建設業向け会計ソフトおすすめ11選【2025年最新】
「工期が長引き、会計処理が複雑化している」「工事現場やプロジェクトごとに会計を管理したい」という建設業者は多いのではないでしょうか。建設業の会計業務は特有の勘定科目を扱うため、管理が煩雑になるという特徴があります。そこでおすすめなのが、建設業向け会計ソフトの導入です。建設業の会計業務に沿った機能を搭載し、複雑になりがちな会計処理を効率化できます。
そこで本記事では、建設・工事業界に導入実績のある会計ソフトおすすめ11選を厳選比較。会計ソフトを導入するメリットや選び方も紹介しますので、会計処理をラクにしたい経理担当者はぜひご覧ください。
- 建設業における会計の課題と、会計ソフトの必要性
- 建設業で会計ソフトを導入するメリット
- 建設業向け会計ソフトの選び方
- 【比較表】建設・工事業界に導入実績がある会計ソフト
- 【2025年最新】建設・工事業界向けの会計ソフトおすすめ11選
- まとめ:会計ソフトでデータ集計や転記を自動化しよう
- よくある質問
建設業における会計の課題と、会計ソフトの必要性
会計ソフトとは、企業のお金の流れを管理するシステムです。入力したデータは自動で集計・転記されるため、会計業務の負担を大幅に軽減できます。
建設業の会計業務は煩雑化しやすく、課題を抱える企業は多いでしょう。ここでは、建設業における会計業務の課題と、会計ソフトの必要性を解説します。
- 工期の長期化による会計処理の複雑化
- 建設業特有の勘定科目があり、専門知識が必要
工期の長期化による会計処理の複雑化
建設業では、プロジェクトが数ヶ月から数年にわたることが一般的です。工期が長期化することで、進行状況に応じた売上の計上やコストの管理が必要となり、会計処理が複雑化します。たとえば、工事が進行中である場合でも、その時点での原価や利益を正確に算出する必要があり、手動での管理はミスが生じやすく非効率です。こうした建設業の複雑な会計処理に対応するためには、工期に応じた柔軟な処理が可能な会計ソフトの導入が必要です。
建設業特有の勘定科目があり、専門知識が必要
建設業では、他の業種では見られない特有の勘定科目が存在します。以下は、建設業特有の勘定科目の主要なものです。
建設業特有の勘定科目 | 概要 |
---|---|
完成工事原価 | 完成した工事にかかった原価 |
完成工事高 | 完成した工事の売上 |
完成工事未収金 | 完成した工事に対する未収入(未請求の工事代金) |
完成工事総利益 | 完成した工事の総利益 |
未成工事支出金 | 進行中の工事の費用(未完成段階での支出) |
工事未払金 | 進行中の工事の未払い費用 |
上記のような建設業特有の勘定科目は、一般的な会計ソフトでは対応できない場合が多く、かつ専門知識が必要です。経理初心者や建設業界が未経験の担当者には、取り扱いが難しいでしょう。建設業向けの会計ソフトであれば、建設業特有の細分化された仕訳も自動化でき、複雑な会計処理もスムーズに行えるようになります。正確な財務管理を求められる建設会社や、経理担当者に専門知識がない企業には特におすすめです。
建設業のICT活用に関するアンケート調査によると、建設業が導入している(導入予定含む)システムは、「積算システム」が61.5%と最も多く、続いて「財務会計システム」が48.3%という結果でした。
出典:「建設業のICT活用に関するアンケート調査報告書(令和4年2月)」一般社団法人 茨城県建設業協会
上記統計データから、会計ソフトの必要性を感じている建設業者が多いことが分かります。建設業向け会計ソフトを導入することで、業界固有のルールに沿った会計処理が可能になります。会計・経理の業務効率化を図りたい建設会社は、会計ソフトの導入をおすすめします。
建設業で会計ソフトを導入するメリット
建設業に特化した会計ソフトを導入することには多くのメリットがあります。ここでは、主なメリットを解説します。
- 工事現場ごとに仕訳や原価管理ができる
- 建設業特有の勘定科目に対応できる
- 会計・経理業務を効率化できる
工事現場ごとに仕訳や原価管理ができる
建設業では、複数の工事現場が同時に進行していることが多く、それぞれの現場ごとに経費や収益を正確に把握する必要があります。会計ソフトを導入することで、各現場ごとに仕訳や工事台帳を分けて管理でき、原価管理が容易になります。工事ごとの収益性やコストパフォーマンスを把握しやすくなり、効率的な資金運用が可能となります。現場ごとのお金の流れを詳細に把握できるため、経営判断の精度も向上します。
建設業特有の勘定科目に対応できる
建設業における会計ソフト導入の大きなメリットは、建設業特有の勘定科目に対応している点です。「完成工事原価」や「未成工事支出金」など、他の業種にはない費用項目が多く存在し、これらを正確に反映するためには専用の会計ソフトが必要です。建設業に特化した会計ソフトには、「自動起票機能」や「入力ミスのリカバリー機能」といったサポートする機能があるため、処理が分からない場合でも安心です。こういった機能を活用することで、建設業特有の会計に対応した正確な財務報告が可能となります。
会計・経理業務を効率化できる
会計ソフトを導入することで、会計・経理業務を効率化できることもメリット。データの転記や仕訳を自動化できるうえ、進捗に応じた売上や経費の計上も可能になり、手動で行っていた作業の時間を大幅に短縮できます。経理担当者の負担が軽減し、より重要な業務に集中できるようになります。
数ある会計ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
建設業向け会計ソフトの選び方
建設業向けの会計ソフトを選ぶ際には、業界特有のニーズと自社のニーズの両方に対応できるかがポイントです。ここでは、建設業に特化した会計ソフトを選び方を解説します。
- 建設業の勘定科目に対応しているか
- クラウド型かインストール型か
- 簡単に操作できるか
- 既存システムとの連携は可能か
建設業の勘定科目に対応しているか
建設業の会計は、他の業界と比べて特有の勘定科目が多く、これに対応しているかが重要な選定基準となります。たとえば、一般的な会計における「売上総利益」は建設業では「完成工事総利益」という勘定科目になり、一般的な会計における「売掛金」は建設業では「完成工事未収入金」と表記します。このように一般的な会計ソフトでは対応しきれない項目が存在するため、建設業特有の勘定科目に対応し、正確な処理が行えるソフトを選ぶことをおすすめします。
クラウド型かインストール型か
会計ソフトの導入形態にはクラウド型とインストール型があり、それぞれ特徴が異なります。
比較項目 | クラウド型 | インストール型 |
---|---|---|
利用環境 | インターネット環境 | オフラインでも利用可能 |
バージョンアップ | 〇:自動 | △:手動 |
対応OS | 〇:Windows、Mac | △:Macには非対応が多い |
費用 | 〇:月々の支払い | 〇:一括で支払い |
クラウド型会計ソフトは、インターネット環境があればどこでもアクセス可能。データのバックアップやソフトの更新が自動で行われ、利便性が高いのが特徴です。一方、インストール型会計ソフトは、特定のPCにソフトウェアをインストールして利用します。オフライン環境で作業したい企業や、セキュリティ重視で外部からのアクセスを遮断して利用したい企業にはおすすめ。ただし、ソフトウェアをインストールしたPCに限られるため、PCが故障すると利用できなくなる点に注意しましょう。
リモートワークを推進する建設会社や、自動アップデートで法改正にも随時対応したい企業にはクラウド型をおすすめします。
簡単に操作できるか
誰でも簡単に操作できる会計ソフトであれば、経理作業の負担を軽減し、迅速かつ正確な業務処理が可能になります。使いやすいインターフェースや直感的な操作ができるソフトを選ぶことで、入力エラーが発生するリスクを抑え、教育コストも削減できます。導入前に無料トライアルを活用して仕訳などの操作性を確認することで、現場での運用に適しているかを見極められます。
既存システムとの連携は可能か
会計ソフトは、既存の業務システムとの連携で利便性が向上します。自社が利用する現場管理システムや受発注管理システム、給与管理システムなどとスムーズに連携できる会計ソフトを選ぶことで、データの一元管理が実現し、業務全体の効率化が期待できます。システム連携により、データの重複入力・入力ミスのリスクを防止し、生産性の向上につなげましょう。
別記事「会計ソフトを徹底比較」では、選び方・比較方法を詳しく解説したうで、2025年最新のおすすめ会計ソフトを紹介しています。あわせてご覧ください。
【比較表】建設・工事業界に導入実績がある会計ソフト
ここからは実際に、建設・工事業界に導入実績がある会計ソフトを比較します。以下、おすすめ会計ソフトの料金比較表もぜひ参照ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
勘定奉行クラウド 建設業編 | 5万~7万円 (プランによって異なる) |
2万7,500円~4万円500円 |
PCAクラウド会計 (PCA建設業会計シリーズ) |
無料 | PCAサブスク建設業会計:9,350円~ PCAクラウド建設業会計:1万7,160円~ |
建設大臣NX | ソフト購入価格:79万2,000円~ | - |
マネーフォワード クラウド会計 | 無料 | 800円~ |
freee会計 | 無料 | 980円~ |
弥生会計オンライン | 無料 | 2,166円~ |
FX4クラウド | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
大蔵大臣NX | ソフト購入価格:26万4,000円~ | クラウド版の料金は要問い合わせ |
ジームクラウドAC | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
DAIC2クラウド | 要問い合わせ | 要問い合わせ |
スイート建設会計 | 27万5,000円~ 更新費用:1年ごとに11万円 |
- |
上記比較表をご覧の通り、クラウド型会計ソフトは初期費用無料のサービスが多く、「PCA建設業会計シリーズ」「マネーフォワード クラウド会計」「freee会計」「弥生会計オンライン」は導入コストを削減したい建設会社におすすめです。
「自社に最適な会計ソフトを絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
【2025年最新】建設・工事業界向けの会計ソフトおすすめ11選
2025年現在、建設・工事業界向けの会計ソフトおすすめ11選を紹介します。機能や実績も豊富なサービスに加え、建設業・工事業界の独自ルールにも対応し、導入しやすい会計ソフトもピックアップしています。
- 勘定奉行クラウド・建設業編
- PCAクラウド会計(PCA建設業会計シリーズ)
- 建設大臣NX
- マネーフォワード クラウド会計
- freee会計
- 弥生会計オンライン
- FX4クラウド
- 大蔵大臣NX
- ジームクラウドAC
- DAIC2クラウド
- スイート建設会計
-
料金
年93,000円~/ライセンス -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
勘定奉行クラウドは、累計72万社以上もの企業への導入実績をもつ財務会計ソフトです。中小・中堅企業を中心に幅広い業種で利用され、建設業や工事業界の事例も豊富。ある建設業への導入では、月間で40時間もの業務時間削減に成功し「生産性を向上させたい」という目的達成に貢献しました。
取引入力・自動起票や会計帳票・分析帳票・管理会計帳票などに関する機能を標準で実装しているほか、拡張機能も豊富に用意。さまざまなシステムとのAPI連携が可能な点も魅力。
勘定奉行クラウド・建設業編では、工事別の原価をリアルタイムで見れる原価帳票を搭載。建設業特有の細かな仕訳、原価計算を自動化することもでき手間がかかりません。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
PCAクラウド会計
-
料金
月23,100円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PCAクラウド会計は、多彩な機能と幅広いシステムとの連携に対応しているのが特徴の会計ソフトです。規模・環境やニーズによって選べる複数の料金プランがあります。
建設業への実績も魅力で、ある会社の事例ではWebアプリ作成サービス「CELF」との連携によって伝票処理業務の効率化・ペーパーレス化に成功。コストを抑えながらも、従来のフローを大幅に変えることなく導入ができた点も高く評価されました。
PCA 建設業会計シリーズでは、未成・完成振替仕訳を一括で計上できる機能も搭載。複数工事をまとめて完成振替ができるうえ、一括処理した完成振替仕訳はすぐに印刷・出力も可能。振替漏れ防止のチェックなどに活用できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
-
料金
660,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
建設大臣NXは、建設業や工事業界向けに特化した会計ソフトです。建設業特有の処理を行うための設計が特徴で、経営事項審査や工事進行基準への対応にくわえて、進捗管理などの機能を搭載しています。
振替伝票を1度入力するだけで、工事台帳や工事一覧表、元帳や試算表等の経理帳票を自動作成できることがメリット。
導入している建設業も多く、顧客の中には年商が100億円を超える会社も。オンライン・オフラインでの体験セミナーも定期的に開催しているので、「操作性を確かめてから会計ソフトの導入を検討したい」という建設会社にもおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワードクラウド会計は、建設業や工事業界を含む幅広い業種で利用されている会計ソフトです。
法人向けに設計されたソフトで、業界シェアは2位を誇ります。企業の会計業務を約1/2に削減※でき、中小規模な建設会社には特におすすめです(※2019年9月、マネーフォワード社調べ)。
マネーフォワードクラウド会計は、工事原価科目に対応するなど、建設業の特性に配慮した機能をそなえています。実績も豊富で、実際にサービスを導入した建設業の会社からは「他システムとの連携で仕訳の手入力が不要になった」「会計データがリアルタイムで更新されていくので、頻繁にデータを確認するようになり、『どんぶり勘定』がやめられた」といった声が寄せられています。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
freee会計は、freee株式会社が提供する会計ソフト。
会計初心者でも使いやすい操作性が人気を集め、国内法人におけるクラウド会計ソフトの導入シェアはfreee会計が32%で1位となっており(2017年9月時点、MM総研のアンケート調査より)、中小規模の建設業にもおすすめです。
freee会計は自動化に強みを持ち、銀行口座の入出金データの自動連携により、自動入力・自動仕訳が可能。e-Taxでの確定申告までサポートする機能も搭載し、日々の帳簿付けから行政手続きまで一貫して対応できることは大きなメリットです。簿記知識がない経理担当者や、仕訳から決算書を自動作成したい建設会社に、freee会計はおすすめの会計ソフトです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
弥生会計オンライン
-
料金
年27,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
弥生会計オンラインは、幅広い個人・法人向けの会計ソフト。弥生会計はさまざまな業種や事業形態に合った会計ソフトを開発しており、登録ユーザー数は280万人を突破しています。誰でも簡単に操作できるように配慮されていることにくわえて、利用者に寄り添う手厚いサポートにも定評があります。
もちろん建設業にも対応しており、実際に導入した会社では「チャットサポート」が活躍。ささいな疑問であっても気軽に質問ができスムーズな解決につながるだけでなく、これまでの履歴が確認できる点も業務に役立てられています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
FX4クラウドは、決算書の作成にくわえて経営課題や解決策を発見するための仕組みをそなえた会計ソフトです。業種を問わずさまざまな中堅・中規模企業に導入されており、その数は約20,200社にのぼります。
建設業でも活用されており、「部門別の業績が迅速に把握でき、粗利重視のマネジメントにつながった」「経営判断がスピーディーにできるようになった」「必要なデータが持ち運べて便利」など喜びの声も多数。
導入・運用サポートも用意されているので、「会計ソフトの導入に不安がある」という建設会社・工事業にもおすすめです。
- 電話サポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
-
料金
220,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
大蔵大臣NXは、手書きのような感覚で入力ができる特徴をもつ会計ソフトです。使いやすく分かりやすい製品で、建設業や工事業界を含む幅広い業界への導入実績があります。
伝票入力と同時に財務諸表を作成できるうえ、作成したすべての書類はプリンター出力が可能。また、このソフト1つで、支払先・得意先別の管理、手形の管理、売掛・買掛管理ができることもメリット。
ある建設業の会社では10年以上にわたってシステムを利用。安定性が高い評価を受けており、ペーパーレス化推進に役立てられています。また、手軽に導入するための「データ受入」や、データやメニューへのアクセス制限の設定などセキュリティ関連機能が充実しているのも魅力です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
ジームクラウドACとは、大手企業・中堅企業向けに株式会社クレオが提供する会計ソフトです。シリーズ累計で2,000社以上が導入しています。グループ会計機能で会社合算や連結決算の連携ができます。
会社独自の会計管理ではセグメント管理やBI・予算管理、CF、配賦処理など幅広い管理会計に対応しています。人事システムや給与システム、就業システムといった業務システムを適用することでバックオフィス全体の業務効率化を図ります。また、手作業で行っていたデータ連携の作業はデータ連携ツールを利用することにより自動化、リース資産や固定資産といった資産管理や手形の管理も可能です。
- メールサポートあり
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 四半期推移表の作成機能
- 半期推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
- 収益レポートの作成機能
DAIC2クラウド
出典:TKC株式会社『DAIC2クラウド』
DAIC2クラウド(ダイクツークラウド)は、TKC株式会社が提供する会計ソフト。現場別工事台帳を作成できる、建設業に特化したクラウド型会計システムです。工事別の実行予算や原価管理を簡単に行う機能を搭載し、リアルタイムでの業績把握が可能。建設原価計算と財務会計を連携することで、業績管理を効率化します。
工事台帳や業績分析機能により、複数工事の進捗や利益状況を簡単に比較でき、黒字経営への改善案も検討しやすい仕組みを提供していることも特徴。インボイス制度・電子帳簿保存法など、法令対応も万全で、安全性も高いシステム運用をサポートします。
スイート建設会計
出典:TKC株式会社『DAIC2クラウド』
スイート建設会計は、株式会社フォーラムエイトが提供する会計ソフトです。建設業特有の勘定科目に対応し、工事ごとに仕訳・台帳作成・原価集計・財務諸表作成が行えることが特徴。工事進行基準や間接工事配賦にも対応できるうえ、工事完成基準及び工事進行基準による工事収益を計上できることもおすすめ。
スイート建設会計は「UC-1 Engineer's Suite積算」とデータ連携をすることで、設計から積算、会計までの一連の業務を効率化できることがメリット。加えて、同社の「スイート給与計算 -出面管理-」との連携により、給与支払までスムーズに行えます。
まとめ:会計ソフトでデータ集計や転記を自動化しよう
本記事では、建設業や工事業界におすすめの会計ソフトを紹介するとともに、導入メリットや選び方を解説しました。会計ソフトによりデータ集計や転記を自動化できるため、会計処理をラクに行えるようになります。また、建設業向けの会計ソフトは、建設業特有の勘定科目に対応していたり、現場別の工事台帳を作成できたりと、建設会社の経理業務の効率化を図ることが可能です。会計ソフトは各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合ったサービスを導入しましょう。「PRONIアイミツ」では、さまざまな条件で会計ソフトの比較が可能。指定の連携ツールや無料プランの有無など、あなたの会社に最適なサービスを探すことができます。
→会計ソフトのランキングはこちら
またPRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合った会計ソフトの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
よくある質問
建設業向けの会計ソフトについて、よくある質問とその回答例をまとめました。会計ソフトの導入を考えている方は、ぜひご参考にしてください。
会計ソフトとは?
会計ソフトは、会社のお金の動きを入力・管理し、入力データを自動集計し決算書の作成もできるソフトウェアです。従来の紙での管理とは異なり、簿記に関する知識を必要としない会計ソフトも多く、経理初心者でも簡単かつ効率的に業務が進められます。自動仕訳機能によって人的ミスが未然に防止できるうえ、会社の資金状況がリアルタイムで把握できることも大きな特徴です。
小規模事業者におすすめの建設業会計ソフトは?
小規模事業者におすすめの建設業会計ソフトは、「勘定奉行クラウド(建設業編)」です。勘定奉行クラウド(建設業編)は、日々の仕訳伝票から工事原価に関わる情報をリアルタイムに集計できるので、原価低減や不採算工事の早期発見につなげることができるソフトです。
建設業におすすめのクラウド型会計ソフトは?
建設業におすすめのクラウド型会計ソフトは、「マネーフォワード クラウド会計」「弥生会計オンライン」が挙げられます。マネーフォワードクラウド会計は、工事原価科目に対応し、建設業の特性に配慮した機能を搭載。弥生会計オンラインは、操作が簡単で利用しやすく、手厚いサポートが特徴。
建設業におすすめの無料で使える会計ソフトは?
建設業におすすめの無料で使える会計ソフトは、「円簿会計」です。円簿会計は、建設業に特化した有料の会計ソフト「スイート建設会計」へのデータ移行がスムーズです。無料会計ソフトでは対応しきれなくなった場合でも、乗り換えが簡単に行えます。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!