【2023年最新】おすすめの労務管理システム14選【比較表付き】
労務管理は企業の経営に欠かせない業務の1つです。給与計算や保険手続きにミスが発生すれば、従業員からの信頼は落ち、離職のきっかけとなるケースもあります。また、ずさんな労務管理を続けた結果、退職した従業員から損害賠償が請求されることや、業務停止処分が課せられることも珍しくありません。
そうしたトラブルを回避し、労務管理を適切かつ効率的に行うために多くの企業が導入しているのが労務管理システムです。本記事では、発注業者比較サービス「PRONIアイミツ」が厳選した15種の労務管理システムの料金や機能、特徴について紹介していきます。

PRONIコンシェルジュ 真鍋
SaaSツールをお探しの方に、SaaS探しのプロである私たちコンシェルジュがアドバイスします!ツール選びのポイントも解説していますので、ぜひご覧ください。
- 1.労務管理システムとは?
- 2.人気労務管理システムのランキングTOP3
- 3.【比較表】おすすめの労務管理システム
- 4.無料トライアル・プランでおすすめの労務管理システム4選
- 5.【比較】おすすめクラウド型労務管理システム
- 6.おすすめのクラウド型労務管理システム4選
- 7.「PRONIアイミツ」が選ぶ、その他のおすすめ労務管理システム6選
- 8.労務管理システムを導入するメリット
- 9.労務管理システムのデメリット
- 10.労務管理システムを選ぶ際のポイント
- 11.関連おすすめ記事
- 12.まとめ
1.労務管理システムとは?
労務管理システムは、従業員データやマイナンバーの取り込み・管理、雇用契約書の作成、社会・労働保険関連書類の作成といった機能を備えた、人事・総務の業務効率化に役立つツールです。保険については行政窓口への申請がシステム上で行えるため、手書きの申請書類の作成や郵送の手間がかかりません。
また、近年では給与計算や経費精算にも対応している労務管理システムや、クラウド会計ソフトと連携できる労務管理システムも増加傾向にあります。こうしたシステムを導入すれば、人事・総務だけでなく経理業務の生産性向上も見込めるでしょう。
労務管理システムの導入を検討中の方は、まずは無料の見積もりから始めてみてはいかがでしょうか。「アイミツ」では、特に人気の労務管理システムの一括見積もりも可能ですので、労務管理システム選びでお困りの方はお気軽にご利用ください。
2.人気労務管理システムのランキングTOP3
2022年、検索が多かった労務管理システムをご紹介します。コンシェルジュへご相談いただくと、お電話一本でサービスを比較検討できます。TOP3以外も含めて、最適なサービスのご提案、アドバイスもさせていただきます。
製品名 | 特徴 |
---|---|
SmartHR | 労務管理におけるあらゆる局面をカバーできる豊富な機能を搭載しています。 |
arrow | 料金プランが豊富のため、コストパフォーマンスに優れている。誰でも使いやすい設計なのも特徴です。 |
freee人事労務 | 小規模な組織から大規模な会社まで幅広く利用。外部サービスとの連携も充実している、 |
3.【比較表】おすすめの労務管理システム
ここからはおすすめの労務管理システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する労務管理システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、経費精算システム選びの参考にしてください
4.無料トライアル・プランでおすすめの労務管理システム4選
まずは無料トライアルプランがあるおすすめ労務管理システムをご紹介ししていきます。
気軽に利用開始できるので自社にあったシステムなのか気になる方はぜひ参考にしてください。
▼無料プランがある労務管理システムはこちらの記事でもご紹介しています。
無料で始められる労務管理ソフト11選!有料版との違いは?

SmartHR
「SmartHR」は、東京都港区に本社を構えるSmartHRが提供している労務管理システムです。労務管理のあらゆる局面をカバーする豊富な機能を備えているのが特徴で、社会保険・雇用保険の電子申請や人事情報の管理・活用、給与・賞与明細の発行にくわえて、クラウド会計ソフトやグループウェアとの連携にも対応。カスタム社員名簿を使えば、社員名や所属部署などの情報を全社や特定のグループで共有することもできます。
豊富な実績も魅力で、これまでの導入社数は3万社以上。導入先一覧には楽天やテレビ朝日、日清食品などの有名企業も名を連ねているほか、99.5%という継続利用率からも質の高い労務管理システムといえるでしょう。
初期費用が不要となっており、必要最低限のコストで利用できる点も人気を集めている理由のようです。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
「ジョブガン労務HR」は、東京都渋谷区に本社を構えるDonutsが提供している労務管理システムです。シリーズ累計の導入社数は10万社以上にのぼり、日本経済新聞をはじめとするメディアで取り上げられた実績も多数。中小企業にも優しい料金設定も特徴で、初期費用・サポート費用は不要、1ユーザーあたりの月額料金は400円となっています。
リーズナブルでありながらも社員データの管理や保険手続き、年末調整など労務管理の効率化に役立つさまざまな機能が搭載されているほか、「ジョブカン」シリーズ製品との連携にも対応。業種や規模を問わず、幅広い企業におすすめできる労務管理システムといえます。また、電話とメール、チャットによるアフターサポートも利用企業から好評を得ているようです。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 操作ログ取得

「freee人事労務」は東京都品川区に本社を構えるfreeeが開発・販売している労務管理システムです。小規模から中堅まで、幅広い企業で活用されています。
多彩な機能を搭載しているのが特徴で、従業員管理や保険手続き、マイナンバー管理にくわえ、給与明細の自動作成や勤怠管理なども利用することができます。
「会計 freee」や外部の勤怠ソフトとの連携にも対応しているので、人事・総務だけでなく経理業務の効率化を図りたいという場合にもうってつけでしょう。
料金プランは必要な機能に応じて選べる4種が用意されており、もっとも低価格な「ミニマムプラン」は1ヶ月あたり1,980円(税抜)から。従業員の増加や事業の拡大に応じて上位プランに変更ができる柔軟性の高さも魅力的なポイントといえます。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
- 様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。

ジンジャー人事労務(社保手続き)
「jinjer労務」は、東京都新宿区に本社を構えるjinjer株式会社が提供しているクラウド型労務管理システムです。労務に関するすべての書類の自動作成をはじめ、社会保険・労働保険の電子申請、人事情報管理といった機能を備えており、中小企業を中心に豊富な導入実績を誇ります。
人気の理由は優れたコストパフォーマンスで、1ユーザーあたり月額300円で利用が可能。「jinjer」シリーズの他製品も1ユーザー月額200円から500円となっているため、人事管理システムやワークフロー、経費精算システムも同時に導入したいという場合にもおすすめです。
また、システム上の情報はすべて暗号化されるため、漏えいや改ざんなどの心配もありません。提供元がプライバシーマークを取得しているのも安心できるポイントです。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
5.【比較】おすすめクラウド型労務管理システム
ここからはおすすめのクラウド型労務管理システムを紹介していきたいと思います。まずはご紹介する労務管理システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
6.おすすめのクラウド型労務管理システム4選
テレワーク環境下でも業務効率を意識するならクラウド型の労務管理システムをおすすめです。ぜひ参考にしてください。
▼クラウド型労務管理システムのおすすめはこちらの記事でもご紹介しています!
【最新】クラウド型労務管理システム|選び方も解説

「オフィスステーション 労務」は、JASDAQ上場企業・エフアンドエム(大阪府吹田市)が提供している労務管理システムです。日本生命や鹿島建設、エステーなど1万3,000社以上に導入されており、ゼネラルリサーチ社が2020年に行ったモニター調査では労務管理システムとして顧客満足度No.1に選ばれました。
シンプルな画面設計に特徴があり、入退社や保険などの申請書類が誰でも簡単に作成可能。書類の自動作成機能や電子申請機能も備えているので、労務業務の負担軽減に役立つでしょう。
くわえて、通信データとサーバーの暗号化や二重認証、多重ファイアウォールなど金融機関レベルのセキュリティシステムを備えているほか、電話・メールによるサポートが用意されているのも大きな魅力といえます。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 従業員の一覧表示機能
- 従業員による基本情報・プロフィール登録機能
- 家族情報・扶養状況の管理機能

「Gozal」は、東京都渋谷区に本社を構えるBECが提供している労務管理システムです。勤怠データの打刻・管理やワークフロー、給与計算、給与明細書の発行といった機能を搭載しており、累計2,000社を超える企業に利用されています。
何より大きな特徴は、万全のアフターサポート。システム導入時の初期設定はもちろん、マニュアル作成や制度変更時のシステム調整、労務リスク調査まで依頼が可能です。くわえて、希望に応じて残業時間や離職率などのレポート作成や、連携社労士事務所による給与計算や保険手続きの代行も利用することができます。
また、これまでには「Gozal」の導入によって1ヶ月あたりの労務業務の工数が約10分の1になったという事例もあるようです。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- 通信の暗号化
- 従業員基本情報・プロフィール管理機能
- 従業員による基本情報・プロフィール登録機能
- 従業員データのCSVインポート・エクスポート機能
- 家族情報・扶養状況の管理機能
「ARROW」は、東京都渋谷区に本社を構えるS&Aが提供している労務管理システムです。給与・賞与明細や雇用保険被保険者離職票、源泉徴収票などの自動作成や従業員のシフト管理機能、給与計算と連動した打刻アプリケーションなどを備えており、飲食店を中心に人気を集めています。手軽に利用できるリーズナブルな料金設定も特徴の1つ。店舗の規模や利用人数、バックアップ期間などに応じて選べる3種のプランが用意されており、もっとも安価な「Aプラン」は月額1,980円で利用することができます。ほぼすべてのページがマルチデバイスに対応しているほか、各種書類がPDF形式でダウンロードできるのもうれしいポイント。アルバイトスタッフの多い飲食店やサービス店舗などにうってつけの労務管理システムといえるでしょう。
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 従業員による基本情報・プロフィール登録機能
- 住所変更手続きへの対応
- 年末調整の申請手続きへの対応
- 標準報酬月額の変更手続きへの対応
7.「PRONIアイミツ」が選ぶ、その他のおすすめ労務管理システム6選
ここからは、「PRONIアイミツ」がおすすめする6種の労務管理システムを紹介していきます。

クラウドハウス労務
クラウドハウス労務は人事と組織の生産性を向上させる労務管理システムです。特徴は入社手続き、雇用契約、年末調整などの手続きをクラウド上で行う事が可能。管理側と対象者の負担を軽減することができます。従業員のデータベースも構築が可能。労務管理と従業員の情報を一元管理をすることができるため、エンゲージメント向上などの人事施策の手助けをしてくれます。
また、サポート体制も充実してます。導入時に専任の担当者が1~2か月の導入支援を実施。導入後も電話と問い合わせによる継続的なサポートも行っています。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 従業員の一覧表示機能
- 従業員による基本情報・プロフィール登録機能

奉行Edge 労務管理電子化クラウド
奉行Edge 労務管理電子化クラウドは労務関連の申請や管理を一貫して行うことができる労務関連システムです。マイナンバー管理、入退社手続き、電子申請などをはじめ、従業員のやり取りもデジタル化が可能なため、労務管理業務の効率化が可能でしょう。また、サポート体制が充実しているのも特徴。導入前にはヒアリングを行い、会社に合ったシステムを提案。導入後も業務に精通したオペレーターによるサポートをうけることができます。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 通信の暗号化
- 従業員による基本情報・プロフィール登録機能
- 従業員データのCSVインポート・エクスポート機能
- 家族情報・扶養状況の管理機能

HybRid
HybRidは労務コンサルタントが長年の実務経験に基づいて設計された労務管理システムです。特徴は労務管理における埋もれやすい問題を解決できるように設計されている点。扶養家族の追加や年末調整の申請、労働条件通知書など労務に関する申請から手続き、契約までオンライン上で完結することができます。
料金は1ID月額300円から利用が可能。従量課金制を導入しているため、必要な機能に応じて導入することができるため、コストを抑えた導入が行えます。
また、メールとチャットでのサポートが無料なのもポイントでしょう。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証

「sai*reco(サイレコ)」は、東京都千代田区に本社を構えるアクティブアンドカンパニーが提供している労務管理システムです。GMOあおぞらネット銀行、LVMHファッション・グループ・ジャパンなどを幅広い業種の企業に利用されています。
画面がシンプルに設計されているため、システムに関する知識・リテラシーを問わず簡単に操作できるのが特徴。導入企業からの評価も高く、2018年にはグッドデザイン賞を受賞しました。「労務管理システムの利用がはじめて」という企業はもちろん、「ルーティンワークの工数を抑え、より重要な業務にリソースを充てていきたい」という企業にもおすすめといえます。
また機能の面では、従業員データの管理をはじめ、ワークフロー、給与明細の作成機能などを搭載。組織再編などに役立つ異動シミュレーション機能の精度の高さにも定評があるようです。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 従業員基本情報・プロフィール管理機能
- 従業員データのCSVインポート・エクスポート機能
- 家族情報・扶養状況の管理機能
- 人事評価の管理機能

Ceridian Workcloud
「Ceridian Workcloud」は、東京都千代田区に本社を構えるCeridian Dayforce Japanが提供しているクラウド型労務管理システムです。小売販売や会計士事務所など幅広い業種で導入されています。
最大の強みは、さまざまなバックオフィス業務をカバーする多彩な機能を搭載していることです。社員情報やマイナンバーの管理、保険手続きはもちろん、ワークフロー、経費精算管理、出退勤打刻などが利用可能。PCだけでなくスマートフォン、タブレットにも対応しているため、場所を問わず操作することができます。
また、金融機関と同水準のセキュリティ対策を行っているほか、各機能の操作方法などを詳細に解説するヘルプセンターが用意されているので、安心して利用できるのではないでしょうか。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン

「e-AMANO」は、神奈川県横浜市に本社を構える東証一部上場企業・アマノが提供している労務管理システムです。利用人数に応じた10種以上の料金プランが用意されており、30名までの場合は月額9,000円(税抜)、50名までの場合は月額1万5,000円(税抜)。いずれも初期費用はかかりません。
機能の面では入社手続きや雇用契約書の作成、保険手続きの申請・更新、電子申請など、労務管理のルーティン業務に特化。実際の利用者からは「従来と比較すると約3分の1の時間で業務に対応できた」「電子申請の効率化が叶った」といった声が寄せられています。
また、情報の暗号化や操作履歴の保持、アクセス制限といった充実のセキュリティ対策も安心できるポイントではないでしょうか。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 操作ログ取得
- 従業員の一覧表示機能
8.労務管理システムを導入するメリット
ここからは、各システムの特徴を踏まえた上で、労務管理システムの導入で得られるメリットを具体的に解説していきます。
人事や総務の生産性がアップ
労務管理システムを導入する何より大きなメリットは、人事・総務の業務効率の大幅な向上が見込めるということです。実際に多くの企業が「ルーティンワークの手間を軽減したい」「限られたリソースをより重要な業務に活かしたい」といった想いから労務管理システムを導入しています。
冒頭でも説明したとおり、システムを導入すれば、これまで手書きで行っていた書類作成や窓口への申請をシステム上で完結させることができます。こうした作業の負担軽減を図れば、ほかの重要な業務に充てるリソースの確保にもつながるでしょう。
社員同士のコミュニケーションが活発に
労務管理システムのなかには、従業員のプロフィールの閲覧に対応しているものがあります。表示させる情報は管理者側で設定ができるため、個人情報管理の面でも問題ありません。
従業員の名前や所属部署、過去の参加プロジェクトなどが全社で閲覧できれば、「名前は知っているけれど、どんな業務を担当してきた人なのかがわからないから仕事が頼みづらい」といったことがおのずと減り、活発にコミュニケーションをとりながら業務が進められるのではないでしょうか。
9.労務管理システムのデメリット
労務管理システムはさまざまなメリットをもたらすものですが、万能のツールではありません。導入の際は、以下の点にも目を向けてみるようにしましょう。
すべての業務に対応できるわけではない
労務管理システムは多機能化が進んでおり、「人事労務 freee」や「ワーククラウド」のようにプラスアルファの機能を備えたサービスも増えています。しかし、その一方でプロフィール管理や保険手続きに特化したシステムが珍しくないのも事実です。
業務課題によっては、ほかのシステムとあわせて導入をする必要が出てくるかもしれません。
利用規模によっては効果を実感しにくいことも
労務管理システムは業務効率化に役立つツールですが、企業の規模によっては「導入後も従来と業務フローに大きな変化がなく、利用料金以上のメリットが実感できない」というケースもあるようです。
そのため、個人経営の店舗や従業員が5名以下のスタートアップ企業では決して導入を急がず、より手軽に利用できる業務用スマートフォンアプリなどから検討するのも1つの方法ではないでしょうか。
10.労務管理システムを選ぶ際のポイント
最後は、実際に労務管理システムを選ぶ際に注意したい3つのポイントを解説していきます。
機能
ひとくちに労務管理システムといっても、実装している機能はサービスによってさまざまです。まずは実際にシステムを利用する現場のスタッフにヒアリングを行い、現状の業務フローや課題をしっかりと整理した上で、ニーズにマッチしているシステムを選びましょう。
業務課題が多岐にわたり、1つのシステムで解決が難しい場合は、シリーズ製品や外部システムとの連携に対応しているものを選ぶのもおすすめです。
料金体系
労務管理システムは、料金体系もシステムによって異なります。1ユーザーあたりの月額料金が低価格であっても、利用人数に制限が設けられているものや、初期費用が別途発生するものもあるので注意が必要です。
また、システムによっては一度契約をすると一定期間解約やプランの変更ができないこともあるので、その点についても必ず確認するようにしましょう。
セキュリティ体制
労務管理システムでは従業員1人ひとりの経歴や年収、家族構成といったセンシティブな情報を扱うこととなるため、セキュリティ対策も大切なポイントです。
ほとんどの労務管理システムは、2段階のログイン認証やアクセス制限、ログ管理といったセキュリティ関連機能を備えていますが、より万全を期すならプライバシーマークやISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)の認証有無も確認するのがおすすめ。くわえて、上場企業や金融機関への導入実績のあるシステムであれば、より安心といえるでしょう。
11.関連おすすめ記事
ここまで労務管理システム選ぶポイントを解説してきました。システムを選ぶ際には、機能や料金体系とありましたが、次の記事でもおすすめシステムを条件に合わせてご紹介しています。合わせてご参考ください。
12.まとめ
本記事では「アイミツ」が厳選した15種の労務管理システムの機能や特徴を紹介するとともに、導入メリット・デメリット、システム選びのポイントを解説してきました。
紹介した労務管理システムはいずれも豊富な導入実績を誇り、入社手続きや保険の申請などさまざまな局面で効果を発揮しています。労務管理に課題を抱えている企業は、ぜひ導入を検討してみてはいかがでしょうか。
なお「PRONIアイミツ」では、人気の労務管理システムの一括見積もりや資料請求が可能です。
「複数の労務管理システムを比較してみたい」という方はもちろん、「自社の予算や課題解決に合った労務管理システムが知りたい」という方は、お気軽にお問い合わせください。



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