すべての電子契約システムを徹底比較!導入メリットや選び方を解説【2022年最新】
電子契約システム26サービスをアイミツSaaS編集部が1つずつ徹底調査し、価格や機能・セキュリティ面などの比較ポイントを整理しました。比較ポイントをもとにおすすめの電子契約システムや無料のおすすめの電子契約システムもご紹介。選び方のポイントやわかりづらい電子署名の法律に対応する方法も徹底解説!この記事を読めば各サービスサイトを全部みずとも、「電子契約システム」の違いが網羅的にわかります。

アイミツコンシェルジュ 伊藤
SaaSツールをお探しの方に、私たちコンシェルジュがアドバイスします! ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.この記事でわかること
- 2.電子契約システムとは
- 3.電子契約と紙契約との違い
- 4.電子契約システムの基本機能
- 5.電子契約システムのメリットとデメリット
- 6.電子契約システムの選び方・比較ポイント
- 7.【アイミツおすすめ】機能やセキュリティ体制が充実した電子契約システムおすすめ11選
- 8.その他15サービスを一挙紹介
- 9.電子契約システムに関するよくある質問
- 10.まとめ
1.この記事でわかること
「電子契約サービスを導入したいが、選び方がわからない」といったお悩みをお持ちの企業様向けに、電子契約サービスの特徴や違いを比較し、選定のポイントやおすすめサービスをご紹介しています。
本文では「電子契約システムは法的にどこまで対応しているか?」「多くのサービスがあり、どれを選んだらいいかわからない……」と感じている方に向けて、サービスごとの特徴や違い、比較ポイントを詳細に解説しています。気になったポイントがあればぜひご覧ください。
アイミツSaaS編集部が全サービスサイトを調査した結果、電子契約システムの選定に重要な比較ポイントは大きく6つに分けられました。
①提供形態はクラウド型かオンプレミス型か?
②法的に正当な契約ができるか?
③契約の関連業務を効率化できる機能があるか?
④契約業務を行う社員数、契約数にあった料金プランがあるか?
⑤情報漏洩を防ぐセキュリティ体制はあるか?
⑥長期的に安心のサポート体制があるか?
比較ポイントをもとに考えると、機能やセキュリティ体制が豊富な「迷ったらこの中から選ぶ!」おすすめのサービスは11個あります。
これらの人気サービスは大まかには機能が充実しており差が少ないですが、細かい活用シーンの想定や、導入を検討している部署の人数などによって価格プランが分かれるため、自社に必要な要件をしっかり検討し、最適なサービスを探しましょう。
・クラウドサイン
・電子印鑑GMOサイン
・ドキュサイン
・BtoBプラットフォーム 契約書
・freeeサイン
・Zoho Sign
・ホームズクラウド
・Adobe Sign
・paperlogic電子契約
・IMAoS
・ジンジャーサイン
より詳しく比較したい場合は、機能1つずつの要件からあなたに最適なサービスを探せるアイミツSaaSをぜひご利用ください!
「とにかくおすすめサービスを知りたい!」という方は、以下からアイミツSaaS編集部厳選の機能やセキュリティ体制が充実した電子契約システムをチェックしてみてください!
機能やセキュリティ体制が充実した電子契約システムおすすめ11選
2.電子契約システムとは
電子契約システムとは、従来の契約書とは異なり紙と印鑑を使用せずに電子上で契約を交わせるシステムです。
電子契約では、印鑑や署名の代わりにPDFなどの電子ファイルに電子署名を入力して契約を締結します。インターネット経由で契約を締結するため、紙の契約書のように物理的な書類をやり取りする手間もありません。
また、単に契約書を作成するだけではなく、承認や保管などの契約に関する業務を支援する機能も。テレワークが普及している昨今、 電子契約を導入する企業が増えています。
2-1.電子契約が普及した背景
電子契約の有用性が日本国内で注目され始めたのは、インターネットが普及しつつあった2000年代初頭です。2000年に政府が掲げた「e-Japan構想」では電子商取引の推進について言及され、2001年には電子署名法も施行されました。
そして近年では、2020年からの新型コロナウイルス感染症の流行により対面での取引を回避する目的も加わって、各企業で電子契約や捺印の廃止が進められています。
参照:法務省:電子署名法の概要と認定制度について
3.電子契約と紙契約との違い
ここからは従来の書面契約との相違点について見ていきましょう。業務効率やコスト面での違いについてもご紹介します。
3-1.電子契約の流れ
電子契約では、まず送付側が契約書のデータを作成し、インターネット上で送信します。内容確認を経て先方の承認(署名)を受け、契約締結したデータを送付側が保管すれば、電子契約は完了です。
必要に応じ、データ上にタイムスタンプを付与することも可能。契約書のデータはメールやクラウドサービスで授受できるため、対面でのやりとりが不要です。
3-2.紙契約の流れ
書面で契約を交わす場合、手書きやExcelで契約書を作成します。内容を記入・印刷後、対面や郵送による受け渡しを経て、物理的に署名や捺印してもらった後に返送されます。さらに、戻ってきた契約書はしっかりファイリングして保管しておかなくてはなりません。
紙契約は、契約の提案から締結まで非常に多くの手間や時間がかかります。直接手渡すためにオフィスへ向かったり、郵送するために郵便局へ足を運ぶなど、契約書のためだけにわざわざ外出しなければならないことも。
3-3.電子契約と紙契約を比較
電子契約と紙契約の違いを表にまとめました。電子契約導入に抵抗を感じる方も少なくないかもしれませんが、紙契約と比べて契約書のやり取りの手間や費用を削減できるなど多くのメリットがあります。
電子契約 | 紙契約 | |
書類形式 | データ | 書面 |
書類の送付 | オンライン(メールなど) | 手渡し・郵送 |
記名・署名 | 電子署名 | 手書き |
押印 | 電子印鑑 | 押印 |
印紙税 | 不要 | 要 |
保管・紛失リスク | 低い | 高い |
4.電子契約システムの基本機能
電子契約システムには、企業間での契約締結を支援する機能が多く備わっています。基本的な機能は、安全性を高めるための各種機能、業務効率化に役立つ各種機能、そして情報管理に役立つ各種機能の3つに分けられます。ここではその3つの基本機能について、詳しく見ていきましょう。
4-1.セキュリティを強化する機能
・電子証明書発行機能
本人の署名であると証明する「電子証明書」を発行する機能
・電子署名機能
電子署名に伴う本人確認の実施や、書面や署名の改ざんがないことの証明ができる機能
・タイムスタンプ機能
契約書の作成日時や、署名実施日時を記録できる機能 など
4-2.業務効率化を促進する機能
・ワークフロー機能
契約に関する承認ルートを設定し、進捗を確認できる機能
・アラート機能
契約に関する承認の進捗に滞りがある場合、担当者へ通知できる機能 など
4-3.情報管理に関わる機能
・保管機能
契約書や付帯する書類データをクラウドへ安全に保管する機能
・検索機能
クラウドに保管した契約書をすぐに呼び出せる機能
・連絡先機能
契約や承認に関係する相手の連絡先を保存する機能 など
5.電子契約システムのメリットとデメリット
紙面での契約から電子契約に移行することに、どのような効果があるのでしょうか。ここでは、電子契約システムの導入によって得られるメリットについてご紹介します。また、あわせてデメリットと注意点も確認しておきましょう。
5-1.電子契約システムのメリット
まずは電子契約導入で得られる4つのメリットをご紹介します。
契約締結までの期間を短縮
テンプレートを利用すれば、1から契約書を作成する必要がなくなる上、紙を使用しないため物理的な書類の受け渡しも不要です。ワークフロー機能を活用すれば、承認までの期間も短縮できます。
印紙税などのコスト削減
電子契約システムを導入すれば、契約に伴うコストも削減できます。紙の契約書を交付する場合、印紙税や紙代、送料や送付に関わる人件費などが必要でしたが、導入により大幅に費用が削減できるでしょう。特に印紙税は、契約金額が高くなるほど高額になるため、大幅にコストを削減できるのではないでしょうか。高額な商材を扱っている場合は、導入を検討してみると良いでしょう。
契約書管理の効率化
電子契約システムを活用すれば、契約書の管理を効率化できます。システム上で検索するだけで、目的の契約書にすぐにアクセスできるほか、契約期限が近づくと通知する機能も。原本はサーバー上に保管されるので、契約書を紛失する心配もありません。
契約書保管場所の削減
紙で作成された契約書は、長期保管が必要な上どんどん量が増えていきます。そのため、保管場所を確保しなければなりません。さらに、契約書の多くは重要書類のため、保管場所には相応のセキュリティ対策を施す必要があります。しかし、電子契約に移行すると保管場所をおさえる必要もなく、管理に伴う手間や費用も削減できます。
5-2.電子契約システムのデメリット
電子契約の導入にはさまざまなメリットがありますが、デメリットや注意点はあるのでしょうか。ここでは、紙契約から電子契約への移行に伴うデメリットについてご紹介します。
取引先への説明や依頼、サポートが必要な場合も
電子契約に、契約過程における利便性や確実性などの面でのデメリットは基本的にないといえるでしょう。しかし、契約には相手(契約先)が必ず存在します。電子契約への移行に伴い、先方とのやり取りに手間がかかることも。先方が電子契約に不慣れな場合は、契約に際して手順の説明をしたり必要に応じてサポートを行う必要があるでしょう。
サイバー攻撃に遭う可能性がある
電子契約システムでは、契約書などの書類をデータとして保管します。保管方法は、提供元のベンダーが設けているクラウドへの保存、あるいは自社サーバへのバックアップが一般的です。しかし、保管先のクラウドサービスや自社のネットワークやが万が一サイバー攻撃に遭った場合、情報漏えいなどの重大事故に発展してしまう可能性があります。提供元、もしくは自社のセキュリティ体制をしっかり確認して導入しましょう。
社内の業務フローに変更が生じる
長年紙契約を実施してきた企業では、電子契約への移行に伴い業務フローに大幅な変更が生じる場合も。なるべく早く定着させるためには、早い段階での各従業員への周知や教育を徹底しなければなりません。一時的ではありますが、導入担当者の業務負担が増えることを念頭に置いておきましょう。
5-3.電子契約システム導入の注意点
デメリットに関連して、電子契約システム導入に際しいくつか注意点があります。あわせて確認しておきましょう。
電子契約に対応していない書類がある
多くの事業で電子契約が普及していますが、法令上現在も紙契約が必須な契約があります。自社事業に関わる契約が該当する場合、電子との使い分けが必要だったり、電子契約システムの導入自体が困難になるかもしれません。特に、宅地建物取引業法やマンションの管理の適正化の推進に関する法律など、不動産関連のいくつかの契約がこれにあたります。該当する企業は導入前に注意しましょう。
取引先から事前に電子契約導入の了承を得る必要がある
自社に電子契約を利用したい意向があっても、取引先に意思がない場合には契約の締結を進められません。電子契約の導入を検討する段階で、各企業から了承を得る必要があります。
電子契約へ変更するメリットを感じていない、システムの導入コストを懸念しているなどの理由で電子契約に難色を示す企業がいる可能性を想定しておきましょう。取引先の意向に応じて電子と紙を適切に使い分けるなど、柔軟な対応が求められる場合もあります。
将来的に電子契約システムの機能の見直しや拡張へ対応できるか
企業の規模拡大や取引先の増加などに伴って、導入段階で設定した機能のままでは不足が生じる可能性もあります。そのため、機能の拡張性にも注目して電子契約システムを選びましょう。拡張性を考慮せずに導入してしまうと、将来的に新しいシステムに乗り換える必要があるかもしれません。そうなれば手間も費用もかさんでしまうため、自社の今後を見据えた上でシステムを決めましょう。
6.電子契約システムの選び方・比較ポイント
電子契約システム導入によって多くのメリットが得られることはわかりましたが、選定時にはどのような点に気を付けたらいいのでしょうか。ここからはシステムの選び方を6つのポイントに分けてご紹介します。
6-1.提供形態はクラウド型かオンプレミス型か?
まず、提供形態を選びましょう!
提供形態はクラウド型とオンプレミス型の2種類があります。クラウド型とはWebブラウザまたはスマートフォン・タブレット専用のアプリ上で利用できるサービス、オンプレミス型はライセンス料を支払って製品を購入し、自社のサーバーにインストールして利用するサービスのことを指します。
それぞれの特徴・メリットは下記の通りです!
クラウド型のメリット
・Webブラウザがあればどこからでも簡単に使うことができる
・月額課金制のため安価に利用を開始することができる
・つねに機能がアップデートされるため最新の法律に対応できる
オンプレミス型のメリット
・インストールするためセキュリティが強固
・自社に合うようにカスタマイズができる
・買い切りなのでランニングコストがかからない
編集部としてはクラウド型をおすすめしています!
電子契約システムは、自社の契約をまとめる基幹システムの1つ。長く活用していくサービスになるため、いかに最新の法律へ対応しているかが重要です。もし担当者が退職しても引き継ぎが容易なクラウド型が良いでしょう。
一方でオンプレミス型もセキュリティ面から再度注目が集まっています。クラウドサービスを検討したうえでセキュリティ面や運用上で使いづらさを感じれば、オンプレミス型も検討しましょう!
本記事ではクラウド型のサービスについてここから記載していきます。
6-2.法的に正当な契約ができるか?
電子契約は紙の契約と同じ効力を持つと法律上で明言されており、契約業務や契約書の保管業務を大幅に効率化できる便利なシステムですが、3つのポイントに注意しなければなりません。
一方で、電子契約では紙と同じ効力をもたないとする契約書類もあるので注意してください。
契約者の本人性は担保できているか?(電子署名法)
電子契約は紙の契約と同じ効力を持ちますが、電子で行う契約になるため、「本当に本人が契約したものなのか?」「正しい契約といえるのか?」という心配点については電子署名法でも規定されています。
電子署名法とは、契約者本人だけが契約を結べるように管理されていれば、電子署名は押印と同じ効力があると認める法律です。
電子署名法に対応するために、各サービスでは本人性を証明する方法を2種類備えています。
1つは契約者本人が「自分が本人です」と証明する形。少額や小さな契約の際の用いられる手法です。電子サインともいわれ、法律的にも有効な契約となります。
用意されている機能としては、契約書の確認依頼の連絡をする際に、契約者本人のメールアドレスでログインしないと内容を確認できないメールアドレス認証機能や、契約書ごとにパスワードを発行し、パスワードを入力しないと書類を確認できないパスワード認証機能などがあります。
もう一つは、信頼できると認定された第三者(認証局)が「契約者と書面の人物は同じで間違いない」と証明書を電子発行する形。高額な取引などが発生する際に使われる手法で、電子署名ともいわれます。
各サービスごとに認証局が異なる場合があるため、認証局の実績などにも注意しましょう。また、この手法は契約の信頼性をかなり高めるものですが、デメリットとして少し時間や手間がかかってしまうという側面があります。場合によっては、取引先に手間をとらせてしまうので自社の契約者のみ証明書を発行することもあるようです。
契約の正当性を担保する上で、本人確認は必ず必要な機能です。契約の規模感に応じて使い分けましょう。
自社の社員を守るためにも、取引先への信頼を失わないためにも、万が一トラブルがおきた場合のことを想定したうえで本人認証の種類や具体的な本人確認の機能を選ぶと良いでしょう。
契約書の改ざんを防止できるか?(電子帳簿保存法)
「電子契約は簡単に改ざんされそうだけど大丈夫か?」という心配についても電子帳簿保存法に規定された条件があります。
電子帳簿保存法とは、不正に改ざんされないように契約書を管理するならば、電子で保管される契約書を紙の契約書と同等に正しい契約書と認める法律です。
契約書の改ざんを防止する方法は、法律で定められており、以下のどれかに対応すれば電子で保管する契約書の有効性を法的に担保できます。
・いつどの内容での契約か、情報を記録するタイムスタンプを受領者が3営業日以内に発行する方法
・法律で定められた契約書の事務処理のルールを作って運用する方法
・受領者が自由に改変できない第三者のシステムで契約業務をする方法
・契約の発行者がタイムスタンプを発行する方法
ほとんどのサービスがタイムスタンプの発行に対応しており、また第三者のシステムを利用するという面において電子契約システムを導入することは、そのまま改ざんを防止できることといえるでしょう。
「受領者が自由に改変できない第三者のシステム」という点においては、サービスのセキュリティ面もかなり重要です。他の注意点と併せて後ほど説明するのでしっかり押さえておきましょう!
自社で使っている契約書類に対応しているか?
サービスによって対応している契約書類が異なるため、必ず対応している契約書類の種類は確認するようにしましょう。法律で電子上では契約できないとされている書類もあるため、あわせて注意が必要です。取り扱っている契約書類をまとめてからサービスを選ぶようにすると良いでしょう。
6-3.契約にかかわる業務を効率化できるか?
正当な契約を結べるサービスであることがわかったら、次に契約にかかわる業務をどう効率化してくれる機能があるかに目を向けましょう。
電子契約システムが効率化する業務は「契約書作成」「取引先への連絡」「契約書の管理」の大きく3種類に分けることができます。これから具体的な機能と業務中の利用イメージを記載するので自社の運用を想定して必要な機能を選びましょう!
契約書の作成(社内)の効率化
まず、自社内での契約業務を網羅できるかは確認しておきたいポイントです。導入しても機能に不足があると、かえって業務に支障が出てしまうでしょう。あわせて注目したいのは、紙契約での作業の負担を軽減できるかどうか。特に、文書作成時のテンプレート機能や、契約書作成におけるワークフロー機能などが搭載されていると効率化に役立つでしょう。
取引先における業務の効率化
自社業務の効率化を図ることはもちろん重要ですが、取引先への配慮も忘れてはいけません。 電子契約システムを選定する際には、取引先側でも契約書データを取り扱いやすいか、対応がしやすいかどうかも確認しておくと良いでしょう。
契約書の管理業務を効率化
電子帳簿保存法の部分で少し触れてきましたが、システム内で契約した書類の管理は、日々の書類の束と向き合う時間を大きく削減してくれます。
契約書の検索機能やフォルダ管理機能、契約に関する顧客からの質問内容の保存機能などを用いれば、詳細な契約内容を素早くさがすことができます。
加えて、先方都合などで別のシステムや紙で契約を結んだ場合にも、書類をスキャンしてインポートできる機能や、書類に記載されている契約の日付や担当者の情報をAIがシステムに自動入力してくれるため、安心して契約書を1つのシステムで管理することができます。
各サービスによって機能は異なり、かなりの種類があるためここでは割愛しているものもありますが、ひとつひとつの機能が自社の業務のどこを効率化してくれるのか、費用対効果は良いのかをよく検討しましょう!
6-4.業務運用にあった料金プランか?
続いて料金プランについて解説していきます。
月単位で何人が何件契約業務をするかを想定しよう
料金体系は基本の利用料金に加えて契約書の送信数による従量課金制をとっているサービスが主流のようです。また、契約書を送る数が無制限などの場合はユーザー数にてプランが変わることが多いのも特徴です。
そのため、最適なプランを検討する際は、月単位で何人が何件の契約を結んでいるのかを想定した上で選ぶようにしましょう!
また、機能やユーザー別のプランをランクアップすることで契約書の締結業務を効率化する機能も追加される場合が多いので、費用対効果もしっかり比較すると良いでしょう。
6-5.情報漏洩を防ぐセキュリティ体制があるか
セキュリティ対策は2つのポイントを確認しましょう!
セキュリティの機能や規格は種類が多いため、特性を理解して比較
セキュリティを強化するために各社が行っているのは、通信の暗号化、保存書類の暗号化、ログインセキュリティ強化、機密情報の取扱の運用規格の取得、データのバックアップです。
専門用語も多く、仕組みも難しいため「この機能なに?なんか凄そうだけど……」という状態に陥りやすいですが、セキュリティ対策はこの機能があれば安心ということはありません。しっかりと特性を理解して、必要な機能があるサービスを選びましょう!
通信の暗号化やログインセキュリティ強化などの技術面でのセキュリティ対策機能に関しては、同じ技術を使っていることが多く、そこまで種類も多くありません。例えば通信の暗号化はSSLという技術が使われていますが、多くのサービスがこの技術を導入しています。
技術系のセキュリティ対策の充実度は、利用している技術の有無で判断できるでしょう。
また、セキュリティの品質保証として、どのような規格を取得しているかも確認しましょう。有名な規格としては世界基準のISMSがあり多くの企業がこの規格に則った運用をしています。また、業界の専門業社の認証などもあり種類は様々のため、どの機関の認証か確認すると良いでしょう。
社内のミスによる情報漏洩を防ぐユーザー管理機能
サービスのセキュリティ体制と同様に社内での情報管理も重要なセキュリティ対策となります。
電子契約システムでは、ユーザーの管理機能があるので、多人数の管理や複雑なワークフローなどがある場合は機能を活用して情報漏洩を防ぐことができます。
具体的には閲覧や編集権限の設定、社員のアカウント登録制限機能、グループでの閲覧権限登録機能などがあります。適切な社員に適切な契約の情報を設定して、社内からの情報漏洩を防ぎましょう。
6-6.サポート内容は十分か
SaaSサービスの導入においてはサポート体制も重要なポイントになります。しっかり確認しましょう!
システムの使い方を教えてくれるサポートか、運用方法について相談できるサポートか
電子契約システムの導入・運用は、法律の変更なども想定されるため、多くの場合社内で専任の担当者をつけるほど複雑なものです。取引先へのシステム利用の案内や、社内への理解と利用の浸透はかなり大変といわれています。
加えて、複雑な契約を結ぶ場合や、企業規模が大きくなる予定など、未来への変数が多い場合は想定していなかったことが発生するでしょう。
そのため、どのような窓口でサポートしてくれるのかだけでなく、サポートはシステムの使い方を教えてくれるだけなのか、もしくは運用状況をみながら振り返りをしてくれるのか、サポートの範囲を確認しましょう。
サポートの形は、簡単に相談できるチャットや、電話サポートセンター、定期的に課題解決セミナーを行っているところ、専任の担当者が伴奏してくれるものまで幅広くあります。
導入の規模や2、3年後までを考慮して必要なサポート体制を検討しましょう!
7.【アイミツおすすめ】機能やセキュリティ体制が充実した電子契約システムおすすめ11選
ここからは機能やサポート体制が充実した編集部おすすめの電子契約システム11選を紹介します!料金や機能や口コミなど詳細な情報をまとめているので、サービス選びに迷われている方はぜひチェックしてみてください。
※本記事においてはアイミツ、及びアイミツSaaSとの契約状況にかかわらず、編集部がおすすめのサービスを記載しております。
クラウド型電子契約システムを比較
基本機能においては、各サービスで大きな違いはなくどちらを選んでも高い満足度を感じられるでしょう。しかし、各種機能を活用する手段が自社に合っているかどうかをよく確認しておく必要があります。
たとえば、署名の本人確認を行うための認証手段も検討の際のポイントです。メール認証や本人写真による認証、一時パスワードの発行など、システムによってさまざまな手段が用意されています。自社に適した認証方法が利用できるか、複数の認証方法を使えるかなど、ニーズに合わせてシステムを選びましょう。
おすすめのクラウド型電子契約システム比較表
料金や基本機能など仕様に関する比較表をご紹介します。
サービス名 | クラウドサイン | 電子印鑑GMOサイン | ドキュサイン | BtoBプラットフォーム契約書 | freeeサイン |
---|---|---|---|---|---|
無料プランあり | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
最も低価格のプラン | 基本料金10,000円 書類送付費 200円/件 ※Standardプラン |
基本料金10,000円 書類送付費 100円/件 ※契約印プラン |
年間120ドル/ID 書類送付の上限は5件/月 登録は1IDまで ※Personalプラン |
基本料金10,000円 書類送付費 50円/通 ※シルバープラン |
基本料金4980円/アカウント 書類送付の上限は5件/月 ※Lightプラン |
法的な契約機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
契約書作成の効率化機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
取引先への連絡業務の効率化機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
契約書の管理機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
社内ユーザーの管理機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
サポート体制 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
セキュリティ体制 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
API連携 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
サービス名 | Zoho Sign | ホームズクラウド | Adobe Sign | paperlogic 電子契約 | IMAoS | ジンジャーサイン |
---|---|---|---|---|---|---|
無料プランあり | ◯ | - | - | - | - | - |
最も低価格のプラン | 基本料金 1,440円/ユーザー 書類送付の上限は25件/月 ※スタンダードプラン |
お問い合わせ | お問い合わせ | 基本料金 20,000円 書類送付の上限は25件/月 登録上限5ID |
基本料金 25,000円 書類送付費 250円/件 |
基本料金 8,700円 書類送付費 200円/通 |
法的な契約機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
契約書作成の効率化機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
取引先への連絡業務の効率化機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | - | ◯ |
契約書の管理機能 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
社内ユーザーの管理機能 | ◯ | ◯ | - | - | - | ◯ |
サポート体制 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
セキュリティ体制 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
API連携 | ◯ | ◯ | ◯ | - | - | - |
※"-"の情報は2021年8月時点でアイミツSaaS編集部で確認できなかった項目です。詳細は各企業にお問い合わせください。
※機能や体制の有無の判定は料金プランに関わらずサービスとして実現可能なものは全て"◯"としています。各料金プランごとの提供内容はサービスページをご覧ください。

クラウドサインとは、日本の法律に特化した弁護士が監修している電子契約システムです。郵送代や紙代、インク代、印紙代も削減することができ、紙で行っていた事務作業で発生するコストを削減できます。クラウド型なので押印のために出社することが不要になり、テレワークの推進や育児・介護をしながらでの働き方を実現できます。特別な準備や知識は一切必要なく、メールアドレスだけで本人認証の契約を行うことができるためすぐに導入が可能。取引先にも説明がしやすく、電子契約を受け入れられやすいシステムです。弁護士が監修しているため電子署名法に準拠しており、総務省や法務省に認められています。ISMSやSOC2など50以上のセキュリティ項目をクリアしているのでセキュリティも万全で利用することができます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 電子文書の検索機能
- スキャン文章の管理機能

電子印鑑GMOサインとは、スマートフォンが印鑑替わりになり、スマートフォンだけで契約締結業務をすべて行うことが出来る電子契約システムです。ルーチン化した大量の業務委託や雇用契約を1回でまとめて送信できるので、1通1通送っていた契約を1度で済ませることが可能。大幅に業務時間を短縮することができます。また、文書やフォルダ単位での権限の管理や閲覧の管理といった管理機能を標準で搭載しているので、ガバナンスの強化にも対応できます。電話サポートだけでなく、動画コンテンツを使ったサポートや導入企業向けに初級編や機能の活用編などさまざまなウェビナーも充実。導入後も安心して利用することができます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
ドキュサインとは、世界での導入実績もあり契約書や雇用契約書、発注書といったあらゆる契約や合意にオンラインで電子署名を行うことができる電子契約システムです。紙や郵便、印紙代といった契約業務で発生するコストや手間を削減することで予算の節約にもつながります。パソコンはもちろん、モバイル端末にも対応しているため、スマートフォンやタブレットからでも契約業務を行うことができます。43言語で署名を行うことができ、12言語で送信することができるので海外拠点がある企業でも導入しやすいのが特徴です。米国の電子署名法および米国の統一電子取引法、EUのeIDAS規則などに基づいているため適法や裁判にも活用することができます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
BtoBプラットフォーム 契約書とは、最大5社間で契約が行え、過去に紙で行っていた契約書もクラウド上で保管できる電子契約システム。契約書の一元管理を実現します。締結中や期限切れなどの契約書の状況を取引先別や契約種別、タグ別、期限別で簡単に管理することができます。契約書の確認や承認はシステム内ですべて行うことができるため、捺印のために出社する必要がなく、インターネットが繋がる環境であればどこからでも操作が可能。外出先や出張先でも業務を効率的に行えます。また、ワークフロー機能による社内承認の確認や参照者設定、権限の設定など、内部統制の強化を図ることもできます。無料で利用できるプランもあるため電子契約が初めてでも導入しやすシステムです。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約期限のアラート機能
- 電子文書の検索機能
- スキャン文章の管理機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能
- クラウド(SaaS)

freeeサインとは、弁護士が監修している電子契約システムです。契約書の作成や締結、管理までの契約業務をオンライン上でワンストップに行えることが特徴です。NDAや業務委託など、用途に応じたテンプレートを登録しておくことができるため、よく使う契約書を素早く作成することが可能。社内承認もオンラインで行うことができるため社内承認の際のタイムロスやコミュニケーションで戸惑うことなくワークフローを作成することができます。印刷や製本、郵送などのすべてをオンライン上で行えるため、出張先や在宅勤務中でも契約を結ぶことが可能になります。また、過去の契約書も一括で管理できるので契約書管理がしやすくなります。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能

Zoho Signとは、シンプルなインターフェースで、どこからでも文書に署名、送信、管理が安全にできる電子契約システムです。テンプレートを作成し、カスタマイズしながら繰り返し使用することで業務の効率化を図れます。契約書やオファーレターなどあらゆる文書に自分で電子署名をしてからチームに送信することはもちろん、ドキュメントの送信を通じて書面の依頼ができるため、署名作業が簡単に行えます。軍用レベルの暗号化で最高レベルのデータセキュリティを確保しており、最新の電子署名法であるESIGNとeIDASに準拠しているので、安心してシステムを利用できます。複数の受信者にドキュメントを送信するときの署名順を決めてドキュメントの受信方法と署名方法を管理可能。そのほかにもワークフロー設定も可能です。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- スキャン文章の管理機能
- クラウド(SaaS)
- メールサポートあり

ContractS CLMとは、契約書の作成やレビュー、承認、締結、更新、管理といった契約のすべての業務を集約できる電子契約システムです。契約書のワークフローを企業に合わせて柔軟に設定できます。プロセスと併せて相談コメントや契約に関わる書類を一元管理。迅速な契約を実現します。また、契約プロセスやステータスを見える化し、必要な時に契約書や契約状況を確認できるので、ビジネス機会の損失を防ぐことができます。口頭やメールで行われていた法務相談を契約書と紐づけて一元管理ができるので、無駄な確認作業も省略可能。契約に関わるメンバーが自発的に契約相談プロセス、承認フローを進めることができます。大企業からベンチャー企業まで幅広い導入実績がある点も見逃せません。
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
- 電子文書の検索機能
- スキャン文章の管理機能

Adobe Signとは、PDFの作成・編集ができ、電子サインも行える電子契約システムです。署名依頼の送信やステータスのトラック、電子サインの回収が簡単に行え、文書の署名はクリックやタップ、スワイプといった簡単な操作のみ。システムが苦手な人でも直感的に操作できます。米国のUETAやEUのeIDAS規則といったさまざまな国の関連法規に対応しているので幅広い国で利用可能です。パソコンだけでなく、モバイルデバイスにも対応しているため、出張先や外出先からでも操作でき、業務効率化を図れます。また、すべての文書の監査証跡を表示することができるので、文書管理もしっかりとでき、安心して利用できます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能

paperlogic電子契約とは、契約内容を登録、相手先へ送信、規約書をアップロード、署名依頼を送付の4ステップで契約書を送付できる電子契約システムです。改ざん防止やe-文書法、電子帳簿保存法の保存要件に対応する10年有効の認定タイムスタンプ機能があるので安心して文書を保存できます。また、相手先をゲストとして登録するだけで電子契約ができるため、シンプルで使いやすく受け入れられやすいシステムといえます。また契約書だけでなく、請求書や見積書、納品書などの各種取引書類を電子発行することも可能。契約書や見積書などの一括作成ができるため、日々の書類作成業務を効率化することができます。
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- タイムスタンプの一括検証機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- クラウド(SaaS)
- メールサポートあり

IMAoSとは、不動産賃貸業向けに提供している電子契約システムです。不動産賃貸業に従事する方々からの声をもとに、システムの画面や機能を構築。使い方を徹底的に研究しているシステムといえます。SMSでの電子署名の依頼通知や、スマートフォンで署名できる機能を標準で搭載しています。AATLに対応した電子証明書を採用しており、PDFファイルでの電子署名の有効性の確認が簡単に行えます。また、電子帳簿保存法にも対応したタイムスタンプを採用しているので、日本独自の税務対応もスピーディーに行うことが可能。不動産賃貸契約や重要事項説明、建設請負契約などが電子契約で行えるため、不動産契約業務の電子契約をワンストップで完了します。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
- クラウド(SaaS)
- メールサポートあり
- 電話サポートあり

ジンジャーサイン
ジンジャーサインとは、押印が必要な契約業務や書類管理など、電子契約に関わる全ての業務をオンラインで完結できる電子契約サービスです。契約書のアップロードから、メール送信、署名の確認が最短1分で完了するのが特徴のひとつ。使用頻度の高い契約書をテンプレート化することはもちろん、書類を印刷したり郵送する手間がなくなることで、組織全体の生産性を向上します。日本データ通信協会に認定されたタイムスタンプサービスも導入されており、タイムスタンプによるデータ変更履歴の管理や検索も可能です。契約ステータス管理機能により、依頼中、締結済、却下など、煩雑になりがちな契約状況を見える化できるのも特徴。そのほか、国際的な電子商取引認証局監査プログラムWebTrustの認証を受けた電子証明書に加え、Adobe社が認定するルート証明書での署名ができるのもポイントです。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
8.その他15サービスを一挙紹介
人気の機能などが豊富なサービス以外にも、サポートや特定の機能に特化したサービスもあります。場合によってはこちらの方が使いやすく、安価で導入できることもあるでしょう。おすすめできるサービスをご紹介します。

リーテックスデジタル契約とは、厳重な本人確認や二要素認証などで不正ログインを防止している電子契約システムです。業界最高峰の法的安全性が備えられていることが大きな特徴といえます。ほかにも、タイムスタンプや特定認証機関の電子書面を付与するため、第三者による契約書の改ざんも防止できます。また、電子記録債権データの中に保存されているため、電子債権記録機関による記録事項証明書の発行が可能。セキュリティ体制は万全といえるでしょう。また印紙代が節約できることはもちろん、ユーザー管理画面で毎月の印紙税節約額も確認することができます。くわえて紙の契約書や、ほかの電子契約書も一元管理でき、契約様式にかかわらずPDFを登録、検索、閲覧が可能です。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 電子文書の検索機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能
- クラウド(SaaS)
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応

DottedSignとは、モバイル端末でもパソコンでも利用することができ、外出先や出張先でも契約書の準備から契約までの契約業務を行うことができる電子契約システムです。電子で行うため契約書をFAXや相手先へ持っていく手間が省け、すべての契約作業のステータスを一元管理することが可能。契約ステータスをリアルタイムに把握できます。クラウドやローカルファイルから契約書、提案書、見積書などをインポートできる点も魅力でしょう。また、複数のサイン者がいる場合にも簡単に署名依頼の振り分けが可能なので、署名タスクに迅速に対応できます。書類テンプレートの作成ができるため、業務の効率アップが期待できるのではないでしょうか。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
クラウドスタンプとは、契約済みの契約書類をセキュアなクラウドで自動保管し、管理画面から更新文面や通知を検索できる電子契約システムです。契約内容を証拠として残すためにクラウドスタンプ機能で電子書類に電子証明書を付与することで、従来の押印契約と同様の証拠力が認められています。Web上で契約締結に必要なサインを行えるので数分で契約作業が完了。契約作業工数を大幅に削減することができます。管理者が下に複数のユーザーを紐づけでき、各ユーザーが締結した契約書を一覧で閲覧可能。管理者が作成したテンプレートを紐づけたユーザーの環境に対して反映できるので管理機能も充実しています。PDFファイルや宛先等の情報をテンプレートとして利用できるので、業務を効率化できます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 電子文書の検索機能
- クラウド(SaaS)

CONTRACTHUB@absonne
CONTRACTHUB@absonneとは、高い信頼性と可用性を備え、耐久性に優れた設備で運用されている電子契約システムです。グループ企業内や親子会社間など同一企業間で繰り返し取引を行う場合や、請負契約や不動産関連の契約などの印紙税が必要な契約では、電子契約を行うことにより大幅にコストダウンを図ることができます。クラウド型なのでインターネットが繋がる環境であれば外出先や自宅からWebブラウザで操作を行うことができ、在宅勤務にも適しています。また、日付や取引先名での検索ができるので契約書を探す手間が省けます。電子データでの保存なので長期保存の際でも場所を取りません。災害時でも複数の原本を保管しているので安心して利用できます。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約期限のアラート機能
- 電子文書の検索機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能
- クラウド(SaaS)
- 導入支援・運用支援あり

電子契約プラットフォームβとは、Webブラウザで利用することができ、職場だけでなく自宅や出張先からでも契約を行うことができる電子契約システムです。紙媒体への押印、発送、法令上必要な収入印紙の貼り付けが不要となり、作業コストの削減と、業務の効率化を図ることができます。PDFファイルをクラウド上へ保存して管理ができるため、紙媒体による管理が不要になります。また、PDFファイルの電子署名技術で詐称や改ざんを防止してくれるので安心して利用できるでしょう。複数のユーザーから承認を得ることができるので、従来の紙で行っていたようなスムーズでわかりやすい承認フローで電子契約業務をサポートします。
- タイムスタンプ機能
- 電子サイン機能(立会人型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- クラウド(SaaS)
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- Pマーク
- 通信の暗号化

WAN-Signとは、GMOインターネットグループと共同開発をおこなった電子契約システムです。電子証明書による厳格な実印版締結と簡易的なメール認証による認印版締結ができます。また、それらのハイブリッド締結によって社内や社外のあらゆる契約内容を組み合わせた締結を行うことも可能です。システムで締結した電子契約や電子印鑑だけでなく、書面契約も登録できます。そのため既存契約の一元管理ができ、検索機能も備わっているので、必要な書類をすぐに用意できます。実印版や認印版で契約締結した保管文書にはタイムスタンプが付与されるので、書面の原本性が保証されます。またIPアドレスを制限でき、通信の暗号化により機密保持されるので、セキュリティ面でも安心して利用できます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能

★ラクラク電子契約とは、月に30契約まで無料で利用できる電子契約システムです。印紙税や郵送料、事務作業が不要になり、コストダウンだけでなく事務作業の効率化を図れるでしょう。電子ファイルの契約書に適切な電子署名とタイムスタンプを付与できるので、紙の契約書と同等の法的効力を持たせられます。パソコン上でファイルを確認し、マウスのみの簡単操作で電子署名を施すことができるので、電子契約を行ったことがない人でも直感的に利用できます。文書名称、金額、日付、相手先で書類を検索でき、さらに2つ以上の項目を選択して検索できるので検索性に優れています。3ステップで契約が完了するシンプルで使いやすいシステムです。

セコムあんしん電子契約スマート
セコムあんしん電子契約スマートとは、セキュリティの高いサービスで契約業務をワンストップで行える電子契約システムです。契約書のハンコを押すために出社する必要がなくなり、テレワークでの業務にも適しています。印紙や郵送が不要なのでコスト削減にもつながります。契約の締結状況や文書の検索もできるので、今まで工数がかかっていた作業も削減でき、業務の効率化も図れます。電子帳簿保存法にも対応しているため、法令順守の観点からも安心できるでしょう。セキュリティ面でも文書に対しての権限管理や、遠隔地での保存を行うことによって、安心して利用できるシステムです。無料お試しサービスもあるため、初めて電子契約システムを導入する企業にもおすすめといえます。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 英語
- 三者間契約の機能
- 認定認証事業者による電子証明書発行
- 電子署名法対応

クラウドコントラクトとは、締結した契約書がクラウド上の管理画面に自動で保存できる電子契約システムです。クラウド上での保存だけでなく、ダウンロードをして管理画面以外の場所でも保存が可能。契約が締結されていない契約書を一覧で確認できるので、追いかけ・再連絡リストとして活用できます。締結された契約書のPDFデータ内に電子署名が自動で付与されるため、電子署名の付与のし忘れ防止や不正な改ざんの防止ができます。企業認証SSL/TLS証明書市場世界1位の電子認証局の「デジサート」を採用しているので安心して利用できます。アカウント同士を親子関係に設定できるのも特徴。親アカウントは子アカウント内の閲覧・操作になり、社内管理を強化できます。インターネット環境があればパソコンだけでなくスマートフォンやタブレットからでも締結や却下の操作が可能です。
- タイムスタンプ機能
- 電子サイン機能(立会人型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- スキャン文章の管理機能
- クラウド(SaaS)
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
e-signとは、電子国家とも称される国のエストニアで開発された電子契約システムです。完全無料で利用することができる点が特徴といえます。電子署名を付与し、その電子署名のログはブロックチェーンで記録されるため、契約書そのものの改ざんはもちろん、電子署名のログのセキュリティも万全です。デジタルIDアプリでログインとメールアドレスの登録、契約書をアップロードして相手先のメールアドレスを入力、電子署名を行ってから相手先へ契約書を送信する、という3ステップだけで電子契約を完了することができます。契約回数も無制限にも関わらず無料で利用することができるので電子契約システムを利用したことがない企業でも導入しやすいシステムです。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- 保存ファイルの暗号化

かんたん電子契約 for クラウドとは、契約の依頼から締結・保管までの契約業務をワンストップで完結することができる電子契約システムです。Web面談機能があるので対面での契約申し込みを行うことができ、契約先と本人確認を行いながら契約作業ができます。紙の契約書のスキャンデータや締結した契約書などの保管ができるので、過去の書類の管理もスムーズです。また、タイムスタンプや署名の有無を選択したり、保管後の送信も行うことができます。最大30名までの契約当事者が存在する契約書への電子署名を付与することができ、取締役会議事録などに利用可能です。承認済みや締結待ち、否認済みといった契約締結状況を画面上で確認することができるので、業務のペースを把握するのに役立ちます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- タイムスタンプの一括検証機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- スキャン文章の管理機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能

SATSIGN
SATSIGNとは、紙の契約だけでなく他社の電子契約もまとめて統合管理できる電子契約システムです。二段階認証に加え、二要素認証機能が追加され、より強固なセキュリティを保つことが可能になりました。定型契約などの契約書作成から社内決済、締結のフローを最大限短縮することができます。長期保管にも向いており、法的に決められた期間の保存も可能です。また、誰が電子契約書を作成したのかを証明する電子署名を利用しているので改ざん防止に繋がります。承認状況や取引先からの書類の回収状況もWeb上で確認できるので、業務の見える化もサポート。リモートで契約におけるすべての業務が完結するため、郵送などのタイムラグもなく、リアルタイムで締結を行えます。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- クラウド(SaaS)
- 通信の暗号化
- 保存ファイルの暗号化
- 三者間契約の機能
- 文書情報の項目設定
- 社内人事情報のマスタ登録
- 文章リストのCSV出力機能

CECTRUST-Light
CECTRUST-Lightとは、契約書の締結だけでなく、見積書や納品書、検収書といったあらゆる文書をまるごと原本として管理できる電子契約システムです。郵送代や印紙代、保管のための場所代を削減、封入などといった作業時間を削減します。さらに、契約書の受け渡しや、保管の時間、捺印のための出社の手間もなくなるでしょう。また、過去の契約書を簡単に検索・閲覧することができるので書類を探す時間も削減できます。契約書に関しては、タイムスタンプを利用することで法的に求められている長期保存に対応。1度登録するだけで長期にわたる原本性の保証を可能としました。約20年間、安定して運用しており、多くの導入実績もあるため、安心して利用できます。

CMサインは、国内だけでなく国外の取引にも対応できる電子契約システムです。日本国内の電子署名法、アメリカのESIGN法、ヨーロッパのeIDASに準拠している点が特徴といえます。電子署名APIを実装することで自社のサービスに合わせてカスタマイズが可能。顧客が電子署名のプラットフォームサービスと契約せずに利用できます。オペレーションが乱雑になりがちな契約業務も1つのプラットフォームに集約できるため、業務の効率化が図れます。契約状況も自社サービス内で確認できるため、効率的に顧客にアプローチが可能です。また、電子証明書とSEIKOタイムスタンプを利用しているので電子署名法にも適用しています。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約進捗のリマインド機能
- クラウド(SaaS)
- 英語

Great Signとは、煩雑になりがちな契約書締結業務をオンライン上の管理画面を介して行える電子契約システムです。紙や郵送代、印紙代といった費用がかからないので契約業務のコスト削減が期待できます。データベース上での文書保管を行えるため、保管場所の代金も削減可能。電子署名およびタイムスタンプの利用により長期保管を実現しました。また優れた検索性で過去の文書を検索したり、閲覧したりすることも可能です。また、電子署名法や電子帳簿保存法、e文書法といった関連法案にも準拠しています。IPアドレス制限や本人確認機能が利用できるプランもあり、セキュリティ面についても安心して利用できます。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 電子文書の検索機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
9.電子契約システムに関するよくある質問
電子契約システムの比較検討に際して寄せられる質問の中から、特に多い2つに対する回答をご紹介します。電子契約システムの導入をご検討中であれば、ぜひ参考にしてください。
Q1. 電子契約システムを導入するメリットはなんですか?
数多くのメリットがありますが、最も顕著に効果がみられるのは、契約締結までの期間の短縮とペーパーレスの実現でしょう。紙の書類を管理する手間を減らせるだけではなく、書面に貼付する印紙税などにかかるコストも削減できます。
Q2. 電子契約には法的効力がありますか?
電子契約や電子署名によって本人確認を行っているため、法的に有効です。また、電子契約の締結に用いられる電子署名にも、法的効力があります。「電子署名及び認証業務に関する法律(電子署名法)」第3条に基づいて、文書での捺印や署名と同等の法的効力が認められているためです。
参照:電子署名及び認証業務に関する法律
10.まとめ
電子契約システム導入はメリットが大きく、導入を検討されている方も多いのではないでしょうか。一方で法律やセキュリティの問題は理解するのも難しく、電子契約に関する専門の書籍が多数出版されていることからもわかるように、簡単に選ぶことができないサービスでもあります。
本記事で記載した内容はすべてサービスサイトの調査のうえ、クラウド型の電子契約システム26サービスの比較内容とサービスの特徴をまとめたものです。
比較ポイントが多く検討事項が多いですが、自社に最適なサービスを導入するために運用のイメージや導入目的の整理を進めましょう。
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