IP電話(050番号)の料金はいくら?IP電話への通話料も解説
新規法人設立、あるいは電話システムの契約更新にあたって「料金が安い電話サービスを契約したい」とお考えの企業も多いでしょう。そんな企業にはIP電話がおすすめ。従来の電話と比較して電話機のレンタル費用がかからず、通話料は固定電話への発信で8円/3分、携帯電話への発信で16円/分と、固定電話よりお手頃です。
本記事では、IP電話の初期費用・月額料金・通話料金の相場を解説します。料金が安くておすすめのIP電話サービス8選も紹介しますので、ぜひご覧ください。
- IP電話とは
- IP電話の費用相場
- IP電話(050番号)に発信する場合の通話料
- IP電話の料金比較表
- 【2025年最新】料金が安いIP電話おすすめ8選
- 料金が安いIP電話を選ぶ上での注意点
- まとめ:料金比較で安い回線に切り替えよう
- よくある質問
IP電話とは
IP電話は、インターネット回線を利用して電話ができるサービスです。従来の固定電話では、オフィス内に電話機を設置する必要がありましたが、IP電話なら機器の設置が不要。機器導入コストや保守コストを削減できます。また、スマホやタブレットから受発信ができ、社外からも電話対応ができるようになります。
IP電話の費用相場
費用を抑えられるIP電話ですが、実際利用するにはどれくらい費用がかかるのでしょうか。まずはIP電話の費用相場を確認しましょう。
IP電話の利用に必要な費用
IP電話の利用に必要な費用としては、初期費用、月額料金、通話料があります。
| 費用項目 | 詳細 |
|---|---|
| 初期費用 (導入費用) |
サービスを契約・利用開始する際に発生する費用。 |
| 月額料金、または基本料金 | サービス利用人数に応じて発生するランニングコスト。 |
| 通話料 | 電話の発信ごとに発生する料金。 |
IP電話は初期費用がかからないサービスが多いです。また、月額料金(基本料金)が発生しないサービスも多数あります。通話料金は利用に応じて発生しますが、同じサービス同士の通話や、050番号への通話は無料のサービスが多いです。
初期費用・月額料金・通話料の相場
IP電話の費用が何にかかるか分かったところで、次は具体的な費用相場を確認しましょう。
| 費用項目 | 費用相場 |
|---|---|
| 初期費用 | 無料のサービスが多い (発生する場合は1万円程) |
| 月額料金(基本料金) | 1番号ごと500円程 |
| 通話料 | 固定電話への発信:3分あたり8円 携帯電話への発信:1分あたり16円 |
IP電話の初期費用は無料のサービスが多いです。発生する場合の初期費用の相場は1万円程です。月額料金(基本料金)の相場は、1番号ごと300円~500円程。サービスによっては内線通話が別途発生することがあり、相場は1 ID(内線)あたり1,000円程度です。
IP電話で電話発信した場合は通話料金が発生します。通話料金についてはIP電話提供会社によって幅があり異なりますが、固定電話への発信の相場は3分あたり8円程、携帯電話への発信の相場は1分あたり16円程です。
なお、IP電話では場所が離れた本社・支社間でも内線通話ができ、国際電話にも安価な通話料で対応しています。従来のビジネスフォンと比較して通話料が抑えられるメリットがあります。
IP電話の導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツSaaSをご活用ください。アイミツSaaSでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったIP電話(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
IP電話(050番号)に発信する場合の通話料
IP電話(050番号)に発信する場合の通話料は以下の通りです。
| 発信元の電話サービス | 通話料 |
|---|---|
| NTT東西の固定電話 | 11.55円/3分 |
| NTTドコモのスマホ | 11.55円/3分 |
| SoftBank、auのスマホ | 22円/30秒 |
| 楽天モバイルのスマホ | 無料~8円/3分 |
| IP電話 | 同一プロバイダ:無料 異なるプロバイダ(目安):8円/3分 |
スマホからIP電話にかける場合、キャリアによって通話料が異なります。楽天モバイルが最も安く、相手によっては無料でかけられます。一方、SoftBankやauは30秒あたり22円と他のキャリアより高いです。
IP電話は、同一プロバイダ宛なら無料でかけられます。異なるプロバイダ宛であっても3分あたり8円ほどでかけられるため、大手キャリアのスマホからかけるよりは通話料を抑えられでしょう。
※参照:NTT東日本『IP電話(050番号)への通話料金』
※参照:NTTドコモ『通話料・通信料』
※参照:SoftBank『基本プラン』
※参照:au『料金・割引』
※参照:楽天モバイル『料金表』
IP電話の料金比較表
実際のIP電話の初期費用・月額料金・通話料を比較表でまとめました。ぜひIP電話選びの参考にしてください。
|
料金
月280円
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月800円/アカウント
初期費用 0円
(他2プラン)
|
料金
月1,280円/基本ID+契約番号
初期費用 5,000円
(他3プラン)
|
料金
月890円/席
初期費用 30,000円
(他1プラン)
|
料金
月1,500円/ユーザー
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
|
料金
月6,050円
初期費用 11,000円 |
料金
月4,980円
初期費用 29,800円~
(他4プラン)
|
|
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 1,000ID |
導入実績社数 100,000ユーザー(累計) |
導入実績社数 発行番号数300万番号以上 |
導入実績社数 ライセンス販売数700万以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 27,500社以上 |
高機能なIP電話サービスでありながら、月額基本料金は280円(税抜)からで通話料もリーズナブル。国際通話が低料金なのも大きなメリット。さらに、スマートフォンアプリを使用することで、簡単に設定・管理が行えます。無料トライアル期間は1ヶ月間用意しており試用が可能。
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スマホにアプリをインストールすることで、「03番号」や「0120番号」での発着信ができることがメリット。オンライン環境下で、スマホから会社の番号で発着信が可能。また、プライベートの番号とは別に、アプリごとに付与される050の専用番号でも発着信が行えます。上限3万円の「端末故障修理保証付き」なので、スマホが壊れた時も安心です。社員への福利厚生としても利用できるでしょう。
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インターネット環境があれば利用でき、複数拠点の一元管理やオフィスの移転・新設、自然災害への対策にも適しています。機器のメンテナンスや保守が不要である点もおすすめ。また、代表番号の受発信や内線通話はPC用のソフトフォンやスマホアプリなどを利用することで、リモートワークやフリーアドレスの導入が容易になります。
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「Zoom Phone」は、初期費用で1ユーザーあたり月額1,500円と安価な料金にもかかわらず、通話品質が優れておりおすすめです。
「03plus」「VoiceX」は初期費用が発生するものの、月額料金は比較的リーズナブル。また、電話対応に必要な機能が揃っているため、電話で顧客対応をする企業にはおすすめのサービスです。
【2025年最新】料金が安いIP電話おすすめ8選
ここからは、料金が安いIP電話おすすめ8選のサービス内容を紹介。料金以外の特徴やおすすめ理由も解説するので、自社に最適なIP電話探しにお役立てください。
G-Call050
G-Call050は、株式会社ジー・コミュニケーションが提供する料金が安いIP電話です。特徴は、他社と比較して国内外どこからでも利用可能な高い通話品質と低価格設定。
高機能なIP電話サービスでありながら、月額基本料金は280円(税抜)からで通話料もリーズナブル。国際通話が低料金なのも大きなメリット。さらに、スマートフォンアプリを使用することで、簡単に設定・管理が行えます。無料トライアル期間は1ヶ月間用意しており試用が可能。
国際通話が多い企業や、柔軟な料金プランでコスト削減を実現したい企業に、G-Call050はおすすめの料金が安いIP電話です。
主な機能
My 050
My 050は、ブラステル株式会社が提供する料金が安いIP電話サービスです。多くの無料IP電話サービスと比較し、050番号同士の通話が「無制限で無料」である点が特徴。
日本国内外どこからでも050番号を使用でき、格安で通話が可能です。プリペイドチャージ方式を採用し、長期契約不要で必要な時だけチャージできます。月額料金は無料ですが、6ヶ月ごとに番号維持費として550円が必要です。
トライアル期間は8日間お試しで利用できます。「短期でお得に利用したい」「従量課金のIP電話を探している」という企業にMy 050はおすすめの料金が安いIP電話です。
主な機能
OmniGrid BizTAP
OmniGridBizTAP(オムニグリッド ビズタップ)は、株式会社OmniGridが提供する、料金が安いIP電話です。電話番号をそのまま使え、1アカウントあたり月800円~と低価格。通信費を削減したい企業には特におすすめです。
スマホにアプリをインストールすることで、「03番号」や「0120番号」での発着信ができることがメリット。オンライン環境下で、スマホから会社の番号で発着信が可能。また、プライベートの番号とは別に、アプリごとに付与される050の専用番号でも発着信が行えます。上限3万円の「端末故障修理保証付き」なので、スマホが壊れた時も安心です。社員への福利厚生としても利用できるでしょう。
主な機能
03plus
03plusは株式会社グラントンが提供する料金が安いクラウドPBXです。初期費用は5,000円(税抜)で、1ユーザーあたりの月額料金は1,280円~(税抜)と、コストパフォーマンスに優れています。
他社の海外製アプリと比較して使いやすさで高評価を得ています。ビジネスフォンのコスト削減を目指す企業や、通話品質と低コストの両立を重視する企業に、03plusはおすすめの料金が安いIP電話です。
主な機能
VoiceX
VoiceX(ボイスクロス)は、株式会社コムスクエアが提供する料金が安いクラウドPBXです。電話業務のデジタルトランスフォーメーションとテレワークを同時に実現する次世代型クラウドPBX。
総務省認可の通信キャリアによって提供され、高品質な音声と堅牢なサービスが特徴。キャリア独自の番号を使用することで、通話コスト削減が可能。VoiceXは、従業員の自宅やオフィスをインターネット回線でつなぎ、スマホやPCを電話端末として利用できテレワーク環境での電話業務の構築が簡単に行えます。月額料金は1ユーザーあたり500円(税抜)~と安くおすすめ。
IVRやキューイングといった基本機能を網羅し、ウィスパリング機能や音声テキスト化機能など、さらなる業務効率化と標準化を実現する機能も搭載。一般企業だけでなく、コールセンターの電話業務にもおすすめのクラウドPBXです。
主な機能
Zoom Phone
Zoom Phone(ズームフォン)は、ZVC JAPAN株式会社が提供する料金が安いクラウド電話サービス。Web会議ツールとして有名な「Zoom」が提供しています。
インターネット回線を利用したクラウドPBXのため、スマホ・PC・電話機から受発信が可能。また、SalesforceなどのCRMと連携することで、着信時に顧客情報のポップアップ表示ができるので顧客満足度向上も期待できます。Zoom Phoneは、初期費用無料で、基本料金は1ユーザーあたり年間12,960円(税抜)~。安い価格帯と高い通話品質が評価され、世界中で約700万台の利用実績を持つサービスです。
有料オプション「Zoom Revenue Accelerator」を使うと、AIが通話内容を要約してくれる機能を活用できます。通話内容の文字起こし・要約・解析が可能となり、議事録の役割も果たすのでクレーム対処に役立てられるメリットもあります。
RemoTEL
RemoTELは、株式会社ジェイドコーポレーションが提供する料金が安いクラウドPBX。従来のビジネスフォンのように物理的な機器の設置を必要とせず、すべてクラウド上で完結します。
インターネット環境があれば利用でき、複数拠点の一元管理やオフィスの移転・新設、自然災害への対策にも適しています。機器のメンテナンスや保守が不要である点もおすすめ。また、代表番号の受発信や内線通話はPC用のソフトフォンやスマホアプリなどを利用することで、リモートワークやフリーアドレスの導入が容易になります。
機能が豊富なクラウドPBXでありながら、初期費用は11,000円、基本パッケージは6,050円~と低コスト。契約期間やオプションの追加・変更は月単位で対応でき、スポット利用や業務状況に応じた柔軟なカスタマイズが可能です。
主な機能
MOT/TEL
MOT/TEL(モッテル)は、株式会社バルテックが提供する料金が安いクラウドPBX。累計27,500社以上が導入している高品質なスマホアプリ型クラウドPBXです。官公庁や上場企業にも多数採用され、15年以上の研究・開発により、音声品質と使いやすさは業界トップクラスを誇ります。
さらに、kintoneやZoho CRMなどのCRMと連携可能で、蓄積した顧客情報をスムーズに現行のオフィス環境に取り入れられるメリットがあります。アプリにはビジネスチャット機能も付いており、出退勤の記録や有給休暇の申請、承認が可能。経費の決済依頼や有給休暇の申請通知をチャットで受け取れ、迅速に対応できるので重要な申請を見逃すこともありません。
また、社員情報や固定資産を管理する人事システムも含まれています。初期費用は29,800円(税抜)~、月額料金は20端末まで定額の4,980円(税抜)です。無料トライアルでこのサービス品質を体験できます。
主な機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめのIP電話・クラウドPBXを詳しく解説しました。固定電話におすすめのIP電話は以下の記事で紹介していますので、サービスをさらに確認したい企業はぜひご覧ください。
PRONIアイミツSaaSでは、ITツール受発注支援のプロとして、IP電話選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
料金が安いIP電話を選ぶ上での注意点
価格が安くてコスト削減が可能なIP電話でも、自社では使いづらいIP電話を選んでしまうと、思うように運用できず導入効果を得られません。IP電話を選ぶ際は、以下のポイントを確認しましょう。
業務に必要な機能があるか
IP電話はサービスによって機能に違いがあります。そのため、自社の業務に必要な機能を搭載しているか、という観点で複数のサービスを比較しましょう。多くのIP電話は、通話に特化しており、通話の録音機能や自動音声応答機能は搭載していないケースが多いです。
以下のIP電話ランキングのページでは、使いたい機能に絞ってIP電話サービスを確認できますのでぜひ活用ください。
IP電話の「スマホ対応」が当たり前の条件に
PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~9月に実施した調査によると、IP電話の導入を検討している企業の約7割が、欲しい機能が明確になっていることが分かりました。その中でも特に求められている機能(複数回答可)のトップは、「スマホ対応(55.6%)」です。
電話の基本機能である「転送機能(30.0%)」「留守電機能(27.9%)」を差し置いてのこの結果は、 「場所や時間に縛られずに会社の電話を取れること」がもはや特別な要求ではなく、ビジネスにおける電話の基本的な条件になったことを示唆しています。
利用可能な電話番号の種類を確認
発番したい電話番号が決まっている企業や、会社の代表電話番号をそのまま引き継いで利用したい企業は多いでしょう。IP電話はサービスによって利用可能な電話番号に違いがあるため、事前に確認が必要です。
多くのIP電話は、全国エリアで利用できる050番号を利用可能です。また、市外局番については03番号(東京)、06番号(大阪)を利用可能なサービスも多いです。今の電話番号を引き継ぎたい企業は以下の記事も併せてご覧ください。現在の電話番号をそのまま引き継ぐ方法、電話番号をそのまま使えるIP電話サービスも解説しています。
通話品質(音質)が良いか
電話サービスの要となる通話品質については、メーカー各社が改善を重ね、従来のビジネスフォンと同水準の音質が実現しているサービスもあれば、まだ発展途上のサービスもあります。
通話品質を重視する企業にはクラウドPBXがおすすめです。クラウドPBXは、音質を比較する指標である、総務省判定基準をクリアしたサービスが多数あるため通話品質に優れています。総務省判定基準とは総務省が設けている通信品質の基準を指し、3段階の評価が分かれています。
| 総務省判定基準 | 通話品質 |
|---|---|
| クラスA | 固定電話相当の品質 |
| クラスB | 携帯電話相当の品質 |
| クラスC | IP電話相当の品質 |
クラスAが最も評価が高く、クラスAを獲得しているクラウドPBXもあります。もし実際に音質を確認したい場合は、無料トライアル期間を設けているクラウドPBXであれば、トライアルで確認してみましょう。
緊急通話に接続できるか
一般的なIP電話は、一部をのぞいてフリーダイヤルや緊急ダイヤルには使用できません。050型、あるいは「LINE」や「Slack」などのようなアプリケーションを用いる番号不要型の場合、フリーダイヤルや110番、119番などへの通話はできないため注意しましょう。
ただし、IP電話の中でも、ひかり電話のような0AB-J型のIP電話には、フリーダイヤルや緊急ダイヤルに通話できるサービスも存在します。フリーダイヤルや緊急ダイヤルに対応しているかはサービスごとに異なるため、事前に確認しましょう。
まとめ:料金比較で安い回線に切り替えよう
IP電話は、コスト削減を重視する企業にとって有効なサービスです。他の電話サービスと比較して、IP電話の通話料は安価で、特に長距離通話や国際通話の料金を大幅に削減できます。さらに、初期導入費用も抑えられ、基本料金が無料のサービスも多く短期間でのコスト削減が期待できます。
IP電話の導入にあたっては、基本料金や通話料金を各サービスで比較し、トータルコストで最も安価なプランを選ぶことが重要です。
しかし、数あるIP電話を比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツSaaSを活用ください。アイミツSaaSでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったIP電話が分かる診断(無料)ができます。
よくある質問
IP電話の費用について、よくある質問に回答します。
IP電話とは?
IP電話とは「Internet Protocol(インターネットプロトコル)」の略称で、インターネット回線を利用して音声通話を行う電話サービス。インターネットではパケットと呼ばれる通信技術でデータを送信しており、IP電話でも同様の技術で音声をデジタル化し届けています。IP電話は固定電話に加え、PCやスマートフォン、タブレットでも利用できるサービスが多く、利便性に優れています。
スマホ・携帯電話からIP電話にかける際の通話料金は?
IP電話からスマホ・携帯電話への通話料金は、サービスやプランによって異なります。固定電話と比較して、競争力のある価格設定がされていることが多いため、通話頻度や通話時間に応じて最適なプランやサービスを選ぶことが重要です。
固定電話から050番号にかける際の料金は?
固定電話から050番号にかける際の料金は、利用するプロバイダーによって異なりますが、一般的には1分あたり約8円程度の料金設定が多いです。また、IP電話を固定電話にしている場合は、050番号への通話は無料または割引料金で利用できることがあります。
050番号は無料通話できるか?
050番号は無料通話できるケースがあります。多くのIP電話サービスは、同一サービス内での050番号同士の通話を無料で提供しています。
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