無料で使える会計ソフトおすすめ10選|脱エクセル管理!
エクセルでの会計管理は、一度フォーマットを作ってしまえば難しい操作がないうえに、コスト無しで運用できるメリットがあります。しかし、インボイス制度の影響で、新たに消費税計算の関数やマクロを組む必要があるなど、エクセルでの会計管理には人的コストがかかるため、会計ソフトの導入を検討する企業も多いです。
会計ソフトを導入しようと思っても、初期費用や月額料金など、とにかくコストがかかるイメージを持つ方も多いのではないでしょうか。実は会計ソフトには、無料で使えるものがあります。無料の会計ソフトなら、入出金の自動管理や帳簿作成機能で、会計管理業務をノーコストで効率化できます。
そこで本記事では、無料で使える会計ソフトおすすめ10選を徹底比較します。無料の会計ソフトの注意点、比較選定ポイントも紹介するので、会計管理にコストをかけたくない方はぜひご覧ください。
- 無料の会計ソフトがおすすめな人
- 有料・無料の会計ソフトの違い
- 【比較表】無料で使える会計ソフト(アプリ)
- 【2024年最新】無料で使える会計ソフトおすすめ10選
- 無料の会計ソフトを利用する際の注意点
- 無料の会計ソフトの比較選定ポイント
- まとめ:無料会計ソフトでスムーズに確定申告しよう
- よくある質問
無料の会計ソフトがおすすめな人
会計ソフトとは、会社のお金の出入りを記録・集計し、決算書の作成までを行えるソフトウェアのことです。現金出納帳などの帳簿や貸借対照表、損益計算書、決算書などが作成できます。
そんな会計システムには、無料で使えるものがあります。ここでは、無料の会計ソフトはどのような人におすすめなのか解説していきます。
- エクセル管理から会計ソフトに移行したい人
- 事業規模が小さい中小企業や個人事業主
- 会計知識があり、手厚いサポートは不要な人
- 無料トライアルを試しに使ってみたい人
エクセル管理から会計ソフトに移行したい人
無料の会計ソフトは、エクセル管理から会計ソフトに移行したい人におすすめです。その理由は、CSVの取り込みを行えば、エクセルで管理していた会計データをそのまま会計ソフトに取り込めるから。手間なく経費データの移行が完了します。
多くの会計ソフトでは、エクセル管理から会計ソフトへのデータ移行を想定して、CSV取り込み機能が搭載されているので、エクセル管理から会計ソフト管理へのスムーズなデータ移行が実現できます。
事業規模が小さい中小企業や個人事業主
個人事業主やフリーランスなどといった事業規模が小さい方にも、無料の会計ソフトがおすすめです。無料の会計ソフトの場合、サポートに制限があったり、消費税申告機能に制限があるなど、利用できる機能に制限がある場合が多いです。
しかし、大企業よりも取り扱うデータ量が少ない規模の小さい中小企業や個人事業主であれば、機能制限があっても会計管理を効率化できるでしょう。
会計知識があり、手厚いサポートは不要な人
会計に関する知識がある程度備わっており、手厚いサポートを受ける必要は特段ないという場合にも、無料の会計ソフトをおすすめします。
有料の会計ソフトの場合、利用マニュアルが用意されているだけでなく、メールや電話、チャットなどを通したユーザーサポートも充実しています。しかし、ある程度会計に関する知識があり、サポートを利用する頻度が少ないと考えられる場合には、無料の会計ソフトでも問題ないでしょう。
無料トライアルを試しに使ってみたい人
「利用したい会計ソフトは決まったが、導入後も問題なく扱えそうか不安」という人は、無料トライアルを利用して、口座連携のスムーズさや使いやすさなどを試してみましょう。無料トライアル期間は1ヶ月~2ヶ月です。この段階では契約に至っているわけではないため、もし気になる部分があればすぐに有料プランにせず、ほかの会計ソフトを検討できるメリットがあります。
有料・無料の会計ソフトの違い
有料の会計ソフトと、無料で使える会計ソフトを比較した際、具体的にどのような違いがあるのでしょうか。以下、両者の違いをまとめた比較表をご覧ください。
比較項目 | 有料の会計ソフト | 無料の会計ソフト |
---|---|---|
サポート | 電話などのサポートあり | 細かなサポートがなく、マニュアルを参考して自己解決する |
機能 | 必要な書類を一通り作成できる | 消費税申告書類などを作成できず、作成書類に制限がある |
会計ソフトの有料プランでは、基本的なユーザーサポートを受けられるほか、仕訳データをもとに必要な書類を作成する機能も充実しています。一方で無料の会計ソフトは、基本的な機能を使えますが、消費税申告書類などの必要書類を作成できない等の制限がある場合に注意が必要。無料のため、サポートも期待できません。しっかりとサービス内容やデメリットを確認したうえで利用することが大切です。
機能・サポートが充実した会計ソフトを使いたいなら有料プランも検討しましょう。下記の記事では有料版の中でも価格が安い会計ソフトを紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
【比較表】無料で使える会計ソフト(アプリ)
ここでは、無料で使える会計ソフト(アプリ)の比較表にまとめています。各ソフトの無料プラン、無料トライアル期間、月額料金を比較していますので、ぜひ参考にしてください。
サービス名 | 無料プラン | 無料トライアル期間 | 月額料金 |
---|---|---|---|
円簿会計 | 〇 | - | 年額9,500円~ |
Main財務管理 | 〇 | 1ヶ月間 | 無料 |
フリーウェイ経理Lite | 〇 | - | 3,000円~ |
ちまたの会計 | 〇 | - | 無料 |
freee会計 | - | 30日間 | 1,980円~ |
弥生会計オンライン | - | 2ヶ月間 | 2,316円~ |
マネーフォワードクラウド会計 | - | 1ヶ月間 | 2,980円~ |
やよいの青色申告 オンライン | - | 2ヶ月間 | 年額8,800円~ |
ジョブカン会計 | - | 30日間 | 2,500円~ |
Zoho Books | 〇 | - | 900円~ |
(価格は税抜き)
無料プランは永続的に無料で利用できて、無料トライアルは期間限定での利用になります。なお無料トライアル期間については、キャンペーン期間中で変動することがあるので、注意が必要です。
数ある会計ソフトを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)ができます。
【2024年最新】無料で使える会計ソフトおすすめ10選
ここからは、無料で使える会計ソフトおすすめ10選を紹介します。他社と比較した特徴やメリットも解説するので、ぜひ参考にしてください。
- 円簿会計
- Main財務管理
- フリーウェイ経理Lite
- ちまたの会計
- freee会計
- 弥生会計オンライン
- マネーフォワードクラウド会計
- やよいの青色申告オンライン
- ジョブカン会計
- Zoho Books
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
円簿会計は東京都文京区に本社を構える円簿インターネットサービスが提供するクラウド型会計ソフト。無料ながら高性能の会計ソフトとして人気を博しており、機能、操作性、セキュリティの3拍子揃った製品です。
法人向けの決算書作成が可能で、さまざまな業態、業種で利用することができます。経理初心者でも分かりやすい画面構成となっており、簿記の知識のない方でも利用できると好評です。インターネット環境があればいつでも、どこでも作業ができるので、外出・出張が多い会社、テレワークを導入している企業でも重宝するでしょう。
バージョンアップや保守費用についても全て無料ですので大変お得な製品です。データは関西と関東のサーバーで二重保管をしており、万が一の際にもデータ消失の心配がありません。そのほか、弥生会計からのデータ取り込みが可能で、乗り換える場合は再入力の手間がありません。最新版の弥生会計に戻すこともできるので、実験的に使ってみたい方にもおすすめです。
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 決算書の作成機能
- Windows対応
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Main財務管理は大阪市北区に本社を構えるメインソリューションが提供する会計ソフトです。創業40年のパイオニアによるソフトウェアで、豊富な管理機能と優れた操作性で高い人気を獲得し、有料ソフトに匹敵するサービスを展開しています。
搭載している機能は仕分け処理、会計帳票、分析帳票、消費税対応、決算処理、手形管理など。その他、各種データ管理などもできるので会計ソフトとして必要な機能はほぼ網羅していると言っても良いでしょう。分析・各種評価機能による戦略的活用も可能です。
ソフトはHP上からダウンロード可能で、バージョンアップも無料で対応しています。初回導入でサポートが必要な方は別途5万円で指導を依頼することも可能。その後はずっと無料で使えるので、導入に不安のある企業にはおすすめです。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 消費税集計表の作成機能
-
料金
月3,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
フリーウェイ経理Liteは、東京都千代田区に本社を置くフリーウェイジャパンが提供する会計ソフトです。民間調査会社の調べでは価格満足度、顧客満足度いずれもNo1にランクインし、ずっと使い続けたい会計ソフトとしてもナンバーワンの座を獲得しています。
無料期間無制限で使えるのが特徴で、現在までに39万人を超えるユーザーに使われています。無料ながら機能は充実。仕訳形式・出納帳形式での入力、決算書など各種帳票の出力に対応しています。出力帳票については種類も豊富であらゆる業態のニーズを満たせるでしょう。インストールもバージョンアップも全て無料なので後から料金がかかる心配もありません。
なお、より高度な機能をご希望の方には有料プランも提供。 有料版は企業版と顧問先版があり、企業版は月額3,000円、税理士とデータ共有が可能な顧問先版は問い合わせが必要です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 勘定科目のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
-
料金
無料 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ちまたの会計は非営利組織向けのクラウド会計ソフトです。小さな組織のために開発された初の製品で、38,000を超える自治会、PTA、地域・学校のスポーツクラブ、町内会、地域・企業などで広く活用されています。
ブラウザで利用可でインターネットが使える環境ならどこでも作業可能で、面倒なインストールの必要もありません。常に最新バージョンが利用可能です。マルチデバイス対応でパソコン・スマホ・タブレットできます。搭載している機能は現金・預貯金出納長、科目別台帳、収支計算書、会計機能、分析機能など。操作は簡単で画面に沿って入力をすればOK、家計簿感覚で会計書類を揃えられます。
また、団体の財務状況はポータル画面・分析グラフを見れば一目瞭然ですので管理者にとっては重宝するでしょう。1つのアカウントで最大5団体まで登録可、1団体、1会計期で最大2,000伝票まで登録できます。登録データは無期限保存ですので引継ぎの際も便利です。
- メールサポートあり
- Mac対応
- 現預金出納帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
- 月次推移表の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
- 取引先など補助科目の登録機能
- 収益レポートの作成機能
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
freee会計は東京都品川区に本社を構えるfreeeが提供する会計ソフトです。クラウド会計ソフトシェアNo1の製品で、法人だけでなく個人事業主の方にも人気を集めています。
入力画面は分かりやすくガイド付きで、勘定科目も選択するだけ。会計ソフトが初めての方にも使いやすいと高い支持を獲得しています。口座とデータの連携をすれば明細は自動取り込みできるので、経理作業を大幅に省略化することが可能です。連携銀行数は3,200以上ですので全国どこでも使いやすい会計ソフト。スマホアプリも用意しているので外出先でも作業可、会計業務の負担感を減らしたい方にはまたとない製品でしょう。
全プラン最大で30日間は無料トライアルを利用することができます。 なお、料金プランは「スターター」が月額990円、「スタンダード」が月額1,980円、「プレミアム」が月額3,316円です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
弥生会計オンライン
-
料金
年27,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
弥生会計オンラインは東京都千代田に本社を構える弥生が提供する会計ソフトです。登録ユーザー数が280万人を超える実績のあるサービス。会計業務も経営もアシストしてくれる製品で、取引データは自動読み込み、仕分けも自動で行ってくれます。会計帳簿や決算書の作成、経営に関わるレポート作成もできるので、経営に専念をしたい企業にはおすすめです。
料金プランは「セルフプラン」と「ベーシックプラン」の2種類。セルフプランについては全ての機能が初年度0円で使えるキャンペーンを実施中です。翌年から年額2万6,000円になりますがキャンセルもできるので、1年使ってみてから改めての見直しも可能。ベーシックプランは初年度1万5,000円で、操作質問や業務相談なども利用できます。
なお、一部の機能を無料で試せる「無料体験版」も提供しており、最大2ヶ月利用可能です。パッケージ版の弥生会計は最大15ヶ月無料で利用できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
マネーフォワードクラウド会計は東京都港区に本社を置くマネーフォワードが提供する会計ソフトです。顧客満足度が高く、継続率は99%と信頼に厚いサービス。WindowsだけでなくMacにも対応しスマホアプリでの作業も可能で、幅広いユーザーニーズを満たしています。
特徴は銀行口座やカードの取引明細を自動取得できる点と自動仕分けに対応している点です。そのほか、他社会計ソフトからの乗り換えも簡単で、決済・POS・クラウドソーシング等と連携も可。クラウド型でバックアップ体制も充実しており、事故や災害など万が一の際にもデータ保全は万全です。
料金プランは会社の規模感に合わせて3種類用意。小規模法人向けの「スモールビジネス」は月額2,980円~、複雑な会計処理を行う法人向けの「ビジネス」は月額4,980円~。上場企業向けの「エンタープライズ」は要問合せです。最もおすすめなのはビジネスプランで、最初の1ヶ月間は無料でお試しいただけます。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
-
料金
年8,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
やよいの青色申告オンラインはスマートフォンやPCから青色申告を行うことができるサービスです。
特徴は会計知識がなくても日付や金額を入力するだけで、青色申告に必要な複式簿記帳簿が自動作成してくれる点。スマートフォンからの入力も可能なため、場所を問わず申告に必要な情報を入力することができます。
また、銀行明細、クレジットカード取引、レシート・領収書など紙の明細をスマートフォンアプリから撮影するだけでスキャンすることが可能です。読み取ったデータは自動仕訳してくれるため、入力や仕訳にかかる工数を削減してくれます。
最大2か月の無料体験版も提供。自身に合ったシステムか判断したうえで導入することができます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 総勘定元帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 決算書の作成機能
- 勘定科目の設定
ジョブカン会計
-
料金
月2,500円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ジョブカン会計は株式会社Donutsが提供する、多機能ながら使いやすい会計ソフトです。同社はシリーズ累計25万社の導入実績を誇るサービスで、特徴はツールの操作が苦手な方でも簡単に操作ができるUI/UXデザインに設計されている点。ジョブカン勤怠管理や経費精算など他のジョブカンシリーズと連携が可能です。会計に関連にする業務を効率化したい企業にはおすすめです。
取引先や科目などはクリックするだけで選択が可能。キー操作のみだけ入力することができるため、初心者でも安心して使用することができます。
また、30日間の無料トライアル期間を実施。期間中でもカスタマーサポートのサービスを受けることができるため、操作や導入に関する疑問を解消してから導入が可能でしょう。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
- 補助元帳の作成機能
- 残高試算表の作成機能
- 前期比較表の作成機能
-
料金
月1,200円/企業 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zoho Booksはゾーホージャパン株式会社会計が提供する会計ソフト。フローの効率化とチームでの共同作業を行うのに最適な会計ソフトです。
特徴は会計業務に一貫して対応している点。売掛金、買掛金など基本的な会計機能に加え、在庫管理や工数管理といった機能も搭載しているため会計業務の効率化を図ることができるでしょう。スマートフォンで利用ができるアプリバージョンも提供しており、外出先でも財務や支払い状況の確認をすることができます。
ユーザー数と機能に制限はありますが、無料プランを提供しています。企業規模に応じた料金プランが豊富なため、小規模から大規模な会社まで導入を検討することができます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 取引明細の自動取込機能
- 勘定科目の設定
- 費用レポートの作成機能
- レポートのPDFエクスポート機能
- Windows対応
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
以上、機能比較や料金比較でおすすめの会計ソフトを詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
無料の会計ソフトを利用する際の注意点
無料の会計ソフトは気軽に導入できる点がメリットですが、利用の際には下記の点に注意が必要です。
- ユーザーサポートに制限がある
- 消費税申告機能に制限がある
ユーザーサポートに制限がある
無料の会計ソフトでは、ユーザーサポートが制限されている場合があります。有料プランの場合、電話やメール、チャットによるサポートがあります。また、画面共有をしながら、操作のサポートをしたり、仕訳のアドバイスをしてくれるサービスもあります。
しかし無料の会計ソフトでは、基本的に公式サイトで公開されているマニュアルページを参照して運用するので、会計知識がなくサポートを受けながら会計ソフトを運用したい方は注意が必要です。→初心者でも使いやすい会計ソフトはこちら(別記事)
消費税申告機能に制限がある
会計ソフトの無料プランでは、消費税申告機能に制限がある場合があります。消費税申告のために必要な書類作成機能がついていない場合は注意が必要です。
インボイス制度で、免税事業者から課税事業者に変わった事業者も多いかと思います。課税事業者は、消費税の申告義務があるため、消費税の申告のために必要な書類作成まで会計ソフトで行えるのがおすすめです。必ず自社が必要な書類が作成できるか確認しましょう。
多機能の会計ソフトを利用したいなら有料版がおすすめ。別記事「2024年最新比較・おすすめの会計ソフト」では機能性に優れたソフトウェアを紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
無料の会計ソフトの比較選定ポイント
最後に、無料の会計ソフトを比較・選定する際のポイントを解説します。
法人(企業)か個人事業主か
会計ソフトを使用して確定申告を行う際、法人(企業)と個人事業主とでは必要となる書類が異なります。法人の場合、以下の書類を用意しなければなりません。
- 総勘定元帳
- 領収書綴り
- 決算報告書
- 法人事情概況説明書
- 法人税の申告書
- 消費税の申告書
- 地方法人税の申告書
- 税務代理権限証書
一方、個人事業主の場合は以下の書類のみで問題ありません。
- 確定申告書B
- 収支内訳書
- 青色申告決算書(青色申告の場合)
- 青色申告承認申請書 (青色申告の場合)
※青色申告で受けたい控除額によって総勘定元帳が必要な場合もあります。
会計ソフトを導入すればこれらの書類作成をサポートしてもらえるものの、法人向けソフト(プラン)を選ぶのか個人向けソフト(プラン)を選ぶのかによって、作成できる書類が変わってくるため注意しましょう。→法人向け会計ソフトはこちら(別記事)
無料プランか無料トライアルか
無料の会計ソフトを利用する場合は、無料で利用できる期間についての確認が必要です。無料の会計ソフトは、期間に制限がない「無料プラン」か、期間に制限がある「無料トライアル」を提供しています。無料プランは、期間に制限がないため、永続的に利用可能です。無料トライアルの場合、無料トライアル期間が終了したあとも継続して利用したい場合は、有料で契約することになります。無料を謳っているサービスでも、期間が限定されているかどうか、完全無料のプランはないかなど、利用の際は事前に条件を確認しましょう。
必要な機能があるか
会計ソフトを選ぶ際は、必要な機能がすべてあるかチェックしておきましょう。いくら無料でも必要な機能がなければ会計管理を効率化できません。自社が会計ソフトに求める機能を見極めるには、導入の目的を明確にすることが近道です。会計ソフトを使って何をしたいのかがはっきりすれば、自ずと必要な製品は絞られるでしょう。
また、無料で使える会計ソフトの多くで機能制限があります。無料プランの中で、自社に必要な機能があるか事前に確認しましょう。また、会計ソフトの多くは個人事業主向け、中小企業向け、大企業向けなど対象としている企業規模があります。自社の規模感と合う製品を導入すると失敗がないので、ぜひこの点も注目をしてください。
セキュリティ対策は十分か
会計ソフトに入力するデータには機密情報も含まれます。仮に会計ソフトのセキュリティが甘く情報漏洩した場合、企業が受ける被害は甚大です。会計ソフトのセキュリティレベルは会計ソフトごとに異なりますが、無料のソフトはセキュリティ対策が甘いこともあります。もちろん無料ソフトでも万全の対策をしているものもありますが、実際のところは製品ごとに異なるため、導入の際はセキュリティ要件をチェックしておくことが不可欠です。
クラウド会計ソフトかパッケージ会計ソフトか
会計ソフトはクラウド型とパッケージ型があり、それぞれの特徴を掴むことで自社に合うタイプの会計ソフトを選びやすくなります。ここからは、クラウド型とパッケージ型の特徴について解説します。
クラウド型
クラウド型はオンラインで会計処理を行うもので、インターネット環境があればどこでも利用できます。端末を選ばないため出張や外回りが多い方にはおすすめです。無料で利用できるものも数多くありますが、期間限定のトライアル的な位置付けで、途中から有料というサービスが多いです。有料版の特徴は初期費用は安いことと、月額課金制を採用している点です。利用する限りコストがかかるため、長期利用を前提とする場合はランニングコストについても検討が必要でしょう。
パッケージ型
パッケージ型はソフトをインストールして使います。インストールする端末は限られるため、利用場所が限定されます。無料タイプもありますが、期間限定で無料の製品は期限後に料金を支払わなければなりません。低価格のものも多くコストパフォーマンスには優れており、クラウド型の様にランニングコストの心配もありません。利用端末が限定されても問題ない場合はおすすめです。→パッケージ型のおすすめ会計ソフトはこちら(別記事)
まとめ:無料会計ソフトでスムーズに確定申告しよう
エクセル管理での会計管理に手間がかかっているなら、無料の会計ソフトの導入がおすすめ。ノーコストでスムーズに確定申告のための資料作成ができます。注意したいのは、無料の会計ソフトでは、サポート体制に制限があったり、消費税申告ができない会計ソフトもあること。自社に必要な機能があるか事前に必ず確認しましょう。
PRONIアイミツでは、さまざまな条件で会計ソフトを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
→会計ソフトのランキングはこちら
しかし、会計ソフトは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
会計ソフトについて、よくある質問に回答します。
初心者におすすめの無料会計ソフトは?
初心者におすすめの無料会計ソフトは、分かりやすい画面構成で、直感的に操作できるソフトです。例えば、「円簿会計」「フリーウェイ経理Lite」などがあります。
個人事業主向けの無料会計ソフトのおすすめは?
個人事業主向けの無料会計ソフトは、自社の確定申告に必要な書類を作成できる製品がおすすめです。白色申告か青色申告かによって必要書類は異なり、青色申告の場合は控除額によって総勘定元帳の作成も必要です。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!