【2025年最新】名刺管理アプリでつながりたくない場合は?オフラインで利用可能か検証
最近はいつどこにいてもインターネットに繋がる環境が整備されています。とはいえ、インターネットにつなげられない「オフライン」の状態、つまりスマホアプリだけで名刺を探したいような状況に直面することも多々あるでしょう。
名刺管理アプリには、スマホにアプリをインストールして使うタイプと、Webの名刺管理ポータルにブラウザーでアクセスするタイプがあります。どちらのタイプもインターネットに接続して、名刺情報をクラウド上に保存する仕組みのアプリが一般的です。となると、名刺管理アプリはオフラインでは使えないのでしょうか。この記事では、名刺管理アプリがオフラインでも使えるのかどうかを確認していきます。
- 名刺管理アプリとは
- 名刺管理アプリの選び方
- 名刺管理アプリの仕組み
- 名刺管理はオフライン管理?それともオンライン管理?
- 「Eight」などの名刺管理アプリはオフラインで使えるのか?
- データ化された名刺情報の使い道
- まとめ
名刺管理アプリとは
そもそも名刺管理アプリとは、名刺情報(氏名、会社名、役職名、住所、電話番号、Eメールアドレス、名刺の画像データ等)を読み込んでデータ化し、そのデータを保存・参照・活用できるようにするアプリのことです。名刺を紙で保存・管理する場合は、フォルダなどに入れてインデックスをつけるなどして後で参照しやすいようにします。しかし名刺管理アプリを使えば、データ化された名刺データの保存場所に困らず、名刺データの参照もしやすくなります。
関連記事:名刺管理ソフトとは?メリット・デメリット、選び方を解説
名刺管理アプリの選び方
名刺管理ソフトを選ぶポイントは以下の2つです。
導入形態
名刺管理ソフトは、オンプレミス型とクラウド型の2つの形態に分かれます。セキュリティ重視で自社内にサーバーを設置したい場合はオンプレミス型、場所問わずどこでも手軽に利用したい場合はクラウド型がおすすめです。
データの精度
名刺のデータ化の精度も忘れずにチェックしたいポイント。オペレーター手入力のソフトは内容の正確性に長け、その場で名刺を読み取れる製品はデータ化のスピードに定評があります。近年では、手入力に近い精度でデータ化できる、AIを搭載した名刺管理ソフトの人気が高まっています。
関連記事:名刺管理ソフトの選び方を徹底解説
名刺管理アプリの仕組み
名刺管理アプリの多くは、スマホにインストールされたアプリが名刺情報をスキャンします。スキャンした情報をインターネット経由でクラウド上の名刺管理システムに送り、データ化して保存します。このように現在の名刺管理アプリには、アプリとクラウドが連動してシステムとして構成されているものが多いようです。
データ化・クラウドへ保存
スマホでスキャンした名刺情報は、まずは画像データとしてクラウドに送られます。クラウド上の名刺管理システムは、画像データから氏名やメールアドレスなどのテキストデータをOCR機能などを使って読み取りデータ化します。データ化についてはオペレータが修正する名刺管理アプリ/システムもあります。
データ化された名刺は、クラウド上に保存され、ネット環境があればいつでも確認できるようになります。一部の名刺管理アプリでは、テキストデータのみをスマホのアプリ側でも保存しているものもあります。
オフライン環境でも使えるのか
それでは名刺管理アプリは、オフライン時にも使えるのでしょうか。その答えは「アプリ次第」になります。名刺管理アプリの典型的な仕組みが、スマホアプリ+クラウドシステムのため、クラウドに接続できるオンライン環境でないと利用できないものが多いのです。しかし一部のデータをスマホに持たせてオフラインでも使えるようにしたり、オフラインでも名刺情報のスキャンまでできるアプリもあります。
名刺管理はオフライン管理?それともオンライン管理?
次に、名刺を「オフライン管理」する場合と「オンライン管理」する場合のそれぞれのメリット/デメリットを整理してみましょう。整理してみることで、自分あるいは自分の会社が必要としている名刺管理アプリの要件が明確になっていくはずです。
端末上にデータを保存するオフライン管理
まず名刺の「オフライン管理」から見ていきましょう。ここでいう「オフライン管理」とは、インターネットに接続していないスマホだけで名刺管理を行うことを指します。
メリット
オフラインでの名刺管理の最大のメリットとして挙げられるのは、WiFiの有無やモバイル通信が圏外かどうかに関係なく、スマホさえあれば必要な名刺を検索できることです。たとえば外出先で取引先の方を見かけたときに、名前や役職を思い出せない場合もスマホですぐに探し出すことができます。
デメリット
「オフライン」の名刺管理のデメリットは、名刺データをスマホに保存するため、名刺の数が増えるにつれてスマホのデータ容量を消費する点です。特に名刺画像のデータも保管する場合、保存・管理する名刺データが増えていくとスマホの容量が圧迫される恐れがあります。
また、スマホ内に個人情報である名刺データが入っているので、セキュリティ面での管理は自分自身で厳重に行う必要があります。万一スマホを紛失した時に、個人情報である名刺データが漏洩する恐れがあるため、認証コードを設定したり暗号化するなど対策が必要です。
クラウド上にデータを保存するオンライン管理
次に、名刺を「オンライン」で管理する場合のメリット・デメリットを確認しましょう。「オンライン」での名刺管理とは、スマホの名刺管理アプリからインターネット接続によって、クラウドに名刺データを保存し管理する仕組みを指します。
メリット
「オンライン」の名刺管理におけるメリットは、スマホ側に名刺データを保存しない、あるいは最小限の名刺データのみを残すので、スマホの容量への影響が小さい点です。クラウド上で名刺データを保存すれば、実質無制限の名刺枚数分の保存が可能となります。さらに「オンライン」名刺管理におけるメリットとして、セキュリティ管理における負担が小さい点も挙げられます。クラウドに名刺データを保存することで、個人情報である名刺データのセキュリティ管理をクラウドに任せることができるからです。
他にも「オンライン」で名刺を管理する場合、名刺データの社内での共有や他システムへの連携など、名刺データの活用の可能性が広がります。名刺データを人脈構築や営業活動に活用したい場合は、「オンライン」での名刺管理は必須と言えるでしょう。
デメリット
一方「オンライン」名刺管理でのデメリットはあるでしょうか。やはり通信状況の悪い環境で、必要な名刺を探せない点はデメリットと言えます。ただし通信環境が改善されていけば、このデメリットは小さくなっていくでしょう。
「Eight」などの名刺管理アプリはオフラインで使えるのか?
名刺管理における「オンライン」「オフライン」のメリット/デメリットを見ていったところで、実際にオフラインで使える名刺管理アプリがどれくらいあるのかを見てみましょう。ただし名刺管理アプリの機能は、日々改善されています。ここでの情報と合わせて、名刺管理アプリ公式サイトの最新情報も参照ください。

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料金
月18,000円 -
初期費用
0円
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最低利用期間
要問合せ
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最低利用人数
要問合せ
オフライン使用:△
「Eight Team」は、無料で利用できる名刺管理ソフト・Eightの企業向けサービスです。使い方はEigthと同じで、スキャンした名刺データは基本的にクラウドに保管されます。オフラインで名刺登録しようとするとエラーとなってしまいます。しかし、登録済名刺データのうち、テキストデータについてはスマホアプリに保存されるため、オフライン環境でも、登録済み名刺のテキストデータの参照は可能です。ただしオフラインでは名刺の画像は表示されません。オフラインでは、メッセージやSNS機能ももちろん使えません。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 名刺情報の名寄せ機能
- 名刺情報へのタグ付け機能
- 名刺情報のキーワード検索機能
- 同一名刺取得者の検索
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とにかくわかりやすい点がいいと思います。写真を撮るだけで勝手に綺麗な形で編集してくれるので楽だし管理していて気持ちがいいです。色味も好きなので気に入っています。
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入力のミスが無くて、スピードも早く入力され非常に使いやすい。他社でも使用している頻度が高く安心感がある。

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料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
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最低利用期間
要問合せ
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最低利用人数
要問合せ
オフライン使用:△
「Wantedly People」も「Eight」と同様、スキャンした名刺データは基本的にクラウドに保管されます。オフラインで名刺スキャンをやろうとすると「ネットワークに接続できません」というメッセージが表示され、スキャンはできません。
しかし「Wantedly People」も登録済名刺データのうちテキストデータについてはスマホに保存されるため、オフラインでも、登録済み名刺のテキストデータのみ参照が可能です。ただしオフラインでは名刺の画像は表示されません。また、アプリが立ち上がる時にビジネスSNS「Wantedly」と自動的に同期され、「Wantedly」のプロフィール情報とリンクします。
オフラインで「Wantedly People」アプリを立ち上げると、前回「Wantedly」とリンクして取得したプロフィール情報が画像も含めて表示されます。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 名刺情報のキーワード検索機能
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
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名刺を登録した時にその日付データが残るので、会った日がわかる。 さらに会社名、アイウエオ順に検索が可能であり、検索が容易であり非常に便利。
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有料版は利用したくない人にはお勧め。 ここまでの機能が搭載されて無料で利用が出来るのはこのアプリだけではないか?

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料金
月990円/1人 -
初期費用
0円
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最低利用期間
1ヶ月
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最低利用人数
1人
オフライン使用:×
「myBridge」はアプリを最初に立ち上げたときに、会員登録をする必要があります。会員登録はオンラインで行う必要があります。また「myBridge」のアプリでスキャンした名刺情報は、クラウド上で保存・管理されます。
以上から、「myBridge」はオフラインで利用することができません。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
- 名刺情報へのタグ付け機能
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写真で登録できる点が楽で、高評価になります。更に、それを人の手によって入力されているらしく、おかしな登録がない事。
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名刺写真からの変換が自動で簡単なところが良い。検索も企業別、五十音順と切り替えが簡単で実務上の利便性が良い。

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料金
月1,700円/ID -
初期費用
0円
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最低利用期間
12ヶ月
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最低利用人数
5ID
オフライン使用:○
「CAMCARD BUSINESS」はオフラインで名刺情報のスキャン、登録が可能な名刺管理アプリです。多言語対応していることに加えて、オフラインで使える点について、特に海外で評価されています。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- オフライン利用
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
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名刺を読み込むときに、修正が少なくて済むことが良いと思います。役職が変わった時にお知らせがくるのもいいです。
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スキャンの精度が高く、英語、日本語いずれも読みとってくれる。データの管理も容易である。価格フリーで十分な機能がある。

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料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
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最低利用期間
要問合せ
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最低利用人数
要問合せ
オフライン使用:×
「Sansan」ではスキャンした後の名刺データをクラウド上に置いて社内で共有できるようにします。したがって「Sansan」はオフラインで利用することができません。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- 名刺情報の反社チェック機能
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使い勝手がとても良いので従業員の評判はなかなかですかね。名刺は営業してると溜まってくるのでソフトウェアで管理できるのはありがたいですね。
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データで保存されるので、他のひとが名刺交換すると常に情報更新される。名刺管理・検索が楽である。というところです。

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料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
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最低利用期間
要問合せ
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最低利用人数
要問合せ
オフライン使用:×
「Hot Profile」でもスキャンした後の名刺データがクラウド上に保存されるため、社内で共有が可能です。むしろモバイル端末側に名刺データを残さず、全てクラウド上で管理することで、セキュリティ面での安心を保証しています。よって、「Hot Profile」はオフラインで利用することができません。
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- 名刺情報URLの発行(オンライン名刺機能)
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
- 名刺情報へのタグ付け機能
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総務部からお中元お歳暮を一括発送する際、氏名・住所・特に役職名を確認できるので便利。 苗字しか分からなくても探せる。 電話帳に登録していなくても、着信の際に相手の名前が表示される。
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何が1番よかったかというと、どこでも誰でも同じ情報となるデータベースにアクセスできる点である。会社ごとのつながりが見えたらまだ減ったりした。

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料金
月2,178円 -
初期費用
要問合せ
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最低利用期間
要問合せ
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最低利用人数
要問合せ
オフライン使用:○
「メイシー」もスキャンした名刺情報を、スマホに保存することができます。つまり、オフラインでも名刺のスキャンと参照が可能です。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- オフライン利用
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 登録名刺へのメール一斉配信
- 名刺情報の名寄せ機能
- タブレット対応
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直感的な画面で簡単に名刺を電子化できる所が素晴らしいです。 名刺画像もデータと一緒に保管でき、表示できる所も良い。
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簡単にレイアウト変更ができとても使いやすい。 フォーマットが沢山あり、バリエーションが豊富で色々なデザインが作れる。

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料金
要問合せ -
初期費用
要問合せ
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最低利用期間
要問合せ
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最低利用人数
要問合せ
オフライン使用:×
「名刺ファイリングCLOUD」は、その名の通り名刺データをクラウド上に持ちます。したがって、「名刺ファイリングCLOUD」はオフラインで利用できません。
- OCR(文字認識)のデータ化
- スキャナーでの名刺取り込み
- オペレーターの手入力でのデータ化
- スマホ写真撮影での名刺取り込み
- パソコン対応
- 名刺の共有機能
- 名刺情報のキーワード検索機能
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
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サービスがインタネットで依頼でき、即座に反応が来る。またサービス終了後の報告も全て電子対応。スマホで読めるので時間をかけずに、どこでも見れるのでたいへん便利。
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スキャニングの認識能力も高く、分類・集計を行いやすいソフトになっており、開発会社からの初期サポートも手厚く良かったです。
Evernote ドキュメントスキャナ
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料金
年9,300円 -
初期費用
要問合せ
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最低利用期間
お問い合わせ
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最低利用人数
お問い合わせ
オフライン使用:○
「Evernote ドキュメントスキャナ」はオフラインであっても撮影した名刺情報をスマホに保存できます。
名刺管理ソフトの選定にお悩みの方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った名刺管理ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
データ化された名刺情報の使い道
最後に、名刺管理アプリでデータ化された名刺情報の使い道を見ていきましょう。
外出先で名刺を検索する
データ化された名刺情報をスマホやクラウドに保存しておけば、必要な時にすぐ名刺を検索できます。紙の名刺をファイリングするといったアナログでの名刺管理に必要な労力と比較すると、「オンライン」であっても「オフライン」であっても、デジタル名刺管理の強みといえます。
社内で名刺情報を共有する
名刺情報は、会社の資産という考え方があります。名刺情報を個人で保有するだけでなく社内で共有できれば、引き継ぎや次の訪問の計画などで活用できるようになるでしょう。
顧客管理や営業支援などの業務で活用する
データ化した名刺情報は、他の情報と合わせることでさらに有益な情報となります。名刺情報を顧客管理に連携できれば、取引先での過去の取引経緯や取引先での意思決定者などが可視化されます。名刺情報から過去の訪問履歴がわかれば、次に営業をかけるべき企業やタイミングがわかるようになります。
まとめ
名刺管理アプリがインターネットに接続していない「オフライン」の状態でも、名刺管理アプリが使えるかどうかを整理してみました。基本的には名刺管理アプリはオンライン環境で利用する仕組みとなっており、オフラインでは使えなかったり、一部の機能しか使えないものが多いようです。 ただし一部の名刺管理アプリでは、一旦登録した名刺情報のうちテキストデータ(氏名、役職名、会社名、電話番号、メールアドレスなど)をスマホアプリ内で保管するため、オフラインでもテキストデータのみ参照することができる名刺管理アプリはあります。そのため活用の目的や活用シーンを想定した上で、名刺管理アプリを選びましょう。
しかし、名刺管理アプリは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理アプリ選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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