楽楽精算(ラクラクセイサン)の評判と実態
企業が経済活動するなかで必然的に発生するのが、従業員の営業・出張に伴う交通費・宿泊費・交際費などの経費であり、これを精算して経費計上するのが「経費精算」です。従来の経費精算は、申請・処理のほとんどを手作業で行っており、申請者や経理担当者に大きな負担を強いるものでした。これを効率化し、コスト削減をも実現するのが経費精算システムです。
間接部門の効率化とコスト削減を目的に、多くの企業が導入を進めている経費精算システム。そのなかでも中堅・中小企業を中心に、絶大な支持を得ているのが楽楽精算です。なぜ楽楽精算が多くの企業から選ばれているのか?他社サービスとも比較しながら、その評判や実態を解説していきます。
- <総評> 楽楽精算の最大の特徴は国内No.1の導入実績
- 楽楽精算とよく比較されるサービス
- 小規模企業・中小企業におすすめのサービス
- 楽楽精算のメリット
- 徹底調査でわかった、楽楽精算を使うべき人・会社
- 5分でできる!楽楽精算の登録方法
- 楽楽精算の効果的な使い方
- まとめ
<総評> 楽楽精算の最大の特徴は国内No.1の導入実績
楽楽精算は、交通費などの経費精算を合理化し、申請者や経理担当者の負担軽減と企業のコスト削減・生産性向上を実現する、クラウド型経費精算システムです。楽楽精算の最大の特徴として挙げられるのは、なによりも国内No.1を誇るその導入実績です(※デロイト トーマツ ミック経済研究所「クラウド型経費精算システム市場の実態と展望」(ミックITリポート2023年9月号:https://mic-r.co.jp/micit/2023/)より )。
国内の累計導入社数は18,000社(2024年9月末日現在)、SaaS型経費精算システム累計導入社数は国内導入社数No.1を獲得。特に中堅・中小企業での市場シェアは圧倒的であり、実に50%を超える企業が楽楽精算を導入しているのです。
楽楽精算がこれほどまでに支持されている理由には、スマートフォンでいつでもどこでも経費申請できるSaaS型の手軽さ、業務効率化を実現する充実した基本機能が挙げられます。ジョルダンの乗換案内を内蔵しているため、定期区間の控除がシステム内でできるなどは、申請者・経理担当者どちらにとってもうれしいポイントではないでしょうか。
コストパフォーマンスに優れ、法人で使いやすいシンプルな価格体系もポイントです。もちろん、利用者の使いやすさを追求したアップデートも定期的に行われており、交通系ICカード取り込み機能、承認ワークフロー機能、API連携機能など、必要に応じて選択できる豊富なオプションも魅力といえます。また、料金プランにおいては1ユーザーあたりの月額利用料金を安価に抑えられる料金プランになっており、 従業員数が50名以上であればより検討をおすすめする経費精算システムとなります。
他の経費精算システムと比べた評判は?
すでに解説したように、多くの企業が導入を進める経費精算システムのなかでも、国内No.1の実績を誇るのが楽楽精算です。
楽楽精算とともに、システム導入時に比較検討されるケースが多いのは、「レシートポスト(旧Dr.経費精算)」「コンカ―(Concur)」などではないでしょうか?どのシステムも充実した基本機能を持ち、使いやすさを念頭に設計されているという共通点があるものの、それぞれが異なる特徴や強みを持っています。
たとえば、中堅・中小企業に絶大な支持を得ている楽楽精算は、基本機能を絞ることでリーズナブルな利用料金を実現しています。必要な機能はオプションでチョイスする形になっている楽楽精算は、できる限り費用を抑えたいというニーズに応えるとともに、拡張性も確保されているのが特徴です。
一方、ERP大手のSAPが提供する「コンカ―(Concur)」は、数万人を超える従業員が所属するような大企業に最適化されており、自在なカスタマイズに対応している反面、利用料金が高額になるという声も聞かれます。
両者の中間的な存在ともいえるのが「レシートポスト」であり、大企業ほどの規模やカスタマイズは必要ないものの、豊富な機能が標準で用意された経費精算システムを、適切な料金で導入したいという企業に向いているのかもしれません。
関連記事:おすすめの経費精算システムを徹底比較
楽楽精算とよく比較されるサービス
小規模企業・中小企業におすすめのサービス
楽楽精算のメリット
それでは、日本国内でNo.1の導入実績を誇る楽楽精算を導入するメリットとはなんでしょうか?重要なポイントごとに解説していきましょう。
効率的な経費精算の実現
楽楽精算の導入によって得られるもっとも大きなメリットは、経費精算の効率化です。従業員の経費申請 > 上司の承認 > 経理担当者による精算・支払いというワークフローを電子化して効率的に処理する仕組みが確立されているからです。
ワークフローの承認ポイントも、企業固有の事情にあわせて10ポイントまで設定可能。さらに条件指定で金額によって承認ポイントを分岐させたり、承認者不在のケースで代理承認者を設定するのも可能なため、もう承認のために上長を探しまわる必要はありません。
煩雑な交通費精算を効率化
従業員がまとめて申請していた従来の交通費精算は、利用した経路を検索して金額を調べ、申請書を作成していました。さらに経理でも金額が正しいかをチェックしていたため、二重の手間がかかっていたのです。
ジョルダンの乗換案内を内蔵している楽楽精算であれば、駅名を入力するだけで正確な交通費が自動入力されます。定期区間も自動控除されるため、経理で金額を二重チェックする必要もありません。オプションのICカード取り込み機能を利用すれば、交通費精算をさらに効率化できます。
仮払金を含めた旅費・出張精算に対応
楽楽精算で訪問先や経路、金額などの申請をあらかじめしておけば、そのデータをそのまま出張精算に利用できます。役職や地域などに応じた個別出張手当も、社内規定にあわせて自動計算可能。海外出張などの外貨精算にも対応するほか、事前支払いした仮払金を登録し、差額を精算するのも可能です。
対応クレジットカードであれば、明細を自動読み込みしてそのまま申請・精算が可能なため、コーポレートカードでなくても利用可能。出張者の自己負担を軽減するメリットもあります。
勘定項目の自動仕訳・会計ソフトとの連携
楽楽精算では、申請者が経費入力する際に項目を選択することで、勘定科目や税区分が紐づくように設定可能です。経理があらためて仕訳する必要がないため、工数を大幅に削減できるだけでなく、簿記の知識が乏しい担当者でも正確に経費精算が行えます。
また、蓄積された経費精算データは、勘定項目ごとCSV形式で出力可能なため、ほとんどの会計ソフトで読み込み可能。会計ソフトにデータを入力し直すなどの二度手間も不要です。
内部統制の強化
交通費、出張費、物品購入などは、管理者が油断をすると不正の温床になってしまう可能性があります。しかし楽楽精算には社内規定を反映させ、申請内容によって有効・無効の設定を承認ワークフローに盛り込めるカスタムチェック機能があります。
これによって、自動で規程に反する申請に警告を出す、申請を無効にするなどが可能になり、内部統制の強化ができます。経理担当者の申請書チェック業務も軽減でき、申請書の差し戻しなどのムダな業務も減らせるでしょう。
コストパフォーマンスに優れた料金体系
楽楽精算が中堅・中小企業から絶大な支持を得る理由のひとつが、コストパフォーマンスに優れた利用料金と、法人でも使いやすいシンプルな料金体系です。特筆すべきは、1ユーザーあたりの月額利用料金を安価に抑えられること。初期費用などは他社とほぼ同じ10万円であるものの、1〜50ユーザーまでであれば月額3万円で利用でき、100ユーザーの場合でも4万円の月額料金で利用可能。同等の条件であれば、月額料金が10万円近くになる他社サービスに比べると、その差は歴然です。オプションを追加しなければ、ユーザー数に応じた月額料金を支払うだけ、というシンプルさも好評の要因でしょう。
徹底調査でわかった、楽楽精算を使うべき人・会社
紹介したメリットを踏まえ、どんな会社が楽楽精算の導入に最適なのかを考えてみましょう。
ランニングコストを抑えて運用したい会社
楽楽精算では、オプションとされている機能が多い分、コストパフォーマンスを重視した料金体系が採用されています。楽楽精算の充実した基本機能のみに特化した運用ができれば、ランニングコストを抑えつつ経費精算業務の効率化が実現するのです。
特に、経費精算の効率化を考えながらも、予算がそれほどかけられないような中小企業などでは、こうした料金体系が大きなメリットとなる可能性があるでしょう。
安定したサービスを利用したい会社
すでに解説したように、経費精算システムへの需要は大きく拡大しており、市場に参入しているベンダー数も膨大です。その数は40社を超えるともいわれており、さまざまな特徴を持つ経費精算システムから、自社に最適なひとつを選択するのは容易ではありません。
こうしたケースでは、数ある経費精算システムのなかでも圧倒的なシェアと導入実績を誇る楽楽精算を選択するという判断もあるでしょう。実績に裏打ちされた安定のサービスが得られるのはもちろん、追加機能が必要になった場合は、オプションによる対応も可能なのです。
経理担当者の少ない会社
営業部の人員に対して相対的に経理担当者が少ない中小企業、成長に向けて営業担当を増員しているスタートアップなどでは、経理担当者が複数の業務を担当している場合が多く、大きな負担がかかっている可能性があります。
経理担当者にかかる負担を軽減させ、コア業務にリソースを割り振りたいと考える会社に楽楽精算はピッタリです。経費精算のために経理担当者を増員する必要がないどころか、リソースの投入を最小限まで抑えられるでしょう。
5分でできる!楽楽精算の登録方法
楽楽精算では無料トライアルへの申し込みを受け付けており、導入前に使い勝手を確認できます。しかしながら、経費精算システムの性格上、提供されるサービスそのままでは運用できないため、登録完了後に即運用とはいきません。
ただし、無料トライアルの申し込み自体はすぐに完了するため、登録方法とその後の流れを簡単に紹介しておきましょう。
公式サイトにアクセスして「無料トライアル」をクリック
楽楽精算の公式サイトにアクセスし(https://www.rakurakuseisan.jp/)、「無料トライアル」をクリックします。表示されたページで必須項目を入力し、お問合わせ内容の項目にある「無料トライアル」にチェックを入れます。最後に(「個人情報の取り扱いについて」に同意して送信)をクリックすれば完了です。
楽楽精算から連絡・プレゼンテーション
無料トライアル申し込み時に、メールアドレス・電話番号の入力が必須であることからもわかるように、受付後は楽楽精算からメール、もしくは電話で連絡がきます。無料トライアルの申し込みが運営会社であるラクス近隣からであれば、アポイント後に来社プレゼンテーションをしてくれる場合もあります。
楽楽精算の概要説明を含むプレゼンテーション後、無料トライアルが開始されます。
楽楽精算の効果的な使い方
経費精算を合理化するのが目的である楽楽精算の場合、申請者・承認者・経理担当者が、どれだけ経費精算にかける手間を省いて効率化できるかがカギになります。標準で用意されている基本機能以外に、オプションを利用した場合も含め、その効果的な使い方を解説してみましょう。
承認ワークフローの活用
外回りの営業に必要な交通費などはともかく、物品購入などの経費精算、出張に伴う旅費・宿泊費などの精算時は、申請者と経理担当者以外にも、承認者である上長が関係します。こうしたケースでは、標準で用意された承認ワークフローを最大限活用しましょう。
楽楽精算では、導入企業の事情にあわせて承認ワークフローを設定でき、10万円以上なら部長決済などの金額に応じた承認者の分岐や、承認者が不在の場合の代理承認者も設定できます。このため、出発が迫っているのに上長の承認が取れないなどで申請者が慌ててしまうこともありません。もちろん、承認済みの出張精算であれば、再度の承認を得る必要がないため、経理担当者もスムーズに処理できます。
また、経費申請の承認がどこで滞っているのか、経費精算の処理はどの程度進んでいるのかなどもシステムで一目瞭然のため、申請者・承認者・経理担当者それぞれがムダな問い合わせをする必要もなくなります。
電子帳簿オプションでペーパーレス
オプションとはなるものの、楽楽精算は電子帳簿保存法によるスキャナ保存要件に対応しており、領収書・請求書へのタイムスタンプ付与機能、伝票の検索機能を追加できます。このオプションを追加すれば、iPhoneアプリによる領収書OCR撮影機能も利用できるため、経費精算関連書類をデータ化し、ペーパーレスでの帳簿保存が実現します。
もちろん、スキャナで過去の領収書などを電子化するのも可能なため、原本の保存が必要ありません。それだけでなく、複数拠点で楽楽精算を利用していれば、伝票の郵送も不要になり、空いた書類の保存場所を有効活用できるなどで、コスト削減効果も期待できます。
税務調査などの場合でも、伝票の検索が簡単にできるため、経理担当者の不可も軽減できるでしょう。
取引先への支払いにも活用
楽楽精算は、取引先からの請求書に対する支払いも、経費精算と同様の申請・承認ワークフローを活用することで対応できます。売掛・買掛などの売買契約を結んでいない、ピンポイントの取引などに最適な使い方です。
支払った費用を計上する部署、プロジェクトなども自由に設定できるため、経費計上先が曖昧になることもありません。源泉徴収にも対応しているため、報酬の発生する外部人員を起用する場合にも都合がいいでしょう。
まとめ
コストパフォーマンスに優れた楽楽精算は、さまざまな企業が使いやすいよう、経費精算に機能を絞りつつ、基本的な使い勝手に磨きをかけてきた経費精算システムだといえるでしょう。もちろん、企業規模や個別のニーズに応じられるよう、オプションで追加できる機能も豊富に用意されており、総合的な機能や使い勝手で、競合システムに見劣りするようなこともありません。
圧倒的な市場シェアと豊富な導入実績はその裏付けでもあり、むしろ、多くのユーザーから寄せられる要望を反映した定期的なアップデートが、新たなユーザーを掘り起こしているといえるでしょう。
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