【2025年最新】STREAMEDの評判と実態
「STREAMED」は、東京都千代田に本社を置くクラビスが提供する経費精算システムです。領収書やレシートを99.9%という正確さでデータ化できるだけでなく、納品された仕訳データは国内の主要会計ソフトにそのまま取り込むことが可能。経費精算だけでなく、経理や確定申告関連の業務まで効率化できるのが大きな魅力です。
本記事では、発注業者比較サービスのPRONIアイミツが、そんな「STREAMED」を徹底調査し、具体的なメリットや使うべき人・会社、導入実績などをわかりやすく解説していきます。経費精算システムをお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
- <総評>STREAMEDは経費の入力作業を省略して業務効率化できるサービス
- STREAMEDの7つのメリット
- 徹底調査で分かったSTREAMEDを使うべき人・会社
- STREAMEDの料金プラン
- STREAMEDの導入実績・効果
- まとめ
<総評>STREAMEDは経費の入力作業を省略して業務効率化できるサービス
STREAMEDは、領収書やレシートなどをスキャンするだけで仕訳データ化できる経費精算システムです。紙に記された文字を単にデータ化するだけでなく、1営業日以内に仕訳データとして納品します。会計ソフトにそのまま取り込むことによって、経理作業の大幅な効率化が可能です。
PRONIアイミツでは、STREAMEDのほかにもさまざまな経費精算システムを比較検討できます。別記事「2025年最新のおすすめ経費精算システム」もぜひご覧ください。
STREAMEDの7つのメリット
紹介したような特徴がある「STREAMED」ですが、活用することで次のようなメリットがあります。
スキャンするだけで翌日にデータ化してくれる
STREAMEDは、領収書やレシートなどをスキャンするだけで翌日にデータ化されます。アップロード枚数には制限がなく、1営業日以内(前営業日の19時までに依頼したものが対象)に仕訳データとして納品されるため、経費精算にかかる手間と時間を大幅に削減することが可能です。
また、スキャンは1枚ずつ行う必要がなく、100枚あたり約15分で依頼できるスピードの速さも見逃せません。
手書きの領収書も99.9%正確にデータ化できる
領収書のなかには手書きで記されたものも多く、自動的にデータ化することが難しいケースもありますが、STREAMEDなら安心です。
一般的なOCR(文書の画像をデータ化するシステム)とは異なる高度なAI-OCRと、オペレーターによる人力補正を組み合わせることによって、手書きの領収書も99.9%の精度で正確にデータ化できます。
さらに軽減税率にも対応しているため、税率ごとに分けてデータ化できる点もメリットでしょう。
会計ソフトにそのままデータを取り込める
STREAMEDの仕訳データは、国内のさまざまな主要会計ソフトにそのまま取り込むことが可能です。操作自体も、利用している会計ソフトを選んでCSV形式で出力するだけ。既存のシステムと組み合わせて、より効率的な経費精算環境を構築したい方にはぴったりでしょう。また、納品された仕訳データは必要に応じて自由に編集できます。
スマートフォンでも幅広い運用ができる
STREAMEDはパソコンとスマートフォンで同じデータを連携して管理することが可能。スマホで領収書や交通費を記録し、パソコンにデータをダウンロードしてExcelで加工するなど、さまざまな運用方法に対応しています。
さらに、運賃検索システム「駅すぱあと」とも連動しているため、外出先からその場で簡単に交通費を記録できるのも大きなメリットでしょう。
通帳やクレジットの明細書にも対応
レシート・領収書はもちろんのこと、STREAMEDは通帳、クレジットカード明細、現金出納帳、請求書(受取)といった証憑のデータ化にも対応しています。
もちろんすべてスキャンするだけで仕訳データとして納品されるため、記帳作業を効率化したい方には魅力的な経費精算システムだと言えるでしょう。
また、資産管理ツール「Moneytree」に金融機関を登録しておけば、銀行口座やクレジットカードの利用明細をSTREAMEDが自動で取り込んでデータ化することが可能です。
サポートが充実している
STREAMEDでは、株式会社マネーフォワードによる「STREAMED入門講座」を毎月開催しています。導入済みの方はもちろん、検討中の方も参加できます。
さらに導入後は、電話によるサポートを提供。スタッフが解決するまで丁寧に説明してくれるため安心です。事実、2020年7月のSTREAMEDユーザーに対する調査では、満足度92.4%と高い支持を得ているため、どなたでも不安なく利用できるでしょう。
万全のセキュリティ管理
領収書をはじめとした各種証憑データには企業の機密情報や個人情報が含まれているため、経費精算システムを導入する際にはセキュリティ面を重視する必要があります。
その点、STREAMEDの提供元であるクラビスは、情報セキュリティマネジメントの認証基準「JIS Q 27001:2014(ISO/IEC27001:2013)」を取得するなど、継続的に情報セキュリティ水準の向上に取り組んでいるため安心です。
徹底調査で分かったSTREAMEDを使うべき人・会社
紹介したメリットを踏まえ、「STREAMED」は一体どんな人・会社が使うべきなのか、具体的にお伝えします。
会計・税理士事務所
STREAMEDは会計・税理士事務所で人気の経費精算システムで、2,600を超える事務所に導入されています。会計・税理士事務所では、決算期や確定申告など特定のタイミングで記帳代行の依頼数が増加する傾向にありますが、STREAMEDなら証憑を何枚アップロードしても1営業日以内に仕訳データとして納品されるため、効率的に作業を進めることが可能です。
さらに、手書きの領収書を正確にデータ化できるうえ、税率ごとに自動的に分けられるため、軽減税率を含むレシートなどもほかの証憑と同じようにスキャンできます。
また、「会計事務所向け」のプランでは、顧問先の追加件数無制限、事務所内の利用人数無制限、銀行口座・クレジットカードのオンライン連携といった独自機能を利用できるのも魅力的なポイントです。
営業職が多く在籍する会社
営業職が多く在籍する会社では、経費精算の処理に追われることが少なくありません。そこで、経費をため込まずに都度精算に回してもらうための効率的なシステムが求められます。
その点、STREAMEDにはスマホによる領収書や交通費の記録、スマホとパソコンでの連携管理など、外出先からでも経費精算処理を行える機能が豊富。さらに、領収書は1枚ずつスキャンする必要がなく、100枚あたり約15分と短時間でデータ化が依頼できます。大量の経費精算が求められる環境に適している点も見逃せません。
日々の仕訳入力を効率化させたい方
経理業務のなかでも、日々欠かせない作業が取引の仕訳入力です。仕訳を適切に行わなければ、取引のすべてを正確に記録できませんし、あと回しにしていると経理業務自体が滞ってしまいます。そのため、仕訳入力そのものを効率化したいと感じている方も多いでしょう。
STREAMEDは、単に領収書やレシートなどの紙証憑をデータ化するだけでなく、「仕訳データとして納品」してくれるため、日常的な仕訳入力を効率化したい方にはぴったりです。
スキャンした証憑は1営業日以内にデータ化され、さらに国内の主要会計ソフトにそのまま取り込むことができるため、「経費のデータ化+仕訳」という複数の作業をまとめて効率化できるメリットがあります。
STREAMEDの料金プラン
STREAMEDでは、「企業・個人事業主向け」「会計事務所向け」に異なるプランが提供されています。
【企業・個人事業主向け】
ライト(すこし領収書・レシートだけデータ化したい方):月額基本料金950円
ベーシック(たくさん領収書・レシートだけデータ化したい方):月額基本料金1,950円
プレミアム(領収書に加え通帳などをデータ化したい方):月額基本料8,950円
「企業・個人事業主向けプラン」では、プランのグレードが上がるほど、基本料金内の仕訳件数や1仕訳あたりのデータ化料金が安くなるほか、「プレミアム」では領収書やレシートにくわえ、通帳・クレカ明細・現金出納帳のデータ化が可能になります。
【会計事務所向け】
初期費用0円
基本料金1万円
顧問先追加料金0円
データ化料金20円/1仕訳
「会計事務所向け」プランは「顧問先が増えても料金は据え置き」という、会計・税理士事務所にはうれしい特徴が備わっています。
※価格はすべて税抜
STREAMEDの導入実績・効果
ここからは実際に「STREAMED」を導入した企業の例を取り上げ、システム導入後にどんな効果があったのかをお伝えします。
三井不動産
「STREAMED」の導入事例ページ (株式会社クラビス https://streamedup.com/acinterview/20190829 参照)によると、三井不動産では2016年9月より社をあげて決裁・会計の基幹系システムの全面刷新に取り組んだそうです。
標準化・効率化の観点から業務プロセスの見直しを実施するなかで、決裁システムと会計システムの統合化などと合わせて、経費精算に必要な領収書の「入力」を省略化できるSTREAMEDの導入を決定。動画マニュアルの作成や社内ヘルプデスクの設置にくわえ、スキャナを各部に約1台配置し、帰社したらすぐにSTREAMEDで交通費の領収書をスキャンする習慣を作るなど、従業員が迷わないよう万全の体制を整えました。
従来は電車代などを経費精算に回す際、領収書を台紙に貼り付けて提出、シャチハタ印による承認を得てから会計システムに手入力するといったアナログな方法。手入力の手間はもちろん、紙に領収書を貼り付ける作業も地味ながらストレスを感じていました。
しかし、STREAMEDの導入後はこれらの課題が大きく改善されたとのこと。交通系ICカードの取り込みやSTREAMEDでの領収書スキャンを活用することによって経費明細の登録が楽になっただけでなく、経理作業の効率化、社内ルール運用の徹底化など、経理担当者にもメリットがあったと言います。システムの利用による高い効果を実感しているため、今後は未導入のグループ会社にもSTREAMEDを展開していく考えだそうです。
税理士法人近代経営
「STREAMED」の導入事例ページ (株式会社クラビス https://streamedup.com/acinterview/20200824_9746 参照)によると、税務・会計をはじめとしたワンストップサービスを提供する近代経営では、毎月100件を超える決算チェックなどに追われるなかで、膨大な会計処理に負担や品質のバラつきを感じていました。
試行錯誤を繰り返して徐々にルール化を進めてはきたものの、やはり入力時間の短縮やミスの軽減に関しては改善の必要があると感じ、STREAMEDの試験導入に踏み切ります。すると「スキャンするだけ」という手軽さに加え、これまで苦労してきた標準化も簡単にできてしまったそうです。
さらにヒューマンエラーが起きない点を考慮したうえで、改めて工数やミス率を手入力と比較したところ、STREAMEDが優位であると確認できたため、本格的な利用を推奨することとなりました。
導入後に感じた大きなメリットは、入力の効率化以外に「スキャンという誰でもできる業務に置き変えられる」点だそうです。本来、手入力には知識やノウハウが必要ですが、スキャンするだけなら数分の指導で即戦力になるため、繁忙期のスタッフ教育に関する懸念を取り払うことができました。入力に割いていた時間も、顧問先へのコンサルティング提供や習熟に回せるようになったとのことです。
まとめ
今回は、STREAMEDの具体的なメリットを解説するとともに、使うべき人・会社、導入実績などをご紹介しました。STREAMEDは、これまで経費精算に欠かせなかった「入力作業」そのものを省略化できるうえ、99.9%の精度で正確なデータ化が可能な経費精算システムです。スキャンするだけで領収書やレシートなどの証憑を仕訳データとして納品してくれるSTREAMEDは、経費精算の効率化だけでなく、仕訳作業の負担軽減にも役立ちます。経理業務の負担やコストカットをお考えの方には相性の良いシステムでしょう。
経費精算システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った経費精算システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。