クラウド型のIVRとは?おすすめサービスやメリットを紹介
「電話業務に追われてコア業務まで手が回らない」とお悩みの企業には、IVRの導入がおすすめです。IVRは、顧客からの問い合わせを適切な担当者に振り分けたり、定型的な質問を自動で返答したりするシステムで、コールセンターや受付の電話業務を効率化するのに役立ちます。しかし、IVRにはクラウド型とオンプレミス型があり、どちらを導入すべきか悩んでいる企業も少なくないでしょう。
本記事では、近年特に導入が進んでいるクラウド型IVRについて、オンプレミス型との違いやメリット、自社のニーズに合うサービスの選び方を解説します。最新のおすすめサービスも紹介しますので、ぜひクラウド型IVR選びの参考にしてください。
- クラウド型IVRとは
- クラウド型IVRのメリット
- クラウド型IVRサービスの料金比較表
- おすすめのクラウド型IVRサービス12選
- クラウド型IVRの選び方
- クラウド型IVRの利用ケース
- まとめ:クラウド型IVRでコストを削減しつつ電話業務を効率化
クラウド型IVRとは
クラウド型IVRとは、顧客が電話問い合わせをした際に、オペレーターに代わってシステムが自動音声で案内を行うシステムです。音声ガイダンスに従って顧客が音声・キーパッド入力により要望を伝えると、その要望にあわせて「適切なオペレーターへの電話転送」や「SMSへのショートメッセージ」など、適切な案内を行います。
インターネット経由で利用できる「クラウド型」は、サーバーなどの設置が必要なく、低コストで導入できます。また短期間での導入が可能となり、事業規模の変化に応じて回線数や機能を柔軟に拡張・縮小できます。
インターネット環境があれば場所を選ばずに設定変更や利用状況の確認が行え、常に最新の機能やセキュリティアップデートが適用される点も大きな利点です。さらに、CRM(顧客関係管理システム)などの外部システムとの連携もスムーズにでき、電話応対業務の効率化や顧客満足度の向上に貢献します。
クラウド型とオンプレミス型の違い
クラウド型IVRとオンプレミス型IVRは、主に「コスト」「導入・運用の柔軟性」「カスタマイズの自由度」「セキュリティ」の4つの観点で特徴が異なります。以下の比較表で特徴をまとめているので確認しましょう。aaa
| IVR種別 | メリット | デメリット |
|---|---|---|
| クラウド型IVR | ・初期費用を抑えられる ・短期間で導入できる ・回線数や機能の追加・変更が容易 |
・個別最適化したカスタマイズが難しい ・セキュリティ対策が事業者任せになる |
| オンプレミス型IVR | ・自社に合わせたカスタマイズができる ・自社特有のセキュリティ対策を講じられる |
・初期費用が高額になる ・導入までに時間がかかる ・回線数や機能の追加・変更に時間がかかる |
クラウド型IVRは、ハードウェアの購入・設置が不要なため、初期費用を抑えスピーディーに導入できます。また、Webで回線数や機能の追加・変更を設定できて拡張が容易です。一方で、サービス事業者がIVRを運用しているため、自社に個別最適化されたシステムにすることは難しく、セキュリティ対策も事業者次第となります。
オンプレミス型IVRは、社内で運用しているため、自社に合わせた自由なカスタマイズが可能です。自社向けのセキュリティ対策も講じられるので、厳格なセキュリティ基準や細かなコンプライアンス用件を設定している企業に向いています。しかし、オンプレミス型はハードウェアの購入・設置が必要になるため、初期費用と導入に要する時間はクラウド型よりも多くなります。
クラウド型IVRのメリット
クラウド型IVRのメリットを3つ解説します。
- 初期コストの削減と導入期間の短縮
- 保守・運用の手間とコストを削減
- 電話回線数や機能を柔軟に増減できる
初期コストの削減と導入期間の短縮
クラウド型IVRは、自社で高価な専用サーバーや電話交換機(PBX)といったハードウェアを購入・設置する必要がないため、設備投資費用を大幅に抑制できます。また、システム構築にかかる大規模な開発費用もかかりません。これらのことから、クラウド型IVRは、オンプレミス型IVRと比較して初期コストを削減可能です。
さらに、物理的な機器の購入や設置、複雑な初期設定が不要なため、申し込みから利用までの導入期間を短縮できる点も魅力です。
保守・運用の手間とコストを削減
クラウド型IVRは、保守・運用に手間がかかりません。サーバーの監視や障害発生時の対応、定期的なメンテナンス、セキュリティ対策、機能のアップデートといった専門知識が必要な作業は、すべてサービス提供事業者が行います。そのため、企業は自社で専門のIT担当者を確保したり、煩雑な運用業務に貴重なリソースを割く必要がありません。
また、システム維持に関わる人件費や、ハードウェアの故障に伴う修理・交換費用といった突発的な出費も抑制でき、コスト削減効果もあります。
電話回線数や機能を柔軟に増減できる
クラウド型IVRは、事業の成長、繁忙期や閑散期といった業務量の変動、またはキャンペーン実施などの状況変化に応じて、電話回線数(チャネル数)や必要な機能を柔軟かつ迅速に増減させることが可能です。自社で物理的な機器の追加購入や大規模なシステム変更を行う必要はありません。例えば、問い合わせが集中する期間だけ一時的に回線数を増やしたり、新しい自動音声ガイダンスや分析機能を試したりすることも容易です。
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クラウド型IVRサービスの料金比較表
ここからは実際に、クラウド型IVRサービスを比較します。料金や導入実績数を比較した表をご覧ください。
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料金
月3,317円〜
初期費用 0円
(他3プラン)
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料金
月150,000円~
初期費用 300,000円~ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月2,980円
初期費用 0円
(他4プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月30,000円~
初期費用 15,000円~ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月100,000円~
初期費用 100,000円~ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月14,800円
初期費用 30,000円 |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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導入実績社数 累計アカウント数30,000件 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 100社 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 282社(シリーズ累計) |
Webやアプリから容易に電話フローを設定可能で、飲食業、医療業、不動産業など多様な業種で導入が進んでいます。特に、AIによる通話内容の自動文字起こし・要約機能は、会話の要点を迅速かつ正確に把握して折り返すべき電話を判断でき、電話業務をスムーズにしたい企業におすすめです。
複数拠点のデータセンターで運用されており、自然災害発生時やオペレーターが不在となる時間帯でも、24時間365日体制で電話受付業務を継続可能です。自動受付IVRは企業の売り上げにも貢献し、約15%も売上が向上した企業もあります。
VoiceXMLを用いることで、既存のWebシステムとのシームレスな連携も容易です。ナビダイヤルまたはフリーダイヤルで利用でき、回線の共有型(ベストエフォートタイプ)や占有型(ギャランティタイプ)、さらには自動発信型(アラートタイプ)といった多様なサービスタイプが用意されいるため、企業のニーズや規模に合わせたIVR環境を構築したい場合におすすめ。
また、AIが通話内容を自動で録音・要約する機能は、担当者による迅速な状況把握と後続対応の効率化をサポートします。最短3日での導入が可能で、初期費用は無料で利用できます。医療機関や宿泊施設、不動産業など幅広い業種で導入実績があり、電話業務の負担軽減と生産性向上を目指している企業におすすめです。
NTTデータセンターを利用した高セキュリティかつ大容量なシステムを、1ヶ月単位の低コストで利用できる点がおすすめです。既存のWebサービスに電話チャネルを追加し、音声認識やSMS送信など必要な機能を組み合わせることで、幅広い顧客層へのマルチチャネルなサービス提供を実現。設備保守や維持管理の負担も軽減します。
企業ブランドに合わせた画面デザインのカスタマイズや、メニュー、遷移先ページ設定の自由度が高い点も特徴です。管理画面からリアルタイム更新やアクセス数の確認も行え、独自ドメインでの運用も可能。NTTグループによる一元的なサポートで、24時間自動応答による顧客対応を実現します。
コールコールのおすすめポイントは、その多岐にわたる便利な機能と高い柔軟性です。最大110言語に対応する音声認識、自然な会話形式でのAI応対、チャットやメールへのリアルタイム通知機能など、便利な機能を搭載。また、質問順序や選択肢を自由に設計できる柔軟なコールフローやSMS連携も特徴で、自社でのガイダンス作成・更新も容易です。
プライバシーマークを取得し、セキュリティ面にも配慮されています。
おすすめポイントは、特に受付処理件数が多い場合に期待できる高いコスト削減効果です。有人対応と比較して50~80%のコスト削減が見込めます。導入前のヒアリングから運用開始後のチューニングに至るまで、充実したサポート体制も特徴です。
日本語での正確なヒアリングを重視し、専門知識なしでの簡単な導入・運用を求める企業におすすめ。日本語に特化した高精度な音声認識を強みとし、特に名前や住所といった固有名詞のヒアリングで優れた応答を実現します。
専門知識がなくてもノーコードで対話フローを簡単に設計でき、毎月35万件のコールに対応するなど高い自動化能力で電話業務の効率化と顧客体験の向上に貢献。多様な業界で導入が進んでおり、一部の企業ではオペレーター対応コール数を20%削減した実績があります。また、通販・EC業界のカスタマーサポート部門の成長に寄与しています。
APIを介した基幹システムとのデータ連携が可能で、問い合わせ内容は音声とテキストで保存・管理できるため、効率的な情報活用をサポート。必要に応じてオペレーターへスムーズに転送する機能も具え、SMS送信機能もあります。繁忙期における電話対応の効率化や顧客利便性の向上に貢献すると評判です。
音声ガイダンス、着信時の音声再生、通話録音といった多機能性を具えつつ、1ヶ月単位での利用や必要に応じた回線追加も容易です。資料請求のフォローや受注業務、キャンペーンダイヤルなど、さまざまな業種・シーンでの活用が最適となっています。
あふれ呼IVR、オートコール、自動受付IVR、CSアンケートIVRといった多様なサービスラインナップに加え、独自のIVRをオーダーメイドで構築できる柔軟性も持ち合わせています。
Webブラウザから直感的に操作可能な管理画面は、業務運用コストの削減にも寄与。大手企業から中小ベンチャーまで、業種を問わず多くの企業で利用実績があります。
料金プランは幅広く、初期費用無料の「DXでんわ」や月額3,317円(税込)~利用できる「IVRy」など、手軽に始められる選択肢があります。一方で、機能やサポート体制によって月額数十万円規模のサービスも存在します。「要問合せ」のサービスも多いため、自社の予算と必要な機能を明確にし、複数社から見積もりを取って比較検討することが重要です。
おすすめのクラウド型IVRサービス12選
比較表で挙げたおすすめのクラウド型IVRサービス12個について、特徴やメリットを紹介します。
- IVRy
- 自動受付IVR
- vポータルダイレクト
- DXでんわ
- VoiceMall
- モバイルウェブ ビジュアルIVR
- コールコール
- ロボット自動受付
- PKSHA Voicebot
- AIコンシェルジュ(TACT)
- じゃんじゃんコール
- MediaVoice
IVRy
「IVRy」は、株式会社IVRyが提供するクラウド型IVRです。高性能AIが365日24時間、企業の電話応対を自動化。事前に設定されたルールに基づき適切な案内やSMS送信を行い、機会損失の防止に貢献します。
Webやアプリから容易に電話フローを設定可能で、飲食業、医療業、不動産業など多様な業種で導入が進んでいます。特に、AIによる通話内容の自動文字起こし・要約機能は、会話の要点を迅速かつ正確に把握して折り返すべき電話を判断でき、電話業務をスムーズにしたい企業におすすめです。
主な機能
電話放送局の自動受付IVR
「自動受付IVR」は、株式会社電話放送局が提供するクラウド型IVRです。金融機関や保険業界を含む500社以上の企業に導入実績があり、年間4,000万件を超える処理件数と7,000回線以上の大規模なインフラが特徴。高いセキュリティを求めている企業におすすめのサービスです。
複数拠点のデータセンターで運用されており、自然災害発生時やオペレーターが不在となる時間帯でも、24時間365日体制で電話受付業務を継続可能です。自動受付IVRは企業の売り上げにも貢献し、約15%も売上が向上した企業もあります。
主な機能
Vポータルダイレクト
「Vポータルダイレクト」は、NTTコミュニケーションズ株式会社が提供するクラウド型IVRです。設備投資が不要なため初期コストを大幅に削減でき、最短1ヶ月という迅速な導入が可能です。よくある問い合わせへの自動応答によってオペレーターの業務負荷を軽減するほか、キャンペーン期間や繁忙期など、必要に応じたスポット利用にも柔軟に対応。
VoiceXMLを用いることで、既存のWebシステムとのシームレスな連携も容易です。ナビダイヤルまたはフリーダイヤルで利用でき、回線の共有型(ベストエフォートタイプ)や占有型(ギャランティタイプ)、さらには自動発信型(アラートタイプ)といった多様なサービスタイプが用意されいるため、企業のニーズや規模に合わせたIVR環境を構築したい場合におすすめ。
DXでんわ
「DXでんわ」は、メディアリンク株式会社が提供するクラウド型IVRです。自動音声を活用し24時間365日、企業の電話応対を自動化。ノーコードで直感的に設定できる電話フローと、日本語を含む約40言語に対応した多言語音声ガイダンスが特徴です。
また、AIが通話内容を自動で録音・要約する機能は、担当者による迅速な状況把握と後続対応の効率化をサポートします。最短3日での導入が可能で、初期費用は無料で利用できます。医療機関や宿泊施設、不動産業など幅広い業種で導入実績があり、電話業務の負担軽減と生産性向上を目指している企業におすすめです。
主な機能
VoiceMall
「VoiceMall」は、NTTテクノクロス株式会社が提供するクラウド型IVR。インターネット経由で容易にWebシステムと連携できる点が特徴です。
NTTデータセンターを利用した高セキュリティかつ大容量なシステムを、1ヶ月単位の低コストで利用できる点がおすすめです。既存のWebサービスに電話チャネルを追加し、音声認識やSMS送信など必要な機能を組み合わせることで、幅広い顧客層へのマルチチャネルなサービス提供を実現。設備保守や維持管理の負担も軽減します。
主な機能
モバイルウェブ ビジュアルIVR
「モバイルウェブ ビジュアルIVR」は、NTTコム オンライン・マーケティング・ソリューション株式会社が提供するクラウド型IVR。電話での問い合わせ客をSMS経由で専用Webサイト(ビジュアルIVR)へ誘導し、顧客自身のスマートフォン操作による自己解決を促進できる点がおすすめポイント。
企業ブランドに合わせた画面デザインのカスタマイズや、メニュー、遷移先ページ設定の自由度が高い点も特徴です。管理画面からリアルタイム更新やアクセス数の確認も行え、独自ドメインでの運用も可能。NTTグループによる一元的なサポートで、24時間自動応答による顧客対応を実現します。
コールコール
「コールコール」は、ルーシッド株式会社が提供するクラウド型IVRです。AI音声技術を活用し、電話業務の自動化によって企業の業務効率化をサポート。導入企業では平均84.2%の電話応対自動化を実現しています。
コールコールのおすすめポイントは、その多岐にわたる便利な機能と高い柔軟性です。最大110言語に対応する音声認識、自然な会話形式でのAI応対、チャットやメールへのリアルタイム通知機能など、便利な機能を搭載。また、質問順序や選択肢を自由に設計できる柔軟なコールフローやSMS連携も特徴で、自社でのガイダンス作成・更新も容易です。
プライバシーマークを取得し、セキュリティ面にも配慮されています。
ロボット自動受付
「ロボット自動受付」は、株式会社電話放送局が提供するクラウド型IVRです。音声認識技術を活用し、スムーズな受付プロセスと高い完了率を実現。電話での定型業務を24時間365日自動化することで、企業の業務効率化と人材不足の解消をサポートします。
おすすめポイントは、特に受付処理件数が多い場合に期待できる高いコスト削減効果です。有人対応と比較して50~80%のコスト削減が見込めます。導入前のヒアリングから運用開始後のチューニングに至るまで、充実したサポート体制も特徴です。
PKSHA VoiceAgent
「PKSHA Voicebot」は、株式会社PKSHA Communicationが提供するクラウド型IVRです。
日本語での正確なヒアリングを重視し、専門知識なしでの簡単な導入・運用を求める企業におすすめ。日本語に特化した高精度な音声認識を強みとし、特に名前や住所といった固有名詞のヒアリングで優れた応答を実現します。
専門知識がなくてもノーコードで対話フローを簡単に設計でき、毎月35万件のコールに対応するなど高い自動化能力で電話業務の効率化と顧客体験の向上に貢献。多様な業界で導入が進んでおり、一部の企業ではオペレーター対応コール数を20%削減した実績があります。また、通販・EC業界のカスタマーサポート部門の成長に寄与しています。
主な機能
AIコンシェルジュ
「AIコンシェルジュⓇ」は、株式会社TACTが提供するクラウド型IVRです。音声認識と音声合成技術を基盤に、電話はもちろん、チャットやデジタルサイネージといった多様なチャネルで自動応答システムを構築できます。この幅広いチャネルに対応できる点が、おすすめポイントです。
APIを介した基幹システムとのデータ連携が可能で、問い合わせ内容は音声とテキストで保存・管理できるため、効率的な情報活用をサポート。必要に応じてオペレーターへスムーズに転送する機能も具え、SMS送信機能もあります。繁忙期における電話対応の効率化や顧客利便性の向上に貢献すると評判です。
じゃんじゃんコール
「じゃんじゃんコール」は、株式会社メテムが提供するクラウド型IVRです。電話業務の無人化を推進し、大幅な業務効率改善を可能にします。初期費用30,000円、月額39,800円からという低価格で利用でき、この導入しやすい価格設定が、おすすめポイントです。
音声ガイダンス、着信時の音声再生、通話録音といった多機能性を具えつつ、1ヶ月単位での利用や必要に応じた回線追加も容易です。資料請求のフォローや受注業務、キャンペーンダイヤルなど、さまざまな業種・シーンでの活用が最適となっています。
MediaVoice
「MediaVoice」は、メディアリンク株式会社が提供するクラウド型IVRです。コストパフォーマンスと信頼性があるシステムを探している企業におすすめ。低価格でありながら高機能な点が特徴で、月間600万コールに耐える安定したシステム基盤と、97%という高い継続利用率を誇ります。
あふれ呼IVR、オートコール、自動受付IVR、CSアンケートIVRといった多様なサービスラインナップに加え、独自のIVRをオーダーメイドで構築できる柔軟性も持ち合わせています。
Webブラウザから直感的に操作可能な管理画面は、業務運用コストの削減にも寄与。大手企業から中小ベンチャーまで、業種を問わず多くの企業で利用実績があります。
主な機能
クラウド型IVRの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウド型IVR(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
クラウド型IVRの選び方
ここからは、クラウド型IVRの選び方を見ていきましょう。
- 必要な機能を搭載しているか
- 外部システムと連携できるか
- 自社の予算に合う料金か
- サポート体制が充実しているか
必要な機能を搭載しているか
IVRはサービスによって多様な機能があるため、自社の業務に必要な機能を搭載しているかを確認しましょう。例えば、基本的な音声ガイダンスや通話録音機能だけでなく、SMS送信、折り返し電話の予約機能など、自社のニーズに応じた機能が必要です。
さらに、業界特有の要件を満たすカスタマイズ性も求められることがあります。具体的な業務シナリオを想定し、それに対応できるサービスを選定できれば、導入後の効果を最大限に引き出すことが可能。また、フローの分岐の対応範囲や、将来的な機能追加やアップグレードの柔軟性も選定のポイントです。なお、コールセンターに必要な機能を搭載したIVRは、以下の記事で解説していますのでぜひ参考にしてください。
外部システムと連携できるか
IVRが外部システムと連携できるかは、選定の重要なポイントです。例えば、CRM(顧客関係管理システム)やカスタマーサポートシステムとIVRを連携することで、顧客情報をリアルタイムで参照し、より効率的な対応が可能になります。APIの提供や既存システムとの互換性を確認し、シームレスなデータ連携が実現できるかを検討しましょう。
また、外部システムとの連携によって業務プロセスを自動化できるか、オペレーターの負担を軽減できるかという点も考慮する必要があります。システム連携が最適化できれば、業務全体の効率と顧客サービスの質が向上します。
自社の予算に合う料金か
クラウド型IVRはオンプレミス型IVRと比較して初期費用が安いものの、月額料金が発生します。そのため、運用コストも含めたトータルコストを考慮しましょう。料金相場は、初期費用が無料~数万円ほど、月額料金が数千円~十数万円ほどです。
サポート体制が充実しているか
クラウド型IVRの導入と運用には、強固なサポート体制が不可欠。導入前に、サービス提供会社のサポート体制・対応時間を詳しく確認しましょう。例えば、導入前から利用中までサポートしてくれるか、カスタマーサポートが24時間対応しているか、緊急時の迅速な対応が可能かをチェックします。
さらに、トラブルシューティングや定期的なメンテナンス、システムアップデートなどに関するサポートも評価対象です。信頼性の高いサポート体制が整っていることで、システム運用中のリスクを最小限に抑え、安定した運用が実現します。
クラウド型IVRの利用ケース
クラウド型IVRはさまざまな状況で役に立ちます。ここでは、クラウド型IVRを利用できるケースを紹介します。
- 要件の振り分け
- 定型的な情報を自動音声で案内
- 予約の受付・変更・キャンセル
- あふれ呼・時間外の自動対応
要件振り分け
クラウド型IVRの代表的な利用ケースが、問い合わせ内容に応じた適切な部署やオペレーターへの自動振り分けです。顧客からの入電に対し、まず音声ガイダンスが「製品に関するお問い合わせは1番、その他は2番を押してください」といった形で用件を確認。顧客が番号を選択すると、IVRシステムはその情報に基づき、あらかじめ設定された担当部署や専門スキルを持つオペレーターの電話へ自動的に転送します。
顧客は迅速に目的の窓口につながり、企業側はオペレーターが都度用件を聞き取って取り次ぐ手間を削減でき、担当者は問い合わせ内容に即した詳細な案内や的確なサポートに集中できます。
定型的な情報を自動音声で案内
クラウド型IVRは、定型的な情報を自動音声で案内する用途でも効果的です。例えば、「営業時間は?」「アクセス方法は?」「手続きに必要な書類は?」といった頻繁に寄せられる質問に対し、あらかじめ用意された音声ガイダンスで自動的に回答できます。
これにより、顧客にとっては、24時間365日待ち時間なしで必要な情報を入手でき、オペレーターにとっては、同様の問い合わせに繰り返し対応する負担が軽減されます。
予約の受付・変更・キャンセル
クラウド型IVRは、病院の診療予約や飲食店の席予約、各種サービスの予約受付、さらには日時の変更やキャンセル手続きを自動化する際にも活用されます。顧客は音声ガイダンスに従い、電話機のボタン操作や音声で情報を入力するだけで、24時間いつでもこれらの手続きが完了。企業にとっては、オペレーターが予約関連の電話対応に費やす時間を大幅に削減でき、かつ予約情報も自動でデータ化されるため、管理業務の効率化につながります。
あふれ呼・時間外の自動対応
クラウド型IVRは、「あふれ呼」の発生時や、営業時間外の着信時に役立ちます。これらの状況で顧客からの電話を受けた際、IVRがまず音声ガイダンスで伝え、顧客の理解を促します。例えば「ただいま混み合っております」や「本日の営業は終了しました」と案内し、かけ直しを促したり、ウェブサイトへ誘導したりします。
また、希望者には電話番号等を登録してもらい、あとで折り返す「コールバック予約」も可能。これにより機会損失を防ぎ、顧客満足度の維持に貢献します。
まとめ:クラウド型IVRでコストを削減しつつ電話業務を効率化
クラウド型IVRは初期費用を抑え迅速に導入でき、保守・運用の手間も削減します。自動応答で定型業務やコールセンターの要件振り分けなどを効率化し、24時間対応も実現。コストを最適化しつつ電話業務の生産性を高め、顧客満足度向上にもつなげましょう。
数あるクラウド型IVRを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウド型IVRが分かる診断(無料)ができます。
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