドPBXは、Cloco株式会社が提供するクラウドPBXです。初期費用・月額料金ともに、電話番号代200円〜(税抜)、ユニーク種別代500円〜(税抜)利用でき、PBXの導入費用を抑えたい企業も安心です。
発信仕分、モニタリング、ウィスパリング、IVR(自動音声応答)などのオプションも500〜800円(税抜)で利用でき、気軽に追加可能。回線数や番号数の変更も、管理画面から操作するだけで簡単に行えます。幅広い規模に対応でき、繁忙期・閑散期に合わせて導入規模を変更したい企業にもおすすめです。
- 通信の暗号化
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応

-
料金
月3,000円/ -
初期費用
10,000円
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
回線.comは、株式会社サンシスコンが提供するクラウドPBXです。スマホを内線化でき、東京03、大阪06、050、0120番号に対応しています。料金プランは3種類から選択可能で、小規模法人向けのプランは初期費用10,000円(税抜)、月額5,000円(税抜)とリーズナブルな価格です。
外線・内線転送、全通話録音、留守番電話メッセージなどの機能を標準搭載しており、IVR(自動音声応答)機能やウィスパリング機能などのオプションも充実しています。IT企業、クリニック、飲食店など、多様な業種で利用されています。
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
- 代表番号での発信
- 複数電話機のグループ着信機能
-
料金
月2,980円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
1人
IVRy(アイブリー)は、株式会社IVRyが提供している電話自動応答サービスで、PBXをお探しの方にもおすすめです。累計で20,000件のアカウント発行実績があり、70以上の業界が導入しています。料金は3プランから選択でき、一般的な電話業務で利用する機能が揃っているスタンダードプランなら、月額4,980円から利用可能。
新しい電話番号の取得をはじめ、音声ガイダンスの設定、SMSによる自動返信、PCやスマホでの架電、スマホアプリでの受電など、多様で便利な機能を搭載し、IVRy一つで顧客情報の管理もできます。また、AI技術を活用し、24時間365日対応が可能です。

トビラフォン Cloud
-
料金
月3,300円 -
初期費用
33,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
トビラシステムズ株式会社が提供するクラウドPBXです。ブランド累計ユーザー数は1,500万人(2025年1月時点)を記録しており、業種を問わず幅広い企業が導入しています。初期費用は33,000円(税込)、月額料金は3,300円(税込)で、この月額料金には1番号・2ユーザー・2同時通話数が含まれています。
現在利用している電話番号をそのまま利用でき、内線・外線通話、国際通話、通話録音のほか、コールキューイングやIVR(自動音声応答)も標準搭載。手頃な価格ですが、通信暗号化、2段階認証、IPアドレス制限など、高いセキュリティも提供しています。

GoodLine
-
料金
月3,000円 -
初期費用
20,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
GoodLineは、株式会社グッドリレーションズが提供するクラウドPBXです。導入社数は7,500社以上(2024年11月時点)を誇り、導入しやすさと使いやすさが評価され、多くの人気を集めています。個人事業主・小規模向け、法人向け、コールセンター向けの3プランがあり、法人向けプランの場合、初期費用が1内線あたり10,000円(税抜)、月額料金1,000円(税抜)、月額基本料金5,000円(税抜)と、機能が豊富でありながらも始めやすい価格です。
オプションを追加せずとも機能が充実している点がこのサービスの魅力。スマホの内線化はもちろん、全通話の録音、発着信データの分析、稼働状況のモニタリングなど、電話対応を効率化するさまざまな機能を搭載しています。顧客データの管理もでき、CRMとしても活用可能です。
以上、価格比較でおすすめのクラウドPBXを紹介しました。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、クラウドPBX選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
価格以外も重要!クラウドPBXの選び方
クラウドPBXを選ぶときは、価格以外にも押さえておきたいポイントが3つあります。
- 通話の品質をトライアルで確認できるか
- 必要な機能・サポートが提供されているか
- 利用人数・利用期間を確認する
通話の品質をトライアルで確認できるか
ビジネスで利用する上で、音質の安定性は重要になります。しかし、クラウドPBXはサービスによって音質が異なるため、無料トライアルで確認することが不可欠です。トライアルでは、以下のポイントを確認しましょう。
- 音声がクリアに聞こえるか
- 音声の遅延、途切れ、音飛びがないか
- 長時間の通話でも音声が安定しているか
- さまざまな環境下でも音質に差がないか
また、総務省が設定している「通話品質基準」を参考にすることも有効です。クラスAに分類されているサービスであれば、固定電話と同レベルの音質が期待できます。
音質レベル | 通話品質基準 |
---|---|
クラスA | 高品質で固定電話と同レベル |
クラスB | 携帯電話と同レベル |
クラスC | 携帯電話以下のレベル |
※出典元:総務省「IP電話の通話品質評価の標準化動向と課題について」
必要な機能・サポートが提供されているか
スマホの内線化や転送、パーク保留といった基本的な機能はどのPBXでも利用できます。しかし、IVR(自動音声応答)や全通話録音、AIによる音声通話のテキスト化といった機能はオプションのサービスもあるので、自社に必要な機能が標準搭載か、あるいはオプションかを把握しておきましょう。
初めてクラウドPBXを導入する企業にとって、導入時の設定支援や、運用中のトラブル対応は、業務効率を大きく左右します。導入実績や、サポート体制が充実しているかを確認し、安心して利用できるクラウドPBXを選びましょう。24時間365日の電話サポート、リモートでの設定支援、FAQサイトの充実など、具体的なサポート内容を確認することが大切です。
利用人数・利用期間を確認する
クラウドPBXは、利用する人数・期間によって最適なプランが異なるため、契約前に必ず確認が必要です。クラウドPBXを小規模で始めたい場合や、一時的に利用したい場合は、利用人数や利用期間の条件を細かく確認しましょう。サービスによっては、「最低利用人数が3人以上・利用期間は3ヶ月以上」のように制限が設けられているため、注意が必要です。例えば、「プロジェクト単位での短期利用を考えている場合は、1ヶ月単位で契約可能なサービスを選ぶ」「社員数10名未満の企業であれば、最低利用人数が少ないサービスを選ぶ」といったように、自社の利用状況に合わせたサービスを選択しましょう。
また、チャネル数(クラウドPBXを使って同時に通話ができる人数)も重要なポイントです。例えば、社員数が10名でも、同時に電話を使うのが3名程度であれば、チャネル数は3つで十分です。利用人数=チャネル数ではないので、各サービス・各料金プランのチャネル数を必ずチェックしましょう。
まとめ:電話システムは、価格の安いクラウドPBXの導入がおすすめ
今回は、クラウドPBX、IP-PBX、レガシーPBXの価格相場を解説しました。それぞれ特徴も価格も異なりますが、価格の安さや手軽さを重視するならクラウドPBXがおすすめです。ぜひ、本記事を参考にして貴社にピッタリなサービスを見つけてください。
とはいえ、数あるクラウドPBXからどれを選ぶべきか分からない方は、ぜひPRONIアイミツの診断サービスをご利用ください。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウドPBXが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
ここではPBXの価格について、よくある質問に回答します。
IP-PBXに価格差が出る理由は?
IP-PBXに価格差が出る理由は、IP-PBX本体の価格が回線容量や内線数といったスペックによって大きく変わるためです。大企業向けのハイスペックモデルと廉価モデルとでは、100倍以上の価格差があることも珍しくありません。
利用ケース別に見るIP-PBXの費用相場は?
利用ケース別のIP-PBXの費用相場は、小規模な店舗やオフィスにIP-PBXを導入する場合 、初期費用が10万円~15万円ほど、月額料金が5,000円~15,000円ほど。20名~30名の企業がリース契約でIP-PBXを導入する場合、初期費用が30万~120万円ほど、月額料金が3万~5万円ほどです。
IP-PBXの費用を抑えるおすすめの方法は?
IP-PBXの費用を抑えるおすすめの方法は、「中古製品をうまく活用する」「業者からリーズナブルな提案を引き出す」「複数のサービスから見積もりをとる」の3つです。中古製品と新品・現行モデルのIP電話では3倍~5倍程度の価格差がありますが、コールや通話といった基本機能にほとんど違いはありません。また、電話料金の明細書には回線の数、通話時間などが細かく記載されており、明細書のあり・なしによって必要な機器の選定やプランニングの精度が変わります。
レガシーPBXの価格は?
レガシーPBXの価格は、初期費用が数百万円~数千万円、月額料金が数万円~数十万円、通話料金が数万円~数十万円です。それ以外に、メンテナンス費用、オプション費用などがかかります。
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