名刺のデータ化とは?紙の名刺をラクに管理する方法・おすすめソフトを紹介
名刺がデスクに山積みになっていませんか? 「後で整理しよう」と思いながら溜まってしまい、活用されないまま放置されている方も多いでしょう。そんな名刺の管理に悩む方におすすめなのが、名刺のデータ化。スキャナーやスマホアプリを使えば、紙の名刺をラクにデジタル管理でき、共有や検索もスムーズになります。
この記事では、名刺をデータ化・電子化するメリットや具体的な方法を解説します。併せて効率的に管理できるおすすめの名刺管理ソフトも紹介するので、 名刺の整理に困っている方や、業務をもっと効率化したい方はぜひ参考にしてください。
- 名刺をデータ化するメリット
- 紙の名刺をデータ化する方法
- 名刺を効率的に管理できる「名刺管理ソフト」とは
- 【比較表】名刺管理ソフト
- 名刺管理ソフトおすすめ11選
- 無料で使える名刺管理アプリ3選
- 名刺管理ソフトを選ぶ際の注意点
- まとめ:名刺の電子化で業務効率アップ
名刺をデータ化するメリット
名刺を紙のまま保管していると、管理や活用の面で多くの手間やリスクが発生します。名刺をスキャナーやスマホアプリでスキャンし、データ化・電子化すれば、検索や共有のしやすさが向上するだけでなく、業務全体の効率化や営業活動の強化にもつながります。ここでは、名刺をデータ化することで得られる具体的なメリットを解説します。
- 社内検索・共有がしやすくなる
- 紛失や劣化の心配がなくなる
- 管理の手間を削減し、業務効率を向上できる
- 営業・人脈活用のチャンスが広がる
社内検索・共有がしやすくなる
名刺をデータ化すれば、会社名・氏名・役職などで検索できるようになり、必要な情報にすぐアクセスできる環境が整います。紙の名刺だと「どこにしまったか分からない」「過去のやり取りが思い出せない」といった課題が起きがちですが、データ化された名刺情報であれば、社内のメンバーと情報を共有することも可能。営業や総務など、複数人で名刺情報を扱う業務でも活用しやすくなります。
紛失や劣化の心配がなくなる
紙の名刺は、保管場所の確保が必要なうえ、紛失・破損・経年劣化といったリスクを常に抱えています。特に外出先で受け取った名刺を一時的にカバンに入れておくと、後で見つからないことも。データ化してクラウドや名刺管理ソフトに保存しておけば、場所や端末を問わずいつでも閲覧でき、安全性も格段に高まります。
管理の手間を削減し、業務効率を向上できる
名刺を手作業でファイリングしたり、Excelやスプレッドシートに入力していたりすると、管理の手間が大きな負担に。名刺をデータ化すれば、スキャン・自動読み取りによる登録が可能になり、日常業務の中で名刺情報を扱う工数を大幅に減らせます。特に営業部門では、新規開拓や既存顧客とのやり取りに集中できる時間を確保しやすくなります。
営業・人脈活用のチャンスが広がる
名刺をデータとして蓄積しておくことで、「あのとき名刺を交換した人にまた連絡したい」といった際、すぐに検索・活用できます。また、業種や属性ごとに名刺を整理すれば、ターゲットリストの作成や、キャンペーン配信のセグメント設計にも役立ちます。過去の接点を営業活動に活かしたり、社内での人脈マップとして再活用したりすることも可能です。
紙の名刺をデータ化する方法
名刺を効率よく管理する第一歩は、紙の名刺をデータ化することです。名刺をデジタル化することで、検索性や共有性が向上し、業務効率の改善につながります。ここでは「名刺をデータ化する方法」として代表的な手段を紹介します。
- スキャナーや複合機で読み取る方法
- スマホアプリで撮影して読み取る方法
- 手動でエクセルや管理ツールに入力する方法
スキャナーや複合機で名刺を読み取る方法
名刺のデータ化方法として定番なのが、名刺スキャナーや複合機を使ってスキャンする方法です。OCR(光学文字認識)機能を搭載したスキャナーを使えば、氏名・会社名・連絡先などの名刺情報を自動でテキスト化でき、入力の手間が大幅に削減されます。複数枚の名刺をまとめて一括でスキャンできるため、名刺の枚数が多い企業や定期的に整理する必要がある方におすすめです。名刺管理ソフトと連携することで、読み取った情報をすぐにクラウド上で管理・共有できる点も大きなメリットです。
スマホアプリで名刺を撮影・データ化する方法
スマートフォンで名刺を撮影し、データ化できる名刺管理アプリも人気の方法です。EightやCAMCARD BUSINESSなどの名刺管理アプリでは、名刺をカメラで撮影するだけでOCR処理が行われ、名刺情報が自動で登録されます。外出先や商談の合間など、スキマ時間にサッと名刺を管理できる手軽さが特徴です。クラウド型の名刺アプリなら、スマホ・PC間でのデータ連携もスムーズに行え、営業担当者やリモートワーカーにとって非常に実用的です。
手動でエクセルや管理ツールに名刺情報を入力する
OCRに頼らず、名刺の情報を1件ずつ手作業で入力する方法もあります。ExcelやGoogleスプレッドシート、自社の顧客管理ツール(CRMなど)に直接入力することで、フォーマットを自由にカスタマイズできる点がメリットです。読み取り精度に不安がある場合や、名刺の件数が少ない場合には現実的な選択肢です。ただし、件数が多いと時間と労力がかかるため、あくまで短期的・補助的な活用に向いています。
スキャン代行サービスを使って名刺をデータ化する
「名刺 スキャン 代行」などで検索されるように、外部業者に名刺を送り、スキャンからデータ化まで任せる方法もあります。専門業者によっては、データ化後の情報を名刺管理ソフトと連携し、タグ付けや重複排除なども自動で行ってくれるため、大量の名刺を一括で処理したい場合に有効です。自社で人手や時間をかけずに名刺管理を始めたい企業に適していますが、コストや情報漏えい対策などを事前に確認しておくことが重要です。
名刺を効率的に管理できる「名刺管理ソフト」とは
名刺をスキャナーやスマホアプリでデータ化した後は、その情報をいかに効率よく管理・活用するかが重要になります。そこで活用されているのが「名刺管理ソフト」です。名刺管理ソフトとは、データ化された名刺情報をオンライン上で整理・検索・共有できるツールのことを指し、個人利用はもちろん、営業チームや管理部門など社内全体で名刺情報を活かすための基盤として広く導入が進んでいます。
名刺管理ソフトの主な機能には、OCRによる自動登録、キーワード検索、タグ分類、担当者や部署ごとの管理、CSV出力、外部ツールとの連携などがあります。クラウド型のサービスであれば、パソコン・スマホ・タブレットなど複数の端末からアクセスでき、出先や在宅勤務時でもスムーズに名刺情報にアクセス可能です。
特に近年は、名刺を「人脈データ」として再活用する動きが広がっており、名刺管理ソフトに蓄積された情報を営業リスト作成や見込み顧客分析、アプローチ履歴の共有といったマーケティング活動に活かす企業も増えています。名刺を単なる「紙の情報」にとどめず、デジタル資産として最大限活用するためにも、名刺管理ソフトの導入は非常に効果的な手段といえるでしょう。
【比較表】名刺管理ソフト
ここからは実際に、おすすめの名刺管理ソフトを比較します。
| サービス名 | 月額料金 | 登録可能枚数 |
|---|---|---|
| Sansan | 要問合せ | 無制限 |
| Eight Team | 基本料金:1契約19,800円 アカウント料:1名500円(10名まで無料) |
無制限 |
| ホットプロファイル | 要問合せ | 要問合せ |
| CAMCARD BUSINESS | 1,700円~/1ID | 無制限 |
| 名刺ファイリングCLOUD | 無料 ※100枚以上の名刺を登録する場合有料 |
100枚※有償プランの利用で100枚以上の登録可 |
| メイシー | 月額利用料金:2,178円 データ入力料金:27.5円/枚 スキャン料金:11円/枚 |
2,500枚 |
| PHONE APPLI PEOPLE | 要問合せ | 要問合せ |
| 名刺de商売繁盛 | 月額利用料金:32,000円(税抜き) 名刺デジタル化料金:40円/枚 |
20万枚 ※20万枚以上は、20万枚毎に3,000円/月 |
| Knowledge Suite | 月55,000円〜 | 月500枚〜 |
| アルテマブルー | 3,300円/ID | 要問合せ |
| Wantedly People | 無料〜 | 無制限 |
| myBridge | 無料〜 |
ベーシックプラン:100枚 プレミアムプラン、プレミアムプラスプラン:無制限 |
| Eight | 無料〜 | 要問合せ |
名刺管理ソフトは費用相場として、無料〜月額数千円程度が中心で、名刺の登録上限や機能に応じた料金プランが用意されています。EightやmyBridgeなど無料で始められるサービスも多く、プレミアムプランへ切り替えれば登録枚数が無制限になるケースもあります。
一方、SansanやPHONE APPLI PEOPLEなどの法人向け高機能ツールは、導入規模やカスタマイズ内容によって価格が変動するのが特徴です。さらに、CAMCARD BUSINESSのようにID単位で課金されるタイプもあり、利用人数に応じた柔軟な選択が可能です。
次の章では、名刺管理ソフトおすすめ11選を詳しく紹介します。ご自身の利用目的や規模に合ったサービスを選ぶ参考にしてください。
名刺管理ソフトおすすめ11選
名刺をデータ化した後の管理には、名刺管理ソフトの活用が便利です。名刺情報の整理・共有・活用に役立つおすすめの名刺管理ソフト11選を紹介します。
- Sansan
- Eight Team
- ホットプロファイル
- CAMCARD BUSINESS
- 名刺ファイリングCLOUD
- メイシー
- PHONE APPLI PEOPLE
- 名刺de商売繁盛
- Knowledge Suite
- アルテマブルー
- SmartVisca
Sansanは、Sansan株式会社が提供する、導入企業数10,000社以上の名刺管理ソフトです。OCRによる自動処理とオペレーターによる手入力を組み合わせることで、名刺情報を高精度でデジタル化できます。日本語だけでなく、英語・中国語・フランス語・ドイツ語など11言語に対応しており、グローバルに事業を展開する企業でも安心して利用できます。
取引先の会社情報や組織構成を可視化できるほか、一括メール配信や社内メッセージのやり取りにも対応。2要素認証やアクセス制御、IPアドレス制限など、セキュリティ対策が徹底されている点も魅力です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Eight Teamは、無料で使える名刺管理アプリ「Eight」の企業向けサービスです。Eightと同様に操作性に優れ、スマートフォンで撮影した名刺をAIと手入力の併用によって正確にデジタル化できます。社内の誰がどの取引先と面識があるかをひと目で把握できるため、社内人脈の可視化・共有にも役立ちます。実際の利用企業からは「取り込まれた情報の正確性が高い」「社内連携に活用しやすい」などの声も多く寄せられています。
月額の基本使用料が19,800円、11名以上で利用の場合、アカウント料は1ユーザーにつき500円(税抜)。初期費用が無料で名刺の枚数制限もないため、導入しやすい点も魅力です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
ホットプロファイルは、株式会社ハンモックが提供している名刺管理ソフトです。名刺情報をデジタル化して管理できるだけでなく、MA(マーケティングオートメーション)機能もオプションで利用が可能。リードやキャンペーンの管理、シナリオ設計、LPやwebフォームの作成など幅広い機能を備えています。
また、SFA機能も充実しており、タスクや商談の管理、レポート作成などが利用可能。名刺管理機能と連携して活動リストを作成すれば、インサイドセールスにも役立てることができます。さらに、外部サービスとのAPI連携や項目のカスタマイズにも対応している柔軟性も大きな魅力です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
CAMCARD BUSINESSは、キングソフト株式会社が提供する名刺管理ソフトで、全世界で1億人以上が利用するCAMCARDのビジネス向けソリューションとして高い人気を誇ります。世界最高クラスのOCR機能を搭載し、名刺情報を約5秒でスピーディにデジタル化できるのが特長です。さらに、簡易SFA機能も備えており、商談管理やタスク管理もあわせて行えます。
SalesforceやGoogleコンタクトなどの外部システムとも連携可能で、入力の手間を大幅に削減できます。対応言語は17カ国語におよび、海外の取引先がある企業にも安心して利用できるサービスです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
名刺ファイリングCLOUDは、NTTデータNJKが提供する名刺管理ソフトです。高性能OCR機能を搭載し、名刺情報をスピーディかつ正確にデジタル化できます。修正や加工も簡単に行えるうえ、ワンタッチでの電話発信・メール送信・地図検索などに対応しており、名刺を起点としたコミュニケーションも効率化できます。
基本利用料が無料で、名刺情報を100枚まで登録可能。101枚以上は有償ですが、1,000枚まで登録できる「名刺ファイリングCLOUD Standard」でも年額2,400円(税抜)と低価格で利用できます。スマホで撮影するだけ、またはスキャナーで読み込むだけで名刺を簡単にデジタル管理できる点も大きな魅力です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
メイシーは、株式会社もぐらが提供する名刺管理ソフトです。使い方は非常にシンプルで、手元にある名刺をまとめて送るだけで、データ化はすべてメイシーの入力スタッフが代行。完了後はすぐにデジタル化された名刺情報を閲覧・検索でき、必要な情報にスピーディにアクセスできます。「現物の名刺を郵送するのは不安」という方には、スタッフが直接訪問して対応する出張スキャンサービスも用意されています。
さらに、営業支援システムや経理ソフト、年賀状作成ツールなど外部サービスとの連携も可能で、名刺情報をさまざまな業務に活用できます。月額2,178円(税込)でユーザー数は無制限と、コストパフォーマンスの高さも大きな魅力です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
PHONE APPLI PEOPLE(旧名:連絡とれるくん)は、Phone Appliが提供する名刺管理ソフトです。名刺情報のデジタル化はOCRとオペレーター入力に対応しており、正確な登録が可能です。加えて、内線番号表や個人スマホ内の連絡先、メールアドレス、ビジネスチャットのIDなど、社内外の連絡手段を一元管理できる点が特長。社内コミュニケーションを支援するトーク機能も備えています。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
名刺de商売繁盛は、ヤマトグループのヤマトシステム開発が提供する名刺管理ソフトです。スキャナーや複合機、スマートフォンを使って名刺をデジタル化し、名刺情報のデータベースを構築できます。社名や部署名だけでなく、出身地や趣味・嗜好といった付加情報も登録可能で、社内外の人脈を一覧で可視化できるのも便利な特長です。
料金はユーザー数ではなく「ユニット単位」での課金制を採用しており、複数人で利用しても月額32,000円(税抜)からと、全社導入にも適した料金体系。さらに、ISMS認証やプライバシーマークも取得済みで、クラウド型サービスで気になるセキュリティ面でも安心して利用できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Knowledge Suite
Knowledge Suite/GRIDY 名刺CRMは、ナレッジスイートが提供する名刺管理ソフトです。名刺情報を「正確」かつ「高速」にデジタル化できる点が特長で、名刺に手書きされたメモも含めて読み取ることが可能です。デジタル化された情報は、そのままGRIDY SFAへ反映されるため、営業支援ツールへの手入力の手間を大幅に軽減できます。さらに、メール一斉配信サービス「GRIDY メールビーコン」との連携にも対応しており、名刺情報を活用したメールマーケティングも効率的に実施可能。
イベントや展示会などで大量の名刺を収集した場合でも、短時間でデータ化され、最短で翌日からメール配信を開始できます。見込み顧客へのスムーズなアプローチを実現したい企業におすすめのサービスです。
主な機能
アルテマブルー
アルテマブルーは、CRM分野のパイオニアとして知られるキヤノンエスキースシステムが提供する名刺管理ツールです。スキャナーや複合機、スマートフォンを使って名刺を簡単にデジタル化できるほか、人脈マップの作成、メールの一斉送信、営業支援機能なども充実しています。
さらに、Microsoft Dynamics 365やkintoneといった主要なSFA/CRMとの連携にも対応しており、既存の業務システムとの連動をスムーズに行える点も特長です。導入前には専任コンサルタントによるヒアリング・提案も実施され、名刺管理の導入が初めての企業でも安心して利用を開始できます。2週間の無料トライアルも用意されており、操作性や機能を事前にじっくり確認できるのも魅力です。
主な機能
SmartViscaは、サンブリッジが提供する名刺管理ソフトで、Salesforceと一体化した名刺活用ソリューションです。正確にデータ化された名刺情報はSalesforce上に直接蓄積され、顧客データベースとして即時活用できます。マルチデバイスに対応しており、iPhoneからの利用もスムーズ。Salesforceと同じID・パスワードでログインできるため、すでにSalesforceを導入している企業にとって導入・運用のハードルが低い点も魅力です。
Sales CloudやPardot、企業情報サービスのuSonarとの連携にも対応しており、Salesforce一体型ならではの拡張性の高さも特長。セキュリティ対策も万全で、安心して顧客情報を管理できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
無料で使える名刺管理アプリ3選
続けて、無料で利用できる名刺管理アプリを紹介します。
- Wantedly People
- myBridge
- Eight
Wantedly Peopleは、“はたらくを面白く”をテーマとしたビジネスSNS・Wantedlyを運営するウォンテッドリーが提供している名刺管理アプリです。iPhoneやAndroid端末といったスマートフォンの連絡先と同期させることができ、着信時にはデジタル化された名刺情報にもとづいた名前が表示されるほか、連絡先情報のシェアや外部システムからのデータインポートなどにも対応。充実した機能を備えながらも、すべて無料で利用できるというのもうれしいポイント。
また、検索機能も搭載されているため、社名や部署名、職歴などを入力するだけで必要な情報の取得が可能です。さらに、Wantedly People上でつながっている人が昇進や異動、転職にともなってプロフィールを更新した場合も情報が反映されるので、常に近況を把握することができます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
myBridgeは、LINE社が提供する名刺管理アプリです。登録できる名刺の枚数や項目に制限がなく、基本機能を無料で利用できる点が大きな特長です。スマートフォンで名刺を撮影するだけで、高性能OCRと専門スタッフによる手入力により正確にデジタル化され、手作業での入力や修正は不要。「共有名刺帳」機能を使えば、各社員が保有する名刺を一元管理でき、営業活動の効率化にもつながります。また、デジタル化された名刺情報はスマートフォンの連絡先と同期したり、CSV形式で出力したりすることも可能で、外部ツールでの活用にも柔軟に対応。さらに、Web会議でも名刺交換ができる「オンライン名刺」機能を備えており、テレワーク環境でも活躍する名刺管理アプリです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Eight
Eightは、デジタル名刺のやり取りと管理ができる、無料で使える名刺管理アプリです。スマートフォンをかざすだけで相手と名刺交換ができ、昇進や転職といった情報の変化も自動で反映されるため、常に最新の状態で名刺を保てます。
紙の名刺もカメラで撮影するだけでデータ化され、すぐに検索や閲覧が可能です。加えて、チャット機能を活用してビジネス上のつながりを深めることもできます。PCからの利用にも対応しており、有料プラン(プレミアム)では、名刺の両面をデータ化できるほか、CSV形式で名刺情報をエクスポートする機能も利用可能です。
主な機能
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理ソフト選びの相談を承っています。以下のボタンからいくつかの質問に答えるだけで、自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
名刺管理ソフトを選ぶ際の注意点
名刺管理ソフトは便利な反面、導入方法や使い方を誤ると十分な効果を得られないこともあります。導入後に「こんなはずではなかった」とならないためにも、選ぶ前に確認すべき注意点を押さえておきましょう。
- 導入形態で選ぶ(クラウド型/オンプレミス型)
- 必要な機能で選ぶ
- データ化の精度とスピードで選ぶ
- 費用対効果の高さで選ぶ
- 導入実績・業界シェアで選ぶ
- 自社ツールとの連携性で選ぶ
導入形態で選ぶ(クラウド型/オンプレミス型)
名刺管理ソフトには、主にクラウド型とオンプレミス型の2種類があり、データの保管場所や、システムの管理主体が異なります。クラウド型はインターネット上のサーバーに名刺データを保存し、システム自体も提供会社が管理します。利用は月額料金制が一般的で、自社で環境を用意する必要がないため、初期投資を抑えられる点がメリット。ただし、契約が続く限り一定の運用コストが発生します。
一方、オンプレミス型は、自社のサーバーにソフトウェアをインストールし、自社で運用・管理を行う方式です。導入時の構築費用が大きくなる傾向にあり、導入までの準備にも時間がかかりますが、自社独自のセキュリティ基準を適用したり、カスタマイズしたりすることが可能です。現在はクラウド型が主流ですが、用途や運用体制に応じて選ぶことが重要です。
必要な機能で選ぶ
企業によって名刺管理における課題は異なるため、導入前に自社のニーズを明確にすることが欠かせません。名刺を紙からデジタルへ移行するだけなら、OCR精度や検索のしやすさを重視したソフトが適しています。例えば、社名・氏名・交換日などの条件で絞り込み検索ができる機能があると便利です。
さらに、社内で名刺情報を共有・活用したい企業は、CRMやSFAなど外部ツールとの連携機能を備えたソフトを選びましょう。人脈管理機能があれば、誰がどの取引先と接点を持っているか把握でき、重複したアプローチの回避にもつながります。また、対応している利用規模や言語も製品によって異なるため、自社の体制や今後の展開に合ったものを選ぶ必要があります。
データ化の精度とスピードで選ぶ
名刺の取り込み方法はソフトによって異なり、スマートフォンだけで完結するものもあれば、スキャナーが必要なサービスも存在します。利用シーンに応じて、どのデバイスに対応しているかを確認しておきましょう。
また、OCRの精度や処理速度にも違いがあるため、特に名刺の枚数が多い企業ではデータ化の正確さが業務効率に直結します。大量の名刺を扱う場合は、AIによる自動読み取りに加え、スタッフによる手入力補正を併用できるソフトを選ぶと安心です。手作業による補正がオプションとなっている場合もあるため、追加費用の有無も併せて確認しましょう。
費用対効果の高さで選ぶ
名刺管理ソフトの導入には初期費用または月額料金がかかるため、自社の利用状況に見合ったコスト感かを見極める必要があります。名刺の取扱枚数が多く、情報の活用頻度も高い場合は、導入による業務効率化や情報共有の促進といった効果が期待できます。
一方で、月に数枚程度しか管理しないのであれば、無料で使える範囲で十分というケースもあるでしょう。料金プランを比較し、オプション費用(機器レンタル、オペレーター入力費用など)も含めてトータルコストを把握した上で選定することが大切です。また、アカウント課金制のサービスでは、頻繁に使わない部門でもアクセスが必要になることがあるため、利用者数の見積もりにも注意しましょう。
導入実績・業界シェアで選ぶ
安心して利用できるソフトを選ぶためには、導入実績や市場でのシェアも参考になります。実績のあるサービスはさまざまな業種・業態に対応しており、豊富なノウハウと安定したサポート体制が期待できます。また、ユーザーが多いソフトはアップデートが定期的に行われる傾向があり、機能改善やセキュリティ強化にも期待が持てます。他社の活用事例や口コミが多い製品であれば、導入前に具体的な使用イメージを掴みやすく、社内での説明や説得材料としても有効です。
自社ツールとの連携性で選ぶ
名刺管理ソフトを選定する際は、自社で現在利用している他のシステムとの連携が可能かどうかも確認しておくべき重要なポイントです。たとえば、CRMやSFA、メール配信ツールと連携できれば、名刺情報をそのまま営業活動やフォローアップに活かすことができます。
また、名刺データを自動で他システムと同期できる機能があれば、二重入力の手間を省き、データの整合性も保てます。API連携が可能な製品であれば、自社の業務フローに合わせた柔軟な運用も実現できるでしょう。
まとめ:名刺の電子化で業務効率アップ
名刺のデータ化・電子化は、単なる紙の整理にとどまらず、業務効率や情報活用の面でも大きなメリットをもたらします。スキャナーやスマホアプリを使って名刺をデジタル化し、名刺管理ソフトで一元管理すれば、検索・共有がスムーズになり、営業や人脈活用にも役立ちます。さらに、SFAやCRMと連携できるソフトを導入すれば、業務全体のデジタル化・自動化も実現可能です。自社の課題に合った方法で名刺を電子化し、日々の業務をより効率的に進めていきましょう。
とはいっても、数ある名刺管理ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った名刺管理ソフトが分かる診断(無料)ができます。
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