大企業・上場企業に導入実績がある会計ソフトおすすめ12選
PRONIアイミツSaaS(当社)が実施したアンケート調査の結果、従業員数1,000名以上の大企業における利用率が最も高かった会計ソフトは「マネーフォワード クラウド会計(21.8%)」でした。次いで、「freee会計」と「勘定奉行クラウド」が各17.7%で並んでいます。クラウド型会計ソフトが上位を占める一方、内部統制・監査対応に強みを持つ「勘定奉行クラウド」や、基幹システムとの統合を前提とした「SAP」が全体データより高いシェアを獲得し、大企業ならではの選定傾向がうかがえます。
本記事では、大企業・上場企業への導入実績がある会計ソフトおすすめ12選をご紹介。内部統制への対応、監査法人との情報連携といった大企業固有のニーズを踏まえた選び方も解説します。
- 大企業に会計ソフトの導入をおすすめする理由
- 【アンケート結果】大企業で利用が多い会計ソフトは?
- 【比較表】大企業・上場企業向け会計ソフト
- 大企業・上場企業向け会計ソフトおすすめ12選
- 大企業・上場企業が会計ソフトを選定する際の比較ポイント
- まとめ:大手企業は実績豊富な会計システムの導入がおすすめ
- よくある質問
- 会計ソフトの利用実態アンケートの概要
大企業に会計ソフトの導入をおすすめする理由
グループ会社や複数拠点を抱える大企業・上場企業では、会計処理の複雑さや内部統制への対応が経理部門の大きな課題となっています。大企業向けの会計ソフトを導入することで、こうした課題をまとめて解消できます。大企業・上場企業に会計ソフトの導入をおすすめする理由は以下の4点です。
おすすめの理由
グループ会社・複数拠点の会計データを一元管理できる
拠点数や関連会社が多い大企業では、各拠点・グループ会社がそれぞれ個別に会計処理を行うと、データの集約に多大な時間とコストがかかります。大企業向けの会計ソフトを導入すれば、複数拠点・グループ会社の会計データをリアルタイムで一元管理でき、データ収集や突合作業の工数を大幅に削減できます。
また、連結決算やIFRS対応が求められる上場企業においても、各社のデータを統合した連結財務諸表の作成をスムーズに行えるため、決算業務全体の効率化につながります。
内部統制や監査対応を強化できる
上場企業には「内部統制報告書」の提出が義務付けられており、J-SOX法への対応は避けられません。大企業向けの会計ソフトには、申請・承認のログ記録や仕訳データの変更履歴管理、監査証跡(Audit Trail)の保持といった機能が搭載し、「いつ・誰が・何を承認したか」を明確に追跡できます。
これにより、データの改ざん防止や不正リスクの低減が図れるほか、会計監査・内部監査の対応工数も削減できます。IPO準備中の企業にとっても、内部統制の整備は上場審査の重要な要件となるため、早期の導入が推奨されます。
ERPや経費精算システムと連携し、バックオフィス全体を効率化できる
大企業向けの会計ソフトは、ERP・経費精算システム・給与計算ソフト・勤怠管理システムなど、他のバックオフィスツールとのAPI連携に対応しているものが多くあります。各システム間でデータを自動連携することで、手動による転記作業や二重入力を排除でき、入力ミスの防止と業務効率化を同時に実現します。従業員数が多く、経費処理や給与計算のデータ量が膨大になりがちな大企業ほど、システム連携による効果は大きくなります。
リアルタイムの財務データで経営判断を迅速化できる
大企業では、月次・四半期ごとの経営会議に向けて財務データを迅速に集計・報告することが求められます。クラウド型の会計ソフトを導入すれば、仕訳データが随時反映され、損益・キャッシュフローの状況をリアルタイムで把握できます。
経営層が必要なタイミングで最新の財務情報にアクセスできる環境を整えることで、事業戦略の立案や投資判断のスピードを高められます。市場変化が激しい現代において、財務データのリアルタイム可視化は大企業の競争力強化にも直結します。
大手企業向けの会計ソフトの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【アンケート結果】大企業で利用が多い会計ソフトは?
PRONIアイミツSaaS(当社)は、会計ソフトを導入・利用している担当者700名を対象にアンケート調査を実施しました。今回は、調査データから従業員数1,000名以上の大企業に該当する147名の回答を抽出し、利用シェアを集計しました。大企業の現場で最も利用されているソフトは「マネーフォワード クラウド会計(21.8%)」でした。
【会計ソフトの利用シェア(従業員数1,000名以上)】
- 1位 マネーフォワード クラウド会計:21.8%
- 2位 勘定奉行クラウド・freee会計:各17.7%
- 3位 弥生会計 Next (旧:弥生会計オンライン、弥生会計):11.6%
大企業では「勘定奉行クラウド」「SAP」がシェアを拡大
全体データ(N=700)と比較して最も顕著だったのは、「勘定奉行クラウド」と「SAP」のシェアの高さです。全体集計では上位に入らない両サービスが、1,000名以上の企業では2位「勘定奉行クラウド(17.7%)」、6位「SAP(4.1%)」にランクインし、大企業特有の傾向が見て取れます。
勘定奉行クラウドは内部統制・監査対応に強みを持ち、SAPは基幹システム(ERP)との統合を前提とした大規模企業向けの会計管理に対応しています。このことから、内部統制の強化やグループ会社の一元管理を重視する大企業・上場企業のニーズと合致していると考えられます。
操作性・連携のしやすさでクラウド型も大企業に浸透
一方で、「マネーフォワード クラウド会計」「freee会計」といったクラウド型会計ソフトも引き続き上位を占めており、大企業においても操作性や他システムとの連携のしやすさが評価されていることがうかがえます。会計ソフトを選定する際は、自社の規模・内部統制要件・既存システムとの連携可否を総合的に判断することが重要です。
【比較表】大企業・上場企業向け会計ソフト
ここからは実際に、料金や機能を比較して、大企業・上場企業におすすめの会計ソフト(会計システム)を紹介します。まずは会計ソフトの一覧比較をご覧ください。
| サービス名称 | 初期費用 | 月額料金 (大企業向けプラン) |
内部統制対応 (IPO対応) |
|---|---|---|---|
| マネーフォワード クラウド会計 | 無料 | 2,480円〜 利用人数やプランにより変動 |
〇 |
| マネーフォワードクラウド連結会計 | 要問合せ | 子会社利用数に応じて変動 | 〇 |
| 勘定奉行クラウド | 5万円〜 | 要問合せ | 〇 |
| freee会計 | 無料 | 要問合せ | 〇 |
| クラウドERP freee | 無料 | 5万1,980円〜 | 〇 |
| 弥生会計 Next | 無料 | 2,900円〜 | - |
| ジョブカン会計 | 無料 | エンタープライズ:5万円 | 〇 |
| SAP S/4HANA Cloud Public Edition |
要問合せ | 要問合せ | 〇 |
| OBIC7会計情報ソリューション | 要問合せ | 要問合せ | 〇 |
| FXクラウドシリーズ | 無料 | 要問合せ | 〇 |
| PCAクラウド会計 | 無料 | ソフト利用料金:4,620円 サーバー利用料金:18,480円 |
〇 |
| ACT-Potentia | 要問合せ | 要問合せ | 〇 ACT-NetProにて対応 |
上記比較表をご覧の通り、大手企業向けの会計ソフトでも初期費用無料のサービスが多数あります。月額料金は、利用人数・子会社の利用数に応じて変動するサービスが多いため、詳しい料金は見積もりを取って確認しましょう。また、上場企業や上場準備企業は、IPO対応、または内部統制に対応する会計ソフトの導入をおすすめします。
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大企業・上場企業向け会計ソフトおすすめ12選
ここでは料金や機能比較で、大企業・上場企業向け会計ソフト(会計システム)おすすめ12選を紹介します。気になる会計ソフトの特徴を確認ください。
大企業・上場企業への導入実績がある会計ソフト一覧
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同社システムとスムーズに連携マネーフォワード クラウド会計
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子会社の会計も一括管理マネーフォワード クラウド連結会計
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シリーズ累計導入数82万勘定奉行クラウド
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使いやすいインターフェースfreee会計
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基幹業務を一元管理クラウドERP freee
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サポート体制が手厚い弥生会計 Next
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同社シリーズとの連携で効率化ジョブカン会計
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多通貨・多言語・複数会計基準に対応SAP S/4HANA Cloud Public Edition
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IFRSと内部統制強化に対応OBIC7会計情報ソリューション
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財務経営力も強化できるFXクラウドシリーズ
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安定したシステム運営PCAクラウド会計
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IFRS(国際財務報告基準)に対応ACT-Potentia
マネーフォワード クラウド会計
MFクラウド会計は株式会社マネーフォワードが提供する会計ソフト。マネーフォワードは2017年9月に東京証券取引所マザーズ市場に上場(現在はプライム市場に移行)し、コンプライアンス意識が高い大企業も比較的安心して利用できる会計ソフトです。
マネーフォワードは家計簿アプリから始まった会社で、金融機関の取引データの活用に強みを持っています。会計ソフトにおいてもその強みが生かされており、クレジットカード明細や銀行口座の入出金データを会計ソフトに連携し、自動仕訳を行う機能が便利です。
また、MFクラウド会計はマネーフォワードの他のクラウドサービス(経費精算システム、給与計算ソフト、勤怠管理システム、請求書発行システムなど)とデータ連携することでバックオフィス全体の効率化を図ることが可能。経理だけでなく人事労務も含めて生産性を高めたい大企業や上場企業におすすめの会計ソフトです。
主な機能
マネーフォワード クラウド連結会計
株式会社マネーフォワードは、IPO準備中・上場企業向けに連結会計システムも提供しています。「マネーフォワードクラウド連結会計」では、子会社の財務データ入力から連結処理まで、煩雑な作業をすべて効率化。グループ経営を行う上場企業や大企業におすすめです。
マネーフォワードの会計ソフトとAPI連携できるだけでなく、Excelの連結パッケージを読み込むことも可能。子会社の会計処理方法を変える必要なく、AI機能などを活用して業務を効率化します。
他社と比較して安い費用感であること、サポートが充実していることも踏まえると、初めて連結会計システムを導入したい大手企業にもおすすめです。
主な機能
勘定奉行クラウド
勘定奉行クラウドは、東京証券取引所プライム市場に上場している株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBCと呼ぶ)が提供する会計ソフト。シリーズ累計導入数82万※の実績があり、2021年のIPO実現企業の69%がOBCのクラウドサービスを導入しました(OBC調べ)。
勘定奉行クラウドは、インボイス制度・電子帳簿保存法で求められる要件を満たすことを目的化せず、経理業務全体のプロセスの最適化を見据えたシステム設計。そのため、請求書などの証憑の受領から支払い管理までペーパーレスで効率よく実行することができます。
また、他社のバックオフィスツール(kintoneやビサイド、楽楽精算、バクラクなど)ともデータ連携可能。経理DXを目指す大企業や上場企業には勘定奉行クラウドがおすすめです。
※※OBC上でユーザー登録を完了した数(2025年8月末時点)
主な機能
freee会計
freee会計は、freee株式会社が提供する会計ソフト。freeeは2019年12月に東京証券取引所マザーズに上場(現在はグロース市場に移行)し、高い成長性が見込まれる企業です。freee会計はシンプルで分かりやすいインターフェースが特徴で、中小企業や個人事業主などにとくに人気の会計ソフトとなっています。
なお、会計初心者にもやさしいインターフェースは大企業にも評判で、これまで株式会社GA technologiesやGMOペパボ株式会社、ラクスル株式会社への導入実績があります。
freee会計は、さまざまなクラウドツールとデータ連携できる点もおすすめで、freeeの人事労務アプリや借入金管理アプリだけでなく、外部のSmartHRやPOS+、Uレジといったツールともデータ連携し、経理・会計データの集計を効率化できます。
主な機能
クラウドERP freeeはfreee株式会社が提供するERPシステム。ERP(Enterprise Resource Planning)とは、企業の会計・人事・生産・物流・販売などの基幹業務を一元管理し、業務効率化を図るためのシステムです。
経理・会計業務の効率化だけでなく、情報一元管理による会社全体の業務効率化を目指す大企業や上場企業には、クラウドERP freeeもおすすめ。これまで上場企業・大手企業にも導入実績があり、freee会計と同様にシンプルで分かりやすいインターフェースが口コミで評判です。
利用者のレビュー(口コミ、評価)
弥生会計 Next
弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン)は、弥生株式会社が提供する会計ソフト。1978年創業以来、弥生はパッケージ型の会計ソフト(PCにインストールして利用するソフトウェア)を提供するリーディングカンパニーとして、さまざまな事業形態に合わせた会計ソフトを提供してきました。
弥生会計 Nextは同社が提供するクラウド型の会計ソフトで、簿記の知識がなくても簡単に使える点がおすすめ。経理業務に精通した弥生の専門スタッフが決算時期の仕訳・経理業務のやり方まで丁寧にサポートしてくれる点も安心です。
なお、弥生株式会社は未上場であるものの、東京証券取引所プライム市場に上場しているオリックスのグループ企業であり、大企業も安心して導入しやすいサービスです。
主な機能
ジョブカン会計
ジョブカン会計は、株式会社DONUTSが提供するクラウド会計ソフト。中堅企業から大企業まで幅広く利用され、仕訳入力から決算業務、経営分析まで会計業務を効率化できます。他社と比較した際のおすすめポイントは、ジョブカンシリーズとの高い連携性。勤怠管理や給与計算、経費精算などのデータをシームレスに連携し、バックオフィス業務全体の効率化を実現します。
内部統制に必要な機能も充実し、担当者ごとの権限設定や操作・変更履歴の確認、IPアドレスによるアクセス制限を組み合わせることで、不正防止とセキュリティ強化を同時に実現。クラウド型のため法改正へのアップデートも自動で反映され、常に最新の制度に対応可能。エンタープライズプランの料金は月額50,000円(税抜)からとなっており、利用人数の制限はありません。
主な機能
SAP S/4HANA Cloud Public Edition
SAPは、世界中の大企業・上場企業で利用されているERPベンダーです。SAPの主力ERPである「SAP S/4HANA Cloud Public Edition」は、財務会計・管理会計から販売管理、購買管理まで統合できるクラウドERPで、グループ会社や海外拠点を含めた経営管理に対応しています。おすすめポイントは、高い拡張性と標準化された業務プロセス。多通貨・多言語・複数会計基準に対応し、海外拠点を含むグループ経営にも適しています。
また、リアルタイムで経営データを可視化できるため、迅速な意思決定を支援。AIや分析機能も搭載し、経理業務の効率化や経営管理の高度化を実現します。世界トップクラスのERPベンダーであるSAPのノウハウが反映され、大企業や上場企業を中心に多くの導入実績を持つ点も強みです。料金は利用規模や要件に応じた個別見積もり制となっています。
OBIC7会計情報ソリューション
OBIC7会計情報ソリューションは、株式会社オービックが提供する会計システム。中堅企業から大企業まで幅広い導入実績を持ち、財務会計と管理会計を統合的に管理できるERPソリューションとして活用されています。おすすめポイントは、高度な管理会計機能を搭載している点。部門別・プロジェクト別・取引先別など多角的な分析が可能で、経営判断に必要な情報をリアルタイムで可視化できます。
IFRS(国際財務報告基準)と内部統制強化への対応ができることも強み。IFRSの全面適用に向けて、各種会計基準の改定や税制改正、開示要求に適切かつ迅速に対応します。すべての伝票においてワークフロー承認機能が使用でき、各種セキュリティー機能と合わせて活用することによりIT全般統制にも的確に対応。
さらに、販売管理や人事給与などOBIC7シリーズとシームレスに連携できるため、基幹業務を統合して運用したい企業にも最適です。信頼性やサポート体制を重視して会計ソフトを選びたい大手企業におすすめです。
主な機能
FXクラウドシリーズ
FXクラウドシリーズは、東京証券取引所プライム市場に上場している株式会社TKCが提供する会計ソフト。企業規模に合わせて「FX4クラウド」「FX2クラウド」「FXまいスタークラウド」の3つのプランを提供しており、年商5億円~50億円規模の大企業にはFX4クラウドがおすすめです。
株式会社TKCは、全国の1万人以上の税理士・会計事務所をTKC全国会を通じて提携しています。FXクラウドシリーズ利用企業は、会計事務所から経営計画(中期・短期経営計画)の策定や、経営助言、競合他社との業績比較などのサポートを受けられ、会計業務効率化にとどまらず財務経営力の強化も可能です。
主な機能
PCAクラウド会計
PCAクラウド会計は、東京証券取引所プライム市場に上場しているピー・シー・エー株式会社が提供する会計ソフト。会計ソフトを含むクラウドサービスのシリーズ「PCAクラウド」は10年以上の稼働実績があり、これまで上場企業を含む2万社以上の法人に導入実績があります。
ピー・シー・エーは10年以上にわたりデータベース、サーバー用アプリケーションのインストール、セキュリティパッチ適用、ネットワーク管理などの運営実績があり、安定したシステム運営のもとで会計ソフトを利用できます。大手データセンターを複数利用しているため災害対策も万全です。
すでにPCAのパッケージ型の会計ソフトをお使いの場合、PCAクラウド会計もパッケージ型と同様のUIのためスムーズに移行でき、PCAのクラウドシリーズをお使いの大企業や上場企業におすすめの会計ソフトといえます。
主な機能
ACT-Potentia
ACT-Potentiaは、株式会社ビジネスブレイン太田昭和(東証プライム上場企業)が提供するパッケージ型の会計ソフト。モジュール(一般会計・資産会計・債務管理など)を連携することでユーザーが求める機能要件に柔軟に対応することが可能です。
本社と支社、グループ会社の横断的な会計業務プラットフォームを構築することも可能で、グループ企業全体でIFRS(国際財務報告基準)に対応できます。ACT-Potentiaの導入実績は5,500社以上で、子会社を持つ大企業や上場企業におすすめの会計ソフトです。
主な機能
以上、料金や機能比較で、大企業・上場企業におすすめの会計ソフトを紹介しました。法人向け会計ソフトで実績豊富なサービスは下記記事でも紹介しています。おすすめ会計ソフトをチェックしたい方はぜひあわせてご覧ください。
大企業・上場企業が会計ソフトを選定する際の比較ポイント
大企業・上場企業が会計ソフト(会計システム)を選定する際に、重要な比較ポイントは以下の6つです。
選び方・比較ポイント
十分な稼働実績があり、サービス終了のリスクが低いか
大企業を中心に多くの企業で稼働実績がある会計ソフトは、その後も機能追加が継続的に行われる可能性が高いです。また、多くの大企業に支持されている会計ソフトはサービス終了のリスクが低いため、長期的に利用しやすいサービスといえます。
政府がクラウドシステムを導入する際は「稼働実績が十分か・サービス終了のリスクが低いか」などの観点が重要とされてますが(※)、コンプライアンスの厳しい大手企業や上場企業でも、同様の観点でクラウドサービスを比較するのがおすすめです。
十分な稼働実績があり、高いシェア率を獲得する会計ソフトの主要サービスを一覧化しました。以下、サービスごとの導入実績数も参考ください。
| サービス名 | 導入実績 |
|---|---|
| マネーフォワード クラウド会計 | 10万社以上の導入実績 ※1 |
| freee会計 | 54万事業所の導入実績 ※2 (個人事業主を含む) |
| 弥生会計 Next | 登録ユーザー数350万以上の導入実績 ※3 |
| 勘定奉行クラウド | 80万社以上の導入実績 ※4 |
| PCAクラウド会計 | 2万社以上の導入実績 ※5 |
| FXクラウドシリーズ | 30万社以上の導入実績 ※6 |
| かんたんクラウド会計 | 56万社の導入実績 ※7 |
| ACT-Potentia | 5,500社以上の導入実績 ※8 |
自社の要件を満たした機能・拡張性があるか
会計ソフトは決算書(貸借対照表、損益計算書など)・帳票(仕訳票、総勘定元帳など)を出力することが可能ですが、補助的な帳票や消費税申告の出力については会計ソフトのプランによって違います。また、銀行口座の入出金データを連携する機能の有無も、会計ソフトによって異なります。そのため、自社の要件を満たした機能があるかという観点での比較が重要です。
さらに企業によっては会計ソフト導入後、プランを変更したい・アカウントや使える機能を増やしたいという要望も出てくるでしょう。クラウド型の会計ソフトなら拡張性が高く、プラン変更に柔軟に対応できるため大手企業にもおすすめです。
なお、 PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~9月に実施した独自調査では、企業が会計ソフトに求める機能は「仕訳帳の作成機能」が91%と最も多く、次いで「決算書の作成機能」が89%という結果に。続いて、「クレジットカード明細取込機能」が63%となっています。
この調査結果から、企業は日々の取引記録を正確に管理し、決算までスムーズに進められる機能を重視していることがうかがえます。業務を効率化・自動化できる機能が、サービス選定のポイントとなっていると言えるでしょう。
内部統制に対応しているか
上場企業にはJ-SOX法(金融商品取引法に基づく内部統制報告制度)への対応が義務付けられており、IPO準備中の企業にとっても内部統制の整備は上場審査の重要な要件となっています。そのため、大企業・上場企業が会計ソフトを選定する際は、内部統制に必要な機能が備わっているかを確認することが欠かせません。具体的には、以下の機能が搭載されているかを確認しましょう。
| 機能 | 確認ポイント |
|---|---|
| 権限管理機能 | 担当者ごとに閲覧・編集・承認の権限を設定し、不正操作を防止できるか |
| 操作ログ・変更履歴の記録 | 「いつ・誰が・何を操作・変更したか」を追跡できるか |
| 仕訳承認ワークフロー | 仕訳入力から承認までの流れを管理できるか |
| 監査証跡(Audit Trail)の保持 | 会計監査・内部監査に対応できる証跡が残せるか |
なお、内部統制機能はサービスによって対応プランが異なる場合があります。導入前に自社の要件を整理した上で、必要な機能がどのプランで利用できるかを確認しましょう。
費用対効果を見込めるか
オーバースペックな会計ソフトを選んでしまうと、利用料金が高い割に効果が出ていないといった事態になりかねません。必要な機能を明確にし、「会計ソフトの機能を使うことによってどれだけ経理・会計業務が削減できるか」の効果を算出することで、費用対効果を見込める会計ソフトを選ぶことができます。
電子帳簿保存法・インボイス制度に対応しているか
大企業・上場企業では取引量が多く、請求書や領収書などの電子取引データが膨大になりがちです。2024年1月に完全義務化された電子帳簿保存法では、電子データで受け取った書類は電子のまま保存することが義務付けられており、グループ会社や複数拠点を持つ大企業ほど管理すべきデータ量も増大します。
また、2023年10月に開始したインボイス制度への対応も、取引先が多い大企業では適格請求書の管理・確認作業が煩雑になります。電子帳簿保存法・インボイス制度の両方に対応した会計ソフトを導入することで、法令対応の工数を削減しつつ、コンプライアンスリスクを低減することができます。
監査法人・顧問税理士と情報連携できるか
大企業・上場企業では、顧問税理士との連携に加え、会計監査人(監査法人)との情報共有が求められる場面が多くあります。会計ソフトを選定する際は、監査対応に必要なデータを迅速に提供できる環境が整っているかという観点も重要です。
クラウド型の会計ソフトであれば、監査法人や顧問税理士に専用アカウントを発行することで、帳簿・仕訳データをリアルタイムで確認してもらうことができます。監査時に必要な証憑(請求書・領収書など)もクラウド上に格納・共有できるサービスを選ぶと、資料準備の工数を大幅に削減できます。
また、上場企業では四半期ごとのレビューや年次監査に対応するため、過去データへのアクセスのしやすさや、データのエクスポート機能の充実度も確認しておくと安心です。
まとめ:大手企業は実績豊富な会計システムの導入がおすすめ
電子帳簿保存法など法規制の要件を満たしながら経理・会計業務を効率化する会計ソフト(会計システム)は、コンプライアンス重視の大手企業にもおすすめのクラウドサービスです。経理担当者が会計ソフトを選定する際は、単純に機能や使いやすさ、価格を比較するだけでなく、「大手企業が提供する実績豊富な会計ソフトか」「導入シェアが大きく、新機能追加にも十分な投資が見込めるか」という観点での比較も重要です。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件で大企業向け会計ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
→大企業向け会計ソフトのランキングはこちら
PRONIアイミツ(当サイト)では、大企業向けの会計ソフトを検討したい経理担当者に向け、会計ソフト選定の相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで自社の要件に合った会計ソフト(最大6社)が見つかる無料診断もあるので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
大企業・大手の企業が会計ソフトを導入する際のよくある質問に答えます。
法人向け会計ソフトの導入シェアランキングは?
2017年の調査(MM総研が2017年9月に従業員300人以下の中小企業8,851社を対象に行ったアンケート調査)によると、クラウド会計ソフトの導入シェアランキングは、「freee会計」が32.3%で1位、「MFクラウド会計」が19.2%で2位、「弥生会計オンライン(弥生会計 Next)」が15.4%で3位。3社で約67%のシェアを獲得する結果となっています。
なお、インストール型の会計ソフトを使う中小企業は85.5%、クラウド型の会計ソフトを使う中小企業は14.5%。SaaSとよばれるクラウドサービスが浸透してきたのは比較的最近で、依然としてインストール型の会計ソフトのシェアが多い結果となりました。
※MM総研の本調査には従業員数が300人より大きい大企業は含まれていません。
上場している会計ソフト提供会社はどこ?
会計ソフト提供会社の中で、東京証券取引所プライム市場に上場している企業は株式会社マネーフォワード、弥生株式会社、株式会社オービックビジネスコンサルタント、ピー・シー・エー株式会社などです。freee株式会社は東証グロース市場に上場しています。
会社の業績や成長率、組織体制などから客観的に企業価値が高いと認められている上場企業の会計ソフトは、大手の会社も比較的安心して導入できるおすすめのサービスです。
大企業向け会計ソフトの選定基準・選び方は?
大企業向け会計ソフトは、機能が充実しており便利な一方で、機能に比例して利用料金が高額になる傾向があります。経理担当者が会計ソフトを選定する際は、自社の要件を洗い出したうえで、必要な機能をそなえた費用対効果の高い会計ソフトを選ぶことがポイントです。
また、「電子帳簿保存法やインボイス制度の改正に対応しているか」、「自社が契約している税理士・会計事務所と情報共有しやすい会計ソフトか」という点での比較も重要。これらの選定基準をもとに会計ソフトをピックアップし、見積りを依頼するのがおすすめです。
会計ソフトの利用実態アンケートの概要
この記事にまとめた会計ソフトの利用実態アンケートの概要です。
会計ソフトの利用実態アンケートの概要
- 調査対象:会計ソフトの利用・導入者700名
- 調査地域:全国
- 調査期間:2026年3月30日
- 調査方法:インターネット調査
- 主な回答業種:サービス業(19.0%)、製造業(18.9%)、商社・卸売り・小売業(10.0%)、その他(8.7%)など
- 主な調査項目:現在利用している会計ソフト、料金体系など
当記事の引用や転載をする際は、必ず出典として「PRONIアイミツSaaS」および記事URL(https://saas.imitsu.jp/cate-accounting-software/article/l-399)を明記願います。
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