おすすめのクラウド型労務管理システム11選を徹底比較【2024年最新】
労務管理は企業の経営に欠かせない業務の1つです。給与計算や保険手続きにミスが発生すれば、従業員からの信頼は落ち、離職のきっかけとなるケースもあります。また、ずさんな労務管理を続けた結果、退職した従業員から損害賠償が請求されることや、業務停止処分が課せられることも珍しくありません。そうしたトラブルを回避し、労務管理を適切かつ効率的に行うために多くの企業が導入しているのが労務管理システム(労務管理ソフト)です。
本記事では、労務管理システムの導入メリットや選び方を解説したうえで、2024年最新のおすすめ労務管理システム11選を紹介します。ぜひ比較検討の参考にしてください。
- 労務管理システムとは
- 労務管理システムの比較表
- 【2024年最新】おすすめのクラウド型労務管理システム11選
- 労務管理システムを導入するメリット
- 労務管理システムの選び方
- まとめ:自社に最適な労務管理システムを選びましょう
労務管理システムとは
労務管理システム(労務管理ソフト)は、従業員の労働時間の管理、社会保険や福利厚生の管理、安全衛生管理を効率よく行うためのツールです。これらの労務管理業務は、範囲が広く、法規制への適応も必要です。手作業で行うと、時間がかかるうえに人的ミスのリスクも伴います。特に従業員数が多い、または頻繁に入退社が発生する企業では、人事労務担当者の負担が大きいです。
労務管理システムの導入により作業時間とミスの削減が実現して、担当者の負担が軽減されます。さらに、勤怠管理や給与計算の効率化にもつながるため、企業のコスト削減にも効果的です。
労務管理システムの主な機能
労務管理システムには以下のような機能を搭載しています。
機能 | 詳細 |
---|---|
入退社手続き | 従業員から個人情報を集め、その情報をもとに役所などに提出する書類(社会保険・雇用保険の資格取得届、扶養控除等申告書など)を作成・提出 |
雇用契約書の作成締結 | 雇用契約書や秘密保持誓約書の作成・配布・締結を行う |
年末調整の手続き | 年末調整に必要な書類(源泉徴収票、保険料控除申告書など)を自動で作成し、役所への電子申請が可能 |
従業員情報の一括管理 | 従業員の個人情報(住所や扶養家族など)やマイナンバーを管理 |
サービスによっては勤怠管理・給与計算機能も搭載しています。ただし、どの機能もすべての労務管理システムに搭載しているわけではなく、サービスによっては別システムを導入しないと使えない場合があります。
労務管理システムのタイプ
労務管理システムは、2つのタイプに大別できます。タイプによって向いている企業も異なるので、どちらが自社に向いているか確認しましょう。
タイプ | 特徴 | 向いている企業 |
---|---|---|
汎用型 | 基本的な労務管理機能を幅広く搭載。給与計算や給与明細、勤怠管理といった労務管理以外の業務まで対応可能。 | バックオフィス業務全般を効率化したい企業 |
特化型 | 特定の業務に焦点を当てて設計された労務管理システム。必要な機能だけ追加することできる。 | 必要な機能だけ導入したい企業 段階を踏んでシステムを導入したい企業 |
労務管理システムの比較表
PRONIアイミツがおすすめする労務管理システム(労務管理ソフト)を、比較表にまとめました。11サービスの初期費用・月額料金を比較できるので、労務管理システムの選定にお役立てください。
サービス名 | 初期費用 | 月額料金 | 無料トライアル |
---|---|---|---|
SmartHR | 無料 | 無料(¥0プラン) ※ほかのプランの月額料金は、要お問い合わせ |
○ |
オフィスステーション 労務 | 110,000円 | 440円/人 | ○ |
マネーフォワード クラウド社会保険 | 要お問い合わせ | 900円~(個人向け) 2,980円~(50名以下の法人) 要お問い合わせ(51名以上の法人) |
○ |
ジョブカン労務HR | 無料(中小規模の企業) 要お問い合わせ(大規模の企業) |
0円~(中小規模の企業) 要お問い合わせ(大規模の企業) |
○ |
freee人事労務 | 無料 | 2,000円~ | ○ |
奉行Edge 労務管理電子化クラウド | 無料 | 15,000円~ | ○ |
ジンジャー人事労務 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | ○ |
Dayforce Workcloud | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ |
e-AMANO人事届出サービス | 無料 | 9,900円~ | ○ |
sai*reco | 要お問い合わせ | 220円~ | ○ |
クラウドハウス労務 | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ | 要お問い合わせ |
「ジョブカン労務HR」は中小企業なら初期費用・月額費用無料で導入できるので、費用を抑えて導入したい企業におすすめ。「オフィスステーション 労務」「マネーフォワード クラウド社会保険」「sai*reco」なら月額料金1,000円未満のため、ランニングコストを抑えたい企業に向いています。
「労務管理システムを導入したいけどサービスを探す時間がない」とお悩みなら、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った労務管理システム(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間や、ツールを比較検討する時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
【2024年最新】おすすめのクラウド型労務管理システム11選
2024年現在、おすすめのクラウド型労務管理システム(労務管理ソフト)11選を詳しくご紹介します。特徴も比較して労務管理システムを選定しましょう。
- SmartHR
- オフィスステーション 労務
- マネーフォワード クラウド社会保険
- ジョブカン労務HR
- freee人事労務
- 奉行Edge 労務管理電子化クラウド
- ジンジャー人事労務
- Dayforce Workcloud
- e-AMANO人事届出サービス
- sai*reco
- クラウドハウス労務
SmartHR
「SmartHR」は、株式会社SmartHRが提供する労務管理システムです。労務管理のあらゆる局面をカバーする機能を具えているのが特徴で、社会保険・雇用保険の電子申請、人事情報の管理・活用、給与・賞与明細の発行にくわえて、クラウド会計ソフトやグループウェアとの連携にも対応。カスタム社員名簿を使えば、社員名や所属部署などの情報を全社や特定のグループで共有することもできます。
豊富な導入実績を有しており、これまでの導入社数は3万社以上。導入先には楽天やテレビ朝日、日清食品といった有名企業も名を連ねているほか、99.5%という継続利用率を誇ります。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
オフィスステーション 労務
「オフィスステーション 労務」は、株式会社エフアンドエムが提供する労務管理システム。日本生命や鹿島建設、エステーなど1万3,000社以上に導入されています。シンプルな画面設計に特徴があり、入退社や保険の申請書類が誰でも簡単に作成可能です。書類の自動作成機能や電子申請機能も具えているので、労務業務の負担軽減に役立ちます。
くわえて、通信データとサーバーの暗号化や二重認証、多重ファイアウォールなど金融機関レベルのセキュリティシステムを具えているほか、電話・メールによるサポートが用意されているのも大きな魅力です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
マネーフォワード クラウド社会保険
「マネーフォワード クラウド社会保険」は、株式会社マネーフォワードが提供する労務管理システムです。シリーズ累計で10万社に利用されており、さまざまな業界の企業が導入しています。同シリーズの別システムとの連携が強みで、クラウド給与との連携では給与計算データと従業員情報の一元管理が実現し、書類作成や申請手続きにおける業務効率やコスト削減が図れます。また、一つのサービスに情報を入力すれば連携しているほかのサービスにも反映されるので、正確かつ効率的な情報管理が可能に。
料金プランは個人事業主用と法人用が用意されているため、さまざまなニーズにも対応できるシステムです。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- 従業員の一覧表示機能
- 従業員基本情報・プロフィール管理機能
- 従業員データのCSVインポート・エクスポート機能
- ステータス(在職・休職・退職)の管理機能
- 電子申請(e-Gov電子申請)への対応
- 入社手続きへの対応
- 退職手続きへの対応
「ジョブカン労務HR」は、株式会社DONUTSが提供する労務管理システム。シリーズ累計の導入社数は20万社以上にのぼり、日本経済新聞をはじめとするメディアで取り上げられた実績も多数あります。中小企業にも嬉しい料金設定も特徴で、初期費用・サポート費用は不要、1ユーザーあたりの月額料金は無料もしくは400円です。
リーズナブルでありながらも社員データの管理や保険手続き、年末調整など労務管理の効率化に役立つさまざまな機能を搭載。ジョブカンシリーズとの連携にも対応しているため、ジョブカンシリーズの中から利用したいプロダクトを追加で導入すれば、自社にカスタマイズされたシステムを作れます。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- 操作ログ取得
「freee人事労務」は、フリー株式会社が提供する労務管理システムです。個人事業主から法人、会計事務所までさまざまな事業者に利用されており、従業員数1名から1,000名程度まで対応可能。特徴は多彩な機能の搭載という点で、従業員管理や保険手続き、マイナンバー管理にくわえ、給与明細の自動作成や勤怠管理もできます。「freee会計」や外部の勤怠ソフトとの連携にも対応しているので、経理業務の効率化にも貢献します。
ツール導入が初めての企業でも導入を進められるよう、上申資料の作成や進め方もサポートします。また、導入アドバイザリーを利用すれば、既存業務の見直しから、要件定義の助言、操作方法のレクチャーを専任担当者から受けられます。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 以前に利用していたking of timeより使いやすいのと給与明細や源泉徴収票、給与振込先の登録など一括して全てを賄えるので。
- 様々な勤務状態における入力方法が簡易で楽であるために、勤怠管理がやりやすい。また入力画面が見やすい。
奉行Edge 労務管理電子化クラウド
「奉行Edge 労務管理電子化クラウド」は、株式会社オービックビジネスコンサルタントが提供する労務関連システム。入退社手続き、電子申請、マイナンバー管理をはじめ、労務管理に関する全業務をデジタル化でき、業務効率化に寄与します。奉行シリーズと連携することにより、総務・人事・労務業務も定型化・デジタル化が可能です。
セキュリティに関しては、データの暗号化や24時間365日監視を実施しています。また、国際認証SOC1、SOC2報告書の取得や、FISC安全対策基準に準拠しており、安全に利用できるサービスです。
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 通信の暗号化
- 従業員による基本情報・プロフィール登録機能
- 従業員データのCSVインポート・エクスポート機能
- 家族情報・扶養状況の管理機能
ジンジャー人事労務(社保手続き)
「ジンジャー人事労務」は、jinjer株式会社が提供する労務管理システムです。労務に関する書類の自動作成をはじめ、社会保険・労働保険の電子申請、人事情報管理の機能を具えており、中小企業を中心に豊富な導入実績を誇ります。コストパフォーマンスが優れており、1ユーザーあたり月額300円で利用が可能。jinjerシリーズの他製品も1ユーザー月額200~500円となっているため、人事管理システムやワークフロー、経費精算システムも同時に導入したい場合にもおすすめです。
また、システム上の情報はすべて暗号化されるため、漏えいや改ざんの心配もありません。さらに、プライバシーマークを取得している点も安心できるポイントです。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 冗長化
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
Dayforce Workcloud
「Dayforce Workcloud」は、 Dayforce Japan株式会社が提供する労務管理システムです。小売販売や会計士事務所など幅広い業種で導入されています。強みは、さまざまなバックオフィス業務をカバーする多彩な機能を搭載していること。社員情報やマイナンバーの管理、保険手続きはもちろん、ワークフロー、経費精算管理、出退勤打刻が利用可能。PCだけでなくスマートフォン、タブレットにも対応しているため、場所を問わず操作できます。
金融機関と同水準のセキュリティ対策を行っているほか、各機能の操作方法を詳細に解説するヘルプセンターが用意されており、ユーザーが安心して利用できる環境が構築されています。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
「e-AMANO人事届出サービス」は、アマノ株式会社が提供する労務管理システム。利用人数に応じた10種以上の料金プランが用意されており、30名までの場合は月額9,000円(税抜)で利用できます。どの料金プランでも初期費用はかかりません。入社手続きや雇用契約書の作成、保険手続きの申請・更新、電子申請など、労務管理のルーティン業務に特化した機能を搭載。利用者からは「従来と比較すると約3分の1の時間で業務に対応できた」といった声が寄せられています。
また、従業員のデータや年末調整の情報を給与システムと連携でき、効率的な給与計算や年末調整業務が叶います。情報の暗号化や操作履歴の保持、アクセス制限といった充実のセキュリティ機能が用意されてるため安心して利用できます。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- スマホアプリ(iOS)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- Pマーク
- 通信の暗号化
- IP制限
- 操作ログ取得
- 従業員の一覧表示機能
sai*reco
「sai*reco(サイレコ)」は、株式会社アクティブアンドカンパニーが提供する労務管理システム。GMOあおぞらネット銀行、LVMHファッション・グループ・ジャパンなど幅広い業種の企業に利用されています。画面がシンプルに設計されているため、システムに関する知識・経験を問わず簡単に操作できる点が特徴。「労務管理システムの利用がはじめて」という企業はもちろん、「ルーティンワークの工数を抑え、より重要な業務にリソースを充てていきたい」という企業にもおすすめです。
機能の面では、従業員データの管理をはじめ、ワークフロー、給与明細の作成機能を搭載。組織再編に役立つ異動シミュレーション機能の精度の高さにも定評があります。
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 操作ログ取得
クラウドハウス労務
「クラウドハウス労務」は、株式会社Techouseが提供する労務管理システムです。飲食・宿泊、介護・医療、教育・保育など、幅広い業種の企業に利用されています。特徴は、入社手続き・雇用契約・年末調整の手続きをクラウド上で行えること。PC・スマホでシステムを利用でき、入社手続きを最短1日で完了することも可能です。
また、サポート体制も充実しており、導入時に専任の担当者が1〜2ヶ月の導入支援を実施。導入後も電話と問い合わせによる継続的なサポートも行っています。セキュリティに関しては、通信や保存データの暗号化、細かなバックアップなど、万全の対策をしているほか、ISO 27001(ISMS)の認証を取得しているので、安心です。
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
- 従業員の一覧表示機能
- 従業員による基本情報・プロフィール登録機能
労務管理システムを導入するメリット
労務管理システム(労務管理ソフト)を導入すると、さまざまなメリットがあります。ここからは、労務管理システムを導入した際のメリットを5つ紹介します。
- 労務管理の手続きを効率化できる
- 従業員情報を一元管理できる
- 外部システムとの連携で業務を効率化
- 自動で法令順守が可能
- 書類の電子申請ができる
労務管理の手続きを効率化できる
社会保険の加入や扶養手続きに関する書類を作るには、多くの情報を記入する必要があります。しかし、わずかな人事労務担当者だけで、従業員から情報を収集して書類に転記しなければならない企業もあるでしょう。そうなると、情報の過不足が生じて従業員へ再確認を依頼したり、転記ミスによる修正が発生したりする可能性は取り除けません。
労務管理システムを導入して従業員でも情報の入力が可能になれば、情報の過不足や転記ミスを大幅に減少できます。また、入力された情報を使って自動で書類が作られるため、書類作成にかかる時間や手間を削減可能です。さらに、パソコン・スマホ・タブレットで情報の入力や提出ができるので、予定が詰まっている従業員や営業回りが多い従業員でも効率的に作業ができ、労務管理手続きをスピーディーに行えるようにもなります。
従業員情報を一元管理できる
労務管理システムは、従業員情報の一元管理が可能で、検索機能により必要な情報へ迅速にアクセスできます。また、従業員情報(家族構成や住所の変更など)の更新も容易に実施でき、労働基準法の改正が生じた際にも、情報の見直しを通じて適切な対処が可能です。
外部システムとの連携で業務を効率化
労務管理システムと人事管理システムや給与計算ソフトなどを連携させることにより、業務効率化が一層進みます。例えば、人事管理システムによる従業員情報の更新・管理・検索が活用されることで、労務管理システムの利便性が向上し、システム間の連携による手作業の削減はヒューマンエラー防止にも効果的です。
労務管理システムで勤務時間・残業時間・有給休暇日数の自動集計が可能な場合、これらのデータを給与計算ソフトと連携させることにより効率的な給与計算が行えます。昇給や賞与に伴う給与情報の変更もシステム連携によって自動で情報が共有可能です。
自動で法令順守が可能
労働基準法の改正に伴い、労務管理業務の見直しが必要になることもあるでしょう。多くのクラウド型労務管理システムでは、法改正が実施されるとサービス提供会社がシステムをアップデートします。そのため、自社でシステムをアップデートせずともリアルタイムで法改正に対応できます。
書類の電子申請ができる
役所などに書類を提出する場合、これまでは直接出向くか郵送する必要がありましたが、電子申請できる労務管理システムなら会社から提出することが可能です。書類に不備があった場合でもシステム上で修正対応して提出でき、申請に関する手間を大幅に削減できます。
以上で見てきたように労務管理システムは業務効率化に効果的のため、市場規模は右肩上がりになっています。労務管理システムの市場規模やシェア率を詳しく見たい方は、以下の記事もご覧ください。
「労務管理システムを導入したいけどサービスを探す時間がない」とお悩みなら、ぜひPRONIアイミツをご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った労務管理システム(最大6サービス)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
労務管理システムの選び方
選び方のポイントを押さえることで、自社に最適な労務管理システム(労務管理ソフト)の導入が叶います。システムの選定や比較検討の際は、ぜひ以下のポイントをチェックしてください。
- 自社で利用する機能を搭載しているか
- 簡単で誰でも使えるUIか
- 外部システムとの連携が可能か
- 自社の予算に合う料金か
- 強固なセキュリティか
- サポート体制が整っているか
自社で利用する機能を搭載しているか
労務管理システムはサービスによって搭載している機能が異なります。自社に必要な機能を搭載していないシステムを選んでしまえば、業務を効率化できません。労務管理システムの導入を失敗させないためにも、システムを選び始める前に効率化したい業務を明確にしましょう。そうすることで自社に必要な機能が分かります。
各サービスに搭載している機能は、公式サイトやサービス提供会社に直接確認することがおすすめ。また、料金プランによって利用できる機能が異なることもあるので、どのプランでどういった機能が利用できるかも確認や比較をしておきましょう。もし業務課題が多岐にわたり、1つのシステムで解決が難しい場合は、シリーズ製品や外部システムとの連携に対応しているものを選ぶのもおすすめです。
簡単で誰でも使えるUIか
労務管理システムは、全従業員が使いやすいUIのサービスを選ぶことで効率化に貢献します。特にITツールに慣れていない人が多くいる職場では、画面や操作性がシンプルなものを選ぶことで、全社的に使われやすくなります。無料トライアルでシステムの使い勝手を確認することがおすすめです。
外部システムとの連携が可能か
すでに利用中の外部システムがある場合は、それらと連携できる労務管理システムを選びましょう。連携できるシステムは、公式サイトで紹介していることもあります。将来的に導入を検討しているシステムがある場合は、そのシステムの連携可否も確認しておきましょう。
連携方法にはAPI連携やCSV連携などがあります。シームレスな連携ができるか、ある程度の手作業が発生するかは連携方法によりけりです。自社がどの程度業務を効率化したいかによって採用する連携方法を選びましょう。
自社の予算に合う料金か
労務管理システムの料金は、サービス提供会社ごとに異なります。初期費用は無料の場合が多いですが、10万円ほどかかるサービスも存在します。月額料金については、従量課金制や固定制、個人事業主・法人で別の料金設定をしているなどさまざまです。また、オプションに追加料金がかかるサービスもあります。
そのため、自社に必要な機能、利用人数を加味したうえで、サービスの料金を確認して、予算に収まる労務管理システムを選びましょう。無料で利用できる労務管理システムもあるので、試しに使ってみたい場合は利用してはいかがでしょうか。
強固なセキュリティか
個人情報の漏えいは企業に大きな損害を与えます。労務管理システムは機密性の高い情報を扱うため、セキュリティ対策が重要です。データの暗号化やアクセス制限、24時間365日の管理体制といったセキュリティ対策がとられているかを確認しましょう。
また、サービス提供会社がISMS認証やプライバシーマークなどを受けていれば、一定レベルのセキュリティが担保されていると判断できます。安心して利用できる労務管理システムを選ぶために、これらのポイントを押さえましょう。
サポート体制が整っているか
サービス提供会社ごとにサポート内容が異なります。何かあったときにサポートが不十分だと、業務が停滞してしまう可能性も。サポートが利用できる時間帯、連絡方法(電話・チャット・メールなど)、マニュアルやサポートサイトの有無を確認しておきましょう。特にITツールに詳しい人がいない企業は、迅速かつ丁寧なサポートを受けられるサービスを選ぶことがおすすめです。
まとめ:自社に最適な労務管理システムを選びましょう
労務管理システム(労務管理ソフト)を導入することで業務効率化が叶い、余った時間をコア業務に充てることが可能になります。本記事で紹介した、労務管理システムの選び方やおすすめサービスを参考にさまざまな労務管理システムを比較検討して、自社の課題を解決する労務管理システムを選んでください。
数ある労務管理システムをを比較して自社のニーズに合ったものを選ぶのは大変です。「まず候補を絞りたい」という担当者はぜひPRONIアイミツを活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った労務管理システムが分かる診断(無料)ができます。
プロが代わりに探して紹介します!