チャットボットとは|自然な日本語で会話できるのか解説
自社サイトにチャットボットを導入することによって、コスト削減などのメリットに期待できます。一方で、日本語での自然なコミュニケーションや問い合わせへの対応力に不安を感じる方も多いかもしれません。この記事では、チャットボットの基礎知識からその実力まで解説していきます。
- チャットボットとは
- チャットボットは大きく分けて2種類
- チャットボットは自社で開発可能か?
- チャットボットは自然な日本語で会話できる?
- チャットボットは日本語以外にも対応可能?
- チャットボットの導入方法
- 人気のチャットボット5選を徹底比較
- 【まとめ】自然な日本語で会話できるチャットボットをお探しならアイミツへ
チャットボットとは
チャットボットとは、テキストコミュニケーションツールである「チャット」と「ロボット」を組み合わせたツールのことを指します。
近年ではAIが搭載されているチャットボットも登場しており、より人との会話に近い形でのコミュニケーションが可能となりました。企業サイトにも、カスタマーサポートとしてチャットボットが導入される事例が増えています。
作業を効率化しつつカスタマーサポートを行えるだけでなく、24時間365日いつでも利用できることから、ユーザーにとっての利便性も高い点は見逃せません。導入企業とユーザー双方にとって多くのメリットがあるとして注目を集めており、今後ますます普及していくことが予想されています。
チャットボットが機能する仕組み
チャットボットは、言語識別システムという機能を活用して動いています。この仕組みによって、ユーザーから投げかけられた文章を解析し、キーワードとなるセンテンスを導き出すことが可能です。
そして、それぞれの文章に合った回答をアプリケーション経由でユーザーに返すことによって、コミュニケーションを成立させています。
近年ではチャットボットが文章を解析するまでのタイムラグも短縮されているため、まるで人間と会話しているような感覚を得られるでしょう。
チャットボットは大きく分けて2種類
チャットボットは、大きく2種類に分けられます。事前に用意した選択肢に沿って会話する形式と、フリートークで会話できる形式です。以下で詳しく見ていきましょう。
ルールベース(シナリオ)型
ルールベース(シナリオ)型のチャットボットは、ユーザーに選択肢を提示するという形式で会話を展開します。
たとえば、「お手元に契約書がありますか?」というチャットボットからの質問に対して「はい」「いいえ」という選択肢の表示や、希望する予約時間の選択肢などを表示させることが可能です。選択肢があることによって直感的に操作できるため、ユーザーのITスキルが低くても問題なく利用できます。
また、チャットボットの設定によってユーザーを誘導することも可能。カスタマーサポートへの導入など、さまざまなシーンで活用できるでしょう。
AI(人工知能)型
AI(人工知能)型は、文字通りチャットボットにAIが搭載されている点が特徴です。蓄積された会話ログを解析しながら学習していくため、使えば使うほど正答率や会話の精度が上がります。
「開店時間」「営業時間」「オープン時間」「お店は何時から?」など、ユーザーによって異なる表記にも対応できるため、「期待する答えが返ってこない」というようなストレスを大きく軽減できるでしょう。
また、事前に想定できるパターンの初期設定を入念に行っておけば、運用を開始してすぐにでも精度の高いコミュニケーションが可能です。
チャットボットは自社で開発可能か?
チャットボットのシステムを自社で開発することも可能です。
どのようなチャットボットにしたいのかによって詳細は異なりますが、Go、Java、JavaScript、Perl、PHP、Python、Rubyなどのプログラミング言語に詳しいエンジニアが自社内にいれば、開発について相談できるでしょう。
また、特定のメッセンジャーツールに特化した開発環境を用意することで、LINEやFacebookなどに特化したチャットボットの開発も可能です。
チャットボットは自然な日本語で会話できる?
チャットボットに関する技術の発展はめざましく、近年では自然な日本語によるコミュニケーションに近づいてきています。
日本語特有の言い回しや、慣用句、四字熟語、ことわざなどを学習した上で回答することも可能。いわゆる「話し言葉」と呼ばれる口語体による問いかけにも問題なく返答できるようになりました。
また、バーチャルコミュニケーションを目的にしたチャットボットが生まれるなど、用途の幅も広がっています。
チャットボットは日本語以外にも対応可能?
チャットボットの中には、日本語以外に対応できるものも少なくありません。海外ユーザーの多いECサイトや、グローバルな会社でのカスタマーサポートでは、多言語対応チャットボットを導入するケースも増えています。
日本語、英語、中国語だけでなく、韓国語、タイ語、インドネシア語、ベトナム語、フランス語、ドイツ語、ポルトガル語など、さまざまな言語に対応しているものも。世界進出を狙う企業にとっては心強い味方になるでしょう。
チャットボットの導入方法
ここからは、チャットボットの導入方法を3つご紹介していきます。チャットボットの活用を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。
①いちからオリジナルで開発する
自社でいちから開発して導入に踏み切る方法です。
プログラミング技術やシステム開発のノウハウがすでにある企業や、Webページにツールを実装するための知識がある場合は、自社が求める機能だけを効率よく盛り込んだチャットボットを開発できるでしょう。
自社開発では外部に委託するよりもコストを抑えやすく、事業に合わせて自由にカスタマイズできるなど、メリットが数多くあります。
ただし、上記のようなノウハウがない場合は難しいでしょう。いちから勉強して開発に取り組もうと考える方もいるかもしれませんが、莫大な時間とコストがかかります。開発に関する知識がない場合は、外部サービスの利用を検討した方が良いでしょう。
②APIを活用する
既存のアプリケーションで公開されているAPIを活用することで、簡易的なチャットボットを導入する方法です。
たとえば、Facebookではメッセンジャーにチャットボット機能を付与できます。Facebook経由で届いた連絡に対して自動返信できるため、Facebookを窓口として利用している会社におすすめです。
「LINE」や「Slack」「Skype」にも同様の機能があります。社内からの問い合わせに対する回答や規約案内など、カスタマーサポート以外でも活用できるでしょう。
③チャットボット作成ツールを活用する
チャットボット作成ツールなら、専門的なプログラミング技術は不要です。知識のない方でもわかりやすいUX/UIが搭載されているため、簡単にチャットボットを実装できます。
画面の案内に沿って必要項目を入力するだけで、最低限のチャットボット機能を作成できる点が特徴。より細かく設定していけば、精度の高いコミュニケーションも可能です。
ただし、導入コストやカスタマイズできる範囲はツールによって異なるため、事前に調査・比較する必要があります。自社に合ったツールを選び、ミスマッチのない導入を実現しましょう。
人気のチャットボット5選を徹底比較
ここからは、日本語に対応している人気のチャットボットをご紹介していきます。チャットボット作成ツールの導入を検討している場合は、ぜひ参考にしてみてください。
チャットプラス
チャットプラスは、導入企業数が1万社を突破する大手サービスです。実績が豊富なだけでなく、多言語にも対応しています。日本語はもちろん、英語、スペイン語、ドイツ語、フランス語、インドネシア語、韓国語、ポルトガル語、ロシア語、タイ語、ベトナム語、中国語に対応可能です。
また、設定と運用が簡単な点も特徴。シナリオの設定がわかりやすいだけでなく、あらゆる業界のテンプレートが用意されています。さらに、初期費用がかからないため、導入コストを抑えやすい点もメリット。月額費用1,500円(税抜)から利用できます。コンバージョンアップした事例が数多くあるため、収益向上にも大きく貢献するでしょう。
KARAKURI
KARAKURIは、カスタマーサポートに特化したAIが搭載されているチャットボットサービスです。日本語中心ですが、一部のアジア言語にも対応しています。
カスタマーサポート特化型とあるとおり、AIを即戦力として育てた状態で納品している点が大きな強み。さらに、スムーズな運用を継続させるために伴走型のサポートを行っています。
導入後は、これまでには見えなかった顧客を可視化することでサイレントカスタマーを減らし、コンバージョンに貢献。実際に、顧客満足度の向上や人件費の削減、売り上げアップなどの導入効果が多数報告されています。CS体制の改善に効果的なサービスです。
Chamo
Chamoは、日本語のみに対応しているチャット型Web接客プラットフォームです。チャットボット機能だけでなく、オンライン接客プラットフォームとして活用することができ、ひとつで「FAQボット」「有人チャット」など、さまざまなチャットを用意できます。
入力フォームを最適化させる「チャットEFO」機能も搭載されているため、ユーザーに抵抗感なく問い合わせや会員登録を行ってもらうことが可能です。オンライン診療やWeb接客、在宅ワークサポートなど、幅広いシーンで活用されており、チャットボット内で決済まで完了させられます。
ユーザー情報も一元管理しやすいため、今後窓口をWeb上に一本化したい会社とは、とくに相性が良いでしょう。
hachidori
hachidoriは、これまでに7,000以上の開発実績がある国産のAIチャットボット開発ツールで、日本語のみに対応しています。プログラミング知識が一切なくても利用できるシステムとして開発されているため、機能を組み合わせるだけで簡単に自社の業務に沿ったチャットボットを作成することが可能です。
運用に関しても、専任のカスタマーサクセス担当が目標に沿って伴走しながらサポートを行うため安心でしょう。操作方法だけでなく、効果的な活用方法や改善案についての提案も受けられます。
また、LINE、LINE WORKSの認定パートナーであるため、LINEを中心にチャットボットを活用したいと考えている方にはとくにおすすめです。
Zendesk Answer Bot
Zendesk Answer Botは、人工知能搭載型のチャットボットシステムです。多言語に対応している点が特徴で、日本語のほか英語、中国語、フランス語、ドイツ語、インドネシア語、イタリア語、韓国語、ルーマニア語など多数の言語に対応しています。
業務効率の改善や生産性向上に対するパフォーマンスが高いチャットボットで、繰り返し作業の削減に強い効果を発揮するが大きなメリット。
また、数クリックでチャットボットの設定が完了する点も魅力的でしょう。導入を急いでいる企業にもおすすめです。サポート体制は24時間年中無休であるため、万が一トラブルが発生した際にも安心できるでしょう。
【まとめ】自然な日本語で会話できるチャットボットをお探しならアイミツへ
チャットボットは、自然な日本語でコミュニケーションできるかどうかが最重視されます。貴重なコストと時間をかけてシステムを導入しても、操作性に問題があったり、スムーズなコミュニケーションが取れないとなると、かえってユーザーからの信頼を失ってしまうでしょう。
なお、PRONIアイミツでは機能や連携ツール、無料プランの有無を選択して、自社に合ったチャットボットツールの絞り込みができます。ぜひ一度お試しください。
2025年最新のおすすめチャットボットツールは以下の記事で紹介しています。興味のある方はぜひこちらもご覧ください。
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