【2025年最新】予算管理機能を搭載した会計ソフト4選|予算管理についても解説
予算管理をアナログで行ているので、もっと効率良く行いたいとお考えの方も多いでしょう。そこでおすすめなのが予算管理機能を搭載した会計ソフトです。会計ソフトを導入することで、予算と実績を比較したり、売上データがリアルタイムで反映されるので、経営状況を可視化ができます。
そこでこの記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、予算管理機能を搭載したおすすめの会計ソフトを厳選してご紹介!予算管理機能のメリットや、予算管理の大切なポイントも詳しく解説していきます。
- 予算管理の概要と行う上での大切なポイント
- 予算管理機能を利用するメリット
- 会計ソフトの選び方
- 【比較表】予算管理機能を搭載した会計ソフト
- 予算管理機能を搭載した会計ソフト4選
- 予算管理をExcelで行っている場合
- まとめ:会計ソフト選びで迷ったらPRONIアイミツへ
予算管理の概要と行う上での大切なポイント
まず、予算管理とはどういったことなのかを確認しましょう。予算管理とは、企業がその期、月などで使用できる費用の予定を立て、実際の支出と照らし合わせて調整を行っていくことを指します。事業を成長させていくためには、収入を増やすことと、支出を減らすことが重要です。そのためにも、予算管理は事業計画のひとつであり、経営管理を行う上で必要な業務の1つだと言えるでしょう。
また、ビジネス上では予算を目標の意味で使用する場合もあります。売上予算や利益予算、原価予算などは、予算という言葉が「この程度の数値を目標として設定する」という意味で使用されている例です。
設定した予算を達成できるよう、予算の数字を意識しながら業務を遂行していく必要があります。そのためにも、「日々確認できる形で予算を明確にしておく」ということが大切です。 また、「達成可能な予算を設定する」ということも大切なポイントの1つでしょう。達成のハードルがあまりにも高い予算(目標)は、社員のモチベーションを下げることにつながってしまいます。
予算管理機能を利用するメリット
予算管理機能を利用するメリットとしては、以下のようなものが挙げられます。
目指すべき予算(目標)が明確になる
先ほどもお伝えしたとおり、予算を意識して業務を行うことはとても大切です。予算管理機能を利用すれば、「社員が日々確認できる形で予算を明確にしておく」ということが実現できます。
なかには実績(実際に使用している支出や確定した収入など)を確認でき、予算と実績を比較できる会計ソフトもあります。社員に予算意識を持ってもらうことで業績の向上が期待できるでしょう。
資金を効率的に活用できる
経営のために使用できる資金には、多くの場合限りがあります。そのため資金を必要な箇所に必要な分だけ充当していかなければなりません。予算管理機能を活用することで、効率的な資金の配分が可能になるでしょう。
支出や経営に関する改善点を発見できる
予算管理機能を搭載した会計ソフトを使うと、支出や経営に関する改善点を発見できます。予算管理機能を使えば売上の入力データがリアルタイムで反映されるため、今月の売上の着地点など売上予測データも得られます。常に現状を見える化し、戦略を練るには最適のツールです。
その点、Excelで管理するとデータの回収・集計に時間がかかり、進捗状況の把握にタイムラグが生じるため、経営判断を誤る恐れがあります。また、入力ミスなど人為的なミスも誘発します。予算管理機能を使えばこうしたデメリットは解消されます。現状把握にプラスしてスピーディーな経営判断が可能になることは大きなメリットと言えるでしょう。
属人化対策
業務システムの多くは機能性を重視しており、できるだけ直感的に使えるように設計されています。予算管理機能も例外ではなく、複雑な設定、難しい操作をしなくても集計・管理できる仕組みになっています。
予算管理についてはExcelを使用している場合もあるでしょう。Excelでの管理は自由度が高く高度な計算ができる反面、関数やシートを理解していないと使いこなせないなど欠点もあります。社内で使いこなせる人が限られると業務が属人化し、担当者が退職する際に引き継ぎが困難になるでしょう。
その点、予算管理機能を使えば誰でも簡単に集計・管理ができるので、業務の属人化を防止できます。健全な経営環境を保つためにも、予算管理機能を搭載した会計ソフトは必要です。
セキュリティ対策
予算管理するExcelファイルには経営の重要データが入力されています。データを共有する際はメールに添付して送信することになります。セキュリティが甘いと外部に情報漏洩する恐れがあり、不正なデータの書き換えなどのリスクもあるでしょう。
その点、会計ソフトの多くは高いセキュリティ導入しているので、情報漏洩などのリスクの軽減につながるでしょう。
会計ソフトの選び方
会計ソフトを選ぶポイントは、以下の2つです。
搭載機能
一口に会計ソフトといっても、搭載機能は製品によってさまざま。自社の導入目的に合わせて会計ソフトを選びましょう。たとえば、経理業務の改善を目的とする場合は経理データを多角的に確認できる製品がおすすめです。
操作性
せっかく導入しても「操作が難しい」という理由で従業員に敬遠されてしまっては、手間と費用をかける意味がありません。導入前に無料トライアルを利用し、操作性をチェックしましょう。また、導入後のサポート窓口の有無も確認しておきたいポイントです。
【比較表】予算管理機能を搭載した会計ソフト
ここからは予算管理機能を搭載した会計ソフトを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する会計ソフトでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、会計ソフト選びの参考にしてください。
予算管理機能を搭載した会計ソフト4選
ここからは予算管理機能を搭載した会計ソフトを4個ご紹介します。ここまでお伝えしたとおり、予算管理は大切な業務の1つです。会計ソフトに搭載されている予算管理機能を活用し、予算管理を会計処理と連携して行うことで、予算管理をさらに効率化・明確化できるでしょう。
FXシリーズは、会計事務所と地方公共団体分野に専門特化した情報サービスを展開するTKCが提供している会計ソフトです。変動費と固定費に区分けされ、売上高に応じた限界利益(粗利)を把握できる「365日変動損益計算書機能」や、企業の組織体系に合わせて各部門の経営状況をタイムリーに把握できる「部門別業績管理機能」を搭載。
取引先別の業績を確認・管理できる「取引先データベース機能」も搭載し、自社の経営状況をわかりやすく可視化が可能です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
Biz.SCRUMは、システムインテグレーションサービスなどを提供しているMBPジャパンが手掛ける予算管理システムです。部門・プロジェクトなど任意の管理単位で予算編成・実績確認を行えます。収支は家計簿のような「採算表」にまとめられ、誰が見てもわかりやすく可視化できる点が魅力です。
他システムとの連携も可能で、「連携先のシステムやExcelファイルから直接データ連携を行う」といったことも実現できます。
ADWORLD 公営企業会計システムは、幅広い規模・業種にわたる業務システムの構築やシステム運用・監視・保守などを手掛ける日立システムズが提供する会計ソフトです。予算管理では、補正/繰越予算入力・流用/充用予算入力が可能。オプション機能として予算編成も行えます。
振替管理・期末処理・収入官吏・支出管理など基本的な機能を搭載するほか、伝票入力では使用頻度の高い伝票をテンプレート化して登録が可能など、作業の効率化も期待できるでしょう。
- メールサポートあり
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 固定資産台帳の作成機能
- 消費税集計表の作成機能
- 繰越処理機能
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- ISMS
- Pマーク
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
クラウド会計ソフトfreeeは東京都品川区に本社を構えるfreeeが提供している製品です。中規模法人から大規模法人まで対応しており、月次決算から日々の経理までワンストップで対応、バックオフィス業務を劇的に効率化します。
会計ソフトで必要としている機能は網羅的にカバーしており予算管理機能も搭載。予算管理機能を使うことで、リアルタイムな予実管理を実現し経営を見える化します。法人向け会計の料金プランは5つのプランがあり、最安の「ひとり法人」は月額2,980円~、「スターター」は月額5,480円~、「スタンダード」は月額8,980円~、「アドバンス」は月額3万9,780円~で提供しています。上場を目指す企業・すでに上場している企業向けプラン「エンタープライズ」は要問合せです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
予算管理をExcelで行っている場合
現在、予算管理をExcelで行っている場合、Excel運用からの移行と操作感が重要なポイントとなります。以下、Excelから予算管理機能を搭載した会計ソフトに移行する際に気を付けるべき点を詳しく解説します。
Excel運用から移行が出来るか
現在、Excelで予算管理を行っている場合は、Excelのデータをそのままインポートできるタイプの製品を選ぶと移行がスムーズです。自動的にデータ移行できれば入力の二度手間はなくなります。
膨大なデータを再入力するのは大変な作業ですし、入力ミスを誘発する恐れもあります。データを自動移行できれば導入の負担も最小限ですし、人為的なミスが発生することもありません。現在、Excelで予算管理している場合は、製品選びの際にデータ移行の可否について必ずチェックしましょう。
Excelのような操作感で操作できるシステムを導入する
Excelのような操作感で操作できるシステムを導入することで、従来のエクセル運用を大きく変えずにシステム移行できます。Excelのレイアウトを踏襲したインターフェースの製品もあるので、そうした製品を導入するのも一つです。Excelの様でなかったとしても、直感的に操作できるタイプの製品なら負担感はありません。使い勝手は重要なポイントになるため、できるだけ本格導入前に操作感を試しておくことをおすすめします。
以下の記事では、エクセルに対応したおすすめの予算管理システムを紹介しています。興味のある方はこちらもぜひご覧ください。
まとめ:会計ソフト選びで迷ったらPRONIアイミツへ
会計ソフトを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で給与計算ソフトを比較できます。指定の連携ツールや無料プランの有無など、あなたの会社に最適なサービスを機能1つから探すことができます。
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会計ソフトの導入を検討中の方は、まずは無料の診断から始めてみるのもおすすめです。PRONIアイミツをご利用いただくと、希望要件に合った会計ソフト(最大6社)の診断・紹介が可能です。ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
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