名刺管理アプリでつながりたくない!対策・選び方とおすすめ3選
名刺管理アプリは便利な一方で、「勝手につながったらどうしよう」「名刺情報が他人に見られたら困る」と不安に感じたことはありませんか? また、オフラインでも使えるかどうかを重視する方もいるでしょう。 特にSNS的な自動連携機能があるアプリでは、意図せず人脈が可視化されてしまうケースも。
本記事では、そんな「つながりたくない人」でも安心して使える名刺管理アプリを厳選して紹介します。myBridge・CAMCARD BUSINESS・Wantedly Peopleの3サービスを比較し、つながりを防ぐための設定や、選び方もあわせて解説します。
- 名刺管理アプリとは
- つながりたくない人が気をつけたいポイント
- つながりたくない人におすすめの名刺管理方法・対策
- 【比較表】つながりたくない人向け名刺管理アプリ
- つながりたくない人向け名刺管理アプリおすすめ3選
- 名刺管理アプリの選び方
- まとめ:つながりたくない人でも安心できるアプリ選びを
- よくある質問
名刺管理アプリとは
名刺管理アプリとは、名刺に記載された氏名・会社名・役職・住所・電話番号・メールアドレス・名刺画像などの情報を読み取り、データとして保存・管理・活用できるアプリのことです。紙の名刺をフォルダに保管し、インデックスを付けて管理する従来の方法と比べ、名刺管理アプリなら保存場所に悩むことなく、検索や閲覧も簡単に行えます。業務効率を高めたいビジネスパーソンにとって、名刺管理のデジタル化は必須のステップです。
名刺管理アプリには多くのメリットがありますが、その一方で「つながりたくない」と感じる人にとっては注意すべき点もあります。ここでは、名刺管理アプリを利用するうえで発生し得るリスクや不安について整理しておきましょう。
つながりたくない人が気をつけたいポイント
名刺管理アプリは便利ですが、意図せず情報共有や自動でつながり形成されるリスクも。ここでは、「つながりたくない」人が特に注意すべき設定やポイントを解説します。
名刺管理アプリ、どんな不安がある?
- 自動でつながってしまうリスク
- アプリに登録するだけで情報が見られる不安
- 社内外に名刺が共有されてしまう可能性
自動でつながってしまうリスク
一部の名刺管理アプリには、SNSのような「つながり機能」が搭載されています。例えばEightでは、名刺交換した相手が同じアプリを使っている場合、自動でつながりが形成され、相手のプロフィール更新などが通知される仕組みがあります。ビジネス人脈の拡大には便利ですが、人によっては「意図しないつながり」や「可視化されること」への抵抗感を持つこともあるでしょう。
アプリに登録するだけで情報が見られる不安
名刺管理アプリの中には、初期設定でスキャンした名刺データが自動的にクラウドへ保存され、社内や他のユーザーと共有される仕様になっているものもあります。 特に共有範囲が明示されていない場合、自分の名刺情報が「誰に、どこまで見られているか分からない」ことに不安を感じる人も少なくありません。そのため、名刺の保存先や共有設定の初期状態は、利用前に必ず確認しておきましょう。
社内外に名刺が共有されてしまう可能性
名刺データを社内で一元管理・共有できる機能が搭載された、法人向けの名刺管理アプリもあります。営業支援ツール(SFA)や顧客管理システム(CRM)と自動連携し、会社全体で名刺を活用できるのは大きなメリット。しかし裏を返せば、自分がスキャンした名刺が他部署や他メンバーに勝手に共有される可能性があるということです。
「特定の取引先との関係性は、自分の中だけにとどめたい」場合や、「社外パートナーの名刺を全社に共有したくない」場面では、共有の範囲を制御できるかが重要です。 外部システムとの連携範囲も含め、名刺情報の扱われ方を事前に確認することが安心につながります。
つながりたくない人におすすめの名刺管理方法・対策
他人と勝手につながりたくない方や、オフラインで名刺を見たい方には、共有機能なしや端末保存型のアプリがおすすめです。ここではそうした管理方法を解説します。
つながりたくないひと向けの名刺管理対策
- オフラインでも使える・端末保存型アプリを選ぶ(通信不要で安心)
- クラウド型でも「共有機能オフ」にできるか確認する
オフラインでも使える・端末保存型アプリを選ぶ(通信不要で安心)
つながり機能のない名刺管理を徹底したい方には、クラウドを使わず、名刺データをスマホやPCの端末内に保存して使えるアプリがおすすめです。名刺のスキャン・閲覧・検索を外部サーバーとの通信なしで完結でき、他ユーザーとのデータ共有機能を持たないものが多いため、他人と勝手につながる心配がなく安心です。また、インターネット接続なしでも使え、電波の届かない場所やオフライン環境でも名刺をすぐ確認できるメリットもあります。
一方で、保存枚数が増えると端末のストレージを圧迫する可能性があります。また、端末を紛失した際には名刺情報がそのまま漏えいするセキュリティリスクも高いです。このタイプを選ぶ場合、アプリ内のパスワードロックや、定期的な外部ドライブへのバックアップの習慣など、情報管理は自分自身で徹底して行う必要があります。
クラウド型でも「共有機能オフ」にできるかを確認する
自動バックアップやデバイス間同期の便利さを活かしつつ、つながりたくない人もいるでしょう。その場合、クラウド型アプリでも、共有やつながり機能を事前にオフにできるか確認することが大切です。
一部のアプリでは、初期設定で名刺が社内や他ユーザーと自動で共有されることがあります。しかし、アカウントの設定にあるプライバシー設定で「名刺を共有しない」「SNSと連携しない」「公開範囲を制限する」などのオプションがあれば、つながり機能を無効にして使うことも可能です。この方法は、端末紛失時でもクラウド上にデータが残るため、データ損失を防げるメリットがあります。
【比較表】つながりたくない人向け名刺管理アプリ
「つながりたくない人」でも安心して使える、名刺情報が勝手に共有されないアプリを比較します。
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料金
月1,700円/ID
初期費用 0円
(他1プラン)
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料金
月990円/1人
初期費用 0円
(他3プラン)
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料金
月600円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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OCR(文字認識)のデータ化
スマホ写真撮影での名刺取り込み
オフライン利用
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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OCR(文字認識)のデータ化
スマホ写真撮影での名刺取り込み
オフライン利用
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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OCR(文字認識)のデータ化
スマホ写真撮影での名刺取り込み
オフライン利用
名刺の共有機能
名刺情報へのタグ付け機能
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導入実績社数 4,000社超 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 400万人 |
さらに、管理者が名刺情報の共有範囲を制限することで、必要な情報だけを特定のユーザーや部門と共有できます。意図しないつながりや情報の拡散を防ぎたいユーザーにとって、安心して利用できる環境が整っています。
無料版の「個人名刺帳」に登録した名刺は、「共有名刺帳」に自身で共有操作をしない限り、自分だけが閲覧・管理できる設計です。意図しない他人への共有はされません。
また、LINEアカウントとの連携機能は現在廃止されています。さらに、特定の名刺交換相手との情報自動アップデートを「ブロック」機能で停止したり、端末の連絡先への「自動保存」もON/OFFで設定でき、プライバシー設定を細かく調整できます。
名刺交換相手が名刺を読み込むと、自動的に「つながり」に追加される機能がありますが、設定からこの「つながりの自動管理」はOFFにすることが可能です。
意図しないアプリ内での交流を防ぎ、純粋な名刺管理ツールとして利用できます。
「名刺情報が勝手に共有されないか」「自動でつながらないか」といった不安を感じる人にとって、名刺管理アプリ選びは重要です。ここで比較した各サービスには、個人でも安心して使える設計や設定変更の可否など、それぞれ特徴があります。詳細はこのあと解説します。
つながりたくない人向け名刺管理アプリおすすめ3選
「つながり機能が不安」「名刺情報を勝手に共有されたくない」方に向けて、安心して使える名刺管理アプリを厳選しました。共有制御が可能なアプリや、ローカル保存型も紹介します。
共有範囲制限・つながり管理できる名刺管理アプリ
CAMCARD BUSINESSは、キングソフト株式会社が提供する法人向け名刺管理アプリです。高精度のOCR技術を活用し、名刺情報を最短5秒でデジタル化し、クラウド上で一元管理できます。また、オペレーターによる目視補正機能も備えており、名刺情報の正確性を高めています。
さらに、管理者が名刺情報の共有範囲を制限することで、必要な情報だけを特定のユーザーや部門と共有できます。意図しないつながりや情報の拡散を防ぎたいユーザーにとって、安心して利用できる環境が整っています。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
myBridgeは無料から導入可能な名刺管理アプリです。スマホで名刺を撮影するだけで、文字認識技術やオペレーターによって高精度にデータ化されます。
無料版の「個人名刺帳」に登録した名刺は、「共有名刺帳」に自身で共有操作をしない限り、自分だけが閲覧・管理できる設計です。意図しない他人への共有はされません。
また、LINEアカウントとの連携機能は現在廃止されています。さらに、特定の名刺交換相手との情報自動アップデートを「ブロック」機能で停止したり、端末の連絡先への「自動保存」もON/OFFで設定でき、プライバシー設定を細かく調整できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Wantedly Peopleは、Wantedly株式会社が提供する名刺管理アプリ。スマホで複数枚の名刺を一括スキャンできる手軽さが特長です。
名刺交換相手が名刺を読み込むと、自動的に「つながり」に追加される機能がありますが、設定からこの「つながりの自動管理」はOFFにすることが可能です。
意図しないアプリ内での交流を防ぎ、純粋な名刺管理ツールとして利用できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
つながりたくない名刺管理アプリの選定にお悩みの方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った名刺管理アプリ(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
名刺管理アプリの選び方
最後に、名刺管理ソフトを選ぶ際に注目したいポイントについて解説します。共有・連携機能の設定はもちろん重要ですが、それ以外にも比較・検討すべき点があります。
名刺管理ソフトの比較ポイントをチェック
- 必要な機能で選ぶ
- 導入形態(クラウド型/オンプレミス型)で選ぶ
- データ化のスピードと精度で選ぶ
- 費用対効果の高いサービスを選ぶ
- 導入実績数・業界シェアで選ぶ
- 自社ツールとの連携で選ぶ
必要な機能で選ぶ
名刺管理の課題は企業ごとに異なるため、まず自社の目的を明確にすることが大切です。例えば「紙の名刺をデジタル化したい」場合は、読み取り精度や検索性能の高さがポイントになります。検索条件を細かく設定できれば、営業活動の効率化に直結します。
一方で「名刺情報を共有・活用したい」場合は、SFAやCRMとの連携、人脈可視化などの機能を備えたソフトが適しています。データを統合管理することで、重複アプローチや対応漏れのリスクを抑え、チーム営業を円滑に進められます。
PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~9月に実施した独自調査によると、企業が名刺管理ソフトに求める機能(複数回答可)の第1位は「名刺検索機能」(34%)でした。次いで「顧客情報管理機能」(26%)、「スマートフォンなどでの閲覧・メモ入力」(23%)が続き、日常業務に直結する情報活用を重視する企業が多いことが明らかになりました。
導入形態(クラウド型/オンプレミス型)で選ぶ
クラウド型の名刺管理は、データをインターネット上のサーバーに保存し、システムの保守や管理を提供会社が担います。自社でサーバーを用意する必要がなく、初期投資を抑えて短期間で利用を開始できる点が特長です。一方で、利用期間中は月額などのランニングコストが発生します。
オンプレミス型は、自社内にサーバーを設置してシステムを構築する方式です。導入までの手間や費用は増えますが、セキュリティポリシーを自社で細かく設定でき、機能の拡張や仕様変更にも柔軟に対応できます。
データ化のスピードと精度で選ぶ
名刺管理ソフトには、スマートフォンで簡単に読み取れるタイプや、専用スキャナーを利用するタイプがあり、自社の運用方法に合った仕組みかを確認することが大切です。読み取り精度にも差があり、名刺交換の枚数が多い企業では、高精度なデータ変換機能が欠かせません。
短時間で正確にデータ化したい場合は、オペレーターが手入力を行うサービスも選択肢となります。追加費用が発生するケースもありますが、手作業の負担軽減や精度向上に効果的です。
費用対効果の高いサービスを選ぶ
名刺管理アプリの導入には一定の費用が発生しますが、名刺を多く扱う企業ほど投資効果が見込めます。反対に、取り扱い枚数が少ない場合は導入を控える判断も妥当です。
| 費目 | 相場 |
|---|---|
| 月額料金(従量課金型、クラウド) | 1,500円~3,000円/アカウント |
| 月額料金(月額固定型、クラウド) | 2万5,000円~5万円 |
| スキャン料金(クラウド) | 10円~20円/枚 |
| 初期費用(オンプレミス) | 数百万円 |
サービスによっては、オペレーターによる入力代行やスキャナのレンタルに追加料金がかかるケースもあります。基本プランの金額だけでなく、総コストを把握したうえで検討することが重要です。
導入実績数・業界シェアで選ぶ
名刺管理ソフトの信頼性を判断するうえで、導入実績やシェアの高さは大きな指標になります。多くの企業が導入している製品は、機能改善やサポート体制が充実している傾向があり、初めて導入する場合でも安心です。さらに、ユーザー同士の情報共有が活発な環境では、運用ノウハウを得られる機会も広がります。
自社ツールとの連携で選ぶ
既存のCRM・SFA・メール配信システムなどと連携できる名刺管理ソフトを導入すれば、営業やマーケティングの効率向上が期待できます。名刺データを顧客管理やアプローチに活用できるほか、入力ミスやデータ重複の防止にも有効です。さらに、API連携に対応したソフトなら、業務フローに合わせた柔軟な運用が可能になります。
まとめ:つながりたくない人でも安心できるアプリ選びを
名刺管理アプリの中には、相手と自動でつながったり、名刺情報が共有されたりするものもあります。「知らないうちに誰かとつながってしまうのは不安…」という方は、そうした機能の有無を事前に確認することが大切です。人と自動でつながらず、自分のペースで使えるアプリを選べば、名刺管理も安心して続けられます。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、名刺管理アプリ選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
名刺管理アプリについて、よくある質問に回答します。
Eight(エイト)の「つながり機能」は無効化できるか
Eightは、名刺交換を通じて人とのつながりを促進することを目的としたサービス。そのため、つながりを発生させない設定は提供されていません。つながりを解除したい場合は、登録した名刺を削除する必要があります。
ただし、相手からの名刺交換リクエストでつながった場合に限り、相手側からも自分の情報を削除可能です。それ以外のケースでは、つながりを解除しても、相手が保持している名刺から過去の情報が削除されることはありません。
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