駅すぱあと 旅費交通費精算Webの評判と実態
交通費を申請する負担軽減と業務効率化を実現するのが経費精算システムです。経費に占める交通費の割合が相対的に高いことから、経費精算システムの評価は、いかに交通費精算を合理化できるかにかかっているともいえます。
なかでも、旅費・交通費精算の合理化に焦点を絞って機能を磨き上げることで、低価格を実現した交通費精算システムが「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」です。交通費精算に特化した「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は、ほかの経費精算システムとどう違うのか?その特徴や評判を解説していきます。
- <総評>「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の最大の特徴は旅費・交通費精算業務の合理化
- 「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の3つのメリット
- 徹底調査でわかった「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」を使うべき人・会社
- 「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の料金プラン
- 「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の効果的な使い方
- まずは「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の無料体験を
- まとめ
<総評>「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の最大の特徴は旅費・交通費精算業務の合理化
駅すぱあと 旅費交通費精算Webは、数多くの経費精算システムが採用・提携する乗換案内・運賃検索サービス「駅すぱあと」の運営で知られる、株式会社ヴァル研究所が開発した交通費精算システムです。最大の特徴は、他社システムからも採用される自社サービス「駅すぱあと」を最大限活用した、交通費精算の合理化に特化したシステムであるということ。
路線バス情報も網羅した高機能路線図から、駅名やバス停をクリックするだけで経路を設定できるため、わざわざ駅名を入力する必要がないという便利さに加え、最安・最短などの経路情報もアイコン表示が可能。よく使うルートの登録や、1ユーザー2枚までの登録で定期区間が完璧に控除できるなど、駅すぱあとの機能を最大限活用できるのが魅力です。
もちろん、ICカードリーダーを利用した交通系ICカード連携機能や、交通費精算のプロセスをスピーディーに完結できるワークフロー機能も搭載。申請者の入力作業を省力化できるほか、スマートフォンなどを活用した申請・承認ができるため、従来のプロセスを保ったまま、承認までのタイムラグも短縮できます。
他の経費精算システムと比べてどうなのか
旅費・交通費精算に特化した「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は、経費精算システムとしては異色の存在だといえるかもしれません。それは、「レシートポスト(旧Dr.経費精算)」「MFクラウド経費」「コンカー(Concur)」「楽楽精算」など、代表格ともいえる経費精算システムと比較すれば明らかです。
このため、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は、備品購入などの経費精算機能や、申請書への領収書添付機能は持っていません。つまり「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は、旅費・交通費精算のみ合理化が必要な会社に最適なシステムであるといえるでしょう。
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「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の3つのメリット
それでは、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」を導入する具体的なメリットを説明します。
交通費精算合理化によるコスト削減・生産性向上
初期費用や設備投資が必要なく、月額利用料金も低く抑えられている「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」を導入することで、交通費精算業務を合理化すれば、年間520時間の作業時間削減と、109万円もの経費削減が実現するというシミュレーション結果が公表されています。
つまり、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」を導入することで、数字として現れるコスト削減効果が実現できるとともに、削減できた作業時間をコア業務に割り振れば、生産性の向上も期待できるのです。
旅費・交通費申請の自動化
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は、路線バスの経路・運賃検索にも対応しており、グラフィカルに表示された路線図に表示される駅名・バス停をクリック・タップするだけで路線経路・運賃の検索ができます。
もちろん、対応ICカードリーダーを利用すれば、交通系ICカードの履歴から営業で利用した交通費だけを選択でき、1ユーザー2枚まで保存できる定期券情報を登録することで、正確な定期間区間の控除も可能です。
他社の経費精算システムを上回る旅費・交通費申請の効率化を実現しており、集中的に旅費・交通費精算業務を合理化したい企業に、最適の交通費精算システムだと言えます。
フューチャーフォンも利用できる
営業スタッフに従来型のフューチャーフォンを配布している企業も少なくないでしょう。フューチャーフォンにも対応できる経費精算システムは少なくなったので、わざわざ導入前にスマートフォンを購入している企業もあります。
フューチャーフォンを含めたマルチデバイスに対応する「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」であれば、デバイスの準備を心配をする必要もありません。iモード対応、ezweb対応、Yahoo!ケータイ対応のフューチャーフォンであれば、新たにスマートフォンを用意する必要はなく、そのまま活用できます。
徹底調査でわかった「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」を使うべき人・会社
紹介したメリットを踏まえ、どんな人や会社に「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」が向いているかお伝えします。
旅費・交通費精算を集中的に合理化したい会社
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の交通費精算に関する使い勝手は、ほかの経費精算システムと比較しても、一歩抜きん出ています。そのため、備品購入などの経費精算よりも、とにかく旅費・交通費精算を集中して合理化したい会社に「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は最適です。
たとえば、備品購入自体がほとんどない、または仮払いで済ませるのが基本となっている会社、取引先からの仕入れが基本となっていて、従業員の立替払いが必要ない会社などが当てはまるかもしれません。
交通費精算を合理化したい少人数の会社
高機能な経費精算システムでは、1ユーザーあたりの月額料金が高額だったり、最低利用料金や最低利用ユーザー数が決められているケースがほとんどです。少人数の会社の場合、コスト的な要因により経費精算システムの導入自体を諦めてしまうこともあるでしょう。
しかし、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」であれば、設備投資も初期費用も必要とせず、経費精算システムの基準をさらに下回る月額利用料金も実現しています。さらに、最低利用ユーザー数も5人に定められているため、従業員数10人以下の小規模企業でも、コスト負担をさほど気にせず導入できます。
コストをかけずに交通費精算を合理化したい会社
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は、利用人数が5人以上の場合でも、ほかの経費精算システムの基準を下回る月額料金での利用が可能です。できる限りコストをかけずに、旅費・交通費精算業務を合理化したいすべての会社にはピッタリだといえるでしょう。
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の料金プラン
旅費・交通費精算の合理化に機能を絞った分、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」はほかの経費精算システムの基準を下回る利用料金を実現しています。具体的には、初期導入費用無料、5ユーザーまでの年間利用料金が1万2,000円です。年間契約が基本ですが月額に換算すると最低料金1,000円、1ユーザーあたり200円という価格(それぞれ税別)であり、まさに業界最安値と言えます。
また、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」には、JR東日本が提供するサービス「transit manager」と連携し、モバイルSuicaからのデータ取り込みをはじめとした、さらなる交通費精算合理化を実現するプレミアムプランも用意されています。プレミアムプランの価格は公表されていないため、気になる人は問い合わせてみてください。
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の効果的な使い方
それでは次に、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の効果的な使い方をお伝えします。
カードリーダーで交通系ICカード連携
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」に、標準搭載された機能を最大限活かし、入力の自動化を進めるため、カードリーダーと接続用のWindows PCを用意し、交通系ICカード連携はできるようにしましょう。
利用できるカードリーダーは、SFCard Viewer2が使える「PaSoRi(SONY RC-S380)」などです。
会計ソフトfreeeと連携する
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」を導入するなら、あわせてパッケージの一部として経費精算機能が搭載されている「会計ソフトfreee」にも着目すべきです。
会計ソフトfreeeには、領収書を撮影することでデータ化できるスマートフォンアプリが用意されており、電子帳簿保存法にも対応。備品購入などの精算はfreeeに任せ、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」で管理したCSV交通費データをインポートすればなど、連携することでより効果を発揮するでしょう。
プレミアムプランで交通費精算をさらに効率化
「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」には、スタンダードプランのほかに、「transit manager」と連携したプレミアムプランが用意されています。プレミアムプランの場合、Androidスマートフォンを使ったモバイルSuicaに対応しており、カードリーダーで読み込むことなく、直接システムに交通費データを転送可能です。
また、スタンダードプランであれば、カードリーダーで読み込んだデータを一度CSVで出力し、あらためて「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」に読み込む必要がありました。プレミアムプランではこうした手間が必要なくなり、読み込んだデータはすぐにシステム上でリスト表示されるようになります。
まずは「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」の無料体験を
交通費精算を含め、経費精算申請をするのは従業員である営業スタッフが中心であり、いくら管理側の使い勝手がよくても、申請者側の使い勝手が悪ければ、せっかく導入しても使われないシステムになってしまいます。
こうしたミスマッチを避けるため、一定期間無料で試せる無料トライアルが用意されています。申し込み方法は簡単。公式サイトから「無料トライアル」をクリック、必要事項を入力して登録完了すればすぐに利用開始できます。
スタンダードプランだけでなく、プレミアムプランの無料トライアルも用意されており、期間も申し込んだ日から翌月の末日までと、たっぷり試せるのが嬉しいポイントです。
まとめ
旅費・交通費の合理化に特化した「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は、経費精算システムのなかでは異色の存在であり、魅力的な料金設定に惹かれつつも、使いどころで悩んでしまう場合もあるかもしれません。
しかし、ほかの経費精算システムに比べても、交通費精算機能の充実ぶりは抜きん出てており、とにかく交通費精算の合理化を徹底したい会社にとっては、導入候補の筆頭と言えます。
まずは交通費や備品購入など、自社の経費精算がどのように行われているのかを把握し、どのようなシステムが自社のニーズにマッチするのかを見極めるのが重要です。その結果、交通費の合理化に焦点をあわせるのであれば、「駅すぱあと 旅費交通費精算Web」は業務効率化に貢献してくれるでしょう。
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