IVRの費用相場は?導入費用も比較しおすすめのシステムを紹介
「電話対応を効率化したいが、IVRの導入費用は抑えたい」「自動音声応答の必要性はあるものの、IVRの料金が高く導入できない」という企業には、低価格のIVRがおすすめです。IVRの費用相場は、1席あたりの月額料金が1,500円~1万円程度。近年は需要の拡大にともないIVRは数多く提供され、安い価格で機能性に優れたIVRも多いです。
そこで本記事では、料金比較でおすすめの低価格のIVRを紹介します。クラウド型IVR・ビジュアル型IVR・オンプレミス型IVRの費用相場も比較し解説していますので、コストパフォーマンスの良いIVRを導入したい担当者はぜひご覧ください。
- IVRの費用相場
- IVRの料金比較表
- 【2024年最新】料金が安いIVRおすすめ8選
- 電話対応の課題と、IVRの必要性
- IVRを選ぶ上での注意点
- まとめ:IVR(電話の自動応答)の料金はトータルコストで比較しよう
- よくある質問
IVRの費用相場
はじめに、IVRの費用相場を確認しましょう。IVRの費用相場は、システムの種類や導入形態、搭載する機能によって大きく異なります。一般的に、クラウド型、ビジュアル型、オンプレミス型の3つのタイプがあります。それぞれのタイプによって初期費用や月額料金が異なるため、各IVRの費用相場を解説します。
導入形態 | 特徴 | 初期費用の相場 | 月額料金の相場 |
---|---|---|---|
クラウド型IVR | 導入しやすくリーズナブル | 無料~5万円程度 | 1席あたり1,500円~1万円程度 |
ビジュアル型IVR | 画面上で案内するため視覚的に分かりやすい | 5万円~30万円程度 | 2万円~4万円程度 |
オンプレミス型IVR | カスタマイズ性やセキュリティ面に優れる | システム費30万円以上、サーバー費20万円以上 | 企業によって保守・管理費が発生 |
クラウド型IVRの初期費用・月額料金
クラウド型IVRの初期費用の相場は、無料〜5万円程度、月額料金の相場は1席あたり1,500円~1万円程度です。サービスによっては、月額料金が席単位ではなく契約単位・番号単位のIVRも存在し、1契約あたり月額1万5,000円~10万円程度が相場です。また、月額料金は通話量や着信数によって変動するIVRもあるため事前の確認が必要です。
IVRの音声案内(テキスト読み上げ)の料金相場は、050番号や固定電話番号の場合は1分あたり3円程度、0120・0800から始まる番号の場合は1分あたり50円程度。通話料金についてはIVR提供会社によっても変わりますが、固定電話への発信の相場は3分あたり8円、携帯電話・PHSへの発信の相場は1分あたり16〜18円です。
クラウド型IVRは、クラウド上で利用できることから導入ハードルが低く、オンプレミス型やビジュアル型と比較して低価格という特徴があります。拡張性の高さや機能の豊富さ、選ぶプラン内容によって費用は異なりますが、「なるべくコストをかけずにIVRを導入したい」という企業にはクラウド型IVRがおすすめです。
ビジュアル型IVRの初期費用・月額料金
ビジュアル型IVRの初期費用の相場は、5万円〜30万円程度、月額料金の相場は2万円~4万円程度です。SMS送信費用は別途発生し、費用相場は1通あたり10円~12円程度です。ビジュアル型IVRの初期費用はクラウド型と比較すると高めで、数十万円になることが一般的です。月額料金は利用する機能やカスタマイズの度合いによって異なり、サービスによっては10万円以上になることもあります。
ビジュアル型IVRは、電話の自動音声案内(IVR)を可視化したサービスで、PCやスマホの画面で視覚的に操作できるシステムです。音声による案内で生じていた課題を解消できるものの、費用は全体的に高額になります。ビジュアル型IVRの導入費用や月額料金が高額になる理由として、以下の点が挙げられます。
【ビジュアル型IVRの費用が高額になる理由】
- 企業ごとにフローやデザインが異なりカスタマイズが必要
- 画像・動画を多く扱うためインフラを強化する必要がある
ビジュアル型IVRは、企業ごとに異なるユーザーフローやデザインが必要となるため、カスタマイズの範囲が広くなります。用途によっては開発も必要になるため、導入費用が増加します。また、ビジュアル型IVRは、画像や動画などのメディアを扱うため、サーバーを始めとするインフラを強化する必要があります。このため、インフラに関するコストも上がります。
オンプレミス型IVRの初期費用・月額料金
オンプレミス型IVRの初期費用の相場は、システム費が30万円以上、サーバー費が20万円以上です。導入するシステムの規模が大きければ費用も高額になります。月額料金はクラウド型のように毎月発生するわけではありませんが、電話使用料は発生します。また、年間の保守費用としてシステム導入費の5〜15%ほどの費用がかかることも留意しておきましょう。
また、オンプレミス型IVRは、社内にサーバーを立てて構築する必要があることから、クラウド型IVRと比較すると費用が高くなります。オンプレミス型は柔軟性や安全性の高さを重視する企業に向きますが、クラウド型やビジュアル型よりも費用が高額になることを念頭に置いておきましょう。
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IVRの料金比較表
以下は、低価格でおすすめのIVRの料金比較表です。初期費用や月額料金が安いIVRを厳選し、導入形態と併せて一覧化していますので自社のサービス選びに活用ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 通話料 (国内) |
---|---|---|---|
Zoom Phone | 無料 | 1,080円~ | 要問合せ |
マヤイ | 無料 | 1,500円~ | 50円/1件 |
IVRy(アイブリー) | 無料 | 3,000円~ | 着信 3.3円/1分 発信 11円/1分 |
トビラフォンCloud | 3万3,000円 | 3,300円~ | 着信 17.6円/1分 発信 17.6円/1分 |
じゃんじゃんコール | 3万円 | 3万9,800円 | 18円/3分 |
MiiTel | 無料 | 5,980円/1ユーザー | 要問合せ |
DXでんわ | 5万円 | 1万円~ |
要問合せ |
Hasso (ハッソ) | 2万円~ | 2万円~ | 要問合せ |
上記の比較表をご覧の通り、価格が安いIVRであれば1ユーザーあたり1,080円~3,000円程の月額料金で、費用をかけずに利用し始めることが可能。また、初期費用は無料のIVRも多く導入費用を抑えられるので、初期費用を抑えたい中小企業には特におすすめ。
初期費用が数十万円ほどと高額なIVRは、従業員への導入説明会やシステムの要件定義、環境構築といったさまざまなサポート料金が含まれていることも多く、費用対効果は優れています。初期費用・月額料金は導入内容によって変動するため、見積もりを依頼しましょう。
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【2024年最新】料金が安いIVRおすすめ8選
ここからは、数あるIVRの料金を比較し、安いIVRおすすめ8選を紹介します。コストパフォーマンスに優れているIVRを厳選していますので、IVRの価格を抑えたい企業はぜひ参考にしてください。
- Zoom Phone
- マヤイ
- IVRy(アイブリー)
- トビラフォンCloud
- じゃんじゃんコール
- MiiTel
- DXでんわ
- Hasso (ハッソ)
-
料金
年12,960円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zoom Phone(ズームフォン)は、ZVC JAPAN株式会社が提供する料金が安いクラウド電話サービス。Web会議ツールとして有名な「Zoom」が提供しており、初期費用は無料、基本料金は1ユーザーあたり年間12,960円(税抜)~です。安い価格帯と高い通話品質が評価され、世界中で約700万台の利用実績を持つ電話サービスです。
Zoom PhoneはIVRを作成することができ、オペレーターは自動受付をIVRに転送可能です。IVRの一部に名前によるダイヤルディレクトリを追加することもできます。IVRの転送オプションも豊富なため幅広い業種の電話対応に活用できます。
また、CRMとの連携で、着信時に顧客情報のポップアップ表示ができるため顧客満足度向上も図れます。有料オプション「Zoom Revenue Accelerator」を使うと、AIが通話内容を要約してくれる機能を活用可能。「通話内容の文字起こし・要約・解析もしたい」「コストと通話品質のバランスがよいサービスを導入したい」という企業にZoom Phoneはおすすめです。
マヤイ
-
料金
月1,500円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
なし
マヤイは、マヤイ株式会社が提供する料金が安いおすすめのIVRです。特徴は、月額1,500円(税抜)から利用できる低価格設定。個人事業主から入電数の多い企業まで、広く導入されています。クリニックからコンサルティング、ECショップ、不動産などさまざまな業種に対応しています。
電話に出られない場合でもAIが自動応答し、用件をテキスト化して通知。問い合わせの取りこぼしを防ぎ、業務効率を向上させます。月額9,800円(税抜)のビジネスプランでは応答内容のカスタマイズが可能で、様々な業務に対応可能。迷惑電話の登録や応対内容の変更をしたい企業はビジネスプランを選びましょう。
「低価格でシンプルなIVRを導入したい」「効果的なAI電話サービスを利用したい」という企業に、マヤイはおすすめの料金が安いIVRです。2週間の無料トライアル期間があるため操作性を確認してから導入できる点もおすすめです。
-
料金
月2,980円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
1人
IVRy(アイブリー)は、株式会社IVRyが提供する料金が安いIVRです。初期費用は無料、月額料金は3,000円~と安い料金で契約できるクラウドPBXで、大手企業への導入実績も豊富なサービスです。
IVRyは、電話自動応答機能(IVR)に強みをもち、オペレーターに電話をつなぐだけでなく、音声案内・SMS返信などは自動化し、問い合わせ対応ができるシステム。
顧客からの問い合わせがひっ迫し、1件ずつ手動の電話対応に手間がかかっている企業や、リソースが限られている小規模企業に、IVRyはおすすめのIVRです。
-
料金
月3,000円 -
初期費用
33,000円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
なし
トビラフォン Cloudは、トビラシステムズ株式会社が提供する料金が安いクラウドPBXです。NTTコミュニケーションズがバックボーンのため、高い通話品質を保持できるのが特徴。初期費用は3万3,000円、月額料金は1台あたり3,300円~と低価格帯のサービスです。
着信時の対応はIVR機能やコールキューイングといった機能を組み合わせWeb上で制御できるため、オペレーターの負担を軽減します。また、連絡先・発着信・録音ファイルの一元管理も可能です。
迷惑電話防止機能に優れていることも特徴。高性能な迷惑電話フィルタを実装し、約3万件の迷惑電話番号リストをもとに自動ブロックも可能。オペレーターは不要な電話対応に時間を取られることなく、本来の業務に集中できる点がメリットでしょう。
じゃんじゃんコール
-
料金
月39,800円 -
初期費用
30,000円
-
最低利用期間
1ヶ月
-
最低利用人数
お問い合わせ
じゃんじゃんコールは、株式会社メテムが提供する料金が安いIVRです。コールセンターの無人化を実現する自動音声応答システムで、電話対応業務を自動化します。価格が安いことが大きなメリットで、初期費用3万円、月額利用料39,800円で利用可能です。
回線レンタル方式を採用し、設備費用が不要で1ヶ月単位の利用でき短期間利用も可能。コストを抑えつつ高機能な電話システムを導入したい企業には特におすすめです。追加回線の利用は月額1万円で、必要に応じて柔軟にシステムを拡張できることも魅力。
顧客満足度を向上させる多彩な機能を搭載している点もおすすめ。着信時に登録音声を再生して、資料請求・注文受付を無人で処理する機能、管理画面でのデータ共有機能、録音機能による正確な対応などが可能。多彩な機能により業務の正確性と効率性が向上し、顧客満足度の向上にも貢献するIVRです。
MiiTel
-
料金
月5,980円/ID -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
MiiTel(ミーテル)は、株式会社RevCommが提供する料金が安いクラウドPBXです。クラウドフォン機能と録音・文字起こし・AI音声解析が1つになったツールで、スタートアップから大企業まで2,000社以上に導入され、社員教育や電話応対品質の向上に活用されるシステムです。
コールセンターに必要な機能が揃っており、自動音声ガイダンス機能はオプションで利用可能です。発番できる電話番号の種類が豊富な点もMiiTelのメリットで、03・06以外にも主要都市の市外局番を利用できます。プライバシーマーク・ISMS認証を取得しており、セキュリティ面も万全。
初期費用は無料のため、導入費用を抑えたい企業におすすめ。月額料金は1ユーザーあたり5,980円(税抜)で、1IDからでも始められ、単月での契約も可能なのでスモールスタートが可能。
DXでんわ
-
料金
月10,000円/1窓口 -
初期費用
50,000円
-
最低利用期間
6ヶ月
-
最低利用人数
なし
DXでんわは、メディアリンク株式会社が提供する料金が安いIVRです。特定の業界業種にとらわれることなく、スタッフが対応する代表電話業務を自動音声応答に移行できます。DXでんわによる自動化で、スタッフはコア業務に集中できる点がメリット。
プランは2つあり、シンプルで選びやすく、導入前に無料トライアルでの体験も可能。エントリープランは1窓口あたり10,000円(税抜)で、スモールスタート・⼩規模オフィスに最適なプラン。スタンダードプランは1窓口あたり50,000円(税抜)で、1件あたり50円の業界最安値プランです。
日本語や英語以外にも全40言語に対応しているため、海外企業と取引きのある企業にもおすすめです。「導入後の設定をサポートしてほしい」「英語、中国語、フランス語などにも対応するシステムを導入したい」という企業にDXでんわは特におすすめのIVRです。
Hasso
-
料金
年240,000円 -
初期費用
30,000円
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
お問い合わせ
Hasso (ハッソ)は、株式会社インターコムが提供する安い価格でおすすめのIVRです。FAQページや専用窓口、折り返し電話予約などを通じて、顧客を最適なチャネルに導くシステムです。
外出中の社員の電話を自動転送したり、PCとヘッドセットを使って外線通話ができるため、テレワーク環境でも便利に電話対応ができます。画面や会話の設計はドラッグアンドドロップの簡単操作で完了し、テンプレートや構築支援サービス(有料)などの機能とサポートも充実しているため、すぐに運用を開始できます。さらに、パソコンを利用した電話通話(ブラウザフォン)機能も搭載し、低コストで導入できる点も魅力です。
初期費用は20,000円(税抜)~、月額料金は20,000円(税抜)と低価格なのもおすすめの理由。「安いIVRを導入したい」「IVRを初めて利用するためサポートが充実したものを選びたい」という企業にHassoはおすすめのIVRです。
以上、機能比較や料金比較でおすすめの自動音声応答システム(IVR)を詳しく解説しました。おすすめのビジュアルIVRは、別記事「ビジュアルIVRのおすすめを厳選比較」で解説していますのでぜひ参考にしてください。
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電話対応の課題と、IVRの必要性
IVR(自動音声応答システム)とは、電話を受けた際に自動音声ガイダンスを使用し、顧客の入力に基づいて対応するシステムです。IVRは電話対応を効率化し、顧客満足度の向上を図るために重要なツールです。
IVRの導入には費用がかかるため、導入するか否かお悩みの企業担当者も多いでしょう。どのような課題がある時にIVRが必要なのでしょうか。以下では電話対応の課題とIVRの必要性について解説します。
- 課題①:オペレーターへの電話の振り分けに手間がかかっている
- 課題②:人手不足による対応率の低下
- 課題③:営業時間外の案内ができず、機会損失が生じている
- 課題④:顧客満足度の低下
課題①:オペレーターへの電話の振り分けに手間がかかっている
カスタマーサポートやコールセンターが直面する大きな課題に、オペレーターへの電話の振り分けに多大な手間と時間がかかることが挙げられます。手動での電話の振り分け作業は効率が悪く、顧客を待たせる時間が長くなる原因となります。
株式会社AI Shiftの調査では、カスタマーサポート部門における課題は、「対応効率」 が41.94%と回答数が多い結果でした。
出典元:カスタマーサポート部門を抱える全国の企業を対象にアンケート調査(AI Shift調べ)
カスタマーサポートを運営する多くの企業が、現状の対応効率に悩んでいることが明らかになりました。IVRには、顧客の入力に基づいて電話を自動的に振り分ける機能があります。IVR導入で、顧客からの電話を自動的に適切な部署や担当者に振り分けることができます。たとえば、顧客がメニューから選択することで、該当する部署に直接接続されるため、オペレーターの負担を軽減し、顧客満足度を向上させることが可能です。
課題②:人手不足による対応率の低下
人手不足は、多くのコールセンターにおいて電話対応の効率と顧客満足度を低下させる大きな要因です。オペレーターの数が限られている場合、すべての電話に迅速に対応することが難しくなり、結果として顧客の不満が増加します。IVRを導入することで、この問題を効果的に解決できます。
IVRは、基本的な問い合わせや情報提供を自動化し、オペレーターの負担を軽減します。たとえば、営業時間や店舗所在地などのよくある質問に対して自動で応答できるため、オペレーターが対応しなければならない電話の数を減らします。IVRの活用で限られたオペレーターでも対応率を向上させ、重要な問い合わせに集中できる環境を整えることができます。
課題③:営業時間外の案内ができず、機会損失が生じている
多くのコールセンターでは、営業時間外に顧客対応ができないため、機会損失が生じているケースがあります。また、顧客が必要な情報を得られない場合、顧客の利便性が低下し他の競合企業に乗り換えてしまうリスクもあります。
IVRを導入することで、24時間365日いつでも顧客対応が可能になります。営業時間外でも顧客は必要な情報を得られ、企業にとっての機会損失を大幅に軽減できるでしょう。たとえば、緊急連絡先の案内やよくある質問への回答を自動で行うことで、顧客の満足度を高めるとともに、商機を最大限に活用できます。
課題④:顧客満足度の低下
電話対応の遅れや不十分な対応は、顧客満足度の低下につながります。IVRは、自動化されたプロセスにより顧客のニーズに迅速に対応します。例えば、定型業務に対する自動応答や、特定のサービスに関する情報提供を行うことで、顧客が求める情報をすぐに得られる環境を整えます。
また、音声ガイダンスを用いた簡単な操作で、顧客を適切な担当者に迅速につなぐことができるため、顧客の待ち時間を短縮し、満足度を高めることが可能です。IVRの活用で企業のサービス品質が向上し、顧客の信頼を得ることができます。
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IVRを選ぶ上での注意点
ここではIVRを選ぶ上での注意点を4つ解説します。自社にIVRを導入したい企業はぜひ参考にしてください。
- 自社の業務に必要な機能があるか
- 導入から運用までどれくらいかかるか
- サポート体制が万全なサービスを検討する
- 導入費用を含めたトータルコストで料金を比較
自社の業務に必要な機能があるか
IVRは搭載する機能が多岐にわたるため、自社の業務に必要な機能があるか確認することが重要です。例えば、通話録音機能やSMS送信、折り返し電話の予約機能、多言語対応の機能など、自社のニーズに応じた機能を確認しましょう。
また、クラウドPBXではIVRが標準搭載ではなくオプションで利用可能なサービスもあるため事前にチェックしてください。さらに、業界特有の要件を満たすためのカスタマイズが可能かも確認しましょう。具体的な業務シナリオを考慮し、それに対応できるサービスを選ぶことで、導入後の効果を最大化できます。また、シナリオのフローの分岐が柔軟にできるかも選定時の注意点です。コールセンターに必要な機能を搭載したIVRは下記記事で紹介していますので参考にしてください。
導入から運用までどれくらいかかるか
IVRの導入から運用開始までどれくらいかかるかも確認が必要です。クラウド型IVRは比較的迅速に導入できるのが特徴で、導入後数日から数週間で運用を開始できるサービスが多いです。
一方、オンプレミス型IVRはシステムのカスタマイズやインフラの設置に時間がかかるため、運用開始までに数ヶ月を要することがあります。導入期間を事前に確認し、自社のプロジェクトやスケジュールに適したIVRを選ぶことが大切です。また、導入後のトレーニング期間やサポート体制も考慮し、スムーズな運用開始を目指しましょう。
サポート体制が万全なサービスを検討する
IVRシステムを導入する際には、サポート体制が万全なサービスを検討しましょう。導入後のトラブルシューティングや運用サポートが迅速に行われるサービスであれば、IVRの安定運用が保証されます。
特に、24時間365日のサポートを提供しているサービスは、緊急時にも対応できるため安心です。また、導入時の設定支援やトレーニングプログラムの充実もポイント。支援が充実していればスタッフがシステムを効果的に活用でき、業務の効率化が図れます。サポート体制が整っていることで、長期的に見てIVRのパフォーマンスを引き出すことが可能です。
導入費用を含めたトータルコストで料金を比較
IVRを選定する際には、導入費用だけでなく、運用コストやメンテナンス費用などを含めたトータルコストで比較することも重要です。初期費用が低くても、運用コストやメンテナンスにかかる費用が高ければ、総合的なコストは増大するため注意しましょう。
クラウド型IVRは、初期費用が比較的低く、月額料金が発生するため、短期間での導入や予算管理がしやすいです。一方、オンプレミス型IVRは初期費用が高いものの、長期的な運用コストが安定しています。ビジュアル型IVRはカスタマイズが必要とされるため、初期費用や運用コストが他の導入形態よりも高くなることがあります。
トータルコストを見積もり、各IVRシステムの長期的な経済性を比較することで、自社に最適なIVRを導入できます。
まとめ:IVR(電話の自動応答)の料金はトータルコストで比較しよう
IVR(電話の自動応答)を導入する際は、初期費用、月額料金、運用コストなどのトータルコストで料金を比較することが重要です。クラウド型、ビジュアル型、オンプレミス型のそれぞれで料金相場は異なります。
クラウド型IVRは導入が迅速で初期費用が低い一方、月額料金が発生します。ビジュアル型IVRは高度なカスタマイズが可能でユーザーフレンドリーですが、初期費用や運用コストが高くなることがあります。オンプレミス型IVRは高い初期費用がかかるものの、長期的な運用コストが安定している場合があります。各IVRの特徴やサービスを見極め、トータルコストを比較検討することで、自社に最適なIVRを選定できるでしょう。
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よくある質問
ここではIVRへのよくある質問に回答します。
IVRとは
IVRとは「Interactive Voice Response」の略称で、自動音声応答システムを指します。顧客からの電話に自動で応答するシステムで、例えば、「○○の方は1を、××の方は2を押してください」といった音声ガイダンスを流すことができます。IVRの自動化により顧客対応を効率化できるため、オペレーター不足に悩む企業や顧客満足度の向上を図りたい企業に導入されています。
電話の自動応答(音声ガイダンス)を無料で利用するには?
無料で利用できる電話の自動応答システムは限られていますが、いくつかの方法で基本的なIVR機能を無料で試すことが可能です。例えば、一部のクラウド型IVRサービスでは、無料トライアル期間を提供している場合があります。また、オープンソースのIVRソフトウェアを利用することで、基本的な自動応答機能を無料で構築することも可能です。
電話の自動応答を自作するには?
電話の自動応答システムを自作するには、技術的な知識とツールが必要です。まず、オープンソースのIVRソフトウェアをダウンロードし、自社のサーバーにインストールします。次に、音声ガイダンスのスクリプトを作成し、顧客が選択できるメニューを設計します。自作することで企業独自のカスタマイズが可能ですが、技術的なサポートが必要になる場合があります。
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