初心者でも使いやすい会計ソフトおすすめ11選!簡単に帳簿作成
「会計知識はないけど帳簿付けや決算書作成、確定申告への対応が必要」「会計簿記に苦手意識を持っている」そんな経理初心者には会計ソフトの利用がおすすめです。最近は仕訳・書類作成も自動化できる会計ソフトが多数リリースされており、会計の知識がなくても簡単に経理業務を行うことができます。
本記事では、会計知識がなくても簡単に操作できる、初心者向け会計ソフトおすすめ11選を比較します。経理初心者向け会計ソフトの選び方も解説しますので、簡単に使える製品を導入したい企業や、青色申告をラクに行いたい個人事業主はぜひ参考にしてください。
- 初心者でも簡単に使える会計ソフトの特徴
- 【比較表】初心者向け会計ソフト
- 【法人向け】初心者でも使いやすい会計ソフトおすすめ8選
- 【個人事業主向け】初心者でも使いやすい会計ソフトおすすめ3選
- 経理初心者向け会計ソフトの選び方・比較ポイント
- 会計ソフトとは
- 会計ソフトの導入形態
- 初心者が会計ソフトを導入するメリット
- まとめ:簿記の知識がなくても簡単に使える会計ソフトがおすすめ
- よくある質問
初心者でも簡単に使える会計ソフトの特徴
現在は、会計簿記の知識がない初心者でも簡単に使える会計ソフトが登場しています。従来のように会計士に業務委託をすることなく、社内で帳簿付けや確定申告書類の作成といった会計業務を進められます。初心者向け会計ソフトの特徴は下記の通りです。
クレジットカード連携機能で、仕訳データが自動入力される
会計ソフトにはクレジットカードとの連携機能があり、カード利用明細をもとに仕訳データを自動入力することが可能です。この機能を利用すれば、経理担当者の作業が不要となります。
クレジットカードだけでなく、銀行口座や電子マネーの取引明細を連携できる会計ソフトもあり、転記作業や仕訳入力の大部分を自動化することが可能です。
AIの自動記帳によって、勘定科目などの入力ミスを防げる
最近の会計ソフトにはAI(人工知能)が搭載されたものもあり、AIの推測に基づいて勘定科目などの自動入力が可能となっています。また、初心者向けの会計ソフトは、勘定科目が選択式になっていたり、ナビゲーションがついていたりと、簡単に勘定科目を入力できるサポート機能があるため、入力ミスを防げます。
仕訳データをもとに帳簿や決算書を自動作成できる
決算期に各種帳簿や決算書を作成する作業は、会計簿記の知識がない人はもちろん、会計に詳しい経理担当者にとっても大変な作業でした。しかし、会計ソフトでは、日々の仕訳データをもとに帳簿や決算書、確定申告書類を自動作成することが可能です。具体的には下記のような書類を自動作成することができます。
- 総勘定元帳
- 決算報告書(貸借対照表、損益計算書など)
- 固定資産台帳
- 消費税申告書
- 確定申告書類
- 法人税申告書
以上のように、会計ソフトには初心者でも簡単に帳簿付けができる便利な機能が搭載されています。企業の経理担当者や、これから事業を始める個人事業主はぜひ会計ソフトの導入を検討してみてください。→初心者向け青色申告ソフトはこちら(別記事)
会計ソフトは経理業務の工数削減に役立つツールとして、多くの企業・個人事業主に普及しています。MM総研のアンケート調査によると、中小企業における会計ソフトの利用率は50%を超えており、経理・会計業務に会計ソフトを利用する会社が主流となっています。
会計ソフト導入の目的として最も多いのは「経理・会計業務にかかる人件費の削減」で、業務効率化を目指す企業・個人事業主におすすめのツールです。
「初心者向け会計ソフトで業務を自動化したい」「簡単に操作できる会計ソフトで効率化を図りたい」という企業はぜひPRONIアイミツをご利用ください。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
【比較表】初心者向け会計ソフト
ここからは実際に、初心者向けに開発された会計ソフトを比較していきましょう。以下、使いやすいインターフェース・操作性が人気の初心者向け会計ソフトを比較しました。
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料金
月2,980円~
初期費用 要問合せ
(他4プラン)
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料金
月3,000円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
年34,800円
初期費用 0円
(他2プラン)
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料金
月2,480円~
初期費用 0円
(他3プラン)
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料金
月2,500円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月1,800円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
年93,000円~/ライセンス
初期費用 要問合せ
(他4プラン)
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料金
月23,100円
初期費用 0円
(他3プラン)
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料金
年10,300円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月980円 / 年払いの場合
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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料金
月900円 / 人 年額プランの場合
初期費用 0円
(他2プラン)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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クラウド(SaaS)
オンプレミス(パッケージ)
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機能情報なし
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機能情報なし
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機能情報なし
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導入実績社数 54万事業所(※2024年3月末時点) |
導入実績社数 252,404user |
導入実績社数 登録ユーザー数350万以上(シリーズ累計) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 150,000社(シリーズ累計) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 82万(シリーズ累計) |
導入実績社数 25,000法人(クラウドシリーズ累計) |
導入実績社数 登録ユーザー数350万以上(シリーズ累計) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
機能としては、銀行口座の入出金データの自動連携や、e-Taxでの確定申告(青色申告)までサポートする機能があり、日々の帳簿付けから行政手続きまで一貫して対応したい企業におすすめ。
また、電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応した会計ソフトのため、「法改正にどうやって対応しようか」と頭を悩ませている経理担当者にもおすすめです。
Windowsのパソコンにダウンロードして使えて、Wi-Fi・インターネットがない環境でも操作できます。Mac OSに対応していない点には注意が必要ですが、Windowsユーザーは料金無料で会計ソフトを使えるためおすすめです。
フリーウェイ経理Liteでは、決算書や試算表などの帳票出力も無料でできます。シンプルな機能のみを搭載しているので、経理初心者も簡単に使える会計ソフトです。紙やExcelでの帳簿付けに限界を感じている経理担当者や個人事業主は、ぜひフリーウェイ経理Liteを検討ください。
弥生会計 Nextは、2,500以上の金融機関と連携して、入出金明細を自動取得。取引データはAIによって自動仕訳されるため、会計の知識がなくても経理業務を進められます。
また、経理業務に精通した専門スタッフが、操作方法から経理業務のやり方までサポートしてくれます。経理初心者の方も、決算書や確定申告書類の作成を安心して進められるため、おすすめです。
MFクラウド会計のこのような機能を利用すれば、面倒な日々の仕訳や決算書作成、青色申告にかかる工数を削減可能。マネーフォワード社の調べによると、会計業務を1/2に削減できた事例もあるとのことです。
また、同社のクラウドサービスと会計ソフトを連携させることで、バックオフィス業務全体を効率化できる点もおすすめのポイント。初心者が使いやすいだけでなく、業務効率化にも大きく貢献する会計ソフトをお探しなら、ぜひMFクラウド会計を検討ください。
他社と比較したおすすめポイントは、同社のクラウドサービス(勤怠管理、ワークフローシステム、経費精算など)と連携してバックオフィス業務全体を効率化できる点。経理DX、人事DXで人的リソース不足などの課題を解決したい企業は、ぜひジョブカンシリーズを検討ください。
かんたんクラウド会計は、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応済みのシステムとなっており、企業や個人事業主が個別に対応する必要はありません。法改正後も安心して利用できる、初心者にもおすすめの会計ソフトです。
勘定奉行クラウドには、Excelファイルを取り込んで仕訳を自動化する機能があり、経理部門で管理するExcelファイルからの転記作業を省ける点がメリット。また、帳簿をもとに決算書や総勘定元帳を自動出力でき(Excel形式でも出力可能)、経理・会計業務を効率化できることもおすすめです。
会計ソフトの初心者はもちろん、会計に詳しい経理担当者にとっても業務効率化の効果を実感できるおすすめの会計ソフトです。
勘定科目名はあらかじめ設定されている科目だけでなく、自社独自の科目も簡単に設定可能。「帳簿入力」は、現金出納帳入力・預金通帳入力・売掛帳入力・買掛帳入力・売上帳入力・仕入帳入力・経費帳入力・手形入力・電債入力を搭載しており、それぞれの帳簿イメージで入力できることもポイント。仕訳に不慣れな経理初心者でも安心して入力できます。
また、JIIMA認証の「電子帳簿ソフト法的要件認証」「電子書類ソフト法的要件認証(認証パターン1)」を取得しているため、どの企業も安心して利用できます。初期費用無料、月額料金は23,100円(内訳はソフト利用料金4,620円、サーバー利用料金18,480円)です。
銀行・クレカ連携や自動仕訳機能を搭載し、手入力の手間を大幅に削減します。インボイス制度・電子帳簿保存法、e-Taxにも対応。弥生はサポートが充実していることが大きなメリットで、電話・メール・チャットに加え、画面共有での支援まで対応。白色申告は、「やよいの白色申告 オンライン(無料)」がおすすめです。
確定申告書類はスマホから〇✕形式の質問に答えるだけで確定申告書類の作成が完了し、そのまま電子申告で提出できることが強み。スマホのカメラで紙のレシートを撮ると金額・日付を自動で取り込め、データ入力の手間を削減しながらレシートの紛失も防止できます。
確定申告書や青色申告決算書などの必要書類も自動で作成し、e-Taxにも対応。Web版とアプリ版の併用でさらに便利になるのも特徴。スマホアプリを使えばレシートを撮影し日付・金額を読み取り可能。白色申告・青色申告の両方に対応しています。
上記比較表をご覧の通り、多くの会計ソフトは初期費用無料で導入でき、「気軽に導入しやすい会計ソフトを探している」という人におすすめです。月額料金も安い会計ソフトなら、コストを抑えて会計業務を効率化することができます。また、初心者におすすめの会計ソフトには「法人向け」「個人事業主向け」があるので、自社にあったサービスやプランを選択しましょう。
【法人向け】初心者でも使いやすい会計ソフトおすすめ8選
2025年現在、法人の初心者向け・簡単に使える会計ソフトおすすめ8選を紹介します。他社と比較したおすすめポイントも詳しくお伝えしますのでぜひ参考にしてください。
法人におすすめの初心者向け会計ソフト一覧
freee会計
freee会計は個人事業主や中小企業向けに開発された会計ソフトです。初心者でも使いやすいインターフェースが評判で、国内法人におけるクラウド会計ソフトの導入シェアではfreee会計が32%と、他社を抜いて1位となっています(2017年9月時点、MM総研のアンケート調査より)。
機能としては、銀行口座の入出金データの自動連携や、e-Taxでの確定申告(青色申告)までサポートする機能があり、日々の帳簿付けから行政手続きまで一貫して対応したい企業におすすめ。
また、電子帳簿保存法・インボイス制度にも対応した会計ソフトのため、「法改正にどうやって対応しようか」と頭を悩ませている経理担当者にもおすすめです。
主な機能
フリーウェイ経理Lite
フリーウェイ経理Liteは、料金無料で使えるインストール型の会計ソフト。導入数は392,135ユーザー(2024年7月時点)と豊富な実績を持ち、初心者にもおすすめの会計ソフトです。
Windowsのパソコンにダウンロードして使えて、Wi-Fi・インターネットがない環境でも操作できます。Mac OSに対応していない点には注意が必要ですが、Windowsユーザーは料金無料で会計ソフトを使えるためおすすめです。
フリーウェイ経理Liteでは、決算書や試算表などの帳票出力も無料でできます。シンプルな機能のみを搭載しているので、経理初心者も簡単に使える会計ソフトです。紙やExcelでの帳簿付けに限界を感じている経理担当者や個人事業主は、ぜひフリーウェイ経理Liteを検討ください。
主な機能
弥生会計 Next
弥生会計 Next(旧:弥生会計オンライン)は、弥生株式会社が提供する会計ソフト。弥生会計はさまざまな業種や事業形態に合わせてさまざまな種類の会計ソフトを開発しており、登録ユーザー数が350万人を突破した実績のあるおすすめのサービスです。
弥生会計 Nextは、2,500以上の金融機関と連携して、入出金明細を自動取得。取引データはAIによって自動仕訳されるため、会計の知識がなくても経理業務を進められます。
また、経理業務に精通した専門スタッフが、操作方法から経理業務のやり方までサポートしてくれます。経理初心者の方も、決算書や確定申告書類の作成を安心して進められるため、おすすめです。
主な機能
マネーフォワード クラウド会計
MFクラウド会計は、株式会社マネーフォワードが提供する会計ソフトです。マネーフォワードは家計簿アプリの先駆けとしても有名で、銀行口座の入出金データをアプリに連携させる機能に強みを持っています。会計ソフトにもデータ連携技術が生かされており、銀行口座の入出金明細・クレジットカードの入出金明細から自動仕訳を行うことができます。
MFクラウド会計のこのような機能を利用すれば、面倒な日々の仕訳や決算書作成、青色申告にかかる工数を削減可能。マネーフォワード社の調べによると、会計業務を1/2に削減できた事例もあるとのことです。
また、同社のクラウドサービスと会計ソフトを連携させることで、バックオフィス業務全体を効率化できる点もおすすめのポイント。初心者が使いやすいだけでなく、業務効率化にも大きく貢献する会計ソフトをお探しなら、ぜひMFクラウド会計を検討ください。
主な機能
ジョブカン会計
ジョブカン会計は、株式会社DONUTSが提供する会計ソフト。シリーズ累計25万社の導入実績を誇り、導入形態は「クラウド型」と「インストール型」から選択できる点が特徴です。オンラインで簡単に作業したいならクラウド型がおすすめで、特定のPCにインストールしてセキュリティが高い状態で個人利用したいならインストール型がおすすめです。
他社と比較したおすすめポイントは、同社のクラウドサービス(勤怠管理、ワークフローシステム、経費精算など)と連携してバックオフィス業務全体を効率化できる点。経理DX、人事DXで人的リソース不足などの課題を解決したい企業は、ぜひジョブカンシリーズを検討ください。
主な機能
かんたんクラウド会計
かんたんクラウド会計は、ミロク情報サービスが提供するクラウド会計ソフト。シンプルで簡単に操作できるUI(ユーザー・インターフェース)となっており、経理初心者の方におすすめです。
かんたんクラウド会計は、電子帳簿保存法・インボイス制度に対応済みのシステムとなっており、企業や個人事業主が個別に対応する必要はありません。法改正後も安心して利用できる、初心者にもおすすめの会計ソフトです。
主な機能
勘定奉行クラウド
勘定奉行クラウドは、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する会計ソフト。中堅・中小企業を中心に、シリーズ累計導入数82万の導入実績があります。
勘定奉行クラウドには、Excelファイルを取り込んで仕訳を自動化する機能があり、経理部門で管理するExcelファイルからの転記作業を省ける点がメリット。また、帳簿をもとに決算書や総勘定元帳を自動出力でき(Excel形式でも出力可能)、経理・会計業務を効率化できることもおすすめです。
会計ソフトの初心者はもちろん、会計に詳しい経理担当者にとっても業務効率化の効果を実感できるおすすめの会計ソフトです。
主な機能
PCAクラウド会計
PCAクラウド会計は、ピー・シー・エー株式会社が提供する会計ソフト。創業40年、会計ソフトのパイオニアによるサービスで、初心者にも使いやすいよう設計されていることがおすすめの理由。
勘定科目名はあらかじめ設定されている科目だけでなく、自社独自の科目も簡単に設定可能。「帳簿入力」は、現金出納帳入力・預金通帳入力・売掛帳入力・買掛帳入力・売上帳入力・仕入帳入力・経費帳入力・手形入力・電債入力を搭載しており、それぞれの帳簿イメージで入力できることもポイント。仕訳に不慣れな経理初心者でも安心して入力できます。
また、JIIMA認証の「電子帳簿ソフト法的要件認証」「電子書類ソフト法的要件認証(認証パターン1)」を取得しているため、どの企業も安心して利用できます。初期費用無料、月額料金は23,100円(内訳はソフト利用料金4,620円、サーバー利用料金18,480円)です。
主な機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめの会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
【個人事業主向け】初心者でも使いやすい会計ソフトおすすめ3選
ここでは、個人事業主向けの初心者にも使いやすい会計ソフトおすすめ3選を紹介します。青色申告・白色申告といった確定申告を効率化したい個人事業主はぜひ参考にしてください。
個人事業主におすすめの初心者向け会計ソフト一覧
やよいの青色申告 オンライン
やよいの青色申告 オンライン、弥生株式会社が提供する青色申告ソフト。個人事業主向けのクラウド型ソフトで、他社サービスと比較し、操作画面が帳簿ベースで構成されていることが特徴。初心者だけでなく、従来の会計知識に慣れたユーザーにも使いやすい設計で、確定申告書を簡単に作成できます。
銀行・クレカ連携や自動仕訳機能を搭載し、手入力の手間を大幅に削減します。インボイス制度・電子帳簿保存法、e-Taxにも対応。弥生はサポートが充実していることが大きなメリットで、電話・メール・チャットに加え、画面共有での支援まで対応。白色申告は、「やよいの白色申告 オンライン(無料)」がおすすめです。
freee会計(確定申告)
クラウド確定申告ソフトfreee会計は、freee株式会社が提供する会計ソフト。個人事業主向けの確定申告ソフトで、サポートメニュー・ガイドが充実し、初心者でも簡単に使うことが可能。白色・青色申告の両方に対応しています。
確定申告書類はスマホから〇✕形式の質問に答えるだけで確定申告書類の作成が完了し、そのまま電子申告で提出できることが強み。スマホのカメラで紙のレシートを撮ると金額・日付を自動で取り込め、データ入力の手間を削減しながらレシートの紛失も防止できます。
マネーフォワード クラウド確定申告
マネーフォワード クラウド確定申告は、株式会社マネーフォワードが提供する会計ソフト。個人事業主向けの確定申告ソフトで、入力作業を自動化できます。マネーフォワードは、外部サービスとの幅広い連携が強み。銀行やクレジットカードとの連携で取得した取引明細データをAIが判別し、仕訳を自動で入力します。
確定申告書や青色申告決算書などの必要書類も自動で作成し、e-Taxにも対応。Web版とアプリ版の併用でさらに便利になるのも特徴。スマホアプリを使えばレシートを撮影し日付・金額を読み取り可能。白色申告・青色申告の両方に対応しています。
経理初心者向け会計ソフトの選び方・比較ポイント
経理の初心者が会計ソフトを選ぶ際は、下記の選び方・比較ポイントでサービス導入を検討するのがおすすめです。
簡単に操作できる会計ソフトか
はじめて会計ソフトを導入する場合は、「簡単に操作できる会計ソフトか」という観点で選ぶのがおすすめです。最近は、会計業務に詳しくない個人事業主や、経理担当者がいない中小企業向けに、簡単に使える会計ソフトが多数登場しています。
具体的には、勘定科目が選択式になっていて迷わず仕訳できる会計ソフトや、必要事項を入力するだけで確定申告書類・法人税申告書などを自動作成できる会計ソフトがおすすめです。
取引データの連携で、自動仕訳ができるか
経理初心者が会計ソフトを選ぶ際は、「取引データの連携機能があるか」という観点も重要です。クレジットカードの利用明細・銀行口座の入出金明細などから自動で帳簿付けがされる会計ソフトなら、1つひとつの仕訳を作成する手間を削減できるだけでなく、「どの勘定科目にすればよいかわからない」といった悩みもなくなります。
必要な機能の上位は「仕訳帳・決算書の作成」「クレジットカード明細取込」
PRONIアイミツSaaS(当社)が2025年5月~9月に実施した独自調査では、企業が会計ソフトに求める機能は「仕訳帳の作成機能」が91%と最も多く、次いで「決算書の作成機能」が89%、「クレジットカード明細取込機能」が63%という結果に。 この調査から、決算までスムーズに進められる機能に加え、クレジットカードとの自動連携により日々の取引記録を正確に管理する機能も重視していることがうかがえます。
日々の取引記録を正確に管理し、業務を効率化・自動化できる機能が、サービス選定のポイントとなっていると言えるでしょう。
クラウド型かインストール型か
会計ソフトにはクラウド型とインストール型(パッケージ型)があり、それぞれ特徴が異なります。
| 比較項目 | クラウド型 | インストール型 (パッケージ型) |
|---|---|---|
| 特徴 | インターネット環境下で、サーバーにアクセスして利用 |
PCにソフトウェアをインストールして利用 |
| メリット | 場所や端末を選ばずに利用できる | オフライン環境でも利用できる |
| デメリット | ・動作が通信環境に左右される ・月額料金がかかる |
・利用はソフトをインストールした端末に限定される ・PCが故障すると利用できなくなる |
| 料金形態 | 月々支払うサブスクリプションタイプ | 買い切りタイプ |
クラウド型の会計ソフトはインターネット環境があればどこでも利用できます。システムのアップデートも自動で行われるため手間がかかりません。また、端末を選ばず利用できるため、外出や在宅ワークが多い担当者におすすめです。
一方、インストール・パッケージ型の会計ソフトは、買い切りのソフトウェアで特定のPCにインストールして使用します。利用端末はインストールしたPCに限定され、万が一機器が故障するとソフトを利用できなくなるため注意が必要です。
個人事業主向けか法人向けか
会計ソフトを使用して確定申告を行う場合、個人事業主と法人(企業)とでは必要な書類が異なります。
【事業者別・確定申告に必要な書類】
| 個人事業主 | 法人 |
|---|---|
| ・確定申告書 ・収支内訳書 ・青色申告決算書(青色申告の場合) |
・総勘定元帳 ・領収書綴り ・決算報告書 ・法人事情概況説明書 ・法人税の申告書 ・消費税の申告書 ・地方法人税の申告書 ・税務代理権限証書 |
上記に加え、個人事業主は青色申告で受けたい控除額によっては「総勘定元帳」も必要になります。会計ソフトは多数のサービスが存在し、各社のサービス・プランによって対応する書類の範囲は異なります。前もって各サービスやプランを比較し、自社の確定申告に対応する会計ソフトを選ぶことが重要です。
電子帳簿保存法に対応しているか
電子帳簿保存法とは、これまで紙での保存を求められていた帳簿・書類を電子データでも保存可能とする法律です。具体的には、経理担当者が作成した仕訳帳・総勘定元帳、貸借対照表・損益計算書などを紙に出力せずにデータ保存することが可能となっています。ただし、データ保存には細かな要件があります。
そのため、「電子帳簿保存法に対応しているか」という観点で会計ソフトを比較検討することもポイント。法令対応済みの会計ソフトを導入すれば、個別に法令対応する必要なく、初心者でもスムーズに経理業務を行うことができます。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
会計ソフトとは
会計ソフトとは、企業や個人事業における金銭の動きを管理・集計できるソフトです。従来は紙の帳簿やExcelなどで行っていた作業を、システム上で効率的かつ正確に処理できるのが特徴。
会計ソフトを利用すれば、1度システムに入力するだけで自動的に転記や集計が可能。ミスを防げるだけでなく、作業時間の削減による業務効率の向上も図れます。経理初心者でも比較的簡単に扱えることもあり、現在では広く普及しているソフトです。
初心者向けの製品では、簿記の知識がなくても使えるように、取引内容を選ぶだけで自動で仕訳をしてくれる機能や、ガイドに沿って入力することで書類作成が簡単になる機能も多く見られます。
会計ソフトの導入形態
会計ソフトの導入形態は「クラウド型」「インストール型」「オンプレミス型」の3つです。
| 会計ソフトの導入形態 | 特徴 |
|---|---|
| クラウド型 | ・オンライン環境で利用 ・導入が簡単で、低コストで利用可能 |
| インストール型 (パッケージ型) |
・パソコンにソフトをインストールして利用 ・買い切り型が主流 |
| オンプレミス型 | ・自社サーバーにシステムを構築するため初期費用が高額 ・カスタマイズ、セキュリティに強い |
クラウド型は、オンライン経由で利用でき、PCやスマホからいつでも帳簿作成が可能です。自動仕訳や口座連携機能が充実し、操作も簡単。バージョンアップデートは自動で行われ、税制改正にも即時対応できるため初心者にも人気があります。
インストール型(パッケージ型)は、パソコンにソフトを直接インストールして利用し、ネット接続がない環境でも使えます。操作が安定しており、データもローカル管理が可能。一括購入の製品が多く、購入すれば継続的なコストは発生しません。
オンプレミス型は、自社サーバーにシステムを構築して運用する形式で、高度なカスタマイズやセキュリティ対策が可能です。主に大規模法人向けで、導入や保守にはIT知識が必要です。個人事業主や中小企業では、導入や運用が簡単な「クラウド型」が主流となりつつあります。
会計ソフトの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフト(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
初心者が会計ソフトを導入するメリット
ここでは、経理初心者が会計ソフトを導入するメリットを紹介します。
法改正にスムーズに対応できる
会計ソフトを使うことで、税制や会計基準の改正にも柔軟に対応できます。特にクラウド型のソフトはバージョンアップデートが自動で行われるため、最新の制度を把握していなくても安心です。
たとえば、消費税の改定やインボイス制度などの変更にも、ソフト側で帳簿や申告書のフォーマットを自動で調整してくれるため、初心者でも制度変更に振り回されずに業務を進められます。
帳簿書類の保存が簡単になる
電子帳簿保存法・インボイス制度といった法令改正により、国税関係の帳簿は要件に基づく適切な方法での保存が求められます。電子帳簿保存法は2024年1月に一部改正され、「電子データで受領したものは、データのままで保存する」ことが義務化されました。これまで電子データを紙に印刷し管理してきた企業は、運用方法の見直しが求められます。
会計ソフトを導入し、一貫して電子化することで紙帳簿の7年間保存が不要になります。法令を遵守し、帳簿書類の保存が簡単になることは経理初心者にとって大きなメリットです。
経営状況をリアルタイムで把握できる
会計ソフトでは、売上や経費の入力が即座に帳簿やグラフに反映され、経営状況をリアルタイムで把握できることもメリット。特にクラウド型ソフトは、自動連携された取引データをもとに日々の損益を見える化でき、初心者でも資金の増減や利益の傾向を視覚的に把握しやすいです。現金残高や入出金予定も確認可能で、資金繰りの予測や早期対策にもつながります。
まとめ:簿記の知識がなくても簡単に使える会計ソフトがおすすめ
個人事業主や中小企業の社員が、1から会計簿記の知識を身に着けて経理業務を行うのは大変です。経理の初心者向けの会計ソフトなら、会計簿記の知識がなくても簡単に使えて、帳簿付けや決算書作成などに対応することができ、おすすめです。
とはいえ、初心者向けの会計ソフトは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
会計ソフト選びについてよくある質問に答えます。
経理初心者の個人事業主におすすめの会計ソフトは?
経理初心者の個人事業主には、日々の仕訳から確定申告まで対応した会計ソフトがおすすめです。最近の会計ソフトはe-Taxの確定申告にも対応しているため、「確定申告が難しくて気が重い」という個人事業主もスムーズに確定申告を完遂することができます。
別記事「個人事業主におすすめの会計ソフト」では、e-Taxの確定申告に対応したおすすめ会計ソフトを紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
会計ソフトの使い方がわからない場合、どうしたらいい?
会計ソフトの使い方や帳簿の付け方がわからない場合は、会計ソフト提供元のカスタマーサポートを利用するのがおすすめです。とくに1987年から会計ソフトの提供を行ってきた弥生会計は、30年以上のノウハウや実績をもとに、手厚いサポートを提供しており、「会計ソフトを操作できるか不安」という初心者におすすめ。
また、freee会計は「どの勘定科目を設定したらよいか分からない」という人向けに、適切な勘定科目を検索できるサイト「取引入力ナビ」を提供しています。こちらを参考にするのもおすすめです。
エクセルから会計ソフトに移行するメリットは?
紙やエクセルでの帳簿付けから会計ソフトに移行する最大のメリットは、経理業務にかかる工数を大幅に削減できることです。会計ソフトでは、クレジットカード取引明細の連携機能などによって仕訳業務を自動化するため、仕訳作業の大部分が削減されます。決算書も自動で作成されるため、書類作成のためにデータを転記する工数も削減。株式会社マネーフォワードによると、会計業務を1/2に削減できた事例もあるとのことです。
また初心者の場合、従来は会計簿記について勉強する必要がありましたが、会計ソフトを導入することで会計簿記に詳しくなるための勉強は不要に。本業に費やす時間を捻出できる点も会計ソフト導入のメリットといえます。
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