法人におすすめのIP電話10選!比較表・選び方も紹介【2024年最新】
インターネットが急速に普及した現代においても、業種を問わず「電話」はビジネスにおいて欠かせないツールです。法人向けIP電話の導入を検討している企業では、「通信費を削減したい」「スマホアプリを活用し、外出先でも会社の固定電話番号で発着信したい」という担当者も多いのではないでしょうか。法人向けのIP電話は、スマホから会社の固定電話番号での発着信が可能。手軽に電話番号を取得でき、アプリ同士で電話の取次ぎや内線電話もできるサービスもあり、ビジネス利用におすすめ。
そこでこの記事では、クラウドPBXやIP電話サービスなど、さまざまなSaasサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、法人におすすめのIP電話サービスを厳選比較して紹介。IP電話の基礎知識、種類、法人がIP電話を導入するメリット・デメリットなども分かりやすく解説します。固定電話をIP化し、通信費を削減したい担当者はぜひご覧ください。
- IP電話とは
- IP電話の種類
- 法人がIP電話を導入するメリット
- 法人がIP電話を導入するデメリット
- IP電話を選ぶポイント
- 【比較表】法人の固定電話に導入実績があるIP電話
- 法人向けIP電話おすすめ10選【スマホ・アプリ対応】
- まとめ:会社の固定電話をビジネス向けIP電話に切り替えコスト削減へ
- よくある質問
IP電話とは
IP電話とは、インターネットプロトコル(Internet Protocol)という仕組みを用いて通話する電話サービスのことです。言い換えると「ネット回線を用いた電話」です。固定電話でスタンダードなアナログ電話は、アナログ信号を活用した回線を使い、基地局を経由することで音声を届ける仕組みでした。
一方、IP電話はネット回線を用いているためメールなどと同じく音声をまずデジタルデータに変換して送信。その後相手にデータが届くタイミングで再度音声に復元することで電話としてのサービスを実現しています。音声以外にも動画でのやりとりも可能です。
ビジネスで電話を用いる際には、内線・外線の切り替えや転送などさまざまな機能が求められます。従来は、こうした機能の利用には電話回線の交換機(PBX)が必要でしたが、IP電話では電話交換機が不要。内線・外線の切り替えや転送に対応する電話サービスも多くリリースされており、ビジネスでも幅広く活用されています。
株式会社インプレスR&Dが実施した「IP電話の利用者・予定者に聞いた、導入理由・期待する効果」の調査結果では、外線通話料の削減 66.7%、拠点間通話料金の削減 52.9%と、コスト削減に関する回答が多数となりました。
出典:株式会社インプレスR&D インターネット白書2024 ARCHIVES『第4部 企業別動向 IP電話』
上記のデータから、多くの企業がIP電話の導入によるコスト削減の効果を感じていることが分かります。IP電話は初期費用・基本料金・通話料金が抑えられるうえ、スマホで会社の電話番号を利用できるなどメリットが多い電話サービスです。通信費の削減と利便性向上を同時に実現したい企業には特におすすめです。
IP電話の仕組み
IP電話は従来の電話回線(アナログ回線)ではなくインターネット回線(デジタル回線)を用いており、音声情報を変換するための段階的なプロセスを経て発信者と受信者の通話を実現しています。
発信者の音声情報を「VoIP(Voice over Internet Protocol)」によって電気信号へ変換したら、次はその電気信号を「VoIPゲートウェイ」でインターネット回線へ流すためのIPパケットへと変換します。その後インターネット回線を介して受信者へ送られたIPパケットはVoIPゲートウェイによって電気信号に復元され、さらにVoIPで音声情報に戻されることで受信者の耳へと届きます。
IP電話の種類
IP電話は大きく分けて3種類に分類されるため、ここからは種類ごとの概要や特徴を解説します。
- 050型
- 0AB-J型
- 電話番号不要型(通話アプリ)
050型
050型とは、文字どおり電話番号が「050」からはじまるタイプのIP電話です。電話番号は11桁となっており、従来の電話は「市外局番+市内局番+○○」という形ですが、050型はすべて電話番号の冒頭が050からはじまるのが特徴です。
050型は初期費用を抑えやすく、同一のサービス間では通話料無料など、ランニングコストが安い点が魅力。既存の固定電話との併用も可能です。
0AB-J型
0AB-J型は050型と違い「03」「06」といった市外局番からはじまり、従来のアナログ電話と同じ10桁の電話番号が割り振られます。また、電話番号だけでなく通話品質についてもアナログ電話と同等、IP電話における3段階の通話品質の中でも最上位を実現できるのが大きな特徴です(050型は3段階の中で一番下の品質)。そのため、通話品質重視の方にはおすすめです。
また、総務省の定めた厳しい基準をクリアした場合に所得できるため、信頼性が高く、0AB-J番号ならば金融機関などの申請も通りやすくなるのも特徴です。
電話番号不要型(通話アプリ)
電話番号不要型は文字どおり「電話番号なしで利用できる」タイプのIP電話です。一般によく知られているのが「LINE」をはじめとしたコミュニケーションツールの電話機能でしょう。同じアプリやサービスに加入している場合には通話料無料で利用できるものが多く、プライベートでも広く普及しています。
ただし、050型と同様に発信先が限定されている、通話品質が電波状況や回線混雑度に左右される、お互いにアプリやソフトのインストールが必要、といったデメリットがあります。
法人がIP電話を導入するメリット
先におすすめのIP電話サービスを紹介しましたが、ここから法人がIP電話を導入する6つのメリットを紹介します。
- 初期費用・通話料などコストを抑えることができる
- 携帯電話から050番号でビジネス通話が可能
- 従業員の増減にもスムーズに対応できる
- 複数拠点を一括管理できる
- テレワークなど柔軟な働き方に対応できる
- 拡張性が高く外部システムやアプリと連携可能
初期費用・通話料などコストを抑えることができる
一般的にIP電話はアナログ電話と比較すると通話料が安価な傾向にあります。距離にかかわらず一律料金が設定されている上に、転送をはじめとするオプションが無料で使えるケースも多いためランニングコストを抑えることが可能です。新たな配線工事や機器設置が不要なため、初期コストの削減にもつながります。IP電話の具体的な料金は利用状況によって異なるものの、大きなコストダウンが実現するケースがほとんどです。
携帯電話から050番号でビジネス通話が可能
法人向けIP電話は、携帯電話から会社の050番号でビジネス通話が可能なこともメリットです。外出先でもオフィスと同じ番号を使って取引先との通話が可能となり、顧客に対して一貫した電話番号で電話ができます。
さらに、携帯電話からビジネス専用の050番号を使えると、プライベートと仕事を明確に分けられるメリットもあります。プライベートで利用する電話番号を取引先に知らせることなく、安心してビジネスを進められます。
従業員の増減にもスムーズに対応できる
IP電話は導入に際して電話用に専用機器や配線を設置する必要がありません。そのため、導入コストを非常に抑えやすいだけでなく、スピーディかつ手軽な導入が可能です。起業によっては、プロジェクトや配置転換により必要な電話の席数が変動することもあるでしょうが、IP電話の特徴はそうした従業員の増減に対して柔軟に対応できるメリットがあります。
複数拠点の一括管理が可能になる
法人向けのIP電話は、使用するネット回線を結合することで複数拠点の電話システムを一括管理がおこなえます。拠点ごとに回線の引き込みや設備の導入などが不要。保守管理を個々で行う手間もなくなり、人件費削減や人員の有効活用に役立ちます。
テレワークなど柔軟な働き方に対応できる
IP電話の中にはスマートフォンやタブレット向けのアプリ(ソフトフォン)を提供しているサービスもあり、インストールするだけで音声通話が可能となるため、テレワークをはじめとする多様な働き方にも柔軟に対応できます。もちろんパソコンからも利用できるため、新たにビジネスフォンを手配・購入する必要もありません。コストの削減と業務効率の向上を同時に叶えられます。
拡張性が高く外部システムやアプリと連携可能
法人向けのIP電話は拡張性が高く、さまざまな外部システムやアプリと連携できる点もメリットです。例えば、IP電話をCRM(顧客管理システム)やSFA(営業支援システム)と連携することで、通話履歴の管理や顧客情報の一元化が容易になります。
また、拡張性に関してはAPIを利用してカスタムアプリケーションと接続可能なサービスもあります。特定の業務フローに合わせた柔軟なシステム構築をしたい企業におすすめです。このようなIP電話の拡張や連携により、業務効率を向上させると同時に、顧客サービスの品質も向上できます。
法人向けのIP電話の導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったIP電話(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
法人がIP電話を導入するデメリット
IP電話は良い面ばかりではありません。法人がIP電話を導入するデメリットを紹介しますので参考にしてください。
- 通話品質がインターネット環境の影響を受けやすい
- 緊急通報・フリーダイヤルなど接続できない番号がある
- 相手もアプリのインストールが必要な場合がある
通話品質がインターネット環境の影響を受けやすい
法人がIP電話を導入するデメリットとしてまず押さえておきたいのが、通話品質がネット環境に影響されるという点です。IP電話はネット回線を使用するためどうしても回線状況に通話品質は左右されてしまうのです。したがって、IP電話を導入する際は社内のネット環境やサービス提供者ごとの通話品質管理体制をチェックしましょう。
また、会社でのIP電話の通話品質が悪い場合には、適切な対処をすることで音質が改善することがあります。通話品質が良いサービスは以下の記事で解説していますので、導入前に確認しておくことをおすすめします。
緊急通報・フリーダイヤルなど接続できない番号がある
一部のサービスを除き、IP電話では110番やフリーダイヤルなど接続できない番号が存在するため注意が必要です。中には、固定電話と接続できないサービスもあるため、事前に用途を想定した上で接続先の可否については必ずチェックしておきましょう。導入時には現場の意見も参考にしながら慎重に判断する必要があります。
相手もアプリのインストールが必要な場合がある
LINEやSkypeなど電話番号不要型に分類される場合、通話には発信者・応答者双方が特定のアプリを持っていることが条件となっているケースがあります。また通話自体は可能であっても、「同じアプリ同士のみ通話料無料」というサービスは多いため、通話料を少しでも抑えたいのであれば、周囲の導入状況も踏まえて検討することが大切です。以下の記事では、基本料金が無料のサービスや、050番号への通話が無料のサービスなどを紹介していますので、通話料を抑えたい企業は併せてご覧ください。
IP電話を選ぶポイント
ここからは、実際にIP電話を選ぶ際のポイントについて解説していきます。導入前に把握しておくことで、選定がスムーズになるため確認しておきましょう。
- IP電話の音声品質は良いかを比較
- 法人に必要な機能を搭載しているか
- 専用電話番号が利用できるか
- 外部システムと連携できるか
- スマホからの発信に対応しているか
- 料金はトータルコストで比較
IP電話の音声品質は良いかを比較
IP電話は回線速度やコーデックの影響を受けやすく、回線混雑している時は音質に劣化が見られる場合があります。そのため、安易にコストが安いという理由で導入してまうと肝心の通話がいまいちというケースも少なくありません。
音質を比較する際の指標として、総務省判定基準があります。総務省判定基準とは、総務省が定めた通信品質の基準で、段階ごとの評価は下記の通りです。
総務省判定基準 | 通信品質 |
---|---|
クラスA | 固定電話相当の品質 |
クラスB | 携帯電話相当の品質 |
クラスC | IP電話相当の品質 |
多くのIP電話サービスは「クラスB」「クラスC」に該当しますが、クラウドPBXは「クラスA」の評価を得ているサービスがあります。音声品質を重視する企業は、総務省判定基準の「クラスA」を獲得しているサービスから選ぶことをおすすめします。
また、多くの電話サービスはトライアル期間を設けていますので、導入する前にはトライアルを活用し通話品質に問題ないかチェックしましょう。
法人に必要な機能を搭載しているか
IP電話はサービスによって搭載する機能が異なります。留守番電話機能、通話録音、転送機能など、業務に必要な機能を搭載しているかを確認しましょう。企業によっては電話対応業務に必要な機能が揃っている、クラウドPBXのような電話サービスを選ぶことで、業務効率を向上できます。以下は、IP電話とクラウドPBXの搭載機能の比較表です。
主要な機能 | IP電話 | クラウドPBX |
---|---|---|
発信・着信 留守番電話 |
〇 | 〇 |
通話の保留 |
〇 サービスによってはオプションで利用可能 |
〇 |
通話の録音 | △ 利用できないサービスが多い |
〇 標準搭載またはオプションで利用可 |
システム連携 | △ 限定的 |
〇 |
IVR(自動音声応答) | × | 〇 標準搭載またはオプションで利用可 |
ネットFAX | × | △ 対応不可のサービスもあり |
上記のように搭載機能が異なるため、「通話を録音してデータで残したい」「自動音声応答を利用して効率化を図りたい」という企業には、クラウドPBXの導入をおすすめします。電話対応に必要な機能を搭載しつつ、価格を抑えたクラウドPBXも複数ありますので以下の記事も参考にしてサービスを比較してみてください。
専用電話番号が利用できるか
IP電話の中には発信時にランダムで電話番号を割り振るサービスも存在しています。そうしたサービスでは専用電話番号を取得できないため、ビジネスでの利用には不向きです。ビジネスで使用するIP電話を選ぶ際は、専用の050番号が確実に取得できるサービスであることを確認した上で比較検討を進めましょう。
外部システムと連携できるか
顧客からの電話を受ける頻度の高いコールセンター、ヘルプデスクでIP電話を利用する場合は、CTIやSFA、CRMとの連携が可能なサービスを利用すると業務効率の大幅な改善が期待できます。
通話内容の自動記録機能や電話番号から識別した顧客情報を自動で表示する機能を持つシステムもあるので、適切に活用すればオペレーターの業務負担軽減だけでなく顧客満足度の向上にもつながります。
スマホからの発信に対応しているか
テレワーク・ワーケーションといった新しい働き方を導入する会社や、営業をはじめとする外出頻度の高い職種が多い会社の場合は、IP電話をスマートフォンでも利用できるか否かは重要なポイントです。
ソフトフォンが利用できればスマートフォンやタブレット、PCなどさまざまな端末からIP電話を活用できるため、利便性の向上にも貢献するでしょう。
料金はトータルコストで比較
IP電話は固定回線より費用を抑えた導入が可能なのがメリットですが、料金プランは各社様々です。IP電話同士の通話は無料ですが、その他の回線との通話には費用がかかります。IP電話はサービスごとに、利用する人数によって料金が変わってくるプランなど多種多様なプランが用意されています。導入前には自社の費用や導入の規模など精査してから、必要に応じたプランを比較して契約するのが良いでしょう。
数あるIP電話を比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったIP電話が分かる診断(無料)ができます。
【比較表】法人の固定電話に導入実績があるIP電話
ここでは、法人の固定電話に導入実績があるIP電話サービスを比較表でまとめました。特におすすめのサービスを厳選したので、ぜひ法人のIP電話選びの参考にしてください。
IP電話のサービス名 | 初期費用 | 基本月額料金 | 通話料 |
---|---|---|---|
03plus | 5,000円 | 980円/1ユーザー 追加ID:700円 |
8円/3分 |
トビラフォンCloud | 3万3,000円 | 3,300円~ | 8円/3分 |
Zoom Phone | 無料 | 1,080円/1ユーザー | 要問合せ |
VoiceX | 3万円~ | 500円~/1ユーザー | 8円/3分 |
BIZTEL ビジネスフォン | 5万円~ | 2万1,000円~ | 8円/3分 |
Comdesk Flat | 要問合せ | 1,980円/1ユーザー | 2.8円~/1分 |
モバビジ | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
MiiTel | 無料 | 5,980円/1ユーザー | 8円/3分 |
G-Call050 | 無料 | 308円(税込)/1ユーザー | 8円/3分 |
Viber Out | 無料 | 5.99$~ | 要問合せ |
FleaLine | 無料 | 1,100円/1ID(内線)〜 | 8円/3分(固定電話) |
ビジネスLaLa Call | 要問合せ | 基本料金:550円~/5番号 番号追加:300円~/1番号 |
8.8円/3分(固定電話) |
上記の比較表をご覧の通り、初期費用が無料のサービスも多く、コストを削減してIP電話を導入したい企業にはおすすめです。多機能でコストパフォーマンスが良いIP電話サービスは、「03plus」、高品質の通話が可能なサービスは、「トビラフォンCloud」「Zoom Phone」「VoiceX」です。また、上記比較表のすべてのサービスが、iOS・Androidのスマホアプリに対応しています。料金が安くておすすめのIP電話サービスは、以下の記事で紹介していますのであわせてご覧ください。
法人向けIP電話おすすめ10選【スマホ・アプリ対応】
ここでは、法人向けIP電話サービスおすすめ10選を解説します。スマホ・アプリにも対応し、導入実績が豊富なサービスを厳選し、特徴や料金を紹介しますのでぜひ参考にしてください。
- 03plus(ゼロサンプラス)
- トビラフォンCloud
- Zoom Phone(ズームフォン)
- VoiceX(ボイスクロス)
- BIZTEL ビジネスフォン
- Comdesk Flat
- モバビジ
- MiiTel
- G-Call050
- Viber Out
- FleaLine
- LaLa Call
03plus
03plus(ゼロサンプラス) は、株式会社グラントンが提供する法人向けIP電話。iOS・Androidのアプリにも対応する電話サービスです。導入数は50,000人以上、継続率は97%と信頼性の高さが、法人におすすめの理由。
固定電話番号をスマホで安価に利用可能なことが特徴。月額980円(税抜)+契約番号料金だけで、最短10分で導入できコストを抑えてスピーディーに導入したい企業には特に便利です。03plusアプリを活用することで、スマホから固定電話番号の発着信が可能です。社内グループ間なら内線、外線問わず無料で利用できます。
03plusは、03や06、072などの市外局番に対応し、同一番号を複数人で共有できます。低価格でありながら多くの機能を標準装備していることもおすすめ。自動転送やFAX送受信、電話帳共有などの機能を活用し、業務を効率化できるIP電話です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 電気通信登録事業者
- 発信・着信機能
トビラフォン Cloudは、トビラシステムズ株式会社が提供する法人向けIP電話。同社電話サービスの利用者数は1,500万人と豊富な導入実績を誇ります。対応アプリはiOS・Androidです。
トビラフォン Cloudは、迷惑電話のブロック技術に優れている点が特徴です。同社が得意とする高性能な迷惑電話フィルタを搭載し、迷惑電話を未然に防ぐことができます。3万件以上のデータを活用し、押し売りや迷惑電話の可能性がある着信を事前に通知する機能を搭載。この便利な機能により、不要な電話対応に時間を割くことなく、コア業務に専念できる点が大きなメリット。
なお、ネットFAX機能は搭載されていませんが、クラウドフォンの基本機能や録音機能、IVR機能が含まれており、通常業務において便利に活用できます。NTTコミュニケーションズのIP電話回線をバックボーンにしているため、高品質な通話が可能。法人での利用も安心です。初期費用は33,000円、月額料金は3,000円~です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
Zoom Phone(ズームフォン)は、ZVC JAPAN株式会社が提供する法人向けIP電話。アプリ対応でiOS・Androidが利用可能。Web会議ツールで有名なZoomのクラウド電話サービスです。
特徴は、高品質な通話を低価格で提供し、世界中で約700万台が利用されている点。安価でありながら高い通話品質が多くの企業から評価されています。Zoom Phoneはインターネット回線を利用し、スマホ、PC、固定電話機から通話が可能です。
また、SalesforceなどのCRMと連携できることもメリット。着信時に顧客情報がポップアップ表示されるため、顧客対応の効率が向上します。さらに、AI要約機能が業務効率を高めるほか、Teamsとの連携もサポート。初期費用無料、利用料金は1ユーザーあたり年間12,960円~です。
- チャットサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- 電気通信登録事業者
- BCP対応
- 英語
VoiceX(ボイスクロス)
VoiceX(ボイスクロス)は、株式会社コムスクエアが提供する法人向けIP電話です。コストパフォーマンスに優れた次世代型のクラウドPBXとして多くの企業に導入されています。総務省認可の通信キャリアにより提供され、信頼性の高い音声品質と堅牢なサービスを実現していることがおすすめの理由。
VoiceXはキャリア独自の番号を活用するため、通話コストの削減が期待できます。また、リモートワーク環境での電話業務を簡単に構築できることも魅力。自宅やオフィスをインターネット回線でつないで、スマホやPCを電話端末として活用できリモートワークにもおすすめです。
IVRやキューイングなどの基本機能に加え、ウィスパリング機能や音声のテキスト化機能など、業務の効率化と標準化を支援する機能も充実。一般企業だけでなく、コールセンターの電話業務にも最適です。初期費用は30,000円(税抜)、月額料金は1ユーザーあたり500円(税抜)からと手頃な価格設定。低コストで高い通話品質を求める企業に、VoiceXはおすすめのIP電話です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
BIZTEL ビジネスフォンは東京都に本社を構える株式会社リンクが提供する法人向けIP電話。これまでに導入社数シリーズ累計2,000社超、稼働隻数4万席以上の導入実績があり、国内シェアNo.1を誇るサービスです。
BIZTEL ビジネスフォンははネット環境さえあれば使えるクラウド型の電話サービス。そのため、回線工事やメンテナンスなどの手間やコストをかけずにPBX機能が搭載されたIP電話を利用できます。また、コスト面に加えて最短5日で導入可能な手軽さとスピード、規模の変動に合わせて席数を増減させる拡張性など、現場のニーズをバランスよくカバーしていることもおすすめ。
BIZTELのプランは、スマホの内線化に適した「BIZTEL モバイル」、ビジネスに最適な「BIZTEL ビジネスフォン」、コールセンター用の「BIZTEL コールセンター」の3種類。用途に合わせて自社に最適なプランを選択可能です。BIZTELビジネスフォンでは、代表電話番号での受発信・転送・パーク保留などビジネスに基本的な電話機能を利用できます。加えて、IVRや音声録音機能、音声テキスト化機能も利用可能です。セキュリティも万全で、二段階認証やVPNネットワークによりセキュアな環境を構築でき、個人情報を取り扱う法人にもおすすめのサービスです。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- BCP対応
Comdesk Flat
Comdesk Flatは東京都に所在する株式会社Widsleyが提供する法人向けIP電話。クラウド型の次世代型IP電話サービスとして国内外を問わず600社以上の導入実績があり、導入ID数は7,000件以上。さまざまな業種での導入実績を持っており、用途やニーズに合わせて柔軟に運用できるサービスであることが分かります。
多機能かつ高機能なPBX機能を、スマホのアプリに集約できることが特徴。ネット環境さえあればPCや携帯電話などさまざまな端末で電話を利用できるだけでなく、スマホアプリ経由でキャリア通信による電話利用も実現。もちろんPBXを搭載しているため、着信の振分けや保留、転送、内線なども自由に設定できます。
スマホで簡単に操作できるアプリをお探しの企業や、安定した通話品質を求める法人に、Comdesk FlatはおすすめのIP電話です。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
モバビジは東京都に所在するクラウドテレコム株式会社が提供する法人向けIP電話。0AB-J型のクラウドIP電話サービスとして6,000社以上の導入実績があり、テレワークでも広く活用。多様な働き方を積極的に取り入れたい法人にもおすすめです。
音声品質にとことんこだわっており、モバビジIP電話機/固定電話間、モバビジアプリ/固定電話間、モバビジアプリ/モバビジアプリ間、すべての通話品質において固定電話相当の音質であるとの評価(総務省判定基準・クラスA)を獲得。複数の回線網を状況に応じて使い分けることで、スマホでもビジネスでストレスのない音声品質を実現しています。
機能面では音声テキスト化・AI音声解析の機能は非搭載ですが、録音機能・IVR・FAX機能などは実装しています。顧客対応や取引先との電話といった使い方なら問題なく利用可能です。また、公式サイトには具体的な利用料金は掲載されていませんが、他社と比較して「料金は安い」との評判も。導入実績が豊富で通話品質が高いサービスを検討している企業は、見積もり依頼をするのもおすすめです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 電気通信登録事業者
- 内線基本機能
- 外線接続機能
- 国際電話対応
MiiTel
MiiTel(ミーテル)は東京都に所在する株式会社RevCommが提供する法人向けIP電話です。ビジネス向け電話サービスとして多くの導入実績があり、利用者数は延べ2,000社以上、ユーザー数4万8,000人以上、満足度95%と、導入数だけでなく利用者満足度の高さも魅力的。
特徴は、電話営業や顧客対応を可視化し、電話応対品質を改善できること。AIによる業務改善システムにより、監督者なしでPDCAを回すことが可能になり、効率的な業務改善効果を見込めます。機能面は、ビジネスシーンでニーズの多い自動音声対応や振分け設定、通話モニタリングといったスタンダードな機能に加え、文字起こしや自動録音、AIによる通話内容の定量評価など、対応品質改善に役立つ機能を豊富に搭載。
また、発番できる電話番号の種類が豊富な点もMiiTelのメリット。03(東京)・06(大阪)以外にも主要都市の市外局番を取得可能です。プライバシーマーク・ISMS認証を取得しており、コールセンター業務でも安全に利用できるおすすめのIP電話です。クラウド型のため、契約や導入はオンラインで完結でき手間がかかりません。初期費用無料、月額料金は1ユーザーあたり5,980円~です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
Viber Outは、楽天株式会社が提供する法人向けIP電話サービスです。世界11億人の圧倒的なユーザー数を誇るIP電話で、高品質なビデオ通話も通常通話と同じ料金で利用が可能。PC(Windows・Mac・Linux)のほか、スマートフォン向けのアプリ(Android、iOS)も用意されており、携帯電話・固定電話を問わず格安で世界中へ音声通話を発信できます。通話料金を気にせずに、取引先や職場の方とのコミュニケーションが可能。
通話料は為替レートによって変動するものの、携帯電話への発信は1分あたり13.17円、固定電話への発信は1分あたり3.63円と他サービスと比較しても割安に設定されているのが特徴です。
スマホ、タブレット、デスクトップといったマルチデバイス間で常に100%同期されることも大きなメリット。複数の端末間でViberアカウントを使用する、端末間で簡単に通話を転送する、万が一スマホが手元になくてもチャットが可能など、便利に活用できます。
G-Call050は、株式会社ジーエーピーが提供する法人向けIP電話サービスです。iPhone・Android端末向けのアプリがあり、050番号を取得することができます。
国際電話がリーズナブルな点が特徴。特にアメリカ、ハワイへは1分5円、中国、韓国、シンガポールへは1分10円で通話が可能です。これら地域へのビジネス通話が多い企業、支店がある法人には特におすすめ。 また、G-Call050同士での通話は無料となっているほか、有料であっても国内なら3分あたり8.8円(税込)からとリーズナブルに利用できるのも特徴です。
アプリが起動されていない状態でも着信可能なので、電話を取りそびれることもありません。「プッシュ通知でのお知らせ機能があるIP電話アプリを利用したい」「海外への通話が多い」という企業に、G-Call050はおすすめのIP電話です。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 外線接続機能
- 国際電話対応
- 0ABJ番号の発信機能
- 留守番電話の録音機能
- 通話履歴の表示
FleaLineは、株式会社コヴィアが提供するIP電話サービスで、050番号を利用したシンプルなプランが特徴です。月額基本料金は400円、加入者同士の通話と楽天コミュニケーションズのIP電話との通話は無料でできます。国内通話は3分8.8円という低料金で、海外からの発信も同様の料金で利用可能です。
音声契約付きSIMがなくても、スマートフォンやタブレットで簡単に電話機能を持つことができ、Wi-Fi環境下での利用も可能です。また、転送オプションを利用すれば、着信を指定した電話に転送することもでき、ビジネスシーンでの利便性が高まります。初期費用540円と手軽に導入でき、コスト削減だけでなく、柔軟な運用が可能なサービスです。
ビジネスLaLa Call
ビジネスLaLa Call(ララコール)は、株式会社オプテージが提供するIP電話サービス。050番号を利用してスマートフォンで手軽に通話ができるのが特徴です。月額基本料金は5番号まで500円(税込550円)、かつアプリ同士の通話は無料でお得に利用できます。
ビジネスLaLa Callには、スマートフォン紛失時に情報漏洩を防ぐ「リモートワイプ機能」を備え、企業内チャット機能や内線通話機能も搭載されています。公私分計が可能なため、経費精算もスムーズに行うことが可能です。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- 電気通信登録事業者
以上、機能比較や料金比較でおすすめの豊富な実績がある法人向けIP電話サービスを詳しく解説しました。スマホアプリ対応のIP電話サービスは、以下の記事でも紹介しています。他のおすすめサービスも確認したい人はぜひご覧ください。
まとめ:会社の固定電話をビジネス向けIP電話に切り替えコスト削減へ
IP電話は導入が手軽であり、初期費用やランニングコストを抑えやすいため、法人でも導入している企業は数多く存在しています。会社の固定電話をビジネス向けIP電話に切り替えコスト削減を図りましょう。
しかし、会社におすすめのIP電話は多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、IP電話選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったIP電話が分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
法人向けIP電話について、よくある質問に回答します。
03番号が取得できる、法人におすすめのIP電話は?
03番号が取得できる、法人におすすめのIP電話は、「トビラフォンCloud」「03plus」「VoiceX」です。また、会社の03番号をそのまま引き継げるIP電話は以下の記事で解説しています。
月額料金無料のおすすめIP電話は?
月額料金無料のおすすめIP電話は、「G-Call050」「My050」です。050番号への通話料金、同サービスとの通話料が無料です。
会社におすすめの、無料通話が可能な050アプリは?
会社におすすめの、無料通話が可能な050アプリは「FleaLine」「G-Call050」です。導入実績が豊富でアプリも使いやすくおすすめ。多くのIP電話は050番号への通話料金は無料です。具体的なサービスは以下の記事で紹介していますのでぜひ参考にしてください。
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