【2025年最新】完全無料のグループウェアおすすめ4選【比較表付き】
社員同士のコミュニケーション改善や業務フローの整備など、さまざまなシーンで効果を発揮するグループウェア。ただ、業務効率がアップして結果的に収益性が高まることはあっても、グループウェアそのもので直接売り上げを生み出すことはできません。
そうした点から「できるだけコストを抑えたい」「できれば無料で導入したい」というのは、多くの企業に共通する想いではないでしょうか。
今回は、発注業者比較サービスPRONIアイミツが、おすすめの完全無料のグループウェアを厳選!無料で使え、機能や使い勝手にも定評がある4つのグループウェアを紹介します。予算の限られる中小企業や初めてグループウェアを導入する企業にとっては、いずれも有力候補になるはずです。
- グループウェアとは
- 完全無料のグループウェアとは?
- 完全無料のグループウェアの注意点
- 完全無料のグループウェアを選ぶ際のポイント
- 【比較】無料で利用可能なグループウェア
- 完全無料のグループウェア4選
- まとめ
グループウェアとは
グループウェアとは、チームで取り組む仕事を手助けするツールです。チャットや社内SNS、スケジューラー、ワークフローといった機能がパッケージ化されており、社員同士がリアルタイムにコミュニケーションをとったり、お互いの予定を確認したり、予算や休暇を申請・承認したり、さまざまな使い方ができます。
IBMが1996年にリリースした「Lotas Notes 4.0」をきっかけに世界中へ広まり、現在の市場規模はおよそ約1,050億円。うち約85%をサーバーを必要とせずwebブラウザ上で使えるクラウド型が占めています。
完全無料のグループウェアとは?
完全無料とは、機能や期間の制限がなく無料で使えるということです。1ヵ月程度の無料トライアル期間や、有料プランへの移行を前提とした限定的な無料版が用意されているグループウェアではなく、基本機能のすべてを実質0円で永続的に利用できるグループウェアのことを指します。
完全無料のグループウェアの注意点
無料のグループウェアを使用する際の注意点について解説します。
利用制限
無料のグループウェアは、利用できる機能に制限が設けられているケースが多いです。代表的な機能制限のひとつに、有料版と比較すると利用可能人数の上限が挙げられます。個人で利用する分には気にならないかもしれませんが、企業全体で導入する場合、無料版では限界があります。
また、ファイルのやり取りが可能なグループウェアも多いですが、利用可能なデータ量に制限が設けられている場合も。グループウェア導入する際には、必要な機能が利用できるか確認しておきましょう。
セキュリティ機能
無料のグループウェアは有料版と比較して、簡易的なセキュリティ機能しか利用できません。個別のアカウントにアクセス制限を掛けるなどの詳細なセキュリティ管理機能は利用できないケースが多いです。
部外者による不正なアクセスを防ぐためのセキュリティ対策は施されていますが、社内でのアクセスをコントロールする機能は利用できません。情報が漏洩すれば自社の信用に関わるため、セキュリティに不安がある場合は有料版の利用も検討するべきでしょう。
サポート体制
無料のグループウェアは、有料版と比較してサポート体制が弱いことが多いです。サポートを利用できるサービスもありますが、限定的な内容に留まっています。FAQやヘルプページを用意して対応しているサービスが多いため、自力で解決することもできますが、IT機器を利用する機会の少ない社員が多い職場の場合、導入が難航する恐れも。無料グループウェアを選ぶ際には、自社に必要なサポートを受けられるか確認しておくことをおすすめします。
完全無料のグループウェアを選ぶ際のポイント
それでは、完全無料のグループウェアを導入する際のポイントを3つ紹介します。
機能
ハイエンドな有料グループウェアと比べて、機能面で見劣りするのは仕方のない部分ではありますが、せっかく導入するのなら、そのメリットを最大限活かしたいものです。各製品の公式サービスサイトを見比べつつ、何をどこまでできるのかしっかり把握しましょう。
社員同士のコミュニケーションや情報共有に課題を抱えている企業なら、社内SNSやチャット、掲示板機能が付いたグループウェア、一方で人事や経理といったバックオフィス系の業務を効率化したいのなら、タイムカードや経費精算、ワークフローといった機能が搭載されているグループウェアがおすすめです。
操作性
費用がかからないとはいえ、操作に迷ってしまったり処理が遅れてしまったりして、導入後に生産性がダウンしてしまうようでは本末転倒です。アイコンの配置やレイアウトはわかりやすいか、動作はスムーズ化、PC・システムに苦手意識を持つ人でも使いこなせそうか、事前にしっかり確認しましょう。
営業など外出が多いメンバーの利用が前提の場合、スマートフォンやタブレットでの使い勝手も大切なポイントになります。
セキュリティ
グループウェアを導入するということは、社員一人ひとりがタッチできる情報が増えるということです。データやノウハウの共有に役立つ一方、情報漏洩のリスクもおのずと高まります。
不正侵入をブロックできるアクセス制限機能が付いていることを前提に、できればプライバシーマークやISO27001の認証を取得している会社のグループウェアを選びましょう。あわせて、ナショナルクライアントへの導入実績や契約継続率なども判断材料の1つになると思います。
【比較】無料で利用可能なグループウェア
ここからは無料で利用可能なグループウェアを紹介していきます。まずはPRONIアイミツが料金や機能項目、連携サービスなどを絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。

各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、グループウェア選びの参考にしてください。
完全無料のグループウェア4選
それでは、PRONIアイミツがおすすめする完全無料の4つのグループウェアについて、それぞれ特長と注意点を紹介していきます。

-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
R-GROUPは、東京とアメリカ・カリフォルニア州に拠点を置くクラウド型のグループウェアです。
2010年のサービス開始以来、2,000社以上のクライアントに利用されてきました。2013年のアップデートからは多言語にも対応しており、世界中でユーザー数を伸ばしています。
<特長>
何より大きな特長は、12種類の豊富な基本機能を備え、容量無制限のオンラインストレージが使えることです。無料のグループウェアのなかには利用できる機能が極端に少なかったり、ストレージの容量が小さく実用性に乏しいものも少なくありませんが、R-GROUPの場合、機能・利用期間・ストレージの容量いずれも無制限で使えます。スケジューラーやチャットに加えて、スマートフォンに対応した無料通話アプリも付いているので、通信コストの削減にも一役買ってくれそうです。
加えて、ユーザー目線で開発されたわかりやすいインターフェイスも魅力の1つです。すべてのアプリ共通で画面右側に参加ユーザーのリスト、左側にスケジュールやメッセージの履歴が表示される構成になっており、機能を切り替えた際も操作に迷ったりすることはないでしょう。グループウェアが初めての企業にもおすすめです。
<注意点>
ファイル共有やチャットなどの機能は充実している一方で、一般的なグループウェアに見られるワークフローの機能が付いていません。稟議・決済のプロセスを整備したい場合は、他のツールを導入する必要があります。
また、無料である以上、運営側もコストをかけられないので仕方のない部分ではありますが、電話やメールでの相談・問い合わせには対応していません。UIが非常にシンプルなので操作に迷うことは少ないはずですが、自分で調べながら使い方を覚えていくのが苦手なタイプの方には、ややハードルが高いかもしれません。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- メールサポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 文書管理機能
- クラウド(SaaS)
e-Broad Office
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
e-Broad Officeは、イーブロードコミュニケーションズ株式会社が提供している完全無料のグループウェアです。
機能的にやや限られる部分はあるものの、期間・利用人数ともに無制限で利用できることもあって、中小企業を中心に多くのクライアントに導入されています。2019年にサービスが終了した無料グループウェア「サイボウズ Live」の代替ツールとしても注目を集めているようです。
<特長>
スケジューラーやToDoリスト、伝言メモに加え、無料グループウェアとしては珍しい社員の在籍確認機能、50MBまでのファイル便共有機能が搭載されています。部署間の連携を深めたい企業や、複数の拠点を展開している企業にとっては有力候補の1つになるのではないでしょうか。
また、非常に手軽に導入できるのも特長の1つです。公式サイト(https://gw.e-broad.jp/)上の専用フォームから会社名やメールアドレスを登録するだけで、その日のうちから使い始めることが可能です。サーバーを用意したり、端末にインストールしたりする手間は一切かかりません。
<注意点>
一般的なグループウェアに見られるチャット機能が付いていないうえ、スマートフォンで利用できる機能がスケジューラー、伝言メモ、ToDoリスト、アドレス帳の4種類に限られます。
無料かつスピーディに導入できる一方、使い慣れてくると物足りなさを感じるケースがありそうです。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- クラウド(SaaS)
- 社員名簿の管理機能
- 掲示板の設定
- 電話の伝言メモ送付機能

-
料金
月770円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
なし
サークルスクエアは、株式会社シティーズが提供している無料グループウェアです。サービス開始から17年のにわたり、トータル54万人以上のユーザーに利用されています。
クラウド型のためサーバーなどを用意する必要なく、ユーザー数や機能の制限もありません。
<特長>
スケジューラー、共有フォルダ、掲示板、アンケートといった16種類の機能すべてをスマートフォンで利用できます。デザイン・レイアウトも非常にわかりやすく、営業スタッフとの情報共有を効率化したい企業や、初めてグループウェアを導入する企業にはおすすめです。
収支や残高の計算ができる会計機能も付いており、経理用のツールとして活用しているユーザーも多いようです。
<注意点>
もともとビジネス向けというよりは、サークルやイベント運営といった一般向けのグループウェアとして開発されたこともあって、機能・スペックに制限があります。たとえば、チャットの投稿は1回につき140文字までに限られ、営業資料などを保管・共有するためのオンラインストレージも用意されていません。
そういった点ではあくまで入門者向けのグループウェア。まずは、サークルスクエアでグループウェアの使い勝手を確かめ、慣れてきたら他社製品への乗り換えるのも1つの方法だと思います。
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- メールサポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 文書管理機能
- 通信の暗号化
- クラウド(SaaS)
- 社員名簿の管理機能
-
画面が直感的で、説明書が無くても、出来るのが良さです。使うのははじめてですが、特に困らずに使えました。
-
誰もが簡単に操作可能ですので、またわかりにくいことがあったら教えてもらえたらそのあとは簡単だからかな。

-
料金
月300円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
5人
GroupSessionは、日本トータルシステムが提供するグループウェア。稟議やチャットなど情報共有・コミュニケーションに役立つ20種類以上の機能を無料で利用できる高機能なグループウェアです。企業はもちろん、官公庁や教育機関、医療機関での導入実績もあります。日本人が日本企業向けに開発した純国産のサービスで、国内企業の業務体系にマッチしたつくりになっているので、直感的に操作できるでしょう。
<特徴>
GroupSession最大の特徴は、無料版でもユーザー数の制限がない点です。また、不要な機能をオフにしたり、ユーザーやグループ毎のアクセス権限の個別設定にも対応。プログラムをダウンロードして、設定を行えばすぐに利用できます。会議室などの予約や利用状況を確認できる「施設予約機能」やプロジェクトの進捗状況・予算を管理できる「プロジェクト機能」など、各種管理業務を効率化する機能が充実している点も特徴です。
<注意点>
ユーザー数に制限がないGroupSessionですが、300名以上で利用する場合は注意が必要です。
グループセッションの無料版は、10~300名での利用を想定しているため、大人数で使用すると快適に動作しない恐れも。大規模な企業向けには、エンタープライズ型グループウェア「GroupSession ZION」が用意されています。大人数で快適に利用したい場合は、ZIONの導入を検討しましょう。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- スケジュール管理機能
- ファイル管理機能
- メール機能
- 会議室の予約機能
- 社内ポータル作成機能
- 文書管理機能
- ISMS
- 通信の暗号化
-
スケジュール管理ができ上司や同僚の行動予定が把握でき会議の時間調整や行事の日程調整を効率よくできるのでとても便利。
-
無駄にゴテゴテしていなくて見やすい。 また、個人個人の予定はもちろん、ほかの人のスケジュールも把握がしやすい仕様がいい。
まとめ
こちらでは無料で利用できるグループウェアについて解説してきました。無料のグループウェアには、機能制限やユーザー数の上限が設定されている場合もあるため、自社の求める要件を満たしているかどうかしっかりチェックしましょう。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!