FX4クラウドの評判と実態【2025年最新】
FX4クラウドは、1966年の創業時から会計事務所・地方公共団体に専門特化した情報サービスを展開する、TKCがリリースしているクラウド型会計システムです。
会計システムの主流がパッケージ型(インストール型)から、いわゆるクラウド型に移行している昨今。FX4クラウドは、どのような会計システムでしょうか?なぜ注目されているのか?FX4クラウドを使うべき人や会社は?FX4クラウドの評判・実態に迫ります。
- <総評>「FX4クラウド」は会社の数字をわかりやすく把握できるサービス
- FX4クラウドの7つのメリット
- 徹底調査でわかったFX4クラウドを使うべき人・会社
- FX4クラウドの料金プラン
- FX4クラウドの導入実績・効果
- まずはFX4クラウドの見積もりを
- まとめ
<総評>「FX4クラウド」は会社の数字をわかりやすく把握できるサービス
出典:FX4クラウド https://www.tkc.jp/fx4
FX4クラウドは、見やすさ・わかりやすさが特徴のクラウド型の会計システムです。操作画面だけではなく、帳票自体のわかりやすさやサービスの利用しやすさなど、細かいところまで心配りを感じられるのが魅力。
「365日変動損益計算書」で、最新の業績をリアルタイムで把握。今後の会社の展望や迅速な経営判断を行う際に非常に役立ちます。オリジナルの管理資料を作成できる機能も搭載されているため、独自のさまざまな切り口から会社の状況を把握したい方にもおすすめです。
他の会計システムと比較しておすすめ?
他の会計システムと比較すると、操作性の高い画面やシステム構成はもちろん、利用中の業務システムと簡単に連携できる点が魅力でしょう。販売管理システムなど、すでに利用している業務システムがある場合にもおすすめ。
企業向け会計システムで初めて、帳簿を紙ではなく電子で保存できる「電子帳簿保存法」に認証されたソフトであるのもポイント。法改正などにもしっかり対応しており、信頼できるクラウド型会計システムです。
関連記事:法人向け会計ソフトを比較し、おすすめサービスを解説
FX4クラウドの7つのメリット
ご紹介した特徴を持つ「FX4クラウド」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
1万4,500社を超える利用実績
FX4クラウドは、1万4,500社を超える、さまざまな業種・業態の中堅・中規模企業に利用され、豊富な導入実績を誇っています。富士キメラ総研の市場調査レポート『「ソフトウェアビジネス新市場2019年版」財務・会計ソフト<SaaS>』では、クラウド会計ソフト導入シェアNo.1。市場調査とコンサルティングを行うITR調査の『ITR Market View:ERP市場2020 SaaS型ERP市場・会計業務分野:ベンダー別売上金額シェア』では、3年連続1位を獲得しています。
最新業績をリアルタイムで把握
会社を経営する上で、売上や現在の損益などの業績を把握することは非常に重要です。過去の数字や同業者の数字と比較することで、自社の伸びしろや改善点がわかり、会社をよりよくしていくことができます。FX4クラウドを利用すれば、比較作業に必要な自社の業績をリアルタイムで把握可能。FX4クラウドで作成される365日変動損益計算書で、自社の「今」を容易に確認できます。
独自の管理資料を容易に作成
会社ごとに必要な資料は変化します。例えば、多くの支店がある会社では、支店ごとのデータを合計した資料が必要なこともあるでしょう。FX4クラウドの機能である「MR(マネジメントレポート)設計ツール」を利用すれば、会社独自のルールで作成された管理資料も容易に作成できます。最新の業績データを反映した独自の帳票を作成できるため、資料作成の観点からも作業効率の向上が見込めるでしょう。
複数拠点からの同時入力が可能
FX4クラウドでは、複数の拠点から同時に入力作業を行えます。部門別管理機能を利用すれば、支店や営業所が複数存在する会社にも大変便利。もちろん、部門ごとの管理にも利用できます。そのほか、部門グループ別管理もできるため、部門を横断した括りで数字を確認できます。どの部門の業績がよいかなど部門業績ランク表も用意されるため、会社の改善点が見つかり業績向上に寄与します。
利用中の業務システムと連携可能
FX4クラウドは、現在利用している業務システムとの連携も可能。「仕訳読込テンプレートの設計」機能で、販売管理などの業務システムとデータ連携できます。使い方は簡単で、それぞれの業務システムからエクスポートしたcsvファイルを読み込ませるだけ。そのほか、「Airレジ」「ユビレジ」など、タブレットPOSレジとのAPI連携も可能。仕訳入力の効率化を図ることができます。
業務の大幅な効率化を見込める
FX4クラウドには、フィンテックサービスの「銀行信販データ受信機能」が用意されています。複数の金融機関から取り引きデータを自動受信できるサービスです。加えてデータの受信後、仕訳計上時に作業者が補正した内容を学習します。次回以降の取り引きデータ読み込み時に学習した仕訳を提示し、仕訳入力をサポート。仕訳入力の大幅な効率化を見込めるでしょう。
会計関係の法令に完全準拠・完全対応
FX4クラウドをはじめとするTKC財務会計システムは、企業向け会計ソフトで初めて「電子帳簿保存法対応」の認証を受けています。電子帳簿保存法とは、青色申告に関わる帳簿書類を紙で保存する代わりに、電子で保存できる制度。事前申請が必要なほか、要件を満たした会計ソフトの利用を求められます。この要件を満たしているソフトが、FX4クラウドをはじめとするTKC財務会計システムなのです。
徹底調査でわかったFX4クラウドを使うべき人・会社
ご紹介したメリットを踏まえ、「FX4クラウド」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
会計システムを利用して業績をアップさせたい人
FX4クラウドは、利用することで自社の業績をリアルタイムに把握できるのが魅力。費用を変動費と固定費に分ける直接原価計算の手法を用いた「変動損益計算書」を確認できるため、上げることのできた成果や、今後の改善点などを読み取ることができます。また、部門別・部門グループ別などの管理方法で確認可能なため、幅広い視点から業績を見渡すことができるでしょう。
これらの業績は、スマートフォンやタブレットでも確認できるため、どこを改善すべきなのかが、いつでもどこでも一目瞭然。業績をアップさせたい人は、FX4クラウドを利用して定期的に業績を確認し、事業の改善につなげることで、目標達成に近づくことができるでしょう。
経理・会計業務の大幅な効率化を図りたい人
FX4クラウドは、経理・会計業務の効率化を図りたい人や、生産性を向上させたい方が使うべき会計システムだと言えます。FX4クラウドでは、「仕訳読込テンプレートの設計」機能を利用することで、Excel表や販売管理システムをはじめ、他社の業務システムとも容易なデータ連携が可能。現在利用している他社業務システムを変更することなく、スムーズな経理業務を実現します。
そのほか、主に小売業・飲食サービス業などで利用されているタブレットPOSレジとのAPI連携機能や、インターネットを利用して銀行や信販会社との取り引きデータを自動受信する「銀行信販データ受信機能」も用意されています。FX4クラウドを利用することで、経理・会計業務の大幅な効率化を見込めるでしょう。
帳簿をパソコンに保存してペーパーレス化を目指す会社
FX4クラウドをはじめとするTKC財務会計システムは、企業向け会計ソフトで初めて「電子帳簿ソフト法的要件認証」を受けたソフトです。FX4クラウドを利用することで、帳簿書類を紙ではなく電子で保存することが可能。青色申告法人は最長10年間の帳簿書類保存が必要なため、電子保存が可能になることで大幅なペーパーレス化につながります。
電子帳簿保存法の要件を満たしていない、つまり認証を受けていない会計ソフトでは、帳簿書類の電子保存が認められていません。FX4クラウドをはじめとするTKC財務会計システムは、企業向け会計ソフトで初めて認証を受けたソフトのため信頼性も抜群。今後、帳簿を電子保存していきたいと考えている会社も、安心して利用できるでしょう。
FX4クラウドの料金プラン
FX4クラウドの料金は、取り扱っている会計事務所や会社の規模などにより異なります。具体的な料金を確認するには、問い合わせが必要です。導入にあたっては税務と会計の専門家であるTKC会員事務所とTKCがサポートします。
TKC会員事務所は、税務と会計の専門家集団。TKCは、FX4クラウドを提供している会社です。税務と会計を知り尽くした集団と、FX4クラウドを知り尽くした提供会社が、システムの導入段階から徹底サポート。個々の会社に適した勘定科目・消費税情報などの登録・設定を支援します。
そのほか、利用者のビジネスモデルをヒアリングし、FX4クラウドをもっとも活かすことができる方法を提案。他社会計ソフトからの乗り換え作業もサポートします。
FX4クラウドの導入実績・効果
ここからは、実際に「FX4クラウド」を導入した企業の例を取り上げシステム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
株式会社日本トランスネット
FX4クラウドの導入事例ページ(株式会社TKCの公式サイト参照)によると、日本トランスネットは、大型トラック・トレーラーなどを利用した運送業を全国展開している会社です。業務が拡大するなか、利用していた会計ソフトを十分に活用できていない課題を抱えており、会計システムの乗り換えを検討。そこで導入したのが、FX4クラウドでした。
資金管理メニューの「支払管理機能」を活用し、支払業務の属人化を防止。買掛金などの支払い予定日を登録しておくことで支払予定表に反映されるため、定期的な支払予定も複数の担当者が漏れなく把握できます。また、「インターネットバンキング(IB/FB)振込用データ作成機能」を利用することで、数百件ある月末の口座振込作業を効率化。複数名の担当者が同じ作業を行えるようになったため、急な欠勤が発生しても経理業務がストップすることはありません。作業者一人ひとりにかかる負担も減り、業務の効率化につながりました。
そのほかにも、「マネジメントレポート(MR)設計ツール」でグループ全社の業績を把握できる帳票を作成。リース会社や金融機関との打ち合わせに活用しています。今後は業務効率化で作り出した時間を既存顧客に充て、受注を伸ばしていきたいそうです。
株式会社Held
FX4クラウドの導入事例ページ(株式会社TKCの公式サイト参照)によると、Heldは、サプリメントやスムージーなどの健康食品・化粧品のOEMメーカーです。顧問会計事務所の変更とあわせて、FX4クラウドを導入しました。
以前利用していた会計システムでは、他システムとの連携・拡張性においてニーズを満たせないと感じていました。加えて、大阪・東京の両拠点においてタイムリーに業績管理を行いたいと考えていたため、FX4クラウドに魅力を感じたそうです。会計システムに関しては経理に任せきりだった社長も、今では「変動損益計算書」を2日に1回ほどの頻度で確認しています。
他社ソフトと比較しても、見やすく操作がしやすい印象があると話すのは管理部の経理担当者。入出金の管理も、以前の会計システムではシステムと別にデータを管理していましたが、今ではFX4クラウドのみで完結。「マネジメントレポート(MR)設計ツール」を利用することで、入出金データを必要な形で出力することも可能です。必要な管理資料の作成に関しても、時短や効率化につながっていると好評。
海外拠点も立ち上げ、既存事業の増益とともに新規事業の立ち上げも検討。さらなる成長に向けて、FX4クラウドを活用していくことでしょう。
ドミノ・ピザ桜山店 豊明二村台店
FX4クラウドの導入事例ページ(株式会社TKCの公式サイト参照)によると、ドミノ・ピザ桜山店 豊明二村台店は、大手ピザデリバリーチェーン店のフランチャイズ店。独自の販売管理システムにデータを打ち込み業務を確認する作業がありますが、それらのデータを会計システムに打ち直す作業を行う際、入力ミスが起こっていました。
しかし、FX4クラウドに移行したことで販売管理システムとの連携を実現。打ち直す作業自体が不要になり、業務効率が向上しました。POSシステムの売上と経費、本部からの請求明細を入力する際に「仕訳連携機能」を利用することで、経理業務の工数を削減。確実性も増したのです。
財務管理の中では、飲食店経営で重要とされるFLコスト(食材費と人件費)のほか、キャッシュフロー(現預金残高)などを頻繁に確認。その確認にも、FX4クラウドは役立っています。そのほか、銀行や信販会社などの金融機関から取り引きデータを自動受信できる「銀行信販データ受信機能」を活用。過去の仕訳内容を学習し、予想される仕訳を提示する学習機能が備わっているため、仕訳計上の作業時間も短縮できました。
3店舗目のオープンにも積極的な社長。店舗が増加しても便利に活用できるFX4クラウドを利用して、さらに大きな利益を生み出していくことでしょう。
まずはFX4クラウドの見積もりを
1万4,500社を超える中堅・中規模企業で活用されるFX4クラウド。独自の切り口から経理の数字を切り出し、ニーズを満たす管理資料を簡単に作成できる機能や、すでに利用している業務システムとの連携が手軽にできる機能などが魅力的なクラウド型会計システムです。「FX4クラウド」の導入を検討している方は、まず「アイミツ」で見積もりをとり、内容を確認したうえで判断するといいでしょう。
まとめ
FX4クラウドは、独自の管理資料が容易に作成できる機能や、銀行など金融機関の取り引きデータを自動で取り込む機能を搭載しています。また、電子帳簿保存法に対応しているのもメリット。
会社の数字をわかりやすく把握して業績をアップさせたい方や、ペーパーレス化を目指す企業、経理・会計業務の効率化を図りたい方などは、導入を検討してはいかがでしょうか。まずは見積をとってみてください。