クラウド会計ソフトおすすめ16選!SaaSのメリット・デメリットも解説
徹底した管理や正確な処理が求められる会計業務は、手間も時間もかかるもの。紙ベースやExcelへの手入力だと、入力漏れやミスが発生する恐れも高くなります。そこでおすすめなのが、近年主流のクラウド型(SaaS)の会計ソフトです。従来のインストール型ソフトと比較し、クラウド会計ソフトは経理初心者でも操作しやすいものが多く、簡単に利用できます。またSaaSは導入コストが抑えられることもメリット。
そこで本記事では、クラウド型(SaaS)の会計ソフトおすすめ16選を比較します。クラウド会計ソフトの導入メリットや選び方も解説。SaaSで業務効率化を図りたい企業はぜひ参考にしてください。
- クラウド会計ソフト(SaaS)とは
- クラウド会計ソフトのメリット
- クラウド会計ソフトのデメリット
- 電子帳簿保存法に対応した会計ソフトがおすすめ
- クラウド会計ソフトの比較表
- 【2025年最新】人気のクラウド会計ソフトおすすめ5選
- 【コスト削減に効果的】料金が安いクラウド会計ソフトおすすめ4選
- 【経営分析も可能】クラウド会計ソフトおすすめ4選
- 【無料プラン・トライアルあり】クラウド会計ソフトおすすめ3選
- SaaSの会計ソフトを選ぶポイント
- まとめ:複数のSaaSを比較し、自社に最適な会計ソフトを選ぼう

クラウド会計ソフト(SaaS)とは
そもそも、クラウド会計ソフト(SaaS)とはどのようなツールなのかを確認しておきましょう。クラウド会計ソフトとは、会計データの入力や集計、仕訳、決算などといった会計業務を行える会計ソフトの中でも、クラウド型(SaaS)として提供されているソフトを指します。

インストール型の会計ソフトとは異なり、わざわざローカルマシンに会計ソフトをインストールする必要がなく、インターネット環境さえ整っていればいつでもどこでも利用可能です。インターネット環境さえ利用できれば問題ないため、テレワークの推進にもぴったりでしょう。
クラウド型とインストール型の違い
インストール型は導入時にコストが掛かりやすく、バージョンアップの際も自社で行う必要があります。
その点、クラウド型はインストール型より料金設定が安く費用をかけず導入できるケースが多いでしょう。法改正や機能改善などもベンダー側が対応してくれるため、社内で専任の開発スタッフを雇用する必要がないためコストを抑えた導入が可能です。小規模な組織でも導入がしやすく、クラウド型の方が導入するハードルは低いでしょう。
また、会計ソフトを導入した際の勘定科目も変わるので要注意です。一般的にクラウド型は「通信費」、インストール型は「消耗品費」とすることが多いようです。購入の際の勘定科目について詳しく知りたい方は下記もご覧ください。
また、一口にクラウド会計ソフトと言っても個人事業主・フリーランス向けのものと法人向けのものの2つに分かれます。
個人事業主・フリーランス向けソフト(SaaS)
個人事業主・フリーランスの人向けのクラウド会計ソフトは、個人事業主が毎年行う必要のある確定申告をはじめ、経理業務がスムーズに行えるように設計されています。
経営に使用している銀行口座やクレジットカード、ICカードなどと連携してデータを自動で取り込み、非常に簡単に帳簿作成が可能なものも増えてきました。しかし、個人向けであるが故にアカウントを利用できるユーザー数が少ない場合もあるので注意しましょう。
関連記事:個人事業主向けの会計ソフトを徹底比較
法人向けソフト(SaaS)
一方、法人向けソフトの場合、個人事業主・フリーランス向けの会計ソフトよりもさらに機能が充実。株主資本等変動計算書をはじめ、法人決済に必要となる機能も網羅しています。
また、請求業務や経営レポートの作成など、プラスアルファの機能も豊富に揃っています。企業によっては経理担当者が複数いる場合もあり複数名で使用できるのも特徴です。
関連記事:法人向けの会計ソフトを徹底比較
クラウド会計ソフトのメリット
では、クラウド会計ソフト(SaaS)には、具体的にどのようなメリットがあるのか見ていきましょう。
場所を選ばず使える
クラウド会計ソフトを導入することによって、場所を選ぶことなくいつでもどこでも会計ソフトを使用することができます。
クラウド型の会計ソフトは、インターネット環境さえ整っていれば使用することができます。わざわざPCにインストールする必要がないため、場所を選ばないだけでなく、スマートフォンからもアクセスが可能です。テレワーク時も会計業務を行いたいという場合には非常におすすめでしょう。
自動でアップデート可能
クラウド型の会計ソフトを使用する場合、定期的なアップデートは自動で行われるのもうれしいポイントです。
インストール型の場合はアップデートを行う場合は新バージョンを購入し再度インストールを行う必要があります。しかしクラウド型であれば、定期的なアップデートやシステムの法改正対応などはベンダー側が行ってくれるため安心でしょう。
他システムと連携しやすい
外部システムとの連携が柔軟にできるのもクラウド会計システムの大きなメリットです。例えばネットバンキングやPOSレジなどとつなげることで、必要なデータが自動反映されるようになります。入力処理の工程を省ける上に、手作業によるミス防止も可能です。
スピーディな経営時間が実現する
クラウド型の会計ソフトを利用することによって、経営判断も非常にスピーディに下すことができるのも大きなメリットです。クラウド型はインターネットに接続しながら利用するため、最新のデータをいつでもリアルタイムに反映可能。リアルタイムなデータを活用した賃借対象表や損益計算表をチェックすれば、資産と負債はどれだけあるのか、損益はどのように推移しているかなどを把握ができます。
収益や売掛金・買掛金などに関するレポート機能も搭載しているシステムもあるので、経営判断をこれまで以上にスピーディに下すことができるでしょう。
クラウド会計システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウド会計システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
クラウド会計ソフトのデメリット
それでは、クラウド型(SaaS)の会計ソフトを利用することによって何かデメリットはあるのでしょうか。メリットだけでなく、どのようなデメリットや注意点があるのかもあらかじめ確認しておきましょう。
インターネット環境が必須
クラウド型の会計ソフトは、インターネット環境がなければ使用することができません。そのため、作業中にネット環境に不具合がおきれば、保存が出来ていないケースなども起こりうるので注意しましょう。
また、大規模な通信障害などが起こってしまった場合には、しばらくの間使用できない可能性も考えられます。
定着までに時間がかかる
クラウド型の会計ソフトを導入した場合、現場に定着するまでに時間がかかってしまうリスクがあります。クラウド型の会計ソフトに限った話ではありませんが、これまでに使用していたシステムやツールから乗り換えるという場合、導入してからしばらく経たないと従業員に定着しない可能性があります。
現場にスピーディに定着するものを導入したい場合は、無料トライアルを活用し操作が簡単なものを導入するか、初期設定などの導入サポートを受けられるソフトを選ぶと安心でしょう。
セキュリティ対策を徹底しなければならない
クラウド型の会計ソフトを導入する場合、セキュリティ対策を抜かりなく行う必要があります。セキュリティ面の脆弱性などもカバーする定期的なアップデートはベンダー側が行ってくれるものの、ユーザー側においてもセキュリティ対策を徹底する必要があります。
利用できるIPアドレスやデバイスを制限する、テレワークも行っている場合には社用PCのみならず自宅で使用しているPCにもセキュリティソフトの導入を徹底するなど、不正ログインや情報流えいを防ぐためにできることを漏れなく行いましょう。
電子帳簿保存法に対応した会計ソフトがおすすめ
2022年1月から改正された電子帳簿保存法により、電子取引の義務化されました。2024年には完全義務化となるなるため。帳簿などのデジタル化は必須となります。そこで、重要なのが電子帳簿保存法に対応した会計ソフトの導入です。
特にクラウド型(SaaS)の会計ソフトがおすすめ。最新の法令対応はベンダー側が行うため、ソフトアップデートするだけで最新の電子帳簿保存法などの法律に対応することができます。
クラウド会計ソフトの比較表
ここからは実際に、クラウド型(SaaS)の会計ソフトを比較します。料金や機能、導入実績数を比較した表をご覧ください。
料金
年27,800円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
年93,000円~/ライセンス
初期費用 要問合せ
(他4プラン)
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料金
月2,480円~
初期費用 0円
(他3プラン)
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料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月2,980円~
初期費用 要問合せ
(他4プラン)
|
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
980円
初期費用 要問合せ |
料金
月1,800円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
月23,100円
初期費用 0円
(他3プラン)
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料金
月15,000円~
初期費用 要問合せ |
料金
要問合せ
初期費用 要問合せ |
料金
月5,000円
初期費用 要問合せ
(他1プラン)
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料金
無料
初期費用 要問合せ |
料金
月2,500円
初期費用 要問合せ
(他2プラン)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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クラウド(SaaS)
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導入実績社数 登録ユーザー数310万以上(シリーズ累計) |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 1,200社以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 1,100団体以上 |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 情報なし |
導入実績社数 150,000社(シリーズ累計) |

主な機能としては、取引内容の入力・取込をはじめ、各種帳簿作成・法人決算・グラフ表示レポートなど。レシートや領収書のスキャンデータや、スマホアプリでの撮影データの自動仕訳にも対応しています。税理士や会計事務所の紹介サービスもあるので、申告関連でお悩みの方には特におすすめでしょう。
料金については、年間2万6,000円(税抜)のセルフプランと、年間3万円(税抜)でサポート付きのベーシックプランのいずれか選択可能です。

機能面については、取引入力・自動起票・各種帳票作成・決算や申告書の作成など、幅広くカバー。さらに証憑の電子化や資金繰りなどもオプションとして追加できます。同ラインの奉行シリーズとの連携により、支払・固定資産・税申告といった分野も一元管理することが可能です。
料金はライセンス数や機能に応じて変動し、例えば基本機能+利用ライセンス1つ+税理士用ライセンスのプランの場合年間16万円(税抜)+初期費用5万円(税抜)で利用が可能です。

銀行口座やクレジットカードのほか、クラウドソーシング・POSなどの取引明細の自動取込に対応。さらに仕訳の学習機能や自動提案、チャート共有・決算書自動作成といった機能も備えています。なお同ラインのクラウドサービスとの連携により、請求・勤怠管理・給与計算などのバックオフィス業務全般を一括で管理することも可能です。

帳簿入力から電子申告まで幅広くカバーしており、仕訳帳・財務報告書・振替伝票などのあらゆる入力業務に対応。減価償却費の自動計算や仕訳のパターン登録をはじめ、部門単位での利益管理・建設業の工事費用管理などの細かな設定も可能です。
さらに商工会によるツール利用上のカスタマーサポートに加え、税務・経理関連の相談や指導も実施。記帳方法の指導・記帳代行・決算や経営分析のアドバイスといった、専門家による手厚いフォローが受けられる点も大きな特長です。

決算準備に始まりデータの収集や連結処理、監査・開示やレポーティング、企業価値の分析に至るまでDivaSystem LCA1つでカバーすることができるでしょう。クラウドタイプのため、メンテナンスのシステム運用や法令改正にもDIVAが対応。活用方法のサポートも行ってくれるので運用も安心でしょう

また一番人気なのは、年額4万7,760円(税抜)のプラン。最小プランのものに加え、従業員の経費精算やワンクリック振込といった機能が追加されます。なおどちらについても、30日間の無料トライアルサービス付きです。

特長としてあげられるのが、会計事務所向けのシステム設計となっており、他社ソフトからのデータ変換も可能な点です。多種類の会計ソフトに対応しており、顧問先のデータの一元管理がしやすくなります。またキーボードのみでの操作もできるため、マウスを使う手間を省きたい方にもおすすめです。
各種帳票の管理をはじめとした豊富な機能を備えるうえ、利用料金についても月単位やユーザー数ごとなど、柔軟な設定が可能です。状況に応じた契約プランによるコストダウンにも期待できるでしょう。

仕訳のAI学習機能も搭載しており、データの蓄積に応じて精度が高まるため経理業務もどんどん効率化できるでしょう。利用料金は幅広い契約形態から選択でき、簡単な会計機能のみであれば月額980円(税抜)と格安での利用が可能。さらにワンランク上のプランとして、顧問税理士と同レベルのサービスが受けられる「クラウド税理士」プランも用意されています。

経理に詳しくなくても使える仕訳入力をはじめ、取引明細連携・レシート画像読込・月次集計など、多彩な機能を搭載しています。決算書や申告書のほか、幅広い帳票の出力にも対応可能。また摘要文字自動セットや二重取込防止といった機能も万全です。
料金形態は機能に応じて異なり、より広範囲をカバーしているプラスプランは月額2,500円(税抜)。比較財務報告書や推移財務報告書の作成といった、経営分析業務にも対応しています。さらには消費税・資金繰・工事などの表作成や管理もでき、さまざまな活用方法に期待できるシステムです。

自動仕訳機能によって仕訳登録が非常にスムーズに行えるほか、クレジットカードや銀行口座における取引も自動取り込み・仕訳、APIによって外部システムとも柔軟に連携できるなど、円滑な会計処理を叶えるさまざまな機能が充実している点も魅力です。インターフェースはわかりやすく設計されているため、現場における定着も早いでしょう。

会計業務を幅広く網羅した統合型のシステムで、販売・人事給与・会計の3分野のデータを一元管理することが可能。総合的なデータベースから必要な情報を抽出することで、よりタイムリーな経営分析を実現できます。損益や予算管理の帳票作成も多岐にわたって対応しており、そのほか資金繰実績・手形・支払・振込など多種多様な管理機能が豊富です。
利用料金は、クラウド形式の場合月額1万5,000円。オプション料金にて、カスタマイズや機能追加も行えます。

税務・会計・給与の3分野を網羅しており、すべて一括で管理可能。給与計算・年末調整・申告書作成・電子申告など、幅広い機能を搭載しています。顧問先との情報共有もスムーズにでき、リアルタイムでフォローしやすい点も大きな特長です。統合型ツールのため、経営分析にも十分に活用できるでしょう。
そのほかにも顧客情報の一元管理やマイナンバーデータの同期をはじめ、あらゆる便利な機能を備えており、業務効率化にも役立つシステムです。

基本的には中小規模の法人向けのシステムとなっており、契約に関しては零細企業プラン(月額5,000円・税抜)と、中小企業プラン(月額1万円・税抜)の2種類から選択可能です。2ヵ月限定の無料体験版も用意。ほぼ全ての機能が使用ができるため、操作感や会社にあったシステムか判断してから導入が可能です。
ネットバンキングやクレジットカードの明細自動取込をはじめ、さまざまな入力サポートや支払管理といった機能を搭載。さらに各種決算書のほか、財務データや経営計画策定などの自動作成も可能です。もちろん業績管理についても豊富な機能を備え、経営分析にも十分に活用できます。

付箋によるメモやレシート画像の保存などにも対応しており、利便性の高さも十分。また弥生会計との連携も可能で、会計データのインポートも簡単なのが魅力でしょう。
経理の知識がなくても使いやすい設計となっており、社内で広く活用しやすいメリットもあります。税改正時のバージョンアップやシステムの保守も無償で、コスト削減に大きく役立つツールです。

30日間の無料トライアル期間を設けているため、操作感や会社にあったシステムか判断することが可能。トライアル期間中でもサポートを受けられるため、導入や操作方法など不安点を解消することができるでしょう。
また、ジョブカン経費精算やジョブカン勤怠管理などそのほかのジョブカンシリーズとも連携が可能なため、会計に付随する業務を効率化することが可能です。
数あるクラウド会計ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったクラウド会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
【2025年最新】人気のクラウド会計ソフトおすすめ5選
それではここからは、数多くの導入実績や高い評価を誇る、特に人気のクラウド会計ソフトを紹介します。

弥生会計オンライン
弥生会計オンラインは、東京都千代田区に本社を構える大手会計ソフトメーカーの弥生が展開しているクラウド会計ソフトです。会計ソフト市場におけるシェア率はトップクラスで、全国1万以上の税理士や会計事務所が推奨しているほど。信用性の高いシステムとして人気を集めています。
主な機能としては、取引内容の入力・取込をはじめ、各種帳簿作成・法人決算・グラフ表示レポートなど。レシートや領収書のスキャンデータや、スマホアプリでの撮影データの自動仕訳にも対応しています。税理士や会計事務所の紹介サービスもあるので、申告関連でお悩みの方には特におすすめでしょう。
料金については、年間2万6,000円(税抜)のセルフプランと、年間3万円(税抜)でサポート付きのベーシックプランのいずれか選択可能です。
主な機能

勘定奉行クラウド
勘定奉行クラウドは、東京都新宿区に本社を構えるオービックビジネスコンサルタントが提供しているクラウド会計ソフトです。特に中堅・中小企業から人気を集めており、経理部門のテレワークツールとして高い評価を得ています。
機能面については、取引入力・自動起票・各種帳票作成・決算や申告書の作成など、幅広くカバー。さらに証憑の電子化や資金繰りなどもオプションとして追加できます。同ラインの奉行シリーズとの連携により、支払・固定資産・税申告といった分野も一元管理することが可能です。
料金はライセンス数や機能に応じて変動し、例えば基本機能+利用ライセンス1つ+税理士用ライセンスのプランの場合年間16万円(税抜)+初期費用5万円(税抜)で利用が可能です。
主な機能

マネーフォワード クラウド会計
マネーフォワード クラウド会計は、東京都港区に本社を構え、会計にまつわるさまざまなソリューションサービスを手がけるマネーフォワードが展開している会計ソフトです。アンケート調査による継続率は99%を誇り、顧客満足度においても高い数値を獲得しています。
銀行口座やクレジットカードのほか、クラウドソーシング・POSなどの取引明細の自動取込に対応。さらに仕訳の学習機能や自動提案、チャート共有・決算書自動作成といった機能も備えています。なお同ラインのクラウドサービスとの連携により、請求・勤怠管理・給与計算などのバックオフィス業務全般を一括で管理することも可能です。
主な機能

ネットde記帳
ネットde記帳は、さまざまな事業者支援サービスを手がける、全国商工会連合会が推奨しているクラウド会計ソフトです。商工会の標準システムとして使用されており、全国38県にて導入されている実績があります。
帳簿入力から電子申告まで幅広くカバーしており、仕訳帳・財務報告書・振替伝票などのあらゆる入力業務に対応。減価償却費の自動計算や仕訳のパターン登録をはじめ、部門単位での利益管理・建設業の工事費用管理などの細かな設定も可能です。
さらに商工会によるツール利用上のカスタマーサポートに加え、税務・経理関連の相談や指導も実施。記帳方法の指導・記帳代行・決算や経営分析のアドバイスといった、専門家による手厚いフォローが受けられる点も大きな特長です。
主な機能

DivaSystem LCA
DivaSystem LCAは、ディーバ社が提供しているクラウド型会計ソフトです。連結会計・連結決算を得意とした会社として国内トップクラスのシェアを誇り、これまでの累計導入実績社数は1,100社以上を記録。KDDIやヤマトマネージメントサービス、三菱地所株式会社の連結子会社など多くの大手企業にも導入されています。
決算準備に始まりデータの収集や連結処理、監査・開示やレポーティング、企業価値の分析に至るまでDivaSystem LCA1つでカバーすることができるでしょう。クラウドタイプのため、メンテナンスのシステム運用や法令改正にもDIVAが対応。活用方法のサポートも行ってくれるので運用も安心でしょう
主な機能
【コスト削減に効果的】料金が安いクラウド会計ソフトおすすめ4選
つづいては、利用料金を最小限に抑えやすい、コスト削減に役立つクラウド会計ソフトをご紹介します。

freee会計
クラウド会計freeeは、東京都品川区に本社を構え、各種ITサービスを提供しているfreeeの会計ソフトです。中小規模の法人向けのシステムで、特にユーザーが数名程度の場合にリーズナブルに利用できます。なかでも最小プランの場合は、利用者数3名までで年額2万3,760円(税抜)。ひと月当たり1,980円で、明細の自動取得・AI推測や仕訳ルールに沿った自動記帳といった機能を利用可能です。決算書・納品書・請求書の作成や入金・支払管理などにも対応しています。
また一番人気なのは、年額4万7,760円(税抜)のプラン。最小プランのものに加え、従業員の経費精算やワンクリック振込といった機能が追加されます。なおどちらについても、30日間の無料トライアルサービス付きです。
主な機能

フリーウェイ経理Pro
フリーウェイ経理Proは、東京都新宿区に本社を構え、主に中小企業向けのクラウド型業務システムを展開しているフリーウェイジャパンのクラウド会計ソフトです。
特長としてあげられるのが、会計事務所向けのシステム設計となっており、他社ソフトからのデータ変換も可能な点です。多種類の会計ソフトに対応しており、顧問先のデータの一元管理がしやすくなります。またキーボードのみでの操作もできるため、マウスを使う手間を省きたい方にもおすすめです。
各種帳票の管理をはじめとした豊富な機能を備えるうえ、利用料金についても月単位やユーザー数ごとなど、柔軟な設定が可能です。状況に応じた契約プランによるコストダウンにも期待できるでしょう。
主な機能

ジョブルポ クラウド会計ソフト
ジョブルポは、神奈川県横浜市に本社を構え、主に業務支援関連のソフトウェア開発を手がけるアーバン・コーポレーションが提供しているクラウド会計ソフトです。比較的シンプルな機能性で、できるだけ手軽に導入したい方におすすめ。金融機関の明細のインポートや自動仕訳をはじめ、損益計算書などの自動作成・電子申告処理などを行えます。
仕訳のAI学習機能も搭載しており、データの蓄積に応じて精度が高まるため経理業務もどんどん効率化できるでしょう。利用料金は幅広い契約形態から選択でき、簡単な会計機能のみであれば月額980円(税抜)と格安での利用が可能。さらにワンランク上のプランとして、顧問税理士と同レベルのサービスが受けられる「クラウド税理士」プランも用意されています。
主な機能

HANJO会計は、東京都渋谷区に本社を構える大手電子機器メーカーのカシオが提供しているクラウド会計ソフトです。特に飲食店経営のサポートに長けているシステムで、会計だけでなく給与や集客の同シリーズも展開しています。
大きな特長は、スマホで簡単に記帳や仕訳ができる点。レシートや領収書をアプリを使って撮影するだけで、文字認識や勘定科目の自動推測によって手軽に仕訳帳が作成できます。なおかつ確定申告書類もスマホで作成できる上、経営状況のレポート機能などにも対応。もちろんクレジットカードや銀行口座の利用明細取込も可能です。
さらに料金については月額980円(税抜)と格安。会計ソフトをリーズナブルに利用したい方には特におすすめです。比較的小規模な店舗を運営している方にうってつけのクラウド会計ソフトと言えるでしょう。
PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
【経営分析も可能】クラウド会計ソフトおすすめ4選
次からは、特に高度な経理業務にも活用できる、経営分析にも使いやすいクラウド型の会計ソフトを紹介します。

かんたんクラウド会計
かんたんクラウド会計は、東京都新宿区に本社を置き、財務・経営システムの開発を手がけているミロク情報サービスのクラウド会計ソフトです。分かりやすい操作性と画面構成で、初めてクラウド会計ソフトを導入する方にもぴったり。
経理に詳しくなくても使える仕訳入力をはじめ、取引明細連携・レシート画像読込・月次集計など、多彩な機能を搭載しています。決算書や申告書のほか、幅広い帳票の出力にも対応可能。また摘要文字自動セットや二重取込防止といった機能も万全です。
料金形態は機能に応じて異なり、より広範囲をカバーしているプラスプランは月額2,500円(税抜)。比較財務報告書や推移財務報告書の作成といった、経営分析業務にも対応しています。さらには消費税・資金繰・工事などの表作成や管理もでき、さまざまな活用方法に期待できるシステムです。
主な機能

PCAクラウド会計
PCAクラウド 会計は、ピー・シー・エー社が提供しているPCAクラウド 会計シリーズの1つです。中小企業向けのクラウド型会計ソフトで、1万1,550円(税込)から利用可能。JIIMAによる「電子帳簿ソフト法的要件認証」を取得しているほか、2022年1月に改正された電子帳簿保存法で定められている「優良な電子帳簿の要件」にも対応。元帳や決算書・試算表の帳票を作成が可能なため、経営分析もできます。
自動仕訳機能によって仕訳登録が非常にスムーズに行えるほか、クレジットカードや銀行口座における取引も自動取り込み・仕訳、APIによって外部システムとも柔軟に連携できるなど、円滑な会計処理を叶えるさまざまな機能が充実している点も魅力です。インターフェースはわかりやすく設計されているため、現場における定着も早いでしょう。
主な機能

GLOVIA きらら 会計
FUJITSU Enterprise Application GLOVIA きらら 会計は、大手電子製品メーカーの富士通が展開している会計ソフトです。利用形態は、クラウド形式またはパッケージ形式のいずれかから選択できます。
会計業務を幅広く網羅した統合型のシステムで、販売・人事給与・会計の3分野のデータを一元管理することが可能。総合的なデータベースから必要な情報を抽出することで、よりタイムリーな経営分析を実現できます。損益や予算管理の帳票作成も多岐にわたって対応しており、そのほか資金繰実績・手形・支払・振込など多種多様な管理機能が豊富です。
利用料金は、クラウド形式の場合月額1万5,000円。オプション料金にて、カスタマイズや機能追加も行えます。
主な機能

A-SaaS
A-SaaS(エーサース)は、東京都品川区に本社を置くfreee株式会社の会計ソフトです。税理士事務所に対するサポートに長けたシステム設計で、現在は1,100以上もの法人で利用されています。
税務・会計・給与の3分野を網羅しており、すべて一括で管理可能。給与計算・年末調整・申告書作成・電子申告など、幅広い機能を搭載しています。顧問先との情報共有もスムーズにでき、リアルタイムでフォローしやすい点も大きな特長です。統合型ツールのため、経営分析にも十分に活用できるでしょう。
そのほかにも顧客情報の一元管理やマイナンバーデータの同期をはじめ、あらゆる便利な機能を備えており、業務効率化にも役立つシステムです。
主な機能
【無料プラン・トライアルあり】クラウド会計ソフトおすすめ3選
最後に無料プラン・トライアルでおすすめのクラウド会計ソフトを紹介します。

クラウド発展会計
クラウド発展会計は、東京都港区に本社を構え、会計事務所向けのソリューションサービスを展開している日本ビズアップの会計システムです。経営分析の効率化に長けている会計ソフトで、徹底した財務管理を行うことができます。
基本的には中小規模の法人向けのシステムとなっており、契約に関しては零細企業プラン(月額5,000円・税抜)と、中小企業プラン(月額1万円・税抜)の2種類から選択可能です。2ヵ月限定の無料体験版も用意。ほぼ全ての機能が使用ができるため、操作感や会社にあったシステムか判断してから導入が可能です。
ネットバンキングやクレジットカードの明細自動取込をはじめ、さまざまな入力サポートや支払管理といった機能を搭載。さらに各種決算書のほか、財務データや経営計画策定などの自動作成も可能です。もちろん業績管理についても豊富な機能を備え、経営分析にも十分に活用できます。
主な機能

円簿会計
円簿会計は、東京都文京区に本社を置き、各種業務ソフトを提供している円簿インターネットサービスのクラウド会計ソフトです。利用期間や機能の制限なく完全無料で使えるシステムのため、お試しで導入してみたい方にもおすすめ。仕訳帳や出納帳などの入力をはじめ、年次決算・決算報告書作成・年次繰越などの機能を搭載しています。
付箋によるメモやレシート画像の保存などにも対応しており、利便性の高さも十分。また弥生会計との連携も可能で、会計データのインポートも簡単なのが魅力でしょう。
経理の知識がなくても使いやすい設計となっており、社内で広く活用しやすいメリットもあります。税改正時のバージョンアップやシステムの保守も無償で、コスト削減に大きく役立つツールです。
主な機能

ジョブカン会計
ジョブカン会計は多機能で使いやすさを重視した会計ソフトです。基本的な操作はキーボードが可能。デスクトップ版のような操作感で使いやすく設計されています。機能面では帳票作成や決算書作成などの機能をはじめ、権限管理、承認機能など豊富な機能を搭載しています。また、電子帳簿保存法に対応しているため、ペーパーレス化も促進してくれます。
30日間の無料トライアル期間を設けているため、操作感や会社にあったシステムか判断することが可能。トライアル期間中でもサポートを受けられるため、導入や操作方法など不安点を解消することができるでしょう。
また、ジョブカン経費精算やジョブカン勤怠管理などそのほかのジョブカンシリーズとも連携が可能なため、会計に付随する業務を効率化することが可能です。
主な機能
以上、機能比較や料金比較でおすすめの会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
SaaSの会計ソフトを選ぶポイント
数々のクラウド会計ソフトがありますが、より適したものを選ぶには、どんなポイントを見るべきなのでしょうか。
- 必要な機能が搭載されているか
- 操作性に優れているか
- 柔軟性や拡張性があるか
- ランニングコストが適正か
- サポート体制が充実しているか
必要な機能が搭載されているか
クラウド型の会計ソフトを選ぶ際には、自社にとって必要な機能が漏れなく搭載されているかどうかを確認しましょう。どのような機能を利用できるかどうかは、それぞれの会計ソフトによって異なるもの。
「機能は豊富であればあるほどいいはずだ」と考えてしまいがちですが、その方法で選んでしまうと「結局は使わない機能ばかりなのに費用が高い……」と失敗することになってしまうため、まずは自社にとってどの機能が必要でどの機能は不要か整理しましょう。
操作性に優れているか
クラウド型の会計ソフトを選ぶ際には、操作性に優れているのかどうかもきちんと確認しておきましょう。操作性に優れているのかどうかは、重要なポイントです。操作性が悪く現場の人間にとって使いづらいようであれば、定着スピードが遅く、結局は効率化につながらない可能性も。
無料トライアルが提供されている場合には、トライアル期間中に使いやすいかどうかを念入りにチェックしましょう。
柔軟性や拡張性があるか
クラウド会計ソフトに限らず、どの業務ツールも実際に利用してみなければ分からない点が多々あります。使っていくうちに、例えばこの使い方のほうが効率が良い・こんな機能がほしい、といった要望が出てくるケースも少なくないでしょう。
そのような場合も考慮し、柔軟に設定が変えられる・オプションで機能を拡張できるというように、より幅広い活用方法ができるシステムを選ぶのがベストです。
ランニングコストが適正か
料金が高ければ高いほど、システムの機能や対応領域が充実している傾向にありますが、きちんと導入目的に適したものでなければ意味がありません。ほとんど使わない機能が多い・自社の規模に合っていない、というような問題を避けるためにも、まずはどのような運用方法にしていくのか明確にする必要があります。その上で、より費用対効果の高いクラウド会計ソフトを選ぶほうが安心でしょう。
サポート体制が充実しているか
万が一の場合を考えて、サポート体制が充実しているのかどうかも忘れずに確認しておきたいポイントです。操作方法で不明な点があるという場合に、電話やメール、チャットなどを通じてすぐに相談できる会計ソフトを選んでおくと安心でしょう。画面共有も行えるソフトであれば、よりスムーズに問題を解決してもらえるでしょう。
まとめ:複数のSaaSを比較し、自社に最適な会計ソフトを選ぼう
クラウド会計ソフトと一口にいっても多種多様な種類があり、機能・特長・利用料金などはそれぞれで大きく異なります。数ある中から自社により適したものの選ぶためには、いくつかピックアップして見比べながら検討する必要があるでしょう。
しかし、サービスを一つ一つ調べて比較するのは大変です。PRONIアイミツでは、自社にあった会計ソフト選びに関するご相談を受け付けています。利用料金は無料ですので、ぜひお問い合わせください。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
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