【税理士監修】価格が安い会計ソフトおすすめ10選!費用相場も解説
会計ソフトは日々の仕訳から決算書作成までを効率化するために必須のツールですが、毎月のランニングコストの負担が重いと感じている方も多いのではないでしょうか。ずっと使い続ける会計ソフトだからこそ、費用の見直しは必要です。
そこで、本記事では価格が安いおすすめの会計ソフト10選を紹介します。会計ソフトの費用相場も解説しますので、はじめて会計ソフトの導入を検討している方もぜひご覧ください。
税理士
板山 翔
平成28年に日本初のオンライン専門の税理士事務所を開業。塾講師歴7年、大手WEBメディアで連載を持つなどの異色の経歴を持つ。5人以下の小 …続きを見る
平成28年に日本初のオンライン専門の税理士事務所を開業。塾講師歴7年、大手WEBメディアで連載を持つなどの異色の経歴を持つ。5人以下の小さな会社の経営者へ向けて、様々なメディアで情報発信をしており、YouTubeチャンネル「税理士ショウの超わかりやすいビジネスQ&A」は動画27本で登録者4,000人近くと、急成長している。 板山翔税理士事務所代表
※監修者はSaaSの「選び方」についてのみ監修をおこなっており、掲載している企業・サービスは監修者が選定したものではありません。掲載企業・サービスの調査・情報収集・選定はPRONIアイミツ編集部が独自に行っております。
- 会計ソフトの費用相場
- 会計ソフトの料金比較表
- 【クラウド型】価格が安い会計ソフトおすすめ6選
- 【インストール・買い切り型】価格が安い会計ソフトおすすめ2選
- 【無料】料金無料の会計ソフトおすすめ2選
- 価格が安い会計ソフトを選ぶ上での注意点
- まとめ:費用をかけずに仕訳業務を効率化しよう
会計ソフトの費用相場
はじめに、会計ソフトの費用相場を確認していきましょう。月額課金制のクラウド型、一括購入型のインストール型のそれぞれの費用相場を解説します。
導入形態 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|
クラウド型会計ソフト | 無料 | 1,000円~数万円 |
インストール型会計ソフト (買い切り型) |
1万円~数十万円(一括購入) | 無料 |
クラウド型会計ソフトの初期費用・月額料金
クラウド型の会計ソフトは、インターネットに接続できる環境であれば、PC・スマホ・タブレットどの端末からでも操作できる点が特徴。システムが変更されれば自動アップデートされるため、手動のバージョンアップ作業が不要な点もメリットです。
クラウド型会計ソフトは初期費用が無料の場合がほとんど。月額料金の相場は1,000円~数万円となっており、必要最低限の機能に絞った会計ソフトは安い価格で利用できます。一方でBS・PLを含む細かな決算書類を自動出力できる機能など、多機能型の会計ソフトの場合は月額料金が高くなる傾向があります。
インストール型会計ソフトの初期費用・月額料金
インストール型の会計ソフト(買い切り型会計ソフト)は一括購入型がほとんどで、1万円~数十万円の費用が発生します。一方で、月額料金はかかりません(ただし、サービス更新費用として半年ごとに数千円の費用が発生する場合あり)。
インストール型会計ソフトは、購入したソフトウェアをPCにダウンロードすることで利用でき、インターネット回線がない環境でもオフラインで操作可能。また、インターネットに接続しないことでセキュリティ面でも安全です。少数の経理担当者のみが会計ソフトを利用するなら、インストール型の会計ソフトもおすすめです。なお、インストール型会計ソフトは、「パッケージ型会計ソフト」と呼ばれることもあります。
会計ソフトの料金比較表
ここからは実際に、会計ソフトの料金や導入形態を比較します。会計ソフトの月額料金は、「法人向けプラン」と「個人事業主向けプラン」で異なるため、それぞれを比較表にまとめました。以下、2024年最新の会計ソフトの料金比較表(法人向け・個人事業主向け)をご覧ください。
【法人向けプランの料金比較表】
会計ソフトの中には、事業規模別で複数のプランを提供しているサービスもあります。自社の規模に応じたプランを選択でき、価格の適正化を図れるでしょう。以下、法人向けプランの初期費用・月額料金・導入形態の料金比較表をご覧ください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 導入形態 |
---|---|---|---|
freee会計 | 無料 | 2,980円~ | クラウド型 |
マネーフォワードクラウド会計 | 無料 | 2,980円~ | クラウド型 |
弥生会計 オンライン | 無料 | 2,166円~ | クラウド型 |
かんたんクラウド会計 | 無料 | 1,800円~ | クラウド型 |
勘定奉行クラウド | 無料~77,000円 (プランによって異なる) |
7,750円~ | クラウド型 |
PCA会計クラウド | 無料 | ソフト利用料金:4,620円 サーバー利用料金:18,480円 |
クラウド型 |
円簿会計 | 無料 | 無料 | クラウド型 |
フリーウェイ経理Lite | 無料 | 無料 | クラウド型 |
JDL IBEX会計net | インストール型:18万8,000円 | クラウド型:3,610円 | クラウド型・インストール型 |
ジョブカン会計 | インストール型:3万800円(税込) | 2,500円~ | クラウド型・インストール型 |
上記比較表をご覧の通り、クラウド型会計ソフトの多くは初期費用無料、数千円の月額料金で導入できます。中でも、「freee会計」や「マネーフォワードクラウド会計」は他社と比較して安い価格帯である上、導入実績も豊富なおすすめ会計ソフトです。
「JDL IBEX会計net」と「ジョブカン会計」はインストール型の会計ソフトも購入可能。「ジョブカン会計」のインストール型最新版は「ジョブカンDesktop 23」というサービス名でリリースされており、30,800円(税込)の価格で購入できます。「円簿会計」と「フリーウェイ経理Lite」は、料金無料で利用できるため、コスト削減が課題の企業におすすめです。
【個人事業主向けプランの料金比較表】
ここでは、個人事業主向けプランの初期費用・月額料金の料金比較表を紹介します。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 導入形態 |
---|---|---|---|
freee会計 | 無料 | 980円~ | クラウド型 |
マネーフォワードクラウド会計 | 無料 | 1,280円~ | クラウド型 |
弥生会計 オンライン | 無料 | 2,166円~ | クラウド型 |
かんたんクラウド会計 | 無料 | 1,800円~ | クラウド型 |
勘定奉行クラウド | - | - | クラウド型 |
PCA会計クラウド | 無料 | ソフト利用料金:4,620円 サーバー利用料金:18,480円 |
クラウド型 |
円簿会計 | 無料 | 無料 | クラウド型 |
フリーウェイ経理Lite | 無料 | 無料 | クラウド型 |
JDL IBEX会計出納帳 | インストール型:7万9,000円 | クラウド型:890円 (無償版あり) |
クラウド型・インストール型 |
ジョブカンDesktop 青色申告 23 | インストール型:8,140円(税込) | - | インストール型 |
「JDL IBEX会計出納帳」は個人事業主向けの会計ソフトで、インストール型は79,000円(税抜)、クラウド型は月額料金890円(税抜)で提供しています。クラウド型では無償版もあり、お試しで利用したい個人事業主にはおすすめ。「ジョブカンDesktop 青色申告 23」はインストール型の会計ソフトで、8,140円(税込)の価格で購入可能です。
どの会計ソフトを導入すべきか迷う方は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。希望要件に合った会計ソフトを最大6つまでご案内します。
【クラウド型】価格が安い会計ソフトおすすめ6選
2024年最新の料金比較で、価格が安いおすすめの会計ソフト6選を紹介します。コストパフォーマンスに優れたサービスを厳選していますので、導入費用が気になるという企業はぜひチェックしてみましょう。各サービスの主要機能をまとめた以下の表もぜひ活用ください。
サービス名 | インボイス対応 | 決算書作成 | 自動仕訳 | クレジットカード明細取込 |
---|---|---|---|---|
freee会計 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
マネーフォワード クラウド会計 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
弥生会計オンライン | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
かんたんクラウド会計 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
勘定奉行クラウド | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
PCAクラウド会計 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
freee会計は中小企業や個人事業主向けに開発されたクラウド会計ソフト。クラウド型の会計ソフトでトップクラスのシェアを誇るサービスです。はじめての方も操作しやすいUI(ユーザーインターフェース)が特徴で、経理の専門知識がない企業・個人事業主にもおすすめできる会計ソフトです。
freee会計は他社と比較して価格が安い点もメリット。初期費用無料・月額料金2,980円~で導入可能。個人事業主は月額料金980円~です。クレジットカード・銀行口座を連携して日々の仕訳を自動化する機能や、確定申告書を自動作成する機能が使えます。なお、確定申告に関するトータルサポートを受けたい場合にはスタータープラン(月額料金5,480円~)がおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
MFクラウド会計は、バックオフィス系のさまざまなシステムを開発する、株式会社マネーフォワードが提供するクラウド会計ソフト。顧客満足度が高く、継続率は99%と信頼に厚いサービスです。個人事業主は月額料金1,280円、小規模~中小企業は月額料金2,980円で利用でき、他社と比較して安い価格がおすすめの理由です。
また、同社が提供する給与計算ソフト・経費精算ソフトなどと会計ソフトを連携することで、給与や経費の自動仕訳が実現。これまで経理担当者が手作業で対応してきた作業が不要となり、経理にまつわる業務全体を効率化できます。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
弥生会計オンライン
-
料金
年27,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「弥生会計オンライン」は、弥生株式会社が提供する会計ソフト。弥生は1978年の創業以来、インストール型の会計ソフトを提供するリーディングカンパニーとして、さまざまな業態に合わせた会計ソフトを100万件以上提供してきました。
「弥生会計オンライン」は初期費用無料・年額26,000円(1ヶ月あたり2,166円)で導入可能。領収書やレシートの自動仕訳、クレジットカード連携など必要な機能を利用できます。また、初年度無料キャンペーンを実施中で、1年間はすべての機能を無料で使い続けられます。費用を抑えて会計ソフトを導入したい法人や個人事業主には、「弥生会計オンライン」がおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
-
料金
月1,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「かんたんクラウド会計」は、株式会社ミロク情報サービスが提供するクラウド会計ソフト。同社は多くの財務会計システムを提供し、約18,000社の中堅・中小企業、約8,400の会計事務所が導入しています。会計簿記の初心者でも操作できる分かりやすいUI(ユーザー・インターフェース)が特徴で、小規模法人や中小企業にもおすすめの会計ソフトです。
「かんたんクラウド会計」は初期費用無料・月額料金1,800円~と、他社と比較しても安い価格帯となっています。電子帳簿保存法やインボイス制度にも対応しているため、手軽に法令対応したい企業にもおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
-
料金
年60,000円~/ライセンス -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
勘定奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBCと呼ぶ)が提供する会計ソフトです。OBCのサービスはこれまでに72万社の導入実績があり、2023年にはIPO実現企業の50%がOBCのクラウドサービスを導入しています。
小規模企業向けのプランは、初期費用無料・年間利用料102,300円(1ヶ月あたり8,525円)。また、中小企業向けのプランは初期費用55,000円・年間利用料257,400円(1ヶ月あたり21,450円)で導入できます。他社と比較して勘定奉行クラウドの料金は割高ですが、AI学習によって金融機関の取引データから自動仕訳を行う機能や、Excelファイルを取り込んで自動仕訳を行う機能など、便利な機能が豊富。これまで経理担当者が行ってきた転記作業を大幅に削減できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
PCAクラウド会計
-
料金
月23,100円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
PCAクラウド会計は、創業40年・会計ソフトの先駆者であるPCAが提供する、中小企業向け会計ソフト。管理会計用の仕訳を登録できるため、IPOをお考えの企業にもおすすめです。
PCAクラウド会計は初期費用無料・月額料金23,100円(内訳はソフト利用料金4,620円、サーバー利用料金18,480円)で使うことができます。他社と比較すると価格帯は高いものの、豊富な会計機能や万全のセキュリティで、企業の内部統制を強化できる点がメリットです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
【インストール・買い切り型】価格が安い会計ソフトおすすめ2選
ここでは、インストール・買い切り型の価格が安い会計ソフトおすすめ2選を解説します。各サービスの主要機能をまとめた以下の表も活用ください。
サービス名 | インボイス対応 | 決算書作成 | 自動仕訳 | クレジットカード明細取込 |
---|---|---|---|---|
JDL IBEX会計net | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
ジョブカン会計 | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 |
-
料金
月3,610円/契約 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
6ヵ月
-
最低利用人数
なし
JDL IBEX会計net(JDLアイベックス会計ネット)は、株式会社日本デジタル研究所が提供する会計ソフト。大量のデータ処理に対応し、複数の支社や営業所と連携した会計処理が可能な会計ソフトで、クラウド型とインストール型から選択可能です。
業務フローに合わせた、帳票・レポートの自動生成機能が充実し、経理業務の効率化を実現。高いセキュリティ基準をそなえていることもおすすめの理由。データの暗号化や多層のアクセス管理を採用し、企業の財務情報を厳重に保護します。
利用料金は、法人向けが月額3,610円と低価格で、必要に応じてオプション機能を追加可能。「本支店間や会計事務所と綿密なデータ連携をして効率化につなげたい」「経理処理を行うパソコンはネット接続したくない」という企業に、JDL IBEX会計netはおすすめの会計ソフトです。個人事業主向けには「JDL IBEX会計出納帳」を月額890円と安い価格で提供しています。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
ジョブカン会計
-
料金
月2,500円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン会計は株式会社Donutsが提供する会計ソフト。同社はシリーズ累計25万社の導入実績を誇るサービスです。クラウド型とインストール型の導入形態から選べます。クラウド型・インストール型どちらの会計ソフトも、電子帳簿保存法に対応。法令にしっかり対応した会計ソフトを導入したい企業にもおすすめです。
クラウド型のジョブカン会計は、初期費用無料・月額料金2,500円~利用可能。仕訳承認機能やキャッシュフロー計算書の出力といった機能を使いたい場合は、1つプランをグレードアップする必要がありますが、その場合も月額料金5,000円と安い価格帯です。
インストール型の会計ソフトとしては、青色申告に特化した「ジョブカンDesktop 青色申告23」や、会計処理全般に対応した「ジョブカンDesktop 会計23」があります。導入コストを抑えて、確定申告を効率化したい個人事業主におすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
【無料】料金無料の会計ソフトおすすめ2選
ここでは、料金無料で利用できる会計ソフトおすすめ2選を解説します。会計ソフトの導入コストを抑えたい企業や個人事業主は、無料の会計ソフトから導入を始めてみるのもおすすめです。
サービス名 | インボイス対応 | 決算書作成 | 自動仕訳 | クレジットカード明細取込 |
---|---|---|---|---|
円簿会計 | - | 〇 | 〇 | - |
フリーウェイ経理Lite | 〇 | 〇 | 〇 | - |
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
円簿会計は、株式会社円簿インターネットサービスが提供するクラウド会計ソフト。初期費用・月額料金が無料で、会計仕訳機能をずっと無料で使える点がおすすめの理由です。
円簿会計では無料で、仕訳帳・出納帳・総勘定元帳・決算報告書などを出力できます。クラウドサービスのため、WindowsのPCだけでなくMac、スマホ、タブレットでも操作可能。料金無料で使える会計ソフトをお探しの個人事業主や法人に、円簿会計はおすすめの会計ソフトです。
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 決算書の作成機能
- Windows対応
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
-
料金
月3,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
フリーウェイ経理Liteは、株式会社フリーウェイジャパンが提供する会計ソフト。導入数は392,135ユーザー(2024年7月時点)と確かな実績を持つサービスです。円簿会計と同様に、初期費用・月額料金どちらも無料で利用できる点がおすすめです。
有料版と同様にインボイス制度対応で、追加料金は発生しないこともメリット。ただし、Mac OSに非対応の点には注意が必要です。有料版の「フリーウェイ経理Pro」はオフラインで利用することも可能。「値段が安い会計ソフトを気軽に試したい」「決算書、試算表といった帳票も無料で出力したい」という法人に、フリーウェイ経理Liteはおすすめの会計ソフトです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
以上、価格が安いおすすめの会計ソフトと無料で使える会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツでは、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
価格が安い会計ソフトを選ぶ上での注意点
価格が安いという点にメリットを感じて導入しても、必要な機能がないと本来の目的である業務効率化を実現できません。以下、会計ソフトを選ぶ上での注意点を解説します。
- 個人事業主向けか法人向けか
- 会計簿記の知識がなくても簡単に操作できるか
- 確定申告や決算書などの書類作成が可能か
- クレジットカードや銀行口座とデータ連携可能か
個人事業主向けか法人向けか
会計ソフトは「個人事業主向け」と「法人向け」でプランが明確に分かれている会計ソフトもあれば、機能の範囲やユーザー数でプランを分けている会計ソフトもあるため、注意が必要です。個人事業主と法人では注意するポイントが異なります。
事業者の種類 | 会計ソフトを選ぶ際の注意点 |
---|---|
個人事業主 | ・青色申告・白色申告への対応 ・一番安いプランで十分なケースもある |
法人 | ・レポート機能の有無 ・ユーザー数を追加できるか ・内部統制に対応しているか |
個人事業主は、自身の申告方式(青色申告・白色申告)に対応する会計ソフトを選ぶ必要があります。青色申告の個人事業主は、利便性を考慮し、「複式簿記の帳簿を自動作成できるか」「確定申告の各種控除額を自動計算できるか」といった点を確認すると良いでしょう。白色申告の個人事業主は、将来的に青色申告に移行することも視野にいれ会計ソフトを選択しましょう。
法人は、財務諸表の作成や経営分析、レポート機能の有無、ユーザー数を追加できるかを確認しましょう。また、上場準備企業や上場企業は、内部統制対応の会計ソフトが求められます。会計ソフトの導入前に、規模や機能を各社で比較しましょう。
会計簿記の知識がなくても簡単に操作できるか
仕訳科目の設定などをカスタマイズできる会計ソフトは便利である一方で、初心者には操作が難しいソフトもあるため注意が必要。設立したばかりの法人や個人事業主には、会計簿記の知識がなくても簡単に操作できる会計ソフトがおすすめです。
「freee会計」や「MFクラウド会計」をはじめとする多くの会計ソフトでは、無料トライアルを実施しています。初めて会計ソフトを導入するため操作できるか不安という方は、無料トライアル期間に使い勝手を確認しましょう。
確定申告や決算書などの書類作成が可能か
確定申告や決算書などの書類作成が可能な会計ソフトなら、毎年の決算期における作業も効率化できます。青色申告で最大65万円の控除を受けたいならe-Taxに対応した会計ソフトを選びましょう。また、各種決算書(BS/PL、株主資本等変動計算書など)を作成する必要がある法人は、「必要な決算書を出力できるか」という点に注意して、会計ソフトを選ぶ必要があります。
クレジットカードや銀行口座とデータ連携可能か
「クレジットカードや銀行口座とのデータ連携が可能か」という点にも注意して会計ソフトを選ぶことが重要です。取引明細のデータをもとに自動仕訳できる会計ソフトなら、日々の帳簿付けの手間を大幅に削減することができます。
経費を漏れなく申請することは節税にもつながります。時間をかけずに節税効果を高めたい人にはデータ連携機能の活用がおすすめです。機能や料金など多面的に比較して会計ソフトを選びたい人は、別記事「2024年最新比較でおすすめの会計ソフト」もご覧ください。
まとめ:費用をかけずに仕訳業務を効率化しよう
会計ソフトを利用するにはランニングコストが発生するため、一見マイナスに思えるかもしれません。しかし、仕訳の自動化・決算書類の自動作成・電子帳簿保存法への対応などによって業務効率化が実現し、企業の生産性を向上させることができます。
PRONIアイミツでは、ITツール受発注のプロとして、会計ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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相場がわからない
複数を比較しづらい
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税理士
板山 翔
板山翔税理士事務所代表
平成28年に日本初のオンライン専門の税理士事務所を開業。塾講師歴7年、大手WEBメディアで連載を持つなどの異色の経歴を持つ。5人以下の小さな会社の経営者へ向けて、様々なメディアで情報発信をしており、YouTubeチャンネル「税理士ショウの超わかりやすいビジネスQ&A」は動画27本で登録者4,000人近くと、急成長している。
税理士
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