【経営判断に役立つ】おすすめ管理会計システム6選
管理会計は、経営分析や今後の事業方針の決定に欠かせないものです。しかしなかなか手間がかかるため、どうにかして効率化できないかとお悩みの方も多いでしょう。そこでおすすめなのが、会計システムの導入です。
本記事では、発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」が、管理会計に役立つ会計システムを7つ厳選。それぞれの特徴や導入のメリットをお伝えします。管理会計業務の生産性を上げたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
- 管理会計とは
- 会計システムのメリット
- 会計システムの選び方のポイント
- 【比較表】管理会計に対応する会計システム
- 管理会計に対応する人気の会計システム3選
- 管理会計に対応する機能充実の会計システム2選
- 管理会計に特化した会計システム
- まとめ:会計システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
管理会計とは
管理会計とは、企業の内部向けの会計です。外部向けの会計である財務会計とは対の概念として語られることもあります。さまざまなルールがある財務会計とは異なり、管理会計で求められるのは「経営判断の役に立つ」こと。経営者や役員などが正しく意思決定するために必要とする情報は会社によって異なるため、管理会計のやり方もさまざまです。
とはいえ、管理会計にもいくつか代表的な手法があります。たとえば、原価管理や予算実績管理、セグメントごとの業績管理など。この記事では、こうした代表的な機能を搭載している会計システムを紹介していきます。
会計システムのメリット
会計ソフトを導入するメリット3つを紹介します。
- 業務効率化
- 人為的ミスの防止
- スピーディな経営判断の実現
業務効率化
会計担当者の業務は、日々の帳簿付けやその管理、決算書や財務諸表の提示など煩雑で手間のかかる作業がほとんど。全てを手書きで作成するのは大きな負担です。しかし、会計ソフトを導入すれば仕訳や帳簿・決算書を自動で作成できます。大幅な業務効率化が実現し、担当者の負担も軽減できるでしょう。
人為的ミスの防止
会計業務では、売上や経費など企業経営において重要な数字を取り扱います。高い正確性を求められますが、手作業での計算や記入だとミスをゼロにするのは難しいでしょう。しかし、会計ソフトでは入力したデータをもとに自動で数値を計算するため、人為的なミスを防止できます。正確性の担保だけではなく、作業時間の短縮にもつながるでしょう。
スピーディな経営判断の実現
会計ソフトでは、日々の取引データをもとにした業績も確認可能です。予算と実績の差や売上の推移など、経営判断に役立つ情報をリアルタイムで把握できます。意思決定や改善案の立案といったネクストアクションの迅速化にも役立つでしょう。
会計システムの選び方のポイント
ここからは、会計システムを選ぶ際のポイントについて解説していきます。
自社に必要な機能を明確にしておく
財務会計には共通のルールがあるため、必要な機能もある程度共通しています。しかし、管理会計には決まったルールがなく、どんな機能が必要なのかは企業によって異なります。
そのため、管理会計に対応する会計システムを選ぶときは、まず自社が必要とする機能を明確にしておきましょう。そのうえで、会計システムの内容を比較検討することをおすすめします。
関連記事:中小企業におすすめの会計ソフト
関連記事:大手の企業におすすめの会計ソフト
サポート体制を確かめる
会計業務は、ある意味「スムーズにできて当たり前」だと捉えられるものです。その会計業務を支えるシステムのトラブルや利用方法の不明点には、なるべく早く対応する必要があるでしょう。
そのためには、サポート体制の整った会計システムを選ぶことが大切です。どういった内容のサポートをどの時間帯に受けられるのか、回数に制限はあるのかなど、製品ごとのサポート体制を細かくチェックしましょう。
以上、会計システムの選び方を解説しましたが、管理会計が可能な会計システムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計システム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計システムが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
【比較表】管理会計に対応する会計システム
ここからは.管理会計に対応する会計システムを3つの分類に分け紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する会計ソフトでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、会計ソフト選びの参考にしてください。
管理会計に対応する人気の会計システム3選
まずは、管理会計に対応する人気の会計ソフトをご紹介します。
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料金
年60,000円~/ライセンス -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
「勘定奉行」は、東京都新宿区に本社を置くオービックビジネスコンサルタントが提供している会計システム。これまでに累計65万社以上に導入されている、国内シェアトップクラスの人気会計ソフトです。
企業の規模や業種を問わずに活用できる機能が豊富に揃っており、初心者からプロまで誰にとっても使いやすいのが特長。導入企業からは、仕訳入力が10分の1に減少したという声も上がっています。業務効率化を進めたい企業にはぴったりでしょう。
管理会計オプションを利用すれば、自由な科目・部門体系での集計や非会計データの活用など、企業独自の視点を盛り込んだ会計レポートがボタンひとつで作成可能に。ほかにもセグメント管理機能や予算管理機能、配賦処理機能など、管理会計に役立つ機能が満載です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
弥生会計オンライン
-
料金
年27,800円 -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
「弥生会計」は、東京都千代田区の弥生が提供している会計システムです。21年連続売上実績No.1(BCN調べ)を記録するなど人気の高い製品で、シリーズの登録ユーザーはなんと220万を突破しています。
AIによる自動仕訳によって業務効率アップを狙えるほか、クラウドに取引データを保存することで顧問の税理士・会計事務所とのデータ共有も可能。音声と動画で導入や設定の手順を解説してもらえるため、迷わずすぐに使いはじめられるのも人気の理由です。
また、管理会計に役立つ予算実績管理機能が搭載されているのもポイント。科目ごとに毎月や年間、半期ごとの予算を設定して、入力された仕訳データ(実績値)と比較可能です。さらに年間推移と部門別のデータは、グラフ表示で直感的に把握できます。もちろん、自動配賦設定も可能です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
freee会計
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料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
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最低利用期間
なし
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最低利用人数
なし
東京都品川区に本社を置くfreeeが提供している「クラウド会計freee」も人気の会計システムです。クラウド型会計システムとして国内No.1(BCN調べ)のシェアを獲得しており、グッドデザイン賞も受賞しています。
経理にかかわるあらゆる業務をひとつのシステムに一元化し、まとめて効率化することが可能。約8割のユーザーが業務時間を2分の1以下に削減できたと述べているなど、満足度も高い会計システムです。
プランは3つに分かれており、それぞれ利用できる機能が異なります。管理会計を重視する方には「プロフェッショナルプラン」がぴったり。プロジェクト別・部門別の予算実績管理機能、試算表をさまざまな切り口で確認できるセグメント機能が搭載されているほか、SalesforceやKintoneと連携することで、さらに業務を効率化することも可能です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
管理会計に役立つ機能が搭載された、人気の高い会計システムを3つご紹介しました。頻繁に使うものだからこそ、実績豊富な製品を選びたいという方も多いでしょう。また、多くの企業で導入されている会計システムは、セキュリティ面においても信頼できる傾向にあります。
管理会計に対応する機能充実の会計システム2選
続いて、管理会計に対応する機能充実の会計ソフトをご紹介します。
会計王
出典:ソリマチ株式会社 https://www.sorimachi.co.jp/products_gyou/acc/
東京都と新潟県に本社を置くソリマチが提供している「会計王」は、充実の機能が魅力的な会計システムです。初心者からエキスパートまで、誰にとっても使いやすいインターフェースも特長で、仕訳入力と検索のしやすさに定評があります。
もちろん、管理会計に役立つ機能もしっかり揃っています。損益分岐点分析機能では、売上目標やコストなどを緻密に分析可能。貸借損益構成図では、グラフ表示によって経営改善ポイントをひと目で確認できマウ。部門別実績集計では、柔軟な部門設定や部門のグループ化ができて便利です。導入企業からは、経営の問題点を把握しやすくなったという声も上がっています。
また、専属スタッフによる15ヵ月の電話サポート、実務に沿って製品の使い方を理解できる「実務解説本」の付属など、サポートも充実。会計システムをはじめて導入する方にもおすすめです。
クラウド会計システム
出典:コムチュア株式会社 https://www.comture.com/erp/sapbyd-accounting.html
クラウド会計システム(SAP Business ByDesign)は、東京都品川区に本社を置くコムチュアが提供しているクラウド型会計システム。子会社や海外拠点を持つグループ企業にはとくにおすすめのサービスです。
各拠点の会計業務をクラウドで一元管理することで、会計業務の効率化とガバナンスの強化を実現できます。多言語対応はもちろん、拠点ごとの会計基準にも対応しているため、グローバルな企業にはぴったりでしょう。
もちろん、財務会計に加えて管理会計の機能も充実。予算・配賦管理機能や部門別などの経営分析、データ集計、見通し更新など、経営判断を助ける機能が多数用意されています。レポートの種類も豊富なため、さまざまな観点から経営状況を分析したい方にもおすすめです。
管理会計に対応できるうえ、機能も充実した会計システムを2つご紹介しました。機能豊富な会計システムを選ぶ際には、それぞれの機能が使いやすく設計されているかを確認しましょう。頻繁に使うツールにすぐにアクセスできるかどうかも大事なポイントです。
管理会計に特化した会計システム
最後に、 管理会計に特化した会計ソフトをご紹介します。
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
大阪府大阪市のナレッジラボが提供している「Manageboard」は、予算管理に特化した会計システムです。チーム全体で予算を管理し、目標達成を目指したい方にはとくにおすすめ。コンサルティング経験が豊富な公認会計士が開発したこともあって、現場に寄り添った、経営判断をサポートする機能が満載です。
直感的な操作で、業績シミュレーションを行いながら簡単に予算を作成できます。作成した予算は担当者に割り当てて、週次で進捗を共有することが可能。予算達成マインドをチームに定着させる効果に期待できます。
また、毎月の会計データを取り込むだけで予算実績を分析でき、利益の進捗確認やキャッシュフロー予測も簡単。レポートはワンクリックですぐに作成できるため、銀行や投資家とのコミュニケーションもスムーズに進められるでしょう。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
まとめ:会計システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
管理会計のやり方は、企業によってさまざまです。管理会計対応型の会計システムを選ぶ際は、自社の求める機能が搭載されていることをしっかりと確かめてください。そのうえで、さまざまな側面から複数のソフトを比較検討し、もっとも使いやすいシステムを選びましょう。
数ある会計システムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計システムが分かる診断(無料)ができます。
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