電子帳票システムを徹底比較!2024年最新のおすすめ10選
社内で扱われる書類を一元管理し、ペーパーレス化やコスト削減が可能な電子帳票システム。請求書をはじめとした帳票作成はもちろん、取引先への発送や受領書類の管理、会計処理に至るまで幅広い経理業務をサポートしてくれます。
しかし、電子帳票システムは数多くあるため「おすすめの電子帳票システムはどれ?」「電子帳簿保存法に対応した電子帳票システムの見分け方は?」とお悩みの方も多いかと思います。
そこで本記事では、電子帳票システムの比較選定ポイントを解説します。電子帳簿保存法対応のおすすめ電子帳票システムも紹介しているので、電子帳票システムの比較選定に悩んでいる経理・財務担当者はぜひ参考にしてください。
- 電子帳票システムの比較選定のポイント
- 【比較表】電子帳簿保存法対応の電子帳票システム
- 【2024年最新】電子帳票システムおすすめ10選
- 電子帳票システムのメリット
- 電子帳票システムのデメリット
- まとめ:電子帳簿保存法に対応した電子帳票システムがおすすめ
電子帳票システムの比較選定のポイント
電子帳票システムとは、企業で扱われる各種帳票を電子化し、一元的に管理できるシステムです。取引で発生する帳票作成や送付作業、受領した書類の管理まですべてシステム上で行えるようになり、帳票管理を効率化できます。
近年、電子帳簿保存法が改正され、電子帳票システムの需要は増えています。電子帳簿保存法に対応している電子帳票システムの認証機関「JIIMA」が企業に対して行った調査では、「電子帳簿保存法に対応したサービスを導入する予定はありますか?」という質問に対し、27.5%の企業が「すでに導入している」、52.2%が「導入を検討している」という回答がありました。
出典:改正電子帳簿保存法に関するアンケート 集計結果(JIIMA調べ)
また、同調査の中で、「電子帳簿保存法に対応したサービスの導入を検討している、または導入している企業」のうち約半数がクラウドサービスを選ぶという結果となっています。クラウドを選ぶ理由としては「運用負荷が抑えられるから」が42.7%と最も多く、次いで「運用が容易だから」(36.5%)、「テレワークの需要があったから」(36.5%)という理由が多いです。
出典:改正電子帳簿保存法に関するアンケート 集計結果(JIIMA調べ)
これらの調査からもわかる通り、電子帳簿保存法に対応した電子帳票システムが多くの企業から必要とされており、特に、運用負荷の軽減やテレワークを導入したい企業には、クラウド型の電子帳票システムがおすすめと言えます。
しかし、電子帳票システムの機能や料金は様々で、比較選定に困っている方が多いのも事実です。そこで、電子帳票システムの比較選定をスムーズに行うためのポイントを、以下にまとめました。
- JIIMA認証されているか
- 紙・Excel管理から移行しやすいか
- 既存システムと連携できるか
- 導入から運用までのサポート体制があるか
- 受け取り側に配慮した請求書の発行が可能か
JIIMA認証されているか
電子帳票システムの比較選定でまず重要なのが、電子帳簿保存法への対応がされているか確認することです。2022年に改正された電子帳簿保存法では、電子取引における電子データの保存が義務化されました。2023年12月までは猶予期間があるものの、2024年1月から電子取引における電子データの保存は必須化されます。電子帳簿保存法に対応するため、電子帳票システムが多くの企業で必要とされています。
この電子帳簿保存法に対応している電子帳票システムは、JIIMA認証のロゴの有無で確認できます。
JIIMA認証とは、「電子帳簿保存法の法的要件を満たしている電子帳票システム」をJIIMA(公益社団法人日本文書情報マネジメント協会)が認証する制度です。JIIMA認証を取得した電子帳票システムには、パッケージや公式サイトにJIIMA認証ロゴの使用が認められています。そのため、JIIMA認証ロゴのある電子帳票システムを導入すれば電子帳簿保存法に準拠した帳票管理ができます。
なお、JIIMA認証では書類の電子化について以下のような区分が設けられています。
JIIMA認証 | 内容 |
---|---|
電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証 | スキャンした画像データを法的要件に準拠した状態で保存できる。 |
電子帳簿ソフト法的要件認証 | 国税関係帳簿を法的要件に準拠して作成・保存できる。 |
電子取引ソフト法的要件認証 |
国税関係書類を電子取引する際の取引情報を法的要件に準拠して保存できる。 |
電子書類ソフト法的要件認証 | 国税関係書類をシステム上で作成し、紙で発行する際の控え等を法的要件に準拠して保存できる。 |
電子帳票システムの比較選定の際は、JIIMA認証の取得区分も併せて確認することをおすすめします。
紙・Excel管理から移行しやすいか
紙やExcel管理からシステム管理への移行がしやすいかどうかも、電子帳票システムを比較選定する際のポイントです。
電子帳票システムを導入するときは、過去にやりとりした紙やExcelで管理している帳票の扱いも考えなければいけません。「過去の帳票は紙で、電子帳票システム導入後の帳票は電子データで管理する」となると、二重管理の手間が発生します。とくに法人では帳簿書類に7年間の保存義務が設けられているため、その間は書庫やファイリングした書類を維持し続けることになります。その問題を解決するには、紙書類をデジタル変換できる電子帳票システムがおすすめです。AI-OCR機能が搭載されている電子帳票システムでは、読み込んだ書類の文字を自動で電子データに変換できます。
加えて、請求書の電子化で懸念される「押印の電子化」も、電子印鑑機能によって対応可能です。システムによっては大量文書の一括電子データ化やスキャン作業を代行するサービスもあります。比較選定の際には、現在の帳票管理からスムーズに電子帳票システムへ移行できるシステムを選びましょう。
既存システムと連携できるか
電子帳票システムの利便性を高めるには、既存システムとの連携も重要です。
電子帳票システムと既存システムとの連携方法は、CSVファイルとAPIの2種類があります。CSVファイルは手動でエクスポートとインポートを行う方法。リアルタイムで自動反映させたいならAPI連携できるシステムがおすすめです。
例えば、営業部門で使われるSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)からエクスポートしたCSVファイルをインポートできる電子帳票システムであれば、商談情報をもとに電子帳票システム上で請求データを作成可能です。取引先名や売上金額が自動で反映されるため、二重入力の手間が省けます。また、会計システムとのAPI連携では仕訳の自動作成が可能です。いずれも手作業が発生しなくなるため、経理・財務担当者の業務工数の削減につながります。
導入から運用までのサポート体制があるか
導入から運用まで適切なサポートが受けられなければ、スムーズな運用ができずトラブルを引き起こす可能性があります。そこで、電子帳票システムの比較選定で押さえておきたいのが、サポート体制です。電子帳票システムには、主に以下のようなサポートがあります。
- 専任担当者による業務改善の提案
- 初期設定サポート
- 導入後の運用サポート
- メール、チャット、電話サポート
- サポート提供時間(休日・緊急時の対応方法)
電子帳票システムの導入に失敗しないためには、サポート体制が充実していて、円滑に運用できるシステムがおすすめです。
受け取り側に配慮した請求書の発行が可能か
自社で帳票の電子化を進めていても、取引先によっては帳票の電子データを受信する体制が整っていない可能性があります。その場合は、電子データを一方的に送信できないため、FAXや郵送といった、取引先の要望に応えられる送信方法で対応する必要があります。電子帳票システムの中には、帳票のメール送信だけでなく、FAX送信、郵送代行などを取引先ごとに対応できるシステムがあります。
取引先との信頼関係を維持するためにも、受け取り側に配慮した電子帳票システムの比較選定が重要です。
【比較表】電子帳簿保存法対応の電子帳票システム
ここからは実際に、電子帳票システムの料金やJIIMA認証の有無を比較していきます。以下は、主要な電子帳票システムの比較表です。自社に導入する電子帳票システムを検討している経理・財務担当者はぜひ参照ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | JIIMA認証 |
---|---|---|---|
楽楽明細 | 100,000円~ | 25,000円~ | 〇 |
Bill One | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 |
バクラク電子帳簿保存 | 要問い合わせ | 9,800円~ | 〇 |
SATSAVE | 無料 | 5,000円~ | 〇 |
oproarts | 100,000円~ | 30,000円~ | × (オプション機能で、電子帳簿保存法対応可能) |
ClimberCloud | 無料 | 900円~ | 〇 |
活文 Report Manager | 要問い合わせ | 要問い合わせ | 〇 |
BtoBプラットフォーム 請求書 | 100,000円~ | 20,000円~ | 〇 |
5Storage | 要問い合わせ | 要問い合わせ | × (電子帳簿保存法対応可能) |
TOKIUM電子帳簿保存 | 要問い合わせ | 10,000円~ | 〇 |
PRONIアイミツがおすすめするほとんどの電子帳票システムでは、JIIMA認証されています。JIIMA認証がない電子帳票システムでも電子帳簿保存法に対応しているシステムがありますが、選定の際は注意が必要です。スキャナ保存や国税関係帳簿の作成・保存など、自社が必要としている機能が電子帳簿保存法の要件を満たしているか必ず確認しましょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、電子帳票システム選びについての相談を無料で受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで電子帳簿保存法対応の電子帳票システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ下記ボタンから一度お試しください。
【2024年最新】電子帳票システムおすすめ10選
2024年現在、おすすめの電子帳票システム10選を紹介します。各サービスの特徴とおすすめポイントをまとめているので、比較選定の参考にしてください。
- 楽楽明細
- Bill One
- バクラク電子帳簿保存
- SATSAVE
- oproarts
- ClimberCloud
- 活文 Report Manager
- BtoBプラットフォーム 請求書
- 5Storage
- TOKIUM電子帳簿保存
楽楽明細は、株式会社ラクスが提供する電子帳票システムです。帳票作成及び配信に関わる機能が充実しているため、発行業務の効率化・自動化を実現します。
楽楽明細で発行できる帳票は請求書や領収書、納品書のほか、検収書や見積書、お知らせ、チラシなどにも対応可能です。楽楽明細には、CSV/PDFファイルを用いた連携機能もあり、自社システムや販売管理システムから取り込んだデータで請求書を自動発行できます。請求書の送付の際も、取引先に応じて「帳票のPDFファイルをWebからダウンロード」「メール添付」「郵送」「FAX送信」を使い分けて配信できるため、受け取り側に配慮した対応が可能です。
- JIIMA認証
- 電子帳簿保存法対応
- 検索機能
- 帳票の取り込み
- PDFファイルの取り込み
- 検索要件に関する必要項目の入力
- レコード表示での閲覧
- 権限管理設定
- マルチテナント機能
- ワークフローの設定
Bill Oneは、Sansan株式会社が提供する電子帳票システムです。受領・管理機能が充実しており、電子帳簿保存法に対応したタイムスタンプを付与できます。
他社と比較したおすすめポイントは、書類の送付方法やフォーマットを問わずあらゆる帳票を簡単にデータ化できる点です。AI-OCRと入力オペレーターによって99.9%という高い精度で帳票をデータ化できるため、確認作業の負担を軽減できます。郵送されてきた帳票でも、受け取りやデータ化、管理までをすべて代行してもらえるため、帳票管理にかかる手間を大幅に削減できます。また、会計システムやワークフローシステムとも連携ができ、業務全体の効率化が図れます。
バクラク電子帳簿保存
バクラク電子帳簿保存は、株式会社LayerXが提供する電子帳票システムです。シンプルな画面で誰にでも使いやすく、導入から運用までをスムーズに進めることができます。
アップロードできる書類の種類には制限がなく、あらゆる帳票の保存が可能です。AI-OCR(自動読み取り)機能が搭載されているため、PDFファイルや画像ファイルを問わず文字情報としてデータ化できます。電子帳簿保存法に完全対応しており、保存した帳票には認定タイムスタンプの付与も可能です。また、同シリーズの「バクラク請求書」と連携すれば、仕訳やFBデータを自動作成できます。無料プランがあるため、気軽に試してみたい方におすすめです。
- 受領帳票の保存
- JIIMA認証
- 電子帳簿保存法対応
- 検索機能
- 帳票の取り込み
- PDFファイルの取り込み
- タイムスタンプの付与
- 検索要件に関する必要項目の入力
- AIによる必要項目の抽出
- レコード表示での閲覧
SATSAVEは、アイテック阪急阪神株式会社が提供する電子帳票システムです。低コストでありながら、電子帳簿保存法への対応と業務効率化を同時に実現します。
料金体系には無料プラン、ライトプラン、スタンダードプラン、まとめてプランの4つが用意されており、事業規模に合わせた選択が可能です。無料プランでも、500MBまでならユーザー数は無制限で利用できるため、中小企業やスモールスタートしたい企業にとって使いやすい電子帳票システムです。
また、取引先にはSATSAVEが無償で提供され、文書の受け渡しや手続き、保管まですべてシステム上で対応可能です。双方で書類ごとの参照権限やユーザー制限ができるため、高いセキュリティ環境で運用できます。
- 受領帳票の保存
- 電子帳簿保存法対応
- 検索機能
- 帳票の取り込み
- 検索要件に関する必要項目の入力
- ワークフローの設定
- 訂正・削除ができないシステム要件
- 送付帳票の保存
- 帳票の配信
- 見積書のアップロード
oproartsは、株式会社オプロが提供する電子帳票システムです。独自の帳票出力エンジンをベースに、月間最大850万ページ、年間1億ページの大量出力にも耐えられます。
他社と比較したおすすめポイントは、帳票テンプレートを自由に設計できる点です。ExcelやWordにオフィスアドインが設定できるほか、ブラウザ上のデザインツールを利用して帳票テンプレートを自らデザインできます。条件に応じて項目が変化する帳票であっても、オプションで専門スタッフに作成依頼が可能です。
また、複数の連携アダプタが用意されており、新たに開発することなく外部サービスと連携できます。メールやFAX、AI-OCR、ストレージとの自動連携によって、帳票作成・配信・保管業務すべてを効率化。加えて、オプションのOPROARTS driveを使えば、電子帳簿保存法に対応した保存・保管が可能です。
- 受領帳票の保存
- 電子帳簿保存法対応
- 検索機能
- 帳票の取り込み
- PDFファイルの取り込み
- タイムスタンプの付与
- ワークフローの設定
- 帳票の配信
- メール配信
- 帳票ごとのパスワード設定
ClimberCloud
ClimberCloudは、株式会社NTTデータビジネスブレインズが提供する電子帳票システムです。累計導入数は2,500社以上にのぼり、請求書の作成から送信、受領データの管理まで幅広い業務を一つのシステムでカバーできます。
電子帳簿保存法はすべての区分に対応しており、受領した電子明細やスキャンデータ、自社発行書類にタイムスタンプ付与が可能です。WebAPIや自動登録ツールが搭載されているため、ワークフローシステムやERP、販売管理システムで作成された全てのデータをClimberCloudに集約できます。取引で発生する書類や国税関係帳簿などが一元管理され、バックオフィス全体の利便性が高まります。利用数に応じた従量課金であるため、コストを抑えながら電子帳簿保存法への対応が可能です。
- 受領帳票の保存
- JIIMA認証
- 電子帳簿保存法対応
- 検索機能
- 帳票の取り込み
- PDFファイルの取り込み
- タイムスタンプの付与
- 検索要件に関する必要項目の入力
- AIによる必要項目の抽出
- ページ形式の閲覧
活文 Report Manager
活文 Report Manager は、日立ソリューションズが提供する電子帳票システムです。帳票管理をスムーズにするためのさまざまな機能が搭載されており、効率的なデータ活用が行えます。
他社と比較したおすすめポイントは、別の基幹システムから帳票データの登録ができる点です。自動転送機能によって大量データにも対応し、全ての帳票を活文 Report Managerに集約することができます。データ保存の際も自動分類・保管する機能があるため、帳票管理にかかる工数削減に効果的です。
また、「 電子取引ソフト法的要件認証」「電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証制度」 「電子帳簿ソフト法的要件認証制度(保存)」も取得済みのため、決算書類の管理からスキャナ保存までトータルで電子帳簿保存法に準拠した運用ができます。
- 受領帳票の保存
- JIIMA認証
- 電子帳簿保存法対応
- 検索機能
- レコード表示での閲覧
- カテゴリ管理設定
- マルチテナント機能
- 収集データのAI分析
- PDFで出力
- CSVで出力
BtoBプラットフォーム 請求書は、株式会社インフォマートが提供する電子帳票システムです。充実した帳票発行・受領機能により幅広い業務の効率化を実現します。
他社と比較したBtoBプラットフォームの強みは、さまざまな外部サービスと連携できる点です。販売管理システムから請求データを取り込み一括処理が行えるほか、弥生会計やクラウド会計ソフトfreeeなどの会計ソフトと連携して仕訳の自動作成にも対応しています。さらに、銀行口座との紐づければ入金の消込も自動でできるため、経理担当者の負担を大幅に削減できます。
5Storage
5Storageは、ファイブテクノロジー株式会社が提供する電子帳票システムです。電子帳簿保存法とインボイス制度に対応した機能によって、オンラインストレージ上でデータの保管・共有が行えます。
登録できるユーザー数には制限がなく、何人利用しても定額料金で利用できるのが特徴です。社内全員での共有はもちろん、社外の人とデータの受け渡しで利用しても追加料金は必要ありません。タイムスタンプも無制限で使え、予め用意されたタイムスタンプフォルダにファイルを保存するだけで自動付与が可能です。10年以上に渡り登録ユーザー数10万人以上のオンラインストレージサービスを提供している実績から、ウィルスチェックやデータ暗号化、30 日間のバックアップ体制といった高いセキュリティ環境が実現されています。
TOKIUM電子帳簿保存
TOKIUM電子帳簿保存は、株式会社TOKIUMが提供する電子帳票システムです。紙や電子データのフォーマットを問わず、あらゆる帳票・国税関係書類を一元管理できます。
書類のデータ化では3つのプランが用意されており、オペレーター入力プランは99%以上(※)という高い精度でデータ化が可能です。JIIMA認証(電帳法スキャナ保存ソフト法的要件認証)による電子帳簿保存法にも完全対応しており、タイムスタンプの自動付与や訂正削除履歴の閲覧も行えます。受領する際も、紙原本の受領からスキャン、保管まで全て代行してもらえ、社内の完全ペーパーレス化を実現できます。また、ISMS認証・Pマークも取得済みのため、高いセキュリティ環境で運用が可能です。
(※TOKIUMが規定した条件を満たした書類における、対象項目あたりの精度)
- 受領帳票の保存
- JIIMA認証
- 電子帳簿保存法対応
- 検索機能
- 帳票の取り込み
- PDFファイルの取り込み
- タイムスタンプの付与
- 検索要件に関する必要項目の入力
- AIによる必要項目の抽出
- ページ形式の閲覧
電子帳票システムのメリット
電子帳票システムを導入すれば、以下のようなメリットが得られます。
- 電子帳簿保存法・インボイス制度に対応し、内部統制の強化ができる
- 帳票の一元管理で、経理業務を効率化できる
- ペーパーレス化による経費の削減ができる
- 紙管理からシステム管理することで、紛失リスクを回避できる
- ユーザー認証やアクセス制限機能で、セキュリティリスクへの対応ができる
特に、電子帳簿保存法・インボイス制度へ対応できる電子帳票システムは、多くの企業からのニーズがあります。
電子帳票システムのデメリット
電子帳票システムはメリットだけでなく、以下のようなデメリットも存在します。
- 導入、運用費用がかかる
- システムに慣れるまで時間がかかる
電子帳票システムの導入により、社内に理解を得る必要があります。従業員向けの導入マニュアルや説明会の開催など、一定の手間が発生するデメリットがあります。このようなデメリットを理解したうえで、導入計画を立てることがおすすめです。
また、費用を考える際のポイントとしては、導入によってどの程度のコスト削減効果が得られるのか算出してみることがおすすめです。
電子帳票システムの詳しい費用相場や料金プランについては「電子帳票システムの料金を徹底比較」でまとめています。ぜひ、電子帳票システムの費用対効果を検討する際の参考にしてみてください。
まとめ:電子帳簿保存法に対応した電子帳票システムがおすすめ
電子帳票システムは帳票の電子化だけでなく、ペーパーレス化やコスト削減、業務効率化が図れるシステムです。電子帳票システムの導入は、社内全体の帳票管理を見直すきっかけになり、セキュリティの向上や内部統制の強化にもつながります。
電子帳票システム選定のポイントは、今後必須化される電子帳簿保存法に対応した電子帳票システムを導入することです。
しかし、電子帳簿保存法に対応可能な電子帳票システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、電子帳票システム選定についての相談を無料で受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った電子帳票システムが分かる無料診断もあります。下記ボタンから、電子帳簿保存法の「要件に対応できる」システムか「初心者でも使いやすい」システムが希望か、まずは要件整理から始めましょう。
プロが代わりに探して紹介します!