Web給与明細照会サービスおすすめ8選【2025年最新】
Web給与明細紹介システムは、給与明細に関連する業務を効率化し、担当者の負担削減はもちろん、そのほか従業員の明細確認負担も軽減されるため、高い導入効果が期待できます。ただ、導入に当たっては複数の製品を比較しながら検討する必要もあるため、自社に最適なサービスはどれなのかと悩む方も少なくありません。
この記事では、そんなWeb給与明細システムの選び方について、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、そのポイントとおすすめのサービスを紹介します。導入メリットや利用時の注意点についても解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 給与明細を気軽に照会したい場合はどうすれば?
- 給与明細を照会可能なWebサービスを利用するメリット
- 給与明細照会サービスを利用する際の注意点
- Web給与明細サービスの選び方
- 【比較表】おすすめのWeb給与明細サービス
- 給与明細の照会可能なおすすめサービス3選
- 給与明細を照会可能でサポートが万全なサービス2選
- 給与明細を照会可能でリーズナブルなサービス3選
- まとめ
給与明細を気軽に照会したい場合はどうすれば?
紙ベースの給与明細の照会は、書面の発行や郵送を待つ必要があるだけでなく、紛失のリスクもあるため、実は管理負担の大きい作業です。この課題を解消する上で有効なのが、Web給与明細です。
Web給与明細対応のサービスがおすすめ
Web給与明細システムは、スマホやPCからインターネットブラウザを利用し、Web上で確認ができるサービスを指します。デジタルの給与明細を共有する方法としては、ほかにも電子メールやUSBストレージ、フロッピーディスクを使った方法がありますが、いずれも共有時の負担が大きく、効率的ではありません。
Web給与明細なら物理的な制約もなく、IDさえ用意すれば従業員が瞬時に確認できるため、非常に便利です。ネット回線さえ整備すればどんな組織でも使えるので、導入しやすい点も魅力です。
給与明細の電子化は法律的にOKか
Web給与明細の導入に当たって、懸念されやすいポイントがWeb給与明細の合法性についてです。結論から言うと、Webを含む給与明細の電子化は法的に認められており、紙の明細にこだわる必要はありません。給与明細の発行は法的に義務付けられているものですが、従業員の同意があれば、給与明細を電子化することも認められています。
給与明細の電子化は企業はもちろん、従業員にとってもメリットが大きいため、同意を得られない可能性も極めて低いです。
給与明細を照会可能なWebサービスを利用するメリット
法的な根拠に基づいて導入できるWeb給与明細ですが、給与明細を照会可能なWebサービスを利用するメリットとしては、以下の4つが挙げられます。
業務効率化でミスも減る
Web給与明細導入の最大のメリットは、業務効率化です。従来の給与明細管理においては、書面の作成だけにとどまらず、印刷や郵送といった負担も発生していたため、従業員数が増えれば増えるほど業務負担が大きくなる問題を抱えていました。
一方、Web給与明細を導入した場合、従業員ごとの給与計算を行ったのち、明細書の作成と発行は自動で行われるだけでなく、Webで送信するため印刷や郵送の業務は発生しません。作業に伴うヒューマンエラーのリスクも小さくなり、ミスのない業務環境につながります。
コストカットできる
Web給与明細サービスは、コスト削減にも貢献するのがポイントです。Web給与明細サービス導入にはある程度の費用はかかるものの、長期的に見ればコストパフォーマンスの改善に役立ちます。
と言うのも、従来の給与明細発行においては、郵送費用や印刷費用が発生していたため、毎月の負担は決して小さいものではなかったためです。それに加えて作業にあたる人件費もかかるため、人材不足が加速する近年は相対的にコストも大きくなっていました。そこでWeb給与明細サービスを導入することで、これらのコストをすべて削減し、スマートな企業経営を実現できます。
データを管理しやすい
Web給与明細サービスの導入は、社内情報の統合やデータ管理の効率化にも貢献します。Web給与明細を実現するにあたり、必要になるのがデータベースの統合です。社員の給与情報をクラウド上で管理することで、システムが自動で給与情報を計算し、明細発行を実施します。
これまでエクセルなどを使って手動で管理していた場合、給与情報と社員情報が紐付かないケースもありましたが、Web給与明細の導入をきっかけに個人情報として一括管理できるようになるでしょう。社内情報を整理し、効率的な事務作業の実現を促します。
いつでも照会できる
Web給与明細サービスは、Webブラウザからいつでも確認できる点も重要です。従来の紙の給与明細の場合、たとえ発行してもらったとしても、何らかのトラブルで従業員の手元に届かなかったり、従業員が紛失してしまったりするリスクがありました。この際、明細確認のためには再発行の手間がかかり、再発行のコストや、明細担当者にその負担を強いることとなってしまいます。
一方のWeb給与明細サービスでは、IDさえあればいつでも給与明細を確認可能です。再発行の手間もなく、発行や到着を待つ必要もないので、利便性の向上につながるでしょう。
給与明細照会サービスを利用する際の注意点
給与明細紹介サービスは、確かに便利な製品ではあるものの、利用に当たっては注意点もあります。導入前には以下の3点を確認し、トラブルのリスクを最小限に抑えましょう。
会社の判断で勝手に電子化しない
まず、 Web給与明細サービスの導入前には、あらかじめ従業員の同意を得ておくことが大切です。上でも少し触れていますが、給与明細の電子化は法的に認められているものの、それはあくまで従業員の同意があった場合のみです。従業員の同意なく、紙の給与明細からWeb給与明細に切り替えることは禁止されているので、事前の確認を忘れずに実施しましょう。
特にITの活用に慣れていない企業では、電子化を従業員に嫌がられる可能性もあるため、注意が必要です。
情報漏えいのリスクを理解する
Web給与明細サービスは非常に便利ではあるものの、新たに情報漏えいのリスクが高まる点にも注意しなければなりません。Web給与明細サービスの利用に当たっては、IDさえあれば誰でもいつでも明細を確認できる点が評価されていますが、これはIDさえわかれば第三者でも閲覧できる可能性があるということです。サービス利用の前には運用ルールの設定や、サービスそのもののセキュリティ対策も確認し、リスクの増大を回避する取り組みが求められます。
システムの導入・利用にはコストがかかる
Web給与明細サービスには、導入コストが発生します。具体的な費用はサービスによってさまざまですが、オンプレミスのサービスの場合は特に初期費用が大きくなるため、注意しましょう。
近年普及しているクラウド型の場合、継続的な利用料金が発生するため、長期利用の場合でもコストパフォーマンスを維持できるかどうか、あらかじめ見積もっておく必要があります。費用対効果を見極めた、適切な製品選びが重要です。
Web給与明細サービスの選び方
Web給与明細システムは雇用している従業員全員が利用するシステムのため、使いやすさやサポート対応などを確認して選ぶべきです。システムを選ぶ上で重要なポイントを紹介します。
システムの使いやすさ
給与明細は、雇用している従業員全員に配布するものです。Webシステムに変更された場合でもそれは変わりません。このため、システムが誰にとっても使いやすいものであるかどうかは非常に重要なポイントです。マニュアルなどがなくても必要な情報にアクセスできる画面構成か確認しておきましょう。
十分なサポート体制が整っているか
Webシステムである以上、開発元でなければわからない問題が発生する可能性があります。障害やトラブルが発生した際の連絡先は明示されているか、サポート対応は迅速丁寧なものかという点は大切なポイントです。プラン別にサポート内容が異なる場合もあるため、その点も確認しておきましょう。
十分なセキュリティ対策が取られているか
クラウド上に給与明細データを預けることになるため、十分なセキュリティ対策を取っているシステムを選びましょう。暗号化通信を採用するなどの外部対策や、IDやパスワード、IPアドレスによって認証やアクセス制限を行えるといった内部対策が取られているかどうかというポイントを確認してください。
【比較表】おすすめのWeb給与明細サービス
ここからはおすすめのWeb給与明細サービスを紹介していきたいと思います。まずはご紹介するWeb給与明細サービスでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので、比較表とあわせて販売管理システム選びの参考にしてください。
給与明細の照会可能なおすすめサービス3選
まずは、給与明細の照会に適したおすすめのWeb給与明細サービスについて、紹介します。特にこだわりがサービスに無い場合、以下の製品を優先的に検討すると良いでしょう。
-
料金
月800円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
5人
freee人事労務は、Web給与明細システムを含め、労務担当者の負担削減につながるさまざまな機能を実装した、人気のサービスです。業務のミスをゼロにできる自動化・効率化に貢献するサービスをコンセプトとしており、従業員情報を一括で管理の上、勤怠情報や給与情報などを統合し運用できます。紙を使った作業がゼロになるだけでなく、従業員の入力ミスなどもクラウド上で変更できるため、差し戻し負担なども発生しません。
- 明細配信・照会
- 過去2年分以上の明細閲覧
- 源泉徴収票機能
- 明細項目マスタ・テンプレート設定
- 明細パターン設定
- 明細配信グループ作成
- 従業員情報登録
- マイページ発行
- パスワード変更・再発行
- メールアドレス登録・変更
-
以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
-
様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。
マネーフォワード クラウド給与
-
料金
月2,980円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワード クラウド給与は、勤怠連携と給与の自動計算を実行し、業務効率化に貢献するサービスです。Web給与明細機能も実装されており、給与明細発行の負担や、照会の負担削減にも貢献します。給与計算対象者の自動判定や、各種保険料、所得税などが自動計算されるので、担当者の手動での入力作業はごくわずかです。利用時にはチャットなどでサポートも受けられ、ITに慣れていない会社も安心でしょう。
- 明細配信・照会
- 源泉徴収票機能
- 電子明細利用承諾
- 明細項目マスタ・テンプレート設定
- 明細配信グループ作成
- 従業員情報登録
- マイページ発行
- パスワード変更・再発行
- 退職者閲覧期限設定
- 複数の管理者権限設定
ジンジャー給与
-
料金
月500円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
10人
ジンジャー給与は、人事情報と勤怠情報を一括管理して給与計算の効率化に貢献し、給与確認もWebで可能にしてくれるサービスです。従業員データの統合によって、業務の無駄を60%以上も解消してくれる実績があり、人材不足や業務負担の増大に悩む企業にとって、導入効果が期待できます。クラウドで利用できるサービスのため、リモートワークにも適しているだけでなく、コミュニケーションコストの減少にも貢献できる製品です。
- 明細配信・照会
- 源泉徴収票機能
- 電子明細利用承諾
- 明細項目マスタ・テンプレート設定
- 従業員情報登録
- 明細データCSVアップロード
- 明細PDF発行
- 年末調整機能
- 社会保険改定通知
- PCでの明細閲覧
給与明細を照会可能でサポートが万全なサービス2選
続いては、Web給与明細機能を利用できるのはもちろん、利用時のサポートが充実しているサービスを照会します。サポート体制が整っているサービスであれば、ITの活用に慣れていない企業でも安心して導入できるでしょう。
PCAクラウド給与
-
料金
月23,100円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PCAクラウド給与は、月々の勤怠項目の入力により給与明細書を作成できるクラウドサービスです。電話やビデオ通話、チャットサービスなどを使った充実のサポートが受けられるので、初めてのツール導入という企業であっても安心です。月次の給与計算・賞与計算はもちろんのこと、算定基礎届や月額変更届の作成、年末調整などにも対応しており、あらゆる入力作業を自動化・効率化できます。
- 明細配信・照会
- 過去2年分以上の明細閲覧
- 源泉徴収票機能
- 電子明細利用承諾
- 明細項目マスタ・テンプレート設定
- 明細パターン設定
- 明細配信グループ作成
- 従業員情報登録
- マイページ発行
- パスワード変更・再発行
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Socia給与システムは、柔軟な計算式設定と自由自在の集計機能で、給与業務の効率化に貢献するサービスです。役員や社員はもちろんのこと、パート・アルバイトの給与形態にも対応しているので、これ一台ですべての給与計算を自動化できます。公式のサポートページも充実しており、円滑なサービス利用を実現可能。データへのアクセス状況は逐一モニタリングされており、第三者による不正アクセスなどを事前に回避できます。
- 明細配信・照会
- 源泉徴収票機能
- 電子明細利用承諾
- 明細項目マスタ・テンプレート設定
- 明細パターン設定
- 明細配信グループ作成
- マイページ発行
- 明細データ自動連動
- 年末調整機能
- PCでの明細閲覧
給与明細を照会可能でリーズナブルなサービス3選
続いて、Web給与明細サービスをリーズナブルな価格で利用できるサービスを照会します。いずれの製品も費用対効果が高く、大企業はもちろん、中小企業でも気軽に導入を進め、業務のデジタル化に役立つツールです。
-
料金
月400円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン給与計算は、給与計算に伴う業務コスト削減につながる機能を提供するサービスです。給与計算担当者の潜在ニーズに訴求する各種機能が揃っており、業務の自動化やデータの統合など、現場への負担を最小限にとどめます。利用料金は月々400円からと安価で、無料プランも用意しているため、気軽に導入を始めたい場合に活躍する製品です。別途無料トライアルもあるので、まずはポテンシャルを確認したい場合に活用してみましょう。
- 明細配信・照会
- 源泉徴収票機能
- 電子明細利用承諾
- 明細項目マスタ・テンプレート設定
- 明細パターン設定
- 明細配信グループ作成
- 従業員情報登録
- マイページ発行
- 複数の管理者権限設定
- 閲覧確認
-
料金
月1,980円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
フリーウェイ給与計算は、フル機能をずっと無料で使うことができるという強みを持った給与計算ソフトです。従業員数が5人までの場合に無料、という条件設定はあるものの、6人以上の場合でも月額1,980円(税抜)と安価で、人数も無制限に増やせるため、コストパフォーマンスに優れます。これまで給与計算システムの運用負担に悩まされていた場合に、活躍するサービスと言えるでしょう。
-
料金
月3,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PayBookは給与計算を3分で終わらせるという、優れたタイムパフォーマンスを発揮する給与計算システムです。月額1,000円と安価なほか、ボタン1つで入力作業を完了できる操作性の高さが魅力。ITの扱いに慣れていない人でも使いやすい機能性を有しています。専門知識は必要なく、既存のタブレットやスマホからでも利用ができるため、システム利用のために新しくデバイスを購入する必要もありません。
- 明細配信・照会
- 電子明細利用承諾
- 明細パターン設定
- メールアドレス登録・変更
- 複数の管理者権限設定
- 明細データCSVアップロード
- 明細PDF発行
- PCでの明細閲覧
- モバイル(スマホ)対応
まとめ
この記事では、Webから利用できる給与明細照会サービスについて解説しました。Web給与明細の機能は非常に便利で、事業者と従業員の両方にとってメリットが大きいだけでなくコスト削減効果も見込めるため、利用価値は高いと言えます。
ただ、導入に当たっては見極めるべきポイントもいくつかあり、コストパフォーマンスやセキュリティ対策など、自社の課題や環境に応じた製品選びが必要です。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!