帳票のPDF出力ができるワークフローシステム10選【2024年最新】
帳票のワークフローをシステム化し効率的に業務を進めたい企業では、「帳票を電子化したいが、一部は印刷が必要」「帳票をPDF出力して、メール送付したい」という方もいるのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、帳票をPDF出力できるワークフローシステムです。PDF出力ができれば、例えば、見積書をPDF出力して取引先にメールで送付する、紙で管理する必要がある書類を印刷する、という用途にも対応できます。
この記事では、帳票のPDF出力が可能なワークフローシステムを厳選して紹介します。PDF出力機能の活用シーンやワークフローシステムの選び方も解説しますので、帳票をPDF出力して幅広く活用したい企業はぜひ参考にしてください。
- 帳票の保存や他システムとの連携に役立つPDF出力機能
- ワークフローシステムのメリット
- ワークフローシステムの選び方
- 【比較表】帳票のPDF出力ができるワークフローシステム
- 帳票のPDF出力ができるワークフローシステムおすすめ10選
- まとめ:帳票の電子化に最適なシステム選びはPRONIアイミツへ
帳票の保存や他システムとの連携に役立つPDF出力機能
入社手続きや休暇の申請、経費の精算といった業務を一括して行えるワークフローシステム。申請フォーマットの作成から、承認の依頼、承認作業まですべてWeb上で完結できるため、基本的に稟議書や決裁書類を出力・印刷する必要はありません。ペーパーレス化の推進にも大きな効果を発揮します。
ただそうした一方で、「決裁者の承認を得たエビデンスをファイルとして保存しておきたい」「決裁書・稟議書をほかのシステムに取り込みたい」といったニーズも少なくありません。
そこでおすすめなのが、CSVやPDFの出力機能が付いたワークフローシステムです。オンライン上での情報共有が当たり前となった今もなお、出力機能を搭載したシステムは多く、幅広い業種の企業が活用しています。帳票データをCSV出力し、他のシステムと連携して活用したい企業は、「申請情報のCSV出力機能があるワークフローシステムのランキング」をチェックしてみてください。
PDF出力機能の活用シーン
ワークフローシステムにPDF出力機能が搭載されていると、ビジネスにおけるさまざまなシーンで役立ちます。具体例は以下の通りです。
- 営業で相手先に提出する見積書の出力
- 決裁済みデータの一覧の出力
- 契約書手配依頼申請からの送付状・宛名ラベルの作成
- 経費申請からの領収書貼り付け台紙の作成
PDFファイルはセキュリティ面にも優れています。データの閲覧制限や変更制限、印刷制限、コピー制限も実施できるほか、電子署名も可能です。帳票の改ざん防止に力を入れたい場合にも、PDF出力機能は有効です。また、近年ではPDFにあわせてExcelでの出力機能を搭載したシステムも増えているため、自社のニーズに合わせてチェックしてみましょう。
ワークフローシステムのメリット
アイミツがおすすめする製品の紹介に入る前に、まずはワークフローシステムを導入すると具体的にどんな利点があるのか、あらためて整理しておきましょう。
一番のメリットは、なんと言っても稟議・決済のスピードが上がること。書類を前提とするワークフローの場合、申請書を手書きで作成し、決裁者へ直接手渡す必要がありますが、前述のとおりワークフローシステムを導入すれば、そうした作業・やりとりはすべてオンライン上で済ませられます。申請書がほかの書類に埋もれてしまうことや、紛失するリスクもありません。
加えて、場所を選ばずに申請・承認を行えるのも見逃せないメリットです。現在提供されている多くのワークフローシステムはスマートフォンに対応しており、自宅や外出先からも利用できます。ここ数年はテレワーク推進の一環として、ワークフローシステムを導入している企業も少なくないようです。
ワークフローシステムの選び方
ワークフローシステムのメリットを紹介しましたが、導入時にはどのように選ぶべきなのでしょうか。ここからは、おさえておきたい5つのポイントを確認していきましょう。
自社に必要な機能が搭載されているか
どのワークフローシステムを導入するか選ぶ際、PDFによる帳票出力機能をはじめどのような機能を利用したいのか社内で整理し、そのニーズに応えているシステムに絞っていくとスムーズに決められるでしょう。
「ワークフローシステムを導入するからには、機能が多ければ多いほどいいに違いない」と、とりあえず機能数の豊富なシステムを選ぶ方も少なくありませんが、使わない機能が多く搭載されていても意味がありません。自分たちが必要としている機能に焦点を当ててシステムを決めることをおすすめします。
柔軟に承認ルートを設定できるか
承認ルート設定の柔軟性も非常に重要なポイントです。それぞれの稟議・申請によって、承認ルートは異なります。申請金額が一定額を超えると承認者が変わる、部署内全体でチェックし一定数を超えなければ他の部署に回覧されないなど、さまざまな状況が考えられます。幅広いパターンの承認ルートに対応できなければ、せっかくワークフローシステムを導入しても活用できません。多くのシーンで利用できるよう、承認ルートを柔軟にカスタマイズできるものを選びましょう。
既存の申請フォーマットが使えるか
新たなシステムを導入するというだけで、ハードルを高く感じる現場の社員も少なくないでしょう。現在利用中の申請書類フォーマットを変更することになってしまえば、システム導入時に社員教育をしなければならない、慣れるまでに時間がかかってしまうなど、さまざまな面で負担が生じ、反感をかってしまうかもしれません。
システムを導入して効率化はしたいもののフローやフォーマットは変えたくない、システムの導入・定着をスムーズに進めたいという場合には既存のフォーマットも使用できるのかどうか確認しておきましょう。
現在利用中のシステムと連携できるか
自社で利用中のシステムと連携できるかどうかも条件の1つとしてチェックしておきましょう。例えば会計システムや経費精算システムなどと連携可能であれば、決裁後の会計処理が非常にスムーズになります。人事システムと連携できる場合には、人事異動に関する稟議書を作成する際に社員データをそのまま連動させられるでしょう。
外部システムとの連携が可能であれば、ワークフローがスムーズに進むだけでなくその他の諸手続きや処理に関しても円滑に進められるため、より業務効率化を狙いたい場合には対応状況を確認しておきましょう。
料金は予算に見合っているか
ワークフローシステムを選定する場合、必ず確認したいのが料金体系。予算に見合っていない料金体系のワークフローシステムを導入してしまえば、継続的な使用が難しくなってしまうでしょう。
ワークフローシステムはクラウド型で提供されていることが多く、初期費用は無料、あるいは非常にリーズナブルな場合が大半ですが、毎月の利用料金は発生します。1ユーザーあたり月額300〜500円ほどが目安ですが、利用する機能やサポートオプションなどによって変動する場合もあるため、料金についてはきちんとチェックしておきましょう。
関連記事:ワークフローシステムの費用相場
【比較表】帳票のPDF出力ができるワークフローシステム
ここでは帳票のPDF出力ができるワークフローシステムを比較表で紹介します。
サービス名 | 導入形態 | 初期費用 | 月額料金 |
---|---|---|---|
ジョブカンワークフロー | クラウド型 | 無料 | 300円/1ユーザー |
コラボフロー | クラウド型/パッケージ型 | パッケージ型の場合発生(詳細は要問合せ) | クラウド型の場合、500円~/1ユーザー |
Create!Webフロー | クラウド型/パッケージ型 | パッケージ型の場合、60万円発生 | クラウド型の場合、500円/1ユーザー |
X-point Cloud | クラウド型 | 無料 | 500円/1ユーザー |
楽々WorkflowII Cloud | クラウド型 | 50,000円 | 基本料金10,000円+500円/1ユーザー |
Streamline | クラウド型 | 無料 | 330円~/1ユーザー |
ワークフローEX | クラウド型/パッケージ型 | 詳細は要問合せ | 詳細は要問合せ |
ActionPassport | クラウド型/パッケージ型 | パッケージ型の場合、60万円発生 | クラウド型の場合、500円/1ユーザー |
AppRemo | クラウド型/パッケージ型 | パッケージ型の場合、50万円発生 | クラウド型の場合、250円~/1ユーザー |
MAJOR FLOW Z FORM | クラウド型/パッケージ型 | クラウド型:50,000円 パッケージ型:要問合せ |
クラウド型:30,000円/50ユーザー パッケージ型:要問合せ |
帳票のPDF出力ができるワークフローシステムは、製品によって料金や機能が異なります。自社に最適なシステムを選ぶには、コスト面を加味しつつ、帳票のPDF出力以外にも自社の必要な機能があるか確認することも大切です。ワークフローシステムの選定にお悩みの方は、ぜひPRONIアイミツにご相談ください。
帳票のPDF出力ができるワークフローシステムおすすめ10選
ここからは、PDF出力機能付きのワークフローシステムおすすめ10選を紹介します。それぞれの料金や付帯機能、導入実績について詳しく見ていきましょう。
ジョブカンワークフローは、DONUTSが提供しているクラウド型のワークフローシステムです。エイベックス、アシックスをはじめとする有名企業にも利用されており、導入実績は12万社を超えます。
休暇や経費の承認・申請、リマインド通知のほか、PDFによる申請書の一括印刷などの機能を搭載。コストパフォーマンスの良さにも定評があり、ユーザーひとりあたり月額300円(税別)で利用できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 不明点があれば、いつでも確認できるので助かっています。且つ親切に的確なアドバイスをいただけるところが良いです。
- マニュアルが無くても操作しやすい作りとなっている点は高評価。担当者のレスポンスも良く、困りごと解決に親身に寄り添ってくれている。
コラボフローは、導入の手軽さと多彩な機能が人気を集めているワークフローシステムです。Excelで作成した帳票をそのまま申請フォーマットとして登録できるため、プログラミンなどの専門知識は一切必要ありません。
ワークフローの自動分岐、代理承認、決裁データの改ざん防止などといった機能を搭載しており、オプションでPDF出力にも対応しています。
導入も運用も簡単な上、他サービスとの連携機能も充実しているなど、使い勝手抜群の製品です。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- 申請履歴を参照できるので、似た内容の申請をする場合には、一から文章を作る必要がなく、効率的に業務をできる。
- 特に困ることなく、サービスを使用しました。チャットサービスなども使用しましたが、わかりやすく懇切丁寧でした。
Create!Webフローは、インフォテックが提供しているワークフローシステムです。リリース以来、顧客の声を取り入れながらアップデートを重ねてきました。アサヒ飲料、小田急電鉄などといった大手企業にも導入されています。
クラウド版の利用料金は、ユーザー1名あたり月額500円(税別)。低価格でありながらも充実した基本機能を搭載しています。「決裁データ出力オプション」では、PDFやCSVの出力にも対応。サポートが充実しているため、初心者の方でも安心です。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- ワークフローシステムについては詳しくは知らなかったが、客先担当者が親切に対応してくれるので助かっている。
- サポートがしっかりしていて、困ったときに、どうすればよいのかすぐわかるのが、とてもいいと思いました。
X-point Cloudは、さまざまな企業に導入されている人気のワークフローシステムです。申請書のサンプルが1,000種類以上も用意されており、休暇、経費精算、プロジェクトの稟議など、あらゆる申請・承認に対応できます。
機能も充実しており、決裁されたデータはPDFやCSV形式で自動出力することが可能。導入が簡単な上、ユーザーからも高い評価を得ているため、安心して利用できるでしょう。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- フローが見えて、特に操作性にも問題がなく、嫌な気持ちを感じることもなく使うことができる。ボットがあることで、不明点もすぐに解決、効率よく作業を進められる。
- 直感的な仕様で初めてでも迷う事なく使えました。他はまだ試した事がありませんが、今のところ満足出来ています。
楽々WorkflowII Cloud
楽々WorkflowII Cloudは、住友電工情報システム株式会社が提供しているワークフローシステムです。経費や休暇の承認・申請、文書管理、権限設定といった機能を搭載し、PDF・CSV形式での帳票出力にも対応しています。
とりわけ特徴的なのは、ユーザー目線の簡単設計。日ごろ使い慣れたWebブラウザ上で動作し、申請フォーマットの作成や経路の設定にもプログラミングの知識は必要ありません。ワークフローシステムがはじめての企業にもおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- 交通費精算、出張精算、経費精算に加えて事前申請も一本で済ませる事ができる。 承認の際のお知らせもあり見逃すこともない。 なにより5年以上使用しているので使い慣れた。
- ログインした後の画面にアイコンを使ったメニューが表示されるので、やりたいことをすぐに選択できるところが時間短縮にもなってとてもいいと思います。
Streamlineは、業務用アプリやクラウドサービスの開発を手がけるミトリのワークフローシステムです。大手企業をはじめとする1,500社以上の企業に導入されています。
Excelや紙の書式をそのままのレイアウトで取り込むことができ、決裁後はPDFファイルとして保存することも可能です。
複雑なルート設定にも対応できるため、独自仕様による運用もスムーズに進められるでしょう。1ユーザーあたり毎月330(税込)から利用できる点も魅力的です。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請内容の確認と承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
ワークフローEX
ワークフローEXは、Excelをベースに開発されたワークフローシステムです。日ごろ使い慣れた申請フォーマットをそのまま活用できる点が大きな特徴。Webブラウザで動作するため、インストールは不要です。
申請はドラッグ&ドロップで簡単に行え、PDF化機能も搭載されています。データ暗号化による改ざん防止など、セキュリティ体制も万全です。
実績も豊富で、富士ソフト、サイゼリア、パソナテックなどといった有名企業にも利用されています。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
ActionPassportはセキュリティを重視する方におすすめのワークフローシステムで、PDFの帳票出力にも対応しています。
開発・販売を手がけるイーネットソリューションズはiDCサービスを主力事業としており、データセンター運用のプロフェッショナル。24時間の監視体制で管理されるため、機密情報漏洩などの心配は一切いりません。
一方で料金は安く、1ID月額500円から利用できます。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
AppRemoは、システムエグゼが提供しているワークフローシステムです。Excelのフォーマットに対応しており、決裁が済んだ申請書はPDF形式で保存・一括印刷できます。普段の業務にExcelを利用している方にはとくにおすすめのシステムです。
スマートフォンやタブレットにも対応しているため、時間や場所を問わずに利用できる点もメリットでしょう。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- オンプレミス(パッケージ)
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 申請書の作成機能
- 特に不具合もなく、作業するのに困ったことはないです。動きもサクサク滑らかです。 誰でも簡単に使うことができるはず。
- ワークフローシステムは業者の説明があるまでどういうものか不明であった。実際使ってみると仕事の効率化、人員の適材適所に活用度が高いことが分かり大変意義のあるシステムと理解している。
MAJOR FLOW Z FORM
MAJOR FLOW Z CLOUDは、オフィスのさまざまな業務を効率化させるクラウドサービスです。ワークフローシステムも提供されており、並列、部門別などさまざまな申請・承認パターンに対応。簡単な質問から申請書を自動作成できるイベント機能や、PDF形式のエクスポート機能も備えています。
複雑な承認・申請を効率的に行いたい企業には非常に心強いツールでしょう。同シリーズに経費精算ツールもあるため、あわせて導入するのもおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 電話サポートあり
- ISMS
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
まとめ:帳票の電子化に最適なシステム選びはPRONIアイミツへ
今回は帳票のPDF出力できるワークフローシステムをご紹介しました。各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合ったシステムを導入することで、日々の承認・申請業務を効率化できるでしょう。別記事「ワークフローシステムを徹底比較」では多機能でおすすめのシステムを紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
とはいえ、数あるワークフローシステムを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったワークフローシステムが分かる診断(無料)ができます。
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