無料で利用可能な電子契約書システム16選【2022年最新版】
2020年に入り、日本全国でテレワーク導入が進んでいますが、ネックになるのが契約書類の存在です。これまで契約書類は紙文書で交わされるのが常識でしたが、時間と場所に関係なく働くには契約書類のペーパレス化、脱ハンコが急務だと言えるでしょう。 そこで注目をされているのが電子契約システムの存在です。現在、多くの企業が電子契約システムを導入しており、市場のニーズに合わせて多くの製品がリリースされています。 今回は、数ある電子契約システムの中でも無料で使える製品をピックアップ。アイミツSaaSの徹底調査により無料ながら充実した機能を持つ製品を厳選しました。 一方で、複数の電子契約システムから自社にあったものを導入するには比較検討が必要でしょう。もし「できるだけ早く自社に合った電子契約システムを見つけたい」とお急ぎの場合、一括見積もりも可能な「アイミツSaaS」をご利用ください。 それでは以下からは、無料の電子契約システムについて紹介していきます。

アイミツコンシェルジュ 伊藤
SaaSツールをお探しの方に、私たちコンシェルジュがアドバイスします! ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.電子契約書の作り方
- 2.電子契約書は電子契約システムがおすすめ
- 3.無料プランがある電子契約システム8選
- 4.無料トライアルプランで試せる電子契約システム8選
- 5.電子契約システムを選ぶ際のポイント3つ
- 6.無料の電子契約システムを利用する際の注意点
- 7.電子契約システムの料金相場
- 8.【まとめ】無料版を活用して自社にあった電子契約システムの導入を!
1.電子契約書の作り方
はじめに、電子契約書はどのようにして作るのかを確認していきましょう。重要なポイントとしてあげられるのが、「e-文書法」を守るということ。保存義務を課せられている書類を電子ファイルで保存することを認める法律で、契約書もその対象となっています。はっきり読めるように保存されているか、電子署名やタイムスタンプ用いるなどトラブル対策は万全か、不正アクセスの防止が徹底されているかなどの要件を満たさなければなりません。さらに、電子帳簿保存法の要件に従って契約書類を保管するのも重要です。電子契約書によって契約を結ぶ際には、以下の要件についてきちんと確認しておきましょう。
・システム概要書をはじめ、仕様書や事務処理マニュアル、操作説明書などが備えられているか
・書類の保管場所に電子計算機やディスプレイ、プリンターのほかプログラム、マニュアルなどが備わっており、見読性をもってスピーディに出力できるのか
・取引の交わされた年月日や取引金額、勘定科目などの記録項目は検索できるか
・日付や金額で指定し書類を検索できるのか
また、上記の要件を満たすだけでなく、所轄の税務署に承認申請書と添付書類をあらかじめ提出しておき、電子帳簿保存について認証を受ける必要があるため注意しましょう。
2.電子契約書は電子契約システムがおすすめ
先に説明した通り、電子契約書を結ぶためにはさまざまなルールを守る必要があり、自社だけで抜け漏れなく対応することは非常にハードルが高いと言えるでしょう。大事な契約段階においてミスが発覚してしまえば、自社だけでなく取引先にも大きな迷惑がかかり、トラブルにつながりかねません。
そのようなミスを未然に防ぐためにも、電子契約書の作成には電子契約システムを導入することをおすすめします。
電子契約システムは、名前の通り電子契約をサポートするサービス。システム内の書類テンプレートやさまざまなアシスト機能を活用することによって、契約書をはじめとする各種書類を簡単に電子上で作成することが可能です。単に契約書類を作成するだけでなく、ワークフローシステムや契約関連のデータ集約・管理、さらにはAIを活用したリスク検知や条文例検索、電子署名や電子印などといったプラスアルファの機能も充実しているため、電子契約システムを導入するだけでこれまでよりも大幅に手間をカットすることができます。
月額・年額利用料金などランニングコストは発生してしまうものの、電子契約をミスなく進めたいという場合には電子契約システムの活用を検討するべきでしょう。
3.無料プランがある電子契約システム8選
早速、無料で使える電子契約システムをご紹介します。無料プランサービスを提供しているのは次の8製品です。
BtoBプラットフォーム 契約書は東京都港区に本社を置くインフォマートが提供する電子契約システムです。契約業務を楽々スピーディーにするために開発されたクラウド型の製品で、電子署名とタイムスタンプで契約を締結します。BtoBで20年の実績を誇る会社として、セキュリティ対策では定評があるため、安全な環境下で契約業務の電子化を行いたい方におすすめです。
料金体系は無料の「フリープラン」を用意しており、フリープラン同士なら毎月5件までの契約対応しています。そのほか上位版として「シルバープラン」月額1万円~、「ゴールドプラン」月額3万円~を提供。搭載している機能は契約書発行、電子契約、押印機能、差戻、契約書管理、参照者設定、契約期限切アラート機能、権限管理などで、電子契約システムに必要な機能はほぼ網羅しています。
これまでにクリナップ、パソナ、アイザワ証券、エイブルなど大企業でも導入済。実績十分の電子契約システムです。
<主な導入実績>
・ARアドバンストテクノロジ株式会社
・株式会社関電システムズ
・株式会社三笠会館
・全日本食品株式会社
・株式会社ニッセン
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約期限のアラート機能
- 電子文書の検索機能
- スキャン文章の管理機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能
- クラウド(SaaS)

クラウドサイン(CLOUDSIGN)は 東京都港区に本社を置く弁護士ドットコムが提供する電子契約システムです。「契約をより早く、安全に」をモットーに開発されたこの製品は、電子契約利用企業の80%もの企業に利用されています。
特徴的なのは日本の法律に特化した弁護士監修である点。契約締結・保管、契約書検索、本人確認、テンプレート、API連携などの機能を搭載しており、セキュリティ体制も万全です。
料金プランは無料のお試しフリープランを用意。フリープランは送信件数は月5件まで、ユーザー数は1名まで、電子署名は利用可能です。そのほか、有料版として「Standard」月額1万円~、「Standard plus」月額2万円~、「Business」月額10万円~の3つのプランも用意しています。
東京海上日動、TOYOTA、野村不動産など大企業での導入実績も豊富です。
<主な導入実績>
・ランスタッド株式会社
・リコージャパン株式会社
・株式会社八芳園
・第一工業製薬株式会社
・株式会社東急ハンズ
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 電子文書の検索機能
- スキャン文章の管理機能
e-signは電子契約大国・エストニア発の電子契約システムです。スマホ対応の簡単電子契約システムとして人気があり、導入すれば世界中どこからでも契約サインが可能です。
特徴的なのは改ざんを防ぐためにブロックチェーンを採用している点。電子署名のログにより改ざんを検知します。またデジタルIDで、署名者の本人性を担保するので、なりすましの心配もありません。操作も簡単で、デジタルIDアプリでログインしたあとに契約書をアップロード、電子署名をして相手先に送信をすれば完了。Face IDやTouch IDなどの生体認証も利用できるので、セキュリティを重視したい方にも適しています。
契約はすべてのユーザーが完全無料で利用可能です。期限の定めもないので、ずっと無料で使える電子契約システムをお探しの方には最適です。契約数も無制限、法人での利用も可能です。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- 保存ファイルの暗号化

電子印鑑GMOサインは東京都渋谷区に本社を構えるGMOグローバルサイン・ホールディングスが提供する電子契約システムです。弁護士の監修を入れた法的拘束力のある製品で、利用者満足度、効率化、安全性など全ての点で高い評価を獲得しています。
電子署名と電子サインの2つの署名タイプが使えるので、あらゆるビジネスシーンの契約に利用可能。契約を楽にするだけでなく、契約文化に寄り添った設計になっているので、電子化が初めての会社でも抵抗感なく導入を進められるでしょう。安全性という点でも日本一を目指し、国内シェアNo.1の電子認証局とも連携。認証、セキュリティともに幾重もの防御システムを構築しています。
月額利用料金は「お試しフリー」プランは無料で利用可。有料版は「契約印プラン」は月額1万円、「実印&契約印プラン」は月額2万円で契約できます。求める法的拘束力の強さに応じてプランを選べる点は無駄がないと好評です。
<主な導入実績>
・日本セーフティー株式会社
・株式会社インフィニトラベルインフォメーション
・株式会社 東京オペレーションパートナーズ
・株式会社アクセスグループ・ホールディングス
・株式会社Thousand Ventures
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
Meeepa

出典:TDCソフト株式会社 https://meeepa.jp/
Meeepaは東京都渋谷区に本社を構えるTDCソフトが提供する電子契約システムです。IT企業の契約業務を効率化するために作り上げられたシステム。この電子契約システムひとつで、受発注・請求・精算業務についてもカバーすることができます。
タイムスタンプ機能を搭載しているため電子帳簿保存法にも対応しており、文書改ざんも防止できるため電子契約システムの導入によるコンプライアンス強化を目指しているという方にもおすすめです。特徴的なのはフレンド機能を搭載している点。フレンド機能の活用は新規開拓、新たなビジネスパートナーとの取引にも大きく貢献するでしょう。
費用は「レギュラー会員」「 無料トライアル会員」ともに0円 。「プレミアム会員」については、発注機能を利用する場合は月額1万2,800円かかるほか、別途オプション料金も発生します。
設立年 | 1962年 |
従業員数 | 1000人以上 |
会社所在地 | 東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル |
電話番号 | 03-6730-8111 |

WAN-Signは東京都港区に本社を構えるワンビシアーカイブズが提供する電子契約システムです。GMOインターネットグループと共同開発した製品で「ASPIC IoT・AI・クラウドアワード2019」で準グランプリを受賞。運営会社は4,000社の機密書類の管理実績があり、電子契約と原本管理のワンストップ管理を実現します。
締結の認証レベルの高さでも定評があり、電子証明書とメール認証のハイブリッド署名も可能です。社内外で必要とされる締結レベルに合わせた締結方法を選べるので、あらゆる業態、企業で導入することが可能。またセキュリティ機能と内部統制機能も充実しており、安全な契約環境を提供しています。
料金は無料プランと有料プランを用意しており、無料プランは契約数月3件まで対応可能。別途電子証明書発行量として年間8,000円かかりますが、月額料金は0円。これまでに日本通運、リクシル、大和ネクスト銀行を始めとする多くの企業で導入されています。
<主な導入実績>
・株式会社アシスト
・株式会社ブロードリーフ
・株式会社デサント
・株式会社ティーネットジャパン
・株式会社日本クラウドキャピタル
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能

リーテックスデジタル契約は東京都千代田区に本社を置くリーテックスが提供する電子契約システム。電子署名法と電子記録債権法を併用した新タイプの製品で、法学者と大手弁護士事務所が共同で監修。法的安定性の高さでは定評があるシステムです。
証拠力の担保と言う点でも評価は高く、厳重な本人確認、不正ログイン防止、タイムスタンプ・電子署名付与など幾重もの工夫が施されています。契約書としての信頼性も高く、裁判になっても不利になることはありません。反社会勢力の排除や社内の取引権限の管理など、安心安全な取引を実現します。
「エントリー」プランは無料で利用可能。「スタンダード」は1万円、「プレミアム」は10万円、「エンタープライズ」は別途見積もりが必要です。導入コストゼロで契約業務を圧倒的に効率できるので、コスト削減を目指す方にはおすすめだと言えるでしょう。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 電子文書の検索機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能
- クラウド(SaaS)
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応

freeeサインは東京都千代田区に本社を置くサイトビジットが提供する電子契約システムです。ビジネスを陰で支えるワンストップサービスとして契約業務の効率化に貢献します。
搭載している機能は書類作成、契約締結、保管、テンプレートなど。契約書類ごとにワークフローを設定できるので、あらゆる企業で導入が可能です。修正履歴も保持できるので、内部統制強化にも貢献します。
料金プランは無料フリープランと有料プランを利用可能。フリープランに申し込んだ方には「弁護士作成契約書テンプレート(17種類)」無料プレゼントの特典付きです。有料プランについては「Light」は月額4,980円、「Light+」は月額1万9,800円、最上位の「Pro」については問い合わせが必要。料金プランの特徴として、 1契約締結するごとに100円減額するという「逆」従量課金を採用しています。
<主な導入実績>
・株式会社シゴラボ
・株式会社トムス
・全研本社株式会社
・株式会社I-GLOCAL
・株式会社リブセンス
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
4.無料トライアルプランで試せる電子契約システム8選
ここからは、無料トライアルサービスを提供している電子契約システムを紹介します。充実した機能の用意されている有料電子契約システムを利用したいけれど、まずは無料で気軽に試してみたいという方には次の8つの製品がおすすめです。
DocuSign(ドキュサイン)はカリフォルニア州サンフランシスコに本社を置く米国企業が提供する電子契約システムです。場所を選ばず署名、送信できるクラウド型の製品で、現在世界数億人に利用をされています。
操作性はシンプルでぱっと見で使える点も人気です。モバイルアプリ(iOS、Android)でも快適に使えてオフラインでも利用可能。ビジネススピードを加速することができるでしょう。合意プロセスの進捗も確認できるので抜け漏れの心配もありません。世界43ヵ国語の言語で使えるので、グローバル企業にとってはまたとない製品です。
企業向けのプランは「Standard」月額25$、「Standard Pro」月額40$の2種類。より高度なソリューションをご希望の方は問い合わせが必要です。文書のみの署名サインが必要な場合は「無料ドキュサインプラン」の利用も可能。無料トライアルサービスは30日間実施しておりHPから申し込みが可能です。
<主な導入実績>
・NECネッツエスアイ株式会社
・株式会社プレイド
・大和財託株式会社
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 文書管理用フォルダの作成機能

クラウドコントラクトは東京都港区に本社を置くクラウドコントラクトが提供する電子契約システムです。中小企業専用の電子契約サービスで、ベンチャー、個人事業主でも使いやすい機能が搭載されているのが特徴です。
搭載している機能は契約書保管、契約状態確認、電子署名、契約書保管、合意契約締結確認書発行など。スマホ・タブレットにも対応しているので外出先で作業もできます。アカウント同士を親子関係に設定できるのも特徴。親アカウントは子アカウント内の閲覧・操作になり、社内管理を強化できます。
料金プランは「STANDARD BUSINESS プラン」を用意しており、1ヶ月9,980円で利用可能。契約数は1ヶ月100締結まで無料で、100件を超えると1件につき30円課金されます。そのほか半年ごと・1年ごとの契約方法もあり、長期契約になるほど料金はお得に。また、2週間の無料トライアルサービスを提供しており、お試し期間中も操作方法についてはサポートを受けられるので、電子契約システムが初めての方も安心です。
<主な導入実績>
・株式会社YKK APラクシー
・株式会社日本仲人連盟
- タイムスタンプ機能
- 電子サイン機能(立会人型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- スキャン文章の管理機能
- クラウド(SaaS)
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
weee

出典:weee株式会社 https://weee.co.jp/
weeeは東京都中央区に本社を構えるweeeが提供する電子契約システムです。産業廃棄物の委託契約書専門の電子契約システムで、産廃業界の複雑な締結業務をワンストップで解決します。
産廃の締結業務に特化した機能が充実しており、タイムスタンプ、契約成立・内容説明のサポート、プロセス承認などの機能を搭載。許可証PDFデータのシステム登録が可能で、内容に変更あれば自動登録され、さらに更新申請書も登録可能です。操作性も高く初めての型でも簡単に使いこなせます。
料金プランは「スタートアッププラン」は月額7,980円、「スタンダードプラン」は月額1万5,000円で、ともに初期費用は10万円、最上位の「エンタープライズプラン」は月額7万5,000円で初期費用は問い合わせが必要です。初期費用無料のキャンペーンを行っている場合もあります。
設立年 | 2015年 |
会社所在地 | 東京都中央区銀座1-15-7 マック銀座ビル5F |
電話番号 | 03-5579-9943 |
<主な導入実績>
・株式会社リスト
・株式会社浜田
・栄晃産業株式会社
eformsign

出典:日本フォーシーエス株式会社 https://www.eformsign.com/jp/usecases/online-contract.html
eformsignは韓国に本社を構えるフォーシーエスが提供する電子契約システムです。クラウドベースの電子帳票サービスとして、インターネット環境があれば世界中どこからでも利用することができます。
搭載している機能は一括作成、自動入力、メンバーと権限の管理、文書保管、データ管理、お知らせ設定など。1,000個の文書を一つの画面で作成可能で、Excelを使うように簡単に操作可能です。全ての文書を容易に電子化できるので、電子契約システムが初めての方にもおすすめです。
無料お試しプランの期間は2ヶ月でアカウント数10、期間中は文書100件まで利用できます。有料プランは3種類あり、「Personal」は月額10$、「Business Lite」は月額40$、「Business Pro」は月額100$で契約可能です。
設立年 | 2014年 |
会社所在地 | 東京都千代田区霞が関3-2-5 霞が関ビル 5階 |

かんたん電子契約 for クラウドは千葉県千葉市に本社を構えるセイコーソリューションズが提供する電子契約システムです。契約作業をweb上で完結できるサービスで、申し込みから締結、保管までワンストップで対応します。
搭載している機能は契約締結、アカウント管理、契約進捗管理、契約書検索、契約書保管、グループ共有など。運営会社は認定タイムスタンプ事業者としては国内トップシェアを占めており、日本企業の脱ハンコ、ペーパレス化実現をサポート。これまで1,000社以上への導入実績があります。
「無料トライアル版」と月額1万円で契約できる「スタンダード版」の2種類。無料トライアル版は送信件数10件まで、ユーザー数は1、タイムスタンプ機能をお使いいただけます。無料版の利用期間は1ヶ月。トライアル終了後はアカウントをそのままスタンダード版に移行することができます。
<主な導入実績>
・株式会社イオン銀行
・関電プラント株式会社
・三菱電機ビルテクノサービス株式会社
・慶應義塾大学病院
・武田薬品工業株式会社
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- タイムスタンプの一括検証機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- スキャン文章の管理機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能

SATSIGN
SATSIGNは大阪市福島区に本社を構えるアイテックが提供する電子契約システムです。企業の契約管理業務をサポートするために開発された製品で、契約書の整理から電子契約まで一元管理することができます。
契約書類の管理機能が充実していることが特徴。紙の契約書も電子も一緒に検索できるので、システム移行時も混乱がありません。添付書類も一緒に管理可能で、取引先とも添付書類の共有が可能です。また、契約の親子関係や関連契約の表示機能、任意の管理項目設定機能もあるので、複雑な契約を扱っている企業では特に重宝します。
無料体験デモサービスを提供しているため、まず試しに使ってみたいという方におすすめできるシステムだと言えるでしょう。なお導入後の料金については問い合わせが必要です。契約業務を丸ごと電子化できるので、テレワーク導入を進めたい方、脱ハンコを目指す方には最適のシステムだと言えるでしょう。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- クラウド(SaaS)
- 通信の暗号化
- 保存ファイルの暗号化
- 三者間契約の機能
- 文書情報の項目設定
- 社内人事情報のマスタ登録
- 文章リストのCSV出力機能

セコムあんしん電子契約スマート
セコムあんしん電子契約スマートは東京都渋谷区に本社を構えるセコムトラストシステムズが提供する電子契約システムです。高セキュリティの電子契約サービスとして高い信頼性を獲得しています。
締結状況管理や文書検索などさまざまな機能を搭載しており、導入により契約業務を大幅に効率化することが可能。厳格な権限管理や遠隔地保存でセキュリティ面も万全です。また電子帳簿保存法や電子署名法など法令にも完全対応しています。
導入をご検討の方に対しては30日間の無料お試しサービスを提供。導入後の料金プランは初期料金は5万円、月額料金は2万円、ディスクや取引先ユーザーが一定数以上になると利用度に応じて課金されます。契約に必要な電子証明書はセコムが発行しており、契約料金の中に全て含まれているのでお得です。既存のシステムと連携を希望する場合は更に上位版のサービスにて対応しています。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- Pマーク
- 英語
- 三者間契約の機能
- 電子帳簿保存法対応
- 認定認証事業者による電子証明書発行

ジンジャーサイン
ジンジャーサインは、バックオフィスの業務効率化を叶えるさまざまなクラウドサービスを提供しているjinjer社の電子契約システムです。最短たったの1分で契約書の発行・送付が終わるというスピーディさが魅力で、一般財団法人日本データ通信協会によって認定されたタイムスタンプ、契約書テンプレート、契約進捗の管理など、電子契約を進める上で必須とも言える機能が豊富に揃っています。
運用設計にはじまり導入してからや運用フェースにいたるまで、勉強会や電話、メールなどによるカスタマーサポートも整っているため、初めて電子契約システムを利用するという場合でも安心でしょう。
無料トライアルの期間は2週間で、契約書の送付は3通まで可能なため、使いやすさを確認してから電子契約システムを導入したいという場合にもおすすめです。
<主な導入実績>
・株式会社買取王国
・株式会社さわやか倶楽部
・株式会社LOTTE Hotel Arai
・LiLi株式会社
・株式会社シバタ
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付機能(差込文書の個別設定あり)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
5.電子契約システムを選ぶ際のポイント3つ
無料の電子契約システムを選ぶ際のポイントについて解説します。実際に製品を選ぶときにはどのような点に気を付けるべきなのでしょうか?
電子契約システムの選び方について、以下の記事ではさらに詳しく解説しています。
あわせてお読みください。
▼参考記事
電子契約システムの選び方を徹底解説!
機能や料金はマッチしているか
電子契約システムを選ぶ際は、機能と料金の両面からの検討が必要です。
機能面は自社に必要な機能が搭載されているかを確認する必要があります。いくら良い製品でも自社の必要とする機能がなければ宝の持ち腐れとなってしまうでしょう。またワークフローにマッチするかどうかも要チェックです。
費用面は導入して得られるメリットに対して運用コストは見合っているか、費用対効果についても検証をする必要があります。特に取引先が電子化に対応しない場合は、せっかく導入しても無駄になる可能性もあるので事前に確認することがおすすめです。無料プランのものを選べば導入コストはかかりませんので、興味のある製品についてはトライアルで試してみるとよいでしょう。
他システムと連携できるか
電子契約システムの導入の際は、他のシステムとの連携の可否も重要なポイントとなります。多くの電子契約システムには顧客情報管理機能がありますが、既に導入済のシステムと連携できれば入力の二度手間がなくなるので大変便利です。
また、会計システムと連携できれば契約書のデータを帳簿に自動転載できるので、経理業務も効率化します。そのほかBIツールをお持ちの場合は連携により分析などにも活用できるので、その用途は無限大です。自社で使っているシステムとの連携の可否は運営会社のHPなどで確認できます。
セキュリティ対策は万全か
電子契約システムはセキュリティ対策についても確認しておきましょう。セキュリティ対策の甘い製品を導入すると、サイバー攻撃の対象となります。契約内容が外部流出した場合は企業として大きなダメージを負うことになるので要注意です。
また内部不正や紛失などのミスに対しても十分な対策をとられているものを選んでください。契約書類は機密事項も含まれますので、セキュリティ対策については万全の体制をとっている製品を選びましょう。
6.無料の電子契約システムを利用する際の注意点
無料の電子契約システムは大変便利ですが、利用の際には注すべき点があります。
まず、無料プランの場合は利用できる機能に制限がある場合が多く、特に電子契約件数やID発行数などは限定的であるため、全社的に大々的に利用するのは難しい場合が多いでしょう。
また、月額利用料が無料でも証明書発行料など別途費用がかかる場合もあります。自社・取引先いずれも費用が発生する場合は、取引先の理解を得る必要もあるのでその点は注意が必要です。
7.電子契約システムの料金相場
今回、無料でも利用することのできる電子契約システムを紹介してきましたが、無料のサービスは機能数や契約書数、利用期間などに制限があることが少なくありません。
そのため、無料トライアルや無料プランで利用を始めたのち、有料プランに切り替えていくという方法がスタンダードと言えるでしょう。
それでは、電子契約システムの有料プランを利用する場合、どのくらいの費用がかかるのでしょうか。
費目別に見る電子契約システム費用の相場
費目 | 相場 |
月額基本料金 | 月額1万円から4万円 |
利用料金 | 50円から300円(契約1件あたり) |
その他オプション料金 | 利用する機能によって異なる |
上記の表にある通り、月額基本料金の相場は1万〜4万円ほど。システム自体の開発コストや運用するためのサーバー代、運用管理費などが含まれています。別途発生する契約1件あたりの利用料金は50〜300円が相場で、電子契約システムによっては、毎月10件までは無料などといったサービスが用意されている場合もあるようです。
また、そのほかにもリマインドメールの送信や契約書アップロードなどにかかるオプション料金が発生する場合も。各社オプション料金については明示していないことが多いため、それぞれのプラン内容のカスタマイズによって費用は左右されると考えられるでしょう。
また、単純に電子契約システムを利用する料金だけでなく、電子契約書を保管しておくクラウドストレージの利用料も発生します。こちらは10GBで1,000〜1,500円ほどが相場です。
そのほかにも、弁護士に契約書のリーガルチェックを依頼する場合には、契約書1通につき3万〜5万円ほどの料金がかかることも覚えておきましょう。
8.【まとめ】無料版を活用して自社にあった電子契約システムの導入を!
今回は無料で使える電子契約システムについて紹介をしてきました。
今回紹介した電子契約システムはいずれも無料でサービスを提供していますが、有料プランに匹敵する製品ばかりです。導入する際にはぜひ参考にして頂ければと思います。
有料のシステムを導入をする際は、料金だけでなく機能面もよく調べる必要があるでしょう。無料プランや無料トライアルは「自社にあったシステムかどうかを確認する手段」としても活用できるので、機会を最大限に利用して製品選びに役立ててください。
今回紹介した電子契約システムを一括で比較検討したいという方は、無料で一括資料請求ができる「アイミツSaaS」をご利用ください。

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