英語・多言語対応のSFA(営業支援システム)おすすめ4選!海外展開をスムーズに
「海外支社の営業報告、毎回翻訳してから読んでいる」
「本社と支社で同じSFAを使い、リアルタイムで営業状況を把握したい!」
海外展開を進める企業にとって、言語の壁は大きな課題です。各国の営業データがバラバラでは、正確な情報共有ができず、意思決定のスピードも落ちてしまいます。そこで役立つのが 英語・多言語対応のSFA(営業支援システム) 。
本記事では、英語・多言語対応のSFAについて、導入のメリットや選び方を詳しく解説します。おすすめのツールも紹介しますので、グローバル展開する企業の担当者は参考にしてください。
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デジタルトランスフォーメーションのプロ
犬を飼ってるゴリラ
大手ネット系企業にて10数年に渡りプログラマーからプロダクトマネージャーまでを幅広く経験。新規事業から企業再生に至るまで様々な案件の …続きを見る
大手ネット系企業にて10数年に渡りプログラマーからプロダクトマネージャーまでを幅広く経験。新規事業から企業再生に至るまで様々な案件の開発に携わる。大手信託銀行でDX推進者や起業経験を経て現在はフリーランスの新規事業、DX、デジタルマーケティングのコンサルティングも行う。 大手信託銀行DX関連部所属 / フリーで新規事業、デジタルマーケティングのコンサルティング
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- 英語・多言語対応のSFA(営業支援システム)とは
- 英語対応のSFAを導入すべき企業
- 英語語対応のSFA(営業支援システム)を導入するメリット
- 【比較表】英語を含む多言語に対応するSFA(営業支援システム)
- 英語・多言語対応のSFAシステムおすすめ4選
- SFA(営業支援システム)の選び方・比較ポイント
- まとめ:英語対応チャットボットでEC・観光業の問い合わせ課題を改善!
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英語・多言語対応のSFA(営業支援システム)とは
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おすすめのサービスを紹介する前に、SFAについて簡単に説明します。
SFAは“Sales Force Automation”を略した言葉で、営業活動を支援して生産性を高めるツールの総称です。日本語では「営業支援システム」と呼ばれることが多いSFAですが、直訳すると「営業力の自動化」。その名のとおり、日々のルーティンワークを自動化するなどして、営業担当者の負担を減らす機能が搭載されています。
現状の整理やデータ分析、タスク設定などの業務をSFAに任せることで、営業のコア業務に集中できるようになります。加えて、営業に関する情報を一元管理することで、担当者間の引き継ぎがスムーズになるのもSFAのメリットです。
英語対応のSFAを導入すべき企業
企業のグローバル化が進む中で、英語対応のSFAを求めるケースも増えています。英語対応のSFAが必要な企業の特徴を解説します。
- 海外展開している企業
- 外国籍の社員が多い企業
- グローバル企業との取引が多い企業
- 海外拠点との連携が必要な企業
海外展開している企業
海外に拠点を持つ企業や、海外市場での営業活動を行う企業にとって、英語対応のSFAは必須です。例えば、日本本社とアメリカやヨーロッパの支社で共通のSFAを使えば、各拠点の営業状況をリアルタイムで可視化できます。また、言語の壁をなくすことで、各国の営業担当が同じシステム上でスムーズに情報を共有し、連携しやすくなります。
外国籍の社員が多い企業
社内に外国籍の営業担当者やサポートスタッフが多い場合、日本語のみ対応のSFAでは業務に支障をきたす可能性があります。例えば、英語を母国語とする社員が多い外資系企業では、SFAの操作画面や入力項目が日本語のみだと、使いにくさが原因で運用が定着しないことがあります。
グローバル企業との取引が多い企業
外資系企業や海外のクライアントと取引が多い企業は、商談履歴や契約情報を英語で管理できるSFAが適しています。例えば、海外の取引先とメールや電話で交渉を行い、そのやりとりをSFAに記録する場合、英語対応していないと入力作業が煩雑になり、データの一貫性が保てなくなる可能性があります。
海外拠点との連携が必要な企業
国内だけでなく、海外支社や現地パートナーと協力して営業を進める企業も、英語対応のSFAを導入するべきです。例えば、日本の本社で立てた営業戦略を海外支社で実行する場合、SFAが英語対応していれば、営業方針や顧客情報をスムーズに共有できます。
英語語対応のSFA(営業支援システム)を導入するメリット
SFA(支援システム)を導入するメリットは以下の3つあります。
- 営業活動を効率化できる
- 営業活動を可視化できる
- 営業に関するノウハウを蓄積できる
営業活動を効率化できる
SFAを導入すると、商談スケジュール管理やタスク管理がシステム上で一元化され、営業担当の業務負担が軽減されます。特にスマホやタブレット対応のSFAであれば、外出先からでも営業記録を入力でき、帰社することなく報告業務を完了できます。
特に英語対応のSFAなら、海外拠点ともリアルタイムで情報を共有でき、進捗状況の把握や商談の引き継ぎがスムーズになります。また、日本語に不慣れな現地スタッフでも業務を円滑に進められるため、営業活動全体の効率が向上するでしょう。
さらに、顧客情報の更新やCRM(顧客管理システム)との連携が行いやすくなるメリットもあります。
営業活動を可視化できる
SFAを活用すると、顧客情報や商談内容、進捗状況をリアルタイムで共有できるようになります。営業チーム全体が最新の情報を把握できるため、マネージャーはタイムリーに適切な指示を出し、営業活動の精度を高められます。
英語対応のSFAを導入すれば、国内外の売上データを一元管理でき、地域ごとの売上や成約率の比較・分析がスムーズに。データに基づいた営業戦略を立案しやすくなり、意思決定の精度も向上します。さらに、商談履歴を英語で管理できるため、海外顧客とのやり取りがスムーズになり、長期的な信頼関係の構築にも貢献します。
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デジタルトランスフォーメーションのプロ
犬を飼ってるゴリラのコメント
営業に関するノウハウを蓄積できる
営業担当が日々の業務で得た情報をSFAに記録することで、これまで個人の経験に依存していた営業ノウハウを企業全体で共有できるように。新人教育や営業戦略の策定に活かすことが可能です。
特に英語対応のSFAなら、各国で異なる営業支援ツールを導入する必要がなく、1つのSFAで統一管理できるため、運用コストを削減可能です。また、海外の営業チームともナレッジを共有できるため、地域を問わず営業力の底上げが可能になります。
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デジタルトランスフォーメーションのプロ
犬を飼ってるゴリラのコメント
プロダクトライフサイクルの成長期では、人員を増やしつつソリューションを広める(売上を伸ばす)フェーズであり、この時期にSFAを導入することが効果的です。一方、成熟期にSFAを導入しても、営業メンバーの削減といった人事施策を併用しないとメリットを得られにくいです。また、成熟期に導入すると成長期に得られたはずのメリットを逃すことになります。そのため、成長期に導入することがおすすめです。
「営業活動を効率化したいが、自社に合うSFAが分からない」とお悩みなら、PRONIアイミツへご相談ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったSFAが分かる診断(無料)ができます。料金無料・最大6サービス選定できるので、お気軽にご利用ください。
【比較表】英語を含む多言語に対応するSFA(営業支援システム)
ここでは、英語を含む多言語に対応するSFA(営業支援システム)を比較できる表を用意しました。以下から各サービスの料金や対応言語などを一目で比較できるので、ぜひご覧ください。
製品 | 初期費用(税抜) | 月額料金(税抜) | 対応言語 |
---|---|---|---|
ZohoCRM | 無料 | 1,680円~/1ユーザー ※無料プランあり |
28種類 英語、中国語(簡)、中国語(繁)、韓国語、スペイン語など |
Salesforce Sales Cloud | 要問合わせ | 3,000円~/1ユーザー | 英語、中国語(簡)、中国語(繁)、韓国語、スペイン語など |
Dynamics 365 | 要問合わせ | 2,500円〜/1ユーザー | 要問合わせ |
eセールスマネージャーRemix | 要問合わせ | 3,000円~/1ユーザー | 英語、中国語、韓国語 |
各製品の詳細については次の章で詳しく解説します。
英語・多言語対応のSFAシステムおすすめ4選
続いて、英語を含む多言語に対応する多機能なSFA(営業支援システム)をご紹介します。英語・多言語対応だけではなく、機能面も重視したい方におすすめのサービスです。
- ZohoCRM
- Salesforce Sales Cloud
- Dynamics 365
- eセールスマネージャーRemix
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-
料金
月1,680円 / ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zoho CRMは、顧客とつながり、売上につなげる顧客管理・営業支援(SFA)システム。全世界15万社で導入された実績を持つ実力派です。世界中で活用されるSFAだということもあり、なんと28言語に対応。英語や中国語、韓国語以外にも、ヨーロッパやアジアのあらゆる言語で利用できる多言語対応SFAです。
3ユーザーまでは顧客情報やドキュメント管理などの基礎機能が無料で利用可能。有料プランは1ユーザーあたり月額1,440円(税抜)から5,400円(税抜)まで。リーズナブルな価格が設定されていますが、機能は満載です。日々のルーティンワークを自動化するワークフロー機能、各プロセスを制御するブループリント機能、アサイン機能、タスク・スケジュールの一元管理機能、顧客スコアリング機能、顧客へスムーズに情報提供できるポータル機能など、多彩な機能で営業活動をスムーズにしてくれます。
- 導入支援・運用支援あり
- スマホアプリ(iOS)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 案件管理機能
- 予実管理機能
- 日報管理機能
- スケジュール管理機能
- 名刺管理機能
- レポート出力機能
- 見積書作成機能
-
画面が直感的で、説明書が無くても使えるところが非常に良いです。SFA/CRMを使うのは初めてだっだのですが、特に困ることなく利用することが出来ました。初心者の方にも本当にオススメですね!
-
顧客と接触後、次回の接触履歴を管理できる点。また、顧客の属性ごとにフィルターをかけられるので、優先順位がつけやすい。
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-
料金
月3,000円/1ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
Salesforce Sales Cloudは、業界最大のシェアを誇る「Salesforce」製品のうちのひとつ。株式会社セールスフォース・ジャパンが提供しているSFA・CRMツールです。「Einstein」というAIが搭載されており、蓄積されたデータを学習し、自動で最適化してくれます。たとえば、成約しやすい案件をAIがピックアップしてくれるので、データ分析に費やす労力が軽減され、営業担当者は営業の核となる業務に集中できます。ほかにも、コア業務に集中するための時間を生み出す機能が満載で、高い人気を集めています。
英語・フランス語・ドイツ語・イタリア語・日本語・スペイン語・スウェーデン語・韓国語・簡体字中国語・繁体字中国語・タイ語と、11言語で利用可能。 個人の言語を変更することも、企業全体で言語を標準化することもできます。
- 導入支援・運用支援あり
- スマホアプリ(iOS)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 案件管理機能
- 予実管理機能
- 日報管理機能
- スケジュール管理機能
- 名刺管理機能
- レポート出力機能
- 見積書作成機能
-
特に誰からも説明を受けずに使っています。 情報の新規記入、更新、データのダウンロード、検索など、直感的に使えます。 ただ、他のサービスを使用したことがないので、すごく良いのかどうかはわかりません。
-
全体的にビジュアルが見やすい配色になっていると感じています。毎日見ている画面なので見やすい配色は大事だと思います。
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Dynamics 365
-
料金
月9,745円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Dynamics 365 Salesは、マイクロソフト社が提供している高機能なSFA・CRMツールです。アクセンチュアやアドビなどの多くの有名企業で導入されており、英語や中国語、韓国語をはじめ、多くの言語に対応しています。最大の特徴は、Office365と連携させることで、ユーザー情報から組織、さらに関連ドキュメントまで一元管理ができること。アナログとデジタルのデータをひとまとめにして管理できるので、インサイドセールスやマーケティングとフィールドセールスの情報が統合され、営業活動をさらにスムーズにできるでしょう。
AIによる学習もあり、最も注力すべき顧客に焦点を合わせて、効率的に営業を進められるのもうれしいポイントでしょう。特に普段の業務でOffice製品を使い慣れている方は、選択肢の一つとしてぜひ検討してほしいSFA・CRMです。
- スマホアプリ(iOS)対応
- ワークフロー機能
- 顧客管理機能
- 定型タスクの自動実行機能
- 見込み顧客の管理機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(Android)対応
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-
料金
月11,000円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ソフトブレーンが提供しているeセールスマネージャーRemixは、顧客満足度No.1の実績を持つSFA・CRMツールです。これまで5,000社以上に導入され、営業の「見える化」によって、組織活動の効率化と事業成長をサポートしています。80%の企業がSFA・CRMの導入に失敗するといわれています。そのなかでeセールスマネージャーRemixは、オンボーディングを目標としたサポートチームによる手厚い支援により、定着率は95%を誇ります。導入だけでなく定着させるまでの安心のサポート体制により、導入に心配な方はもちろん、真の営業改革に導きたい方におすすめです。
日本語以外にも英語・中国語・韓国語に対応しており、海外からの利用にも多くの実績があります。各地域の商習慣に合わせた柔軟なカスタマイズも可能で、多国間での活用にもぴったりです。
- 導入支援・運用支援あり
- スマホアプリ(iOS)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 案件管理機能
- 予実管理機能
- 日報管理機能
- スケジュール管理機能
- 名刺管理機能
- レポート出力機能
- 見積書作成機能
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案件の詳細について、自分で管理しやくす、また上司への報告連絡ツールとして使いやすい。タイムラインで他の営業担当の案件を把握でき、応用に役立てている。
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初心者向けなのでそういう作業が始めての社員でもすぐ行うことができ、迅速な作業が行うことができました。
以上、英語・多言語対応のおすすめSFAを詳しく解説しました。SFAの費用相場をチェックしたい担当者は、別記事「SFAの費用相場は?|2025年最新」をぜひご覧ください。
英語・多言語対応のSFAは複数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、SFA選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、お気軽にご利用ください。
SFA(営業支援システム)の選び方・比較ポイント
ここでは、SFA(営業支援システム)を選ぶ際に押さえておきたいポイントを見ていきましょう。
- 使い勝手を重視する
- マルチデバイス対応製品を選ぶ
使い勝手を重視する
英語を含む多言語対応SFAを選ぶ際には、機能の豊富さに目が行きがちですが、やはり一番重要なのは使い勝手の良さです。現場で活躍する営業担当者には、システムに慣れていない人もいます。使いづらいシステムを選んでしまうと、かえって営業担当者にストレスを与え、生産性を低下させてしまうことも考えられます。
SFAを定着させるには、直感的に操作でき、誰にとっても使いやすいものを選ぶことが大切。無料体験などで担当者に操作を試してもらうのが理想的です。
マルチデバイス対応製品を選ぶ
社外にいても使えるSFAを選べば、営業効率がぐんと向上します。営業担当者が、外出先で資料を確認したり商談内容を入力したりできるからです。スマートフォンやタブレットの活用が当たり前になった今の時代、マルチデバイス対応のSFAを選ぶことはほぼ必須と言えるでしょう。
マルチデバイスに対応しているだけでなく、スマートフォンやタブレットからでもパソコンと同じように使いやすいことも重要です。さまざまなデバイスで使用感を確かめてみてください。
以下の記事では、SFAの選び方を詳しく解説しています。SFAの選びの失敗を防ぐためにも本格導入前にぜひご覧ください。
まとめ:英語対応チャットボットでEC・観光業の問い合わせ課題を改善!
今回は、英語を含む多言語に対応しているSFA(営業支援システム)をご紹介しました。SFAでできることや料金はサービスによりけりですので、まずは必要な機能を洗い出し、そのうえで機能や料金、サービス内容のバランスを見極めましょう。そうすることで、自社の営業活動に最も適したSFAを選べます。
とはいえ、SFAは数多く提供されており、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、SFA選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!
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資格
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大手ネット系企業にて10数年に渡りプログラマーからプロダクトマネージャーまでを幅広く経験。新規事業から企業再生に至るまで様々な案件の開発に携わる。大手信託銀行でDX推進者や起業経験を経て現在はフリーランスの新規事業、DX、デジタルマーケティングのコンサルティングも行う。
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