文書管理システムと連携できるワークフローシステムおすすめ5選【2025年最新】
「ワークフローと文書管理を一気通貫できていない」「稟議書の管理が煩雑になっている」と悩んでいる企業には、文章管理システムとワークフローシステムの連携がおすすめです。システム連携により、ワークフローと文書管理の一元化が可能になり、社内のさまざまな文書の管理・検索もスムーズにできるようになります。
本記事では、文章管理システムと連携できるおすすめのワークフローシステムを厳選して紹介します。ワークフローと文書管理を両立し、効率化を図りたい担当者はぜひ参考にしてください。
- ワークフローシステムと文書管理システムの違い
- ワークフローシステムと文書管理システムを連携するメリット
- ワークフローシステムの選び方
- 【比較表】文書管理システムと連携できるワークフローシステム
- 文書管理システムと連携できるワークフローシステムおすすめ5選
- まとめ:システム連携でワークフローと文書管理の効率化を実現しよう
ワークフローシステムと文書管理システムの違い
ここでは、ワークフローシステムと文書管理システムの違いを解説します。
システムの種類 | 導入目的 | 主な機能 |
---|---|---|
ワークフローシステム | 稟議書を電子化し、申請・承認・決裁までを効率化 | 申請書作成/承認経路の設定/承認・決裁/文書の閲覧・管理など |
文書管理システム | 社内のドキュメントを電子化し一元管理。文書の検索も効率化 | 文書の登録・管理・検索/ライフサイクル機能/タイムスタンプ/ワークフローなど |
ワークフローシステムとは、社内稟議の申請・承認・決裁までの業務プロセスをシステム上で完結できるツールです。紙やExcelによる社内稟議をシステム化することで承認フローを簡素化でき、業務効率の向上を図れます。承認ルートの設定も柔軟に行え、複雑な分岐にも対応可能です。
一方、文書管理システムとは、契約書・請求書・納品書といった社内のさまざまなドキュメント(文書)をシステム上で一元管理できるツールです。文書を適切に管理できるだけでなく、文書検索機能によりさまざまな条件で文書検索が可能です。また、ライフサイクル機能を活用することで、文書の発生から保管・改訂・廃棄までの管理サイクルを自動化できます。
ワークフローと文書管理を両立する方法
ワークフローと文書管理を両立する方法は、次の3通りです。
- ワークフローシステムの文書管理機能を活用する
- 文書管理システムのワークフロー機能を活用する
- ワークフローシステムと文書管理システムを連携して活用する
おすすめは、3つ目の「ワークフローシステムと文書管理システムを連携して活用する」方法です。なぜなら、連携によりそれぞれのシステムで不足する機能を補足・強化しあえるため、より効率的に活用できるからです。ワークフローシステムでは柔軟な条件分岐の設定が可能で、差し戻し・修正にもスムーズに対応できます。そして、ワークフローシステムで承認・決裁した文書は、連携した文書管理システムで適切に管理でき、文書検索もさまざまな方法で行えます。さらに、文書管理システムのライフサイクル機能を活用すれば、文書の保管期間の管理もシステム化できます。
ワークフローシステム単体でも稟議書などの文書を管理できますが、文書管理はメイン機能ではないため、文書の検索は「文書内のキーワード」「申請日」のようにシンプルであることが多いです。例えば、属性情報での検索のような、細かな条件で文書を呼び出すことはできません。また、文書管理システムのワークフロー機能でも申請・承認を行えますが、簡易的な機能となるため、複雑な承認ルートの設定はできません。
ワークフローシステムと文書管理システムを連携するメリット
ワークフローシステムと文書管理システムを連携する最大のメリットは、「承認後のデータを確実かつ効率的に管理できる」という点にあります。
ワークフローシステム上では、経費・外部企業との契約内容・社内稟議など会社に関するさまざまな情報を取り扱うことになるでしょう。そこで、ワークフローシステムと文書管理システムを連携することで、これらの情報をワークフロー上での申請履歴だけではなく「文書」という形にして残すことが可能です。
「誰が」「いつ」「何を」「どのような経路で」承認したのかという内容は、非常に重要な情報だと言えます。たとえば、契約内容を見直す際も、契約書とワークフロー上で取り扱った内容を連携できれば、詳細情報をひと目で確認することが可能になるでしょう。
ワークフロー上での申請・承認履歴だけでなく、文書として残しておくことで、データの改ざんや情報漏えい、不正利用などの防止にもつながるため、内部統制面におけるメリットも大きいと言えます。
ワークフローシステムの選び方
ワークフローシステムを選ぶポイントは、主に以下の2つです。
目的に合う機能が搭載されているか
ワークフローの導入目的は企業によって異なります。単なる「業務効率化」で終わらない、自社の問題解決につながる機能が備わっているかどうかをチェックしましょう。そのためには、ワークフロー選定前に自社の課題を明確にしておく必要もあります。
既存システムやフォーマットとの連携
ワークフロー導入で手間がかかるのが、既存システムからのデータ移行です。現在のシステムと連携可能なワークフローであれば、スムーズに作業できるでしょう。これまで紙だけで運用してきた企業は、紙のフォーマットをそのまま利用できるワークフローもおすすめです。
別記事「ワークフローシステムを徹底比較」では、より詳しい選び方や、2025年最新のおすすめシステムを解説しています。ぜひ合わせてご覧ください。
【比較表】文書管理システムと連携できるワークフローシステム
ここからは文書管理システムと連携できるワークフローシステムを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するワークフローシステムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ワークフローシステム選びの参考にしてください。
文書管理システムと連携できるワークフローシステムおすすめ5選
ここからは、文書管理システムと連携できるワークフローシステムおすすめ5つをご紹介します。「特定の外部システムに対応可能」「API連携が可能」など、連携方法もさまざまです。ぜひ自社に合ったシステムを選びましょう。
intra-mart ワークフロー
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
intra-mart ワークフローは、7,500社を超える企業に導入されています。「ワークフロー市場」分野においても、13年連続シェアNo.1*といった実績を誇るワークフローシステムです。
SOA(サービス指向アーキテクチャ)型のワークフローで、各種OSS(オープンソースソフトウェア)を組み込んだ基盤のため、外部システムとも簡単に連携できます。
「外部システムの画面から内容を引き継ぎ、ワークフローと連携させる」といったことも可能で、幅広く活用できるでしょう。効率化を目指せるワークフローシステムです。
*富士キメラ総研「ソフトウェアビジネス新市場2020年度版」より
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請内容の確認と承認機能
- メールサポートあり
- Pマーク
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 申請書の作成機能
- 申請時の承認ルート編集機能
-
最初は戸惑いましたが今ではなくてはならないものになりました。初心者の方でも簡単に習得できると思います。
-
自由度が高く、プログラミング開発をすることで、如何様にも作ることが出来る。BPMと連携させることが出来、業務プロセス改善が可能。
-
料金
月500円 / ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
X-point Cloudは、紙の申請書デザインをそのまま利用できるワークフローシステムです。
Microsoftの「SharePoint」、Googleが提供する「Google Workspace」、サイボウズの「サイボウズ Office」「サイボウズ Garoon」「kintone」などとの連携が可能。幅広い外部システム連携で、ワークフローに関する文書管理も効率的に行えるでしょう。
セキュリティ機能・内部統制にも配慮されたシステムであるため、情報漏えいの心配もありません。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
-
今まで紙で行っていた作業のほとんどを、電子化してペーパーレス化できた点。 また、デザインもシンプルで操作しやすい点。
-
申請できるワークフローが種類別・部署別に一目でわかりやすく分かれており、迷うことなくスムーズな申請をできるから。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
SmartDBは、ウェブデータベース機能を兼ね備えた大企業向けのワークフローシステムです。
Microsoft Office製品のサブスクリプションサービス「Microsoft 365」や、Googleが提供する「Google Workspace」などとの連携が可能。ワークフローにおける申請・承認情報などを記した文書管理も効率的に行えるでしょう。
そのほか、「sansan」「salesforce」といったCRM(顧客関係管理)システムとも連携可能。さまざまな情報を包括的に管理できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
-
画面がすっきりしておりコンパクトなので、わかりやすく、したいことをすぐできるので便利だなと思っています。
-
説明書をいちいち調べる事無く、直感的にサクサクと使えることです。最初は、若干時間がかかるかもしれませんが、慣れるとスピーディーに実行できます。
-
料金
月10,000円/ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
30ユーザ
POWER EGG 汎用申請ワークフローは、ペーパーレス化やコストの削減、業務効率化などを実現できるワークフローシステムです。操作ログ出力、アクセス制御、改ざん防止など、内部統制支援機能が充実している点が大きな魅力だと言えます。
また、Microsoftが提供する「Microsoft 365」や「Sharepoint」との連携が可能で、ワークフローに関する文書管理までスムーズに行えるのもポイント。外部データベース参照機能や、API連携機能も利用可能。活用の幅が広がります。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
【終了】GlobalFlow
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
※このサービスは2023年9月30日をもちまして、販売を終了しています。
Global Flow(グローバルフロー)は、20年以上の運用経験と100社以上の導入実績を持つワークフローシステムです。
オプションとして、システム自体に文書管理機能を追加することが可能。承認が完了した書類を、文書管理システム「Global Doc」のフォルダに分類・保存することができます。強固なセキュリティが保たれているため、不正アクセスやデータ改ざんの心配はありません。
また、Microsoftが提供している「SharePoint」とも連携可能で、文書管理を容易に行うことができます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 申請書の作成機能
- 申請書にファイル添付
まとめ:システム連携でワークフローと文書管理の効率化を実現しよう
ビジネスを成長させたい企業は、文書管理システムと連携できるワークフローシステムを導入し、ワークフローと文書管理の効率化を実現しましょう。ワークフローシステムを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。しかし、ワークフローシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。
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