【2024年11月】電子帳票システムのランキング
電子帳票システム
最新の電子帳票システム46件をランキング形式で一覧掲載(2024年11月04日時点のランキングを表示中)。電子帳票システムの料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。画面左に設置された【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。また、画面下に表示される【比較表を作る】から最大6サービスの比較表を作成することも可能です。紙やExcelでの帳票作成を電子化して、コスト削減・ペーパーレス化を図りたい企業は、ぜひご活用ください。
電子帳票システムとは
電子帳票システムとは、企業で取り扱う帳票を電子化し、Web上で一元管理するシステムです。各種帳票をシステム上に電子データで長期保存できると、検索・活用しやすくなり業務効率向上に貢献するほか、ペーパーレス化推進、セキュリティ強化にもつながります。
2022年1月に始まった電子取引における電子データの保存が義務化された「電子帳簿保存法」や2023年10月から始まった「インボイス制度」に対応するべく、電子帳票システムを導入する企業が増えています。
更に詳しく知りたい方は、電子帳票システムとは何かを解説した記事をご覧ください。
電子帳票システムの選び方
電子帳票システムの選び方で特に重要なのは以下の3つです。
・電子帳簿保存法、インボイス制度に対応しているか
・今までの帳票が移行できるか
・使いやすい操作性か
まずは国の法律に対応すべく、電子帳簿保存法・インボイス制度の2つに対応しているか確認しましょう。電子帳簿保存法に対応しているかどうかは、JIIMA認証を受けているかどうかで確認できます。JIIMA認証には法的な要件を満たしているかの取得区分があるので、併せて確認が必要です。
また、今まで取り扱っていた紙の帳票類をスムーズに移行できるかも確認しましょう。そして従業員が使いやすい操作性でないと業務効率化できません。無料トライアルやデモ操作で使い勝手を確かめてから導入を検討する必要があるでしょう。
更に詳しく知りたい方は、電子帳票システムの選び方について解説した記事をご覧ください。
電子帳票システムの価格・料金相場
電子帳票システムの料金体系は、初期費用+月額費用+オプション費用です。初期費用は10万円~20万円程度かかるサービスが多く、月額費用は1万円~3万円程度かかります。月額費用は複数の料金プラン制で、利用機能・各種システムとの連携可否・帳票数により変動。帳票数に関しては、月の上限を超えても、超過分のみ従量課金されるので、自社が取り扱う帳票数をきっちり把握していなくても問題ありません。
料金相場
初期費用:100,000円~
月額費用:10,000円~
更に詳しく知りたい方は、電子帳票システムの料金について解説した記事をご覧ください。
電子帳票システムのメリット・デメリット
電子帳票システムを導入する代表的なメリットは以下の3つです。
・電子帳簿保存法やインボイス制度への対応
・帳票に係る業務の効率化とコストカット
・セキュリティ対策
電子帳簿保存法やインボイス制度に対応している電子帳票システムを導入することで、コンプライアンス維持に役立ちます。また、電子帳票システムでは帳票の管理だけでなく、作成や送信もできるので、帳票に係るあらゆる業務を効率化可能。電子データで帳票を保存するので管理コストを軽減できるほか、紛失・流出リスクを抑えられます。
くわえて、バックアップ機能により有事の際もデータを復旧できるので、紙よりも安全に管理できます。
電子帳票システムの機能
電子帳票システムの機能は以下の3つです。
・電子帳票の作成
・電子帳票の送信
・電子帳票の管理
電子帳票システムではさまざまな種類の帳票を作成できるので、企業によって異なる帳票フォーマットにも対応できます。
また、メールやダウンロードURLでの送信にも対応しているので、取引先企業が紙の帳票に対応していない場合でも問題ありません。
管理機能では、電子帳簿保存法の要件を満たした管理ができるのはもちろん、検索機能を使った活用も可能です。
電子帳票システムの導入事例
電子帳票システムの導入は、実際に経理業務の効率化に大きく貢献しています。
毎回の支払い通知業務にかかる時間やコストが課題だったとある建設会社では、電子帳票システムを導入することで、毎月2時間かかっていたところを10分に短縮し、支払通知書の用紙代・印刷代・郵送代・印刷機のメンテナンス代等にかかっていた年間コストを半分以下にまで削減できました。
また、請求業務に時間がかかり慢性的な残業が発生していた食品製造会社では、電子帳票システムの導入により、3日かかっていた請求書業務を数分で終わるほどの時間短縮に成功し、作業時間を削減。電子化に伴い人的ミスの削減やペーパーレス化の促進などにもつながるなど、副次的な効果も得ています。
電子帳票システムの導入を成功させるには、どのくらい時間やコストを削減できるかを成功事例から学ぶことが重要です。
電子帳票システムの市場規模・シェア率
帳票の電子化ニーズは高く、それに伴い電子帳票システムの普及も増えています。2021年のMM総研の調査(※)では、電子帳票システムを含む「文書情報管理に関する製品・サービス・ソリューション市場」は右肩上がりで、市場シェアを伸ばし続けています。
電子帳票システムの導入は、リモートワークの拡大や電子帳簿保存法・インボイス制度に対応するために必須であり、多くの企業からニーズがあるため、今後も市場規模を拡大していくでしょう。
※公益社団法人日本文書情報マネジメント協会|急拡大する国内の文書情報管理サービス市場(https://www.m2ri.jp/release/detail.html?id=527)