【2024年11月】ファイル転送サービスのランキング
ファイル転送サービス
最新のファイル転送サービス48件をランキング形式で一覧掲載(2024年11月21日時点のランキングを表示中)。ファイル転送サービスの料金や機能、特徴をまとめて比較することができます。画面左に設置された【検索機能】を活用すれば、「導入企業の規模」「導入業界の実績」「使いたい機能」「連携したいシステム」を絞り込んで条件に合ったサービスの人気ランキングを一覧で確認できます。また、画面下に表示される【比較表を作る】から最大6サービスの比較表を作成することも可能です。大容量のファイルをオンライン上で気軽に送付できるファイル転送サービスをお探しなら、ぜひご活用ください。
ファイル転送サービスとは
ファイル転送サービスとは、オンライン上で大容量のファイルを社内外に送信できるサービスです。ファイル送信にはメール添付をするなどの方法がありますが、容量制限に引っかかってしまいます。また、機密性の高いファイルについてはパスワード設定や上長承認などが必要で、手続きに時間がかかります。
その点、ファイル転送システムはセキュリティを担保しながら大容量のファイルをスムーズに送ることが可能です。中には無料で利用できるサービスもありますが、セキュリティ面を考慮すると法人向けの有料サービスを利用するのが安全です。
ファイル転送サービスの選び方
ファイル転送サービスの選び方について解説をします。
・セキュリティ体制
ファイル転送サービスを選ぶ際はセキュリティ体制について必ず確認をしてください。セキュリティ関連の機能として権限付与、ダウンロード制限、監査ログ、IPアドレス制限、暗号化、アカウントロック、バックアップなどがあります。自社で力を入れたいセキュリティ項目をはっきりさせると製品選びをしやすくなります。
・提供形態
ファイル転送サービスにはクラウド、オンプレミス、アプライアンスの3種類あります。主流はクラウドで、運用は全てベンダー側が行います。オンプレミスとアプライアンスは自社側で運用をするため、リソースを必要としてます。
・利便性
どんなに優れた製品でも使いにくいとシャドーITを引き起こす恐れがあるため、製品選びで利便性は重要なポイントとなります。使い勝手を調べるにはトライアルを利用するのがおすすめです。
ファイル転送サービスの価格・料金相場
ファイル転送サービスは、クラウド型でのサービス提供が主流となっています。多くのサービスでは複数の料金プランが用意されており、組織の規模や利用したい機能、人数によってプランを選択可能。お試し用として無料サービスやトライアルプランが用意されている場合もあります。
【料金設定の目安】
・クラウド型
初期費用:0~12万円
月額費用:0~30万程度
・オンプレミス型
初期費用:初期費用・月額費用ともに基本的に問い合わせが必要
ファイル転送サービスの平均費用と料金相場を詳細に解説した記事もあるので、あわせてご覧ください。
ファイル転送サービスのメリット・デメリット
ファイル転送サービスを導入するとさまざまなメリットがありますが、導入に際してはいくつか気をつけるべき点もあります。プラスの面ばかりに注目をすると、思わぬ失敗をすることも。導入時にはツールのメリット・デメリットの双方をよく確認することが肝心です。以下、ファイル転送サービスのメリット・デメリットについて詳しくお伝えします。
メリット
①大容量のファイルを送信できる
ファイル転送サービスを利用すると大容量のファイルの送受信が可能になります。基本的にメールでは大容量ファイルの送信は難しく、UBSにコピーをして郵送もしくは手渡しするにも手間がかかります。また、紛失や盗難のリスクまで考えると物理的なメディアによるファイルの受け渡しは安全上おすすめできません。その点、ファイル転送サービスなら安心してファイルを送信できます。
②低コストで導入できる
ファイル転送サービスは無料を含むサービスが多く提供されているため、低コストで導入できるのもメリットです。物理的なメディアを介してファイルを送るのは費用も手間もかかりますが、ファイル転送サービスを活用すればサービス利用料以外に費用が発生することもありません。大容量ファイルの送信が日常化している場合は特におすすめです。
➂バックアップがとれる
ファイル転送サービスにディザスタリカバリ(DR)機能があれば自動的にバックアップをとることが可能です。データセンターは複数個所に設置しているベンダーも多く、万が一の災害や事故でも貴重なデータが失われることはありません。
デメリット
①セキュリティレベルのコントロールが難しい
ファイル転送サービスのセキュリティ対策はサービス提供会社に委ねられており、セキュリティ基準について高い水準を求めたとしても、自社でコントロールすることは困難です。
②情報漏洩リスクがある
ファイル転送サービスは第三者とサーバーを共有しており、情報漏洩のリスクをゼロにすることはできません。また誤って別人にファイル送信を行うなどヒューマンエラーが起こる恐れもあります。
➂添付できる容量に限りがある
ファイル転送サービスは大容量ファイルの送信が可能ですが、上限はあります。ファイルサイズの上限はサービス提供会社ごとに異なるため、導入前に確認しましょう。
ファイル転送サービスの仕組みと使い方
ファイル転送サービスはブラウザからツールにファイルをアップロードして、相手のメールアドレスを入力し送信する仕組みです。受信側はメールを開き、張り付けられたURLをクリックすることでファイルをダウンロードすることができます。この方法によりメールにファイルを添付せずに、ファイルを相手に送ることができるのです。
ファイル転送サービスの使い方はさまざまですが、動画や画像など大容量のファイルを送るのにも最適です。アップロード可能なファイルサイズも幅広く、大抵のファイルは転送することができます。
ファイル転送サービスの機能
ファイル転送サービスのメイン機能はファイル送信機能です。送信方法は各サービスごと違いがあり、フォルダをドラッグ&ドロップするだけで良いものや、異なるファイルを複数のあて先に送ることができるなど、さまざまです。また、アップロードファイルの管理機能やアドレス帳登録機能、ファイル送信時のコメント記入機能やメールでの通知機能など、ファイル転送に関わる業務をサポートする機能が多数用意されています。
そのほか、セキュリティに関する機能も充実。標準的な機能としてパスワード設定があり、そのほか受信側のアドレスや送信権限を制限できるものもあります。また、ダウンロード回数の制限や履歴管理、ログ管理、誤送信対策など、情報漏洩を防ぐ機能も注目です。
無料ファイル転送サービスの安全性
ファイル転送サービスには無料で利用できるものがあります。無料サービスで注意すべきはその安全性です。現在、大容量のファイル送信に対応している無料のファイル転送サービスやオンラインストレージはありますが、有料サービスほどセキュリティ体制が堅牢ではないのが実際のところです。
セキュリティ体制はベンダーごとに異なりますが、法人向けの有料サービスの多くは技術的対策、保守制限、バックアップ体制、ヒューマンエラーなどさまざまな観点から対策がとられています。一言でセキュリティ対策と言っても内容はさまざまです。セキュリティは堅牢であるに越したことはありませんが、全ての要素を兼ね備えている必要はなく、自社が重要視するポイントを絞ると製品選びをしやすくなります。
ファイル転送サービスとFTPの違い
ファイル転送サービスとFTPの違いについて解説をします。
FTPとは「File Transfer Protocol(ファイル転送プロトコル)」の略語です。オンライン上でファイルを送受信するための通信規格で、ファイルを転送するためのプロトコルの中の1つです。ファイル転送はFTPソフトを活用してFTPサーバーに接続して行います。
FTPがファイルを転送する仕組みはFTPサーバとFTPクライアント間でコネクションを形成してファイルのやり取りします。FTPのデメリットとしては、通信が暗号化されない点があげられます。外部脅威に対しては脆弱性があり、不正アクセスを招く恐れもあります。その点、法人向けのファイル転送サービスの安全性は高いと言えるでしょう。