オンプレミス型CTIシステムのおすすめ8選 | コールセンター業務を効率化
コールセンターやサポートデスクの電話業務で、オペレーターを支援するCTIシステム(コールセンターシステム)。特にオンプレミス型のCTIシステムは、自社の環境に合わせた柔軟なカスタマイズが可能です。複雑な部署間での情報共有、現場に適した操作性、高セキュリティな環境を実現したい企業には、オンプレミス型CTIシステムの導入をおすすめします。
本記事では、オンプレミス型CTIシステムのおすすめ製品を厳選紹介するとともに、オンプレミス型とクラウド型の違いや、CTIシステムの導入で得られるメリットも解説。カスタマイズ性に優れたCTIシステムで、業務効率化を実現したい企業はぜひ参考にしてください。
- オンプレミス型とクラウド型CTIシステムの違い
- オンプレミス型CTIシステムを導入するメリット
- 【比較表】オンプレミス型のCTIシステム
- 【2024年最新】オンプレミス型CTIシステムおすすめ8選
- オンプレミス型CTIシステムを選ぶ際の注意点・比較ポイント
- まとめ:コールセンターシステムで電話業務を効率化しよう
- よくある質問
オンプレミス型とクラウド型CTIシステムの違い
CTIシステムとは、「Computer Telephony Integration」の略語で、電話とコンピュータを統合する技術やシステムを指します。CTIシステムはコールセンター業務だけでなく、様々な業務で利用されることがあり電話の発着信時に顧客情報が自動表示されるポップアップ表示や、通話録音などの機能を提供します。
さらに、CTIシステムとCRMやSFAなどのツールを連携することで、顧客満足度の向上やトラブルの回避、オペレーターの負担軽減、業務効率化によるコスト削減を実現できます。
CTIシステム(コールセンターシステム)には、オンプレミス型とクラウド型があり、それぞれの特徴を理解し、企業のニーズに合わせて選ぶことが重要です。
導入形態 | 特徴 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
オンプレミス型 | ・自社でサーバーを用意しシステムを構築する ・カスタマイズ性に優れている ・セキュリティに強い |
システム費:30万円以上 サーバー費20万円以上 |
無料 |
クラウド型 | ・提供会社のサーバーで運用する ・自社でサーバーを用意する必要がない ・導入しやすくリーズナブル |
無料〜数十万円 | 1ライセンスあたり数千円 |
オンプレミス型のCTIシステムは、社内の環境に合わせてカスタマイズでき、システム同士の連携が取りやすいことが特徴です。クラウド型CTIシステムと比較し、導入や維持にコストがかかることがありますが、データを自社内で厳格に管理できるため、セキュリティリスクを最小限に抑えたい企業にとってはおすすめです。また、オンプレミス環境ではインターネット接続のトラブルに左右されず、安定した運用を実現できます。
一方、クラウド型のCTIシステムは、初期費用が抑えられ、短期間で導入が可能なため、リモートワークや外出先からのアクセスが必要な環境でも柔軟に対応できます。また、定期的なアップデートやサポートが提供されるため、常に最新の機能を利用できるのも魅力です。
クラウド型のCTIシステムについてより詳しく知りたい方は、別記事「おすすめのクラウドCTIシステム【2024年最新】」にて詳しく解説していますのでぜひご覧ください。
オンプレミス型CTIシステムを導入するメリット
ここからは、オンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)の導入メリットを解説します。コールセンターやカスタマーサポートにシステムを導入することで、自社に合わせた柔軟な運用を実現できます。
- セキュリティ対策を強化できる
- 自社環境に合わせたカスタマイズができる
- 既存システムとシームレスに連携できる
セキュリティ対策を強化できる
オンプレミス型CTIシステムは自社サーバーで運用するため、自社のポリシーや規定に適したセキュリティ対策を取り入れることが可能です。データ管理を強化できるので、顧客情報や機密情報の取り扱いに関して、より厳格な対策が求められる業界や企業は安心してシステムを利用できます。
例えば、録音した通話内容や機密性の高い顧客リストを持つ金融や証券の業界では、多くの企業がオンプレミス型のCTIシステムを採用し、自社の強固なセキュリティでサーバーを守っています。また、自社でシステムを運用するため、セキュリティに問題が発生した場合でも迅速な対応が可能です。
自社環境に合わせたカスタマイズができる
オンプレミス型CTIシステムは、自社環境に合わせたカスタマイズが可能な点もメリットです。企業ごとに異なる業務フローやニーズに柔軟に対応できるため、効率的な運用が期待できます。例えば、特殊な業務フローがあるコールセンターや、社内のネットワークが複雑化した企業にも対応可能です。柔軟なカスタマイズにより、企業の業務効率向上を実現できます。
既存システムとシームレスに連携できる
オンプレミス型CTIシステムは、社内の既存システムと柔軟に連携できる点もメリット。クラウド型CTIシステムはサービス会社が提供するサーバーを利用しますが、オンプレミス型CTIシステムは社内にサーバーを設置し、社内環境に合わせてシステムを構築します。そのため、既存システムとの連携が容易です。自社の既存システムとCTIシステムを柔軟に連携し、効率的なコールセンター運営をしたい企業はオンプレミス型がおすすめです。
CTIシステムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【比較表】オンプレミス型のCTIシステム
以下は、おすすめのオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)の比較表です。初期費用(導入費用)と月額料金を比較していますので、自社の予算にあうサービスをご確認ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
InfiniTalk(インフィニトーク) | 一括購入の場合:29万8,000円〜 (10席分の基本パッケージ) |
設備分散プランの場合は発生 |
MediaCalls(メディアコールズ) | 50万円~ | 1万5,000円〜/1ユーザー |
NSTechno-phone Manager | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
Open Dialer(オープンダイヤラー) | 10万円 | 8席17万4,000円~ |
AmeyoJ(アメヨジェイ) | 60万5,000円 | 30席55万円~ |
CT-e1/Expander | 30万円~ | 1万5,000円〜/1ユーザー |
Tetra(テトラ) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
FastHelp5(ファストヘルプファイブ) | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
※料金は税抜き表示です。
InfiniTalk(インフィニトーク)は、パッケージの一括購入とは別に、月額払いの「設備分散プラン」も提供。オンプレミス型のシステム構成のまま、必要に応じてユーザー数・ソフトウェアライセンスを増減できます。MediaCalls(メディアコールズ)は、初期費用が50万円~となっており、企業のニーズや環境によって変動するため問い合わせが必要です。コストと機能のバランスが優れたサービスなので、どの業界・業種にもおすすめ。
オンプレミス型CTIシステムは多数あり、1社1社比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)ができます。以下のボタンからぜひ一度お試しください。
【2024年最新】オンプレミス型CTIシステムおすすめ8選
ここからは、オンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)のおすすめ8選を紹介します。他社と比較した特徴やメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。
- InfiniTalk(インフィニトーク)
- MediaCalls(メディアコールズ)
- NSTechno-phone Manager(エヌエス テクノフォン マネージャー)
- Open Dialer(オープンダイヤラー)
- AmeyoJ(アメヨジェイ)
- CT-e1/Expander
- Tetra(テトラ)
- FastHelp5(ファストヘルプファイブ)
-
料金
月35,803円/契約 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
InfiniTalk(インフィニトーク)は、ジェイエムエス・ユナイテッドが提供するオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)です。コールセンターに必要な機能を集約している点が特徴で、ニーズに合わせてオンプレミス版とクラウド版を提供。
窓口業務ごとに音声ガイダンスを設定可能で、時間外やキャンペーン告知時にも対応できます。応答ガイダンスの設定や、着信時に業務名を表示できるので、名乗り間違いのミスも軽減。管理者は、オペレーターごとのスキルを設定し業務を割り当てることも可能です。
さらに社内サーバーはそのままに、システム監視などの運用支援はベンダーが行う「プライベートクラウドPBXサービス」も提供。オンプレミス型のメリットを得ながらもライセンスの増減が可能です。料金は、一括購入を29万8,000円(税抜)から提供。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
-
料金
月55,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
MediaCalls(メディアコールズ)は、メディアリンク株式会社が提供するオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)です。コストパフォーマンスに優れ、CTIシステムの比較調査において、「顧客満足度」「使いやすさ」「信頼性」の全てで1位を獲得。シリーズの導入実績1万3,000席以上、継続利用率100%と多くの企業から信頼を寄せています。
標準的な機能に加え、顧客の問い合わせ内容に応じて担当オペレーターに振分けるスキルルーティング機能など、インバウンドに強い機能が揃っている点もおすすめ。また、100%自社開発されたコールセンターシステムなので、オンプレミス版のコストパフォーマンスが高い点も見逃せません。
MediaCallsを導入した企業の中には、5年間で2,000万円のコスト削減に成功する事例も。導入費用は企業によって変動するた要問い合わせ。オペレーターや回線の追加は1ライセンスずつ契約でき、増員の際に無駄なコストが発生しません。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
NSTechno-phone Manager
※出典:日本証券テクノロジー株式会社『NSTechno-phone Manager 公式ページ』
NSTechno-phone Manager(エヌエス テクノフォン マネージャー)は、日本証券テクノロジーが提供するオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)です。コンピュータネットワーク機器の開発において世界最大手のCiscoが提供する技術、「CUCM」との連携を国内で初めて認定。その実績を信頼してCTIシステムの導入を決める企業もあり、中でも金融業界や証券業界の会社には人気があります。
機能は、電話番号を簡単に呼び出せるクリックtoコール機能やポップアップ通知機能、相手先の在籍状況を確認できるプレゼンス機能など、基本機能は標準で搭載。オプションでスマホ連携や、Ciscoのチャットサービス・web会議サービスとの連携といった拡張機能も豊富に提供し、柔軟にカスタマイズできる点もおすすめです。
-
料金
月100,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Open Dialer(オープンダイヤラー)は、株式会社オープンコムが提供するオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)です。アウトバウンドに特化した機能が特徴のレンタル型CTIシステムで、クラウド型とオンプレミス型を提供。どちらもプレディクティブダイアルという一斉発信を行う自動架電機能が利用できます。
オペレーターの数に応じて発信し無駄な架電を軽減するため、オペレーター稼働率の向上が期待できます。また、レンタルサービスなので、すでに構築されたシステムを社内に設置でき、最短2週間で運用開始できる短納期を実現。
月額料金は、内線8回線で月額17万4,000円(税抜)から利用可能。サーバ管理およびシステム保守はベンダーが行うので、本来コストのかかる保守運用費を削減したい企業に、Open Dialerはおすすめのオンプレミス型コールセンターシステムです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
-
料金
月616,453円 -
初期費用
642,400円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
AmeyoJ(アメヨジェイ)は、株式会社アイ・ピー・エス・プロが提供するオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)です。インバウンド・アウトバウンドの両方に対応できる機能性と、最小5席から最大1,500席まで対応できる柔軟さが魅力。
使い勝手の優れたインターフェースをもち、CRMと連携しながら効率的な架電を実現します。オペレーターの管理機能も豊富で、業務にあたっているメンバー全員にキャンペーン通知を行う、チャットや音声によるコミュニケーションをとることも可能。
詳しい料金は問い合わせが必要ですが、初期費用は60万5,000円(税抜)、月額料金は30席55万円(税抜)~です。席数に応じた割引、秒単位の料金設定の廉価な電話回線も提供しているので、大規模なコールセンターの開設でコスト削減を実現したい企業にもおすすめです。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
CT-e1/Expander
※出典:株式会社コムデザイン『CT-e1/Expander 公式ページ』
CT-e1/Expanderは、株式会社コムデザインが提供するCTIシステム「CT-e1/SaaS」の拡張機能です。オプション追加することにより、社内にサーバーを配置しながらも通話の制御はクラウド上で行えるようになります。
オンプレミスとクラウドのメリットを併せ持った、ハイブリッド型のCTIシステムです。「コールセンターの局番を変えずにCTIシステムを運用したい」「セキュリティ面で安心できるCTIシステムを探している」という企業には特におすすめ。
基盤となっているのは独自開発のCTIシステムのため、クライアントの現場に合わせたカスタマイズも低コストで実現可能。初期費用は30万円(税抜)~、月額料金は1ユーザーあたり1万5,000円(税抜)です。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Tetra(テトラ)は、サイオンコミュニケーションズが提供するオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)です。コールセンター専用システムで、オンプレミス型を採用することで、企業は自社のセキュリティポリシーに従った厳密なデータ管理が可能に。高いセキュリティのもとコールセンターを運営できます。
カスタマイズ性が高く、企業の具体的なニーズに合わせた細かな調整が行える点もおすすめ。オプションも多彩で、「センターステータスWEB連携」を活用すれば、コールセンターの混雑状況をWebサイトに表示でき、顧客に最適なコールタイミングを提供可能。コールセンター業務の効率化を支援します。
Tetraは、CRMや他のビジネスアプリケーションとの連携も強力で、顧客情報をリアルタイムで一元管理し、迅速かつ正確な顧客対応を実現。顧客満足度向上と同時に、運用コストの削減にも寄与するおすすめのコールセンターシステムです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- 顧客情報のポップアップ機能
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 通話の自動録音
- IVR(自動音声応答)機能
- キュー(待ち呼)機能
- 休日・祝日のカレンダー設定
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
FastHelp5(ファストヘルプファイブ)は、テクマトリックス株式会社が提供するオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)です。コンタクトセンターの業務効率を高める設計が特徴。
電話、メール、ウェブ、チャットなど複数チャネルから得られる顧客情報を一元管理する「オムニチャネル機能」を搭載。顧客のニーズに迅速かつ適切に対応可能です。顧客対応の全履歴を記録し、そのデータを分析して顧客対応の質をさらに向上する施策を打ち出せます。
席数の増減、センター増設に柔軟に対応できるうえ、人工知能(AI)の活用や社内システムとの連携・接続も可能。企業ごとのニーズや環境の変化に臨機応変に対応します。FastHelp5は顧客満足の向上だけでなく、コールセンターの運用コスト削減にも寄与し、企業の競争力強化をサポートします。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 公的認証
- ISMS
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- アカウント権限
- 通話の自動録音
- Q&Aの登録
以上、機能比較や料金比較でおすすめのオンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)を詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、さまざまな条件でCTIシステムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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オンプレミス型CTIシステムを選ぶ際の注意点・比較ポイント
オンプレミス型CTIシステム(コールセンターシステム)の導入時は、以下の注意点を押さえておくことが重要です。
- システム導入後の運用管理やセキュリティ対策の準備
- 適切なITスキルや知識を持つ担当者を配置する
- コストを比較し、費用対効果を考慮する
導入後の運用管理やセキュリティ対策の準備
CTIシステムでは顧客との通話データを扱うため、運用管理やセキュリティ対策を行う必要があります。特に、CRMと連携して利用する企業は、顧客情報の漏えいを防止するためにも対策をとりましょう。下記に具体的な対策を挙げます。
必要な対策 | 具体的な内容 |
---|---|
運用管理の対策 | ・運用体制を整える ・システムの定期的な保守、整備 ・トラブル時の対応手順の整備 |
セキュリティ対策 | サーバー ・ネットワークの隔離 ・定期的なセキュリティアップデート ・パスワードの強化 ・権限管理の徹底 通話 ・音声データの暗号化 ・通話録音データの適切な管理 |
これらの対策により、システム導入後の運用管理やセキュリティにおいて、効率的に業務を遂行し、企業の機密情報を守ることができます。自社の状況やニーズに応じて、最適なシステム構築や運用方法を検討することが大切です。
適切なITスキルや知識を持つ担当者を配置する
クラウド型と異なり、オンプレミス型は自社のサーバーで構築・管理するシステムのため、適切なITスキルや知識を持つ担当者は不可欠です。システム障害が発生した際にも、対処できる人材が必要となります。
ITスキルや知識を持つ担当者を配置できれば、安全かつ効率的運用が可能となり、企業の生産性が向上します。担当者が自社のシステムに精通していることで、知識や経験が社内に蓄積され、迅速な対応や改善も可能です。社内に最適な人材がいない企業は、エンジニアを増員するか、または、専門的な知識が無くても運用できるクラウド型の導入を検討しましょう。
コストを比較し、費用対効果を考慮する
オンプレミス型CTIシステムの導入と運用には、いくつかのコストが発生します。例えば、システム導入時には、ハードウェアやソフトウェアの購入費用が必要になり、運用時は、システムのメンテナンスやアップデートなどの管理コストが欠かせません。
システムを本格的に導入する前に、これらのコストをトータルで比較し、費用対効果を考慮しましょう。CTIシステムの費用相場を把握し、料金比較をしたい方は、別記事「CTIシステムの費用相場は?料金比較でおすすめのサービスも紹介」をぜひご覧ください。
まとめ:コールセンターシステムで電話業務を効率化しよう
社内にサーバーを設置するオンプレミス型のCTIシステム(コールセンターシステム)は、セキュリティの安全性が高い点や柔軟な拡張性を持つ点が大きな魅力。オンプレミス型のCTIシステムを導入し、電話業務を効率化しましょう。
「導入費用を抑えたい」「社内にITスキルを持つ人材がいない」という企業は、クラウド型CTIシステムがおすすめです。別記事「おすすめCTIシステムを比較」では、2024年最新でおすすめのサービスを厳選して紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
数あるCTIシステムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったCTIシステムが分かる診断(無料)ができます。
よくある質問
オンプレミス型のおすすめCTIシステムについて、よくある質問に答えます。
コールセンターにおすすめのオンプレミス型CTIシステムは?
コールセンターにおすすめのオンプレミス型CTIシステムは、「InfiniTalk」「MediaCalls」「AmeyoJ」です。InfiniTalkは、通常期の業務をオンプレミス版で、繁忙期のあふれ呼対応のような業務をクラウド版で補完できるコールセンターシステムとなっています。
MediaCallsはコールセンターに必要な機能を集約し、他社比較でトータルコストが安い点がメリットです。AmeyoJはシステムだけでなくデータセンターと電話回線も自社提供しており、一気通貫の対応でトラブル時に強いシステム。
また、コールセンターシステムを一式レンタルしたい企業には、レンタルに対応している「Open Dialer」「MediaCalls」がおすすめです。
オンプレミス型CTIシステムの機能は?
以下は、オンプレミス型CTIシステムの主な機能です。
- CRM連携機能
- ACD(着信振り分け)機能
- IVR(音声ガイダンス)機能
- 通話録音機能
- モニタリング機能
サービスによっては、上記機能に加え、会話のテキスト化機能、帳票作成機能、オートコール機能、プレディクティブコールといった便利な機能を搭載するシステムもあります。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
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