おすすめIP電話アプリ(050アプリ)9選!無料のサービスも紹介
外出先やリモートワークでもIP電話を利用するには、スマホ対応のIP電話アプリ(050アプリ)がおすすめ。スマホにアプリをダウンロードするだけで、IP電話の機能が利用可能です。また、スマホをIP電話として利用できるため、固定電話を新たに導入する必要はなく、端末代を抑えることにもつながります。
本記事では、スマホやタブレットに対応しているIP電話アプリ9選を紹介。機能の有無や無料通話できる範囲が一目で分かる比較表も掲載していますので、コストを抑えて柔軟な電話対応を実現したい企業の担当者はぜひ参考にしてください。
- IP電話アプリとは?種類も解説
- IP電話アプリを選ぶポイント
- スマホに対応しているIP電話アプリの比較表【無料あり】
- 【2025年最新】スマホ対応IP電話アプリおすすめ9選
- IP電話アプリを使うメリット
- IP電話アプリを使うデメリット
- 高品質な電話を利用したいならクラウドPBXもおすすめ
- まとめ:スマホ対応のIP電話アプリでどこでも通話が可能に
- よくある質問
IP電話アプリとは?種類も解説
IP電話アプリとは、インターネット回線を利用して音声通話を行う電話アプリで、「050アプリ」と呼ばれることもあります。固定電話や専用電話機がなくても、専用のアプリケーションを利用することで、スマホやタブレットで音声通話ができます。
IP電話アプリには電話番号の種類があり、「0AB-J型」「050型」「電話番号不要型」の3つに分けられます。 IP電話アプリのビジネス利用においては、市外局番を利用できる「0AB-J型」、または050番号から始まる「050型」が一般的です。IP電話アプリは基本料金が安価で、相場は500円ほどです。加えて、通話料金もリーズナブルなため、既存の電話システムからIP電話アプリへ切り替える企業が増えています。
株式会社インプレスR&Dが実施した「IP電話の利用者・予定者に聞いた、導入理由・期待する効果」の調査結果では、外線通話料の削減 66.7%、拠点間通話料金の削減 52.9%と、コスト削減に関する回答が多数となりました。
出典:株式会社インプレスR&D インターネット白書2024 ARCHIVES『第4部 企業別動向 IP電話』
上記統計データから、多くの企業がコスト削減を理由にIP電話を導入していることが分かります。コスト削減を図りながら、スマホ・タブレットでIP電話を利用したい企業にはIP電話アプリがおすすめです。
IP電話アプリの種類
3タイプのIP電話アプリについて、その特徴を詳しく紹介します。
0AB-J型のIP電話(ひかり電話)
0AB-J型とは、「03」のように0から始まる市外局番を含めた、10桁の番号が割り当てられる電話番号です。東京における03-XXXX-XXXXのような一般電話と同様の番号を指し、総務省が定めた音声品質の基準を満たした通信事業者のみが取得可能です。
従来のアナログ電話と同等の通話品質が保たれ、遅延も起こりにくいよう厳しい規定が設定されているのが特徴で、NTTが提供する光回線を使った「ひかり電話」も、0AB-J型に該当します。
050型のIP電話
050型とは、「050」から始まる11桁の番号が割り当てられる電話番号です。0AB-J型とは異なり、どこから発信しても「050」から始まります。0AB-J型のように通話品質に関する厳しい規定はなく、通話環境によっては品質の低下、通話の遅延なども起こりえます。
加えて、050型はプロバイダーごとの番号指定となるため、プロバイダーの変更があれば電話番号を変更しなければならない点も特徴です。ビジネスにおけるIP電話として一般的なのは、この050型になります。
電話番号を利用しない通話アプリ
電話番号を利用しない電話番号不要型は、コミュニケーションツールとして一般的に広く普及している「LINE」「カカオトーク」「WhatsApp」などの通話アプリがあげられます。特徴は、同じアプリを利用している同士でしか利用できないが、無料通話が可能なことです。
VoIP(Voice over IP)技術、およびデータ通信を利用した音声通話で、インターネット上にあるサーバーを仲介し、音声をデータに変換することによって通話ができます。ただし、インターネット環境によっては通話品質が安定しないこともあります。
IP電話アプリを選ぶポイント
現在、数多くのIP電話アプリがリリースされており、いざ選ぼうとするとどれにすれば良いか分からない企業も多いでしょう。ここでは、IP電話アプリを選ぶポイントを解説しますので、アプリ選びでお困りの方はぜひ参考にしてください。
必要な機能を搭載しているか
IP電話アプリには録音機能、通知機能、留守番電話機能、着信機能、プッシュ通知、電話番号管理などさまざまな機能があり、どれが必要かは企業によって異なります。何が必要か分からなければ、IP電話アプリを導入する目的を明確にすることで、必要な機能が絞れます。
例えば、音声通話とテキスト送信を両方活用したいならメッセージ機能を搭載したIP電話アプリを選びましょう。外部システムと連携して業務効率化を図りたいなら既存システムとの連携に対応するIP電話アプリを選ぶことが求められます。
IP電話の「スマホ対応」が当たり前の条件に
PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~9月に実施した調査によると、IP電話の導入を検討している企業の約7割が、欲しい機能が明確になっていることが分かりました。その中でも特に求められている機能(複数回答可)のトップは、「スマホ対応(55.6%)」です。
電話の基本機能である「転送機能(30.0%)」「留守電機能(27.9%)」を差し置いてのこの結果は、 「場所や時間に縛られずに会社の電話を取れること」がもはや特別な要求ではなく、ビジネスにおける電話の基本的な条件になったことを示唆しています。
通話品質が良いか
IP電話の通話品質は、サービス提供者や利用環境によって大きく異なります。特に、インターネット回線の品質や帯域幅は、音声のクリアさや遅延に直接影響を及ぼします。そのため、IP電話サービスを選ぶ際には、提供者の通話品質の評価や、利用するインターネット回線との相性を事前に確認することが重要です。また、無料トライアルを活用して実際の使用感を確かめてみましょう。
費用相場を確認し、トータルコストで料金を比較
IP電話アプリを選ぶ際は、費用相場を確認し、トータルコストで料金を比較しましょう。IP電話アプリは一般電話に比べれば、月額料金も通話料もリーズナブルですが、IP電話アプリの中にも価格差はあるので、通話品質・機能・料金を含めて比較し、自社にとってコストパフォーマンスの良いサービスを選ぶのが得策です。
なお、IP電話アプリはプロバイダが違ってもVoIP基盤が同じなら050番号同士の通話は無料です。しかし、固定電話、携帯電話にかけたときは通話料がかかります。そのため、アプリ選びの際は固定電話、携帯電話、国際電話のそれぞれの料金体系について詳しく調べることをおすすめします。
特にオフィス(法人契約)で使う場合は要注意で、どこにどれだけ電話をするか見極めた上でIP電話アプリを選ぶことが肝心です。通話料が多ければそれだけ料金は高くなるので、その点は十分留意して比較しましょう。
IP電話アプリの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツSaaSをご活用ください。アイミツSaaSでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったIP電話アプリ(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
スマホに対応しているIP電話アプリの比較表【無料あり】
iOS・Androidの両方に対応しているIP電話アプリを以下にまとめました。無料通話の範囲、機能を一覧で比較できるので、自社のサービス選びの参考にしてください。
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月280円
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月500円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月800円/アカウント
初期費用 0円
(他2プラン)
|
料金
月1,280円/基本ID+契約番号
初期費用 5,000円
(他3プラン)
|
料金
月3,000円
初期費用 30,000円 |
料金
月1,500円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
|
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
留守番電話の録音機能
転送機能
|
機能情報なし
|
|
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 9,300番号 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 1,000ID |
導入実績社数 100,000ユーザー(累計) |
導入実績社数 ブランドユーザー数約1,500万人 |
導入実績社数 ライセンス販売数700万以上 |
支払い方式がプリペイド式という特徴があり、予めチャージしている分しか利用できないので、使いすぎを防ぐことが可能。個人で活動しているフリーランスにおすすめのアプリです。
プリペイドなら契約期間の縛りもないので、費用を管理しながら使いたい企業には断然おすすめです。その他、海外の携帯にSMSを送信できるので、海外と簡単なやり取りをしたい企業にも使い勝手の良いサービスです。
特徴は、国際電話の通話料がリーズナブルな点です。特にアメリカ、ハワイへは1分5円、中国、韓国、シンガポールへは1分10円で通話をすることが可能。これらの地域へのビジネス通話が多い企業、支店がある企業におすすめです。
アプリを起動していないときでも着信可能で、プッシュ通知でのお知らせもあるので、お知らせ機能が充実しているアプリをご希望の企業にも向いています。
外線、内線を自在に共有、制御できるのでオフィスでの使用に重宝するでしょう。050番号への着信はスマホに転送でき、スマホから050番号での発信はFleaRoute機能を利用することで可能です。IP電話機器がなくても利用できる点がおすすめポイント。
FleaLineは、留守番電話サービス、転送サービス、電話番号案内サービスなどの機能も搭載しているので、ビジネス利用に便利なサービスです。
特徴は、社用スマホが無くても個人スマホ利用できる点。公私会計が可能なため、経費精算は難しくありません。また、アプリ同士の通話も無料のため、社内通話の経費削減に貢献します。端末代や通話料を抑えたい企業におすすめのサービスです。
さらに、スマホ内のアプリ専用電話帳を外部から遠隔で削除するリモートワイプ機能を搭載。社員がスマホを紛失した際にも、強固なセキュリティで情報漏えいを防止します。
利用可能端末は、PC、スマホ(Android、iOS)、タブレット。マルチデバイス間で常に100%同期されるため、複数の端末間でViberアカウントを使用したり、端末間で簡単に通話を転送したりできます。
また、Viber Out機能を利用すればViberを持っていない人に対しても通話できるため、時間や場所、相手にとらわれずにやり取りしたい企業にもおすすめです。
スマホにアプリをインストールすれば、03番号や0120番号での発着信が可能。また、プライベートの番号とは別に、アプリごとに付与される050の専用番号でも発着信ができます。さまざまな電話番号を利用したい企業におすすめのサービスと言えます。
Webブラウザから通話履歴の確認、録音の確認、ダウンロードができる機能を搭載していることもメリット。また、上限3万円の「端末故障修理保証付き」のため、スマホが壊れた時も安心です。
おすすめポイントは、月額1,280円(税抜)~というコストの低さと、最短10分で導入可能な点。コストを抑えつつスピーディーに導入したい企業は特に便利でしょう。通話は、社内グループ間なら内線・外線問わず無料でできるだけでなく、専用アプリを利用すればスマホから固定電話番号での発着信が可能。
電話番号は、03(東京)や06(大阪)、072(大阪府の一部など)といった主要市外局番に対応しており、取得した番号は複数人で共有できます。低価格ながら、自動転送、FAX送受信、電話帳共有など多くの便利機能が標準装備されている点も強み。これらの機能を活用し、業務効率化に貢献するIP電話サービスです。
トビラフォン Cloudには高性能な迷惑電話フィルタを搭載しており、3万件以上のデータを活用し、押し売りや迷惑電話の可能性がある着信を事前に通知します。ユーザーからは「不要な電話対応にかかる時間を減らし、コア業務に専念できるようになった」との声も上がっています。
また、通話内容をAIが自動で要約できる機能があり、議事録作成をスムーズにします。通話内容をもとに自動ラベリングすることも可能なため、分類作業の手間の大幅削減や、業務効率の向上が期待できます。
おすすめポイントは、高品質な通話を低価格で提供し、世界中で約700万台も利用されている点。初期費用無料、利用料金は1ユーザーあたり月1,500円~と始めやすい価格でありながら、エンタープライズグレードの信頼性を誇り、99.999%のアップタイムSLA(サービス品質保証)によって安心して利用できます。
また、SalesforceなどのCRMと連携すれば、着信時に顧客情報がポップアップ表示されるようになり、顧客対応の効率が向上するでしょう。他にも、AI要約機能が業務効率を高めるほか、Teamsとの連携もサポートしています。
上記比較表のとおり、多くのIP電話アプリは同じサービス同士との無料通話が可能です。また、ほとんどのサービスで留守番電話機能と着信転送機能を搭載しており、ビジネスシーンで使いやすいでしょう。
以下の記事では法人におすすめのIP電話サービスを紹介していますので、「導入実績が多いサービスを利用したい」「通話品質が良いサービスを選びたい」という企業は併せてご覧ください。
【2025年最新】スマホ対応IP電話アプリおすすめ9選
ここでは2025年最新で、スマホ対応IP電話アプリおすすめ9選を紹介します。それぞれの特徴・機能を詳しく解説するので、IP電話アプリ導入の際の参考にしてください。
My 050
「My 050」は、ブラステル株式会社が提供するスマホ対応IP電話アプリ。海外にいても050番号を取得できます。
支払い方式がプリペイド式という特徴があり、予めチャージしている分しか利用できないので、使いすぎを防ぐことが可能。個人で活動しているフリーランスにおすすめのアプリです。
プリペイドなら契約期間の縛りもないので、費用を管理しながら使いたい企業には断然おすすめです。その他、海外の携帯にSMSを送信できるので、海外と簡単なやり取りをしたい企業にも使い勝手の良いサービスです。
主な機能
G-Call050
「G-Calll 050」は、株式会社ジーエーピーが提供するスマホ対応IP電話アプリ。050番号を取得でき、iPhone、Androidのスマホだけでなく、iPadにも対応しています。
特徴は、国際電話の通話料がリーズナブルな点です。特にアメリカ、ハワイへは1分5円、中国、韓国、シンガポールへは1分10円で通話をすることが可能。これらの地域へのビジネス通話が多い企業、支店がある企業におすすめです。
アプリを起動していないときでも着信可能で、プッシュ通知でのお知らせもあるので、お知らせ機能が充実しているアプリをご希望の企業にも向いています。
主な機能
FleaLine
「FleaLine」は、株式会社コヴィアが提供するスマホ対応IP電話アプリ。個人や中小企業に提供しているサービスです。
外線、内線を自在に共有、制御できるのでオフィスでの使用に重宝するでしょう。050番号への着信はスマホに転送でき、スマホから050番号での発信はFleaRoute機能を利用することで可能です。IP電話機器がなくても利用できる点がおすすめポイント。
FleaLineは、留守番電話サービス、転送サービス、電話番号案内サービスなどの機能も搭載しているので、ビジネス利用に便利なサービスです。
主な機能
ビジネスLaLa Call
「ビジネスLaLa Call(ララコール)」は、株式会社オプテージが提供するスマホ対応IP電話アプリです。スマホにアプリをインストールするだけで、ビジネス用の050番号を個人スマホで利用可能になります。
特徴は、社用スマホが無くても個人スマホ利用できる点。公私会計が可能なため、経費精算は難しくありません。また、アプリ同士の通話も無料のため、社内通話の経費削減に貢献します。端末代や通話料を抑えたい企業におすすめのサービスです。
さらに、スマホ内のアプリ専用電話帳を外部から遠隔で削除するリモートワイプ機能を搭載。社員がスマホを紛失した際にも、強固なセキュリティで情報漏えいを防止します。
主な機能
Viber Out
「Viber Out」は、楽天株式会社が提供するIP電話アプリです。Viberユーザー同士なら、無料で音声通話やビデオ通話、テキストメッセージ、グループチャットが利用できます。さらに、通話は高品質で、スムーズなコミュニケーションを叶えます。
利用可能端末は、PC、スマホ(Android、iOS)、タブレット。マルチデバイス間で常に100%同期されるため、複数の端末間でViberアカウントを使用したり、端末間で簡単に通話を転送したりできます。
また、Viber Out機能を利用すればViberを持っていない人に対しても通話できるため、時間や場所、相手にとらわれずにやり取りしたい企業にもおすすめです。
主な機能
OmniGrid BizTAP
「OmniGridBizTAP(オムニグリッド ビズタップ)」は、株式会社OmniGridが提供するIP電話アプリ。1アカウントあたり月980円(税抜)~と業界の中でも安い価格帯です。
スマホにアプリをインストールすれば、03番号や0120番号での発着信が可能。また、プライベートの番号とは別に、アプリごとに付与される050の専用番号でも発着信ができます。さまざまな電話番号を利用したい企業におすすめのサービスと言えます。
Webブラウザから通話履歴の確認、録音の確認、ダウンロードができる機能を搭載していることもメリット。また、上限3万円の「端末故障修理保証付き」のため、スマホが壊れた時も安心です。
主な機能
03plus
「03plus(ゼロサンプラス)」は、株式会社グラントンが提供しているIP電話アプリ。ユーザー数10万以上、継続率97%と信頼性が高いサービスです。
おすすめポイントは、月額1,280円(税抜)~というコストの低さと、最短10分で導入可能な点。コストを抑えつつスピーディーに導入したい企業は特に便利でしょう。通話は、社内グループ間なら内線・外線問わず無料でできるだけでなく、専用アプリを利用すればスマホから固定電話番号での発着信が可能。
電話番号は、03(東京)や06(大阪)、072(大阪府の一部など)といった主要市外局番に対応しており、取得した番号は複数人で共有できます。低価格ながら、自動転送、FAX送受信、電話帳共有など多くの便利機能が標準装備されている点も強み。これらの機能を活用し、業務効率化に貢献するIP電話サービスです。
主な機能
トビラフォン Cloud
「トビラフォン Cloud」は、トビラシステムズ株式会社が提供するIP電話アプリです。アプリをインストールするだけで、個人のスマホをビジネスフォンとして活用できます。050番号を利用でき、オプションを追加すれば市外局番も利用可能。PC・スマホだけでなく、一部の固定電話機も使用できるので、既存の固定電話機を使い続けたい企業にもおすすめです。
トビラフォン Cloudには高性能な迷惑電話フィルタを搭載しており、3万件以上のデータを活用し、押し売りや迷惑電話の可能性がある着信を事前に通知します。ユーザーからは「不要な電話対応にかかる時間を減らし、コア業務に専念できるようになった」との声も上がっています。
また、通話内容をAIが自動で要約できる機能があり、議事録作成をスムーズにします。通話内容をもとに自動ラベリングすることも可能なため、分類作業の手間の大幅削減や、業務効率の向上が期待できます。
主な機能
Zoom Phone
「Zoom Phone(ズームフォン)」は、ZVC JAPAN株式会社が提供する法人向けIP電話。Web会議ツールで有名なZoomの電話サービスで、スマホ、PC、固定電話機で利用可能です。
おすすめポイントは、高品質な通話を低価格で提供し、世界中で約700万台も利用されている点。初期費用無料、利用料金は1ユーザーあたり月1,500円~と始めやすい価格でありながら、エンタープライズグレードの信頼性を誇り、99.999%のアップタイムSLA(サービス品質保証)によって安心して利用できます。
また、SalesforceなどのCRMと連携すれば、着信時に顧客情報がポップアップ表示されるようになり、顧客対応の効率が向上するでしょう。他にも、AI要約機能が業務効率を高めるほか、Teamsとの連携もサポートしています。
以上、機能比較や料金比較でおすすめのIP電話アプリを詳しく解説しました。PRONIアイミツSaaSでは、ITツール受発注支援のプロとして、IP電話アプリ選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
IP電話アプリを使うメリット
現在、IP電話アプリが多くの運営会社から提供されていますが、そもそもIP電話アプリを使うとどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは5つのメリットをお伝えします。
通話料が安い
IP電話は一般的な電話に比べて通話料がお手頃です。一般電話の場合は市外通話など一定区域を外れると90秒20円に値上がりします。さらに県外100km超えのエリアでは22.5秒で80円かかります。
一方で、日本全国どこにかけてもIP電話なら3分8円程度で通話できます。IP電話アプリは他県など遠距離通話が多い方には特におすすめです。
電話加入権・電話回線の契約が不要
IP電話はインターネット回線を利用して通話を実現するので、電話回線を引く必要がありません。電話加入権を取得する必要もないので費用もかかりません。インターネットを使うのでパケット通信料はかかりますが、定額制にしていれば問題ないでしょう。
また、電話回線ではなくインターネット回線を利用しているため、利用人数が増減しても柔軟に対応できます。固定電話では、人員の増減や配置換えに伴い、機器の購入や配線工事が必要です。一方で、IP電話はこれらの作業が不要で、必要な分だけ契約できます。そのため、コストを抑えながらスケーラブルな運用を叶えられます。
050番号同士なら通話無料
IP電話は電話番号が050同士なら通話量は無料です。同じVoIPの基盤を使っていれば、異なるプロバイダでどれだけ話をしても無料なので、コミュニケーションの多いオフィスでは重宝します。
支店間の通話はもちろん国際電話でも無料で通話ができるので、通信費の大幅削減を実現できます。社内の通信費がかさんで経営上負担が重い場合は、IP通話通信網に統合することで費用削減を目指せるでしょう。
プリペイド方式のIP電話アプリもある
IP電話アプリには、プリペイド方式のサービスもあります。必要な分だけチャージして利用でき、長期契約が不要な点は大きなメリットです。IP電話アプリを短期間だけ利用したい企業は、プリペイド方式のサービスを選ぶことでコストを削減できるでしょう。
仕事とプライベートで電話番号を使い分けられる
IP電話アプリはスマホで利用する際に、仕事と個人で電話番号の使い分けができることも大きなメリット。顧客への電話は会社の電話番号でかけられるため、従業員はプライベートの番号を知らせることなく対応が可能です。また、ビジネスで利用した通話料は経費として計上する必要があります。仕事と個人で電話番号を区別できると、経費を明確に分けることが可能です。
IP電話アプリを使うデメリット
IP電話アプリを使うと料金面では大きなメリットがありますが、良いことばかりではありません。IP電話にも少なからずデメリットがあり、利用に際しては次の3つの点に注意が必要です。
緊急通話・フリーダイヤルには接続できない
050型や電話番号不要型のIP電話アプリは、110番や119番などの緊急通報用の番号にかけることはできません。これは、IP電話サービスはインターネット回線を使うため、発信者の位置情報を正確に取得することが難しいからです。
また、IP電話アプリは、一部のサービスを除いてフリーダイヤルへの電話もできません。フリーダイヤルは専用の電話回線を向けのサービスであり、IP電話はインターネット回線を利用しているためです。頻繁にフリーダイヤルに電話をする企業は、サービスを選ぶ際にフリーダイヤルにかけられるかを確認しましょう。
FAXを使いたい企業はサービス選定に注意
IP電話アプリではFAXが使えない場合が多いため、FAXを頻繁に利用する企業はサービス選びに注意が必要です。従来のFAXを継続使用するには、アナログ回線を併用するか、ネットFAX対応のクラウドPBXを導入すると良いでしょう。ネットFAXなら紙を使わず、場所を問わず送受信が可能です。また、既存のFAX番号を引き継げるかも事前に確認し、自社に合ったサービスを選びましょう。
通話品質に問題が発生することがある
IP電話アプリは、インターネット回線を通じて通話を行うので、回線状況によっては音質など通話品質に問題が発生することがあります。
また、IP電話は旧式のADSL回線を使うことが多いので、NTTの固定電話に比べるとクオリティは落ちます。しかし、ひかり回線を利用するサービスであれば、固定電話並みの通話品質を実現できるでしょう。また、クラウドPBXはIP電話アプリと比較して通話品質が高いためおすすめです。
高品質な電話を利用したいならクラウドPBXもおすすめ
通話品質や信頼性を重視する企業には、「クラウドPBX」の利用がおすすめです。固定電話やスマホ、タブレットを端末として利用でき、0AB-J型の電話番号を取得可能なので、050番号に抵抗がある顧客にも安心です。
また、番号ポータビリティ対応のクラウドPBXなら、既存の電話番号を引き継ぐことも可能。音声品質を落として低コストを実現するIP電話もありますが、クラウドPBXは総務省の品質評価認定を受けたものが多く、音声品質が高いのが特徴。
クラウドPBXにも価格を抑えたサービスが多数あるため、以下の記事から安い価格でおすすめのクラウドPBXを確認してみてください。
まとめ:スマホ対応のIP電話アプリでどこでも通話が可能に
スマホ・タブレット対応のIP電話アプリを導入することで、外出先やリモートワークでもビジネス通話が可能になり業務効率化につながるでしょう。本記事で紹介したIP電話アプリはいずれも評判の高いものばかりですが、ニーズによっておすすめのIP電話アプリは異なります。IP電話アプリを選ぶ際は、料金、機能、掛け合わせのサービスの3つのポイントを押さえて、ぜひニーズに一番合うサービスを見つけてください。
とはいえ、数あるIP電話アプリを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツSaaSを活用ください。アイミツSaaSでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったIP電話アプリが分かる診断(無料)ができます。
よくある質問
IP電話のアプリについて、よくある質問に回答します。
iPhone対応のおすすめIP電話アプリは?
iPhone対応のおすすめIP電話アプリは、「My050」「G-Calll 050」「050plus」です。これらのIP電話アプリは、同サービスと無料通話が可能です。
個人におすすめのIP電話アプリは?
個人におすすめのIP電話アプリは、「モバイルチョイス“050”」です。ビジネスとプライベートの通話料金を分けて管理できる機能があるため、個人事業主にもおすすめです。
海外対応のおすすめIP電話アプリは?
海外対応のおすすめIP電話アプリは、楽天モバイル株式会社が提供する「SMARTalk」です。海外通話も国内と同じ料金で利用でき、国際的なビジネスを展開する企業におすすめです。
IP電話のおすすめ記事
IP電話の新着記事
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!