社内回覧とは?ルールや電子化の方法、成功事例を解説
「紙ベースの社内回覧がスムーズに進まない」「テレワーク導入で、社内回覧を閲覧対象者全員に回せない」という企業は多いのではないでしょうか。このような課題がある企業におすすめなのが、社内回覧の電子化です。デジタルツールを活用し社内回覧の電子化することで、社内回覧を早く回すことが可能。電子化により、テレワークを含めた関係者全員に漏れなく、確実に情報を周知できることも大きなメリットです。
そこで本記事では、「社内回覧とは?」といった基礎知識を解説したうえで、社内回覧を早く回す方法を紹介します。社内回覧の電子化におすすめのワークフローシステムも紹介しますので、重要な社内情報を効率的に周知したい担当者はぜひ参考にしてください。
- 社内回覧とは
- 社内回覧を回す際のルール
- 社内回覧の書き方
- 社内回覧を早く正確に回す方法
- 【社内回覧を効率化】電子化におすすめのツールとは?
- 社内回覧を電子化するメリット
- 社内回覧の電子化におすすめのワークフローシステム7選
- ワークフローシステム導入による成功事例4選
- まとめ:会社の回覧文書はワークフローシステムで効率的に回そう
- よくある質問
社内回覧とは
「社内回覧」とは、社内において各種書類を順番に回覧することを言います。重要な業務や決裁については、誤った情報の伝達や伝達漏れなどを未然に防いでおきたいもの。しかし、口頭で伝達してしまうと途中で誤りや漏れが生じてしまうかもしれません。
伝達ミスや漏れを防止するために、対象となる従業員に文書を順々に回覧してもらい、周知を徹底するのです。最近では、在宅ワークやワーケーションなどの柔軟な働き方が増えたことにより、社内回覧を電子化した「ワークフローシステム」を導入している企業も増えています。
なお、社内回覧で順々に回す文書のことは「回覧文書」と呼び、ワークフローシステムではこの回覧文書を電子化することで効率化を実現しています。
社内回覧の目的
社内回覧の目的は、重要な情報を閲覧対象者全員に周知することです。また、先にも述べている通り、社内回覧は誤った情報の伝達や情報の伝達漏れを防ぐことも担っています。具体的な目的・利用シーンとしてはさまざまな状況があげられますが、以下のようなパターンが多いでしょう。
- 上層部に意見を伝え、内容について検討してほしい場合
- ミーティング・打ち合わせの内容や結論を伝えたい場合
- 関係している従業員や上層部、あるいは会社の総意や決裁を得る必要がある場合
- 社内で開催するイベントやレクリエーションなどについて周知したい場合
- 決定事項について関係者や社内全体に周知したい場合
- ある業務に関して対応を依頼したい場合
社内閲覧の多くは複数の部署にまたがり閲覧されることが多い為、閲覧対象者全員の確認が済むまで時間が掛かってしまう場合もあります。
社内回覧の種類
社内回覧の目的や利用シーンは上記で説明した通りですが、具体的にはどのような種類の文書が回覧されるでしょうか。以下では、どのような文書が回覧されるかを表にまとめて紹介します。社内回覧にはさまざまな種類がありますが、どの文書も組織を動かしていく上で欠かせないものであり、それぞれで役割が異なるため注意しましょう。
回覧文書(社内文書) | 目的・利用シーン |
---|---|
上申書 | 上層部に意見・希望を述べて検討や決裁を求める |
稟議書 | 社内の決裁・承認を得る |
通達 | 組織に対する指令や指示を行う |
通知文 | 決定事項に関して社内に周知する |
議事録 | ミーティングなどの経過や結果を周知する |
指示書 | 業務に関連する指示を行う |
案内文 | 社内イベントに関して通知する |
依頼文 | 書類の提出など業務に関連する依頼を行う |
社内回覧を回す際のルール
それでは、社内回覧を回す際にはどのようなポイントに注意するべきなのでしょうか。社内回覧を回す際にはいくつかのルールが設けられているので、きちんとおさえておきましょう。社内回覧を回す際のルールには、以下があげられます。
- 回覧文書はわかりやすく作成する
- メール回覧の場合には返信を義務化する
- 速やかに閲覧し、閲覧したらすぐに回す
- 不在者は飛ばしてもOK
社内回覧のルール制定時や改定後には、閲覧ルールを周知する、あるいは、社内回覧に記載することで効率良く回すことができるでしょう。
社内回覧の書き方
社内回覧にはさまざまなルールがあることがわかりましたが、社内回覧を回さなければならなくなった場合、文書はどのように作成するべきなのでしょうか。社内回覧の回し方と同様に、社内回覧で回す文書の書き方においてもいくつか注意点があります。
- タイトルと内容のどちらもわかりやすく簡潔に
- 前置きや結びの言葉は不要
- 回覧文書の作成日付と回覧期限を忘れず記載
- 回覧主や担当者の氏名や部署も忘れず記載
上記に沿って回覧を作成すると確認がしやすくなり、スムーズに社内回覧を回すことができるでしょう。
社内回覧を早く正確に回す方法
社内回覧はスムーズに回していくことが重要であるとわかりましたが、社内回覧を早く正確に閲覧してもらうためにはポイントがあります。以下では、社内回覧を早く正確に回す方法について解説します。
- 要点をまとめ、誰もが理解しやすい内容にする
- 簡易的な名簿を作成し添付する
- 回覧のルールを記載する
- メールやチャットの場合、返信や記録を義務化する
要点をまとめ、誰もが理解しやすい内容にする
社内回覧をスムーズに回していくためには、要点をまとめ、誰もが理解しやすい内容しましょう。冗長的な文章は内容が掴みにくく、読みにくいため、閲覧スピードを低下する要因になります。また、読み手側も業務の合間に読むことが多いため、なるべく、時間をかけずに把握したいのが本音でしょう。社内閲覧の文章は、なるべく要点だけをおさえた無駄のない文書を回すことによって、スムーズな回覧が叶うでしょう。
簡易的な名簿を作成し添付する
社内回覧を早く正確に回していくためには、簡易的な名簿を作成し添付することも忘れないでください。紙媒体で社内回覧を進めている場合、回覧対象となる社員のリストを作成し、すでに回覧済みの従業員が誰かが分かるように捺印欄やチェック欄などを設けましょう。名簿を作成していない場合、後から担当者が「回覧文書は閲覧済みか否か」を全員に確認しなければならず、非効率です。
回覧のルールを記載する
社内回覧を早く正確に回していくために、回覧する際のルールについてもきちんと明記しておきましょう。読んだら回覧者リストに捺印する、部署ごとで回覧し完了したら次の部署へと渡す、メール回覧の場合には必ず返信してもらうなど、社内回覧についてのルールを自分たちで設けて、回覧文書に記載、あるいは添付するようにしておくと、戸惑うことなくスムーズに回すことができます。
メールやチャットの場合、返信や記録を義務化する
先ほどにも説明しましたが、メールやチャットで社内回覧を回す場合には、返信を義務化しましょう。あるいは、エクセル やスプレッドシートなどで別途確認用のシートを作成し、閲覧が済んだら自分の名前の欄にチェックを入れるといった運用が求められます。こういった仕組みづくりをすることで、どこまで回覧が進んだか、誰が文書を確認したかが明確になるため、あらかじめきちんとルールを定めておきましょう。
【社内回覧を効率化】電子化におすすめのツールとは?
ここまで社内回覧を回す際のルールや早く回す方法について解説してきましたが、上記のような方法で社内閲覧をなるべく円滑化しようと試みても、なぜかスムーズに進まないという会社も多いのではないでしょうか。その場合、紙の書類で社内回覧を行うのではなく、電子化を進めた方がいいかもしれません。社内回覧の電子化におすすめのツールには、下記の3種類が挙げられます。
- 「ワークフローシステム」で社内回覧を電子化
- 「Microsoft Teams」の承認フローで社内回覧を電子化
- 「Google Workspace」のワークフローで社内回覧を電子化
「ワークフローシステム」で社内回覧を電子化
冒頭の「社内回覧とは?」で説明している通り、最近ではワークフローシステムを用いて社内回覧を電子化する企業が増加しています。
ワークフローシステムとは、経費精算書や稟議書、設備利用願いといった申請書を電子化して申請フォームとし、オンライン上で回覧・決裁が可能となるツール。もちろん申請書のみならず、上申書や議事録などさまざまな文書を回覧できます。社内回覧の電子化におすすめのツールです。
「Microsoft Teams」の承認フローで社内回覧を電子化
マイクロソフト社が提供する「Microsoft Teams」には「承認アプリ」というアプリケーションがあります。このアプリケーションを利用することで、「Microsoft Teams」上にワークフローを作成でき、社内回覧の電子化が可能。経費精算・休暇申請といった承認フローの効率化も図れます。
ただし、「Microsoft Teams」の承認アプリを利用するには、「Power Automate」「Office 365」「Dynamics 365」といった同社が提供するサービスの、いずれかのライセンス・アクセス権・アカウントなどが必要になります。
「Google Workspace」のワークフローで社内回覧を電子化
Google社が提供する「Google Workspace」には簡易的なワークフロー機能があり、社内回覧を電子化できます。社内回覧を回せることに加えて、オンライン上で申請・承認業務もできるため社内のワークフローを効率化できます。「Google Workspace」のワークフロー機能は限定的ですが、一般的なワークフローシステムとの連携で、便利に活用できるようになります。
これまでは文書を紙で作成して回覧させていたという企業も、ワークフローシステムを導入して社内回覧を電子化することで、より効率化できます。別記事「ワークフローシステムを徹底比較」では、詳しい選び方やおすすめのワークフローシステムを解説していますので、合わせてご覧ください。
社内回覧を電子化するメリット
社内回覧の電子化にはさまざまなメリットがあります。具体的なメリットを把握しておくことで電子化したあとのイメージが湧くでしょう。ここでは、社内回覧を電子化するメリットを3つ紹介します。
- 電子化により回覧スピードが上がり、承認業務が効率化できる
- 回覧状況をリアルタイムで把握できる
- 過去の文書・稟議書をデータ保存でき、検索しやすい
電子化により回覧スピードが上がり、承認業務が効率化できる
社内回覧を紙の文書で行っている場合、外出や出張が多い社員がなかなか確認できない、他の部署まで手渡ししなければならず面倒など、さまざまな理由で回覧スピードが下がってしまいます。ワークフローシステムで社内回覧を電子化すれば、PCだけでなくスマートフォンなどのモバイルデバイスからも文書をチェックし回すことが可能。回覧スピードが上がり、承認業務を効率化できることは大きなメリットです。不在者が多くなかなか回覧が進まないといった悩みはなくなります。
回覧状況をリアルタイムで把握できる
社内回覧を紙の文書で行う場合、文書とは別に回覧リストを作成して添付しなければなりません。回覧リストは文書とともに順々に渡されてしまっているので、担当者は回覧状況を確認しづらいのも問題です。しかし、ワークフローシステムであれば、社内回覧で回した文書がどの人まで回っているのかをすぐに確認でき、状況をリアルタイムに把握することができます。
もしも誰かのターンで遅延している場合には、速やかに確認するよう通知を送れることも大きなメリットでしょう。
過去の文書・稟議書をデータ保存でき、検索しやすい
社内文書を紙媒体で管理している企業では、過去の重要な文書をどこで管理しているかわからない、書類が多すぎて管理が面倒になるなどの問題が生じます。しかし、ワークフローシステムを導入して社内回覧を電子化すれば、過去の文書や稟議書も電子データで保管できるため、検索をすればすぐに書類を探し出すことが可能です。紙媒体での保管ではなくなるので、保管場所や保管方法について悩むこともなくなるでしょう。
関連記事:稟議書を電子化する方法やメリット、システムの選び方を解説
社内回覧の電子化を検討中の方は、ぜひPRONIアイミツ(当サイト)をご活用ください。PRONIアイミツでは、いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったワークフローシステム(最大6社)をご案内可能です。1社1社に問い合わせる手間・ツール選びの時間を大幅に節約できるため、ぜひ一度お試しください。
社内回覧の電子化におすすめのワークフローシステム7選
ここでは、社内回覧の電子化におすすめのワークフローシステム7選を紹介します。各サービスの特徴・機能も解説していますので、システム導入を検討中の企業はぜひ参考にしてください。
- ジョブカンワークフロー
- コラボフロー
- X-point Cloud
- Create!Webフロー
- 楽々WorkflowII
- kickflow
- ActionPassport
-
料金
月300円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
1人
ジョブカンワークフローは、株式会社DONUTSが提供するワークフローシステムです。初心者でも簡単に操作できる設計で、使いやすい画面デザインが特徴。同社が実施したユーザーアンケートでは、「承認業務の時間を約3分の1に短縮できた」という事例も報告されています。
多様な承認ルートに対応し、自社の運用に合わせて柔軟にカスタマイズができることがメリット。稟議申請や承認時には自動で通知が送られるほか、スマートフォンへのアラート機能もあり、承認漏れの防止に役立ちます。
ジョブカンは経費精算や会計ソフトなど多様なシステムも展開しており、これらを統合することでさらなる業務効率化が可能。「社内回覧の電子化に加え、バックオフィス全体を効率化したい」という企業に、ジョブカンワークフローはおすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
-
チャットサポートがありわからないところはすぐ解決できる。画面が見やすくなってるから使い方簡単。初心者向けにできる。
-
誰にでも使いやすくて、導入時にも困難は感じませんでした。今の働き方にとてもあっていてよいサービスです。
-
料金
月800円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
2ヵ月
-
最低利用人数
5ユーザー
コラボフローは、株式会社コラボスタイルが提供するワークフローシステム。社内回覧の電子化はもちろんのこと、専門知識がなくても手軽にワークフローを作成できると評判のシステムです。普段使用しているExcelを活用して申請フォームを作成でき、プログラミングのスキルがなくても自由にフォーマットをカスタマイズできます。
承認経路の設計では、「人」と「連携パーツ」をパズルのように配置する直感的な操作が可能です。さらに、条件分岐や文書の公開範囲といった詳細な設定にも対応し、自社の決裁プロセスに合ったワークフローを簡単に構築できます。効率的な承認プロセスを求める企業に、コラボフローはおすすめのワークフローシステムです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- シングルサインオン
-
申請履歴を参照できるので、似た内容の申請をする場合には、一から文章を作る必要がなく、効率的に業務をできる。
-
特に困ることなく、サービスを使用しました。チャットサービスなども使用しましたが、わかりやすく懇切丁寧でした。
-
料金
月500円 / ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
X-point Cloudは、株式会社エイトレッドが提供するワークフローシステム。稟議書をはじめ、経費精算書や各種報告書など多様な申請書を電子化できる汎用性の高いワークフローシステムです。あらゆる申請書類をクラウド上で一元管理できるため、書類整理が簡単になり、管理効率が向上します。
X-point Cloudは詳細な検索機能を搭載しており、必要な書類を迅速に見つけられることもおすすめの理由。また、紙の書類を扱う感覚で操作できる設計が特徴で、従来のフォーマットをそのまま電子化できるため、ITシステムに慣れていない従業員が多い企業でも導入・定着がスムーズです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
-
フローが見えて、特に操作性にも問題がなく、嫌な気持ちを感じることもなく使うことができる。ボットがあることで、不明点もすぐに解決、効率よく作業を進められる。
-
一番使うワークフローシステムであり、現在ではこのシステムによりすべての仕事が管理されているようです。
-
料金
月500円/ユーザー -
初期費用
なし
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
10ユーザー
Create!Webフローは、インフォテック株式会社が提供するワークフローシステムです。既存の社内回覧の書類や稟議書を、手軽に電子化できる点が特徴。ExcelやWord、PDFで作成された申請書をそのままインポートできるため、現在の運用方法を大きく変更せずにデジタル化を進められます。
Create!Webフローの導入形態は、クラウド版とパッケージ版の2種類。「初期費用を抑えて少人数で始めたい」という企業にはクラウド型がおすすめ。一方、「自社の運用に合わせて柔軟にカスタマイズしたい」という企業にはパッケージ型が適しています。1ヶ月の無料トライアルを利用して、機能や使い勝手を確認した上で導入を決定できる点も魅力。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
- IP制限
- 二要素認証・二段階認証
-
サポートがしっかりしていて、困ったときに、どうすればよいのかすぐわかるのが、とてもいいと思いました。
-
申請、承認、決裁までの進捗が可視化でき、いつでもPC上でどこの部署で停滞しているかがわかる為、紙ベースだった時より各部署との連携業務が円滑になり、生産性が向上した。 操作面では年配の従業員にも理解しやすいように、最低限のボタンの数に抑えてくれている為、3ヶ月程で社内全体に普及させる事が出来た。
楽々WorkflowII Cloud
-
料金
月10,000円 -
初期費用
50,000円
-
最低利用期間
なし
-
最低利用人数
なし
楽々WorkflowIIは、住友電工情報システム株式会社が提供するワークフローシステムです。多言語対応が特徴で、標準で日本語と英語に対応し、追加機能を利用することで他の言語にも対応可能。書類を受信者の言語に合わせて表示できるため、グローバルに展開する多国籍企業におすすめ。
承認機能では、合議や多数決といった複雑な承認プロセスに対応可能で、条件分岐が多い企業でもスムーズに利用できます。楽々WorkflowIIは、数万人規模の大企業の導入実績もあり、幅広いニーズに応える信頼性の高いシステムです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- メールサポートあり
- 冗長化
- 通信の暗号化
- シングルサインオン
- オンプレミス(パッケージ)
-
ログインした後の画面にアイコンを使ったメニューが表示されるので、やりたいことをすぐに選択できるところが時間短縮にもなってとてもいいと思います。
-
初心者には少し難しかったです。もう少し説明文が欲しかったです。チャットサポートがある点はとても良いと思った。
kickflow
-
料金
お問い合わせ -
初期費用
なし
-
最低利用期間
お問い合わせ
-
最低利用人数
ユーザーライセンス数:50~
kickflow(キックフロー)は、株式会社kickflowが提供するワークフローシステムです。多くの上場企業や大規模法人が採用しているクラウド型サービス。複雑な承認プロセスにも対応できる柔軟な設定機能と、外部システムとのスムーズな連携が特徴です。
SlackやMicrosoft Teamsといったチャットツールと統合することで、承認作業をチャット上で完了でき、業務の効率が向上します。わかりやすいUIデザインにより、短期間での導入が可能。APIによる高い拡張性も強みです。料金プランはスタンダードとエンタープライズの2種類を提供し、無料トライアルにも対応。使いやすさと高機能を両立したkickflowは、業務効率化を目指す企業におすすめです。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請の規定違反のチェック機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- チャットサポートあり
- メールサポートあり
- ISMS
- 通信の暗号化
-
料金
月500円/ID -
初期費用
なし
-
最低利用期間
12ヵ月
-
最低利用人数
10ID
ActionPassportは、株式会社イーネットソリューションズが提供するワークフローシステム。特徴は、高いセキュリティ性能を具えていること。データセンター運用会社が提供し、重要なデータは国際規格に基づく情報セキュリティマネジメント(ISMS)で保護。さらに、365日24時間体制で監視を行い、安全性の面で信頼できるシステムです。
ActionPassportは、ディスク容量を無制限に利用できる点も大きなメリット。膨大な文書を追加費用なしで保存可能なため、申請書や記録書類のやりとりが多い企業にもおすすめ。また、フォームの選択画面は必要なフォームをすぐに探せるようキーワード検索ができることも強みです。他社製品と比較しても、ActionPassportは「コストパフォーマンスとセキュリティの両立」が魅力。
- 申請フォーマットの作成機能
- 申請へのコメント機能
- 申請内容の確認と承認機能
- 一括承認機能
- 導入支援・運用支援あり
- メールサポートあり
- 電話サポートあり
- ISMS
- 冗長化
- 通信の暗号化
以上、社内回覧の電子化におすすめのワークフローシステムを紹介しました。ワークフローシステムのサービスは多数あるため、どれを選ぶべきか迷ってしまう方も多いでしょう。PRONIアイミツは、ITツール受発注のプロとして、希望要件に合ったワークフローシステムの案内が可能です。料金無料・最大6社をご紹介しますのでぜひ一度お試しください。
ワークフローシステム導入による成功事例4選
最後に、ワークフローシステム導入による成功事例を4つ紹介します。ワークフローシステムを導入後に効率化を実現した企業の成功事例をピックアップしましたので、社内回覧の電子化を検討中の企業は、ぜひ参考にしてください。
月110時間の業務削減を実現した事例
国内に複数の事業所を構え、半導体関連の機器開発・設計・品質管理などを行う企業の導入事例を紹介します。この企業は、ワークフローに文書管理システムを採用していたものの、WordやExcelで作った申請書ファイルのシステムへの格納やダウンロード、申請書を作成したらメールで送信、といった作業に手間がかかっていました。加えて、進捗状況が見えないことも大きな課題でした。
新たに文書管理システムを導入し直すも文書を一覧で確認できず不便であったことから、ワークフローシステム「楽々WorkflowII」を導入し、承認申請業務にかかる時間や申請書への記入ミスを削減することに成功しました。
出典:株式会社SCREEN SPE テック『楽々WorkflowII 導入事例』
ハンコ文化の脱却・承認スピードの高速化に成功した事例
建設機械や資材の販売・レンタルを中心にさまざまな事業を展開する大手企業では、紙媒体によるワークフローを採用していたものの、アナログであるが故に最終的な決裁までに多くの時間がかかっていました。承認待ちの文書が多く、進捗状況もわかりづらかったと言います。
そこでワークフローシステム「Create!Webフロー」の導入を決断し、スマートフォンからもすぐに申請文書・社内文書を確認できる環境に。これにより、回覧・承認スピードは格段に向上し、進捗状況も一目で把握できるようになりました。
出典:インフォテック株式会社『Create!Webフロー 導入事例』
決裁の速さが1週間から1日に短縮した事例
関東を中心にアパレルや小物の販売を約30店舗展開する企業は、ワークフローにおいて紙の書類による手続きや手書きの署名が必要なことが多く、最終的な決裁に至るまでに1週間ほどかかってしまうこともあったと言います。
そのような状況を解決するために、ワークフローのスピードを改善しようとワークフローシステム「ジョブカンワークフロー」を導入。システム導入後は、決裁までの時間をこれまでよりも大幅に短縮でき、よりコア業務に集中できるようになったとのことです。
出典:株式会社DONUTS『ジョブカンワークフロー 導入事例』
業務効率化とペーパーレス化を実現した事例
自動券売機や貨幣処理ユニットなどさまざまな製品を提供し、顧客ニーズに合ったソリューションを提供する企業の導入事例です。この大手企業は、申請・承認作業に関してアナログで行っていたものの、コンプライアンス強化を背景に必要とされる手続きが増加するという課題を抱えていました。処理を担当していた総務担当者の工数や負担が増えるばかりでした。
また、アナログであるが故に管理に手間がかかるだけでなく、印刷コストもかさんでいくという状況に。そこでワークフローシステム「X-point Cloud」を導入。ワークフローシステム導入後は、事務処理の工数と負担が大きく削減できたとのことです。
出典:株式会社エイトレッド『X-point Cloud 導入事例』
まとめ:会社の回覧文書はワークフローシステムで効率的に回そう
会社の回覧文書をスムーズかつ正確に回すためには、紙の文書でのやりとりではなく、ワークフローシステムの活用がおすすめです。承認フローの効率化、ペーパーレス化、進捗状況の見える化、いつでもどこでも閲覧可能などさまざまな導入メリットがあるため、社内回覧でお悩みの企業はシステムの活用を検討してみましょう。
しかし、ワークフローシステムは多数あり、どれを導入すべきか迷ってしまうでしょう。PRONIアイミツ(当サイト)では、ITツール受発注支援のプロとして、ワークフローシステム選びについての相談を受け付けています。いくつかの質問に答えるだけで希望要件に合ったツールが分かる診断(無料)もありますので、ぜひ一度お試しください。
よくある質問
社内回覧の電子化について、よくある質問に回答します。
社内回覧の電子化を無料で行う方法は?
社内回覧の電子化を無料で行う方法は、ワークフローシステムの無料プランを活用することです。無料プランを提供するワークフローシステムは複数あるため、下記の記事もぜひ参考にしてください。
エクセルで社内回覧を電子化するメリット・デメリットは?
エクセルで社内回覧を電子化するメリットは、紙ベースの社内回覧と比較して管理コストがかからないことです。一方、デメリットはファイルのバージョン管理が煩雑になりやすいことです。
探すのに時間がかかる
相場がわからない
複数を比較しづらい
プロが代わりに探して紹介します!