ファイル転送サービス13選を厳選比較【2025年最新】
「ファイルの容量が大きすぎて、メールでは送れない……」という時に便利なのが、大容量ファイルの送信に使用できるファイル転送サービスです。
この記事では、ファイル転送サービスの特徴や利用するメリットとともに、13種のファイル転送サービスを紹介していきます。「ファイル転送サービスを詳しく知らない」という方はもちろん、「どのファイル転送サービスを利用すればいいのかわからない」という方は、ぜひご覧ください。
- ファイル転送サービスとは
- 定番人気!おすすめのファイル転送サービス13選
- 大容量のファイル転送サービス3選
- 【比較表】法人に強いファイル転送サービス
- 法人に強いファイル転送サービス4選
- 【比較表】おすすめのファイル転送サービス
- 実績豊富なファイル転送サービス2選
- その他おすすめのファイル転送サービス4選
- ファイル転送サービスを使うメリット
- ファイル転送サービスを選ぶ際のポイント
- まとめ:ファイル転送サービスを導入して業務効率化やセキュリティ課題を解決しよう!
ファイル転送サービスとは
ファイル転送サービスとは、「容量の大きいファイルを手軽に共有(送受信)できるサービス」です。送信側が指定のサイトにデータをアップロードし、受信者側がサイトにアクセスしてデータのダウンロードを行うのが主流といわれています。
PCをはじめとしたデジタル機器が広く普及した現代では、データ化されたファイルの受け渡しが悩みの種の1つでした。従来はデータを複数に分割、数回にわたってメールで送信したり、DVDやUSBといった記憶媒体にデータを格納、バイク便などで郵送するなどの手段が用いられていましたが、手間や効率の面が問題視されてたのも事実です。
そうした課題の解決にぴったりなのが、数百MBから数百GBの大容量データであっても手軽に受け渡しができるファイル転送サービスです。近年ではファイル転送サービスの種類も増え、データ送信が行えるだけでなく、自動削除機能やQRコードによるデータ共有など各サービスが独自のメリットを備えているため、ニーズに適したサービスが選択しやすくなりました。業務効率の向上はもちろん、セキュリティやコストの面を考慮しても、さまざまなメリットをもたらしてくれるサービスだといえるでしょう。
定番人気!おすすめのファイル転送サービス13選
大容量データのやりとりが普及するとともに、さまざまな特徴をもつファイル転送サービスが各社から提供されています。好みのものを選びやすくなった反面「色々ありすぎてどのサービスを選ぶべきかわからない……」と悩みを抱える方も少なくないでしょう。
そこで、ここからは13種のファイル転送サービスの具体的な概要を紹介します。各サービスの特徴やメリットを把握し、ニーズに適したサービスを見極める際の参考にしてください。
大容量のファイル転送サービス3選
ここでは、ファイル転送サービスのなかでも、特に大容量ファイルの送信に適したもの紹介します。
ギガファイル便
出典:株式会社ギガファイル https://gigafile.nu/privacy.php#corp
「ギガファイル便」は、長野県千曲市に本社を構えるギガファイルが運営するファイル転送サービスです。1ファイルあたり200GBまで送信可能で、アップロードできるファイル数に制限がありません。ユーザー登録が不要で、個人・法人を問わずすべて無料で利用できるのも大きな魅力です。
PCはもちろん、スマートフォンにも対応しているので、場所や時間を問わずにファイルの送受信が可能。また、複数のファイルをZIPファイルにまとめる機能や、ダウンロード用パスワードの設定など、セキュリティや使い勝手のよさも優れているのもうれしいポイントといえます。
ファイルの保存期間は7日・14日・21日・30日・60日から選べるほか、削除キーを失念してしまった場合でも、保存期間を過ぎるとファイルが自動削除されるので安心です。
データ便
出典:株式会社Falco https://www.datadeliver.net/
「データ便」は、福岡県福岡市に本社を構えるファルコが運営するファイル転送サービスです。以下の3種のプランから、利用目的にあわせて選択することができます。
ライトプラン:登録不要で、1回500MBまでの無料送信が可能
フリープラン:会員登録は必要だが、1回2GBまで無料送信が可能
ビジネスプラン:月額300円・500円(税別)で、転送容量無制限、専用サーバ完備
無料の「フリープラン」であっても最大2GBまでの転送ができ、SSL暗号化通信にも対応しているので、セキュリティ面でも安心して利用が可能。有料プランは送信機能のみの場合は月額300円、送信・受け取り機能つきの場合は500円(いずれも税別)と格安でありながらも、ダウンロード回数設定、専用サーバ完備など充実のサービス内容です。
-
料金
月300円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
12ヶ月
-
最低利用人数
お問い合わせ
「クラウド版SkeedFileMessenger」は、東京都目黒区に本社を構えるSkeedが運営するファイル転送サービスです。以下の4種のプランから、利用目的にあわせて選択することができます。
スーパライトプラン:月額300円 月間基本転送量:1GB / 月
ライトプラン:月額15,000円 月間基本転送量:100GB / 月
スタンダードプラン:月額50,000円 月間基本転送量:500GB / 月
プレミアムプラン:月額100,000円 月間基本転送量:2TB / 月
数十GBを超えるような大容量ファイルの高速・安定的な送信をはじめ、ビジネスに特化した高い安全性・確実性、1度の送信につき最大100件まで同時送信可能なことも大きな魅力といえます。
【比較表】法人に強いファイル転送サービス
ここからは法人に強いファイル転送サービスを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するファイル転送サービスでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ファイル転送サービス選びの参考にしてください。
法人に強いファイル転送サービス4選
次は、ビジネスで大容量のファイル転送サービスを利用したい方にサービスを紹介します。
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「クリプト便」は、東京都千代田に本社を構えるNRIセキュアテクノロジーズが運営するファイル転送サービスです。料金プランは以下の3つが基本となります。
エントリプラン:初期費用2万円、月額2万円(20ユーザ、100通/月)
ライトプラン:初期費用10万円、月額5万円(50ユーザ、400通/月)
スタンダード:初期費用10万円、月額9万円(100ユーザ、1,000通/月)
※価格はすべて税別
国内最高クラスのセキュリティを備えているのも特徴で、アイ・エス・レーティングによる情報セキュリティの格付けにおいて17段階の指標で最高の「AAAis」を獲得。リスク耐性が極めて高く、新たな脅威にも迅速に対応するとともに、常時リスクをモニタリングしています。ビジネスでの利用にぴったりのサービスといえます。
また、大容量送付や送信ログ延長保存などオプションが充実しているのも魅力です。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- 二要素認証・二段階認証
- シングルサインオン
- 英語
- 中国語
- ユーザーの追加・変更機能
- グループの権限管理機能
- アップロードファイルの管理
- アドレス帳登録機能
関連記事:クリプト便の評判と実態
-
料金
月19,800円/5ID -
初期費用
50,000円
-
最低利用期間
3ヵ月
-
最低利用人数
なし
「DIRECT! EXTREME」は、東京都中央区にある日本ワムネットが運営するファイル転送サービスです。プランは大きく分けて以下の4つが用意されています。
EXTREME PPU:月額1万9,800円(容量は従量課金、ID数5、契約期間3か月)
EXTREME 500:月額7万3,000円(容量は500GBまで、ID数10、契約期間3か月)
EXTREME 1000:月額12万1,000円(容量は1,000GBまで、ID数10、契約期間3か月)
1TB超プラン:個別見積もり
※すべて初期費用5万円、ID追加(10ID追加)月額3,500円
※価格はすべて税別
強みとしてあげられるのは、「超高速」と「安全・確実」「短期利用対応」。なかでも短期利用については、3か月から利用が可能なので、限られた期間にコストを抑えながら高速・安全なファイル転送サービスを利用したいという方におすすめです。
Bizストレージ ファイルシェア
-
料金
月15,000円 -
初期費用
20,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「Bizストレージファイルシェア」は、東京都千代田区に本社を構えるエヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズが運営するファイル転送サービスです。料金は容量別に6種類のプランが用意されています。
1GByte:月額1万5,000円(最大登録可能ユーザー数:1,000)
2GByte:月額2万6,000円(最大登録可能ユーザー数:2,000)
10GByte:月額6万5,000円(最大登録可能ユーザー数:1万)
100GByte:月額9万5,000円(最大登録可能ユーザー数:1万)
500GByte:月額15万円(最大登録可能ユーザー数:1万)
1TByte:月額20万円(最大登録可能ユーザー数:1万)
※初期設定費用は全プラン2万円
※価格はすべて税別
1送信あたり合計2GBまでの大容量ファイル転送が可能となっているほか、ファイルの転送回数によって料金が変動しない定額制を採用しているのも魅力的なポイントです。ファイルを送信できる相手のメールアドレスやドメインをユーザーごとに制限でき、さらに送信前に上長による送信内容の確認・承認が必要なので、誤送信や情報漏えいの防止への貢献も期待できます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- スマホアプリ(Android)対応
- スマホアプリ(iOS)対応
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
-
料金
月34,500円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
6ヵ月
-
最低利用人数
なし
「SECURE DELIVER(セキュアデリバー)」は、東京都港区に本社を構える富士フイルムが運営する法人向けのクラウド型ファイル転送・送受信サービスです。月間の送信数に応じて選べる5種のプランが用意されています。
デリバー500:月額3万4,500円(月度送信数:500通まで)
デリバー1000:月額5万9,500円(月度送信数:1,000通まで)
デリバー2500:月額8万9,500円(月度送信数:2,500通まで)
デリバー5000:月額14万4,500円(月度送信数:5,000通まで)
デリバー10000:月額25万9,500円(月度送信数:1万通まで)
※いずれのプランも発行可能ID数は最大1万
※価格はすべて税別
最大60GBという圧倒的な大容量にくわえて、ファイル送信を行う「お届け便」、ファイルを受信する「引き取り便」、ファイルの送受信が可能な「往復便」に対応。情報漏えいや外部の脅威からデータを守るためのセキュリティシステムが充実しているのも特徴です。
関連記事:SECURE DELIVERの評判と実態
【比較表】おすすめのファイル転送サービス
ここからはおすすめのファイル転送サービスを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介するファイル転送サービスでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
各サービスの違いや特徴が一目でわかるのでぜひご覧ください。
各サービスの具体的な特徴は後ほどご紹介しておりますので比較表と合わせて、ファイル転送サービス選びの参考にしてください。
実績豊富なファイル転送サービス2選
次に、数あるファイル転送サービスのなかでも、特に実績が豊富なサービスを紹介します。
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料金
月30,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
なし
「HULFT-WebConnect」は、東京都港区に本社を構えるセゾン情報システムズが運営するファイル転送サービスです。16年連続で国内No.1シェアを獲得した実績が最大の特徴で、2019年9月末時点で世界43ヵ国・約9,800社への導入実績を誇ります。
基本的な料金体系は以下のとおりで、転送データ量に応じて選択が可能です。
Base 100GB:月額3万円(転送データ量上限100GB/月)
Base 500GB:月額4万2,000円(転送データ量上限500GB/月)
Base 1TB:月額5万7,000円(転送データ量上限1TB/月)
※基本サービスには10IDが付属
※価格はすべて税別
比較的リーズナブルな価格設定にくわえて、インターネット環境があればブラウザ上から簡単にファイル転送ができるのも大きな魅力といえるでしょう。
-
料金
月66,000円 -
初期費用
110,000円
-
最低利用期間
6ヵ月
-
最低利用人数
なし
「Smooth File」は、大阪府大阪市に本社を構えるプロットが運営するファイル転送サービスです。「クラウド」をはじめ、「アプアライアンス」「仮想アプライアンス」の3種のサービスが用意されており、以下の料金プランが設定されています。
クラウド:初期費用5万5,000円、月額2万7,500円〜(容量5GB~2TBまで8種類あり)
アプアライアンス:121万円〜(ユーザー数無制限)
仮想アプライアンス:88万円〜(ユーザー数無制限)
※価格はすべて税別
ユーザー数無制限で利用できるため、大容量ファイル転送をコストを抑えながら利用したい際に相性の良いサービスです。高いセキュリティや細かな管理機能を実装しているほか、これまでに大手企業を含む300社以上に導入された実績も魅力といえます。
- 電話サポートあり
- メールサポートあり
- チャットサポートあり
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- スマホアプリ(Android)対応
- ISMS
- Pマーク
- 冗長化
- 通信の暗号化
関連記事:Smooth Fileの評判と実態
その他おすすめのファイル転送サービス4選
次に、独自の強みをもつファイル転送サービスを紹介します。
活文 Accelerated File Transfer
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料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「活文 Accelerated File Transfer」は、東京都品川区に本社を構える日立ソリューションズが運営するファイル転送サービスです。
特徴としてあげられるのは、数百MBから数GBといった大容量のデータを高速かつ安全に送信できること。既存のHTTP通信と比較して数倍から数十倍もの高速化が可能なだけでなく、誤送信や情報漏えいを防止するさまざまな機能が備わっているのも魅力的なポイントです。
海外を含む遠隔地との大容量データ送受信を得意としており、例えば日本・中国間で100MBのファイル転送を行う際、通信速度が上下10Mbpsの場合はアップロードが2分・ダウンロードが3分と圧倒的なスピードを実現。
なお、価格は依頼者の要望や導入規模に応じて異なるため、見積もりが必要となっています。
- クラウド(SaaS)
- オンプレミス(パッケージ)
- 英語
- 中国語
- グループの権限管理機能
- アップロードファイルの管理
- 上長への事前承認機能
関連記事:活文 Accelerated File Transferの評判と実態
-
料金
月980円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
「tenpu」は、東京都渋谷区に本社を構えるイノベーター・ジャパンが運営するファイル転送サービスです。料金プランは以下の3種が用意されています。
無料:ユーザー登録なしで最大1GBまで送信可能
tenpu Pro:月額980円(最大20GB、ファイル保存期間無制限)
tenpu Business:年30万円から(最大2GB、ユーザー数50名)
※価格はすべて税別
特徴としてあげられるのは、最大1GBまでのファイル転送が無料で利用できること。広告表示もないので、操作がわかりやすいのも魅力的なポイントです。
また、大容量データの送信に適したプランや、ビジネス向けのプランなど、用途に合わせて複数のプランから選択が可能。「tenpu Business」では無料トライアルも行っているのもうれしいポイントといえるでしょう。
- メールサポートあり
- クラウド(SaaS)
- モバイルブラウザ(スマホブラウザ)対応
- 通信の暗号化
- ユーザーの追加・変更機能
- グループの権限管理機能
- アップロードファイルの管理
- パスワードの設定
- ファイル保存期間の設定
- ファイル送信時のコメント記入
関連記事:tenpuの評判と実態
ラクスルBOX
出典:ラクスル株式会社 https://raksul.com/guide/raksulbox/
「ラクスルBOX」は、東京都品川区に本社を構えるラクスルが運営するファイル転送サービスです。会員登録を行うだけで、最大2GBまでのファイル転送を無料で利用することができます。
アップロード作業は、送りたいファイルをフォラッグ&ドロップするだけ。アップロード後は送信先のメールアドレスと自分の名前を入力し、送信ボタンをクリックするだけで操作が完了、ファイルの保存期間は7日間となっています。ダウンロード時のパスワード設定や、ダウロード回数の設定にも対応しているので、セキュリティ面を重視してファイル転送サービスを選びたいうという方にもおすすめです。
また、受信者は届いたメールに記載されているURLにアクセスするだけでダウンロードができるので、相手先の手間の軽減を希望する場合にもぴったりのサービスといえます。
Filemail
出典:FileMail https://jp.filemail.com/
「FileMail」は、ノルウェーのオスロに所在するFileMailが運営するファイル転送サービスです。料金プランは以下の4種が用意されています。
無料:ファイル保存期間7日
PRO:月額10$(容量100GB、ファイル保存期間30日)
BUSINESS:月額12$(容量1TB、ファイル保存期間制限なし)
ENTERPRISE:月額40$(容量5TB、ファイル保存期間制限なし)
海外のサービスであるため、英語表記の部分が多くあるものの、ファイル転送の操作は宛先・送信者の入力後にファイルを添付するというシンプルな設計なので、使いやすさも問題ありません。また、有料プランでは7日間の無料トライアルが利用できるので、事前に使用感を確かめたいという場合にもおすすめです。
ファイル転送サービスを使うメリット
ファイル転送サービスは単にデータの送受信が行えるだけでなく、さまざまなメリットが備わっています。
低コストで簡単に導入できる
大容量のファイル転送サービスが普及している一方で、現在でもデータの共有にDVDやUSBを用いている方がいるのも現実です。しかし、記憶媒体の購入費用や郵送・バイク便の費用を考えると、物理メディアによるデータの受け渡しには、思いのほかコストがかかるものです。
ファイル転送サービスは無料で使用できるサービスも多くあるので、人的・物理的なコストを抑えられるというメリットがあるといえます。
大容量のファイルも速やかに送受信できる
ファイル転送サービスを利用する1番のメリットは、大容量のデータの送受信が手軽に行えることです。複数に分けてメールで送付する際のようにデータ分割の必要もなく、もちろん記憶媒体にデータを移し替える必要もありません。
また、さまざまなファイル転送サービスが登場している昨今では、従来のHTTP通信と比較して数倍~数十倍の高速送受信に特化したサービスも登場しているため、大容量データをスピーディな転送が可能です。
多くのサービスが高いセキュリティレベルなので安心できる
ビジネスで使用するデータには、企業の機密事項や個人情報が含まれているケースが多くあります。ファイル転送サービスを利用する際にも、情報漏えいをはじめとするインターネット上の脅威を懸念する声は根強く、サービス提供側もセキュリティ対策に注力しています。
ファイル転送サービスでは、多くのサービスがパスワード設定や自動削除、上長による送信内容確認・承認機能といったセキュリティ機能を実装しているので、安心して利用することができるでしょう。
誤送信の際に役立つ取消し対応など便利な機能がある
ファイル転送サービスの利用時に懸念される情報漏えいは、人為的なミスが原因の大半を占めているといわれています。ファイル転送サービスの導入を検討する際には、セキュリティ機能や誤送信防止機能を重視したいという方も少なくないでしょう。
ファイル転送サービスのなかには、事前に送信先を制限することで誤送信を防ぐ機能のあるサービスや、送信後の送信キャンセル(ファイル削除)に対応しているサービス、ファイル取得状況の確認できるサービスもあります。こうしたサービスを選ぶことで、安心感をもってファイル転送を行うことができるでしょう。
ファイル転送サービスを選ぶ際のポイント
ここでは、料金や機能、メリットが異なるさまざまなファイル転送サービスのなかから、自社のニーズに適したサービスを選ぶためのポイントを解説します。
セキュリティや信頼性は万全か
ビジネスでファイル転送サービスを使用するのであれば、セキュリティや信頼性を重視すべきだといえます。ファイル転送サービスを選ぶ際は、SSL暗号化やダウロード時のパスワード設定、ダウンロード回数・期間の設定、送受信社のアクセス・ダウンロード履歴機能などの有無を確認する必要があるでしょう。
ファイルサイズ(容量)は適切か
ファイル転送サービスの大きなメリットは「大容量のデータの送受信」です。とはいえ、転送できるデータの容量はサービスによって異なるので、「なにを・どれくらいの頻度で送りたいのか」などを整理した上で、ニーズに適したサービスを選ぶ必要があります。
一度に送信できる容量は1GBから数十GBまで幅広く、多くのサービスでは同時にアップロードしておける容量にも上限が設定されています。無料で利用できるサービスは、容量が少ない傾向にあるので、必要な要領を踏まえて適したサービスを選びましょう。
操作はしやすいか
どんなに機能やセキュリティが充実していても、「使いづらい」「操作に時間がかかる」サービスでは、ファイル転送サービスのメリットが活かせません。
ファイル転送サービスを選ぶときは、ファイル送受信時の操作性や、バナー広告をはじめとする紛らわしい表示の有無、各種機能の使いやすさなどを確認するようにしましょう。有料サービスのなかには無料のトライアルが提供されているものもあるので、複数のサービスを実際に利用してみるのも1つの手段です。
まとめ:ファイル転送サービスを導入して業務効率化やセキュリティ課題を解決しよう!
この記事では、ファイル転送サービスの基礎情報とあわせて、おすすめのサービスを紹介しました。手間やコストの削減はもちろん、大切なデータを素早く安全に届ける上でもファイル転送サービスは魅力的な存在だといえます。
異なる特徴をもつサービスのなかから、どれを選ぶべきか迷った際には、ファイル転送サービスの利用目的や優先順位を整理することで、相性のよいサービスが選びやすくなるでしょう。