2要素認証に対応している電子契約システム9選【2025年最新】
電子契約システムを導入したいけど、情報漏洩のリスクが心配とお悩みの方も多いでしょう。そこでおすすめなのが、2要素認証に対応している電子契約システムを導入することです。2要素認証ならば2種類の認証を組み合わせるので、セキュリティ強化を可能になります。
この記事では、営業・バックオフィス・情報システムなど、さまざまな分野の法人向けSaaSサービスを比較検討できる「PRONIアイミツ」が、2要素認証でおすすめの電子契約システムを厳選してご紹介!2要素認証の仕組みや電子契約システムの選び方も詳しく解説していきます。
- 2要素認証とは
- 2要素認証と2段階認証の違い
- 電子契約システムの選び方
- 2要素認証に対応している電子契約システムの比較表
- 2要素認証に対応している電子契約システム9選
- 【まとめ】電子契約システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
2要素認証とは
二要素認証とは、2つの認証方法を組み合わせて認証を行うことです。認証方式には、以下の3つの種類が存在します。
- 知識認証(パスワード、PINコードなど)
- 所有物認証(ICカード、キャッシュカード、ワンタイムパスワード用トークン(ハードウェアまたはソフトウェア)など)
- 生体認証(指紋・顔・静脈・虹彩など)
これらの認証方式を2つ組み合わせて認証を行うことが、「二要素認証」です。
今まではパスワードのみを認証を用いることが多かったものの、パスワードの漏えいや不正アクセスが増加。対策として、2種類の認証要素を組み合わせて認証を行う二要素認証が推奨されるようになってきました。二要素認証を採用することで、万が一パスワードが漏えいした場合でもログインすることが難しくなります。
二要素認証の例は、以下のようなものが身近でしょう。
- パスワード(知識認証)+キャッシュカード(所有物認証):銀行のATMなど
- PINコード(知識認証)+指紋(生体認証):業務用パソコンなど
- パスワード(知識認証)+ワンタイムパスワード(所有物認証):金融機関へのログインなど
2要素認証と2段階認証の違い
二要素認証と二段階認証の違いは、「認証が2段階に分けて行われるかどうか」という点です。 二段階認証は2回認証を行うのに対して、二要素認証は2つの要素で認証を行います。二要素認証は、先ほどお伝えした、以下のような認証方法です。
- パスワード(知識認証)+キャッシュカード(所有物認証)
- PINコード(知識認証)+指紋(生体認証)
- パスワード(知識認証)+ワンタイムパスワード(所有物認証)
上記の「PINコード(知識認証)+指紋(生体認証)」を例にあげると、二段階認証は「PINコードを入力したあとでないと指紋認証を行えない」という認証方式です。このほか、パスワードを入力→登録したスマートフォンに認証コードを記載したSMS(ショートメール)が送られてくる→認証コードを入力、といった流れも二段階認証となります。
また、二段階認証は「二要素認証」の場合とそうでない場合があることも特徴です。 認証コードがスマートフォンではなく登録したメールアドレスに送られる場合は、二段階認証ではありますが「知識認証+知識認証」という扱いになります。 いずれにしても、セキュリティーを高める上で効果のある認証方式です。
電子契約システムの選び方
電子契約システムを選ぶポイントは、以下の2つです。
- 搭載機能
- セキュリティー対策
搭載機能
まずは、自社に必要な機能が搭載されているかをチェックしてください。テンプレート管理機能やワークフロー機能など、電子契約システムには多くの機能が搭載されていますが、製品やプランによって利用できる範囲が異なります。自社の課題を明らかにし、どういった機能が必要かを検討した上で電子契約システムを選びましょう。
なお、個人事業主に必要な機能を搭載したおすすめの電子契約システムは以下の記事で紹介しています。
セキュリティー対策
契約書には多くの機密事項や個人情報が記載されています。万が一外部に漏洩した場合、自社の信用問題に大きく影響します。システムのセキュリティー体制はもちろん、提供会社がISMSなど情報セキュリティの認証を受けているかどうかも確認したいポイントです。
以下の記事では電子契約システムの選び方・比較方法をより詳しく解説したうえで、おすすめのサービスを紹介していますので、選定前にぜひご覧ください。
電子契約システムの導入を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合った電子契約システム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
2要素認証に対応している電子契約システムの比較表
ここからは2要素認証に対応している電子契約システムを紹介していきたいと思います。
まずはご紹介する電子契約システムでPRONIアイミツがおすすめのサービスを料金や機能項目、連携サービスで絞り込んで比較表にまとめてみました。
2要素認証に対応している電子契約システム9選
ここからは、二要素認証に対応している電子契約システムを9個ご紹介します。機密情報や個人情報を記載することが多い契約書。改ざんや不正アクセスのリスクを低減させるためにも、二要素認証に対応しているかどうかは重要なポイントです。そのほかに搭載している機能などを確認しながら、自社に合ったものを選定していきましょう。
クラウドサイン
-
料金
月10,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
1人
クラウドサインは、弁護士ドットコムが提供するクラウド型の電子契約サービスです。ログインする際には、従来のパスワードに加えてスマートフォンアプリで発行されたワンタイムパスワードを利用した二要素認証を利用することが可能。二要素認証を利用する際は、スマートフォンの機種変更や紛失に備えて、管理画面よりバックアップコードが発行されるため万が一のときも安心です。
パスワードが漏れ、第三者に悪用された場合でも、不正使用を防げるため、セキュリティーが大幅に向上します。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
電子印鑑GMOサイン
-
料金
月8,800円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
1ヵ月
-
最低利用人数
なし
電子印鑑GMOサインは、GMOグローバルサイン・ホールディングスが提供している電子契約サービスです。セキュリティー強化のための二要素認証を利用することが可能。スマートフォン用アプリ「Google Authenticator(グーグル オーセンティケーター)」を利用し、プロセスコードを生成することで二要素認証を行います。
機能面においては、大量の契約書を一括送信できる機能や、文書/フォルダー単位で閲覧範囲を設定できる充実した管理機能が魅力です。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
-
料金
月1,100円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ドキュサインは、アメリカ・サンフランシスコのDocuSignが提供している電子契約サービスです。導入企業数は100万社以上、ユーザー数は数億人。優れたパフォーマンスと高可用性に加えて、世界180ヵ国以上44言語で署名できることから、世界規模で導入されています。
2種類の方法で本人確認を行う二段階認証(二要素認証)の利用が可能。パスワードに加えて追加の本人確認方法(手元の携帯電話を使用するなど)を行うことでセキュリティー性を強化します。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
-
料金
月4,270円/ライセンス -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Adobe Signは、さまざまなクラウドサービスを展開しているアドビが手掛ける電子サインサービスです。
二要素認証が利用可能で、パスワード、Adobe Signシステムにログインすることで認証するAdobe Sign 認証に加え、プレミアムプランでは電話(音声またはSMS) 認証とGovernment ID 認証を利用できます。取引実績は実に80億件。信頼できる電子サインサービスだと言えるでしょう。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
-
料金
月4,980円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
1人
freeeサインは、SaaS型クラウドサービスの開発・運営を行っているfreeeが提供する電子契約サービスです。弁護士監修のサービスである点や、「ショッパーズアイ」の調査で使いやすさNo.1を獲得している点が特徴。契約書の作成、締結、管理までをワンストップで完結できところもうれしいポイントでしょう。
二要素認証はProプランの利用者が対象。ログイン時に、パスワードに加えスマートフォンなどの端末を利用したSMS・電話・認証アプリでの認証が可能です。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付
- 署名依頼のSMS送信機能
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
-
料金
月1,200円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
Zoho Signは、さまざまなインターネットソリューション・ソフトウェアを展開するゾーホージャパンが提供している電子署名サービスです。
二要素認証(他要素認証・MFA)は、Zoho OneAuthと呼ばれる認証アプリで行います。認証方法はFace ID/Touch ID、プッシュ通知、QRコードのスキャン、時間制限付きのワンタイムパスコード(OTP)から選択が可能です。複数の認証方法を必要なだけ設定し、任意で1つを標準の認証方法に設定もできます。
- 契約書のアクセスコード設定機能
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 契約書の一括送付
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- スキャン文章の管理機能
- クラウド(SaaS)
- メールサポートあり
-
料金
月20,000円 -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
paperlogic電子契約は、高品質なペーパーレス化クラウドソリューションの開発・販売を行っているペーパーロジックが提供する電子契約システムです。二要素認証、メール認証を用いたログインが可能で、専用のクラウドスペースを介した安全な文書の送受信ができる点が魅力。機密性の高い文書や契約書も、安心してやり取りできるでしょう。
定額制で、電子署名/タイムスタンプが使い放題という点もうれしいポイント。契約書や注文書、税務関連書類の作業が多い会社におすすめです。
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- タイムスタンプの一括検証機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 契約書の一括送付
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- クラウド(SaaS)
- メールサポートあり
ContractS CLM
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
ContractS CLMは、「世の中から紛争裁判をなくす」を志に掲げているContractSが提供しているクラウド型契約マネジメントシステムです。契約書作成から契約締結、契約管理まで行えるワンストップ電子契約サービスであることが特徴。スムーズかつスピーディーな契約関連作業を実現できます。
さまざまなセキュリティー対策を施しており、SAML認証を用いた二要素認証もその1つ。組織のユーザー情報をIdPで一元管理することで、SAML認証連携の利用が可能です。
- 本人確認書類による認証
- タイムスタンプ機能
- 電子サイン機能(立会人型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 契約進捗のリマインド機能
- 契約期限のアラート機能
- 文書管理用フォルダの作成機能
- 電子文書の検索機能
- スキャン文章の管理機能
リーテックスデジタル契約
-
料金
月18,000円 -
初期費用
0円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
リーテックスデジタル契約は、BtoB向けのマルチテクノロジー企業、リーテックスが提供している電子契約システムです。Google Authenticatorを用いた、QRコードによる二要素認証の利用が可能。利用時には毎回二要素認証が求められるため、不正ログインを強力に防止できます。
法学者と大手弁護士事務所の監修により実現した業界最高レベルの法的安定性が魅力で、経営者からの支持率はNo.1。安全性の高さは群を抜いていると言えるでしょう。
- タイムスタンプ機能
- 電子署名機能(当事者型)
- 電子サイン機能(立会人型)
- 電子文書の送付承認設定機能
- 契約ステータスの管理機能
- 電子文書の検索機能
- 電子文書の閲覧権限設定機能
- クラウド(SaaS)
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
以上、2要素認証に対応している電子契約システム9選を紹介しました。大手企業の電子契約システムはセキュリティが重要になります。大手企業への導入実績が豊富なサービスは以下の記事で解説していますので併せてご確認ください。
【まとめ】電子契約システム選びで迷ったらPRONIアイミツへ
電子契約システムを選ぶには、各サービス・製品の特徴を把握し、自社の目的やニーズに合った会社を見つけることが大切です。PRONIアイミツでは、さまざまな条件で電子契約システムを比較できます。導入実績のある業界・企業規模・使いたい機能などで絞り込み、あなたの会社に最適なサービスを探してみてください。
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