【2025年最新】PCAクラウド給与の評判と実態
PCAクラウド給与は、公認会計士の有志により設立された、ピー・シー・エーが提供している給与計算システムです。会計・販売管理・税務計算などのさまざまな業務基幹システム「PCAシリーズ」の1つで、リリースから10年以上、1万5,000以上もの法人で利用されている実績があります。
今回はその人気のPCAクラウド給与について、導入後の具体的なメリットや運用事例をご紹介。数多くのクライアントに選ばれる魅力を詳しく解説します。
- <総評>PCAクラウド給与は生産性向上につながるサービス
- PCAクラウド給与の7つのメリット
- 徹底調査で分かったPCAクラウド給与を使うべき人・会社
- PCAクラウド給与の料金プラン
- PCAクラウド給与の導入実績・効果
- まとめ
<総評>PCAクラウド給与は生産性向上につながるサービス
PCAクラウド給与では、総務や経理部門の業務効率化に役立つポイントが数多くそろっています。日常的な給与計算の自動化に限らず、各従業員の個人情報管理や各種書類作成など、幅広い場面で有効的に活用することが可能。さらには外部ツールとの連携にも強く、さまざまな使い方が考えられる点も大きな特徴です。
数々の処理を省略できるため、担当者の負担は大幅に軽減。余るようになった時間は、別の業務にあてられるようになるでしょう。生産性の向上に大きく貢献するサービスであると言えます。
「PCAクラウド給与」以外の給与計算システムも比較して、自社に合ったサービスを探したいなら、別記事「2025年最新のおすすめ給与計算ソフト」もご覧ください。
PCAクラウド給与の7つのメリット
紹介したような特徴があるPCAクラウド給与ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
より自社に適した運用方法にできる
PCAクラウド給与は、多種類の形式から運用方法が選べる給与計算システムです。大きく分けてクラウド版・サブスク版・パッケージ版の3つがあり、各種機能のカスタマイズ対応ができるAPI導入もできます。
加えてクラウド版とサブスク版では、それぞれ料金形態も2種類の契約プランから選択することが可能。さまざまな使い方ができるため、コストや業務体制の見直しにも役立ちます。
業務の分散がしやすい
PCAクラウド給与は、複数名での処理がしやすい機能が多数そろっている点も大きな特徴です。特にクラウド版では、何名かのユーザーで同時にデータ入力などができ、簡単に作業を割り振ることが可能。またアクセス制限やログ管理にも対応しているため、セキュリティ面も安心です。
さらにはリマインダー機能もあり、タスクの共有や承認申請も手軽にできます。部署内での業務の連携もしやすい給与計算システムです。
柔軟な設定で給与計算を簡素化できる
PCAクラウド給与では、給与計算に必要な控除額などの項目を非常に細かくカスタムできます。そのため例えば1つの部署にさまざまな勤務形態の従業員が在籍している場合でも、それぞれに合った給与体系の設定が可能です。
また成果に応じた歩合や出勤日数に伴う手当といった、複雑な計算が含まれる場合の自動化にも対応。よく使う条件式などの登録もでき、スムーズかつミスのない処理が実現できる給与計算システムです。
さまざまな書類作成に活用できる
PCAクラウド給与は、総務関連のさまざまな書類作成にも対応している給与計算システムです。例えばツール上で出力できるのは、労働条件通知書・保険関連の資格取得届・源泉徴収票・給与支払証明書など。また給与明細書については、データによるアップロードもできます。
さらには各種帳票のExcelによる出力もでき、幅広いデータの活用が可能。給与計算とは別に、社内の情報を使用したい場合にも便利です。
幅広いデータと紐付けて管理できる
PCAクラウド給与には、「PCA eDOCX」という文書管理ソフトが標準搭載されています。そのためシステム上にて、さまざまな社員情報の紐づけができるのが大きなメリット。例えば労働条件通知書や通勤手当の申請書など、各種証明書類も各従業員の個人データとして保管することが可能です。
そのほか人事異動や休職・復職などの情報も登録でき、さらには専用ツールとの連動によってマイナンバーの管理もできます。
煩雑な処理の負担を軽減できる
PCAクラウド給与は、年末調整や社会保険といった煩雑な処理にも強い給与計算システムです。年末調整に関しては、税務の知識がなくても源泉徴収簿が作成できる画面構成がされており、必要なデータを入力するだけで簡単に対応できるようになっています。
また社会保険についても、各従業員の個人データにもとづいて保険料率を自動で算出。介護保険の特定被保険者の判定から標準報酬決定通知書の出力まで、システム上で完結できます。
電子申告に対応しやすい
PCAクラウド給与は、e-Taxとの連携にも対応している給与計算システムです。電子署名や申告データの送信をはじめ、受付結果の確認までツール上で完結できます。
さらにはe-GOVもカバーしており、CSV添付方式またはAPIとの接続による電子申請が可能。行政機関への各種届出にも長けている給与計算システムで、さまざまな処理の効率化が図れる上に、ペーパーレス化も進められます。
徹底調査で分かったPCAクラウド給与を使うべき人・会社
紹介したメリットを踏まえ、PCAクラウド給与は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
さまざまな働き方の従業員が在籍している会社
PCAクラウド給与は、支給方法や控除など数多くの設定項目により、従業員それぞれの勤務体系に応じた柔軟なカスタマイズで給与計算を自動化できます。そのため幅広い雇用形態や勤務体系の人材が在籍している場合には、非常に便利な給与計算システムです。比較的規模の大きい企業や少人数で処理をしなければならない体制でも、有効的に活用できるでしょう。
また前述にもあるとおり、複数名で給与計算の処理をする場合にも使いやすいツールです。煩雑かつ業務量が多いケースでも作業の振り分けがしやすく、より効率的に給与計算に関わる処理が進めることができます。またシステム上で、さまざまな社員情報の管理もできるため、各従業員の労働条件など必要なデータもすぐに確認することが可能です。
テレワーク化を進めたい会社
PCAクラウド給与は、クラウド版やパッケージ版など、多種類の導入形式から運用方法を選択できる給与計算システムです。中でもクラウド版であれば場所を選ばずに業務が進められるため、総務や経理の担当者のテレワーク化も進められます。
さらには文書管理ソフトの「PCA eDOCX」が搭載されていることもあり、システム上にて社内のさまざまな書類の管理ができます。必要な情報をツール内ですぐに取り出すことができるため、オフィスにいなくてもスムーズな処理ができる点が大きなメリットです。また数々の帳票の出力も簡単にでき、在宅勤務でも問題なく仕事ができるポイントが多数そろっています。
業務改善を図りたい会社
PCAクラウド給与のクラウド版では、複数名で最新情報を共有しながら同時に処理が進められます。そのため例えば多拠点展開している場合にも、個々でデータが独立してしまうことがなく、常に全員で正確な情報を把握できる状態にすることが可能です。
またPCAクラウド給与は、各ツールとの連携にも柔軟に対応しています。具体的な例としては年末調整。外部システムとの接続により、従業員側からの必要な情報の提出をスマホやPCからできるようにし、源泉徴収票の発行まで全て一括してPCAクラウド給与上で完結できる体制を確立した事例があります。幅広い活用方法が考えられるので、業務改善を図りたい場合にはうってつけでしょう。
PCAクラウド給与の料金プラン
PCAクラウド給与は、主にクラウド版・サブスク版・パッケージ版の大きく分けて3種類から導入形式が選べます。さらにその中でも細かく契約プランが分かれており、より希望に合った利用方法が可能。例えばクラウド版であれば、ライセンス数ごとの月額契約と、利用期間に合わせて事前に一括で支払うプリベイト契約のいずれか選択できます。
さらにサブスク版では、PCAクラウド給与のほかに、会計・人事管理・税務など多種類のソフトの使い放題ができる「コンプリート」型のサービスも。幅広い機能を網羅できるため、総務・経理部門のシステムを新しく見直したい場合にも非常に適しています。
またパッケージ版においても、PC1台だけでなく、複数台での運用向けプランも多数。コスト面から見ても、さまざまな使い方が考えられる給与計算システムです。
PCAクラウド給与の導入実績・効果
ここからは実際にPCAクラウド給与を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
株式会社エフアンドエム
PCAクラウド給与の導入事例ページ (ピー・シー・エー株式会社 https://pca.jp/area_product/casestudies/fmltd.html 参照)によると、各企業のバックオフィスに関する業務改善ソリューションを提供しているエフアンドエムは、400名以上の従業員を抱えながらも、給与や労務を担当しているのはたった2名という状況もあり、以前利用していたスタンドアロン式のシステムでは、PC1台でしか運用できない部分を課題として抱えていました。
そこで正確かつ効率的に処理を進めるために、PCAクラウド給与を選定。コストパフォーマンスの高さと、既存ツールとの連携ができる部分が決め手となり、PCAクラウド給与が選ばれています。
クラウド版での導入により、給与関連のデータ入力とチェックが同時にできるようになり、給与計算に掛かっていた時間は半減。さらにマスターデータの管理のしやすさも大きく影響しており、各月で柔軟に計算の条件を変えながら、ミスのない処理を実現しています。
また長年使っていた既存システムからの切り替えも非常にスムーズで、1ヵ月もあれば十分な操作が可能に。加えて提供元によるサポートセンターもうまく活用し、少人数ながらも万全の体制で給与計算業務が遂行できている事例です。
ツバメタオル株式会社
PCAクラウド給与の導入事例ページ (ピー・シー・エー株式会社 https://pca.jp/area_product/casestudies/tsubametowel.html 参照)によると、国内最大級のタオル工場を持つ、大正2年に創業した老舗企業であるツバメタオルは、PCAクラウド給与を導入した会社のひとつです。同社は製造業であることもあり、大規模ではないものの、従業員の勤務体系は非常に幅広い状況にあります。なおかつ元々は紙ベースの勤怠管理データをもとに給与計算を行っており、処理が非常に煩雑になってしまうという課題も抱えていました。
そこでPCAクラウド給与と同時に、就業管理のシステムを導入。一連のデータをPCAクラウド給与に取り込むことで、勤怠から給与計算までシステム化することに成功し、必要書類の出力を減らすとともに管理の手間を大幅に削減しました。これらの業務を担当しているのはPCに詳しい社員ではないにも関わらず、PCAクラウド給与の簡単な操作性により、スムーズな処理を実現しています。
さらには社会保険料率などの制度改正時における対応も手軽にでき、アップデートの負担も軽減。また従業員の個人情報管理機能もうまく利用し、部署や役職の管理もPCAクラウド給与内で完結できています。豊富な機能性を存分に活用し、社内の幅広い管理業務を効率化している事例です。
まとめ
PCAクラウド給与は、給与計算の柔軟なカスタマイズができる・データの管理がしやすくなる・簡単な操作性で幅広い社員にとって使いやすいというように、導入によって業務の負担が軽減される数多くのメリットが生じる給与計算システムです。総務・経理部門の人手不足や長時間勤務などの課題解消におすすめできます。社内の環境改善を図りたい場合には、一度導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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