【2025年最新】アプリ対応のおすすめ会計ソフト5選
会計ソフトとは、帳簿類や決算書類の作成などの会計業務を効率化するシステムです。長い歴史を持つ会計ソフトですが、クラウドやAIなどのIT技術の進歩によって簿記の知識を持たない方でも使いやすく進歩しており、中小企業や個人事業主などにも導入が拡がっています。
そこで今回は人気のスマホやタブレットのアプリに対応する会計ソフトをご紹介!厳選した5つの会計ソフトの特徴や機能、料金を徹底比較いたします。会計ソフトの導入・乗り換えをご検討中の方はぜひご参考ください。
関連記事:2025年最新のおすすめ会計ソフトを解説
アプリで会計業務を行うメリット
一般的にはパソコンで行われることの多い会計業務ですが、スマホやタブレットのアプリも利用することで次のようなメリットがあります。
時間や場所に囚われない
1つ目のメリットは、時間や場所にとらわれずに帳簿の入力ができる点です。
特に店舗運営者や外出の多い経営者などの場合、会計業務のためにパソコンを開く時間を確保するだけでも一苦労。つい領収書などを溜め込んでしまいがちです。その点、アプリがあればちょっとした隙間時間で仕訳業務を進めることができますし、日々入力を行うことでリアルタイムで収支の把握も可能。効率化を図ると同時に、経営の改善にも役立ちます。
操作しやすいインターフェース
2つ目のメリットは、簿記の知識がない方やPC操作が苦手な方でも扱いやすいインターフェースになっている点です。スマホやタブレットのアプリから数タップで帳簿の入力ができたり、レシートを撮影すれば自動読み込みされたりと、知識も手間もいりません。
多くのアプリでは経理部門がない中小企業や個人事業主を想定した作りになっているため、ストレスなく入力が可能。会計ソフト導入の裾野が拡がる大きな要因となっています。
領収書の管理が楽になる
領収書は最短でも5年間の保管期間が定められており、保管をするのも手間と場所を取られるもの。多くの会計アプリでは領収書の撮影データを保存できる機能が搭載されているため、領収書をもらった時に撮影するだけで領収書の管理が完了。保管の場所を取らず、紛失の危険性からも開放されます。
また帳簿とエビデンスが1つのシステムで管理できるため、領収書を探す手間もなくなり業務の効率化にもつながるでしょう。
【比較表】アプリでも使える会計ソフト
ここからはアプリでも使える会計ソフトを紹介していきたいと思います。まずはご紹介する会計ソフトでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、アプリでも使える会計ソフト選びの参考にしてください。
アプリでも使える会計ソフト5選
ここからは早速、スマホやタブレットのアプリに対応している会計ソフトをご紹介します。機能や特徴も多様ですので、自社に合うものを見つけてみましょう。
freee会計
-
料金
月2,980円~ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「freee」は東京都品川区に本社を構えるfreeeが提供するクラウド会計ソフトです。個人事業主向けと法人向けのサービスを展開しており、スモールビジネスを営むにとって使いやすい会計システムとなっています。
アプリも個人向け/法人向けともに利用可能で、レシート撮影による領収書管理や銀行口座・クレジットカードとの連携による自動仕訳に対応。またAIを搭載した「自動で経理」機能で入力作業がどんどん楽に。簿記知識がなくても直感的に使えるデザインも魅力です。Web版との併用も可能で、売/買掛金管理や資金繰り管理、月次試算表や損益分析などの経営分析機能、決算書類作成など、アプリではカバーしていない充実した機能も利用できます。
料金は法人向けの場合、ミニマムプランで月額2,700円(税込)、ベーシックプラン5,300円(税込)です。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
関連記事:クラウド会計システムfreeeの評判と実態【2025年最新版】
マネーフォワード クラウド会計
-
料金
月2,980円/月 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」は東京都港区に本社を構えるマネーフォワード提供のクラウド会計ソフト/個人向け確定申告システムです。
アプリでは銀行口座やクレジットカードの取引明細からの自動仕訳や領収書の仕訳登録が可能。また、POSレジや各種決済サービス、クラウドソーシングなどとの連携も充実している点も大きな魅力。AIによる勘定科目の自動提案機能も付いており、使うほど入力業務の効率化が図れます。
各種帳票や決算書類、集計表の作成はもちろんのこと、キャッシュフローレポートや収益レポート、費用レポートの自動作成機能も搭載。手間なく経営の見える化を実現します。
法人向けの料金プランは、スモールビジネス/ビジネス/エンタープライズの3種類。いずれも初期費用無料で、小規模法人向けのスモールビジネスプランが年額プランで1ヵ月当たり2,980円(税抜)となります。
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
- 現預金出納帳の作成機能
関連記事:マネーフォワードクラウド会計の評判と実態【2025年最新版】
確定申告アプリ Kaikei
-
料金
年2,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「確定申告アプリ Kaikei」は、東京都新宿区にあるコモレビが提供する会計ソフトです。主に個人事業主向けとして機能が絞り込まれており、iPhone/iPadのアプリのみでの提供。経理の知識がない方でも使い勝手が良く、格安な点が魅力となっています。
カレンダー付きで家計簿のように経費や売上をアプリで簡単に入力でき、入力したデータは1タップでCSV出力が可能。やよい会計、freee、MFクラウド会計などの会計システムへのインポートにも対応しています。また、月間収支レポートや資産残高推移レポートも自動で作成でき、収支状況の把握も可能です。
料金は、無料の通常プラン/スタンダードプラン/オプションプランの3種類。無料プランはCSVファイルの出力回数やデータ登録に上限があります。スタンダードプランの場合、初年度が年額2,800円、2年目以降が年額3,500円となっています。
弥生会計オンライン
-
料金
年27,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「弥生会計」は東京都千代田区に本社を構える弥生が提供する会計ソフトシリーズです。21年連続で売上ナンバー1の実績を誇る会計システムとなっています。
クラウド型の「弥生会計オンライン」には専用のスマホアプリが用意されているほか、弥生製品と連携できるレシート取込アプリもリリース。さまざまな企業・事業主の方のニーズに合わせた使い方ができる会計ソフトになっています。
「弥生会計オンライン」では、レシート自動読み込みのほかにも、銀行口座やクレジットカード、ICカードなどの取引データを自動で仕訳。会計帳簿や決算書類の作成だけでなく、取引・残高レポートや損益レポート、貸借レポートなどを自動で作成でき、経営状況もひと目でわかります。
料金プランはセルフプランとベーシックプランの2種類。セルフプランは初年度無料で2年目以降は年額2万6,000円。サポートが付くベーシックプランは初年度年額1万5,000円で2年目以降は3万円となっています(価格は税抜)。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- 電子帳簿保存法対応
- Mac対応
- 勘定科目のCSVインポート機能
- AIによる勘定科目の提案機能
- 取引先のCSVインポート機能
- 取引明細の自動取込機能
- 仕訳帳の作成機能
タブレット会計
出典:ソリマチ株式会社 https://www.sorimachi.co.jp/officecloud/tablet/
「タブレット会計」は、東京都品川区に本社を構えるソリマチ提供の会計ソフトです。同社は会計事務所を母体としており、60年以上にわたって中小規模事業者向けの会計ソフトを開発してきた実績を持っています。iPad専用の無料アプリで、タブレットのみで決算まで完結できる点が魅力です。
銀行口座やクレジットカードからの自動読み込み・自動仕訳で会計業務を効率化。「最短2タップで仕訳ができ、出納帳も試算表もリアルタイムで確認ができます。領収書やレシートの自動読み込み機能はないものの、データ保存は可能。タブレットで時間や場所を問わずに仕訳作業を進めることが可能です。
料金は完全無料。無料で使えるシンプルな機能の会計システムをお探しの個人事業主・小規模事業者におすすめです。
従業員数 | 100-499人 |
会社所在地 | 東京都品川区東五反田3-18-6 ソリマチ第8ビル |
電話番号 | 03-5475-5301 |
アプリに対応した会計ソフトを選ぶポイント
最後に「何を基準に選んだらいいの?」という方に向けて、アプリに対応した会計システムを選ぶ際のポイントをご紹介しましょう。
対応OSの確認
まずアプリ対応の会計ソフトを選ぶ際に確認すべきポイントは、アプリの対応OSについてです。
会計アプリでは、スマホのみ/タブレットのみに対応しているケースや、スマホ版でもAndroid版がなくiOSのみに対応しているケースも珍しくありません。クラウド型のweb版会計システムと合わせてアプリを使用したい場合でも、事前にアプリの対応OSや対応端末などの動作環境をしっかり確認しておくようにしましょう。
使いやすいデザインか
2つ目のポイントは、使いやすいデザインかどうかです。
アプリに対応している会計システムを導入する主な目的は業務効率化になってきますので、隙間時間で簡単に作業できる操作性が重要になってきます。簿記の知識がない方やPC操作に不慣れな方でも直感的に使える会計アプリが望ましいでしょう。また機能が多すぎることも使いづらさの要因になりますので、必要な機能が多い場合にはweb版と併用できる会計システムを選ぶことをおすすめします。
撮影したデータは自動で仕分けられるか
3つ目のポイントは、撮影したレシートのデータを自動仕訳できる機能が付いているかどうかです。
会計アプリには、撮影データの自動読み込み・自動仕訳機能が付いていないもの/日付や金額の自動読み込みができるもの/勘定科目の読みなどまで行えるものなどさまざまなタイプがあります。こうした機能が充実しているほど料金も高くはなってきますので、毎月入力している量を踏まえた上で検討すると良いでしょう。
まとめ:自社にぴったりの会計ソフトを導入しよう
ここまで、アプリに対応する会計ソフト6選の比較を中心に、アプリで会計業務を行うメリットや、アプリ対応の会計ソフトを選ぶ際のポイントをお伝えしてきました。会計ソフトは会社の規模などによっても適したものが変わってきますし、容易には乗り換えにくいシステムになりますので、導入前の比較検討が重要です。
しかし、アプリ対応の会計ソフトは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、会計ソフト選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った会計ソフトが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
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