【2023年最新】給与管理が可能な人事システム7選
人事関連の業務は多種多様なだけでなく、正確な仕事が求められるため、作業時間や人件費がかさむ傾向にあります。 「もっと効率化できないか?」と頭を悩ませている企業も多いでしょう。 特に給与にかかわる業務は、正確性にくわえて作業が特定時期に集中する特性もあり、効率化のニーズが高い業務です。 今回は、おすすめ人事システムを厳選してご紹介します。人事システムを導入するメリットや選び方についても解説していますので、人事システム選びにお悩みの方はぜひ参考にしてください。

アイミツコンシェルジュ 真鍋
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- 1.そもそも人事管理システム(HCM)とは?
- 2.人事システムで給与計算を管理する利点は
- 3.クラウド型とオンプレミス型
- 4.【比較表】給与計算システムと連携が可能な人事システム
- 5.給与計算システムと連携が可能な人事システム3選
- 6.【比較表】給与管理も可能な人事システム
- 7.給与管理も可能な人事システム4選
- 8.人事システムを導入するメリット
- 9.人事システムを選ぶ際のポイント
- 10.まとめ
1.そもそも人事管理システム(HCM)とは?
人事管理システム(HCM)とは、人事関連の情報や業務を管理するためのシステムです。
企業では、従業員の採用、育成、給与計算、人材評価、人材配置など、人事に関わるさまざまな情報を取り扱うとともに、付随する業務をこなさなければいけません。人事管理システムはこれらを一元管理するとともに、業務効率化やコストカットに役立てられるメリットがあります。
2.人事システムで給与計算を管理する利点は
「給与管理」に対応した人事管理システムは、メインとなる給与計算だけでなく、勤怠データをもとにした賃金の割り出しから各種保険・税金の計算、給与明細書の作成、シミュレーションなど、給与面における複数の業務を幅広く管理できるのが大きな特徴でしょう。
給与管理に対応した人事管理システムを導入すれば、各種業務の自動化により、勤務時間の短縮、人件費削減、業務効率化アップ、ヒューマンエラーの防止などが期待ができるでしょう。
3.クラウド型とオンプレミス型
人事管理システムには、主に「クラウド型」と「オンプレミス型」の2種類が存在しています。
クラウド型のシステムは自社で設備を導入せず、サービス提供者が管理するサービスをネットワークを介して利用するのに対し、オンプレミス型ではシステムやサーバーを自社内に設置し、自社保有・自社運用するのが大きな違いです。
人事管理システム(HCM)に限らず、以前は自社内でシステムやサーバーを設置し、自社運用するのが当たり前でした。しかし昨今では資産を保有せずに利用できることから、特にITシステムの分野では手軽さ・低コスト・導入スピードなどの観点からクラウドサービスの導入が急速に普及しています。
とはいえ、オンプレミス型はカスタマイズの自由度が高く、自社で運用する他のシステムとの連携が行いやすい、増強も自由、といったメリットがあるので、どちらが良いとは一概にはいえず、「企業や環境によってそれぞれでしょう。
4.【比較表】給与計算システムと連携が可能な人事システム
給与計算システムと連携が鹿野な人事管理システムを紹介していきます。まずはアイミツSaaSが料金や機能項目、連携サービスなどを絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、人事管理システム選びの参考にしてください。
5.給与計算システムと連携が可能な人事システム3選
さまざまなシステムの中から、給与システムと連携が可能な人事システムを3個厳選し、それぞれの特徴をまとめました。1つずつチェックしていきましょう。

総務人事奉行クラウドは人事・総務業務をサポートする人事システムです。給与明細や年末調整など紙ベースで行うことが多かった業務をクラウド上で完結するため、ペーパーレス化の促進が可能です。連携システムを搭載しているため、給与計算システムやタレントマネジメントシステムなどと連携が可能。給与計算業務や評価なども効率化してくれるでしょう。情報のバックアップやプログラムは自動で行ってくれるため、手間をかけることなくバックアップと最新の状態で使用することができます。
専門家用のライセンスが1アカウント付与されているため、社労士との連携も強化することができるでしょう
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- 閲覧・編集の権限設定
- 社員の発令管理機能
- 社員リスト一覧の管理機能

PCAクラウド人事管理
PCAクラウド人事管理は社員の人事情報、履歴情報など、労働条件通知書、公的帳票や事例の印刷などが可能な人事システムです。特徴は充実した人事機能。ユーザー定義が設定ができるため、自社の規定あわせた柔軟な運用が可能です。異動シュミレーション機能や人事考課の管理機能も搭載しているため、タレントマネジメントの効率化もサポートしてくれます。さらに給与計算システムとの連携も可能。APIで連携行うため、さまざまなクラウドシステムやPOSシステムなど外部サービスと連携がおこなえるのは魅力です。
また、365日24時間体制で稼働を監視。2段階認証やSSL暗号化で通信の保護もおこなっており、セキュリティ対策が充実しているのも安心できるポイントでしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- ISMS
- 期ごとの考課フロー管理機能
- 給与シミュレーション機能
- 組織改編シミュレーション機能

マネーフォワード クラウド人事管理
マネーフォワードクラウドは、東京都港区に本社を構えるマネーフォワードが提供するクラウド型人事管理システム(HCM)です。給与計算に加え、所得税計算、賞与計算、年末調整など、給与管理に関する機能を一通り搭載。さらに、マネーフォワード給与など他のシリーズと連携が可能。給与計算をはじめ、勤怠管理、年末調整など人事や総務に関する業務を効率化することができます。
料金プランは法人と個人事業主で異なるプランが複数提供されており、法人の場合は年額プランで2,980円/月~(税別)、個人事業主は年額プランで800円/月~(税別)。機能ごとに料金の異なるプランが豊富に用意されているため、小規模事業者から大企業に至るまで、幅広いニーズをカバーできる人事管理システム(HCM)だといえるでしょう。
6.【比較表】給与管理も可能な人事システム
給与管理が可能な人事管理システムを紹介していきます。まずはアイミツSaaSが料金や機能項目、連携サービスなどを絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、人事システム選びの参考にしてください。
7.給与管理も可能な人事システム4選
さまざまなシステムの中から、給与管理が可能な人事システムを4個厳選し、それぞれの特徴をまとめました。1つずつチェックしていきましょう。

freee人事労務は、東京都品川区に本社を構えるfreeeが提供するクラウド型人事管理システム(HCM)です。給与計算や勤怠管理、労務管理までが1つのパッケージに集約されており、スマホやタブレット、web打刻などさまざまな打刻手段に対応した自由度の高い勤怠管理システム、自動での給与計算・明細発行、webで振込・振込ファイルの自動作成など、給与管理関連の機能が豊富に搭載されているのが大きな魅力です。また、給与管理だけでなく、簡単な初期設定で法定三帳簿の作成、社会保険の標準報酬月額変更といった付加価値が付いている点も見逃せません。
料金プランは、年額1,980円からのミニマムプラン、3,980円からのベーシックプラン、8,080円からのプロフェッショナルプラン、さらに大企業向けのエンタープライズプランの4つを用意。それぞれ従業員3名までの利用料金が含まれています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
- 様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。

ジンジャー人事労務
jinjer(ジンジャー)は、東京都新宿区に本社を構えるjinjer株式会社が提供する、クラウド型人事管理システム(HCM)です。1ユーザー月額300円~というリーズナブルな料金ながら、従業員管理、組織管理、入社処理、組織情報、異動情報、履歴情報、教育研修など、人事データの一元管理に対応。利用者の声を参考に、新しい機能を随時開発・追加しているため、現場のニーズにフィットした人事管理システム(HCM)をお探しの方と相性の良いサービスです。
人事・勤怠情報と簡単に情報連携が可能な給与計算システムでは、基本となる給与計算はもちろん、賞与計算、異なる給与体系への対応、web明細発行、月変算定対応など、給与管理業務でほしい機能を幅広くカバーしています。
料金プランは従量課金制を採用しているので、必要な機能だけ、予算に合わせてプランを組み合わせることができるのは魅力的でしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 閲覧・編集の権限設定

POSITIVE on CLOUDiSは、東京都港区に本社を構える電通国際情報サービスが提供する人事管理システム(HCM)です。大規模運用が可能なシステム性能と、高度な複数会社管理を実現するマルチカンパニー機能がさまざまな企業に評価され、導入企業は2,700社を突破。給与管理機能では、給与計算4万名10分以内という高性能なパフォーマンス、カスタマイズなしで複雑な給与体系に対応、といった強みを活かし、業務効率化および業務プロセスの改善にまで期待できるのが魅力です。また、企業内の人材情報を一元管理・履歴管理できる「人事管理機能」、スマートフォンやタブレットを活用した「モバイル給与・モバイル就業」機能、法令順守に柔軟対応可能で給与システムと情報連携できる「就業管理・勤怠管理」など、人事・労務関連の業務をトータルサポートしてくれる機能やオプションが豊富に用意されています。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 英語
- 中国語
- 閲覧・編集の権限設定
- 社員情報の簡易検索機能
- 受講者の履歴属性管理機能

GLOVIA きらら人事給与
GLOVIAきらら人事給与は給与と人事にかかせない機能をワンパッケージで提供する人事システムです。クラウド型のサービスのため、初期費用が掛からず拡張も簡単な手続きで行えるため、スムーズな導入と成長に合わせた運用が可能です。給与計算機能は実際の明細書と同じフォーマットで入力が可能。残業代の計算、賃金表も同システムで管理ができるため、給与関連業務の効率化が期待できるでしょう。さらに人事情報も同じシステムで管理が可能。社員台帳を作成できるため、人事情報と給与情報を一つの画面で管理することができます。また。外部サービスと連携も簡単。Excelテンプレートを使用することで既存システムの社員情報をシームレスでデータの移行ができます。
8.人事システムを導入するメリット
人事システムを導入した場合、具体的にどのようなメリットに期待できるのかを解説します。
さまざまな機能やシステムとの連携で効率化
人事システムでは、給与計算機能にくわえ、他のシステムや機能との連携が可能なものが数多くリリースされています。
質の高い人事業務を遂行するには、正確な勤怠管理や、役職・雇用形態によって異なる評価システムなどが欠かせませんが、人事システムにはこれら人事管理関連の効率化機能が搭載されているもの。さらに関連性の高い給与管理システムと連携させることで、幅広いの効率化に役立てられるメリットがあるでしょう。
給与計算を効率化できる
人事システムは、従来手作業で行っていた給与計算に付随する業務の多くを自動化可能になります。
勤怠情報の自動収集や所得税・各種保険料の自動計算など、給与管理機能には多くの自動化機能が搭載されているため、給与計算に要する手間と時間を大幅にカットできるでしょう。また、システム化によるヒューマンエラー防止に役立つメリットも見逃せません。
9.人事システムを選ぶ際のポイント
人事システムを選ぶ際、特に気を付けたいポイントを3つピックアップしましたので、サービス選定時の参考にしてみてください。
クラウド型とオンプレミス型の特徴を考える
クラウド型とオンプレミス型のサービスは、メリット・デメリット、特徴などがほぼ表裏一体の関係性にあるといえるでしょう。
クラウド型はサーバーや製品を調達する必要がないため、初期費用が安く、スピーディな導入が可能。資産管理も不要です。一方、オンプレミス型は初期費用が高くなるものの、自社で設備を保有・運用できるため、クラウド型よりも「自由なシステム構築が可能」「カスタマイズの自由度が高い」といったメリットがあります。
これら双方の特徴を考慮し、自社にフィットしたサービス導入を心がけましょう。
事前にかかる費用などを確認する
人事システムは、人事・労務・経理といった幅広い業務をカバーできるのが大きな魅力。しかし、機能が充実するほど比例して費用も高くなりやすいことも考えなければなりません。
サービスによっては、付帯機能によって料金が変動するものもあり、オンプレミス型では設備購入費用や保守にかかる費用も考慮する必要があります。人事給与システム導入時に発生が予想される費用は前もって算出し、予算に合ったサービス選定の参考としましょう。
自社の抱える課題を明確にする
現在、さまざまな人事システムがリリースされていますが、機能や特徴、サービスの強みはシステムによって千差万別です。そのため、システムごとに導入企業との相性の良し悪しも生まれます。
まずは給与管理や勤怠管理、評価体制などといった形で自社の課題を洗い出し、課題解決に役立つ機能を備えた人事システムを選ぶことが大切。該当するシステムが複数見当たる場合は、使いやすさやコストパフォーマンスの面も考慮しながら、比較検討することをおすすめします。
10.まとめ
今回は、人事システムを紹介するとともに、具体的なメリットやシステム選びのポイントについて解説しました。
自社のニーズに合った人事システムを導入することができれば、業務効率化に役立つだけでなく、コストカットや正確性の向上にもつながるでしょう。
しかし、異なる特色を持つ人事システムの中から、自社に合ったものを見つけ出すのは簡単ではありません。
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