【2024年最新】HubSpotの評判と実態
マーケティングオートメーション(MA)「HubSpot」の評判と口コミを徹底調査しました。他サービスと比較したメリットや料金プラン、「HubSpot」の導入実績や効果も網羅。この記事だけで、「HubSpot」の全てが分かります。
- <総評>HubSpotはワンストップのインバウンドマーケティングサービス
- HubSpotの7つのメリット
- 徹底調査で分かったHubSpotを使うべき人・会社
- HubSpotの料金プラン
- HubSpotの導入実績・効果
- 多くの企業で利用されるHubSpot
- まとめ
「HubSpot」は、東京都千代田区に本社を置くHubSpot Japan株式会社が提供しているMA(マーケティングオートメーショ)ツールです。企業のインバウンドマーケティングを支援する統合型プラットフォームとして、世界120ヵ国以上に展開されています。国内では、特にBtoB領域での導入実績が豊富です。
この記事では、発注業者比較サービスのPRONIアイミツが「HubSpot」の機能・メリット・価格を中心に、その特徴を解説します。マーケティングオートメーション(MA)の導入を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
<総評>HubSpotはワンストップのインバウンドマーケティングサービス
出典:HubSpot https://www.hubspot.jp/products/marketing
「HubSpot」の最大の特徴は、「インバウンドマーケティングに関わる業務をトータルサポートできる」という点でしょう。
顧客管理の「HubSpot CRM」をはじめ、マーケティングオートメーション(MA)としての機能を有する「Marketing Hub」や営業活動に役立つ「Sales Hub」、顧客サポートに役立つ「Service Hub」、webサイトの構築が行える「CMS Hub」など、複数の製品(Hub)を組み合わせることによって、ワンストップで効果的にマーケティングをサポートします。
ほかのマーケティングオートメーション(MA)と比べるとどうなのか
「HubSpot」がほかのマーケティングオートメーション(MA)と比べて優れているポイントは、以下の3点です。
・ワンストップでインバウンドのマーケティング活動を完結できる
複数のツールを連携することで、顧客管理・マーケティング活動・ROIの改善までをワンストップで完結します。
・スモールスタートできる
さまざまな企業規模に合わせて、複数のプランが用意されています。
・サポートが充実している
充実の導入支援サービスや運用サポートが揃っています。
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HubSpotの7つのメリット
ここからは「HubSpot」のマーケティングオートメーション(MA)「Marketing Hub」の機能を中心に、他のマーケティングオートメーション(MA)と比べて強みとしている7つのメリットについて、詳しく解説していきます。
直感的な操作のCMS機能
「CMS Hub」では、ドラッグ&ドロップの直感的な操作でLPやwebページを作成できます。使う人を選ばず、情報提供までのスピードを早めることが可能です。
また、PC・スマートフォンの両方に対応したページを作成できるため、媒体ごとに最適化される点も嬉しいポイント。そのほか、1ページ最大5つのバリエーションで適応型テストを行うこともできます。
webからのリード獲得に強い
「HubSpot Marketing Hub」には検索エンジンの仕様に合わせて、SEO対策の改善点をリアルタイム表示する機能が備わっています。流入キーワードの確認や、競合分析などを参考に検索パフォーマンスを高めることで、より多くのトラフィックを期待できるでしょう。
そのほか、作成したLP上でのリアルタイムチャット機能も備えています。リードとのコミュニケーションを作り出すことで、機会損失を減らすことが可能です。
リード管理機能がある
「HubSpot Marketing Hub」では、獲得したリードを「コンタクトプロファイル」と呼ばれるリストへ登録しておくことで、行動履歴やコミュニケーション履歴といったデータを収集することが可能です。
これらの各種データは、リードの分類に役立てられます。ターゲットを絞り込んだメール配信などをストレスなく実現できるでしょう。
また、「HubSpot CRM」や「Salesforce」といったCRMとも連携できるため、リードが顧客へ転換したあとも継続して情報を管理することができます。
ソーシャルリスニングも可能
「HubSpot Marketing Hub」の機能を使えば、ソーシャルメディア上の自社に関するコミュニケーションを自動的に追跡できます。
さらに契約がProfessionalプラン以上であれば、自社アカウントからの自動投稿を予約しておくことも可能。最大で3年先までの投稿スケジュールを立てることができます。現状の自社サービスに対する反響の把握や、潜在的なリードへのアプローチに役立てることができるでしょう。
中長期的にROIの改善ができる
マーケティング部門でマーケティングオートメーション(MA)を運用する際に、中・長期的な費用対効果の分析は大変重要です。
「HubSpot Marketing Hub」には、すべての施策データを収益と関連付ける「アナリティクス機能」、FacebookやInstagramといったソーシャルメディアの有料広告を管理する「広告機能」など、費用対効果を測定できる機能も豊富にあります。マーケティング施策のPDCAをより加速させることができるでしょう。
予算に合わせて運用できる料金体系
多くの充実した機能を持つ「HubSpot」ですが、無料CRMに登録することによって、マーケティング、営業、カスタマーサービスなどの機能を無料で利用することができます。
本格導入したい場合でも、複数のプランから検討することが可能なため、企業のニーズに合わせて適切なコストで運用できるのです。
サポート体制も整っている
「HubSpot」製品のユーザーは、充実したサポートを受けることができます。導入支援のためのサポートサービスでは、企業のフェーズに合わせて、きめ細やかなマーケティング活動のサポートを受けることが可能です。
「HubSpot」が定着した企業には、さらなるマーケティング活動の拡大を支援する「プロフェッショナルサービス」も用意されています。課題の洗い出しやトレーニング、コンサルティングサービスなど、充実した支援を受けることができるでしょう。
徹底調査で分かったHubSpotを使うべき人・会社
ここまで「HubSpot」を導入することで得られるメリットをご紹介しました。以下では紹介したメリットを踏まえて、「HubSpot」は一体どんな人・会社が使うべきなのかを具体的にお伝えしていきます。
はじめてマーケティングオートメーション(MA)を導入する中小企業
はじめてマーケティングオートメーション(MA)を導入する企業にとって、サポート体制が整っている「HubSpot」はうってつけのサービスです。システム連携などに配慮したきめ細やかな「導入支援サービス」と、本格的な運用のための「プロフェッショナルサービス」など、ニーズに沿ったサポートを受けることができます。
また、予算に合わせて運用できる料金体系も、最初のマーケティングオートメーション(MA)としておすすめできる大きなポイントです。とくにお試しで利用できる無料プランがある点は見逃せません。
充実したサポート体制と、スモールスタートできる料金体系は、中小企業にもぴったりだと言えるでしょう。
人的なリソースが少ない企業
「HubSpot」のリード管理機能やCRMシステムと連携できる点は、人的リソースが少ない企業には大きなメリットです。コミュニケーション履歴の管理や、顧客情報のセグメント分けも容易なため、活用すれば少ない人数でも営業活動を兼務することができます。
またドラッグ&ドロップでLPやwebページを作成できる使いやすい操作性も、マーケティングのリソースが少ない企業にとっては大きな強みとなるでしょう。専門的な知識がなくてもコンテンツの発信や、スピーディなキャンペーンの展開が可能なため、現場にかかる負担を大きく軽減できます。
作成したページの効果測定を行う「A/Bテスト機能」やROI分析に役立つ「アナリティクス機能」、ソーシャルメディアの広告を管理する「広告機能」など、簡単にマーケティング活動のPDCAを回せる機能も豊富です。
新規顧客の獲得を重視したい企業
「HubSpot」の「Marketing Hub」には、新規リードの獲得に役立つ機能が充実しています。作成したページのSEO対策や改善点をリアルタイム表示する機能は、低価格帯のマーケティングオートメーション(MA)の中でも珍しい機能です。また。ウェブサイト上での「リアルタイムチャット機能」も見逃せません。
さらに、Twitterなどのソーシャルメディア上で、自社に関する話題を自動的に追跡することもできます。ユーザーのリアルな反応を、その後のキャンペーン改善に役立てることができるでしょう。
HubSpotの料金プラン
「HubSpot」は、複数のツールから構成されているサービスです。ここではマーケティングオートメーション(MA)「Marketing Hub」に関わる料金プランについてご紹介します。
・「HubSpot CRM」/無料
HubSpotの無料マーケティングツール、セールスツール、カスタマーサービスツール、コンタクト管理ツールなどが利用可能です。
・「Starter」プラン/月額4,800円
コンタクト数に限りがあるほか、制限付きですがLP作成やチャットボット機能などが利用可能です。
・「Professional」プラン/月額9万6,000円
各種制限が解除され、マーケティング活動を自動化するワークフローが作成できます。
・「Enterprise」プラン/月額38万4,000円
取り扱えるワークフロー数や広告数など、Professionalプランの規模が最大化されたプランです。
※月額は全て年間契約の場合の価格。
HubSpotの導入実績・効果
「HubSpot」は世界120ヵ国以上、7万8,700社を超える企業が導入しているインバウンドマーケティングに強いマーケティングオートメーション(MA)です。ここからは、実際に「HubSpot」を導入した企業の例を取り上げ、導入後にどんな効果があったのかをお伝えしていきます。
株式会社ブイキューブ
「HubSpot」(個別記事のサービス商品名)の導入事例ページ (HubSpot Japan株式会社 https://www.hubspot.jp/case-studies/vcube 参照)によると、ブイキューブはweb会議などのビジュアルコミュニケーションサービスを展開し、企業の働き方改善に貢献している会社です。セミナーや展示会、SEOなど多くのマーケティング施策を展開する一方で、費用対効果の可視化が不十分でした。
そこで、マーケティングオートメーション(MA)を提供するさまざまな会社からプレゼンテーションを受け、費用や機能の評価を数値化し精査。点数の高さとともに、「インターフェースのシンプルさ」「コンテンツの作成のしやすさ」などをポイントに、「HubSpot」の導入を決定しました。膨大な数のコンタクト管理や、フォームの作成などをワンストップで運用管理する必要があるため、「HubSpot」の優れたUIは魅力的だったそうです。
「HubSpot」の導入後には、スコアリング機能や行動履歴の活用によってマーケティング活動の可視化を実現。徹底して顧客の購買行動に沿った施策を継続することで、運用から2年でwebサイト訪問者数の2倍増加を達成。リード獲得数も2倍増加、新規顧客単価は1.65倍の向上を達成しました。
培ったノウハウを生かして、今後はパーソナライズされた施策の実現や、海外企業へのマーケティング支援サービスを展開する予定のようです。
株式会社電算システム
「HubSpot」(個別記事のサービス商品名)の導入事例ページ (HubSpot Japan株式会社 https://www.hubspot.jp/case-studies/hubspot-casestudy-in-japan-densan-system 参照)によると、電算システムは、決済サービスやクラウドサービスなどを展開している会社です。営業部門による声かけやセミナーの実施に集客を頼っていた体制から、webマーケティングを重視するマーケティング体制への移行を目指していました。
新規顧客の獲得だけでなく、既存客のアップセルも必要なため、顧客のセグメント分類も可能な点が「HubSpot」導入の決め手だったようです。また、社内にはwebに対するリソースと知識が限られていたため、レスポンシブ対応のサイト作成機能やCMS機能などは大きな助けとなりました。
導入後は「HubSpot」のパートナー企業の協力を得て、webサイトのリニューアルとコンテンツ作成に着手。結果として運用開始から約6ヶ月ほどで、CV数が約400件に到達。1年後にはオーガニック流入が5.6倍に増加するなど目覚ましい成果を上げています。メルマガ配信における作業工程の大幅削減にも成功したそうすです。今後は「HubSpot」の運用を進め、受注金額の増加を目指していきます。
多くの企業で利用されるHubSpot
企業の導入実績からもわかるように、「HubSpot」はBtoBサービスを展開する企業の多くで、インバウンドマーケティングに強いマーケティングオートメーション(MA)として活用されています。
また、デジタルマーケティングのリソースが少ない企業や、マーケティング施策の中途段階で成果を拡大したい企業など、それぞれのフェーズに合わせた運用ができる、柔軟性の高さも特徴の1つでしょう。
まとめ
この記事では、インバウンドマーケティングに強いマーケティングオートメーション(MA)「HubSpot」について紹介してきました。
これまでの情報をまとめると、
・簡単に利用できるUI
・ワンストップで完結できる機能性
・企業の規模に合わせて導入できる料金体系
が大きな魅力だと言えるでし
機能だけでなく、幅広い拡張性にも強みがあります。マーケティングオートメーション(MA)の導入を検討している方にとっては、有力な候補となるのではないでしょうか。