iPhoneの電話帳アプリと同期できる名刺管理ソフト5選!情報更新を自動化
スキャンした名刺情報を自動でiPhoneの電話帳アプリに反映できるのが、連携対応の名刺管理ソフトです。相手から着信があった際も氏名や会社名が表示されるため、すぐに状況を把握して対応できます。
本記事では、スマホの電話帳との同期・連携に対応したおすすめ名刺管理ソフトを厳選。連絡先アプリに登録するタイプと、アプリ内で着信表示に対応するタイプの違いもわかりやすく解説します。
- 名刺管理ソフトとは
- スマホで名刺情報を活用する方法
- 【比較表】スマホの電話帳に同期できる名刺管理ソフト
- スマホの電話帳に同期できる名刺管理ソフトのおすすめ5選
- 名刺情報をスマホの電話帳アプリに同期する際の注意点
- まとめ:連絡先の同期でiphone(スマホ)を使った営業活動をスムーズに
- よくある質問
名刺管理ソフトとは
名刺管理ソフトとは、紙の名刺をスマートフォンやPC上でデジタル管理できるようにするツール。氏名、会社名、電話番号、役職、メールアドレスなどの情報をOCR(文字認識)で自動的に読み取り、一元的に検索・分類・共有できる仕組みを提供します。
ソフトを導入することで、営業担当や人事、マーケティング部門など、組織内での人脈情報をチームで共有しながら活用できるのが大きな特徴。例えば「過去に誰が誰と名刺交換したか」「どの部署の誰がつながっているか」の情報も可視化され、人脈の資産化や顧客対応の強化に役立ちます。
さらに最近では、スマートフォンとの連携も進化しています。名刺情報をスマホの連絡先アプリと同期すれば、外出先や移動中でも即座に連絡を取ることができ、営業スピードや対応力が向上します。
スマホで名刺情報を活用する方法
名刺管理ソフトには、スマホで相手情報をすぐ確認できる仕組みがあります。連絡先アプリに自動登録して電話帳と連携する方式と、連絡先には登録せず着信時に名刺情報を表示する方式の2つです。
パターン①|スマホの連絡先アプリに自動登録する方式
スマートフォンに標準搭載されている「連絡先アプリ」と名刺情報を同期できる方式です。登録された情報は、電話やメール、チャットなどのアプリからすぐに呼び出せるため、スマホ全体で連絡先を一元管理できます。また、連絡先は端末に保存されるため、オフライン環境でもスムーズに利用可能です。外出先での営業や顧客対応が多い方には、特に実用性が高く、効率的な運用が期待できます。
パターン②|連絡先に登録せず、着信時にのみ表示する方式
もうひとつの方式は、名刺情報をスマホの連絡先には登録せず、専用アプリ内で管理するタイプ。クラウド上の名刺情報を参照し、着信時に氏名や会社名を画面に表示する仕組みで、電話帳を煩雑にせずに済む点が特長です。
この方式は、端末に名刺情報を残さないためセキュリティ面での安心感があり、個人スマホを業務で利用するBYOD環境にも適しています。 ただし、自分から相手に連絡を取りたい場合はアプリを開く必要があり、情報更新も手動操作が前提となるため、業務効率の面では用途が限定される場合もあります。
【比較表】スマホの電話帳に同期できる名刺管理ソフト
スマホの連絡先アプリに名刺情報を直接同期できる名刺管理ソフトを、比較しやすい表形式でまとめました。
| 製品名 | 料金 | 登録方法 |
|---|---|---|
| CAMCARD BUSINESS | 初期費用:無料 月額料金:1,700円〜/1ID |
自動で連絡先に登録 |
| myBridge | 初期費用:無料 月額料金:無料〜 |
自動で連絡先に登録 |
| Wantedly People | 初期費用:無料 月額料金:無料 |
自動で連絡先に登録 |
| Eight Team | 初期費用:19,800円 月額料金:500円(10名まで無料) |
自動で連絡先に登録 |
| Sansan | 初期費用:要問合せ 月額料金:要問合せ |
必要な名刺だけ手動で登録 |
スマートフォンの連絡先アプリと名刺情報をスムーズに同期したい企業は、「自動で連絡先に登録できる」名刺管理ソフトを選ぶのが実用的。特に、CAMCARD BUSINESSやmyBridge、Wantedly People、Eight Team(プレミアム機能)は設定さえすれば、日々の名刺管理を意識せずに連絡先を常に最新状態に保てます。
一方でSansanは高機能な一方、CSV出力を経由する手動登録が基本となるため、連絡先同期の手間を重視する利用者には注意が必要です。日常的にスマホで電話やメールを多用する方ほど、「連絡先自動同期」対応の名刺管理ソフトを選ぶことで、業務の効率と連絡のスピードが大きく向上するでしょう。
スマホの電話帳に同期できる名刺管理ソフトのおすすめ5選
本章では、電話帳アプリに同期できる名刺管理ソフトの中から、特におすすめの5つを厳選して紹介します。
端末の電話帳アプリに自動で同期!5つの名刺管理アプリ
CAMCARD BUSINESSは、キングソフト株式会社が提供する名刺管理システムです。最大の特長は、4,000社超の豊富な導入実績。さらに世界トップレベルのOCR(文字認識機能)を活用することで、名刺情報を圧倒的なスピードでデータ化します。また、名刺情報を電話帳に登録する機能も搭載されています。
料金プランに関しては、STANDARD(月額1,700円/ID)とPROFESSIONAL(月額2,500円/ID)の2種類です。「コストをできるだけ抑えたい」「名刺情報のデータ化を加速させたい」など、さまざまなクライアントのニーズを満たしてくれます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
myBridge(マイブリッジ)は、LINEヤフー株式会社提供の、無料で使える名刺管理アプリです。スマートフォンで名刺を撮影するだけでOCRとオペレーターによる確認で高精度にデータ化され、氏名や会社名などの検索もスムーズに行えます。
共有名刺帳機能によりチーム内で名刺情報を一元管理でき、CSV形式でのエクスポートも可能です。オンライン名刺機能では、URLやQRコードを使って非対面での名刺交換にも対応。
登録した名刺は端末の連絡先にも保存され、個人利用から小規模企業まで幅広く活用できます。本機能は、個人名刺帳のほかプレミアムプラン・プレミアムプラスプランの共有名刺帳でも利用できます。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Wantedly Peopleは、ウォンテッドリー株式会社提供の名刺管理ソフトです。複数の名刺を一度の撮影で読み込んでクライアントの情報を瞬時にデータ化し、電話帳に追加することができます。全機能が無料で利用できるというのも嬉しいポイント。
名刺管理はもちろん、連絡先の共有、着信時の名前表示、Excelへの書き出しなど幅広い用途に役立てることができます。スマホだけでなくPCからも名刺情報にアクセスでき、さまざなシーンに対応しているのも見逃せません。
そのほか、暗号化プロトコルのTLS プロトコル v1.2 (SSL)を採用しているなど、セキュリティにも注力しているので、安心して利用できる名刺管理システムです。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Eight Teamは、Sansan株式会社が提供する中小企業向けの名刺管理ソフトです。個人向け名刺アプリ「Eight」のアカウントをそのまま活用し、チーム内で名刺情報を共有・管理できます。
Eightプレミアム限定機能として「連絡先連携機能」を利用すれば、Eightに登録された名刺情報をスマートフォンの電話帳アプリと同期可能。Eightを起動せずに電話帳から該当の相手をすぐに検索できるため、日常業務のスピードが向上します。
さらに、会社支給のスマートフォンと連携すれば、着信時に相手の名前や所属を即座に表示でき、誰からの連絡かを瞬時に把握でき、対応の正確さとスピードが大きく向上します。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
Sansanは、Sansan株式会社が提供する名刺管理ソフトです。OCRや手入力、AI技術により名刺情報を高精度にデータ化し、スマホアプリ上では着信時に相手情報を確認できる便利な機能も搭載しています。スマートフォンの「連絡先アプリ」とは自動で同期されないため、名刺情報を連絡先に登録する際はCSV出力を経由した手動操作が必要です。
運用支援の「カスタマーサクセスプラン」や、10,000社を超える導入実績も魅力で、Lite・Standard・DXの3つの料金プランが用意されています。名刺管理を軸に営業活動を効率化したい企業に適した選択肢です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
主な機能
関連記事:無料で使える名刺管理アプリおすすめ10選【個人・法人向け】
名刺情報をスマホの電話帳アプリに同期する際の注意点
スマホの連絡先アプリと名刺情報を連携することで、連絡・対応のスピードは格段に向上しますが、実際に運用する際にはいくつかの注意点があります。
電話帳アプリ(端末)に同期する際の注意点
- 名刺のOCRミス・誤登録リスク
- 二重登録・連絡先の重複
- セキュリティやプライバシー懸念
- 自動同期か手動エクスポートかの違いに注意
名刺のOCRミス・誤登録リスク
名刺情報は、OCR(文字認識)で自動的に読み取られます。スキャン精度は名刺のレイアウトやフォント、印刷状態に左右されるため、誤登録が発生するケースもあります。 特に、電話番号の桁数違いや名前の読み違いなどは、連絡ミスにつながる可能性があるため、名刺登録後は必ず目視で確認・修正するプロセスを設けましょう。
二重登録・連絡先の重複
同一人物の名刺を複数回スキャンした場合や、手動登録とアプリ同期が重なった場合、連絡先が重複して登録されることがあり、検索時に同一人物が複数件表示されるなど、業務の妨げになることも。 アプリ側での重複チェック機能の有無や、端末側の連絡先管理方法も事前に確認しておきましょう。
セキュリティやプライバシー懸念
名刺情報には、氏名・電話番号・メールアドレス・会社名などの個人情報が多く含まれます。スマホの連絡先に登録されることで、第三者に情報が流出するリスクもあるため、業務用端末と個人端末(BYOD)の使い分けや、アプリのセキュリティポリシーの確認が不可欠です。
自動同期か手動エクスポートかの違いに注意
アプリによっては、名刺情報を自動で連絡先に反映するものもあれば、手動でエクスポート操作が必要なものもあります。 自動同期は手間が省ける一方で、意図しないタイミングでの更新や削除の可能性があるため注意が必要です。 自社の運用ルールやセキュリティ方針に合った同期方法を選びましょう。
まとめ:連絡先の同期でiphone(スマホ)を使った営業活動をスムーズに
名刺をもらっても、連絡先に手入力するのは意外と手間がかかるもの。 外出先で連絡しようとして「登録してなかった…」と困った経験のある方も多いのではないでしょうか。そんな課題を解消してくれるのが、名刺情報をスマホの連絡先アプリに自動で同期できる名刺管理ソフト。日々の連絡をもっとスムーズにしたい方は、自分の使いやすいソフトから試してみてはいかがでしょうか。
名刺管理システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った名刺管理システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
ここでは、名刺管理ソフトについてよくある質問に回答します。
名刺管理ソフトの選び方は?
名刺管理ソフトを選ぶ際は、初期費用や月額料金を確認しましょう。クラウド型は導入コストを抑えてすぐに運用を開始できる一方、オンプレミス型はセキュリティやカスタマイズ面で優れています。名刺の取り扱い数や利用部門の規模を踏まえ、導入形態ごとの費用感や追加料金の有無を把握することも重要です。
導入実績の多い製品は信頼性が高く、サポートや機能改善の面でも安心できます。また、自社の業務ツールと連携できるかどうかも、日常業務の効率を左右する要素です。
さらに、解決したい課題を明確にし、それに対応する機能を備えた製品を選ぶことが大切です。例えば、名刺を正確にデータ化したい場合は高精度スキャンやオペレーター入力に対応する製品が適しています。名刺情報をチームで共有したい場合は、SFAやCRMと連携できるタイプが向いています。
企業が重視する名刺管理ソフトの機能
PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~9月に行った独自調査によると、企業が名刺管理ソフトに求める機能(複数回答可)の第1位は「名刺検索機能」(34%)でした。次いで「顧客情報管理機能」(26%)、「スマートフォンなどでの閲覧・メモ入力」(23%)が続き、日常業務に直結する情報活用を重視する企業が多いことが明らかになりました。
詳しくは「名刺管理ソフトの選び方・比較方法6つを徹底解説」をご参考ください。
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