無料で利用可能な会計ソフト13選【2023年最新】
働き方改革により業務の在り方が見直されている現在、便利機能を搭載した会計ソフトが注目をされています。最新版の会計ソフトを導入すれば入力や仕分けなどはほぼ自動化できるので、導入により経理業務は格段に効率化するでしょう。最近では無料で使える会計ソフトも続々登場しているので、予算に限りのある方には特におすすめです。 今回は、コスト重視で会計ソフトをお探しの方に向けて、無料で使える会計ソフトを一挙大公開。アイミツSaaSの徹底調査により13の製品をピックアップしました。 もし「できるだけ早く自社に合った会計ソフトを見つけたい」とお急ぎの場合、「アイミツSaaS」では無料の一括見積もりが可能です。ぜひご利用ください。 それでは以下から、無料の会計ソフトについて詳細に紹介していきます。

アイミツコンシェルジュ 伊藤
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.そもそも会計ソフトとは
- 2.会計ソフトを利用するメリット
- 3.無料で使える会計ソフトの特徴
- 4.無料の会計ソフトはこんな人におすすめ!
- 5.【比較表つき】無料プランのある会計ソフト4選
- 6.【比較表つき】無料トライアルで試せる会計ソフト5選
- 7.無料プラン・トライアルがあるスマートフォン(アプリ)対応の会計ソフト2選
- 8.無料で確定申告・青色申告したい個人事業主におすすめの会計ソフト2選
- 9.無料の会計ソフトを選ぶ際に確認すべきポイント
- 10.よくある質問
- 11.【まとめ】無料版を試して自社にあった会計ソフトを導入しよう!
1.そもそも会計ソフトとは
会計ソフトとは、会社のお金の出入りを記録・集計し、決算書の作成までを行えるソフトウェアのことです。現金出納帳などの帳簿や貸借対照表、損益計算書、決算書などが作成できます。紙ベースやExcelで会社のお金の出入りを管理している方は少なくないと思います。紙ベースやExcelの場合、売掛、買掛、入金、出金、振替などのお金の動きをそれぞれの伝票に記載し、仕訳帳と総勘定元帳に転記しなければなりません。会計ソフトを使えば、システム上で自動に勘定科目の仕訳や集計ができるようになります。そのため、お金の動きをいちいち伝票に記載する必要がなくなりますし、仕訳帳と総勘定元帳に転記する手間が削減できます。また、転記ミスなどの人為的ミスを防止することが可能です。
2.会計ソフトを利用するメリット
会計ソフトを利用することのメリットは、以下の通りです。
・業務の効率化が期待できる
・人為的ミスが削減できる
紙ベースやExcelでの会計管理の場合、取引のたびに各種帳簿を作成・保存しなければなりません。会計業務にかかる手間と時間は小さくはありません。会計ソフトを導入すれば、会計データの記録や集計といった作業の自動化が可能。会計業務の負担を大幅に削減ができます。
さらに、入力ミスや転記ミスといった人為的ミスが削減できるのも会計ソフトを導入することのメリットです。紙ベースやExcelでの会計管理の場合、入力や転記はすべて手作業で行うことになります。どうしても、ミスが発生するリスクはゼロにはなりません。
しかし、会計ソフトならばシステム内で集計作業やデータが蓄積されるため、転記は不要。入力作業もミスがあれば知れせてくれる機能が搭載しているサービスもあるため、ヒューマンエラーなどのリスクも削減できるでしょう。
3.無料で使える会計ソフトの特徴
無料で使える会計ソフトの多くは無料期間や機能が制限されているサービスが多く、まずはお試しでサービスを試してもらいより本格的なサービスを提供している有料版へ移行するという流れが一般的です。また、サービスによってはサポートを受けられない場合があるため注意が必要です。
ほとんどがクラウド型とインストール型
会計ソフトは、クラウド型、インストール型、ERP(統合基幹業務システム)の3種類に分かれます。このうち、無料で使える会計ソフトの大半が、クラウド型かインストール型です。クラウド型はオンライン上で会計データを処理・保存します。作業するのはオンライン上のため、外出先からも利用可能です。インストール型は自社のパソコンなどの端末にソフトをインストールして利用します。いつでもどこからでも利用でき、利用料も安いことからクラウド型の需要が高くなっています。
機能や期間が制限されている
無料の会計ソフトを利用する場合、利用できる機能や利用できる期間が制限されていることが少なくありません。
よくある制限の例としてあげられるのが、出力できる帳簿の種類が限られている、自動の仕訳機能は利用できない、登録件数に制限がある、アプリは有料プランでのみ使用可能など。取引の件数が多い業種の場合、すぐに上限に達してソフトを活用しきれないケースも考えられるため、多くの制限の中でもとりわけ登録件数に関しては注意する必要があるでしょう。
しかし、機能制限なく無料で利用できるものや、利用期間の制限すらなく永久無料で使い続けられるものも中にはあるため、導入する際には複数サービスを比較することを忘れないでください。
サポートを受けられない・サポート対応が弱い
無料会計ソフトは運営会社のサポートが不十分なケースが多いです。会計ソフトを初めて扱う方にとってはソフトの導入から実際の運用まで不明点は多々あるため、サポートの有無は重要でしょう。業務効率化のために導入しても、わからないことを聞けずに業務が滞ってしまってはかえって非効率です。
そうならないためにも、運用に不慣れな方はできるだけリモート操作や電話サポートを提供しているサービスを選びましょう。十分なサポートを期待する場合は最初から有料版導入の検討をおすすめします。
有料版への移行には費用が発生する
無料会計ソフトの無料が期間限定の場合、有料版へ移行する際には費用が発生します。会計ソフトは一度使い始めると、余程問題がない限り使い続けることになります。しかし、無料版から有料版に移行する際、料金が予算を超える場合は継続利用が困難になるでしょう。その場合は新たな会計ソフトを探さなければならないため、無料会計ソフトを使う場合も、有料版への移行した際に無理なく使えるサービスを利用するようにしてください。
アイミツSaaSでは、自分にあった会計ソフト選びに関するご相談を受け付けています。
利用料金は無料ですので、以下の「まずは相談する(無料)」からお問い合わせください。
4.無料の会計ソフトはこんな人におすすめ!
無料の会計ソフトと有料の会計ソフトとではどのような違いがあるのかわかったところで、無料の会計ソフトはどのような人におすすめなのかを確認しておきましょう。
以下の4つのポイントに当てはまっている場合には、無料の会計ソフトでも問題ないかもしれません。
個人事業主・フリーランスなど事業規模が小さい人
無料の会計ソフトを利用するのがおすすめなのは、個人事業主やフリーランスなどといった事業規模の小さい方です。
無料の会計ソフトの場合、取り扱うことのできるデータ量などに制限があることが少なくありません。法人よりも取り扱うデータ量が少ない個人事業主であれば、制限があったとしてもあまり困らないでしょう。
会計知識がある程度あり、手厚いサポートは不要な人
会計に関する知識がある程度備わっており、手厚いサポートを受ける必要は特段ないという場合にも、無料の会計ソフトをおすすめします。
有料の会計ソフトの場合、利用マニュアルが用意されているだけでなく、メールや電話、チャットなどを通したユーザーサポートも充実しています。しかし、ある程度会計に関する知識があり、サポートを利用する頻度が少ないと考えられる場合には、無料のものでも問題ないでしょう。
有料版に切り替える予定がある人
いずれは有料の会計ソフトを導入しようと検討しているものの、まずは無料で複数のソフトを試してみたいというパターンもあるでしょう。
会計ソフトがどのようなツールなのかを把握するには、無料版や無料トライアルがうってつけです。
トライアル版で会計ソフトを試してみたい人
「利用したい会計ソフトは決まったが、導入後も問題なく扱えそうか不安」という場合には、トライアル版や1ヶ月の無料トライアルプランなどを利用して、使いやすさなどをきちんと確かめましょう。
この段階では契約に至っているわけではないため、もし気になる部分があればすぐに有料プランにせず、ほかのソフトを検討することも可能です。
5.【比較表つき】無料プランのある会計ソフト4選
ここでは、無料プランを用意している会計ソフトのうち、特におすすめのソフトを紹介します。無料プランを用意している会計ソフトと一口に言っても、ソフトごとにできることや強みのある分野、向いている業種などが異なります。それぞれのソフトの月額利用料や初期費用、最低利用期間、最低利用人数、主な機能などを表で詳しく紹介していますので、導入するソフトを検討する際の参考にしてください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので、比較表と併せて会計ソフト選びの参考にしてください。

フリーウェイ経理Liteは東京都千代田区に本社を置くフリーウェイジャパンが提供する会計ソフトです。無料期間無制限で使えるのが特徴で、現在までに20万人を超えるユーザーに使われています。
無料ながら機能は充実。仕訳形式・出納帳形式での入力、決算書など各種帳票の出力に対応しています。出力帳票については種類も豊富であらゆる業態のニーズを満たせるでしょう。インストールもバージョンアップも全て無料なので後から料金がかかる心配もありません。民間調査会社の調べでは価格満足度、顧客満足度いずれもNo1にランクインしており、ずっと使い続けたい会計ソフトとしてもナンバーワンの座を獲得しています。
なお、より高度な機能をご希望の方には有料プランも提供。 有料版は企業版と顧問先版があり、企業版は月額3,000円、税理士とデータ共有が可能な顧問先版は問い合わせが必要です。
- 電話サポート
- メールサポート
- チャットサポート
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能

円簿会計は東京都文京区に本社を構える円簿インターネットサービスが提供するクラウド型会計ソフト。無料ながら高性能の会計ソフトとして人気を博しており、機能、操作性、セキュリティの3拍子揃った製品です。
法人向けの決算書の作成が可能で、さまざまな業態、業種で利用することができます。経理初心者でも分かりやすい画面構成となっており、簿記の知識のない方でも利用できると好評です。インターネット環境があればいつでも、どこでも作業ができるので、外出・出張が多い会社、テレワークを導入している企業でも重宝するでしょう。バージョンアップや保守費用についても全て無料ですので大変お得な製品です。データは関西と関東のサーバーで二重保管をしているので、万が一の際にもデータ消失の心配がありません。
そのほか、弥生会計からのデータ取り込みが可能で、乗り換える場合は再入力の手間がありません。最新版の弥生会計に戻すこともできるので、実験的に使ってみたい方にもおすすめです。
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 決算書の作成機能
- Windows対応
- クラウド
- モバイルブラウザ
- 通信の暗号化

Main財務管理は大阪市北区に本社を構えるメインソリューションが提供する会計ソフトです。豊富な管理機能と優れた操作性で高い人気を獲得しており、有料ソフトに匹敵するサービスを展開しています。
搭載している機能は仕分け処理、会計帳票、分析帳票、消費税対応、決算処理、手形管理など。その他、各種データ管理などもできるので会計ソフトとして必要な機能はほぼ網羅していると言っても良いでしょう。分析・各種評価機能による戦略的活用も可能です。ソフトはHP上からダウンロード可で、バージョンアップも無料で対応しています。
初回導入でサポートが必要な方は別途5万円で指導を依頼することも可能。その後はずっと無料で使えるので、導入に不安のある方にはおすすめです。今ならIT導入補助金が利用できるので、制度を活用して導入に関する相談をすることもできます。
- 電話サポート
- メールサポート
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 消費税集計表の作成機能

HANJO法人会計は東京都渋谷区に本社を構えるカシオ計算機が提供する会計ソフト。飲食店経営者向けの専用ソフトで、経理作業を効率化するだけでなく、儲かるヒントまで提供する画期的な製品です。
仕分けNAVI機能により面倒な記帳や仕分けは全て自動化。明細はスマートフォンで撮影するだけでOKですので、データ入力の手間がかかりません。ソフト導入後は仕分けの手間は3分の1に削減できるでしょう。また決算書や元帳など各種帳票も自動作成できるので大変便利です。そのほか、経営NAVI機能により経営上のデータを可視化できるので、経営推移も一目で確認できます。
なお、料金については申込み月の翌月末まで無料です。3か月目以降については機能制限ありで無料で使い続けることができます。飲食店経営の方で、まずは無料で試したいという方には最適の会計ソフトでしょう。
6.【比較表つき】無料トライアルで試せる会計ソフト5選
無料トライアルとは、一定期間、無料でソフトを試せることを指します。有料版と同じ機能を無料で試すことができるので、実際にソフトを導入してからの業務プロセスのイメージがつきやすくなります。会計ソフトは本格導入前に一度試しておくと失敗がないので、ぜひここで紹介するトライアルサービスは積極的に活用しましょう。なお、月額利用料や初期費用、主な機能などの詳細は表をご確認ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので、比較表と併せて会計ソフト選びの参考にしてください。

マネーフォワードクラウド会計
マネーフォワード クラウド会計は東京都港区に本社を置くマネーフォワードが提供する会計ソフトです。WindowsだけでなくMacにも対応しておりスマホアプリでの作業も可、幅広いユーザーニーズを満たしています。
特徴は銀行口座やカードの取引明細を自動取得できる点と自動仕分けに対応している点です。そのほか、他社会計ソフトからの乗り換えも簡単で、決済・POS・クラウドソーシング等と連携も可。クラウド型でバックアップ体制も充実しており、事故や災害など万が一の際にもデータ保全は万全です。
料金プランは会社の規模感に合わせて3種類用意。小規模法人向けの「スモールビジネス」は月額2,980円~、複雑な会計処理を行う法人向けの「ビジネス」は月額4,980円~。上場企業向けの「エンタープライズ」は要問合せです。最もおすすめなのはビジネスプランで、最初の1ヶ月間は無料でお試しいただけます。
- メールサポート
- チャットサポート
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能

PCAクラウド会計
PCAクラウド会計は東京都千代田区に本社を構えるピー・シー・エーが提供する会計ソフト。充実した会計機能と柔軟な連携機能、基幹業務の効率化を目指す方におすすめです。
元帳・試算表・決算票は日常の伝票を入力するだけで自動作成。インターフェースも分かりやすく、全体的に使いやすい親切な設計です。サポート&セキュリティ体制も定評があり、内部統制、制度改正対応、外部脅威対策も万全。
料金プランはクラウド版とサブスク版の2種類を提供しています。いずれも無料トライアルサービスがあり「PCAクラウド」は 3ヶ月無料体験サービスを実施、サブスク版はオンプレミス型の「PCAソフト」体験版のダウンロードが可能です。
なお、進化版で中堅企業向けのPCAクラウド会計hyperもあり、こちらも最初の3ヶ月は無料体験が可能です。PCAクラウド会計からのアップグレードにも対応しています。

勘定奉行クラウドは東京都新宿区に本社を置くオービックビジネスコンサルタントが提供する会計ソフトです。
特徴は取引入力の自動化、経営状況のリアルタイム可視化、決算・消費税申告の自動作成など。1ライセンスごとに「専門家ライセンス」を無償で提供しているので、顧問税理士ともデータの共有が可能です。セキュリティも万全で24時間365日の運用監視、全てのデータは暗号化で保護されます。
また、電話サポートを中心にweb、FAXなどさまざまなサポートを用意。具体的な操作方法を案内するリモートサービスも実施しているので、会計ソフトが初めての方にもおすすめです。
料金プランは全部で3種類で、最安の「iAシステム」は初期費用5万円、利用料は年額16万円。上位版の「iBシステム」は初期費用6万円、利用料年額20万円、最上位の「iSシステム」は初期費用7万円、利用料は年額24万円で契約可能です。なお、最初の30日間は無料お試しができます。
- 電話サポート
- メールサポート
- 電子帳簿保存法対応
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引明細の自動取込機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
- キャッシュフローレポートの作成機能
- 収益レポートの作成機能
- 費用レポートの作成機能

ジョブカン会計
ジョブカン会計は多機能ながら使いやすい会計ソフトです。特徴はツールの操作が苦手な方でも簡単に操作ができるUI/UXデザインに設計されている点でしょう。取引先や科目などはクリックするだけで選択が可能。キー操作のみだけ入力することができるため、初心者でも安心して使用することができます。
また、30日間の無料トライアル期間を実施。期間中でもカスタマーサポートのサービスを受けることができるため、操作や導入に関する疑問を解消してから導入が可能でしょう。
ジョブカン勤怠管理や経費精算など他のジョブカンシリーズと連携が可能です。会計に関連にする業務を効率化したい場合にはおすすめです。
- 電話サポート
- メールサポート
- チャットサポート
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能

弥生会計 オンラインは東京都千代田に本社を構える弥生が提供する会計ソフトです。会計業務も経営もアシストしてくれる製品で、取引データは自動読み込み、仕分けも自動で行ってくれます。会計帳簿や決算書の作成、経営に関わるレポート作成もできるので、経営に専念をしたい方にはおすすめです。
料金プランは「セルフプラン」と「ベーシックプラン」の2種類。セルフプランについては全ての機能が初年度0円で使えるキャンペーンを実施中です。翌年から年額2万6,000円になりますがキャンセルもできるので、1年使ってみてから改めての見直しも可能。ベーシックプランは初年度1万5,000円で、操作質問や業務相談なども利用できます。
なお、一部の機能を無料で試せる「無料体験版」も提供しており、最大2ヶ月利用可能です。パッケージ版の弥生会計は最大15カ月無料で利用できます。
- 電話サポート
- メールサポート
- チャットサポート
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
7.無料プラン・トライアルがあるスマートフォン(アプリ)対応の会計ソフト2選
スマートフォンからでも利用が可能な会計ソフトを紹介します。

Zoho Booksは会計フローの効率化とチームでの共同作業を行うのに最適な会計ソフトです。特徴は会計業務に一貫して対応している点。売掛金、買掛金など基本的な会計機能に加え、在庫管理や工数管理といった機能も搭載しているため会計業務の効率化を図ることができるでしょう。また、スマートフォンで利用ができる、アプリバージョンも提供。外出先でも財務や支払い状況の確認をすることができます。
ユーザー数と機能に制限はありますが、無料プランを提供しています。企業規模に応じた料金プランが豊富なため、小規模から大規模な会社まで導入を検討することができます。
- 電話サポート
- メールサポート
- チャットサポート
- 取引明細の自動取込機能
- 勘定科目の設定
- 費用レポートの作成機能
- レポートのPDFエクスポート機能
- Windows対応
- クラウド
- モバイルブラウザ

ちまたの会計は非営利組織向けのクラウド会計ソフトです。小さな組織のために開発された初の製品で、自治会、PTA、地域・学校のスポーツクラブ、町内会、地域・企業などで広く活用されています。ブラウザで利用可でインターネットが使える環境ならどこでも作業可能で、面倒なインストールの必要もありません。常に最新バージョンが利用可能です。マルチデバイス対応でパソコン・スマホ・タブレットできます。
搭載している機能は現金・預貯金出納長、科目別台帳、収支計算書、会計機能、分析機能など。操作は簡単で画面に沿って入力をすればOK、家計簿感覚で会計書類を揃えられます。また、団体の財務状況はポータル画面・分析グラフを見れば一目瞭然ですので管理者にとっては重宝するでしょう。1つのアカウントで最大5団体まで登録可、1団体、1会計期で最大2000伝票まで登録できます。登録データは無期限保存ですので引継ぎの際も便利です。
- メールサポート
- Mac対応
- 現預金出納帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
- 収益レポートの作成機能
8.無料で確定申告・青色申告したい個人事業主におすすめの会計ソフト2選
ここからは、無料で確定申告・青色申告したい個人事業主の方におすすめの会計ソフトをご紹介します。個人事業主の方向けの使い勝手の良い会計ソフトは次の2つです。

freee会計
クラウド会計freeeは東京都品川区に本社を構えるfreeeが提供する会計ソフトです。クラウド会計ソフトシェアNo1の製品で、法人だけでなく個人事業主の方にも人気を集めています。
入力画面は分かりやすくガイド付きで、勘定科目も選択するだけ。会計ソフトが初めての方にも使いやすいと高い支持を獲得しています。口座とデータの連携をすれば明細は自動取り込みできるので、経理作業を大幅に省略化することが可能です。
連携銀行数は3,200以上ですので全国どこでも使いやすい会計ソフト。スマホアプリも用意しているので外出先でも作業可、会計業務の負担感を減らしたい方にはまたとない製品でしょう。
料金プランは「スターター」が月額990円、「スタンダード」が月額1,980円、「プレミアム」が月額3,316円です。なお全プラン最大で30日間は無料トライアルを利用することができます。
- 電話サポート
- メールサポート
- チャットサポート
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能

やよいの青色申告オンラインはスマートフォンやPCから青色申告を行うことができるサービスです。特徴は会計知識がなくても日付や金額を入力するだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿が自動作成してくれる点。スマートフォンからの入力も可能なため、場所を問わず申告に必要な情報を入力することができます。
また、銀行明細、クレジットカード取引、レシート・領収書など紙の明細をスマートフォンアプリから撮影するだけでスキャンすることが可能です。読み取ったデータは自動仕訳してくれるため、入力や仕訳にかかる工数を削減してくれます。
最大2か月の無料体験版も提供。自身に合ったシステムか判断したうえで導入することができます。
- 電話サポート
- メールサポート
- 電子帳簿保存法対応
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
9.無料の会計ソフトを選ぶ際に確認すべきポイント
「会計ソフトを導入したいけれど初期コストやランニングコストが心配」という方には、無料の会計ソフトを検討することをおすすめします。無料とはいえ、有料版とそん色ない機能を搭載しているものも少なくないため、業務効率の向上に大いに役立つでしょう。ただ、無料の会計ソフトには注意しなければならない点もあります。以下で紹介する注意点をきちんと把握したうえで、無料の会計ソフトを導入してください。
法人(企業)か個人事業主か
会計ソフトを使用して確定申告を行う際、法人と個人事業主とでは必要となる書類が異なります。
法人の場合、以下の書類を用意しなければなりません。
・総勘定元帳
・領収書綴り
・決算報告書
・法人事情概況説明書
・法人税の申告書
・消費税の申告書
・地方法人税の申告書
・税務代理権限証書
一方、個人事業主の場合は以下の書類のみで問題ありません。
・確定申告書B
・収支内訳書
・青色申告決算書(青色申告の場合)
・青色申告承認申請書 (青色申告の場合)
※青色申告で受けたい控除額によって総勘定元帳が必要な場合もあります。
会計ソフトを導入すればこれらの書類作成をサポートしてもらえるものの、法人向けソフト(プラン)を選ぶのか個人向けソフト(プラン)を選ぶのかによって、作成できる書類が変わってくるため注意しましょう。
クラウド型かパッケージ型か
会計ソフトはクラウド型とパッケージ型があり、それぞれの特徴を掴むことで自社に合うタイプの会計ソフトを選びやすくなります。ここからは、クラウド型とパッケージ型の特徴について解説します。
クラウド型
クラウド型はオンラインで会計処理を行うもので、インターネット環境があればどこでも利用できます。端末を選ばないため出張や外回りが多い方にはおすすめです。
無料で利用できるものも数多くありますが、期間限定のトライアル的な位置付けで、途中から有料というサービスが多いです。有料版の特徴は初期費用は安いことと、月額課金制を採用している点です。利用する限りコストがかかるため、長期利用を前提とする場合はランニングコストについても検討が必要でしょう。
パッケージ型
パッケージ型はソフトをインストールして使います。インストールする端末は限られるため、利用場所が限定されます。無料タイプもありますが、期間限定で無料の製品は期限後に料金を支払わなければなりません。低価格のものも多くコストパフォーマンスには優れており、クラウド型の様にランニングコストの心配もありません。利用端末が限定されても問題ない場合はおすすめです。
必要な機能はすべて備わっているか
会計ソフトを選ぶ際は、必要な機能はすべて備わっているかもチェックしておきましょう。いくら無料でも必要な機能がなければ無用の長物となってしまいます。自社が会計ソフトに求める機能を見極めるには、導入の目的を明確にすることが近道です。会計ソフトを使って何をしたいのかがはっきりすれば、自ずと必要な製品は絞られるでしょう。
また、会計ソフトの多くは中小企業向け、大企業向けなど対象としている企業規模があります。自社の規模感と合う製品を導入すると失敗がないので、ぜひこの点も注目をしてください。
セキュリティやサポート体制は万全か
無料の会計ソフトを選ぶ際はセキュリティやサポート体制についてもよく調べておく必要があります。会計データは会社にとって重要な情報です。クラウド型でもパッケージ型でも外部脅威対策や内部統制は重要な課題であり、堅牢なセキュリティ体制を構築している製品を選ぶことが肝心だと言えるでしょう。
サポート体制については、無料でも充実したサービスを提供している場合もありますが、サポート付きの場合は有料となるケースもあります。安さだけで選ぶと後々後悔することになるので、内容をよく調べておくことがおすすめです。
無料で利用できる期間が設定されているか
無料の会計ソフトを利用する場合は、無料で利用できる期間についての確認が必要です。ソフトによっては期間限定なしで無料利用できるタイプのものもありますが、トライアルの位置付けで無料の期間を限定しているものもあります。その場合、無料期間が終了したあとも継続して利用する場合は、有料で契約することになります。無料を謳っているサービスでも、期間が限定されているかどうか、完全無料のプランはないかなど、利用の際は条件をよく確認してください。
取引件数などに制限があるのか
無料会計ソフトは取引件数が限定的のケースもあります。全ての無料ソフトに制限があるわけではないですが、有料ソフトに比べて限定的な傾向にあります。取引件数に制限があると、利用途中で必要な機能が使用できなくなる可能性があります。業務に支障が出てしまっては、会計ソフトとしては使えません。無料のソフトは魅力的ですが、いざ本格導入した後に必要な機能の不足に気付いても、途中から変更するのは手間と時間がかかってしまうため、取引件数に余裕があるものを選ぶようにしてください。
取引情報の保存機能などに制限があるのか
無料会計ソフトを使う場合は、取引情報の保存機能についても確認が必要です。取引情報の保存に制限があると、毎回情報を入力しなければなりません。
2022年1月1日に改正電子帳簿保存法が施行され、要件を満たした証憑書類を電子保存できるようになりました。今後はペーパレスへの流れが一層加速することが予想されますが、取引情報の保存に制限があると超過分は紙ベースで保管が必要です。一元管理できないのはかえって不都合です。保存機能のスペックについては必ずチェックして、ニーズを満たすソフトを導入するようにしてください。
税制の変更などに対応しているか
税制度は時代と共に変わります。会計ソフトは法制度の改正の影響を受けるため、改正の度にアップデートしなければなりません。しかし、無料の会計ソフトの中には税制の変更に対応していないものもあります。税率などが改正された場合、無料の会計ソフトでも変更に対応できるのかは確認が必要です。
対応している場合も、改正対応に要する時間、回数、期間などの制限についても併せてチェックしておくと良いでしょう。
セキュリティ対策は十分か
会計ソフトに入力するデータは機密情報も含まれます。仮に会計ソフトのセキュリティが甘く情報漏洩した場合、企業が受ける被害は甚大です。会計ソフトのセキュリティレベルはベンダーごとに異なりますが、無料のソフトはセキュリティ対策が甘いおそれもあります。もちろん無料ソフトでも万全の対策をしているものもありますが、実際のところは製品ごとに異なるため、導入の際はセキュリティ要件をチェックしておくことが不可欠です。
10.よくある質問
ここでは無料で使える会計ソフトに関してよくある質問をまとめています。
Q1. 会計ソフトを導入するのに何か準備は必要ですか?
無料で使える会計ソフトを導入する際は、必要な機能は何か見極めることが重要です。会計ソフトを導入する自社の目的を明確にすることで、本当に必要な機能が見えてくるでしょう。
「こんな機能があったらいいな」という視点で考えるとあっという間に欲しい機能が増えてしまいますし、機能は多いほど操作は複雑になり、料金も高くなります。不要な機能は省き、自社にとって本当に必要な機能が揃っている会計ソフトを選ぶことをおすすめします。
Q2. どうして無料で会計ソフトが使えるのですか?
無料会計ソフトは有料版とセットでサービスを提供しているケースが大半です。有料サービスだと導入に慎重になりますが、無料だと利用ハードルが下がるため、ユーザーに気軽に使ってもらえます。無料版で使用感や機能を気に入って有料版に移行する人も多いため、そこで利益が生まれるという仕組みです。無料サービスの提供はベンダーにメリットがないと思われがちですが、トータルでは利益はむしろ大きくなるのです。
11.【まとめ】無料版を試して自社にあった会計ソフトを導入しよう!
いかがでしたか。今回は無料で使える会計ソフトを紹介しました。
初めて会計ソフトを使う場合、まずは無料で試してみるのは有効ですが、最も重要なのは自社に最適の製品を選ぶことです。
ぜひ無料プランを活用して自社にあった会計ソフトを見つけてください!
アイミツSaaSでは、自分にあった会計ソフト選びに関するご相談を受け付けています。
利用料金は無料ですので、以下の「まずは相談する(無料)」からお問い合わせください。



プロが代わりに探して紹介します!