【2024年最新】電話機を使うならコレ!おすすめのクラウドPBX7選
会社などのオフィスに必要なのが電話機。新規でオフィスを構える方や電話環境を改善したい方、新たに構築しようとしている方にはクラウドPBX(構内交換機)がおすすめです。ネット環境さえあれば場所を問わず利用でき、顧客対応が効率化する便利な機能なども搭載されています。
電話機を利用する際でもクラウドPBXを導入することでどんなメリットが発生するのか、そしてサービスごとにどんな違いがあるのか、その実態と比較ポイントを徹底調査しました。電話機を利用してのクラウドPBXの導入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。
- クラウドPBXとは
- 電話機を使うならSIPフォンがおすすめ!
- 電話機を使いたい人向け!おすすめのクラウドPBX7選
- クラウドPBXのおすすめサービス機能比較
- クラウドPBXのメリット
- クラウドPBXを選ぶポイント
- まとめ:自社にぴったりのクラウドPBXを選ぼう
クラウドPBXとは
PBXとは外線を社内の複数の内線電話につなげたり、内線同士を相互接続する構内交換機のことです。導入の際はハードウェアを購入し、拠点ごとにPBXを設置する必要があります。回線の増減や設定、業者にメンテナンスを依頼するなどコスト面が大きな負担でした。また、IP電話機で外線通話や内線通話を中継できるIP型のPBXもハードウェアの設置が必要という点は、企業にとって負担となっていたでしょう。
これら従来の懸念であった問題を解決するのがクラウドPBXです。インターネット上で通話・通信を行うことで場所を問わず、そして安い費用で電話環境を構築することができるようになりました。ハードウェアを購入する必要がなく、メンテナンスも自社で行えるなどコストを大幅に削減するなどのメリットがあります。
電話機を使うならSIPフォンがおすすめ!
クラウドPBXで利用できる端末はスマートフォン、パソコン、SIPフォンの3種類あります。利用目的に合わせて使い分けができますが、主に事務所に設置する電話機として利用されているのがSIPフォンです。
SIPフォンは通信相手との経路を確立、変更、切断を行う通信プロトコルになり、IP電話の一種。IP電話はVoIPという通信技術が用いられた電話で、音声をデジタル化してインターネット上でやり取りを行います。
また、SIPフォンには2種類のタイプがあります。ハードウェアタイプはパソコンと同じようにルーターからLAN ケーブルで接続して利用。ソフトウェアタイプはパソコンに専用のソフトウェアをインストールしてインターネット経由で通話を行います。SIPフォンは電話工事が不要なため導入コストを削減でき、電話回線を利用した場合に比べて通信料も抑えることが可能です。
電話機を使いたい人向け!おすすめのクラウドPBX7選
それでは、電話機を使いたい方におすすめのクラウドPBXをご紹介します。
Clocoは東京都文京区に本社を構えるCloco株式会社が提供するクラウドPBXです。
法人、個人、季節PBX、携帯電話などの内線化を実現し保留転送、グループ着信、ロケーション&プロバイダフリー通話が可能に。ビジネスフォンの多彩な機能が、屋内外問わずスマートフォンや携帯電話などのモバイル端末でも利用ができます。
オープンソースの活用と高い技術力により、クラウドPBX、CRM(顧客関係管理)の融合を達成。これにより他社を圧倒する顧客数の囲い込みに成功し、収益体質を強化しています。さらに新市場対応のためのクラウドPBXモバイルなどの新サービス投入も行いました。
webからの申し込みで個人なら即日、法人でも3営業日で開通するスピード感も魅力。月額の利用料金は、1回線1,800円と国内電話番号200円(税抜)からです。
- 通信の暗号化
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
GoodLine
GoodLineは、大阪府大阪市に本社を構える株式会社GoodRelationsが提供するクラウドPBXです。低価格・電話機工事が不要・最短2日で稼働できる、などクラウドならではの導入のしやすさが支持され、7,500社以上が利用しています。
離れた拠点や社員のスマートフォンも内線化し、場所を選ばず無料の内線通話で通話料金も大幅カット。LANケーブルを業者に依頼せず自分で付け替えるだけで設置できるSIP電話機も使えます。
クラウドの魅力はほかにも。電話帳や顧客の対応履歴の共有ができる他、通話録音機能や全通話履歴参照、稼働状況通知など会社の電話を「見える化」して把握できることで業務効率化にもつながります。
利用料金はさまざまなプランがあり、2内線のプランだと初期費用2万円、月額3,000円からです。
OFFICE PHONEは、東京都新宿区などにオフィスを構える株式会社ベルテクノスが提供するクラウドPBXです。国内最高レベルの品質を評価され導入累計数は2万社を達成しました。商品の大きな特徴は3つ。
まずは「どこからでも通話が可能」。スマートフォンをビジネスフォンとして利用でき、会社の番号での発信が世界中のどこにいても可能です。
次に「便利機能を標準搭載」。通話録音機能、タブレット受付け、勤怠管理、自動音声対応、名刺管理など実用的なアプリケーションが充実しています。
そして「IT専門家が経営革新サポート」。売上アップや経費削減につながる最新ITのノウハウを、専門家が定期的に提案してくれる支援サポートがあります。導入にかかる初期費用2万4,800円はキャンペーンで無料。運用コストは月額3,400円からです。
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- 代表番号での発信
- 複数電話機のグループ着信機能
まとめてクラウドPBXは、神奈川県横浜市に本社を構える株式会社コヴィアが提供するクラウドPBXです。
この商品には代表回線1本と内線5本の合計6回線が含まれていて、代表着信番号と内線には全て「050番号」がついています。代表番号には業務時間外の「音声自動応答」や「着信転送機能」で、不在時の対応も万全。内線はすべて個々に「離席時の自動転送」や「留守録のメール転送」などの便利機能をIP固定電話機やスマートフォン、ソフトフォンへ設定することが可能です。離れた事業所や自宅、海外拠点、そしてスマートフォンとロケーションフリーで利用できることが大きなメリットだと言えるでしょう。
利用料金がシンプルでわかりやすいことも特徴です。初期費用は0円、月額4,800円(税抜き)から6回線利用できることも大きな魅力だと言えるでしょう。
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
モバビジは東京都千代田区に本社を構えるクラウドテレコム株式会社が提供しているクラウドPBXです。
自社のクラウドPBXとスマホアプリに、NTT東日本・西日本のひかり電話とPanasonicのIP電話機を組み合わせた新しいビジネスフォンサービスで4,000社が導入しています。スマートフォンでもオフィス番号の発着信が可能で、外線・グループ着信・転送といった機能はもちろん、外出先からでも無料で内線通話を利用できるなど働き方に合わせて選べるビジネスフォンです。
日本で唯一の音声品質確保型サービスも大きな特徴で、総務省判定基準の「クラスA」という業界最高峰の音声品質を実現。
月額料金は問い合わせが必要ですが、初月費用は無料で導入時の高額なコスト負担はかかりません。スマホの利用であれば、電話機増設に伴う工事費用も不要です。
- 外線接続機能
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
ナイセンクラウドは、東京都港区に本社を構えるアイティオール株式会社が提供するクラウドPBXです。上場企業から個人事業主まで2,000社以上が導入しています。商品名の由来は「内線クラウド」で、社内ではIP電話機、外出先ではスマートフォン、コールセンター拠点ではパソコンといったように全て内線として無料通話が可能です。
着信時は複数の電話端末が一斉に鳴って接客を行えます。例えばスマートフォン、電話機、パソコン、タブレットなどが日本各地、世界各国にあっても対応することが可能です。
発信時はどんな端末からでも会社の番号として発信することができ、固定電話への発信は3分で8円からという利用料金になっています。ほかにも着信時パソコン画面ポップアップ通知や、全通話録音、通話モニタリングなど実用的な機能も搭載。料金は初期費用1万円、月額2,000円からとなっています。
Flat-Phoneは、東京都江戸川区に本社を構えるFlatAPI合同会社が提供するクラウドPBXです。
世界トップクラスの商用クラウドPBX「3CX Phone System」を大手データセンターにて運用し、IP電話技術を利用して通信コストの大幅な削減や業務効率化が可能に。スマートフォン内線化、IP電話機、Salesforce CTI連携に対応し最新クラウドPBXサービスを低価格で利用できることが特徴です。インバウンド・越境EC対策として中国など世界85カ国の電話番号が利用可能で、AndroidやiPhoneに専用アプリをインストールするだけでスマホ内線化もできます。
料金プランも多様で、例えば5人以下の小規模オフィス適したプランは4回線で初期費用(ライセンス価格)1万5,000円、月額1万5,000円です。
- 内線基本機能
- 転送機能
- 保留機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 中国語
- ACD(着信の自動振り分け)機能
- 03(東京の市外局番)の継続利用
以上、おすすめのクラウドPBX(クラウド電話)を詳しく解説しました。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、クラウドPBX選びの相談を承っています。いくつかの質問に答えるだけで自社におすすめのツールがわかる診断(無料)も用意していますのでぜひご活用ください。
クラウドPBXのおすすめサービス機能比較
クラウドPBXの厳選7サービスを「料金」「サポート」「複数電話機のグループ通話機能」「ネットfax対応」「留守電機能」の5つの項目で比較して表にまとめてみました。クラウドPBX選びの参考にしてください。
料金 | サポート | 複数電話機のグループ通話機能 | ネットfax対応 | 留守電機能 | |
---|---|---|---|---|---|
ClocoクラウドPBX | ①国内電話番号 月200円②フリーコール 月3000円③ナビコール 月11000円④海外電話番号 月150円 | チャット、メール、電話対応あり | ◯ | - | ◯ |
GoodLine | ①SOHOプラン(2内線) 月3,000円②通常プラン基本料金月5000円+各内線ごと月1000円②20内線パックプラン月20000円③40内線パックプラン付き35000円④60内線パックプラン月55000円⑤80内線パックプラン月75000円 | メール、電話対応あり | ◯ | - | ◯ |
OFFICE PHONE | 基本料金月3400円+台数ごと月98円 | チャット対応あり | ◯ | ◯ | - |
まとめてクラウドPBX | 月4800円 | チャット、メール、電話対応あり | ◯ | - | ◯ |
モバビジ | お問合せ | メール、電話対応あり | ◯ | - | - |
ナイセンクラウド | ①ライト 月2000円②ペア 月5000円③プロ 月10000円 | メール、電話対応あり | ◯ | - | ◯ |
Flat-Phone | ①プラン4 月15000円②プラン32 月45000円③プラン256 月250000円 | メール、電話対応あり、簡単導入設定(オペレーションセンターで一括設定代行)有り | - | - | - |
PRONIアイミツでは、そのほかにも多数のクラウドPBXサービスを比較できます。
→クラウドPBXの一覧比較ページ
クラウドPBXのメリット
ここからは、クラウドPBXを導入するメリットをご紹介します。
スマホの内線化
スマホを社内電話として活用できるのはクラウドPBXの大きなメリットです。外出先でも内線を受けられるため円滑な社内コミュニケーションが実現します。さらに社外から着信にも対応できるため、営業の機会損失の防止にもつながるでしょう。外回りの多い企業にとって欠かせないビジネスツールの1つと言って過言ではありません。
導入費用の削減
従来のビジネスフォンは、導入にあたって電話回線の工事やPBXの購入が必要で、初期費用が高い傾向にありました。しかし、クラウドPBXはWeb上に電話交換機の機能を有するため、工事も機器の購入も不要。導入時の費用を大幅に抑えられます。さらに、複数拠点の通話を内線化できるため、場所を問わず通話料が無料に。社外との通話料もビジネスフォンより低価格なため、ランニングストの削減にもつながります。
設定変更・番号追加が容易
電話回線を使ったビジネスフォンの場合、着信拒否など設定変更の際には契約元にわざわざ問い合わせなければなりません。新たに番号を追加する場合にも手続きが必要です。しかし、クラウドPBXであればWebの管理画面からいつでも電話機能の設定を変更できるほか、新番号も簡単に発行できます。事業の拡大・縮小など、企業の変化に合わせて柔軟に運用できる点は大きなメリットでしょう。
クラウドPBXを選ぶポイント
数あるクラウドPBXの中から、自分が必要な機能やメリットにはどのようなものがあるのか。クラウドPBXを選ぶ際のポイントを紹介します。
電話番号はそのまま利用できるか
新しくサービスを導入する際、現在利用している外線番号を継続して使うことができるかどうかという点を確認するとよいでしょう。既存番号でクラウドPBXを利用する場合は、主に回線を移し替える「ナンバーポータビリティ」か、既存回線のままクラウドPBXに接続させる「ゲートウェイ」を用いる方法で行われます。例えば、NTT東・西日本で固定電話を取得した場合など、利用サービスや既存電話番号の回線事業者によっても可否が異なってきますので、事前に確認が必要です。
他機能と連携できるか
クラウドPBXは、メール共有システムやチャとツール、顧客管理システム(CRM)などの業務システムとの連携も可能で、情報の一元管理ができてシームレスに業務を行うことが可能です。顧客情報の管理やオペレーターの稼働状況管理、対応履歴の可視化、顧客満足度対策などをワンストップで行えます。システム全体の使いやすさ・機能性は外部システム連携によっても大きく変わりますので、他機能との連携に強いクラウドPBXを選ぶといいでしょう。
管理者のメンテナンス作業がしやすいか
クラウドPBXはオフィスのレイアウト変更や人事異動の際、社員の増員などで電話機・電話番号の追加が必要になった時にwebで管理者が設定変更を行います。インターネット上のサーバーにハードウェアを用意するため、定期的に業者にメンテナンスをしてもらう必要もありません。主要なサービスはどれもweb上で簡単に設定できるように工夫されていますが違いはありますので、導入前に一度設定画面を確認してみることをおすすめします。
セキュリティは万全か
クラウドのサービスは外部ネットワークと接続するため、セキュリティ面を心配される方も多いでしょう。しかし、近年ではクラウドサービスのセキュリティ機能は大幅に底上げされていて、自社のサーバーにソフトをインストールするオンプレミス型と遜色のないレベルを実現している製品もあります。電話機を使用してクラウドPBXを導入する場合は、ファイアウォールや暗号化、ウイルスチェックなどの機能を提供しているサービスを選ぶことで、リスクを最小化できるでしょう。
まとめ:自社にぴったりのクラウドPBXを選ぼう
テレワーク(場所を選ばない働き方)やBYOD(私的なスマホを持ち込んで業務利用すること)など、変化する働き方に対応するならクラウドPBXを導入するといいでしょう。
「スマホの内線化」によってどこでも通話でき、通話料金も無料。導入費用も安く済むなどさまざまなメリットがあり業務の効率化も図れます。
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