人事評価システム選び方・ポイントを解説!従業員数やフェーズごとの違いも紹介
人事評価システムを導入・利用している600名を対象にアンケート調査を実施した結果、システム選定で最も重視されているのは「価格の手頃さ」と「評価ワークフロー機能」であることが分かりました。
また、従業員数など企業の規模や「新規導入」か「乗り換え」のようなフェーズの違いによっても重視する選び方が異なっています。選び方に合わせて絞り込んだ、おすすめの人事評価システムを見たい方はこちら▼
それぞれの項目ごとのおすすめ人事評価システム
本記事では、PRONIアイミツSaaSが実施したアンケート調査の結果をもとに「後悔しない人事評価システムの選び方」を導入者・利用者の視点で詳しく解説します。
- 人事評価システムの選び方ランキング【600人調査】
- 従業員規模別のデータから分かる「選び方」の傾向
- 導入フェーズ(新規・乗り換え)で変わる「選び方」
- 最適な人事評価システムとは?おすすめ6ツールを紹介
- まとめ:アンケートで分かった失敗しない選び方のコツ
- 人事評価システムの利用実態アンケートの概要
人事評価システムの選び方ランキング【600人調査】
PRONIアイミツSaaSでは、2025年11月に人事評価システムを利用・導入している担当者600名を対象にアンケート調査を実施しました。アンケートでは、人事評価システムを選ぶ際に重要だと思うポイントを、1位から3位まで順位付けして回答してもらいました。
重要なポイント1位は「価格の手頃さ」で600人中222人が選択
アンケート調査の結果、1位の回答が最も多かったのは「価格の手頃さ」でした。次いで「評価ワークフロー機能」「UI/UX(使いやすさ)」と続きます。
【選定時に重要だと思うポイント(1位回答)】
- 価格の手頃さ:37.0%
- 評価ワークフロー機能:18.5%
- UI/UX(使いやすさ):11.7%
- タレントデータベース機能:11.2%
選定時に「価格」を1位に選んだユーザーは37.0%に達しました。多くの企業にとって、予算内での導入が第一の「足切りライン」になっていることが伺えます。
外せない条件は機能!TOP3までに選ばれた項目
一方で、1位〜3位までの合計得票数(TOP3までに選ばれた数)を見ると、機能を重視するユーザーが一気に増えます。変わらず「価格の手頃さ(60.2%)」の回答が多いものの、1~3位までの回答をまとめると「評価ワークフロー機能(58.5%)」や「人材データベース機能」を重視する割合が多くなっていることが分かります。
「価格は入り口だが、自社の評価制度を再現できる機能の有無や使い勝手こそが選定を左右する」傾向が強いことが見えました。逆に「他システムとの連携性」「ブランド・信頼性」は、ツールを選ぶ段階ではそれほど重要視されていないことが分かります。
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従業員規模別のデータから分かる「選び方」の傾向
企業の規模によっても、選び方で重視するポイントは変化します。アンケート結果を従業員数別(1〜99人、100〜999人、1,000人以上)に分析しました。
大規模企業(1,000人以上):操作性とワークフローからチェックすべき
従業員数が1,000名を超える大規模企業では、選ぶ際に重視するポイントとして「評価ワークフロー機能(63.3%)」や「UI/UX(52.1%)」を回答する割合が、小規模、中規模層よりも高くなっています。
これは1位に選出されている割合も同じで、ワークフローの柔軟性や使いやすさ、カスタマイズ性などが重視される傾向にありました。利用人数が増える分、現場への定着や操作性が重視されるようになると考えられます。
▼大企業や大手企業での導入実績豊富な人事評価システムを知りたい方は参照ください。
小規模企業(1〜99人):価格が圧倒的な決め手
従業員数100人未満の企業では、「価格の手頃さ」を1位に挙げる割合が44.7%、1~3位までに選んだ割合が72.8%と突出しています。従業員数が少ない、小規模な企業ほど、限られた予算内で導入する必要があるようです。
そのため、まずは価格が候補を絞り込む際の強力なフィルターとなっていることが分かります。なお、従業員数が多くなるほど「価格の手頃さ」を重視する割合は減っていきますが、100人以上になるとあまり変化がありませんでした。つまり、従業員数が「予算の壁」から「運用の壁」への分岐点になっていると考えられます。
▼中小企業向けの人事評価システムについて詳しく知りたければ、以下記事も参照ください。
導入フェーズ(新規・乗り換え)で変わる「選び方」
次に、「新規導入」の企業と、一度運用を経験した「乗り換え」の企業で、選定基準(TOP3合計)にどのような差が出るのかをまとめました。一度失敗を経験した層ほど、運用の「柔軟性」を求めていることが浮き彫りになっています。
【乗り換え層で「TOP3」に選ばれた割合が高い項目(新規導入層との比較)】
- 価格の手頃さ:63.0%(新規導入より4.3% 多い)
- カスタマイズ性:35.8%(新規導入より4.4%多い)
- 他システムとの連携性:12.3%(新規導入より1.5%多い)
注目すべきは、乗り換え層の方が「価格の手頃さ(63.0%)」と「カスタマイズ性(35.8%)」の両方を新規層より重視している点です。これは、以前のシステムで「高い費用を払ったのに、満足のいく運用ができなかった」「自社独自の評価制度にツールを合わせられなかった」などの経験をしているためと考えられます。
乗り換え層は、「標準機能で妥協する」ことの限界を知っているため、次の選定では「よりシビアな価格比較」と「自社ルールへの適合性」の双方を譲れない条件として置いているのではないでしょうか。
最適な人事評価システムとは?おすすめ6ツールを紹介
600人のアンケート調査では「価格の手頃さ」「評価ワークフロー機能」「UI/UX(使いやすさ)」が選定の3大ポイントであることが分かりました。これらの基準や企業規模ごとにおすすめの人事評価ツールをご紹介します。
それぞれの項目ごとのおすすめ人事評価システム
1. 【価格・コスパ重視】小規模〜中堅企業向け
アンケートで100人未満の企業の72.8%が重視した「価格」をクリアしつつ、操作性で失敗しない「シンプルかつ標準的」なツールです。
SmartHRは、労務管理からタレントマネジメントまで一気通貫で行えるクラウド人事労務ソフトです。最大の特徴は、すでに登録されている従業員情報をそのまま評価機能に活用できる点にあります。直感的なインターフェースで、PC操作に不慣れな現場社員でも迷わず入力できる点も強みです。
料金体系は、企業の成長フェーズに合わせた複数のプランが用意されており、必要な機能を選んで導入できるため、コストパフォーマンスを重視する企業に選ばれています。アンケートで従業員数100人未満の企業に最も選ばれていました(100人未満の企業の21.4%が回答)。
SmartHRの人事評価機能は、「まずは評価業務のペーパーレス化を安く、手軽に始めたい」と考える企業に最適です。
主な機能
ジンジャー人事評価
ジンジャー人事評価は、累計導入社数18,000社を誇る「ジンジャー」シリーズの人事評価システムです。目標管理やコンピテンシー評価、360度評価などの機能を持ちながら、圧倒的な低コストを実現しています。
料金体系は、1ユーザーあたり月額300円からという非常に安価な設定です。必要な機能だけを「モジュール」として選択して契約できるため、無駄なコストを一切かけずに、自社に必要な評価体制を構築できる点が大きなメリットです。
また、同シリーズの勤怠管理や給与計算と連携させることで、人事データの一元管理を安く手軽に実現したい企業にもぴったりのサービスです。
主な機能
人事評価システムの費用相場や安く利用できるツールを紹介しています。他のツールも見たければ、ご参照ください。
2. 【運用効率・UI重視】大規模企業向け
調査で1,000名以上の企業が重視した「評価ワークフロー(63.3%)」と「UI/UX(52.1%)」。大量の評価シートをミスなく、現場に負担をかけず管理できるツールです。
HRBrain
HRBrainは、従業員体験(EX)の向上に重きを置いた、使い勝手の良い人事評価・タレントマネジメントシステムです。MBOやOKR、360度評価といった多様な評価制度をクラウド上で完結させ、集計や進捗管理を完全に自動化します。
大規模組織で課題となりがちな「未提出者への催促」や「評価のとりまとめ」といった煩雑な事務作業を、直感的なダッシュボードで管理できます。特に評価の「甘辛調整機能」は秀逸で、部署ごとの評価分布を視覚的に比較し、ドラッグ&ドロップで調整できるため、評価決定の時間を大幅に短縮可能です。
HRBrainは、「マニュアルを読まなくても全員が使える」システムを求める大規模企業に最適です。
主な機能
タレントパレット
タレントパレットは、人事評価を軸に採用や育成、離職防止までをデータで解決する人事評価・タレントマネジメントシステムです。1,000名以上の大企業が求める複雑な承認経路の設定にも柔軟に対応しており、組織改編が頻繁な大規模組織でもワークフローを止めることなく運用できます。
料金体系は従業員規模に応じた見積もりとなりますが、評価だけでなく適性検査やエンゲージメント調査など、あらゆる人材データを一つのIDで統合できるため、複数のツールをバラバラに契約するよりも高い投資対効果を発揮します。
タレントパレットは、単なる評価管理にとどまらず、人事を経営の意思決定に直結させたい戦略的な企業におすすめです。
主な機能
3. 【柔軟性・乗り換え重視】独自ルールがある企業向け
調査で「乗り換え層」が強く求めた「カスタマイズ性(35.8%)」や「他システム連携性」。既存のシステムで「自社の制度に合わせられなかった」と後悔した企業におすすめです。
カオナビ
カオナビは4,000社以上の導入実績を誇る、顔写真を用いた直感的な人事評価システムです。最大の特徴は「プロファイルブック」機能により、評価項目やシートのレイアウトをユーザー自身が自由自在に変更できる柔軟性にあります。エクセルや紙で運用していた従来の評価シートを、そのままの形式でクラウド化することが可能です。
調査で乗り換え層が求めていた「自社ルールへの適合性」において、運用しながら項目を即座に修正・追加できる機動力は、他システムにはない大きな優位性です。カオナビは、「評価制度が頻繁に変わる」「現在のシステムでは自社の特殊な評価フローが再現できない」と悩む企業に最適です。
主な機能
WiMS/SaaS人事考課システム
WiMS/SaaS人事考課システムは、大手・中堅企業特有の複雑な評価制度を、忠実に再現できる人事評価システムです。職種や等級ごとに異なる複雑な評価シートや、独自の計算式を用いた評点算出など、標準的なパッケージでは対応しきれない細かな要件をオーダーメイドに近い感覚で実装できる点が特徴。
既存の基幹システムやERPとのデータ連携実績も豊富で、人事業務全体のフローを崩すことなく、評価業務だけを高度にシステム化することが可能です。WiMS/SaaSは、「システムに合わせて制度を変えるのではなく、自社の制度に合わせてシステムを構築したい」と考える企業に最適です。
主な機能
まとめ:アンケートで分かった失敗しない選び方のコツ
アンケート回答から見えてきた「失敗しない選び方」のコツは以下の3点です。
1.予算にあわせて「価格」で足切りし、「必須の機能」で比較する
アンケートによると、選定の入り口では「価格の手頃さ」が重要ですが、運用を支えるのは評価ワークフローなどの機能です。予算内のツールをピックアップした後は、自社の制度をどこまで再現できるかという「機能の充足度」で最終比較を行いましょう。
2.従業員数に合わせて「重要すべき要素」を切り替える
100人未満なら「価格の手頃さ」を最優先に据え、早期のペーパーレス化を目指すべきです。一方、1,000人以上なら価格以上に「評価ワークフロー機能」と「人材データベース機能」、そして現場の工数を削減する「UI/UX」を重視することが、長期的な運用コストを抑える近道となります。
3. 乗り換え層が重視する「柔軟性」を先取りする
乗り換え経験者が新規層より高く支持した「カスタマイズ性」や「他システムとの連携性」は、導入後に最も不足を感じやすいポイントです。将来的な組織改編や制度変更を見据え、柔軟に設定を変更できる拡張性を備えたツールを選ぶことが、数年後のリプレイスリスクを減らす鍵となります。
人事評価システムの利用実態アンケートの概要
この記事にまとめた人事評価システムの利用実態アンケートの概要です。
人事評価システムの利用実態アンケートの概要
- 調査対象:人事評価システムの利用・導入者600名
- 調査地域:全国
- 調査期間:2025年11月14日
- 調査方法:インターネット調査
- 主な回答業種:メーカー・製造業(23.3%)、IT・通信(18.8%)など
- 主な調査項目:利用ツール、料金体系、選び方など
当記事の引用や転載をする際は、必ず出典として「PRONIアイミツSaaS」および記事URL(https://saas.imitsu.jp/cate-personnel-assessment/article/h-172)を明記願います。
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